JPH0341803Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、散布機に取着し風量を利用して肥料
等を散布する畦畔噴頭に関するものである。

（従来の技術） 従来の畦畔噴頭による肥料等の落下分布は、そ
の有効散布巾の中間部分がやや少なく、先端部分
がやや多い傾向があり、また畦畔噴頭の各々の吐
出口に装着する案内板の吐出面積を大きくする
と、落下分布は良好になるが、飛距離が減少する
等の欠点を感ずることが多い。

（考案が解決しようとする問題点） そこで本考案は前記の如き従来の欠点を取り除
いて落下分布の均一化を計り、到達性の良好な畦
畔噴頭を提供せんとするものである。

（問題点を解決するための手段） 上記目的達成のため本考案は先噴頭に取着する
案内板の風上側の下部に長手方向に適当な長さで
配設された管路延長部を構成せしめたことを特徴
とする。

（実施例） 次に本考案を添付図面の実施例に基づいて説明
する。第１図に示す如く本考案による畦畔噴頭８
は、エンジン９で駆動される送風機の出口１０に
曲噴管１１及びたわみ管１２を介して接続され、
粒状肥料等を広巾に散布するものである。この畦
畔噴頭８は第２図に示す如く元噴頭７、中噴頭６
の長手方向下部に装着する吐出案内板４と先噴頭
５の吐出案内板１，２，３を備えている。

前記元噴頭７を把握して作業する畦畔噴頭８の
前記先噴頭５の先端の吐出案内板１の風上側から
長手方向に管路延長部１３を配設するよう構成せ
しめたことを特徴とする。

この吐出案内板１の基本形は第３図に示す如
く、上側半周長手方向に底山形状をなし、その先
端は舌状が下側に向いて形成され、さらに風上側
の下側半周は長手方向に適当な長さの噴頭外形に
一致する形状の管路延長部１３を備えたステンレ
ス鋼板等よりなる一体の部材として構成されてい
る。

（作用） 本考案による畦畔噴頭は以上の如く構成されて
いるので、案内板部に配設した管路延長部により
畦畔噴頭内の風圧を有効に利用して各々の案内板
から均等に粒剤が散布され、更に先噴頭出口上側
半周から吐出した粒剤は下側半周の管路延長部か
ら導びかれた風量により飛距離を高め作業の高能
率化を一層確実に行なうことができる。

（効果） 以上の本考案の構成により均一散布を可能にせ
しめるとともに到達性を向上せしめて作業能率を
高く維持し得るなどの効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の散布機の外観全体図、第２図
は第１図の畦畔噴頭の縦断面図、及び第３図は第
２図の−斜視立体図を示す。 １……吐出案内板、５……先噴頭、８……畦畔
噴頭、１０……送風機出口、１３……管路延長
部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 送風機出口１０に畦畔噴頭８を取着し該畦畔噴
   頭８を把握して作業する散布機の前記畦畔噴頭８
   のうち先噴頭５に装着する吐出案内板１の風上側
   の下側に管路延長部１３を設けたことを特徴とす
   る畦畔噴頭。