JPH0340896Y2 - - Google Patents

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JPH0340896Y2
JPH0340896Y2 JP17191787U JP17191787U JPH0340896Y2 JP H0340896 Y2 JPH0340896 Y2 JP H0340896Y2 JP 17191787 U JP17191787 U JP 17191787U JP 17191787 U JP17191787 U JP 17191787U JP H0340896 Y2 JPH0340896 Y2 JP H0340896Y2
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rubber
waterway
joint
joint structure
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JP17191787U
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JPH0175135U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はゴム製水路部材の接合部構造に係り、
詳しくは空地造成、農地造成あるいは道路側溝に
形成されたU字排水路に設置されるゴム製水路部
材の接合部構造に関する。
(従来技術) 従来、空地造成や農地造成の際につくられる排
水路には、コンクリート製の水路が連続して布設
されていた。また、最近ではコンクリート製の水
路部材より遥かに軽量な硬質性の合成樹脂を素材
したものも使用されていた。
このような水路部材が排水路に設置される場
合、各水路部材はその各端面にモルタルを介在さ
せたり、接着剤を塗布することにより接合されて
いた。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、従来のコンクリーン製あるいは硬質の
合成樹脂製水路部材が特に寒冷地で使用される
と、水路部材に接する周囲の土壌に含まれる水分
が凍結して各水路部材を異なつた量だけ持ち上げ
て、水路部材間の接合部に剪断歪を与え、その結
果、水路部材の接合部分は早期に亀裂が生じて破
損することがあつた。また、そればかりでなく従
来の水路部材は所定形状の剛性体であり、排水路
の溝形状に沿わない場合には排水路の溝を再度堀
り直して修正する必要があつた。
本考案はこのような問題点を改善するものであ
り、施工時において排水路の溝面に自由に合わす
ことができる変形可能なゴム製水路部材を用いた
接合部分の構造であつて、特に寒冷地における水
路部材の接合部分の亀裂あるいは破損を防止した
ゴム製水路部材の接合部構造を提供することを目
的とする。
(問題点を解決するための手段) 即ち、本考案の特徴とするところはゴム中に塑
性変形可能な金属部材からなる芯材を埋設した断
面U字型のゴム製水路部材同志の接合部分におい
て、上記水路部材の端部に形成した肉厚の薄い段
差部と他の水路部材の段差部を粘着層を介在させ
た状態で重ね合わせ、この重ね合せ部のほぼ全領
域を一定ピツチで締め付け材によつて機械的に固
定してなるゴム製水路部材の接合部構造にある。
(作用) このゴム製水路部材の接合部構造によれば、ゴ
ム製水路部材の端部同志が肉厚の薄い段差部で重
ね合せられ接合部分も段差のない同一面になつて
水の流れも良好になる。また、相対面する段差部
の間には粘着層が介在しているため、水の漏れも
発生しなくなる。更には、本考案のゴム製水路部
材の接合構造を寒冷地の排水路に使用しても、接
合部分が比較的3軸方向への伸縮性に富んでいる
ため水分の凍結による早期破損も起こりにくい。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面に従つて説明
する。
第1図は本考案に使用するゴム性水路部材の一
部切欠き斜視図、第2図は本考案に係るゴム性水
路部材の接合部分の斜視図であり、本考案のゴム
性水路部材1は天然ゴム、イソプレンゴム、クロ
ロプレンゴムあるいは耐候性の良好なエチレン−
プロピレン・ターポリマー、ブチルゴムもしくは
これらのブレンド物からなるゴム材2に金属性の
金網、金属平板からなる芯材3を埋設したもの
で、断面が略U字型で約50〜200cm程度の長さを
もつた比較的細長い形状になつている。そして、
前記水路部材1の少なくとも一方の端部5内側に
は肉厚を薄くした段差部4があり、他の水路部材
と接合する箇所になつている。
前記芯材3は前述の通り金属性金網、金属平板
からなる金属部材であり、この部材はゴム性水路
部材1を保形する機能と同時にこの水路部材1の
形状を自由に変えることができる機能を担つてい
る。そのため、この金属部材は開孔率R={a/
(a+d)}2×100(a:開き目、d:線径)30〜95
を有するもので、平織、綾織、クリープ織、菱形
金網、亀甲金網等のものが使用可能である。ま
た、金属平板は厚さ0.02〜1mm程度のもので、丸
形、角形の貫通孔が複雑個設けられており、貫通
孔の占める割合(貫通孔の面積/平板面積×100)
も約10〜70%である。
上記構成を有するゴム製水路部材の接合部構造
は、第2図及び第3図に示すように、各端部5,
5に設けられた夫々の肉厚の薄い段差部4,4が
ほぼ全長にわたつて粘着層6を介在させた状態で
重ね合せられており、この粘着層6は非加硫ゴム
組成物、自然加硫可能なゴム組成物あるいはアス
フアルト等の瀝青物にゴムあるいは合成樹脂を混
入した組成物から構成されている。
そして、上記ラツプ部7はほぼ一定間隔をおい
て締め付け材8によつて機械的に固定されている
が、この場合水路部材の外側の側壁9にラツプ部
の巾とほぼ同等もしくはこれより大きい巾をもつ
た補強板10を装備し締め付け材8の先端をこれ
に挿入してラツプ部7の締め付け力を高めること
ができ、また接合部分を補強することができる。
しかし、この補強板10は必要に応じて使用さ
れ、施工が困難な箇所には使用する必要はない。
尚、上記締め付け材8はネジ、ボルト、カスガ
イ、リベツト等であり、また補強板10は木材、
剛性の樹脂等よりなる。
これによつて、ゴム製水路部材の接合部分の内
側は段差のないほぼ同一平面になつて水の流れも
よく、この部分に砂の溜まることもない。また、
上記接合部材は十分補強され、土圧に対しても耐
えることが出来る。更に、このようにして接合し
たゴム製水路部材を空地造成地等に設けられた排
水路に設置する場合、たとえこの水路部材の寸法
が排水路より大きくても、水路部部材の頂部付近
を押圧することによつて下部コーナー部を変形さ
せて排水路に沿わすことも可能になる。また、こ
の水路部材はある程度の柔軟性を有しているため
排水路の下地盤の不陸面にも沿いやすく基盤処理
を必要としない。
(効果) 以上のように本考案のゴム製水路部材の接合部
構造によれば、接合部分の内側が他の領域と段差
のないほぼ同一面に形成されるため、水の流れが
良好になるばかりでなく、砂等が溜まることもな
くなり、更には水路部材の端面の段差部間に粘着
層が介在しているため水の漏れもなくなる。ま
た、このゴム製水路部材の接合部構造を寒冷地の
排水路に使用しても接合部分が3軸方向への伸縮
性に富んでいるため、この部分にかかる応力を十
分吸収するため、水分の凍結による被害、即ち接
合部分の応力集中に伴なうクラツク発生等の被害
を受けない優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案において使用するゴム製水路部
材の一部切欠き斜視図、第2図は本考案に係るゴ
ム製水路部材の接合部構造の斜視図、第3図は第
2図のA−A断面図である。 1……ゴム製水路部材、4……段差部、5……
端部、6……粘着層、7……ラツプ部、8……締
め付け材、10……補強板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ゴム中に塑性変形可能な金属材料からなる芯
    材を埋設した断面U字型のゴム製水路部材同志
    の接合部分において、上記水路部材の端部に設
    けた肉厚の薄い段差部と他の水路部材の段差部
    を粘着層を介在させた状態で重ね合わせ、この
    重ね合せ部の全領域をほぼ一定ピツチで締め付
    け材によつて機械的に固定してなることを特徴
    とするゴム製水路部材の接合部構造。 2 補強板が前記締め付け材によつて接合部分の
    外側に取り付けられている実用新案登録請求の
    範囲第1項記載のゴム製水路部材の接合部構
    造。
JP17191787U 1987-11-09 1987-11-09 Expired JPH0340896Y2 (ja)

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JP17191787U JPH0340896Y2 (ja) 1987-11-09 1987-11-09

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Publication Number Publication Date
JPH0175135U JPH0175135U (ja) 1989-05-22
JPH0340896Y2 true JPH0340896Y2 (ja) 1991-08-28

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