JPH034102B2 - - Google Patents

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JPH034102B2
JPH034102B2 JP60111689A JP11168985A JPH034102B2 JP H034102 B2 JPH034102 B2 JP H034102B2 JP 60111689 A JP60111689 A JP 60111689A JP 11168985 A JP11168985 A JP 11168985A JP H034102 B2 JPH034102 B2 JP H034102B2
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JP
Japan
Prior art keywords
tire support
front wheel
vibration
vehicle
rear tire
Prior art date
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Application number
JP60111689A
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English (en)
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JPS61292035A (ja
Inventor
Yoji Inagaki
Fumio Yoshida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Banzai Ltd
Anzen Motor Car Co Ltd
Original Assignee
Banzai Ltd
Anzen Motor Car Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP60111689A priority Critical patent/JPS61292035A/ja
Publication of JPS61292035A publication Critical patent/JPS61292035A/ja
Publication of JPH034102B2 publication Critical patent/JPH034102B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は車輌の下回り関係の検査に使用される
車輌の前輪振動試験装置で、詳しくは自動車のフ
ロントアクスル部を構成しているステアリングリ
ンケージ、シヨツクアブソーバー、ホイールベア
リング、懸吊装置などの摩耗による、いわゆるガ
タ、部品のゆるみ、部品間の干渉をチエツク確認
し、それらの良否を判断するための車輌の前輪振
動試験装置に関する。
「従来の技術」 従来、自動車の下廻り関係の検査において、検
査車輌のシヨツクアブソーバー、ステアリングリ
ンケージ、ホイールベアリング、ホイールナツト
など懸吊装置全般を含めての各リンク機構のガタ
あるいは部品のゆるみを発見するために第6図で
示すような検査方法で行なわれていた。すなわ
ち、この検査方法では、ホイールベアリング等の
ガタは、検査者Mが検査車輌の前輪1の上端部側
を両手で矢印方向に押し、その時のガタの発生状
況により具体的な摩耗状態を割出して整備の良否
を判断している。またステアリングリンケージお
よび懸吊装置等は、検査者Mが床面に形成された
点検ピツト2内より検出車輌のドライバーに左右
各方面にハンドルを切るように指示し、その動作
中に点検ピツト2よりステアリングリンケージ等
を目視点検により確認し、検査車輌の整備状況を
判断している。
しかしながら、このような検査方法にあつては
次に列挙するような欠点があつた。
前輪1の上端部側を左右各1回ずつ、計2回
検査者が押さなければならないので、作業が大
変であると共に時間もかかり非能率的である。
検査者は検査車輌の前輪左側および右側2箇
所を同一条件で押し、その時のガタを感覚的に
判断しなければならないので、熟練を必要とす
る。
熟練した検査者であつても検査条件としては
左右に押す力の均一性とガタの感覚的判断によ
るから、正確なチエツクに欠ける点がある。
検査車輌のドライバーは、点検ピツト内の検
査者の指示によりハンドルを左右に切る動作を
しなければならないので、整備作業員が少なく
とも2名以上必要とする。
「本発明の目的」 本発明は以上のような従来の検査方法の欠点に
鑑み、前輪のキヤンバー方向のガタあるいは振れ
とトーイン方向のガタあるいは振れを機械的な作
動態様で同時にチエツク確認でき、よつて、熟練
した検査者または複数の整備作業員を要せずして
能率的かつ正確な試験をすることができる車輌の
前輪振動試験装置を得るにある。
「本発明の目的を達成するための手段」 本発明の車輌の前輪振動試験装置は、左右のガ
イド板に横架された前方および後方ガイド軸と、
後方ガイド軸に駆動シリンダーの駆動力によりス
ライド可能に設けられた後側タイヤ受けと、この
後側タイヤ受けの移動に伴い振動装置本体に設け
た弾発性部材のバネ力を介して追従しかつ前記ガ
イド軸にスライド可能に設けられた前側タイヤ受
けとから成り、前記前側および後側タイヤ受けの
各タイヤ受面は、前輪にはたらく2つの抗力が互
い交差するように弧状あるいはテーパー状に形成
されていることを特徴とする。
「本発明の実施例」 以下、図面に示す実施例により本発明を詳細に
説明する。
第1図ないし第3図の実施例において、3は床
面Fに形成した凹所4に固定的に設置される車輌
の前輪振動試験装置の振動装置本体である。この
振動装置本体3は第1図で示すように少なくとも
長板状の左右のガイド板5,5aと、これらのガ
イド板5,5aの前後に横架された前方ガイド軸
6および後方ガイド軸7と、これらの前方および
後方ガイド軸の中間に位置し前記ガイド板5,5
aに横架された中央ガイド軸8と、振動装置本体
3の適宜箇所に横置された駆動シリンダー9の作
動杆10のよつて車輌の左右方向に往復動する後
側タイヤ受け11と、この後側タイヤ受け11が
一方向へ移動するコイルスプリングなどの複数の
弾発性部材12,12aのバネ力を介して追従す
る前側タイヤ受け13とから構成されている。な
お、ここで「追従」とは、一方のタイヤ受けが移
動すると他方のタイヤ受けもそれにしたがつて移
動することを言う。前記後側タイヤ受け11は平
板状のベース板11a上に外周面が弧状のタイヤ
受面11bが一体に形成され、またベース板11
aの下面の左右両端部には後方ガイド軸7をスラ
イドする軸受11c,11cが垂設され、さらに
ベーイ板11aの前方中央部には中央ガイド軸8
をスライドする軸受11dが該ベース板と一体に
設けられ、前記軸受11cのいずれか一方には前
述した作動杆10の突出先端部が固設している。
一方、後側タイヤ受け11と対向する前側タイヤ
受13も該後側タイヤ受け11と同様に平板状の
ベース板13aと、このベース板13aに外周面
が弧状のタイヤ受面13bが一体に形成され、ま
たベース板13aの下面の後方側左右両端部には
該ベース板13aから一体に突出し前記後側タイ
ヤ受けの軸受11dを前述した左右の弾発性部材
12,12aを介して挾みかつ中央ガイド軸8を
スライドする左右の突出軸受13c,13cが設
けられ、さらにベース板13aの下面の前方側左
右両端部には前方ガイド軸6をスライドする左右
の軸受13dがそれぞれ垂設されている。前側お
よび後側タイヤ受けのタイヤ受面11b,13b
は、前輪1にはたらく2つの抗力a,bが互いに
前輪内で交差するように弧状あるいはテーパー状
に形成されているのが望ましい。本実施例にあつ
ては第2図で示すように前側タイヤ受け13の抗
力aと後側タイヤ受け11の抗力bとが前輪1の
接続リンク機構を構成するキンクピン14の略中
心で交差するように前側タイヤ受け13と後側タ
イヤ受け11の間隔およびそれらのタイヤ受面1
3b,11bの形状が設定されている。
上記構成の振動装置本体3の作動態様は次の通
りである。
まず、車輌の前輪1を2図で示すように前側タ
イヤ受け13のタイヤ受面13bと後側タイヤ受
け11のタイヤ受面11bの両者に乗せる。この
場合前述したように前輪1の大きさは該前輪には
たらく前側および後側タイヤ受け13,11の抗
力あるいは荷重の方向a,bがキングピン14の
略中心で交差するくらいが最も良い。次いで、図
示しない駆動装置により駆動シリンダー9を作動
させると作動杆10が第1図で示す矢印方向へ突
出し、それに伴ない後側タイヤ受け11が同方向
へスライドする。そうすると、前側タイヤ受け1
3は一方の弾発性部材12に付勢され、その結
果、後側タイヤ受け11に追従して同方向へ移動
する。この時前側および後側タイヤ受け13,1
1と車輪1との関係は、第2図および第3図で示
すようにθ角でキングピン等の各リンク機構に抗
力あるいは荷重力が作用し、キヤンバ(上開き)
方向とトーイン(前つぼみ)方向の2つの荷重力
が、すなわち、第3図で示す水平軸H方向と垂直
軸方向Vの荷重力が同時にはたらく。しかるに、
キングピン等の各リング機構にガタあるいはゆる
みがあると前側タイヤ受け13は後側タイヤ受け
11に追従しないか或いはまた正常通り追従しな
い。
なお、該実施例において、後側タイヤ受け11
および前側タイヤ受け13に設けられたそれぞれ
の軸受11d、突出軸受13c,13cは逆の構
成になるように設けても良い。
「本発明の異なる実施例」 次に第4図および第5図に示す本発明の異なる
実施例につき説明する。なお、この実施例の説明
に当つて前記本発明の実施例と同一部分には同一
の符号を付して重複する説明を省略する。
該実施例において、前記本発明の実施例と主に
異なる点は、ソレノイドノバルブ15、油圧ポン
プ16、駆動モータ17、油タンク18をそれぞ
れ備え、振動装置本体3の後側タイヤ受け11を
移動あるいは振動させることができる駆動装置1
9の駆動シリンダーによる駆動周期を可変あるい
は制御する制御盤20を設けた点と、前輪1の移
動あるいは振動を検知する振動センサー21を前
輪の適宜箇所、たとえば振動を検知しやすいホイ
ール面などに設け、該前輪1の振動を増幅分析し
かつ指示する振動計22を前記振動センサー21
および制御盤20に接続した点である。
かような実施例にあつては、たえとえば振動装
置本体3への加振方法の一例として自動回路に
し、第5図で示す通り1Hzより振動させ徐々に4
Hzまで加振させてまた1Hzへもどし停止させる。
このワンサイクルの間の任意周波数で、その都度
保持させることにより、車輌の不具合箇所を容易
に発見できる。
なお、第5図において実線(自動サイクル)、
点線(A点はホールドON、A′点はホールド
OFF)、二点鎖線(B点はホールドONでB′点の
ホールドOFFまでは一定の振動)は、各振動パ
ターンの例を示す。
「本発明の効果」 以上の説明から明らかなように本発明にあつて
は、次に列挙するような効果を有する。
(1) 水平軸H回り(キヤンバ方向)の検査だけで
なく、従来の検査方法で行なわれていたハンド
ルを左右に切つてステアリングリンケージのガ
タの確認としての垂直軸V回り(トーイン方
向)の検査を同時に実施することができる。
(2) 一方のタイヤ受けが駆動シリンダーの作動杆
によつて左右に移動するから、検査方法として
は常に同一条件を行なうことができ、したがつ
て、正確なチエツクができ、また熟練した整備
員あるいは検査者を必要としない。
(3) 機械的な作動態様で前輪の振動を試験するこ
とができるから、省力化および検査作業の能率
化を図ることができる。
(4) 異なる実施例の場合は、検査車輌のガタの発
生の状態(共振点)が一番大きなHzの箇所で任
意に振動周波数を停止させることができる。し
たがつて、車輌の不具合箇所を容易に発見する
ことができる。
(5) また振動センサーを設けた場合にあつては、
ガタによる振動を増幅、解析し、振動計にガタ
を振動量とした指示表示することができるか
ら、検査結果の良否を容易に判断できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2
図は本発明の要部の概略断面説明図、第3図は本
発明のタイヤ受けの前輪に対する抗力あるいは荷
重力の説明図、第4図および第5図は本発明の異
なる実施例を示す各説明図、第6図は従来の一実
施例を示す概略説明図である。 1……前輪、3……振動装置本体、6……前方
ガイド軸、7……後方ガイド軸、8……中央ガイ
ド軸、9……駆動シリンダー、10……作動杆、
11……後側タイヤ受け、12,12a……弾発
性部材、13……前側タイヤ受け、14……キン
グピン、a,b……抗力、H……水平軸、T……
垂直軸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 左右のガイド板に横架された前方および後方
    ガイド軸と、後方ガイド軸に駆動シリンダーの駆
    動力によりスライド可能に設けられた後側タイヤ
    受けと、この後側タイヤ受けの移動に伴い振動装
    置本体に設けた弾発性部材のバネ力を介して追従
    しかつ前記ガイド軸にスライド可能に設けられた
    前側タイヤ受けとから成り、前記前側および後側
    タイヤ受けの各タイヤ受面は、前輪にはたらく2
    つの抗力が互い交差するように弧状あるいはテー
    パー状に形成されていることを特徴とする車輌の
    前輪振動試験装置。 2 駆動シリンダーによる駆動周期が可変である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の車
    輌の前輪振動試験装置。
JP60111689A 1985-05-24 1985-05-24 車輛の前輪振動試験装置 Granted JPS61292035A (ja)

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JP60111689A JPS61292035A (ja) 1985-05-24 1985-05-24 車輛の前輪振動試験装置

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JPS61292035A JPS61292035A (ja) 1986-12-22
JPH034102B2 true JPH034102B2 (ja) 1991-01-22

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JPS61292035A (ja) 1986-12-22

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