JPH0340708B2 - - Google Patents

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JPH0340708B2
JPH0340708B2 JP58043843A JP4384383A JPH0340708B2 JP H0340708 B2 JPH0340708 B2 JP H0340708B2 JP 58043843 A JP58043843 A JP 58043843A JP 4384383 A JP4384383 A JP 4384383A JP H0340708 B2 JPH0340708 B2 JP H0340708B2
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JP
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adhesive
resin
antistatic
synthetic resin
activators
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JP58043843A
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Description

【発明の詳細な説明】
この発明は合成樹脂板用の帯電防止を兼ねた表
面保護材に関する。 従来の合成樹脂板の美装面に対する表面保護材
は、メタクリル板、ポリカーボネート板、塩化ビ
ニル板、ポリスチレン板等の合成樹脂板の美装表
面を保護すべく一旦合成樹脂板に貼着した後、合
成樹脂板の使用時等に合成樹脂板表面から剥がし
た場合、合成樹脂板の表面にかなりの静電気が発
生し、表面に塵埃が吸着し易くなり、これまで美
装面が保護されていた合成樹脂板の品質を損なう
ことになる。そのほか合成樹脂板自体に帯電性が
あるため一層のこと帯電防止の必要性が大きな課
題となつていた。 そこで、この発明においては上記課題解決のた
めに、紙を基材とする従来の表面保護材が保有し
ている実用上十分なる接着力を維持していると共
に保護材を剥離したあとに合成樹脂板を接着剤等
で汚染することがなく、充分表面を保護し、さら
に合成樹脂板からの上記剥離時に静電気の発生を
防止し、塵埃を吸着しない帯電防止を兼ねた表面
保護材を得ようとしており、その構成は、紙によ
る基材の片面には下記の合成樹脂系接着剤、含水
炭素系接着剤、たんぱく質系接着剤の何れか単独
又は数種の組合せに、下記の帯電防止剤を添加し
て形成させた帯電防止用接着剤をコートし、さら
に基材の他面には下記の防湿剤をコートしてなる
ことを特徴としている。 (A) 接着剤層 (1) 合成樹脂系接着剤 ポリビニルアセテート部分鹸化物、ポリビ
ニルエーテル、ポリビニルピロリドン、水溶
性アクリル樹脂、酢酸ビニル系エマルジヨン (2) 含水炭素系接着剤 メチルセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース又はカルボキシメチルセルロースのア
ルカリ塩等セルロース誘導体、でんぷん、デ
キストリン (3) たんぱく質系接着剤 にかわ、ゼラチン、カゼイン、 (4) 帯電防止剤 陰イオン活性剤、陽イオン活性剤、非イオ
ン活性剤、両性イオン活性剤、フツ素系界面
活性剤、その他助剤 (B) 防止剤層 塩化ビニリデン、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、塩化ビニルおよびポリアミド等の熱可塑
性樹脂又はセラツクレジン、シリコン系樹脂お
よびフツ素系樹脂等の熱硬化性樹脂 上記構成中、基材となる紙は特に坪量20〜80
g/m2の表面が平滑処理されたクラフト紙及びこ
れに類する紙が好ましく、接着剤中の助剤として
はグリセリン、ポリエチレングリコール等を例示
でき、帯電防止用接着剤としては、帯電防止剤を
0.1重量%以上好ましくは5重量%以上含むもの
であり、これを基材の片面に層状にコートする。 さらに基材の他面にコートされる防湿剤は、防
湿性を有する熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂
を塗布又は熱可塑性樹脂のフイルムをラミネート
したものであり、好ましくは透湿度5Kg/m2
24Hr以下および透気度を300秒以上とするのが望
ましい。 そしてこの発明による合成樹脂板用の帯電防止
を兼ねた表面保護材の使用方法としては、表面保
護材を合成樹脂板に貼着するに際して合成樹脂板
の表面又は表面保護材の接着剤層側に蒸気又は水
スプレーにて水分を供与し、帯電防止用の接着剤
層を溶解してやり、合成樹脂へ貼着を完了すれば
よい。 このような貼着にて合成樹脂板の美装表面に前
記接着剤層の形成にて導電性皮膜を形成すること
と、基材の他面に防湿剤をコートすることとが相
俟つて一層のこと帯電防止効果を向上させること
ができる。 次に、この発明の効果を以下の各実施例により
詳記する。ただしこの発明の内容が各実施例に限
定されるものではないことはいうまでもない。実
施例の説明に先立ち用語の説明を列挙する。 1 帯電防止効果の判定 (1‐1) 表面固有抵抗 東亜電波製の超絶縁計(SM−5E型)に常温
測定箱(RC−02)を接続し、20℃65%RHに
コントロールされた恒温恒湿室で測定する、印
加電圧500V、表面固有抵抗σ(ohm)は次式で
算出する。 σ=15.7×RS(ohm) ただしRSは表面抵抗値 (1‐2) 電荷の半減期 20℃、65%HRの恒温恒湿室でスタチツクオ
ネストメータ(宍戸商会社製)を用い、試料に
10KVの電圧を印加し、印加された電荷の減衰
速度を半減期として求める。 (1‐3) 灰付着高さ 20℃、65%RHの恒温恒湿室で煙草の灰をガ
ラス板上に広げ、試料を脱脂綿にて20回摩擦
し、すばやくガラス板上に持つて行き、順次下
げていくとその試料に始めて灰が付着する。そ
の高さを測定して灰付着高さとした。 実施例 王子製紙製片艶クラフト紙(保護材厚紙)で坪
量40g/m2を基材としてその片面(艶面)に下記
配合例により混合した帯電防止用接着剤を各々固
形分で1g/m2〜20g/m2塗布した後80〜100℃
にて30〜60sec乾燥処理して接着剤層を形成し、
他面(粗面)に下記防湿剤を固形分で1g/m2
20g/m2コートし或は、10〜50μの厚みをラミネ
ートして防湿被覆層を形成する。 実施例 1 (艶面) ポリビニルアルコールGL−05 20%水溶液
100重量部 ポリエチレングリコール 100%水溶液 5 〃 陰イオン界面活性剤 30%水溶液 10 〃 (粗面) ポリエチレン ラミネート厚み15(μ) 実施例 2 (艶面) メチルセルロース 10%水溶液 100重量部 グリセリン 100%水溶液 5 〃 陽イオン界面活性剤 30%水溶液 5 〃 (粗面) 塩化ビニリデン 30%水溶液 100重量部 実施例 3 (艶面) ポリビニルアルコールGL−05 20%水溶液
50重量部 水溶性アクリル樹脂 20%水溶液 50重量部 グリセリン 100%水溶液 5 〃 両性イオン界面活性剤 30%水溶液 10 〃 (粗面) セラツクレジン 20%水溶液 100重量部 比較例 1 ポリビニルアルコールGL−05 20%水溶液
100重量部 ポリエチレングリコール 100%水溶液 5 〃 陰イオン界面活性剤 30%水溶液 10 〃 比較例 2 メチルセルロース 10%水溶液 100重量部 グリセリン 100%水溶液 5 〃 陽イオン界面活性剤 30%水溶液 5 〃 比較例 3 ポリビニルアルコールGL−05 20%水溶液
50重量部 水溶性アクリル樹脂 20%水溶液 50 〃 グリセリン 100%水溶液 5 〃 両性イオン界面活性剤 30%水溶液 10 〃
【表】
【表】
【表】
【表】 上記実施例と比較例からも明らかなように、帯
電防止用接着剤のコートと、防湿剤のコートとが
相まつてこの発明による合成樹脂板用の表面保護
材は、基材の片面に防湿材をコートしていない従
来の表面保護材に比べ著しい帯電防止効果の持続
性を向上させるものであることが判明した。 なお、保護材剥離後における合成樹脂板表面に
は接着剤による汚染は認められなかつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 紙による基材の片面には下記の合成樹脂系接
    着剤、含水炭素系接着剤、たんぱく質系接着剤の
    何れか単独又は数種の組合せに、下記の帯電防止
    剤を添加して形成させた帯電防止用接着剤をコー
    トし、さらに基材の他面には下記の防湿剤をコー
    トしてなることを特徴とする合成樹脂板用の帯電
    防止を兼ねた表面保護材。 (A) 接着剤層 (1) 合成樹脂系接着剤 ポリビニルアセテート部分鹸化物、ポリビ
    ニルエーテル、ポリビニルピロリドン、水溶
    性アクリル樹脂、酢酸ビニル系エマルジヨン (2) 含水炭素系接着剤 メチルセルロース、ヒドロキシエチルセル
    ロース又はカルボキシメチルセルロースのア
    ルカリ塩等セルロース誘導体、でんぷん、デ
    キストリン (3) たんぱく質系接着剤 にかわ、ゼラチン、カゼイン、 (4) 帯電防止剤 陰イオン活性剤、陽イオン活性剤、非イオ
    ン活性剤、両性イオン活性剤、フツ素系界面
    活性剤、その他助剤 (B) 防止剤層 塩化ビニリデン、ポリエチレン、ポリプロピ
    レン、塩化ビニルおよびポリアミド等の熱可塑
    性樹脂又はセラツクレジン、シリコン系樹脂お
    よびフツ素系樹脂等の熱硬化性樹脂。
JP58043843A 1983-03-15 1983-03-15 合成樹脂板用の帯電防止を兼ねた表面保護材 Granted JPS59169857A (ja)

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JP58043843A JPS59169857A (ja) 1983-03-15 1983-03-15 合成樹脂板用の帯電防止を兼ねた表面保護材

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JP58043843A JPS59169857A (ja) 1983-03-15 1983-03-15 合成樹脂板用の帯電防止を兼ねた表面保護材

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Publication Number Publication Date
JPS59169857A JPS59169857A (ja) 1984-09-25
JPH0340708B2 true JPH0340708B2 (ja) 1991-06-19

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ID=12675013

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JP58043843A Granted JPS59169857A (ja) 1983-03-15 1983-03-15 合成樹脂板用の帯電防止を兼ねた表面保護材

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6319244A (ja) * 1986-07-14 1988-01-27 積水化学工業株式会社 樹脂板の表面保護構造
JPH062396B2 (ja) * 1988-05-09 1994-01-12 藤森工業株式会社 表面保護用シート

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Publication number Publication date
JPS59169857A (ja) 1984-09-25

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