JPH0414752Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はスクリーン製版の自動現像乾燥装置に
関するものである。

従来の技術 従来スクリーン製版の現像乾燥処置装置として
は版の搬入部、現像部及び水切り乾燥部、版搬出
部からなり、これら各部間を一連のコンベアー上
に載せられたスクリーン製版が移動する型式のも
ので、装置の前面巾が長くなりスペースを要する
という欠点があつた。

考案が解決しようとする問題点 このように従来方式では装置の設置スペースが
広くなるという問題があり、本考案はこの問題を
解決すると同時に水切り乾燥能力を一段と向上さ
せようとするものである。

問題点を解決するための手段 本考案のスクリーン製版自動現像乾燥装置は上
記問題点を解決するための手段として下記構成を
具えている。

(1) 版載せ台を備えた版の搬入搬出部、乾燥部、
現像部を隣接して設けるとともに各部に連通する
早送りおよび逆転可能のコンベアーを設け、かつ
該乾燥部においては版の表面と裏面に対向して上
下するエアーナイフを設け、搬入された版が乾燥
部を素通りして現像部において停止して現像処理
を受け、該処理終了後逆行して乾燥部をステツプ
送り又は連続送りで通過する間に強力な乾燥処理
を受けたのち搬入搬出部において停止して搬出さ
れるようにしたこと。

作 用 本考案によると搬入搬出部において同一の版載
せ台で兼用できて装置の前面巾を著しく短かくす
ることができる。また照明された室内を窓を通じ
て見ながら作業を行うことができる。

実施例 図面は本考案実施の１例を示すもので、図中１
は版載せ台で版の搬入搬出部に設けられる。搬入
搬出部に隣接して順次乾燥部５、現像部６が設け
られる。４は各部に連通するコンベアーで早送
り、ステツプ送り、逆転が可能である。８は強力
なブロワーでありこれから給気されるエアーナイ
フ７は乾燥部５においてスクリーン製版の表面と
裏面に対向して上下することができる。

次に本装置の作用を説明すると、版載せ台１に
焼付けしたスクリーン版３を載せ、スイツチ２を
押すと、版３はチエンコンベアー４で急送りされ
て乾燥部５を素通りして現像部６に入つて停止
し、現像工程を終りコンベアー４で逆行し、ステ
ツプ送り又は連続送りで乾燥部５を通過してその
間に水切り乾燥処理が行なわれる。乾燥部５には
強力なブロアー８を使用し、風圧を従来のものよ
り数倍強力にするため200〜300mmの短巾のエアー
ナイフ７が表面と裏面に対し版３の高さ一杯に上
下動を繰り返す。版３が版載せ台１に復帰した
後、装置は自動的に停止する。そして１サイクル
の時間は版の大きさ、感光膜の程度により異なる
が、概ね５〜8minである。なお、版３の移動を
手動で行う場合もある。

考案の効果 本考案によればスクリーン印刷に使用するスク
リーン版の製版現像工程で水切り乾燥を効率良
く、しかも装置の据付面積及び作業面積を最小で
行うことができる。そして従来の版の搬入部→現
像及び水切り乾燥部→版搬出部の構成のものに比
して、本考案は搬入部と搬出部を同一版載せ台で
兼用させることにより装置の前面巾を著しく短く
することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案実施の１例を示す説明用図面で、
第１図は側面図、第２図は正面図である。図中の
符号はそれぞれ下記部材を示す。 １……版載せ台、２……スイツチ、３……スク
リーン製版、４……コンベアー、５……乾燥部、
６……現像部、７……エアーナイフ、８……ブロ
アー。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 版載せ台を備えた版の搬入搬出部、乾燥部、現
   像部を隣接して設けるとともに各部に連通する早
   送りおよび逆転可能のコンベアーを設け、かつ該
   乾燥部においては版の表面と裏面に対向して上下
   するエアーナイフを設け、搬入された版が乾燥部
   を素通りして現像部において停止して現像処理を
   受け、該処理終了後逆行して乾燥部をステツプ送
   り又は連続送りで通過する間に強力な水切り乾燥
   処理を受けたのち搬入搬出部において停止して搬
   出されるようにしたことを特徴とするスクリーン
   製版自動現像乾燥装置。