JPH0340866A - 織編物及びその製造方法 - Google Patents

織編物及びその製造方法

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JPH0340866A
JPH0340866A JP17333889A JP17333889A JPH0340866A JP H0340866 A JPH0340866 A JP H0340866A JP 17333889 A JP17333889 A JP 17333889A JP 17333889 A JP17333889 A JP 17333889A JP H0340866 A JPH0340866 A JP H0340866A
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JP
Japan
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woven
resin
knitted fabric
wool
weight
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JP17333889A
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English (en)
Inventor
Hisafumi Takanabe
久文 高鍋
Takao Akagi
赤木 孝夫
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は洗濯収縮、防シワ(ウオツシュアンドウェア性
)、抗ビル等の効果が優れた織編物及びその製造方法に
関するものである。
(従来の技術) ウールの防縮加工は従来から行なわれている。
ウールが洗濯によって収縮する機構はウール表面のスケ
ールが水中でカギ状に膨潤し、この状態でも筐れること
でスケール同志が絡み合って収縮すると考えられている
0 この収縮を防ぐ防縮手段として以前から行なわれている
のは、ウール表面のスケールを酸化剤等を用いて削り落
としてスケール同志の絡みをなくす方法である。しかし
この方法では酸化剤によって繊維表面あるいは内部管で
を傷つけて、糸の強力の低下をかこし、かつノンスケー
ルのためウール独特のふくらみ・風合等が損なわれると
いう欠点がある。
他の方法には繊維表面を各種ガスによってプラズマ処理
することで、ウール表面のスケールの摩擦方向異方性を
小さくしてすべり易くシ、スケール同志の絡みを抑える
方法も考えられているoしかしこの方法では防縮効果が
少いうえにプラズマ処理に用いるガスの種類によっては
繊維基材をエツチングしたり亀裂を生じさせたりする。
この方法は現時点では実用化されていない。
筐た、樹脂加工による防縮加工による方法もめるが、こ
れらは洗濯回数が多くなるに従い防縮性能が低下し1、
耐久性に問題がある。
(不発明が解決しようとする問題点) 本発明はウールを15重重量%以上含む織編物の洗濯後
の収縮・シワ・ピル等の防止を簡単な工程で、ウール独
特の風合、吸湿性等の性能を損なうことなく、かつ充分
な耐久性があるものを得んとするものである。
(問題点を解決するための手段) 即ち本発明は 「(1)  ウールを15重−11%以上含む染色され
た織編物にジメチルシリコンを主成分とする皮膜形成能
があるエマルジョン型シリコンが0.1〜10重量優付
着し、該樹脂が低温プラズマ処理により架橋されており
、該織編物の30回洗濯後のタテ及びヨコ収縮率が2.
5%以下であることを特徴とする織編物。
(2〉  該樹脂が重合度4000以上10000以下
のジメチルシリコン系樹脂であることを特徴とする請求
項第1項記載の織編物。
(8)  該樹脂が架橋触媒、接着助剤および微粒シリ
カを含むシリコンである請求項第1項又は第2項記載の
織編物。
(4) ウオツシュアンドウェア性が30回洗濯後4級
以上である請求項第1〜3項のいずれかに記載の織編物
(5)  クールの吸湿性が22℃、65SRHにかい
て10重#:、%以上を保持した請求項第1〜4項のい
ずれかに記載の織編物。
(6)  ウールを15重重量%以上含む染色された織
編物にジメチルシリコンを主成分とする皮膜形成能ノア
ルエマルジョン型シリコンを0.5〜10重量係重量言
付、乾燥後又は乾燥及びキユアリング後に非重合性ガス
にて真空度0.05〜5 Torr、処理時間5〜30
0秒、出力0.1〜5ワット/−の条件でプラズマ処理
を行うことを特徴とする織編物の製造方法。
(7)該樹脂が重合度4000以上10000以下のジ
メチルシリコン系樹脂であることを特徴とする請求項第
6項記載の織編物の製造方法。
(8)該樹脂が架橋触媒、接着助剤および微粒シリカを
含むシリコンであることを特徴とする請求項第6項又は
第7項記載の織編物の製造方法。
(9)非重合性ガスが不活性ガスであることを特徴とす
る請求項第6〜8項のいずれかに記載の織編物の製造方
法。           」に関する。
本発明でいうウールを15i量多以上含む織編物とは、
ウールを合成・天然・再生繊維等と混紡したとき繊維全
体電通に対してウールの占める重量割合が15重6以上
ある織編物をいう。洗濯後収縮は繊維全体中でウールの
占めるt量割合が30φ以上になると問題になってくる
エマルジョン型シリコンとは以下をいうoシリコン系樹
脂には水系エマルジョン型、溶剤型等があるが樹脂加工
工程からみて水系エマルジョン型の方が好ましい。水系
エマルジョン型とはシリコン樹脂を分散媒に細粒状に分
散させ乳化安定化させたものである。架橋とは高分子間
に橋かけをすることで高分子は架橋によって網目構造を
とる0架橋によってできた高分子は架橋密度にもよるが
溶剤に不溶で、耐熱性等に優れる。本発明で用いている
シリコン樹脂が架橋したかどうかを調べるにはトリクミ
ルエタン、トリクロルエチレン、テトラクロルエチレン
、トルエン、キシレン等テ溶解試験をすればわかる。
シリコン系樹脂は繊維表面に樹脂を加工することで繊維
表面の摩擦係数を低下させる働きがある。
樹脂加工に釦ける付着率としては繊維重量に対して0.
1〜10重tht俤が好筐しいoO,1重量φ未満では
繊維表面に均一な皮膜を作ることが困難であり、本発明
の目的である防縮効果を得ることができない。筐た10
重量優を越えると織編物が元々備えている風合が大きく
変わって好筐しくない○好筐しくはl wt 4〜5w
t%が好筐しい。
本発明に用いるシリコンは重合度が4000以上100
00以下にあれば良好な皮膜形成能を有する。
重合度が4000未満になると繊維表面での皮膜形成効
果が少く、また10000を越えるとゴム的なものにな
るため好ましくない。また、本発明でいうシリコンには
シリコン自体に架橋触媒、接着用助剤、シリカ等を組み
込んだものでもよい。たとえば接着助剤やシリカが含ま
れて卦れば繊維との密着性に優れ、シリカによって出き
た皮膜の強度が高いなどの特長がでる。このシリコンを
織編物の洗濯防縮の目的で使用すると、たとえばウール
にかいてはウール表面のスケールを薄皮膜でかおい表面
の摩擦係数を下げてすべり易くしてラチェット効果を少
なくシ、洗濯収縮を抑えることができるがこのitでは
洗濯耐久性には乏しい。
プラズマ処理条件は処理目的によってガスの種類、量、
真空度、時間、出力等を選択する。ウールの防縮、防シ
ワ、抗ピル等を目的としたときの条件は次のようである
ガスは架橋を目的とするため非重合性ガス(例えばAr
、 02. N2. He、 CO,N2. CF4等
)が良イカ、その中でも不活性ガスがより好ましい。一
番好筐しいのはAr、 He、 N2. Ne等の不活
性ガスである。
真空度は0.01〜50 Torrの範囲で架橋処理は
可能であるが、検討結果によると0.05〜5 Tor
rの範囲が望ましい。
時間は5秒〜300秒が最適条件であり、5秒未満の処
理では樹脂の架橋密度が低く、本発明の目的である防縮
効果が得られない。また、300秒を越えると架橋密度
は十分であるが、繊維独自の性質を損なう(例えば織物
が硬くなる)場合がある0 出力は0.1〜5ワット/−(以下Wβと略記)が望ま
しい。0.IW/d未満の場合は架橋処理に時間がかか
り、かつ緻密な架橋構造を作ることがむずかしい。筐た
、5W/cfAを越えると放電が不安定になり、均一な
架橋構造が作りにくい。
電圧をかける電源は放電持続性、電極幅方向のプラズマ
均一性からみるとI KHz −13,56MHzが好
ましい。電極は架橋効率の点からみて内部電極が好筐し
い。
使用するシリコンが架橋剤を台筐ない水系エマルジョン
型の場合、架橋処理は低温プラズマを用いて行うので洗
濯耐久性が向上するが、シリコンが架橋剤を含んだシリ
コンの場合は、プラズマ処理によって架橋構造をより強
固にするため、洗濯耐久性が大きく向上する。
洗濯収縮率は2.5φ以下であれば、実着用に対して大
き々問題にならない。
筐た、本発明の特徴はウール自体の吸湿性を損なわない
加工である。したがってウールの吸湿性は22℃65R
H%で10俤以上を保持している。
以下実施例に従ってさらに詳細に説明する。なか、実施
例にかける洗濯収縮率はJIS  L−027−103
法、ウオツシュアンドウェア(W&W)性も同JIS法
にて評価した。
実施例 ウール/ポリエステル(混率50150)の混紡糸60
番手双糸をタテ・ヨコ糸に用いたツイル織物を従来の加
工にしたがって糊抜き精練後、染色等をほどこし、シリ
コン樹脂(信越化学株式会社製、商品名KM−2002
L−4.KF−353)を0.1〜10重を嘩をデイツ
プ−ニップで該織物に付着させ、100℃乾燥−150
℃キュアと100℃乾燥のみの加工を行った。その後級
樹脂加工布を低温プラズマ処理機内にセットし、内圧が
0.05’l’orrになったのち拘ガスを30虻/分
で導入し内圧を0.3 Torrに保持した。ついで電
極間に13.56MHzでIW/−の電力を投入し、片
面に5〜120秒間処理した。これらについて洗濯を行
い洗濯収縮、W&W性を評価した。条件並びに結果を第
1表釦よび第2表に示す。        PK下余白
ガス種類による違いからみると、架橋触媒入りシリコン
を3重量板付着し、プラズマ処理を拘ガスで処理した実
施例B−4〜B−9と処理ガスをωで行なった比較例A
−4〜A−6を比べると実施例B−4〜B−9の方が洗
濯収縮性及びWAW性にすぐれることがわかる。
架橋触媒入りシリコン樹脂加工の有無から比較すると実
施例B−1〜B−12はシリコン量を0.5〜5重量重
量着付せプラズマ処理を行っているが、比較例A−1−
A−3またはA−20と比べ洗濯収縮性及びWAW性が
向上していることがわかる。
プラズマ処理の有無からみると実施例B−1〜B−12
は架橋触媒入りシリコンを付着したのちプラズマ処理時
間を変えたものであるが、比較例A−7〜A−11筐た
はA−20に比べ洗濯収縮性及びW&W性が向上してい
ることがわかる。
!た。架橋触媒入りシリコンの熱キユアリング有無の比
較は実施例B−4〜B−6と実施例B−7〜B−91比
べてわかるように、キユアリング有無にかかわらずプラ
ズマ処理を行なえば同等の洗濯収縮性、及びWaW性を
得ることができる。
実施例B−16〜B−18は架橋触媒を含−2ないシリ
コン(KF−353)を3重量板付着し、プラズマ処理
をN2ガスで処理時間を5〜120秒と変えたものの結
果であるが、これらは処理ガスに02を用いた比較例A
−12〜A−14に比べ洗濯収縮性及びW&W性にすぐ
れることがわかる。架橋触媒を含1ないシリコン樹脂加
工の有無から比較すると実范例B−13〜B−21はシ
リコン量を0.5〜5重量重量着付せプラズマ処理を行
っているが、比較例A−1〜A−3またはA−20と比
べ洗濯収縮性及びW&W性が向上していることがわかる
プラズマ処理の有無からみると、実施例B−13〜B−
21Fi架橋触媒無しのシリコンを付着させプラズマ処
理時間を変えたものであるが、比較例へ−15〜A−2
0に比べ洗濯収縮性及びW&W性が向上していることが
わかる。
以上のようにウールの洗濯収縮防止、W&WMi向上は
、架橋触媒がシリコン樹脂中にあるかないかをとわず皮
膜形成能があるジメチルシリコン等と、限られたプラズ
マ処理を組み合すことで大きな効果が得られる。筐た、
これらの効果以外にも本発明では、洗濯で発生するピリ
ング防止(抗ビル性)も大きく改良される。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ウールを15重量%以上含む染色された織編物に
    ジメチルシリコンを主成分とする皮膜形成能があるエマ
    ルジョン型シリコンが0.1〜10重量%付着し、該樹
    脂が低温プラズマ処理により架橋されており、該織編物
    の30回洗濯後のタテ及びヨコ収縮率が2.5%以下で
    あることを特徴とする織編物。
  2. (2)該樹脂が重合度4000以上10000以下のジ
    メチルシリコン系樹脂であることを特徴とする請求項第
    1項記載の織編物。
  3. (3)該樹脂が架橋触媒、接着助剤および微粒シリカを
    含むシリコンである請求項第1項又は第2項記載の織編
    物。
  4. (4)ウォッシュアンドウェア性が30回洗濯後4級以
    上である請求項第1〜3項のいずれかに記載の織編物。
  5. (5)ウールの吸湿性が22℃、65%RHにおいて1
    0重量%以上を保持した請求項第1〜4項のいずれかに
    記載の織編物。
  6. (6)ウールを15重量%以上含む染色された織編物に
    ジメチルシリコンを主成分とする皮膜形成能のあるエマ
    ルジョン型シリコンを0.5〜10重量%付着させ、乾
    燥後又は乾燥及びキュアリング後に非重合性ガスにて、
    真空度0.05〜5Torr、処理時間5〜300秒、
    出力0.1〜5ワット/cm^3の条件でプラズマ処理
    を行うことを特徴とする織編物の製造方法。
  7. (7)該樹脂が重合度4000以上10000以下のジ
    メチルシリコン系樹脂であることを特徴とする請求項第
    6項記載の織編物の製造方法。
  8. (8)該樹脂が架橋触媒、接着助剤および微粒シリカを
    含むシリコンであることを特徴とする請求項第6項又は
    第7項記載の織編物の製造方法。
  9. (9)非重合性ガスが不活性ガスであることを特徴とす
    る請求項第6〜8項のいずれかに記載の織編物の製造方
    法。
JP17333889A 1989-07-04 1989-07-04 織編物及びその製造方法 Pending JPH0340866A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009084338A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Dainippon Printing Co Ltd 水性塗料
JP2009097125A (ja) * 2007-10-18 2009-05-07 Teijin Techno Products Ltd 耐切創性優れた繊維構造物及びその製造方法

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JP2009084338A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Dainippon Printing Co Ltd 水性塗料
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