JPH0341931B2 - - Google Patents

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JPH0341931B2
JPH0341931B2 JP19359682A JP19359682A JPH0341931B2 JP H0341931 B2 JPH0341931 B2 JP H0341931B2 JP 19359682 A JP19359682 A JP 19359682A JP 19359682 A JP19359682 A JP 19359682A JP H0341931 B2 JPH0341931 B2 JP H0341931B2
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electron current
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J1/00Details of electrodes, of magnetic control means, of screens, or of the mounting or spacing thereof, common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
    • H01J1/02Main electrodes
    • H01J1/30Cold cathodes, e.g. field-emissive cathode
    • H01J1/308Semiconductor cathodes, e.g. cathodes with PN junction layers

Landscapes

  • Cold Cathode And The Manufacture (AREA)
  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Electron Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔従来技術および産業上の利用分野〕 本発明は、n型の第1領域と第2領域とを有す
る半導体本体を具える電子流放出半導体装置であ
つて、前記の第1および第2領域はこれら第1お
よび第2領域間に位置するp−n接合を有する障
壁によつて互いに分離されており、前記の半導体
装置が更に前記の第1および第2領域に対する電
極部を具えており、これら電極部により前記の第
1領域を前記の第2領域に対して正にバイアスす
る電位差を前記の障壁にまたがつて印加し、これ
により前記の第2領域から前記の障壁を横切つて
前記の第1領域内に注入され、前記の半導体本体
の表面から放出される熱い電子の供給を達成する
ようにした電子流放出半導体装置に関するもので
ある。また本発明はこのような半導体装置を有す
る装置にも関するものである。
このような半導体装置は、陰極線管、撮像装
置、表示装置或いは電子リソグラフイに対する電
子源として用いられている。
上述した半導体装置は英国特許第830086号明細
書に記載されている。
この英国特許第830086号明細書に記載されてい
る主な形態のものでは、第2領域がp型導電性で
あり、障壁が、p型第2領域とn型第1領域との
間に形成された1つのp−n接合によつて与えら
れている。この1つのp−n接合は、第1および
第2領域に対する電極部間に充分大きな電位差を
与えることにより逆バイアスされてなだれ降服す
る。この英国特許明細書に記載されている場合の
すべてにおいて、熱い電子(ホツトエレクトロ
ン)を放出する半導体本体の表面はn型第1領域
の表面である。この半導体本体の表面に隣接する
表面領域であるこのn型第1領域は電子の仕事関
数を減少させる材料で被覆されている。この被覆
にもかかわらず、n型表面領域の電子との実効親
和力は可成り大きく、実際に、なだれ降服におい
て電子の運動エネルギーは高くなるにもかかわら
ず、熱い電子のうち極めてわずかの割合の電子
(通常1%よりも著しく少ない電子)しか自由空
間に放出しえないということを確かめた。n型第
1領域内に注入される熱い電子の大部分は、半導
体本体の表面と一致する半導体本体の境界で量子
力学的な反射を受ける。
〔発明の目的〕
本発明の目的は電子放出効率を高めた電子流放
出半導体装置を提供せんとするにある。
本発明は、熱い電子が半導体本体の表面から反
射されてn型第1領域内に戻される可能性を、こ
の半導体本体の表面に隣接するこの半導体本体内
に、熱い電子を半導体本体の前記の表面の方向に
加速する強力な電界を形成することにより減少せ
しめることができ、極めて肉薄な表面領域内にp
型のドーピング濃度を与えることにより、熱い電
子をn型第1領域内に注入する機構に妨害を及ぼ
すこと無く、且つ半導体本体の表面へのこれら熱
い電子の通路中でのこれら電子の散乱が著しく増
大すること無く、半導体本体の表面からの熱い電
子の放出を援助する前記の電界を半導体装置内に
導入せしめうるという事実を確かめ、かかる認識
を基に成したものである。
〔発明の構成〕
本発明は、n型の第1領域と第2領域とを有す
る半導体本体を具える電子流放出半導体装置であ
つて、前記の第1および第2領域はこれら第1お
よび第2領域間に位置するp−n接合を有する障
壁によつて互いに分離されており、前記の半導体
装置が更に前記の第1および第2領域に対する電
極部を具えており、これら電極部により前記の第
1領域を前記の第2領域に対して正にバイアスす
る電位差を前記の障壁にまたがつて印加し、これ
により前記の第2領域から前記の障壁を横切つて
前記の第1領域内に注入され、前記の半導体本体
の表面から放出される熱い電子の供給を達成する
ようにした電子流放出半導体装置において、前記
の半導体本体が、前記のn型第1領域と熱い電子
を放出する半導体本体の前記の表面との間でこの
半導体本体の前記の表面から離間した位置に電位
のピークを形成するp型表面領域を半導体本体の
前記の表面に隣接して具えていることを特徴とす
る。
〔発明の効果〕
本発明による半導体装置においては、n型第1
領域内に注入される熱い電子が、著しい量子力学
的反射を生じることなくp型表面領域の電位ピー
クに打ち勝ちうる。その理由は、この電位ピーク
は半導体本体の表面に相当する半導体本体の境界
から離間されて半導体本体内に位置する為であ
る。熱い電子は上記の電位ピークを横切つた後に
半導体本体の表面へ向う方向のドリフト電界によ
る加速影響を受ける。従つて、熱い電子がn型第
1領域を通過する際にこの第1領域内での散乱の
結果としてこれら熱い電子の運動量の広がりが大
きくなるおそれがあるが、この加速用のドリフト
電界により半導体本体の表面に対し垂直な方向の
運動量およびエネルギーの平均成分を高める。こ
れにより、半導体本体の表面に相当するこの半導
体本体の境界における量子力学的反射の可能性を
減少せしめ、熱い電子の放出を援助する。従つ
て、本発明によれば、熱い電子をn型第1領域内
に注入する第1および第2領域機構に妨害を及ぼ
すこと無く、半導体本体の表面からの熱い電子の
放出の効率を改善することができる。種々の領域
の厚さおよびドーピング濃度を最適化することに
より、また半導体本体の表面をセシウムのような
材料で活性化して電子の仕事関数を減少せしめる
ことにより、このような表面領域にドリフト電界
を有する電子源の電子放出効率は、n型第1領域
内に注入される熱い電子のうち1%よりも多くが
半導体本体の表面から放出されうる程度に高める
ことができる。
〔他の従来技術〕
p型導電性の表面隣接領域によつてn型半導体
本体内に形成されたp−n接合であつて、p型領
域およびn型半導体本体部分に対する電極部間に
電位差を与えることにより順方向バイアスの下で
作動させられるp−n接合を有する電子源は既知
である。このような既知の電子源は例えば英国特
許第1147883号(特公昭49−9255号)明細書に記
載されている。電子はn型半導体本体部分から、
順方向バイアスされたp−n接合を経てp型領域
内に注入され、このp型領域はp型材料中での電
子の拡散再結合長よりも薄肉であり、電子の仕事
関数を減少させる材料で被覆されている。これら
の電子はp型領域を経て拡散し、これら電子の一
部が上記の材料で被覆されたp型領域における半
導体本体の表面から放出される。
このような順方向バイアスp−n接合電子源
は、被覆材料および半導体材料の組合せを適当に
選択することによりp型領域の電子親和力を有効
に抑圧しうる為、電子親和力が負の陰極、すなわ
ち“ネガテイブ・エレクトロン・アフイニテイ・
カソード(negative electron affinity
cathode)”として知られている。しかし、実際
には、電子親和力の減少度を大きくする為に、半
導体材料の禁止帯の幅を珪素の禁止帯の幅よりも
広くする必要がある。従つて、これらの電子源に
対して、砒化ガリウム、燐化ガリウム、その他の
禁止帯幅の広い材料が用いられている。この場
合、注入された電子の運動エネルギーはほんのわ
ずかであり、放出電流はp型領域内で生じるキヤ
リアの再結合により制限される。この再結合効果
を減少させる為にp型領域の厚さを最小にするの
は、p型領域中に良好な電流路を形成したりバイ
アスの目的の為の別個の電極部を設けたりする必
要性の為に複雑となる。p型領域中での再結合効
果を最小にしたり、順方向バイアスされたp−n
接合における注入効率を高く維持する為には、p
型領域に対するドーピング濃度を極めて高くする
ことは望ましいことではない。しかし、注入され
た電子はp型領域において少数キヤリアを構成す
る為、これら電子源のスイツチング速度は少数キ
ヤリア蓄積効果の為に遅い。更に、電子の仕事関
数を減少させる材料の被膜は電子源の作動中徐々
に失なわれ、従つて電子源の寿命が制限される。
〔発明の効果〕
上述した電子親和力が負の電子源に比べて、本
発明によれば、第1および第2領域間の障壁を逆
バイアスすることにより大きな運動エネルギーを
有し半導体本体の表面の方向に向う熱い電子を発
生する電子源を提供するものであり、この本発明
による電子源によれば、表面障壁が存在してもま
た珪素を半導体材料として用いた場合でも優れた
電子放出効率を得ることができる。エネルギーが
失なわれるまでの熱い電子の特性長は半導体材料
中でのこれら電子の平均自由工程よりも著しく長
く、従つてこれら熱い電子はn型第1領域および
平均自由工程程度の厚さを有する表面領域を特に
損失無く通過しうる。表面領域にp型ドーピング
濃度を与えることにより前述したように半導体本
体の表面からの電子の放出を援助する有利な電界
分布が得られ、また本発明による電子源のこの表
面領域は別個の電極部を必要とせず、少くとも電
子源の作動中にこの表面領域の厚さ全体に亘つて
空乏化される程度にこの表面領域を薄肉にするこ
とができる。従つて、本発明による電子源の少数
キヤリア蓄積効果を無視することができ、スイツ
チング速度が速くなる。
本発明による電子源においては、表面領域の厚
さを電子の平均自由工程程度とし、熱い電子を半
導体本体の表面の方向に加速する際の表面電界の
影響を最小にするようにするのが好ましい。例え
ば表面領域の厚さを多くとも10nmとすることが
できる。このような薄肉の表面領域は零バイアス
の際でも、前記のn型第1領域とで形成される空
乏層によつてこの表面領域の厚さ全体に亘つて空
乏化されうる。このようにすることにより極めて
大きなドリフト電界が得られ、しかもこの電子源
のスイツチング速度を極めて速くしうる。
n型第1領域に、例えばn型ドーパントイオン
の注入により前記の半導体本体の表面から離間し
たドーピング濃度のピークを与えると、製造処理
或いは熱い電子を発生する第1および第2領域の
構成を著しく複雑にすること無く、半導体本体の
表面とn型第1領域のドーピング濃度のピーク部
との間にp型のドーピング濃度部を与えることが
できる。更に、表面領域は個別の電極部を必要と
しない為、このp型表面領域の導入により電極部
の構造を複雑にする必要がない。このことは、電
子源のアレイを同じ半導体本体内に形成する場合
に特に有利なことである。従つて、表面領域と第
1および第2領域とより成る構造体には2つのみ
の電極部を設けるだけで足り、一方の電極部を第
1領域に対するものとし、他方の電極部を第2領
域に対するものとすればよい。更に、n型第1領
域に対する電極部は表面領域の一部分に接触させ
ることもできる。このように電極部を表面領域の
一部分に接触させるのは、n型第1領域に対する
電極部を、p型ドーピング濃度を与える際のマス
クとして用いる際に行なうことができる。このよ
うにするのは、前記の構造体の製造を簡単にする
のに有利なことである。
熱い電子はなだれ降服或いは電界放出によつて
発生しうる。従つて、前記の第2領域をp型導電
性とし、第1および第2領域間の障壁を、p型第
2領域がn型第1領域とで形成するp−n接合に
よつて与えることができる。
本発明によれば、ドリフト電界を形成するp型
ドーピング濃度部を、例えば本発明の優先権の基
礎となる英国特許出願と同日出願の英国特許出願
第8133501号明細書に記載されているようになだ
れ降服に必要とする臨界レベルよりも低い作動電
圧で熱い電子を発生する電子源内にも設けること
ができる。この場合、前記の第2領域をn型導電
性とし、この第2領域を、n型の第1および第2
領域とでp−n接合を形成するp型ドーピング濃
度を有する障壁領域によつてn型第1領域から分
離させることができる。
本発明による半導体装置を有し、真空に維持し
うる真空容器を具える装置の場合、半導体装置を
前記の容器内に装着し、この半導体装置が、真空
容器を具える前記の装置の作動中前記の真空中に
電子を放出しうるようにする。真空容器を具える
このような装置は、例えば陰極線管、撮像装置、
表示装置或いは超小型ソリツドスラート装置とす
ることができる。従つて、真空容器を具える装置
の種類に依存して、半導体本体が単一の電子源或
いは電子源のアレイを有するようにすることがで
きる。
〔図面における実施例〕
図面は線図的なもので、各部の寸法は実際のも
のに比例するものではない。また一実施例で用い
た参照符号は一般に他の実施例における対応部分
或いは類似部分を参照するのにも用いた。
第1図に示す半導体装置は単結晶珪素半導体本
体10を有しており、この半導体本体はn型第1
領域3を有し、この第1領域3は障壁領域1によ
り半導体本体10の第2領域2から分離されてお
り、p型領域1と第1および第2領域3および2
との間に2つのp−n接合が位置する。従つて、
本例ではn型領域2および3とでそれぞれ2つの
p−n接合を形成するあるp型ドーピング濃度を
有する領域1により障壁領域が形成される。この
電子源は領域2および3のそれぞれに対する電極
層(電極部)12および13を有する。領域2お
よび3に対しオーム抵抗接点を形成する金属層を
有するようにすることのできるこれらの電極層1
2および13は、障壁領域1にまたがつて電位差
Vを印加し、領域3を領域2に対して正にバイア
スする作用をし、これにより、領域2から障壁領
域1を横切つて領域3内に注入され半導体本体1
0の表面4から放出される熱い電子(ホツトエレ
クトンロン)の供給を達成させる。
第1図の半導体装置においては、障壁領域1を
構成するp型領域がn型領域2および3の双方と
でp−n接合を形成し、このp型領域の厚さおよ
びドーピング濃度は、少くとも電位差Vを印加し
た際に空乏層が領域1内で互いに接触合体するこ
とにより正孔が空乏化され、半導体本体の表面4
および自由空間20間に存在する電位障壁に打ち
勝つのに充分なエネルギーで熱い電子24が供給
されうるような厚さおよびドーピング濃度とす
る。このような空乏化障壁領域1を有する電子源
は本件の優先権主張に係る英国特許出願と同日出
願である英国特許出願第8133501号明細書に記載
されている。
本発明によれば、第1図の電子源の半導体本体
10が更に、熱い電子24が放出されるこの半導
体本体の表面4に隣接しp型ドーピング濃度を有
する表面領域5を有し、この表面領域5がn型第
1領域3と半導体本体の表面4との間に電位のピ
ークを形成する作用をし、この電位のピークが第
2図に示すように半導体本体においてこの半導体
本体の表面4から離間されており、電子24を半
導体本体の前記の表面4の方向に加速するドリフ
ト電界15を形成するようにする。このようにす
ることにより、半導体本体の表面4の区域におい
て熱い電子24を自由空間20内に放出するのを
援助するのに有利な電界形状が得られる。
第1図の半導体装置においては、環状構造とし
た電極層13中の孔に表面領域5が存在する。領
域3に接続されたこの電極層13は例えば領域3
および5間のp−n接合の全周縁に亘つて表面領
域5に接触させることもできる。領域5における
半導体本体の表面4には仕事関数を減少させる為
の材料、例えばセシウムより成る極めて薄肉な被
膜14を被覆する。半導体本体の表面4が何も被
覆されていない清浄な珪素表面である場合には、
表面障壁は4〜5eVの範囲にあるが、被膜14を
既知のようにして設けることによりこの表面障壁
は約2eVに減少する。
第1図は特にコンパクトで低容量構造の電子源
を示す。孔を有する絶縁層11はその厚さの少く
とも一部分に亘つて半導体本体10内に埋込み、
この埋込み絶縁層11によつて横方向が画成され
た半導体本体10の少くとも一部分9を形成す
る。領域1および3はこの部分9内に形成されて
おり、これらの領域の縁部を囲んで絶縁層11に
よつて画成されている。電極層13は表面領域5
に接触しうるも障壁領域1に接触することなく部
分9の上側面に信頼的に設けることができる。こ
の電極層13は絶縁層11上に且つこの絶縁層を
横切つて延在させ、外部接続体(例えばワイヤの
形態の接続体)を接着せしめうる延長接点領域を
構成するようにすることができる。メサ部分9の
上側面は電子24を放出する半導体本体の表面4
を構成する。
第1図の半導体装置においては、高固有抵抗の
n型エピタキシル層(n-型)を低固有抵抗のn
型基板2a上に成長させることにより領域2を形
成しうる。この基板2aはこの基板2aの背面全
体に亘つて延在せしめうる金属層12に対し低抵
抗接続される。このような基板構成は半導体本体
10内に1個のみの電子源を有する装置の場合に
特に適している。しかし、このような基板構成を
共通半導体本体10内に複数個の電子源を有する
装置に対しても用いることができ、この場合各別
の領域1および3を有する各別の電子源に対し領
域2および電極層12を共通にするも電極層13
は各別に設ける。
次に第1図に示す特定例の電子源の製造方法に
つき説明する。燐がドーピングされ、固有抵抗が
例えば5Ω−cm(約1015燐原子/cm3)であり、厚
さが例えば5μmである珪素層を、燐がドーピング
され、固有抵抗が例えば0.05Ω−cmであり、厚さ
が例えば240μmである珪素基板2a上に既知のよ
うにしてエピタキシアル成長させる。絶縁層11
は、既知の熱酸化技術を用いて例えば珪素表面よ
りも0.1μm以上深くなる充分な深さとなるまでエ
ピタキシアル層の主表面内に局部的に形成しう
る。選択したこの特定の深さは、特定の厚さの領
域1,3および5を信頼的に設けうるようにする
必要のある部分9の高さによつて決まる。この場
合、領域1,3および5をイオン注入により部分
9内に形成しうる。領域1を形成するのに、硼素
イオンを例えば2×1014cm-2のドーズ量および例
えば4.5keVのエネルギーで用いる。またn型領
域3を形成するのに砒素イオンを例えば5×1014
cm-2のドーズ量および10keVのエネルギーでイオ
ン注入することができる。p型表面領域5を形成
するには、硼素イオンを例えば7.5×1013cm-2のド
ーズ量および例えば0.8keVのエネルギーで局部
的にイオン注入する。この第2の硼素イオン注入
は、まず最初に電極層13を設け、この電極層を
イオン注入マスクとして作用させることにより局
部的に行なうことができる。この目的の為に電極
層13を例えばn型多結晶珪素を以つて構成する
ことができる。例えば真空中700℃の温度でイオ
ン注入部をアニーリング処理した後、アルミニウ
ムとすることのできる金属層12を設けて基板2
aに対する電極層を形成し、半導体本体の表面4
には被膜14を既知のようにして設ける。
得られる半導体装置の特性は領域1,3および
5の各々に対して最終的に得られる実効的なドー
ピング濃度および厚さに依存し、これらドーピン
グ濃度および厚さはイオン注入工程およびアニー
リング条件に依存する。上述したようにして製造
した電子源においては、領域3の深さは25nmと
なり、その実効的なドーピング濃度は5×1020cm
-3となり、この濃度のピークは半導体本体の表面
4から約12nmの位置に生じるということを確か
めた。領域3の深さをこのように浅くすることに
より、領域3における電子24のエネルギー損失
が僅かとなり、従つて半導体本体の表面4から電
子が放出される可能性が高まる。半導体本体の表
面4から放出されない電子は電極層13を経て取
出される。n型領域3のドーピング濃度をその厚
さが薄いにもかかわらず上述したように高くする
ことにより、この領域3の電気抵抗が、放出され
る電子流(電子線束)を急速に調整(変調)しう
る程度に充分低くなる。また障壁領域1の厚さは
約50nmであり、そのドーピング濃度は約2×
1018cm-3であり、これにより領域2から領域3へ
の電子流に対する電位障壁は約4ボルトになると
いうことを確かめた。この障壁領域1は、n型領
域2および3を零バイアスした際に形成される空
乏層によつてはその厚さの一部分に亘つて空乏化
されない。これらの空乏層を障壁領域1の全厚さ
に亘つて広げる為には、少くとも所定の最小値の
電位差Vを印加する必要がある。また表面領域5
の厚さは約7.5nmであり、その実効的なドーピン
グ濃度は5×1019cm-3であり、これにより珪素よ
り成る半導体本体の表面4から約5nmだけ離間し
た位置に0.7eVの電位ピークが得られ、平均ドリ
フト電界15は2×1016ボルト・cm-1であるとい
うことを確かめた。この表面領域5はたとえ零バ
イアス時でもほぼ完全に空乏化される。このよう
な電子源は約4ボルトの電圧Vで作動しうる。
第2図は、電極層12および13間にバイアス
電位Vを印加し、電子源を真空容器中の陰極とし
てバイアスした際に自由空間中に電子を放出する
この電子源の電子エネルギーおよび電位を示す線
図である。図示の障壁領域1はn型領域2および
3とで形成されたp−n接合と関連する空乏層に
よつて空乏化されている。半導体本体の表面4上
の薄肉被膜14は電子の仕事関数を減少させる表
面双極子層として示してある。表面領域5のp型
ドーピング濃度により、第2図に示すように半導
体本体の表面4に隣接する有利な電界形状が得ら
れる。すなわち、表面領域5により半導体本体の
表面4から離間した電位ピークを形成し、熱い電
子が多くの反射無く上記の電位ピークを横切りう
るようになる。その理由は、このピークが半導体
本体の境界面と一致することなく半導体本体内に
ある為である。熱い電子24が上記のピークを横
切ると、これらの電子は半導体本体の表面4に向
う方向のドリフト電界15内に入り、従つてこの
ドリフト電界が、半導体本体の上記の境界面を横
切つて真空自由空間内に電子が放出されるのを援
助する。
本発明による上述した表面領域5は多くの異な
る構造の熱い電子の電子源に設けたり、異なる電
子注入機構を用いた種々の型の熱い電子の電子源
に設けたりすることもできる。従つて、このよう
な表面領域5は第1および2図に示す型の半導体
装置とは異なる型の半導体装置、すなわち絶縁層
11を領域1,3および5の深さに亘つて半導体
本体10内に埋設せずに、領域2および1間のp
−n接合領域1および3間のp−n接合とを、電
子源の作動中でも完全に空乏化されないp型の深
い環状の境界領域によつて半導体本体10の上側
面までもたらした半導体装置にも設けることがで
きる。この場合には、上記のp型の境界領域内に
存在する深いn型の環状境界領域を経てn型領域
3に接点を形成することができる。この変形例の
場合も、n型領域2からp型障壁領域1を横切つ
て領域3および5内に電子を注入する前述した例
と同じ電子注入機構を用いている。
第3図は本発明の他の例として異なるp型の熱
い電子の電子源を示す。この場合には、空乏化さ
れた表面領域5を形成するp型ドーピング濃度
を、1つのp−n接合21より成る障壁によつて
p型第2領域2から分離されたn型第1領域3内
に与える。基板2aは多量にドーピングしたp型
珪素とし、この基板上にp型珪素のエピタキシア
ル層2を成長させ、このエピタキシアル層2内に
例えばイオン注入によりn型領域3および表面領
域5を形成する。領域3および5を設ける前に、
深いn型領域23を例えばドーパント(不純物)
の拡散によりエピタキシアル層2内に設ける。こ
のn型領域23はp−n接合21(領域2および
3間のp−n接合)を半導体本体10の上側面ま
でもたらす環状の境界領域であり、電極層13に
対する接点領域を構成する。n型領域3によつて
形成されるp−n接合21の中央部分の降服電圧
はn型領域23によつて形成される前記のp−n
接合の周辺部分よりも低い。
領域3および2のドーピング濃度は、逆バイア
スしたp−n接合21の降服がなだれイオン化に
よつて生じるように既知のようにして選択するこ
とができる。電極層12および13間に適当な大
きさの電位Vを印加して領域3を領域2に対して
正にバイアスすることにより、p−n接合21の
中央部分が降服し、これにより熱い電子が領域3
内に供給されるようになる。本発明によれば、表
面領域5のp型ドーピング濃度によつて得られる
形状の電界によつて、これらの熱い電子24が表
面区域4から放出されるのを援助する。従つて前
述した例で説明したように、表面領域5が第3図
の電子源内に半導体本体の表面区域4から離間さ
れた電位ピークを導入し、半導体本体の表面4の
方向に電子24を加速するドリフト電界を形成す
る。このような特徴は英国特許出願公開第
2054959A号(特開昭56−15529号)明細書に記載
された構造の異なるなだれ降服装置にも導入する
ことができる。
本発明による第1,2或いは3図の電子源は真
空容器を有する多くの種々の形態の装置内に冷陰
極として設けることができる。第4図は上述した
装置の一例、すなわち陰極線管を示す。この第4
図の装置は真空管33を有しており、この真空管
はフレヤ状となつており、その内側に螢光スクリ
ーン34で被覆された端壁を有している。この真
空管33はハーメチツク封じして真空自由空間2
0を形成する。真空管33内には集束電極25,
26および偏向電極27,28が設けられてい
る。電子ビーム24は半導体本体10内に位置す
る本発明による1個以上の電子源によつて発生さ
せられる。この半導体本体10は真空管33内の
保持器29上に装着し、電極層12,13と真空
管33の口金を貫通する端子ピン30との間を電
気接続する。また本発明による前述した電子源は
例えばビジコン型の撮像装置内にも設けることが
できる。適用しうる他の可能な装置は、情報を表
わす電荷パターンを、半導体本体10の電子源に
よつて発生させた変調された電子流によりターゲ
ツト上に記憶させ、この電荷パターンを後に好ま
しくは同じ電子源によつて発生させた一定の電子
ビームによつて読取るようにした蓄積管である。
本発明による電子源を共通の半導体本体内にア
レイとして製造するのに珪素の集積回路の製造に
用いられている既知の技術を用いることができ
る。この製造は、2つの領域3および2に対する
電極接続のみを必要とする簡単な構造の前述した
電子源によつて容易となる。この場合、装置の半
導体本体に前述した電子源の2次元のアレイを設
け、各電子源を、独自の各別の電子放出を行なう
ように各別に制御しうるようにすることができ
る。
このような2次元アレイ装置は第4図の陰極線
管の真空管33よりも平坦な真空管を有しうる表
示装置における電子源として用いるのに特に有益
である。このような平坦な表示装置においては、
陰極線管におけるように1つの電子ビームを偏向
させる代りに、真空管の一方の側に装着した半導
体本体10内のアレイから種々の電子流パターン
を発生させることにより画像を真空管の他方の側
における螢光スクリーン34上に生ぜしめること
ができる。このような2次元アレイは半導体装
置、集積回路およびその他の超小型ソリツドステ
ート装置の製造に際しての電子リソグラフイに対
しても用いることができる。この電子リソグラフ
イに対して用いる場合には、アレイをリソグラフ
イの露光装置の露光室内の電子源として装着す
る。この露光室は露光作動に際して露光室内を真
空にする為の真空ポンプに連絡されている。表示
装置および電子リソグラフイに対して半導体2次
元電子源アレイを用いることに関しては英国特許
出願公開第2013398A号(英国特許出願第7902455
号)明細書に既に記載されている。
本発明による表面領域5は上記の英国特許出願
公開第2013398A号明細書に記載された3電極型
のp−n接合電子源(単一の電子源或いはアレイ
の電子源)のn型領域内に設けることができる。
この場合、本発明による電子源には、半導体表面
から絶縁され、しかも熱い電子24を放出する半
導体本体の表面4における空乏化表面領域5の縁
部の周りに延在する加速電極を設けることができ
る。この場合、n型の第1領域3に、熱い電子2
4を放出する表面区域4から離れた区域における
深いn型接点領域を経て電極層を接続することが
できる。
本発明は上述した例のみに限定されず、種々の
変更を加えうること勿論である。例えば、本発明
による電子源の半導体本体は単結晶珪素本体10
とせずに、他の半導体材料、例えば−V族半導
体化合物とするか或いはガラスやその他の適当な
材料の基板上に堆積した多結晶又は水素添加無定
形珪素とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による半導体装置の一例の一部
分を示す断面図、第2図は第1図の半導体装置に
おけるエネルギーを説明する為の線図、第3図は
本発明半導体装置の他の例の一部分を示す断面
図、第4図は本発明による半導体装置を有する陰
極線管を示す説明図である。 1……障壁領域(p型領域)、2……第2領域、
2a……基板、3……第1領域、4……半導体本
体の表面、5……表面領域、9……メサ部分、1
0……単結晶珪素半導体本体、11……絶縁層、
12,13……電極層、14……被膜、15……
ドリフト電界、20……自由空間、23……n型
領域、24……熱い電子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 n型の第1領域と第2領域とを有する半導体
    本体を具える電子流放出半導体装置であつて、前
    記の第1および第2領域はこれら第1および第2
    領域間に位置するp−n接合を有する障壁によつ
    て互いに分離されており、前記の半導体装置が更
    に前記の第1および第2領域に対する電極部を具
    えており、これら電極部により前記の第1領域を
    前記の第2領域に対して正にバイアスする電位差
    を前記の障壁にまたがつて印加し、これにより前
    記の第2領域から前記の障壁を横切つて前記の第
    1領域内に注入され、前記の半導体本体の表面か
    ら放出される熱い電子の供給を達成するようにし
    た電子流放出半導体装置において、前記の半導体
    本体が、前記のn型第1領域と熱い電子を放出す
    る半導体本体の前記の表面との間でこの半導体本
    体の前記の表面から離間した位置に電位のピーク
    を形成するp型表面領域を半導体本体の前記の表
    面に隣接して具えていることを特徴とする電子流
    放出半導体装置。 2 特許請求の範囲第1項に記載の電子流放出半
    導体装置において、前記のp型表面領域が零バイ
    アス時に前記の第1領域とで形成される空乏領域
    によつてこの表面領域の厚さの少くとも一部分に
    亘つて空乏化されるようなドーピング濃度を当該
    表面領域が有するようにしたことを特徴とする電
    子流放出半導体装置。 3 特許請求の範囲第1項または第2項に記載の
    電子流放出半導体装置において、前記の表面領域
    の厚さを多くとも10nmとしたことを特徴とする
    電子流放出半導体装置。 4 特許請求の範囲第1〜3項のいずれか一項に
    記載の電子流放出半導体装置において、前記の表
    面領域と前記の第1および第2領域とで成る領域
    構造体が2つのみの電極部を有し、これら電極部
    の一方を前記の第1領域に対するものとし、他方
    の電極部を前記の第2領域に対するものとしたこ
    とを特徴とする電子流放出半導体装置。 5 特許請求の範囲第1〜4項のいずれか一項に
    記載の電子流放出半導体装置において、前記のn
    型第1領域に対する電極部を前記の表面領域の一
    部分にも接触させたことを特徴とする電子流放出
    半導体装置。 6 特許請求の範囲第1〜5項のいずれか一項に
    記載の電子流放出半導体装置において、前記の第
    2領域をn型の導電性とし、この第2領域を、n
    型の第1および第2領域の双方とでp−n接合を
    形成するp型障壁領域によつて前記のn型第1領
    域から分離したことを特徴とする電子流放出半導
    体装置。 7 特許請求の範囲第1〜5項のいずれか一項に
    記載の電子流放出半導体装置において、前記の第
    2領域をp型導電性とし、このp型第2領域が前
    記のn型第1領域とで形成するp−n接合を以つ
    て前記の障壁を形成するようにしたことを特徴と
    する電子流放出半導体装置。 8 特許請求の範囲第1〜7項のいずれか一項に
    記載の電子流放出半導体装置において、前記の表
    面領域における半導体本体の前記の表面を、電子
    の仕事関数を減少させる材料で被覆したことを特
    徴とする電子流放出半導体装置。 9 特許請求の範囲第1〜8項のいずれか一項に
    記載の電子流放出半導体装置において、半導体本
    体の前記の表面の少くとも一部分に沿つてこの半
    導体本体に、当該半導体本体から電気的に絶縁さ
    れた少くとも1つの電極を設けたことを特徴とす
    る電子流放出半導体装置。
JP57193596A 1981-11-06 1982-11-05 電子流放出半導体装置 Granted JPS5887733A (ja)

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