JPH0340852Y2 - - Google Patents

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JPH0340852Y2
JPH0340852Y2 JP1985075857U JP7585785U JPH0340852Y2 JP H0340852 Y2 JPH0340852 Y2 JP H0340852Y2 JP 1985075857 U JP1985075857 U JP 1985075857U JP 7585785 U JP7585785 U JP 7585785U JP H0340852 Y2 JPH0340852 Y2 JP H0340852Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はエレベータの制御装置に係り、特にイ
ンバータ制御に有効なものである。
〔従来の技術及び考案が解決しようとする課題〕
従来、誘導電動機でかごを駆動する交流エレベ
ータでは主に電圧制御が採用されてきたが、近
年、半導体技術の進歩に伴い誘導電動機のインバ
ータ制御が開発され、実用化されている。
そしてこのインバータ制御においては、商用交
流電源をコンバータにより直流電力に変換し、こ
れをインバータで可変周波数の交流電力に変換し
て、かご駆動用の誘導電動機に供給するようにし
ているが、更にコンバータ出力である直流の脈動
が小さくなるようにコンバータとインバータの間
にフイルタを設け、振動、騒音の低減を図るとと
もにエレベータの乗心地が良好となるようにして
いる。この場合、商用交流電源としては一般に三
相電源が用いられる。勿論単相電源でも可能では
あるが、単相電源を用いるとコンバータ出力の脈
動が非常に大きくなり(例えば三相全波整流の場
合、脈動率が約0.04であるのに対し、単相全波整
流の脈動率は約0.48)、フイルタを構成するリア
クトルやコンデンサの容量を非常に大きくする必
要があり、経済的に高価となつてしまうからであ
る。
ところで、エレベータにおいては通常の運転だ
けでなく、据付時には仮設電源による据付運転
(据付時に人を乗せずに運転方向や結線ミスなど
をチエツクするための確認運転)が、また故障等
の非常時には保守員の操作によつて非常電源によ
る救出運転が行われる。
こうした据付運転等では、振動や騒音はその目
的から考えて必ずしも通常の運転と同程度にまで
低減する必要はなく、従つて据付運転等の場合に
はコンバータの入力として単相電源を用いること
も可能である。しかし従来は、上記のようにコン
バータの入力を常に三相としているため、仮設電
源や非常電源までも三相とする必要があり、電源
が高価につくという問題があつた。
また、据付運転等の電源は単相とし、通常運転
の電源は三相となるように切換えることも考えら
れるが、据付運転等の場合振動や騒音は通常運転
時ほど低減しなくてもよいとはいうものの、電源
を単相とした場合にはやはりフイルタを構成する
リアクトルやコンデンサの容量を多少大きくする
必要があり、大きくすると通常運転時には必要以
上に大きなリアクトルやコンデンサを用いること
になり、その分フイルタが高価になるといつた問
題点があつた。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記問題点を解決するためになされた
もので、コンバータの出力リツプルを吸収するた
めのフイルタを、第1のフイルタと取付け取外し
の容易な第2のフイルタとで構成するとともに、
前記コンバータの入力をエレベータの通常運転時
には三相とし、仮設電源による据付運転時或いは
非常電源による救出運転時には単相に切換える手
段と、前記通常運転時には前記第2のフイルタを
無効にする手段とを備えたことを特徴とする。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は本考案の全体の構成を示す図で、1は
三相交流電源、2Aは三相交流電源による通常運
転時のみ閉路する接点、2B及び2Cは電源の如
何に拘わらず運転時に閉路する接点、3は交流電
力を整流し直流電力に変換するコンバータ、4は
コンバータ3の出力リツプルを吸収し平滑な直流
とするためのフイルタ、5は直流電力を可変周波
数の交流電力に変換するインバータ、6は誘導電
動機、7は誘導電動機6によつて駆動される巻上
機、8は巻上機7に吊持されたかご、9はかご8
とつり合うカウンターウエイトである。
第2図は本考案を電流形インバータに適用した
場合の、フイルタ4の一実施例を示す図で、L1
は第1のフイルタを構成するリアクトル、10は
フイルタ定数変化装置で、三相電源による通常運
転時に閉路し仮設電源による据付運転等に開路す
る接点S1と、第2のフイルタを構成するリアクト
ルL2とで構成されており、更にリアクトルL2
容易に取付け、取外しが可能な構成となつてい
る。
以上の構成において、据付運転、救出運転等の
場合には、単相の仮設電源(図示せず)或いは非
常電源(図示せず)が接点2B及び2Cに接続さ
れ、この接点2B及び2Cの閉路により単相交流
電力がコンバータ3に入力される。このときコン
バータ3の出力リツプルは入力が三相の場合に比
べて大きくなるが、接点S1は開路しているため、
フイルタ4はリアクトルL1とリアクトルL2とが
直列に接続された構成となるので、その合成イン
ダクタンスはリアクトルL1だけの場合より大き
くなり、据付運転や救出運転には支障のない程度
に出力リツプルを吸収することができる。
一方、三相交流電源1による通常運転の場合は
接点2A〜2Cが閉路してコンバータ3には三相
交流電力が入力される。このとき接点S1は閉路し
リアクトルL2が短絡されるすなわち無効となる
ので、フイルタ4はリアクトルL1のみでコンバ
ータ,3の出力リツプルを吸収する。従つて通常
運転中はリアクトルL2は不要となるのでこれを
取外し、他の多数の現場の据付運転等に利用する
ことができる。
第3図は、本考案を電圧形インバータに適用し
た場合のフイルタ4の一実施例を示す図である。
このフイルタ4は第1のフイルタであるコンデン
サC1とフイルタ定数変化装置からなり、フイル
タ定数変化装置10は、三相電源による通常運転
時に開路し仮設電源による据付運転等単相電源に
より運転される時には閉路する接点S2と、第2の
フイルタであるコンデンサC2とで構成される。
従つて通常運転時には接点S2の開路によりコンデ
ンサC2は無効となつてフイルタ4はコンデンサ
C1のみとなり、据付運転や救出運転時には接点
S2の閉路によりコンデンサC1にコンデンサC2
並列に接続され、フイルタ定数が変化してすなわ
ちコンデンサ容量が大きくなり大きな出力リツプ
ルを吸収することができる。
第4図はフイルタ4の他の実施例を示す図で、
第1のフイルタはリアクタンスL3及びL4とコン
デンサC3とで構成される。10はフイルタ定数
変化装置である。フイルタ定数変化装置10は、
通常運転時に閉路し据付運転時等に開路する接点
S3及びS4と、通常運転時に開路し据付運転時等に
閉路する接点S5と、第2のフイルタを構成するリ
アクトルL5及びL6と、コンデンサC4とからなつ
ている。従つてこの場合にも、三相電源による通
常運転時には接点S3及びS4の閉路、接点S5の開路
により、フイルタ定数はインダクタンスL3とL4
及びコンデンサC3とで決定され、据付運転や救
出運転時には接点S3とS4の開路及び接点C5の閉
路により、インダクタンスL5とL6が直列にコン
デンサC4が並列に接続され、インダクタンス及
び静電容量が共に大きくなり単相運転時の出力リ
ツプルを小さく抑えることができる。また、前述
と同様にリアクトルL5及びL6とコンデンサC4
らなる第2のフイルタを一本化し、ポータブルな
構成とすることにより、1つの装置で多数の現場
に利用することができる。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案によれば三相電源による
エレベータの通常運転に必要な第1のフイルタ
と、仮設電源や非常電源を単相とした場合に必要
な第2のフイルタとを別に構成し、しかもこの第
2のフイルタを通常運転時には取り外せる構成と
したので、通常運転には何ら影響を与えることな
く、仮設電源や非常電源を安価な単相電源とする
ことができ、しかもそのことにより必要な第2の
フイルタは他の現場に流用できるので必要最小限
の数だけ用意しておけばよいので、仮設電源や非
常電源のコスト低減に大きな効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるエレベータの制御装置の
全体の構成を示す図、第2図は本考案によるフイ
ルタの一実施例を示す図、第3図及び第4図は本
考案によるフイルタの他の実施例を示す図であ
る。 1……三相交流電源、2A〜2C……接点、3
……コンバータ、4……フイルタ、5……インバ
ータ、6……誘導電動機、7……巻上機、8……
かご、9……カウンターウエイト、10……フイ
ルタ定数変化装置、L1,L2……リアクトル、S1
……接点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 商用交流電源をコンバータにより直流電力に変
    換し、これをインバータで可変周波数の交流電力
    に変換してかご駆動用の誘導電動機に供給すると
    ともに、コンバータの出力リツプルを吸収するフ
    イルタを備えたエレベータの制御装置において、
    前記フイルタを第1のフイルタと取付け取外しの
    容易な第2のフイルタとで構成するとともに、前
    記コンバータの入力をエレベータの通常運転時に
    は三相とし、仮設電源による据付運転時或いは非
    常電源による救出運転時には単相に切換える手段
    と、前記通常運転時には前記第2のフイルタを無
    効にする手段とを備えたことを特徴とするエレベ
    ータの制御装置。
JP1985075857U 1985-05-21 1985-05-21 Expired JPH0340852Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985075857U JPH0340852Y2 (ja) 1985-05-21 1985-05-21

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985075857U JPH0340852Y2 (ja) 1985-05-21 1985-05-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61191365U JPS61191365U (ja) 1986-11-28
JPH0340852Y2 true JPH0340852Y2 (ja) 1991-08-28

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ID=30617466

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6155077A (ja) * 1984-08-22 1986-03-19 株式会社日立製作所 交流エレベ−タ−の特殊運転方法および装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6155077A (ja) * 1984-08-22 1986-03-19 株式会社日立製作所 交流エレベ−タ−の特殊運転方法および装置

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JPS61191365U (ja) 1986-11-28

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