JPH0340989B2 - - Google Patents

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JPH0340989B2
JPH0340989B2 JP59057521A JP5752184A JPH0340989B2 JP H0340989 B2 JPH0340989 B2 JP H0340989B2 JP 59057521 A JP59057521 A JP 59057521A JP 5752184 A JP5752184 A JP 5752184A JP H0340989 B2 JPH0340989 B2 JP H0340989B2
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signal
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overload
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counter
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q3/00Selecting arrangements
    • H04Q3/42Circuit arrangements for indirect selecting controlled by common circuits, e.g. register controller, marker
    • H04Q3/54Circuit arrangements for indirect selecting controlled by common circuits, e.g. register controller, marker in which the logic circuitry controlling the exchange is centralised
    • H04Q3/545Circuit arrangements for indirect selecting controlled by common circuits, e.g. register controller, marker in which the logic circuitry controlling the exchange is centralised using a stored programme
    • H04Q3/54575Software application
    • H04Q3/54591Supervision, e.g. fault localisation, traffic measurements, avoiding errors, failure recovery, monitoring, statistical analysis
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/22Arrangements for supervision, monitoring or testing
    • H04M3/36Statistical metering, e.g. recording occasions when traffic exceeds capacity of trunks
    • H04M3/365Load metering of control unit

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Exchanges (AREA)
  • Exchange Systems With Centralized Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術水準 本発明は、情報処理容量に関して能力が限定さ
れて制御装置と、各制御装置の情報処理−トラヒ
ツク負荷を検出し且つ情報処理−トラヒツク過負
荷を検出する装置と、トラヒツク負荷に関連する
制御信号に応じてカウントアツプされ且つ情報処
理容量に応じて規則的な時間間隔でカウントダウ
ンされて1つの限界値に達する、トラヒツク過負
荷防止用のカウンタとが設けられている、通信機
器用例えば電話交換機用の回路装置に関する。
この形式の回路装置は既にドイツ連邦共和国特
許出願公開第3236130号公報に記載されている。
ここに記載されている装置の場合、中央制御装置
に情報処理のために情報を供給する分散制御装置
に、中央制御装置のトラヒツク負荷に関する負荷
能力限界を越えたときに、中央制御装置から過負
荷信号が送られる。従つて分散制御装置に設けら
れたカウンタが、中央制御装置からの過負荷信号
を受け取る。つまり中央制御装置の過負荷が問題
となる。そして過負荷防止は分散制御装置で行な
われる。分散制御装置はこのために中央制御装置
から過負荷信号を受けとる。つまり過負荷状況
は、過負荷が問題となる場所、即ち中央制御装置
において検出される。この過負荷状況検出の方法
については上記の公開公報には開示されていない
が、やはり公知である。
過負荷状況の識別および過負荷信号の形成につ
いては、スペインのトレモリノスで1979年10月に
開催された「第9回インターナシヨナル・テレト
ラフイツク会議(ITC)」の中で発表されている
(会議資料ITC−9、SOMOZA/GUERRERO1
−7)。この場合、連続的に続く時間間隔の各々
において中央計算機に到来した要求信号の数が計
数され、各時間間隔において得られた計数結果が
比較基準値と比較される。比較基準値もその都度
動作状況に応じて変化される。各比較結果が計算
機の瞬時的負荷、殊に万一の過負荷に関する問い
の答えを表わす。各時間間隔において計数により
把握されて、各時間間隔の終りに比較操作により
検出される負荷測定結果に基づいて、計算機への
要求信号数ひいては計算機において処理すべき情
報の流入を制限したり、一時的に流入を全く遮断
することができる。これにより、計算機能力を最
大限利用すると同時に、過負荷を可及的に回避す
るために、トラフイツク負荷を計算機の処理能力
と過負荷限界とに最適に合わせようとするもので
ある。過負荷は公知のように、計算機を利用する
装置に著しい動作規制または動作障害をもたら
す。これは、上述の会議で発表された使用例によ
つて、即ちトラフイツク負荷を、計算機に供給さ
れる計算命令の種類および頻度に、その変化に応
じてダイナミツクに適合させることによつて改善
される。
しかし公知の計算機負荷の検出および調整方法
では、負荷に関連する事象(例えば計算機要求信
号)の計数に用いられる個々の期間を、これらの
事象間の時間間隔に比べて充分長くして、絶えず
昇降する負荷変動のために計算機負荷が大まかに
表わされないようにし、これにより相応の調整に
より計算機負荷を負荷能力に最適に合わせること
ができるようにしなければ、満足な正確な結果が
得られない。この公知の方法における、関連事象
の計数のための個々の時間間隔を充分に長くしな
ければならないという要求は、各計数過程の結果
が得られる時点について不利に作用する。つま
り、計算機負荷の検出結果は常に時間遅延して得
られる。これは、各測定時間間隔につき、その測
定結果が、この期間の経過後に、しかも比較過程
を経て取出されることにより起きる。この時間遅
延は、計算機負荷の制御にとつてやはり不利に作
用する。なぜなら過負荷防止を過負荷状態が既に
生じてからしか行なえず、実際に生じた過負荷に
対して遅すぎるからであり、さもなければ過負荷
防止を、計算機の負荷限界にまだ達していないと
きに、即ち疑わしいときに行なわなければならな
い。つまり計算機負荷が実際に負荷能力限界を越
えたときのみならず、計算機負荷が負荷能力限界
を越えそうな方向に上昇している動作状況のと
き、即ち実際には計算機負荷が負荷能力限界に達
していないかまたはこの限界を越えていないとき
でも、過負荷防止を行なわなければならない。従
つて問題は時間に関する負荷特性が両極端なこと
にある。つまり制御は遅く行なうほど効果が低減
する。他方、測定時間間隔は充分大きくしなけれ
ばならない。制御が比較的遅く行なわれることに
より、過負荷期間と著しく低い負荷の期間とが交
互に繰返されることになる。このようなことは、
実際に到来するトラフイツク負荷によつては本来
は起こらない。上述の即ち測定時間間隔を充分大
きくするという要求は、検出すべき事象の時間的
分布が極めてばらばらであるという条件、従つて
前後に続いて生じた個々の事象間の時間間隔が互
いに比較的不均一であるという条件のもとで更に
高まる。即ち測定範囲が大きくなれば、それだけ
統計的分布が均一になる。このことは、公知の方
法で実施される中央制御装置での過負荷状態の検
出に全般的に当てはまる。
発明が解決しようとする問題点(発明の課題) 公知の形式の相応の装置では、測定範囲が比較
的狭く且つトラフイツク負荷の測定結果が、充分
に正確であるとの前提条件のもとで、必要な制御
操作を開始すべき時点に比べてやや遅く供給され
る、過負荷防止装置の使用例がある。しかし、こ
のような充分正確な測定結果を、より早く使用で
きるようにするという課題がある。上記の問題点
は殊に分散制御ユニツト(装置)が中央制御ユニ
ツト(装置)と共働する場合において、分散制御
ユニツトが中央制御ユニツトに情報処理のために
情報を送るときに生じる。中央制御ユニツトは中
心的機能をはたすため、中央制御ユニツトから過
負荷を排除することが特に重要である。要する
に、中央制御ユニツトに対して負荷を防止し且つ
過負荷が生じる前に適切な時点で相応の過負荷防
止処置を行うという要請が存する。中央制御通信
交換機における中央プロセツサの過負荷状態の識
別及び防止上の基本問題点とは相応のそのつど生
起する過負荷状況の十分早期且つ精確(的確)な
検出の確保である。
即ちそのつど動作状況に応じて同様に変化する
比較基準値(これと実際の変化する負荷状態を表
わす値とが比較される)に対応して、つまり、コ
ンピユータに供給される計算命令の種類及び頻度
(規模)に応じて、トラヒツク負荷をダイナミツ
クに処理し得べき当該コンピユータジヨブ(ない
し処理能力)に適合させるという改善手段の要請
が存する。
ところが、比較的長い測定期間(コンピユータ
負荷測定手法上の)に基づく負荷測定によつては
精確な結果は得られるものの、その結果の得られ
るタイミングは比較的遅れた時点となる。即ち遅
れ過ぎの負荷制御効果(遅過ぎる応答特性)の問
題、要するに、不要の過負荷防止措置が不可避で
ある。逆に、比較的短い負荷測定期間にすると測
定結果は比較的不精確である、低精度の負荷制御
効果(不精確制御性)しか得られず、要するに、
過負荷現象及び/又は不要且つ欠陥のある(不都
合な)過負荷防止手段が講ぜられる仕儀となる。
本発明の第1の核心的技術思想ないし着眼点(着
想)とは可及的に早期の時点で精確な測定結果が
得られるようにすることである。
本発明の第2の核心的着想とは当該の通信機器
用回路装置の装置構成において、主に、中央プロ
セツサが過負荷状態におかれるのを防止ないし保
護しなければならない、即ち中央プロセツサを有
する中央スイツチフレームと、上記スイツチフレ
ームに接続されていてこの中央スイツチフレーム
と情報交換をする(情報のやりとりをする)、個
所に配属された分散制御装置付きの部分スイツチ
フレームとが設けられている装置構成にて過負荷
防止、保護の必要性があるということである。
更に付言すれば、上記の問題点は殊に分散制御
ユニツト(装置)が中央制御ユニツト(装置)と
共働する場合において、分散制御ユニツトが中央
制御ユニツトに情報処理のために情報を送るとき
に生じる。中央制御ユニツトは中心的機能をはた
すため、中央制御ユニツトから過負荷を排除する
ことが特に重要であつて、中央制御ユニツトに対
して過負荷を防止し且つ過負荷が生じる前に適切
な時点で相応の過負荷防止処置を行うことが必要
とされる。従つて本発明の課題ないし目的は、こ
の最後に述べた問題点との関連において次の点に
ある、即ち、中央制御ユニツトに加わる負荷を可
及的すみやかに検出し、過負荷防止処置を可及的
すみやかに開始して、負荷に関して可及的均等な
制御効果が得られるようにすることにある。
問題点解決のための手段(発明の構成) 上記問題点(課題)解決のため本発明によれば
冒頭に述べた形式の回路装置において制御信号が
初期シグナリング信号、殊にこの初期シグナリン
グ信号から導出される制御信号であり、前記初期
シグナリング信号は各々、処理すべき情報が引続
いて到来することを表わすものであり、前記制御
信号をカウンタを用いて累算することにより限界
値に達した場合に過負荷規準信号が形成され、そ
の際前記過負荷規準信号は、初期シグナリング信
号とこの初期シグナリング信号に続く情報の信号
のうちの最初の信号との間で形成されて、この初
期シグナリング信号に続く情報の信号が該当の制
御装置に受信されるのを阻止するか、あるいは1
つの初期シグナリング信号の受信後に形成され
て、この初期シグナリング信号に続く情報が受信
された後に次の初期シグナリング信号の受信を阻
止するのである。
発明の作用、効果 当該中央プロセツサに加わる負荷に関して可及
的に早期に測定検出結果を得る(利用可能にす
る)ため、本発明によれば、中央プロセツサに供
給される情報処理命令(ジヨブ)の集合体全体の
うちからたんに初期シグナリング信号のみが検出
されるようにするものである。この着想ないし特
徴的技術事項は下記の認識を基にしている、即
ち、各々の個々の情報処理過程(当該接続形成過
程)ごとに、比較的多数(例えば10〜50)の中央
プロセツサ向けの情報処理(命令ジヨブ)が処理
されねばならないのであり、それらの、各々の
個々の情報処理過程(接続形成過程)ごとの比較
的多数の情報処理命令(ジヨブ)は比較的大きな
期間(例えば10〜60sec)に亙つて転送されると
いうことである。而して、それらの比較的多数の
情報処理命令(ジヨブ)はそのつど当該の初期ジ
グナリング信号(この初期シグナリング信号はそ
のつどの接続形式(過程)のための最初の情報処
理命令(ジヨブ)である)により予告されるので
ある。
斯して、本発明によれば、負荷状態検出のため
にたんに当該初期シグナリング信号のみを検出す
るのである。それにより、負荷の制御のために
(及び必要な場合には相応の過負荷防止、保護手
段の開始導入のために)用いられ得る負荷−測定
値が一層より早期の時点にて、即ち、後続のシグ
ナリング信号により生じる、中央プロセツサに対
する負荷が当該中央プロセツサに加わる(筈の)
時点より早期の時点にて生ぜしめられ得る。要す
るに、比較的多数の情報命令(ジヨブ)集合体全
体のうちの初期シグナリング信号のみがカウント
され、それにより早期且精確な当該の負荷状態測
定がなされ得るのである(猶、中央プロセツサ向
けの動作負荷の主要部分が当該の初期シグナリン
グ信号によるものでなく、それに所属する後続シ
グナリング信号により生じるものではある。) 上記のカウントにより、直前に迫つた過負荷状
態が検出されると、それに対処すべく、本発明に
より、下記の措置(技術手段)(a)(請求項1の第
1発明)ないし(b)(請求項2の第2発明)を講ず
るものである。即ち、 {第1の場合(a)においては} 処理すべき情報の引き続いての到来の予告する
初期シグナリング信号(この初期シグナリング信
号はトラヒツク負荷関連の制御信号として過負荷
状態検出のため当該カウントアツプさせるもので
もある)により、直前の(迫つている)過負荷状
況が検出されると、当該初期シグナリング信号と
これに続く情報のうちの最初の信号との間で過負
荷基準信号が形成されて、即ちそのつど過負荷状
況をまさに生じさせんとする(過負荷状況の原因
として差し迫つている)初期シグナリング信号に
後続するシグナリング信号(そのつど1つの接続
形成過程及び後続過程維持を行わせるすべての情
報処理命令(ジヨブ)は常に最初の個所、位置
(ポジシヨン)における1つの初期シグナリング
信号と、後続シグナリング信号とも称されるひき
つづいてのシグナリング信号とから成るものであ
る)は該当の制御装置(スイツチング装置)で受
付けられるのを阻止する、換言すればそれの受付
け(受信)が阻止、拒絶されるようにするもので
あり、 {第2の場合(b)においては} 当該の初期シグナリング信号により迫つている
過負荷状況が検出されると、1つの初期シグナリ
ング信号の受信後に過負荷基準信号が形成されて
これに後続する情報の受信後に(この後続情報は
なお受付けられるが、その後で)、引き続く初期
シグナリング信号は上記の制御装置での受付が拒
絶、阻止される、即ち、上記の負荷状況をまさに
生じさせんとする(直前の、迫つた負荷状況の原
因となる)後続シグナリング信号はなお受け付け
られる(拒絶されない)ものの、引き続いて到来
する初期シグナリングはそれに後続するシグナリ
ング信号と共に拒絶されるないし受け付け受信、
阻止されるのである(過負荷状況が存続する限
り)。
要するに、本発明によれば、過負荷状況の発生
に関連付けての該当初期シグナリングを検出する
ことにより当該情報処理命令(ジヨブ)の集合体
全体のうちのごく一部の所定部分の発生がある中
央プロセツサに向けて到来する情報処理命令(ジ
ヨブ)の拒絶(受付け、受信阻止)を行うもので
ある。
再度要約的に本発明のポイントを強調すると、
問題点となる的確、適切なトラヒツク過負荷の検
出のために、本発明によれば、一層早期の時点で
迫つた過負荷状況の検出機能の実現を可能にする
初期シグナリング信号のみの検出ないしカウント
(シグナリング信号集合体全体の検出ないしカウ
ントがなされるのでなく、つまり後続シグナリン
グ信号集合体全体の検出ないしカウントがなされ
るのでなく、つまり後続シグナリング信号を含め
てのそれの検出ないしカウントが行われるのでな
く)をおこなうものである。更に付言すれば、前
述のように、一方では情報処理−トラヒツク負荷
の早期検出と、他方では達成可能な測定精度との
間の相反する基本的要求(要請)の従来技術上の
問題点に着目し、本発明は全般的に、過負荷の原
因となり得る到来する比較的多数の(後続)情報
のうちの所定部分である初期シグナリング(つま
り当該後続情報の始まりの部分)のみをそのつど
検出、ないし評価することにより、上記の問題点
の解消、課題の解決策(早期且精確な過負荷トラ
ヒツクの検出手法)を実現するに到つたものであ
る。
つまり、冒頭に述べた公知の装置の場合カウン
タが過負荷信号を受け取るのに対して、本発明で
はカウンタは初期シグナリング信号を受信し、過
負荷信号はカウンタから発生される。過負荷信号
発生のために初期シグナリング信号とこの信号に
より到来を予告される情報信号の始まりとの間の
時間的間隔を利用する。過負荷信号は該当する制
御ユニツトへの情報供給を全面的に阻止するので
はなく、初期シグナリング信号に続く過負荷を発
生させることとなる情報信号に限つて阻止する。
実施例の説明 次に本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明
する。
第1図および第2図は本発明の実施例の、基本
的に理解に必要な部分のみ示したブロツク図であ
る。先ず第1図に示す本発明により動作する
PCM−電話交換機の全般的動作経過について説
明する。後に本発明によるこの交換機の特殊性を
第2図を用いて説明する。
3つのスイツチ段RZE、R、RZAにおいて構
成されたスイツチフレームは入力側に多数のスイ
ツチフレーム接続端子を有しており、図にはその
うちの1つが示されておりAで示されている。ス
イツチフレームは複数のスイツチフレーム部分か
ら成る。各スイツチフレーム接続端子はいずれも
一対の時分割多重線に接続されており、一対のう
ちの一方の時分割多重線はスイツチフレームへの
信号伝送用であり、他方の時分割多重線路はスイ
ツチフレームからの信号伝送用である。従つてス
イツチフレーム接続端子Aは時分割多重線路A1
とA2とに接続されている。これらの両時分割多
重線路の各々に対して相応の信号伝送方向を示す
矢印が付けられている。
第1のスイツチ段RZEの多重スイツチは、図
の信号から分かるように、時分割多重形(Z)と
空間分割多重形(R)との組み合わされたもので
ある。中間スイツチ段Rの多重スイツチは空間分
割多重スイツチである。最後のスイツチ段RZA
の多重スイツチは再び空間分割−時分割多重形ス
イツチである。各スイツチ段において、各スイツ
チ段ごとに単に3つの所定形式の多重スイツチし
か示されていないが、実際にはもつと多数の所定
の多重スイツチが設けられている。異なるスイツ
チ段の多重スイツチは図示のようにしてリンクを
介して相互に接続されている。これらのリンクは
時分割多重リンクである。スイツチフレーム接続
端子もやはり時分割多重形である。
スイツチフレーム接続端子、例えばスイツチフ
レーム部分Kのスイツチフレーム接続端子Aには
各々2つの伝送方向用の時分割多重線路、例えば
ltg1を介して接続群(ライン・トランク群)例
えばLTG1に個別に接続されている。このよう
な接続群は入力側に加入者線路(アナログ)と、
アナログ接続線路とPCM接続線路のうちのいず
れか1つ又はこれらを組合せて接続することがで
きる。加入者線を介して接続された加入者をT1
で示す。接続群中には符号器、復号器、マルチプ
レクサ、デマルチプレクサ、および所謂
BORSCHT−機能を実現するために必要な装置
が設けられている(この点については“NTZ”
(第33巻、1980年、第10冊、第646乃至652頁)、
“1978年インターナシヨナル・チユーリヒ・セミ
ナー・オン・デジタル・コミユニケーシヨンズ”
(プロシーデインクス・IEEE・カタローグ、
Nr78CH1325−O ASST、第B2−1、A4・1
頁)、ドイツ連邦共和国特許出願第P3100811.9号
明細書、同第P3104002.0号明細書および同第
P3106903.7号明細書に詳しく記載されているの
で、詳細な説明は省略する。) 図には殊に接続群LTG1が示されている。接
続群LTG1は、分散制御ユニツトGP1を有す
る。この接続群LTG1には、さらに時分割チヤ
ネル結合器TSUが属し、このチヤネル結合器は、
結合制御部SESCを備えている。結合制御部
SESCは、分散制御ユニツトGP1から設定命令
を受取る。接続群LTG1において加入者T1は、
加入者接続回路t1を介して時分割チヤネル結合
器TSUに接続されている。ここで加入者接続回
路は、多重接続回路になるように群毎t1〜t3
2に加入者接続回路LTU1にまとめられている。
接続群LTG1において複数の多重接続回路が設
けられており、これら接続回路には多重接続回路
LTU8も所属している。相応した多重接続回路
を設けることもでき、これら接続回路において複
数のトランク接続回路がまとめられており、これ
ら接続回路に、例えば他の交換局に通じるトラン
クが接続されている。さらに時分割チヤネル結合
器TSUに信号回路SEUが接続されており、この
信号回路内に、トーン信号発生器、呼出信号発生
器、符号送信機および符号受信機がまとめられて
いる。それにより信号回路は、種々の可聴音およ
び呼出信号およびその他の必要な符号信号を供給
可能である。さらにこれら信号の評価のためこの
ような信号を受信することもできる。加入者接続
回路t1…t32およびその他のもの、および信
号回路SEUは、制御ユニツトGP1と時分割チヤ
ネル結合器TSUとに接続されている。それ故に
これら装置は、場合に応じて時分割チヤネル結合
器を介して互いに接続できる。
さらにこれら装置は、制御ユニツトGP1と制
御情報も交換し、しかも所属の情報バツフア
SBUを介して交換し、その際このバツフアによ
つてわずらわしい時間的制御が回避される。この
制御ユニツトに、さらにルーチンユニツトSSP、
処理ユニツトPU、作業メモリMUおよび入出力
制御部IOPが所属し、この入出力制御部に、さら
に補助メモリSPおよびコンソールFDが接続され
ている。ここにはさらにデータ遠距離伝送端子
DFが設けられており、場合によつてはこの端子
を介して別の交換装置と制御データを交換するこ
とができる。なおこの接続群の構成および動作に
ついてはドイツ連邦共和国特許出願公開第
2826113号公報の第6頁以下に詳しく記述されて
おり、さらに“テルコム・リポート”誌の第4巻
(1981年)の付録にも記載されているので、ここ
では特に本発明の実施例において本質的に関係の
あることだけに限つて詳細に説明する。
中央制御ユニツトZWは殊に、スイツチフレー
ムを介して行なうべき通信を接続形成するために
用いられる。中央制御ユニツトは、それぞれの接
続形成のために必要な交換データを検出する。通
し接続すべき接続に対する交換データが公知のよ
うに正確に、スイツチフレームを介する当該の接
続の径路、即ち接続によつて動作される多重スイ
ツチおよびリンク、並びにその中でその都度割当
てられるチヤネルを指定する。これら交換データ
は、ふさがりメモリとともに殊に径路探索装置の
機能も実行する中央制御ユニツトを用いて処理さ
れかつスイツチフレーム部分Kのスイツチフレー
ム設定装置KEへ伝送される。中央制御ユニツト
ZWからスイツチフレーム設定装置へ交換データ
を伝送するデータ流は、データ線路Dを介して中
央制御ユニツトに接続されているバツフア装置
MBを通過する。バツフア装置は、データの一時
記憶および符号変換並びに伝送速度の整合のため
に用いられる。バツフア装置を、これらの機能の
一部またはその都度これら機能のうちの1つだけ
に限定することができる。この種のバツフア装置
は例えば、ドイツ連邦共和国特許第1537849号明
細書に詳しく記載されている。
中央制御ユニツトZWの他に、それぞれ接続群
LTG1乃至LTGnに個々に所属している分散制
御ユニツトGP1乃至GPnが若干図示されている。
これら制御装置は、上記のそれぞれの接続群内の
全部の切換過程を実施するために用いられる。切
換過程には殊に、接続群内の全部の交換過程が所
属する。この点についての詳細は、上に挙げたド
イツ連邦共和国特許出願公開第2826113号公報に
記載されている。
分散制御ユニツトGP1乃至GPnは、分散制御
ユニツト毎に個々にスイツチフレーム(K)を介して
バツフア装置MBに通し接続されているデータチ
ヤネルを介して中央制御ユニツトZWに接続され
ている。即ちバツフア装置、つまりそのデータヘ
ツドMLからそれぞれ独自のデータチヤネルが分
散制御ユニツトにそれぞれ導かれている。このた
めにバツフア装置MBのデータヘツドMLは、時
分割多重線mを介してスイツチフレーム接続端子
の1つに接続されている。バツフア装置は、スイ
ツチフレームのスイツチフレーム接続端子の1つ
に、上記の接続群LTG1乃至LTGnそれぞれと
同じ方法で接続されている。従つて時分割多重線
mは、第1のスイツチ段の空間分割−時分割多重
スイツチの時分割多重入力側および最後のスイツ
チ段の空間分割−時分割多重スイツチの時分割多
重出力側を有するスイツチフレーム接続端子に接
続されている。即ち時分割多重線mは、Aで示さ
れているようなスイツチフレーム接続端子に接続
されている。
バツフア装置のデータヘツドとそれぞれの接続
群の1つ、例えば接続群LTG1との間のそれぞ
れのデータ接続部は、データをバツフア装置から
当該の接続群に伝送する1つのチヤネルおよびデ
ータをその反対方向へ伝送する別のチヤネルを有
する。この両データチヤネルは、当該の接続群に
個々に所属している分散制御ユニツトに通じてい
る。
スイツチフレームを介する既述のデータ接続の
形成および維持は、スイツチフレーム設定装置
KEを用いて、通信接続、例えば電話接続の形成
および維持と同じように行なわれる。このため
に、それ自体公知の方法で、スイツチフレームの
多重スイツチに保持メモリがそれぞれ対応して設
けられ、保持メモリに多重スイツチにその都度関
連する交換データが書込まれる。この保持メモリ
を用いて、それぞれのタイムスロツトにおいて必
要な通し接続乃至時分割多重スイツチに対して必
要なデータの書込み読出し過程が行なわれる。時
分割多重スイツチ装置の構成および動作は公知な
ので、ここではこれ以上詳しく説明しない。
既述のように、通信接続の形成に必要な交換デ
ータは、中央制御ユニツトからバツフア装置を介
してスイツチフレーム設定装置に伝送される。こ
のために殊に、それぞれのバツフア装置、例えば
MBに所属しているデータヘツド、例えばMKが
用いられる。わかり易くするために図示していな
いが、1つのバツフア装置に複数のスイツチフレ
ーム設定装置を接続することもできる。その際複
数のスイツチフレーム設定装置を個々に、比較的
大きなスイツチフレームの複数のスイツチフレー
ム部分に対応して設けることができる。スイツチ
段毎にそれぞれ1つのスイツチフレーム設定装置
を設けることもできる。
通信接続、例えば電話接続の形成を始める前
に、上記の、当該の時分割多重線mを介するバツ
フア装置へのデータ接続は、スイツチフレームK
を用いてそれぞれの接続群LTG1乃至LTGnに
通し接続されなければならないので、データ接続
の形成に対して通例、完全に空いているスイツチ
フレーム、即ち全部のチヤネルが塞がつていない
スイツチフレームが使用される。従つてデータ接
続の形成は、いつも変化しない任意の固定された
パターンに従つて行なうことができる。それ故
に、スイツチフレーム設定装置KEは、これに所
属のメモリVに、データチヤネルに対する設定デ
ータ、即ち交換データを記憶しておくように構成
されている。従つてデータ接続の新しい形成の際
その都度交換データは中央制御ユニツトZWによ
つて新たに処理されかつバツフア装置を介して新
たに伝送される必要はない。それぞれのバツフア
装置と接続群、例えばLTG1乃至LTGnとの間
で必要なデータ接続はスイツチフレームKを介し
て新たに形成できるので、中央制御ユニツトZW
は単に相応の命令をバツフア装置に送出するだけ
であり、これによりバツフア装置がその命令をス
イツチフレーム設定装置に転送しかつスイツチフ
レーム設定装置に基づいてバツフア装置は設定装
置のそれぞれのメモリVに記憶されている交換デ
ータを受取つて、それ自体公知の方法で個々の必
要な交換過程を個々に順次実行する。
以上の記載は本発明により構成された時分割多
重電話交換装置の一般的構成に関するものであ
る。次に本発明との関連において説明する。
既に挙げたドイツ連邦共和国特許出願公開第
2826113号公報に記載のように、接続群LTG1の
時分割チヤネル結合器TSUを介して加入者並び
に接続線からまた加入者並びに接続線路への通信
接続の他に、一方における接続群、例えばLTG
1に所属の分割制御ユニツト、例えばGP1と他
方における中央制御ユニツトZWとの間の既述の
データ接続も形成される。データ接続は、既に説
明したように、その他にスイツチフレームおよび
時分割多重線mを介して行なわれる。
既述のように、接続群の制御ユニツトGP1〜
PGnは、中央制御ユニツトZWと比べると部分共
通ないし分散制御ユニツトである。これらの分散
制御ユニツトと中央制御ユニツトとは複数の回路
から成る回路ユニツトとして示されている。分散
制御ユニツトと中央制御ユニツトとは、情報容量
に関して能力が制限されている。殊に中央制御ユ
ニツトの情報処理能力に問題がある。
既に述べたように、中央スイツチフレームKの
他の幾つかの接続群LTG1乃至LTGnが設けら
れている。これらの各接続群は各々1つのPCM
線路、例えばltg1を介してスイツチフレームK
の1つの入力側に図示のように接続されている。
このPCM線路は接続群ごとに接続群内の時分割
チヤネル結合器(通し接続装置)TSUに接続さ
れている。時分割チヤネル結合器の役割、動作に
ついては前記ドイツ連邦共和国特許出願公開第
2826113号公報に詳しく説明されている。この時
分割チヤネル結合器は部分スイツチフレームであ
り、これを介して上述のデータ接続の形成と、加
入者ならび接続線路Vxからの、また加入者なら
びに接続線路Vxへの通し接続とが行なわれる。
接続線路Vxは線路終端回路Vzを介して接続群に
接続されている。なお「接続線路」とは接続され
たPCM−接続線路によるチヤネルも意味する。
これの加入者線路と接続線路とチヤネルの接続に
ついては上述の文献に記載されている。
接続群に接続された加入者線路、接続線路およ
びチヤネルの入力側を介して種々異なる情報、例
えば加入者からの接続形成を要求する呼出信号や
この加入者から接続線路およびチヤネルを介して
送られる選択信号、さらに接続線路を介してチヤ
ネルに割当てられる監視信号等が到来する。分散
制御ユニツトGP1〜GPnは公知の方法で上記の
接続線路別に到来する情報の受信の処理に用いら
れる。さらに分散制御ユニツトは、これらの受信
情報を各々当該加入者線路または接続線路または
チヤネルに対応して処理または予備処理する。さ
らにこれらの情報のうちの幾つかは、各分散制御
ユニツトに対して個別に設けられたメモリSPに、
入出力制御装置IOPの制御のもとに中間記憶され
る。さらに分散制御ユニツトは、信号および制御
信号をこれらの線路(加入者線路、接続線路なら
びにチヤネル)を介して送出する役割もはたし、
例えば交流呼出パルス、可聴音信号、選択信号な
らびに監視信号等を送出する。
接続群に所属の部分スイツチフレームないし時
分割チヤネル結合器TSUを介して、接続形成方
向に関して入接続方向(線路、即ち加入者線路、
接続線路ないし相応のチヤネルから中央スイツチ
フレームKへの接続)ならびに中央スイツチフレ
ームKから線路への出接続方向の通し接続が行な
われる。接続形成の際、先ず例えば加入者線路か
ら該当の接続群を介して中央スイツチフレームK
へと通し接続がなされる。該当の接続路をこのス
イツチフレームを介してさらに通し接続するのに
必要なデータが、分散制御ユニツトから該当の既
述のデータ接続を介して中央制御ユニツトZWに
伝送される。さらに別の通し接続は接続群を介し
て(同じ接続群の場合もあるが、通常は別の接続
群を介して)行なわれ、このためには各々該当の
接続群の分散制御ユニツトが作動しなければなら
ない。
つまり分散制御ユニツトでは、接続形成方向に
関して、種々の種類の通し接続が行なわれる。即
ち、一方では、加入者線路または接続線路(また
は相応のチヤネル)からスイツチフレームKへの
通し接続が行なわれ、他方ではその逆方向の通し
接続が行なわれる。さらに、1つの部分スイツチ
フレームを介しての通し接続は、加入者線路から
接続線路(ないしチヤネル)への通し接続と接続
線路(ないしチヤネル)から加入者線路への通し
接続とがある。これらの、各接続につきその都度
必要な双方向の通し接続に関連して行なわれる情
報受信過程および/または情報送信過程では、通
し接続過程ごとに少なくとも1度、各分散制御ユ
ニツトが作動する。通し接続の種類(加入者線路
または接続線路への出接続、または加入者線路ま
たは接続線路からの入接続)は各々、分散制御ユ
ニツトのその都度の作動に相関している通し接続
過程ごとの情報処理−トラヒツクの負荷の尺度と
なる。分散制御ユニツトからは、通し接続過程に
関連して受信された情報が、そのまま又は予備処
理された上で、各分散制御ユニツトに共通の中央
制御ユニツトに転送される。中央制御ユニツトか
ら分散制御ユニツトへの情報の伝送も、必要な出
接続を行なつて信号および制御信号を相応の線路
(加入者線路、接続線路ないしチヤネル)を介し
て送出するために行なわれる。従つて1つの分散
制御ユニツトから中央制御ユニツトへの接続形成
がなされるごとに伝送される情報は、各々1つの
限定された大きさの情報部分を表わしている。情
報部分の大きさは各々接続形成の種類により定め
られる。
加入者側からの発呼および接続線路(ないし相
応のチヤネル)の入接続方向での捕捉のたびに、
当該分散制御ユニツトに所定の処理能力が必要と
なる。この必要な処理能力は、各分散制御ユニツ
ト用の初期シグナリング信号に基づいて検出でき
る。このような初期シグナリング信号は、ループ
インパルス信号方式の加入者線路の場合、例え
ば、発呼信号を表わすループ閉成信号である。接
続線路の場合、初期ジクナリング信号は例えば入
接続方向での捕捉の際のc線捕捉信号である。同
様のことが個別接続チヤネルにも当てはまる。つ
まりこれらの初期シグナリング信号は該当する線
路の種類(加入者線路または接続線路)に応じて
異なつている。形成すべき接続路の一部の通し接
続に関連して、初期シグナリング信号は、該当す
る分散制御ユニツトに予想される情報処理−トラ
ヒツク負荷殊に情報の受信、処理および/または
送出に関する負荷の大きさを信号化して表わす。
つまり通し接続すべき接続路の異なる部分に対し
ては、各々前記のトラヒツク負荷の大きさも異な
る。同じ種類の接続路部分の負荷の大きさは同じ
であり、異なる種類の接続路部分では負荷の大き
さが異なる。各分散制御ユニツトに当てはまるこ
とは、相応に中央制御ユニツトZWにも当てはま
る。スイツチフレームKを介してなされる通し接
続が、内部接続か、出接続方向の遠距離接続か、
入接続方向遠距離接続かによつて、中央制御ユニ
ツトに対する通し接続ごとの情報処理−トラヒツ
ク負荷の大きさも異なり、しかもその都度の形成
すべき接続の種類に応じても異なつてくる。
次に第2図につき説明する。第2図には分散制
御ユニツトとしての接続群制御ユニツトGP1〜
GP2と中央制御ユニツトZWとが示されている。
これらは第1図にも示されている。分散制御ユニ
ツトGP1にはカウンタZが対応して設けられて
いる。その他の分散制御ユニツトも同様である。
接続形成を要求する加入者からの発呼が生起した
場合に情報受信のために分散制御ユニツトが作動
したとき、または分散制御ユニツトに対応して設
けられた部分スイツチフレームを介しての通し接
続のために接続線路(ないしチヤネル)が入接続
方向に捕捉され且つ分散制御ユニツトが選択信号
受信のため並びに、該当の部分スイツチフレーム
を介しての通し接続の展開のために作動したと
き、またはスイツチフレームから出接続方向に接
続線路(ないしチヤネル)又は加入者線路への通
し接続が行なわれるべきとき且つこのため中央制
御ユニツトからの相応の情報を受信すべきとき、
その都度、該当する分散制御ユニツトに初期シグ
ナリング信号が加わり、この信号は常に、処理す
べき情報が引続き到来することを表わす。
分散制御ユニツトは、このような初期シグナリ
ング信号が加わる度に1つの制御信号を、所属の
カウンタZに、制御線路x1,x2,x3を介し
て供給する。分散制御ユニツトに引続き到来する
情報処理−トラヒツク負荷がどのような種類かに
応じて、制御信号は制御線路x1,x2,x3の
うちのいずれか1つを介して分散制御ユニツトか
らカウンタZへと伝送される。この制御信号によ
つてカウンタZはカウントアツプ作動される。カ
ウンタのカウントアツプおよびカウントダウンの
結果、その都度、計数段z1〜z10のうちの1
つがマークされる。カウンタのカウントアツプの
際、マーク位置は計数段の参照番号に関して上昇
方向にステツプし、カウントダウンの際はマーク
位置が逆方向にステツプする。初期シグナリング
信号の到来毎にカウンタZがカウントアツプする
ステツプ数は、殊に分散制御ユニツトにとつて望
ましい情報処理−トラヒツク負荷の大きさに依存
する。初期シグナリング信号は所定の制御線路x
1〜x3を介して到来し、これによりカウンタZ
のカウントアツプステツプの数と関連して決ま
る。「関連して決まる」というのはここでは、初
期シグナリング信号の到来時のカウントアツプ数
が、単にどの制御線路x1〜x3を介して初期シ
グナリング信号が到来したかにのみ依存するので
なく、測定値線路w1〜w3を介して伝送される
測定値情報にも依存して決まるという意味であ
る。
分散制御ユニツトのカウンタZは各分散制御ユ
ニツトの情報処理−トラヒツク負荷の検出と、情
報処理−トラヒツク過負荷の検出と、このような
過負荷の防止とに用いられる。すべての接続は部
分スイツチフレームのみならず中央スイツチフレ
ームをも介して通し接続されるので、分散制御ユ
ニツトが応動すれば結果的に中央制御ユニツトも
応動する。従つて各分散制御ユニツトの情報処理
−トラヒツク負荷の検出とこの分散制御ユニツト
に対する情報処理−トラヒツク過負荷の識別なら
びにこのトラフイツク過負荷の防止とは、同時に
中央制御ユニツトの情報処理−トラヒツク負荷と
情報処理−トラヒツク過負荷とこの過負荷の防止
にも関係する。公知のように分散制御ユニツトと
中央制御ユニツトとが共働する場合、その情報処
理−トラヒツク負荷の整合は極めて困難である。
従つて中央制御ユニツトの情報処理−トラヒツク
過負荷の防止は極めて重要である。
分散制御ユニツトおよび中央制御ユニツトに対
して、今後は共通に「制御ユニツト」と記述す
る。これらの制御ユニツトの各々の負荷能力は基
本的にその構成(構造およびプログラム処理)と
これらのユニツトを通過する情報の処理過程の種
類および量とに依存している。さて経験から、異
なる種類の情報処理過程を、1つの制御ユニツト
の動作中ずらして行うことができることが分かつ
た。例えば一日のうちのある時間帯では大部分は
市内接続が形成され、別の時間帯では大部分は市
外接続が形成されるということがありうる。さら
に一日のうちの所定の時間帯には短時間の通話の
方が多く行なわれ、他の時間帯には長時間の通話
の方が多く行なわれるということもある。さらに
一日のうちの所定の時間帯には他の時間帯に比べ
て特殊サービスに多く利用されるということもあ
る。従つてこの種の制御ユニツトの負荷能力は一
定しない。制御ユニツトに適正に負荷を加えるた
めに、異なる動作時間に対して、異なる前提条件
に基づいて異なる負荷能力を設定すると有利であ
る。従つてこのような制御ユニツトに、負荷能力
を決定するための測定装置を設けると都合が良
い。この測定装置は絶えず変動する負荷を或る期
間に亘つて積分するものとし、その際期間は十分
精確な測定結果を得るのに充分な大きさ、即ち短
時間の変動には影響されない期間とする。このよ
うな測定装置は例えば、各制御ユニツトがすべて
の到来した情報処理命令を処理する際にその都度
1つの要求信号を発生し、この要求信号が殊に測
定装置に供給されて動作するものとする。この測
定装置は所定の期間、例えば1secまたは5secに亘
つて、該当の制御ユニツトにおいて発生した接続
要求信号の数を計数する。
第2図に、分散制御ユニツトごとに設けられて
いて、この分散制御ユニツトに線路m′を介して
接続されている上述の測定装置がMで示されてい
る。測定装置Mは測定線路m′を介して、要求信
号の発生毎にその要求信号を受けとる。測定装置
は公知のように要求信号を計数する。中央クロツ
ク発生装置rから分周器Uを介して、測定装置M
は開始信号と終了信号、即ち測定時間間隔を表示
する2つの時間マーカを受け取る。測定装置はこ
れら2つの時間マーカの間に到来した該当の分散
制御ユニツトの要求信号の数を検出し、この数を
比較装置Wに伝送する。この比較装置には一定の
値が記憶されており、この値を用いて要求信号の
数に関するデータが比較される。負荷能力に関し
て3つの異なる測定結果が与えられるものとす
る。この数は3つに限定されるものではなく、よ
り多い数(4以上)にしてもよい。比較装置Wは
測定装置の各測定期間の経過後に、その都度1つ
の、制御ユニツトの負荷能力に関する測定結果を
送出し、この結果が一日の時間帯ごとの動作特性
に相当する。
負荷能力の測定は分散制御装置GP1〜GPnの
各々に対して個別に行なわれる。しかしまたその
上に、このような負荷能力測定を中央制御ユニツ
トに対しても行うことができる(これを破線で示
す線路m″で示す)。あるいは負荷能力測定を中央
制御ユニツトだけに行い、その際得られた測定結
果は、中央制御ユニツトに対応して設けられた測
定装置の測定値データの形で、分散制御ユニツト
に所属して設けられたカウンタZに供給される。
一日の時間帯により決定される各制御ユニツト
の負荷能力に関する、各々上記の方法で循環的に
繰返して検出される測定結果は3通りであり、つ
まり、常に3つの異なる測定値データから成る。
各測定値データは、目下の制御ユニツトの負荷能
力に応じて(ここで「負荷能力」とは該当する制
御ユニツトの測定期間毎に行なうことのできる処
理過程、例えば演算動作、制御過程等の数であ
る)異なる値を取る。3つの測定値データの各々
を伝送するための3つの異なる測定値線路w1〜
w3が設けられており、この測定値線路を介し
て、これらの測定値データが測定値メモリv1〜
v3に伝送される。負荷能力測定ごとの3つの異
なる測定値データはさらに3つの上述の制御線路
x1〜x3に個別に対応しており、制御線路のう
ちの常に1つが、各1つの初期シグナリング信号
を分散制御ユニツトからカウンタZへと伝送し、
これにより、今伝送された初期シグナリング信号
でもつて予告される初期シグナリング信号に続い
て到来する情報を処理するために分散制御ユニツ
トに加わる動作負荷が、その都度どのような種類
であり、且つその種類に応じてどのような大きさ
であるかが示される。これに関連して、これらの
各々の負荷の種類を説明するために3つの制御線
路x1〜x3に対応する3つの異なる初期シグナ
リング信号について言及する。これらの3つの異
なる予想される初期シグナリング信号の各々は3
つの測定値データのうちの1つに割当てられてお
り、3つの測定値データのうちの個々の値は、該
当する制御ユニツトの負荷能力に関する各々の値
を、到来した各初期シグナリング信号によつて制
御ユニツトに加えられた動作負荷の種類ならびに
大きさに関連して表わしている。
測定期間ごとに検出された3つの値は各々、初
期シグナリング信号の到来時にカウンタがカウン
トアツプされた計数ステツプ数を示す。従つて初
期シグナリング信号によつてカウンタがカウント
アツプする計数ステツプ数は、その都度初期シグ
ナリング信号と負荷能力測定の測定結果とに依存
する。
既述の、カウンタのカウントダウンは同じ時間
間隔で行なわれる。このために各カウンタに中央
クロツク発生装置rから同じ時間間隔においてカ
ウントダウンパルスが供給され、1つのカウント
ダウンパルスの供給ごとにカウンタは1ステツプ
ダウンされる。
仮りにカウンタが第5計数ステツプに達したと
き、つまりカウンタの計数段z5がマークされた
ときに、加入者の呼が拒絶されるものとする。こ
れはつまり、この動作状態においては加入者が加
入者の送受話器を取り上げて呼出信号を送出して
も、選択信号を有効に送出することができないと
いうことを意味する。つまりこのような動作状態
では、分散制御ユニツトが、発呼状態にある加入
者の選択信号を受信して記憶することができない
ように遮断されている。これに関連して、この動
作状態において、発呼状態にある加入者に話中信
号が送出されるようにすることもできる。つまり
計数段z5のマークは、カウンタのカウントアツ
プおよびカウントダウンに関して1つの限界値に
対応している。即ちカウンタのカウントアツプに
よりこの限界値を越えたとき、カウンタにおい
て、カウントダウンにより再び限界値に戻るまで
の間、過負荷規準信号が発生する。つまり初期シ
グナリング信号に基づくカウントアツプ過程が、
一方では該当する分散制御ユニツトならびに中央
制御ユニツトにとつて望ましい情報処理−トラヒ
ツク負荷に依存しており、他方では中央制御ユニ
ツトの目下の負荷能力に依存しているので、その
都度のカウントアツプされた計数ステツプ数によ
つて、ならびにカウンタのカウントダウンが一定
の速度で行なわれることによつて、最後に受信さ
れた選択情報の処理時間に相当する所定の時間間
隔の間、分散制御ユニツトによる選択信号の受信
が中断されるようになつている。この時間間隔
は、初期シグナリング信号に対して、該当するメ
モリv1,v2またはv3に記憶されている値に
よつて決定される。
カウンタZにおいて初期シグナリング信号の累
積が行なわれる。カウンタが計数段z5で表わさ
れる限界値に達すると、この計数段z5のマーク
において、または1つの計数値の計数段のマーク
において、過負荷規準信号が発生する。この信号
は過負荷線路5を介して分散制御ユニツトに伝送
される。つまり過負荷規準信号は、限界値に達す
るまでに供給される初期シグナリング信号と、こ
の初期シグナリング信号に続く相応の情報の信号
(到来する選択信号)のうちの最初の信号との間
形成され、この選択信号の最初の信号が該当する
分散制御ユニツトに受け入れられるのを阻止す
る。同時に話中信号を該当の加入者に対して接続
することができるので、加入者は可聴信号によつ
て、選択信号の送出が無効であることを知る。線
路5を介して過負荷規準信号が伝送されると、発
呼者からの選択信号の受信が中断される。別の実
施例によれば、過負荷規準信号がカウンタから分
散制御ユニツトに伝送されることにより、過負荷
規準信号の発生期間中は次の初期シグナリング信
号およびこれに対応して到来する情報、例えば選
択信号が受信されなくなるが、過負荷規準信号の
発生の原因となつた初期シグナリング信号に引続
いて到来する情報は受信されるようにすることも
できる。つまりこの場合、初期シグナリング信号
が受信されれば、この初期シグナリング信号に続
く情報も受信される。受信された初期シグナリン
グ信号により過負荷規準信号が発生した場合、次
の初期シグナリング信号とこれに続く情報とはも
はや受信されない。
第2図に示すように、別のもう1つの過負荷線
路7が設けられている。この過負荷線路7を介し
て過負荷規準信号が伝送されるのは、カウンタが
相応の高い計数値に達したときだけである。同様
のことが過負荷線路10についてもいえる。例え
ば、過負荷線路5を介して伝送される過負荷規準
信号は分散制御ユニツトが発呼者からの選択信号
を受信しないようにし、過負荷線路7を介して伝
送される過負荷規準信号は、入接続方向に捕捉さ
れた接続線路を介して到来する選択信号が分散制
御ユニツトに受信されないようにするものとす
る。カウンタの計数値が分散制御ユニツトの瞬時
の負荷能力を示すので、計数段z5に相応する負
荷段階では、発呼者からの選択信号の受信は阻止
され、他方入接続方向に捕捉された接続線路から
の選択信号は、さらに高い負荷状態になつてから
阻止される。さらにもつと高い負荷状態で、中央
制御ユニツトから分散制御ユニツトへと逆方向に
受信されるべき情報の受信も阻止されるようにす
ることができる。
以上の説明から、トラヒツク負荷の検出および
過負荷状態の検出が分散制御ユニツトにおいて分
散制御ユニツト内またはその近傍に設けられてい
て、分散制御ユニツトの作動状況を検出するカウ
ンタで行われることが理解できよう。つまりトラ
ヒツク負荷の検出および過負荷の検出は分散制御
部で行われる。情報過負荷の防止のために、カウ
ンタから発生される過負荷規準信号が過負荷線路
5および7を介して次のような作用を行う。即
ち、該当する接続群の部分スイツチフレームを介
しての入接続方向の通し接続のための情報を受け
取るために分散制御ユニツトが作動するのを阻止
する。これに対しスイツチフレームKから接続線
路または加入者線路への通し接続は、過負荷線路
5および7を介して過負荷規準信号が送出された
後にも行うことができる。過負荷線路10を介し
て過負荷規準信号が分散制御ユニツトに伝送され
て初めて出接続方向の通し接続も行なわれなくな
り、その際、このような状態に達したときに当該
分散制御ユニツトが相応の情報を受信するのを阻
止される。つまり過負荷線路10は、中央制御ユ
ニツトによる情報の受信を阻止するのみならず、
該当の分散制御ユニツトへの情報の送出、殊に接
続群内部での通し接続過程の展開のための情報の
送出を阻止する過負荷規準信号を伝送する。
要するに、トラヒツク負荷の検出および過負荷
状態の識別は、分散制御ユニツトにおいて、つま
り部分共通制御装置において行なわれる。分散制
御ユニツト中に設けられるそれ自体公知のカウン
タには過負荷信号ではなく、初期シグナリング信
号が供給され、初期シグナリング信号は各測定値
に応じてカウンタをカウントアツプさせる。つま
り過負荷信号はカウンタに供給されるのではな
く、カウンタから発生する。つまり、カウンタに
供給される、トラヒツク負荷に関連する制御信号
は過負荷信号ではなく、その都度分散制御ユニツ
トに受信されてそこで中間記憶され再び中央制御
ユニツトに供給される情報部分の開始を表わす制
御信号である。既述のように、この制御信号が初
期シグナリング信号である。しかしこの制御信号
は別の方法で得ることができる。つまり一連の選
択信号のうちの最初の選択信号の到来に基づいて
得ることができる。
本発明はPCM−電話交換機への適用に限定さ
れるものではなく、アナログ技術の電話交換機に
用いることもできる。殊にこの関連において、過
負荷信号を、個別接続回路装置に供給することも
できる。この回路装置を介して限界値に到達する
まで供給された初期シグナリング信号が到来する
ものとする。回路装置に供給された過負荷信号
は、初期シグナリング信号と情報信号とから成る
処理すべき情報が前記個別接続回路装置に到来し
たときに、これらを回路装置から先に伝送されな
いようにする。同様に、過負荷信号を個別接続回
路装置に割当てて中央部、即ち中央制御装置に記
憶し、これにより、該当する接続路別の回路装置
において、到来した情報が受け取られないように
してもよい。
さらに、1つの過負荷信号が加えられる個別接
続回路装置を介してまたは過負荷信号が記憶され
た個別接続回路装置を介して、信号、殊に可聴信
号が送られるようにすることもできる。可聴信号
は、当該個別接続回路装置を介しての情報信号の
受信が阻止されたことを示す。この場合、可聴信
号とは主に話中信号である。
公知の装置と異なり、本発明の装置では、中央
制御ユニツトに対して生じた情報処理−トラヒツ
ク負荷が部分共通制御部すなわち分散制御ユニツ
トで検出され、しかも唯一の部分共通制御部で検
出されるのではなく総べての分散制御ユニツトで
検出される。このために、トイツ連邦共和国特許
出願公開第3236130号公報により公知のカウンタ
が用いられる。しかし本発明では情報処理−トラ
ヒツク負荷の検出および過負荷信号の形成は、こ
の公開公報に記載の方法のように中央共通制御部
で行なわれて過負荷信号がこの中央共通制御部か
ら部分共通制御部に伝送されるのではなく、カウ
ンタには初期シグナリング信号が供給され、過負
荷信号はカウンタに供給される代わりにカウンタ
から供給される。初期シグナリング信号がカウン
タに、しかも分散制御部に供給されることにより
時間利得すなわち時間的余裕が得られ、これによ
り早期の過負荷防止を行うことができる。つまり
中央制御ユニツトに対する過負荷をほとんど予測
でき、過負荷が生ずるのを予め阻止できるように
早期に過負荷防止処置がなされる。この時間利得
に殊に、カウンタに供給される初期シグナリング
信号と、各初期シグナリング信号に続く情報(例
えば選択信号)との間の時間間隔も使用できる。
尚これらの各初期シグナリング信号に続く情報が
全体的に、中央制御ユニツトに加えられる情報処
理−トラヒツク負荷の原因となる。過負荷規準信
号の発生の結果、中央制御ユニツトへの情報供給
が全面的に遮断されるのではなく、総べてのトラ
ヒツクに対してランダムに分布している個々の捕
捉(例えば加入者発呼による捕捉)が阻止され
る。これにより、過負荷防止を極めて正確に行
え、且つ生じたトラフイツク過負荷が処理された
後には、この処理に用いられた一時的防止処置を
再び無効にすることができる。過負荷防止処置が
分散制御ユニツトの作動時にどのような場合でも
同じ様に作用するのではなく、上述のように、分
散制御ユニツトに割当てられた部分スイツチフレ
ームを介して行なわれる入通し接続および出通し
接続に関して、場合により異なるようにしたこと
により、第1に、過負荷防止処置が情報処理−ト
ラヒツク負荷の制限に関して非常に有効になり、
第2に、分散制御ユニツトおよび中央制御ユニツ
トの側で既に実行された動作を無駄にすることが
なくなる。つまり、分散制御ユニツトおよび中央
制御ユニツトの側で既に実行された接続形成のた
めのひいては出通し接続のための情報処理が、分
散制御ユニツトの接続要求に対する拒絶によつて
無駄になることがなくなる。
以上述べたこととの関連において、前記ドイツ
連邦共和国特許出願公開第3236130号公報により
公知のカウンタを、新たな技術と関連づけて用い
ることは非常に重要である。このカウンタに、こ
のカウンタのカウントアツプ量を次に述べる或る
値に従つて制御する情報を供給することにより、
中央制御ユニツトに加えられるトラヒツク負荷
を、中央制御ユニツトの処理能力に最適に合わせ
ることができる。或る値とは、その都度、分散制
御ユニツトおよび中央制御ユニツトに加えられる
情報処理命令の種類と、中央制御ユニツトの一日
の時間帯により決まる情報処理−負荷能力の測定
結果とから決定される値のことである。分散制御
部のそれ自体公知のカウンタを用いることによ
り、分散制御ユニツトごとの目下のトラヒツク負
荷の尺度が得られる。従来のように、1つの測定
期間に亘つて到来した捕捉信号を計数する必要が
ない。従来はこのような測定時間が経過しなけれ
ばその間に生じたトラヒツク負荷を検出できない
ので、トラヒツク負荷の検出結果は常に、測定期
間の長さの半分に相当する中間遅延時間の後に初
めて得られた。さらにこの公知の、連続する測定
期間内で計数する方法ではこの測定期間の長さ
を、計数すべき事象の数および分布を考慮して十
分大きく選定しなければならない。このことは、
この公知の計数方法を中央制御部にではなく、分
散制御部において用いる場合、測定期間の長さを
さらに相応に大きくしなければならないことを意
味する。これらの欠点も、上記の本発明の実施例
により解決される。
つまり、本発明の実施例によれば所定の計数値
に達したときに発生する過負荷規準信号の結果、
この過負荷規準信号が初期シグナリング信号とこ
の初期シグナリング信号に続いて到来する選択信
号との間に生じた場合に、後者の信号の受信が阻
止されるようにするか、あるいは後者の信号もな
お受信されるようにして次の初期シグナリング信
号ならびにこれに所属の選択信号の受信はいずれ
も阻止されるようにすることができる。どちらの
実施例も、過負荷規準信号が分散制御ユニツト内
で分散制御ユニツト自体によつて処理される場合
用にも、また過負荷規準信号が個別接続回路装置
(例えば接続トランク)に加えられた場合用にも
可能である。過負荷規準信号は、カウンタの所定
の1つの計数段がマークされて相応の過負荷信号
が線路5,7,10を介して伝送されることによ
り得られる。しかし過負荷規準信号を、逆に相応
の計数段マークが消滅し、これにより次の初期シ
グナリング信号ないし選択信号の受信が阻止され
ることにより発生させてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明により動作するPCM−電話交
換機のブロツク回路図、第2図は本発明により設
けられた分散制御ユニツトに対応するカウンタお
よび測定装置のブロツク回路図である。 LTG1〜LTGn……接続群、GP1〜GPn……
分散制御ユニツト、K……中央スイツチフレー
ム、ZW……中央制御ユニツト、Z……カウン
タ、M……測定装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 情報処理容量に関して能力が限定されている
    制御装置と、各制御装置の情報処理−トラヒツク
    負荷を検出し且つ情報処理−トラヒツク過負荷を
    検出する装置と、トラヒツク負荷に関連する制御
    信号に応じてカウントアツプされ且つ情報処理容
    量に応じて規則的な時間間隔でカウントダウンさ
    れて1つの限界値に達する、トラヒツク過負荷防
    止用のカウンタとが設けられている、通信機器用
    回路装置において、制御信号が、処理すべき情報
    の引続いての到来を予告する初期シグナリング信
    号であり、前記制御信号がカウンタでもつて累算
    されることにより限界値に達した場合に過負荷規
    準信号が形成され、その際該負荷規準信号は、当
    該過負荷限界値到達を生じさせる初期シグナリン
    グ信号とこの初期シグナリング信号に続く情報の
    信号のうちの最初の信号との間で形成されて、こ
    の後続する情報の真号が該当の制御装置に受信さ
    れるのを阻止することを特徴とする通信機器用回
    路装置。 2 情報処理容量に関して能力が限定されている
    制御装置と、各制御装置の情報処理−トラヒツク
    負荷を検出し且つ情報処理−トラヒツク過負荷を
    検出する装置と、トラヒツク負荷に関連する制御
    信号に応じてカウントアツプされ且つ情報処理容
    量に応じた規則的な時間間隔でカウントダウンさ
    れて1つの限界値に達する、トラヒツク過負荷防
    止用のカウンタとが設けられている、通信機器用
    回路装置において、制御信号が、処理すべき情報
    が引続き到来することを表わす初期シグナリング
    信号であり、前記制御信号がカウンタでもつて累
    算されることにより限界値に達した場合に過負荷
    規準信号が形成され、その際該過負荷規準信号
    は、1つの初期シグナリング信号が受信された後
    に形成されて、該初期シグナリング信号に続く情
    報の受信後に次の初期シグナリング信号の受信さ
    れるのを阻止することを特徴とする通信機器用回
    路装置。
JP59057521A 1983-03-31 1984-03-27 通信機器用回路装置 Granted JPS59194556A (ja)

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