JPH0340603Y2 - - Google Patents

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JPH0340603Y2
JPH0340603Y2 JP1984071105U JP7110584U JPH0340603Y2 JP H0340603 Y2 JPH0340603 Y2 JP H0340603Y2 JP 1984071105 U JP1984071105 U JP 1984071105U JP 7110584 U JP7110584 U JP 7110584U JP H0340603 Y2 JPH0340603 Y2 JP H0340603Y2
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JP
Japan
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pattern layer
transparent
paper
thermosetting resin
layer
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JP1984071105U
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JPS60182141U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は熱硬化性樹脂化粧板の構成に関するも
のであり、詳くは、化粧層の模様を2つに分けて
その間に透明層を設けることによつて、立体感を
強調した化粧板を提供するものである。
(従来の技術) 模様を2つ以上に分割し、各々の模様の間に透
明層を設けることによつて、化粧板表面から入射
した光が各模様毎に異なる反射をして立体感を表
現する手法は従来より行なわれており、例えば特
開昭53−90376号公報等に記載されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、各模様から反射した光は個々に
遊離していて連続性に欠けている為に、立体感の
表現効果としては未だ満足のできないものであつ
た。
(目的) 本考案は以上のような従来技術の欠点を解消し
ようとするものであつて、2つに分割された模様
の内、透明層の上に形成される模様のみを白色顔
料を含むインキで形成し、かつ該模様が透明層内
に浸透した状態に形成することによつて立体感を
強調しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案の化粧板は、第1図に示すように基材1
と、熱硬化性樹脂を含浸した顔料入り吸水紙2
と、同じく熱硬化性樹脂を含浸した透明紙3とが
順に積層されたものであり、顔料入り吸水紙2の
表面には通常インキを用いて形成した第1の模様
層4が、又、透明紙3の表面には隠蔽性を有する
白色顔料を含むインキで形成した第2の模様層5
が各々形成されており、しかも、第2の模様層5
を構成するインキが透明紙3の層内に浸透した状
態に形成されているものである。
第2の模様層は、着色剤として白色顔料のみを
配合したインキ、又は顔料全体の50重量%以上が
白色顔料である混合顔料を配合したインキを用い
て形成する。
透明紙は透明樹脂を塗布することで代用するこ
とが可能であるが、第2の模様層を形成する際の
工程の煩雑さや、仕上り外観の点から、樹脂含浸
により透明になる、所謂透明紙を用いる方が好ま
しい。
基材としては、合板、金属板等の通常の化粧板
に使用される板状のものや、フエノール樹脂等を
含浸したコア紙等任意のものが使用できる。
顔料入り吸水紙は、通常「チタン紙」と呼ばれ
る原紙を用いる。
透明紙としては、αセルローズの純度が96%以
上のパルプのみで構成され、その結果、一般に透
明紙と称されているものよりはるかに吸水度が大
きいため、白色顔料を含むインキが透明紙の層内
に浸透した状態となる。必要に応じて染料や透明
顔料で着色してあつても良い。
(作用) 第2の模様層を隠蔽性を有する白色顔料を含む
インキで形成したことにより、外部から入射し、
第1の模様層で反射した光の一部は第2の模様層
で再び反射し、第1の模様層で反射した後第2の
模様層が形成されていない部分を通過した光とは
強度と角度とが異なり、その結果立体感を生ずる
ものである。これは白色顔料の隠蔽力が大である
ことによるもので、黄色、茶色等の他の色の顔料
では透過光の量が多くなつてしまい、ほとんど効
果がないものである。
又、第2の模様層を構成するインキが透明紙の
層内に浸透しているので、第2の模様層の部分が
浮き上つたように見え、立体感が強調される。
(考案の効果) 透明紙の上部に形成される第2の模様層を隠
蔽性を有する白色顔料を含むインキで形成した
ことによつてその他の部分からの反射光との間
に光の強度と角度とに差を生じ、立体感が強調
される。
第2の模様層が透明紙の層内に浸透している
ので、第2の模様層が浮き上つたように見え、
立体感が強調される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の熱硬化性樹脂化粧板の一例を
示す断面図である。 1……基材、2……吸水紙、3……透明紙、4
……第1の模様層、5……第2の模様層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 基材と、第1の模様層をその表面に形成した
    熱硬化性樹脂含浸顔料入り吸水紙と、第2の模
    様層をその表面に形成した熱硬化性樹脂含浸透
    明紙とを、順に、かつ第1の模様層と第2の模
    様層との間に透明紙が挾まれるように積層して
    成る化粧板であつて、第2の模様層が、隠蔽性
    を有する白色顔料を含むインキで形成され、か
    つ透明紙の層内に浸透した状態に形成されてい
    ることを特徴とする熱硬化性樹脂化粧板。 (2) 第2の模様層を形成するインキに含まれる白
    色顔料の量が、インキ中の顔料全体の50重量%
    以上であることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の熱硬化性樹脂化粧板。
JP7110584U 1984-05-16 1984-05-16 熱硬化性樹脂化粧板 Granted JPS60182141U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7110584U JPS60182141U (ja) 1984-05-16 1984-05-16 熱硬化性樹脂化粧板

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JP7110584U JPS60182141U (ja) 1984-05-16 1984-05-16 熱硬化性樹脂化粧板

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Publication Number Publication Date
JPS60182141U JPS60182141U (ja) 1985-12-03
JPH0340603Y2 true JPH0340603Y2 (ja) 1991-08-27

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ID=30608298

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JP7110584U Granted JPS60182141U (ja) 1984-05-16 1984-05-16 熱硬化性樹脂化粧板

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JP (1) JPS60182141U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5390376A (en) * 1977-01-19 1978-08-09 Toppan Printing Co Ltd Production of polyester decorative material
JPS57199651A (en) * 1981-05-30 1982-12-07 Dainippon Printing Co Ltd Manufacture of polyester decorative plywood

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5390376A (en) * 1977-01-19 1978-08-09 Toppan Printing Co Ltd Production of polyester decorative material
JPS57199651A (en) * 1981-05-30 1982-12-07 Dainippon Printing Co Ltd Manufacture of polyester decorative plywood

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Publication number Publication date
JPS60182141U (ja) 1985-12-03

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