JPH0340862A - 裁断機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は布、皮革、紙等の柔軟な素材の裁断機の改良に
関するものである。

［従来の技術］ 第４図は従来の柔軟素材の裁断機の斜視図、第５図はそ
の正面図で、図中１は機枠、２は加工室、３　ａ　ｓ　
ｂはガイドレール、４は移動台、５は裁断ヘッド、６は
コンベヤテーブルで、６ａは前部、６ｂは加工室内部、
６ｃは後部のテーブル、７はそのモータ、８は布、９．
１０．１１は移動方向を示す矢印である。

図において、前部テーブル６ａ上で布８をテーブル６ａ
上に広げる延反作業を行った後、布８はコンベヤテーブ
ル６により加工室内部６ｂに送られる。ここで数値制御
装置（図示せず）により所定の軌跡を描く裁断ヘッド５
から炭酸ガスレーザを布８上に照射し、布８はその軌跡
に沿って裁断される。ついで布８はコンベヤテーブル６
により後部テーブル６ｃに送られ、この場所で取り出さ
れ次の工程に送られる。

［発明が解決しようとする課題］ 柔軟素材の裁断機は上記のように構成されているが、そ
のコンベヤテーブル６は加工室内においてガスレーザの
照射を受けるため、レーザビームに強いアルミハニカム
などの材料で形成されている。こうした材料は一般のコ
ンベヤ材料に比しかなり高価であり、このため長大なコ
ンベヤテーブル６を備えた裁断機のコストが増嵩すると
いう難点がある。

本発明は従来装置の上記問題点を解消するためになされ
たもので、上記コンベヤテーブルの低廉化を図った裁断
機を提供しようとするものである。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するため、本発明に係る裁断機において
は、コンベヤテーブルの後部に、素材を吸着しつつ斜め
上方に移動させる吸着ベルトと、該吸着ベルトにより斜
め上方に移動した素材を落下させる手段と、落下した素
材を受けて所定位置に輸送する輸送手段とよりなる素材
移載装置を備えた。

［作用］ 上記素材移載装置を備えることにより、裁断機のコンベ
ヤテーブルの後部テーブル部分は不要となり、その分高
価なアルミハニカムなどを使用するコンベヤベルトは短
くてすむので、コンベヤテーブルさらには裁断機の価格
は低減する。

［発明の実施例］ 第１図は本発明の一実施例を示す素材移載装置の正面図
、第２図はその要部の斜視図で、図中６はコンベヤテー
ブル、２１は吸着ベルト、２１ａはその全面に穿設され
た孔、２２はモータ、２３は吸着箱、２３ａはその下面
に穿設された孔、２４は排気ホース、２５は第２のテー
ブル、２６はブラシローラである。

図にみるように、吸着ベルト２１はコンベヤテーブル６
の後部上に斜め上方に向かって配置されている。また吸
着箱２３は真空ポンプ（図示せず）などにより排気ホー
ス２４を介し排気され箱内は若干真空であり、下面に穿
設された孔２３ａを通し吸気している。また吸着ベルト
の端部には、ブラシローラ２６が配置されており、その
下方に第２テーブル２５が配置されている。

次に動作を説明する。真空ポンプ（図示せず）などによ
り、吸着箱２３内を若干真空状態にし、モータ２２を作
動して吸着ベルト２１を矢印３０方向に回転させた状態
で、加工室内で裁断された布８を、コンベヤベルト６に
より吸着ベルト２１の下部に送る。送られた布８は、吸
着箱の孔２３ａ及び吸着ベルトの孔２１ａを通して吸引
される空気のため、吸着ベルトの下面に吸着されたまま
斜め上方に送られる。布８が吸着ベルト２１の上方に達
し吸着箱２３の部分を外れると、布８は吸着ベルト２１
への吸着力を失なうとともに、矢印２８方向に回転して
いるブラシローラ２７により端部をかき落とされ第２コ
ンベヤ２６上に落下する。第２コンベヤ２６上に落下し
た布８は取り出され次の工程に送られる。

このように従来装置ではコンベヤテーブルの後部テーブ
ル６Ｃ上で行われていた作業が、本発明に係る裁断機で
は素材移載装置上で行われるので、その分コンベヤテー
ブル６は短くてすむ。

なお本実施例においては、布落下装置にブラシローラを
使用しているが、ブラシローラ２７に限定するものでな
く他の装置例えば吸着ベルト２１の内側から空気を吹付
ける装置などであってもよい。

［発明の効果コ 本発明は、裁断機において、コンベヤテーブルの後部に
、吸着ベルトと素材落下装置と第２コンベヤとよりなる
素材移載装置を備えたので、裁断機のコンベヤテーブル
の後部部分を短くし得ることとなり、その分高価なベル
ト材料を必要とするコンベヤテーブルのコストを低減さ
せ、低置な裁断機を提供できることとなった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である素材移載装置の正面図
、第２図はその要部の斜視図、第３図は要部の側面図、
第４図は従来の裁断機の斜視図、第５図はその正面図で
ある。 図中、６はコンベヤテーブル、８は布、２１は吸着ベル
ト、２１ａはその全面に穿設された孔、２２はモータ、
２３は吸着箱、２３ａはその下面に穿設された孔、２４
は排気ホース、２５は第２テーブル、 ２６はブラシローラである。 なお図中の同一符号は同一または相当部品を示すものと
する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 布、皮革、紙等の柔軟な素材を裁断する裁断機において
   、 コンベヤテーブルの後部に、 下面に多数個の孔を穿設した吸着箱と、該吸着箱の外周
   部を囲繞して回転する全面に多数個の孔を備えたベルト
   と、上記吸着箱内の排気装置とよりなる吸着ベルトと、 該吸着ベルトの端部に備えた素材落下手段と、該落下手
   段の下方にあって落下する素材を受け、かつ素材を所定
   位置に輸送する素材輸送手段とより構成される素材移載
   装置 を備えたことを特徴とする裁断機。