JPH0342069B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0342069B2 JPH0342069B2 JP58152905A JP15290583A JPH0342069B2 JP H0342069 B2 JPH0342069 B2 JP H0342069B2 JP 58152905 A JP58152905 A JP 58152905A JP 15290583 A JP15290583 A JP 15290583A JP H0342069 B2 JPH0342069 B2 JP H0342069B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid nitrogen
- nitrogen gas
- temperature
- contents
- retort
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、液体窒素ガスを注入した金属缶詰の
製造方法に関し、更に詳しくは、液体窒素ガス注
入量のバラツキが少く、加えて内容物のフレバー
を高度に維持できる金属缶詰の製造に関する。 [従来技術とその課題] 最近、金属缶の材料コストを低減させるため
に、板厚の薄い金属缶に液体窒素ガスを封入して
缶内圧を大気圧より高くして、缶胴壁や缶蓋に生
じる凹みなどの変形を防止する方法が提案されて
いる。 液化ガスを注入するにあたつては、注入量を一
定にして缶内の圧力を一定の範囲内にすることが
重要であるが、液化ガスの注入量を精密に行つて
も、缶内に充填されている内容物の温度が高けれ
ば、液化ガスの気化量が大きいのに加え、缶体の
搬送、巻締の際の揺動が液化ガスの気化する量に
影響を与え、缶詰内の圧力のバラツキは大きくな
る。 このようなバラツキは、レトルト殺菌処理を要
しない果汁飲料などのホツトパツク缶詰に対して
は実用上に何らの問題は生じないが、コーヒー飲
料など充填巻締後更にレトルト殺菌を要するもの
については、レトルト殺菌操作中に缶詰内の圧力
が増大するため、従来技術のようにバラツキが大
きいと、缶内圧による変形を防ぐための加圧殺
菌、加圧冷却の条件設定が困難であり、缶体の変
形を防止することはできないという課題が残され
ている。 本発明の目的は、上述のような問題を解決し安
定したレトルト殺菌を可能としてレトルト時の変
形を防止するとともに、内容物のフレバーを高度
に維持することにある。 [課題を解決するための手段] 従来技術の課題を解決する本考案の構成は、板
厚の薄い金属缶胴に、レトルト殺菌加工を要する
高温の内容物を充填密封したのち、レトルトにて
殺菌する缶詰の製造方法において、上記高温の内
容物を直ちに35℃以下に冷却したのち金属缶胴に
充填するとともに、適当量の液体窒素ガスを添加
し密封することを特徴とするものである。 [実施例] スチールDI缶(250gr缶)を例にとれば、缶胴
壁の厚さは約0.1mm程度であつて、果汁飲料の95
℃ホツトパツクの場合、適当量の液体窒素ガスの
注入により缶内圧を室温で0.5〜2.0Kg/cm2の範囲
にすれば缶壁の凹みや、膨張などの問題はない。 ところが同じスチールDI缶(250gr缶)に95℃
のコーヒー飲料を充填した場合には、更に125℃、
20分間程度のレトルト殺菌を行うため、果汁飲料
と同様、液体窒素ガスの注入による缶内圧を室内
で0.5〜2.0Kg/cm2にすると、レトルト内部で殺菌
プロセス中の缶内圧が、高いもので約10Kg/cm2に
も達し、缶蓋、缶胴部に永久変形が生ずる。 このような缶蓋や缶胴部の永久変形を防ぐため
には、室温での缶内圧力を0.5〜1.2Kg/cm2の範囲
に保てばよいことが実験の結果わかつた。 また、コーヒー飲料などは、特にそのフレバー
は重要であり、高温の状態にある時間を短かくし
た方が望ましく、飲料を調整した後直ちに冷却し
た方がそのフレバーをよく保つことも実験の結果
わかつた。 以上のことを背景として本発明を、実施例と比
較例とによつて具体的に説明する。 缶胴壁の厚さ0.1mmのスチールDI缶(250gr缶)
の内面に、エポキシフエノール系塗料をスプレー
コートしたものを試験缶体とした。 この試験缶体に対し、 (1) ミルクコーヒーを調合し、これを95℃から直
ちに35℃まで冷却してから缶胴に充填するとと
もに液体窒素ガスを約0.1c.c.注入し、約2秒後、
厚さ0.32mmのアルミニウムイージーオープン缶
蓋を巻締めした。(本発明実施例) (2) ミルクコーヒーを調合し、これを95℃から40
℃まで冷却してから缶胴に充填するとともに液
体窒素ガスを約0.14c.c.注入し、約2秒後、(1)と
同様の缶蓋を巻締めした。(比較例1) (3) ミルクコーヒーを調合し、これを95℃の温度
で直ちに缶胴に充填するとともに液体窒素ガス
を約0.3c.c.注入し、約2秒後、(1)と同様の缶蓋
を巻締めした。(比較例2) (1),(2),(3)それぞれについて、液体窒素ガスの
注入量が異つているのは、内容物の温度が高い程
液体窒素ガスが気化しやすいので、注入量を多く
する必要があるためであつて、特に(3)の場合、最
低圧0.5Kg/cm2を下まわらないように0.3c.c.注入し
た。上記(1),(2),(3)の試験缶体各120缶に対し、
125℃、30分間のレトルト殺菌を施し、変形の有
無、缶内圧、フレバーについて比較を行つた結果
を表1に示す。フレバーの評価法は、15人のパネ
ラーにて(1),(2),(3)の各試験缶をテストさせ、良
い順番に1.2.3.の評点をつけさせて嗜好順位を出
す方法を用いた。
製造方法に関し、更に詳しくは、液体窒素ガス注
入量のバラツキが少く、加えて内容物のフレバー
を高度に維持できる金属缶詰の製造に関する。 [従来技術とその課題] 最近、金属缶の材料コストを低減させるため
に、板厚の薄い金属缶に液体窒素ガスを封入して
缶内圧を大気圧より高くして、缶胴壁や缶蓋に生
じる凹みなどの変形を防止する方法が提案されて
いる。 液化ガスを注入するにあたつては、注入量を一
定にして缶内の圧力を一定の範囲内にすることが
重要であるが、液化ガスの注入量を精密に行つて
も、缶内に充填されている内容物の温度が高けれ
ば、液化ガスの気化量が大きいのに加え、缶体の
搬送、巻締の際の揺動が液化ガスの気化する量に
影響を与え、缶詰内の圧力のバラツキは大きくな
る。 このようなバラツキは、レトルト殺菌処理を要
しない果汁飲料などのホツトパツク缶詰に対して
は実用上に何らの問題は生じないが、コーヒー飲
料など充填巻締後更にレトルト殺菌を要するもの
については、レトルト殺菌操作中に缶詰内の圧力
が増大するため、従来技術のようにバラツキが大
きいと、缶内圧による変形を防ぐための加圧殺
菌、加圧冷却の条件設定が困難であり、缶体の変
形を防止することはできないという課題が残され
ている。 本発明の目的は、上述のような問題を解決し安
定したレトルト殺菌を可能としてレトルト時の変
形を防止するとともに、内容物のフレバーを高度
に維持することにある。 [課題を解決するための手段] 従来技術の課題を解決する本考案の構成は、板
厚の薄い金属缶胴に、レトルト殺菌加工を要する
高温の内容物を充填密封したのち、レトルトにて
殺菌する缶詰の製造方法において、上記高温の内
容物を直ちに35℃以下に冷却したのち金属缶胴に
充填するとともに、適当量の液体窒素ガスを添加
し密封することを特徴とするものである。 [実施例] スチールDI缶(250gr缶)を例にとれば、缶胴
壁の厚さは約0.1mm程度であつて、果汁飲料の95
℃ホツトパツクの場合、適当量の液体窒素ガスの
注入により缶内圧を室温で0.5〜2.0Kg/cm2の範囲
にすれば缶壁の凹みや、膨張などの問題はない。 ところが同じスチールDI缶(250gr缶)に95℃
のコーヒー飲料を充填した場合には、更に125℃、
20分間程度のレトルト殺菌を行うため、果汁飲料
と同様、液体窒素ガスの注入による缶内圧を室内
で0.5〜2.0Kg/cm2にすると、レトルト内部で殺菌
プロセス中の缶内圧が、高いもので約10Kg/cm2に
も達し、缶蓋、缶胴部に永久変形が生ずる。 このような缶蓋や缶胴部の永久変形を防ぐため
には、室温での缶内圧力を0.5〜1.2Kg/cm2の範囲
に保てばよいことが実験の結果わかつた。 また、コーヒー飲料などは、特にそのフレバー
は重要であり、高温の状態にある時間を短かくし
た方が望ましく、飲料を調整した後直ちに冷却し
た方がそのフレバーをよく保つことも実験の結果
わかつた。 以上のことを背景として本発明を、実施例と比
較例とによつて具体的に説明する。 缶胴壁の厚さ0.1mmのスチールDI缶(250gr缶)
の内面に、エポキシフエノール系塗料をスプレー
コートしたものを試験缶体とした。 この試験缶体に対し、 (1) ミルクコーヒーを調合し、これを95℃から直
ちに35℃まで冷却してから缶胴に充填するとと
もに液体窒素ガスを約0.1c.c.注入し、約2秒後、
厚さ0.32mmのアルミニウムイージーオープン缶
蓋を巻締めした。(本発明実施例) (2) ミルクコーヒーを調合し、これを95℃から40
℃まで冷却してから缶胴に充填するとともに液
体窒素ガスを約0.14c.c.注入し、約2秒後、(1)と
同様の缶蓋を巻締めした。(比較例1) (3) ミルクコーヒーを調合し、これを95℃の温度
で直ちに缶胴に充填するとともに液体窒素ガス
を約0.3c.c.注入し、約2秒後、(1)と同様の缶蓋
を巻締めした。(比較例2) (1),(2),(3)それぞれについて、液体窒素ガスの
注入量が異つているのは、内容物の温度が高い程
液体窒素ガスが気化しやすいので、注入量を多く
する必要があるためであつて、特に(3)の場合、最
低圧0.5Kg/cm2を下まわらないように0.3c.c.注入し
た。上記(1),(2),(3)の試験缶体各120缶に対し、
125℃、30分間のレトルト殺菌を施し、変形の有
無、缶内圧、フレバーについて比較を行つた結果
を表1に示す。フレバーの評価法は、15人のパネ
ラーにて(1),(2),(3)の各試験缶をテストさせ、良
い順番に1.2.3.の評点をつけさせて嗜好順位を出
す方法を用いた。
【表】
表1から明らかなように本発明によれば、缶胴
壁の厚さが0.1mmのスチールDI缶であつても、120
℃で30分間のレトルト殺菌を施しても缶胴、缶蓋
に変形が生ずることはなく、また、室温での内圧
のバラツキも少ないうえ、フレバーも良好に保持
することができた。
壁の厚さが0.1mmのスチールDI缶であつても、120
℃で30分間のレトルト殺菌を施しても缶胴、缶蓋
に変形が生ずることはなく、また、室温での内圧
のバラツキも少ないうえ、フレバーも良好に保持
することができた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 板厚の薄い金属缶胴に、レトルト殺菌加工を
要する高温の内容物を充填密封したのち、レトル
トにて殺菌する缶詰の製造方法において、 上記高温の内容物を直ちに35℃以下に冷却した
のち金属缶胴に充填するとともに、適当量の液体
窒素ガスを添加し密封することを特徴とする缶詰
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15290583A JPS6043370A (ja) | 1983-08-22 | 1983-08-22 | 缶詰の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15290583A JPS6043370A (ja) | 1983-08-22 | 1983-08-22 | 缶詰の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6043370A JPS6043370A (ja) | 1985-03-07 |
| JPH0342069B2 true JPH0342069B2 (ja) | 1991-06-26 |
Family
ID=15550695
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15290583A Granted JPS6043370A (ja) | 1983-08-22 | 1983-08-22 | 缶詰の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6043370A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011013456A1 (ja) * | 2009-07-28 | 2011-02-03 | 東洋製罐株式会社 | 缶詰の製造方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5804237A (en) * | 1995-10-16 | 1998-09-08 | George B. Diamond | Method of and package for sterilized edible material |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56161915A (en) * | 1980-05-16 | 1981-12-12 | Suntory Ltd | Manufacture of canned product into which nitrogen is enclosed |
-
1983
- 1983-08-22 JP JP15290583A patent/JPS6043370A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011013456A1 (ja) * | 2009-07-28 | 2011-02-03 | 東洋製罐株式会社 | 缶詰の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6043370A (ja) | 1985-03-07 |
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