JPH0340874A - セルロース系繊維の処理方法 - Google Patents

セルロース系繊維の処理方法

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JPH0340874A
JPH0340874A JP1172596A JP17259689A JPH0340874A JP H0340874 A JPH0340874 A JP H0340874A JP 1172596 A JP1172596 A JP 1172596A JP 17259689 A JP17259689 A JP 17259689A JP H0340874 A JPH0340874 A JP H0340874A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はセルロース系繊維製品の処理方法、特にはセル
ロース繊維又はセルロース繊維と他の繊維とを混紡・混
用したものからなるiam製品に対し、その本来の特性
を保持したまま強度を向上させ、洗濯後の引裂強度の低
下を防止し、同時に耐久性のある柔軟でかつ反撥弾性や
肉厚感、平滑性に富む風合を付与することのできる処理
方法に関するものである。
〔従来の技術及び解決すべき課題〕
セルロース系繊維製品、特に木綿を用いた製品は衛生的
機能、着心地、風合、外観及び物理的、化学的機能のバ
ランスがよいので、古代から最も優れた被服材料である
ことは周知であり、近年各種の合成繊維が発明されてい
るが、衛生的機能、着心地、風合等の点で木綿を凌ぐも
のは出現していない。
近時、衣生活の高級化により木綿製品が高級材料として
益々愛好され、従来にない8i細糸、薄い織物や編物が
出現している。これら薄物綿製品は厚物よりも柔軟でド
レープ性に富み、着心地、風合、外観は更に優秀である
が、反面、原糸が細いために強度(引裂、引張、耐摩耗
等)が低く、洗濯すると更に強度が下るという欠点が重
大化して来たが、中でも実用上特に重要なのは引裂強度
である。
従来から木i!i!製品の洗濯による強度低下はよく知
られているが、太い糸を用い組織の密な織、編物ではも
ともと強度が高いため問題化されず、洗濯で強度が低下
しても実用的には十分であった。
しかし、このような厚物製品は風合が粗硬になり、ドレ
ープ性に欠けるため優美な被服的外観が得られない。
このような薄物綿製品の有する欠点を改良するためのひ
とつの方法として合成繊維を混紡・混用することが行な
われ、これによって強度は向上するが、吸湿性、吸汗性
、感触、風合等の綿製品本来の長所が減殺される。
また、薄物綿製品を高級脂肪酸あるいは高級アルコール
誘導体であるいわゆる柔軟化剤で処理すれば、強度の改
良には多少の効果がみられるが、洗濯により脱落して効
果がなくなり、ポリエチレンワックスエマルジョンで処
理する方法は、欠点として木綿の風合とは正反対のヌメ
リ感を与え、得られる効果の耐洗濯性が低いものである
。 したがって、木綿の薄物繊維製品を中心とするセル
ロース系繊維製品に対し、その本来の衛生的機能、着心
地、風合、外観を保持したままで強度を向上すると共に
洗濯後の強度低下を防止することのできる処理方法の出
現が望まれていた。また、セルロース系繊維製品に対し
ては耐久性のある柔軟で反撥弾性や肉厚感に富む風合を
付与することが好ましく、これを可能とする処理法が望
まれていた。
(課題を解決するための手段) 本願のセルロース系繊維の処理方法は上記の課題を解決
したものである。
本願の第1番目の発明は、 (1)−数式(I) 〔式中、R1、R2,R3はそれぞれ炭素数1〜20の
1価の炭化水素基及び1価のハロゲン化炭化水素基から
選択される1種又は2f!以上の基であり、Yはラジカ
ル反応性基及びSR基を含む有機基から選択される1種
又は2f!以上の基であり、Xは水素原子、1価の低級
アルキル基及び式R” R2R’Siで示される基(R
1,R2は前記と同じであり、R4はR1又はYと同一
の基である)から選択される同種又は異種の原子又は基
であり、楓は10,000以下の正の整数、nは1以上
の整数である〕で示されるオルガノポリシロキサン  
5〜95重量部の水中油型エマルジョンと (2)イ) −数式(II) (式中、R5は水素原子又はメチル基、R6は炭素数1
〜18のアルキル基又はアルコキシ置換アルキル基であ
る)で表わされるアクリル及びメタクリル系単量体から
選択される1種又は2種以上の単量体        
   70〜tooii量%口)エチレン性不飽和アミ
ド、エチレン性不飽和アミドのアルキロール又はアルコ
キシアルキル置換化合物、オキシラン基、ヒドロキシル
基、カルボキシル基、アミノ基、スルホン酸基、燐酸基
、ポリアルキレンオキシド基又は第4級アンモニウム塩
基含有エチレン性不飽和単量体、多価アルコールとアク
リル酸又はメタクリル酸との完全エステル、二塩基酸の
ジアリルエステル、アリルアクリレート、アリルメタク
リレート及びジビニルベンゼンの群から選択される1種
又は2種以上の多官能性単量体          0
〜20重量%八)上へイ)及び口)以外の1f!又は2
f!以上のエチレン性不飽和単量体       0〜
20重量%からなる単量体又は混合車量体(イ)〜八)
の合計100重量%)         95〜5重量
部とからなる混合物をラジカル重合開始剤の存在下で乳
化重合してなる共重合エマルジョンを主剤とする繊&l
処理剤を用いることを特徴とするセルロース系繊維の処
理方法を要旨とするものである。
本願の第2番目の発明は、前記主剤に対し架橋剤として
1分子中に少なくとも3個のけい素原子に結合した水素
原子を有する液状オルガノポリシロキサン及び架橋反応
用触媒を配合してなる繊維処理剤を用いることを特徴と
するセルロース系繊維の処理方法を要旨とするものであ
る。
すなわち、本発明者らは前記の課題を解決するため鋭意
研究の結果、ラジカル反応性をもつ有機基を有するオル
ガノポリシロキサンとアクリル系及び/又はメタクリル
系単量体あるいはこれを主体とする混合単量体との共重
合物からなるエマルジョンを主剤とする処理剤でセルロ
ース系ia維製品を処理すると、目的とする特性を付与
することができる可能性のあることを見出し、さらに上
記のオルガノポリシロキサンや混合単量体の組成、また
、架橋剤などについて検討を重ねて本発明を完成させた
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明の方法で用い名処理剤の(1)成分としてのオル
ガノポリシロキサンは一般式(1)で示され Hl、B
2、R3はメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基
等のアルキル基、フェニル基、トリル基、キシリル基、
ナフチル基等のアリール基で例示される炭素数1〜20
の1価炭化水素基又はこれらの基の炭素原子に結合した
水素原子の一部又は全部をハロゲン原子で置換した基か
ら選ばれるものであり、XはR”R’R’Siで示され
るトリオルガノシリル基(R1,u2は前記と同じ、R
4はR1又はYと同じ基)、水素原子、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基等の炭素数1〜5の低級ア
ルキル基から選ばれるものであり、Yはビニル基、アリ
ル基、γ−アクリロキシプロピル基、γ−メタクリロキ
シプロピル基、γ−メルカプトプロピル基で例示される
ラジカル反応性基及びSH基含有有機基から選ばれるも
のである。また、mは10,000以下の正の整数であ
り、nは1以上の整数であるが、望ましくは500<a
 <8,000.1<n<500 の範囲にあるのがよい。
一般式(I) で示されるオルガノポリシロキサン 4゜ 5゜ 6)で示される環状オルガノポリシロキサン、 式 で示される分子鎖両末端が水酸基で封鎖された液状ジメ
チルポリシロキサン、 式 %式%) で例示される分子鎖両末端がアル コキシ基で封鎖された液状ジメチルポリシロキサン及び
式 n=o又は正の整数)で示される分子鎖両末端がトリメ
チルシリル基で封鎖されたジメチルポリシロキサン等が
、又、ラジカル反応性基及びSN基を導入するための原
料として、 CH。
等のシラン類及びこれらの加水分解生成物として(式中
、r+−3,4,5,6)が例示される。
なお、本発明の目的を妨げない程度の少量であれば、3
官能性であるトリアルコキシシラン及びその加水分解生
成物も使用可能である。
−数式(1)で示されるオルガノポリシロキサンのエマ
ルジョンの製造については公知の方法に従えばよく、そ
の一つの方法は原料として例えば上記したオクタメチル
シクロテトラシロキサンの如き環状低分子シロキサンと
ラジカル反応性基又はSN基を含有するジアルコキシシ
ラン化合物及び/又はその加水分解物とを用い、強アル
〃す性触媒あるいは強酸性触媒の存在下に重合して高分
子量のオルガノポリシロキサンを得、しかる後に適当な
乳化剤の存在下に水中に乳化分散することによるもので
ある。又、他の一つの方法は原料として例えば上記した
低分子オルガノポリシロキサンとラジカル反応性基又は
SN基を含有するジアルコキシシラン及び/又はその加
水分解物とを用い、スルホン酸系界面活性剤及び/又は
硫酸エステル系界面活性剤の存在下に水中で乳化重合さ
せることによるものである。又、この乳化重合の場合、
同様な原料を用い、アルキルトリメチルアンモニウムク
ロ2イドあるいはアルキルベンジルアンモニウムクロラ
イドの如きカチオン系界面活性剤により水中に乳化分散
させた後、適量の水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等
の強アルカリ性物質を添加して重合させることもできる
上記したオルガノポリシロキサンのエマルジョンの製造
方法のうち、あらかじめ高分子量のオルガノポリシロキ
サンを得る場合の強アルカリ性重合触媒としては水酸化
カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化セシウム、テトラ
メチルアンモニウムヒドロキシド、テトラブチルホスホ
ニウムヒドロキシド等が、又、強酸性重合触媒としては
硫酸、トリフロロメタンスルホン酸等が例示され、いず
れも重合終了後に中和して触媒活性をなくすればその後
の使用に供することができる。得られた高分子量のオル
ガノポリシロキサンを乳化するための界面活性剤として
は非イオン系の各種ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルエステル、ソルビタン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、ショ糖脂肪酸エステル等が、アニオン系のラウリル
硫酸ソーダ、ポリオキシエチレンドデシル硫酸ソーダ等
が、カチオン系のアルキルトリメチルアンモニウムクロ
ライド、アルキルベンジルアンモニウムクロライド、ジ
アルキルジメチルアンモニウムクロライド等が例示され
る。
また、乳化重合法によりオルガノポリシロキサンのエマ
ルジョンを製造する場合、上記したスルホン酸系界面活
性剤及び硫酸エステル系界面活性剤は乳化剤と重合触媒
を兼ねるものであり、これCl0)+2’l (OCJ
J *05OsH,ラウリル硫酸ソーダ、ポリオキシエ
チレンドデシルフェニル硫酸ソーダ等が例示される。こ
れらのうち、硫酸エステル塩類は乳化終了後に陽イオン
交換樹脂と接触させることにより相当する酸に変り、重
合触媒として機能するようになる。乳化重合終了後は酸
型となっている界面活性剤を中和して触媒活性を消失さ
せればよい。また、カチオン系乳化剤としては上記の如
き第4級アンモニウム塩系を主として用い、乳化重合後
は塩基型となっている界面活性剤を中和して触媒活性を
消失させればよい。
一般式(1)で示されるオルガノポリシロキサンは、そ
の分子量が小さいと目的とする繊維の弾性及び柔軟性の
風合の付与効果が乏しいのでできるだけ分子量の大きい
方が望ましい。このため、あらかじめ重合して得たオル
ガノポリシロキサンを乳化分散する場合、このオルガノ
ポリシロキサンを高分子量のものとしておく必要があり
、乳化重合による場合は、重合後に行なう熟成の際の温
度を低くすればオルガノポリシロキサンの分子量が大き
くなるので、熟成温度を望ましくは30℃以下、さらに
望ましくは15℃以下とするのがよい。
次に、(2)成分について説明すると、これは上記の(
1)成分のオルガノポリシロキチンCグラフト共重合さ
せるための重合性単量体又はその混合物であり、下記の
イ)〜八)の3成分からなるものである。
(式中、R5は水素又はメチル基、R6は炭素数1〜1
8のアルキル基もしくはアルコキシ置換アルキル基)で
表わされる(メタ)アクリルアミド〔ここで(メタ)ア
クリルなる表現はアクリル及びメタクリルの両者をまと
めて表わすもので以下同様である。〕であり、メチル(
メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プ
ロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレ
ート、イソブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メ
タ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、オ
クチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ス
テアリル(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)ア
クリレート及びメトキシエチル(メタ)アクリレート、
ブトキシエチル(メタ)アクリレート等のアルコキシア
ルキル(メタ)アクリレートが例示され、これらの1 
fi又は2f!1以上を組合せて使用される。このイ)
成分が(2)成分中70重量%未満ではメタアクリルの
特性、特にat械的強度、耐オゾン性、織組との接着性
等の性能の付与が不十分となるので、これ以上とするこ
とが必要である。
口)成分は多官能性単量体であり、エチレン性不飽和ア
ミド、エチレン性不飽和アミドのアルキロール又はアル
コキシアルキル化合物として(メタ)アクリルアミド、
ダイア七トン(メタ)アクリルアミド、N−メチロール
(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)
アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリル
ア且ド等、オキシラン基含有不飽和単量体としてグリシ
ジル(メタ)アクリレート、グリシジルアリルエーテル
等、ヒドロキシル基含有不飽和単量体として2−ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロ
ピル(メタ)アクリレート等、カルボキシル基含有エチ
レン性不飽和単量体として(メタ)アクリル酸、無水マ
レイン酸、クロトン酸、イタコン酸等、アミノ基含有不
飽和車量体としてN−ジメチルアミノエチル(メタ)ア
クリレート、N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリ
レート等、スルホン酸基含有不飽和単量体として X: H,Na、K又はNH4) CH2−CH5O,に CHx=CHQSOsX X: H,Na、K 又はNH4) のアルキル基 X: H,Na、に 又はNH4) (x: H,Na、K又はN)14) X: H,Na、K又はNH4) (X:H,Na、K又はNH4) OsX リン酸基含有不飽和車量体として ポリアルキレンオキシド基含有不飽和単量体としてn:
2以上の整数) 等、 第4級アンモニウム塩基含有不飽和単量体として CH3 等、多価アルコールと(メタ)アクリル酸との完全エス
テルとしてエチレングリコールジ(メタ)アクリレート
、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリ
メチロールプロパントリ(メタ)アクリレート等、アリ
ル(メタ)アクリレート、ジビニルベンゼンが例示され
、これらの1 fffiのみ又は2種以上を組合せて使
用される。 これらの多官能性単量体は処理剤中のポリ
マー分の繊維への接着性を増し、処理剤中のポリマー間
の架橋に関与することによって、耐久性特に耐洗濯性、
耐ドライクリーニング性を付与し、また、親木性官能基
は処理剤中のポリマーによる繊維表面の疎水化、吸水性
や吸汗性の減少、摩擦IF電等を防止するものである。
この口)成分の使用量を増せば目的とする特性の向上は
みられるが、多すぎれば加工品の風合が損われたり耐水
性が低下したりするので、(2)成分中の20重量%以
下とすることが必要である。
ハ)成分はその他のエチレン性不飽和車量体であり、上
記イ)、口)成分だけでは発現できない風合、耐久性、
或いは繊維への接着性等が付与されるが、(2)成分中
20重量%を超えると(メタ)アクリルの特性が損なわ
れるので、これ以下とすることが必要である。これらの
単量体としては、スチレン、α−メチルスチレン、ビニ
ルトルエン、アクリロニトリル、塩化ビニル、塩化ビニ
リデン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バーサチッ
ク酸ビニルなどが例示される。
繊維に柔軟な風合を付与させるにはこの(2)成分のポ
リマー化物を柔かくすればよく、これにはこのポリマー
化物のガラス転移点を0℃以下、好ましくは一10℃以
下とすることが望ましい。従って、上記イ)〜酌成分で
ある単量体の選択にあたっては、このガラス転移点を考
慮することが望ましい。なお、後記の実施例における(
2)成分の混合車量体のポリマー化物のガラス転移点は
、1956年発行のBull、Am、Phys、Soc
、第1巻123頁に記載のT、G、Faxの方法によっ
て計算で求められる数値を示すものである。
(1)成分と(2)成分の比率については、(2)成分
95重量部に対しく1)成分が5重量部未満では(メタ
)アクリル系ポリマーの欠点である粘着感が生じ、柔軟
性が乏しくなり、又、(2)成分5重量部に対しく1)
成分が95重量部を超えると皮膜の強靭さ、繊維との接
着性、ざらには耐久性等が損なわれて実用的でない。
(1)成分と(2)成分の乳化共重合は通常のラジカル
開始剤をもちいて、公知の乳化重合法により行なえばよ
い。
ここで使用されるラジカル開始剤としては、過硫酸カリ
ウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩、過酸化水素水
、t−ブチルハイドロパーオキシド、アゾビスアミジノ
プロパンのHCl塩等の水溶性タイプ、ベンゾイルパー
オキシド、キュメンハイドロパーオキサイド、ジブチル
パーオキサイド、ジイソプロピルパーオキシカーボネー
ト、クミルパーオキシネオデカノエート、クミルパーオ
キシオクトエート、アゾビスイソブチロニトリル等の油
溶性タイプがあげられる。必要に応じ、酸性亜硫酸ナト
リウム、ロンガリット、L−アスコルビン酸、糖類、ア
ミン類などの還元剤を併用したレドックス系も使用する
ことができる。
乳化剤としては(1)成分の乳化物中に乳化剤が含有さ
れているので必ずしも新たに使用しなくてもよいが、重
合中の凝塊発生防止やエマルジョンの安定性向上のため
、必要量の乳化剤を添加しても良い。ここで使用される
乳化剤としては、例えばアルキル又はアルキルアリル硫
酸塩もしくはスルホン酸塩、アルキルアリルコハク酸塩
などのアニオン性乳化剤、アルキルトリメチルアンモニ
ウムクロライド、アルキルベンジルアンモニウムクロラ
イド等のカチオン性乳化剤、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンカルボン酸エステル等のノニ
オン性乳化剤等が好適である。
次に、主剤に対して配合される架橋剤及び架橋反応用触
媒について説明する。
架橋剤成分としては1分子中に少なくとも3個のけい素
原子に結合した水素原子を有するオルガノポリシロキサ
ンが使用可能であり、これにはただしX ≧3) 等が例示され、 また、 の共重合シロキサンも使用可能であり、このもの んでいてもよく、トリオルガノシロキシ単位と5iCh
JlL位のモル比は0.5〜2.0の範囲で設定すれば
よい。
架橋反応用触媒としてはジブチル錫及びジオクチル錫の
酢酸塩、オクチル酸塩、ラウリン酸塩等の有機酸塩、亜
鉛のオクチル酸塩、ラウリン酸塩等の有機酸塩、チタン
酸エステル等が例示される。
架橋剤は上記の(1)成分及び(2)成分の共重合物の
合計量100重量部に対し0〜50重量部、架橋反応用
触媒も同様0〜50重量部用いればよいが、架橋剤成分
、架橋反応用触媒ともに、前記したような乳化剤を用い
て水中に乳化分散させることによりエマルジョンとして
配合することができる。
この架橋剤成分は(1)成分であるオルガノポリシロキ
サンのけい素原子に結合した水酸基あるいはアルコキシ
基に反応することによって架橋した皮膜を繊維製品上に
形成し、処理剤の反撥弾性効果と洗濯に対する耐久性を
さらに高めるものである。
さらに上記以外の架橋剤としては、イソシアネート基の
重亜硫酸ソーダ、フェノール、タレゾールアダクト等の
水系ブロックイソシアネート架橋剤なども洗濯耐久性を
より向上させるものとして有効に利用できる。
本発明のセルロース系繊維の処理方法が適用されるセル
ロース系繊維とは、木綿、レーヨンやキュプラ等の再生
セルロース、麻といつ光天然あるいは再生セルロース繊
維、またはこれと他の天然繊維・合成繊維とを混紡・混
用したものを指し、形態としては糸、ヤーン、紐、織物
、編物、不織布等が例示されるが特定の形態に限定され
るものではない。
ramへの処理は次のようにして行うことができる。ま
ず、適量の水及び前記した(1)成分と(2)成分の共
重合エマルジョンからなる処理浴またはこの処理浴に前
記した架橋剤のエマルジョン及び架橋反応用触媒のエマ
ルジョンを配合した処理浴へ繊維製品を浸漬してから絞
液するか、あるいは繊維製品へ処理浴をスプレー、コー
ティングにより付着させた後、必要に応じて絞液する。
ついで、これを乾燥し、更に加熱してキュ7させる。
乾燥条件は特に制限はないが、通常40〜140℃で行
うことができる。加熱キユアリングは11〔〜200℃
で行うことができるが、好ましい温度は140〜180
℃である。このように処理された繊維製品はそのままで
使用できるが、必要に応じてソーピングを行なってもよ
い。
処理される繊維製品への処理剤の付着量は特に制限はな
いが、無水換算で繊維100重量部当り0.1−30重
量部で効果が得られ、好ましくは0.5〜10重量部で
ある。この付着量が少なすぎれば効果が不十分であり、
多すぎれば繊維本来の風合や特性が変りすぎ、また重く
なってしまうので好ましくない。
(発明の効果) 本発明の方法でセルロース系ia維を処理すれば、処理
剤の優れた物理特性と皮膜形成性により繊維製品の引裂
強度、耐摩耗強度等が向上し、しかもこれは繰返し洗濯
されてもほとんど低下しない、さらに、セルロース系繊
維の特質である衛生的機能とサラリとした感触を維持し
たまま、−段と柔軟性、ドレープ性、反撥弾性、肉厚感
、平滑性に富む風合を与える。このため、セルロース系
1llliaを用いた製品、特に薄物綿製品を本発明の
方法で処理すれば、高級な肌着、シャツ、外衣等への素
材として極めて好適なものが得られる。さらに架橋剤及
び架橋反応触媒を併用することによって、より一層の耐
洗濯性向上と反撥弾性向上が可能であることもわかった
。このように本発明の方法は実用的に極めて有利なもの
である。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例に基づき具体的に説明する。なお
、例中の部はすべて重量部を表わす。
参考例1 (オルガノポリシロキサンエマルジョンの調製)オクタ
メチルシクロテトラシロキサン1500部、メタクリロ
キシプロピルメチルシロキサン3.8部、及び純水15
00部を混合し、これにラウリル硫酸ナトリウム15部
、ドデシルベンゼンスルホン酸10部を添加してからホ
モミキサーで攪拌して乳化したのち、圧力3,000p
siのホモジナイザーに2回通して安定なエマルジョン
を作った。ついでこれをフラスコに仕込み、70℃で1
2時間加熱後、25℃まで冷却して24時間熟成した後
、炭酸ナトリウムを用いてこのエマルジョンのpHを7
に調整し、4時間N、を吹き込んでから水蒸気蒸留して
揮発性のシロキサンを留去し、つぎに純水を加えて不揮
発分を45零に調整したところ、メタクリル基を0.1
モル*含有するポリシロキサンのエマルジョンが得られ
た(以下これをE−1と略記する)。又、第1表に示す
ようにシロキサンの種類、量及び熟成条件を変えた他は
E−1と同様の方法でポリシロキサンエマルジョンE−
2〜E−4を得た。
第 表 (配合量単位二部) 参考例2 (共重合エマルジョン) 攪拌機、コンデンサー、温度計及びN2ガス導入口を備
えた反応器に、参考例1で得たエマルジョンE−133
3部(シロキサン分150部)と純水517部を仕込み
、N2ガス気流下に器内を30℃に調整した後、t−ブ
チルヒドロパーオキサイド1.0部、l−アスコルビン
酸0.5部、硫酸第1鉄7水和物0.002部を加え、
次いで器内温を30℃に保ちながらブチルアクリレート
328.6部、アクリル酸10.5部及びメタクゾル酸
5.3部の混合物及びN−メチロールアクリルアミドの
10零水溶液56部を3時間かけて滴下し、滴下終了後
さらに1時間攪拌を続けて反応を完結させた。得られた
共重合エマルジョン(以下これをp−1と略記)は固形
分濃度39.896、アクリル系単量体等のポリマー化
物のガラス転移点計算値は一46℃であった。同様にし
て第2表に示されるポリシロキサンエマルジョン及び(
メタ)アクリル系車量体等の種類、量で共重合し、固形
分濃度39〜4帖の共重合エマルシコンp−2〜p−5
を得た。
実施例1〜9、比較例 参考例2で得た共重合エマルジョンP−1〜P−5を用
い、第3表に示した配合比率で処理浴を作り、この処理
浴で綿ブロード#40(シルケット処理)をパッディン
グ処理し、ロールで絞り率(pick up) 100
%に絞った(ldip−1nip) 、ついで120℃
5分間乾燥後、150℃で2分間キユアリングした。得
られた処理布の引裂強さを測定すると共に風合について
調べたところ第3表に併記した結果が得られた。
なお、ここで第3表中の架橋剤は式 %式% チル5部を用いて水65部の中に乳化分散せしめたエマ
ルジョンであり、触媒はジブチル錫ジラウレート30部
をポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル3部を
用いて水67部中に乳化分散せしめたエマルジョンであ
る。
また、処理布の試験は下記の方法によって行なった。
洗濯 家庭用洗濯機を用い、洗剤(トップ:ライオン(株)商
品名)濃度2g/u、浴比1:30で40℃において5
分間攪拌し、水洗脱水後室温で乾燥し、これを洗濯1回
とした。
引裂強さ JIS L 1096 A−1法(シングルタンク法)
により引張速度200mm/分で測定した。
風合 手による感触で評価し下記によって示した。
良好◎〜○〜Δ〜×不良 さらに、比較のために、実施例で用いたものと同じ綿ブ
ロードについて車に水通しのみを行ない、実施例と同様
にして引裂強さを測定すると共に風合を調べたところ第
3表に併記した結果が得られた。
第3表に示された結果のとおり、実施例の処理布は比較
例のものに比べて高い引裂強さを有し、特に洗濯後にお
いてその差は顕著であった。さらに、風合についても実
施例の処理布は比較例のものより優れていた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1、R^2、R^3はそれぞれ炭素数1〜
    20の1価の炭化水素基及び1価のハロゲン化炭化水素
    基から選択される1種又は2種以上の基であり、Yはラ
    ジカル反応性基及びSH基を含む有機基から選択される
    1種又は2種以上の基であり、Xは水素原子、1価の低
    級アルキル基及び式R^1R^2R^4Siで示される
    基(R^1、R^2は前記と同じであり、R^4はR^
    1又はYと同一の基である)から選択される同種又は異
    種の原子又は基であり、mは10,000以下の正の整
    数、nは1以上の整数である)で示されるオルガノポリ
    シロキサン5〜95重量部 の水中油型エマルジョンと (2)イ)一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^5は水素原子又はメチル基、R^6は炭素
    数1〜18のアルキル基又はアルコキシ置換アルキル基
    である)で表わされるアクリル及びメタクリル系単量体
    から選択される1種又は2種以上の単量体70〜100
    重量% ロ)エチレン性不飽和アミド、エチレン性不飽和アミド
    のアルキロール又はアルコキシアルキル置換化合物、オ
    キシラン基、ヒドロキシル基、カルボキシル基、アミノ
    基、スルホン酸基、燐酸基、ポリアルキレンオキシド基
    又は第4級アンモニウム塩基含有エチレン性不飽和単量
    体、多価アルコールとアクリル酸又はメタクリル酸との
    完全エステル、二塩基酸のジアリルエステル、アリルア
    クリレート、アリルメタクリレート及びジビニルベンゼ
    ンの群から選択される1種又は2種以上の多官能性単量
    体0〜20重量% ハ)上記イ)及びロ)以外の1種又は2種以上のエチレ
    ン性不飽和単量体0〜20重量%からなる単量体又は混
    合単量体(イ)〜ハ)の合計100重量%)95〜5重
    量部 とからなる混合物をラジカル重合開始剤の存在下で乳化
    重合してなる共重合エマルジョンを主剤とする繊維処理
    剤を用いることを特徴とするセルロース系繊維の処理方
    法。 2、前記主剤に対し架橋剤として1分子中に少なくとも
    3個のけい素原子に結合した水素原子を有する液状オル
    ガノポリシロキサン及び架橋反応用触媒を配合してなる
    繊維処理剤を用いることを特徴とするセルロース系繊維
    の処理方法。 3、前記(2)成分である単量体又は混合単量体のポリ
    マー化物のガラス転移点が0℃以下である請求項1又は
    2記載のセルロース系繊維の処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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