JPH0340289Y2 - - Google Patents

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JPH0340289Y2
JPH0340289Y2 JP1989068869U JP6886989U JPH0340289Y2 JP H0340289 Y2 JPH0340289 Y2 JP H0340289Y2 JP 1989068869 U JP1989068869 U JP 1989068869U JP 6886989 U JP6886989 U JP 6886989U JP H0340289 Y2 JPH0340289 Y2 JP H0340289Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は入浴の際に浴槽内に気泡を含む噴流を
噴出せしめることによつて入浴者に対してマツサ
ージ効果及び温熱効果並びに洗浄効果を与える為
の泡風呂装置に関わり、更に詳しくは上記噴流の
噴流圧力源として給湯機器を利用できるようにし
たことにより上記泡風呂装置の実現に要する費用
を低く抑え易く、安全性にも優れた給湯機器を利
用した気泡ジエツトフイーダに関わる。
[従来の技術] 周知の通り、入浴による健康促進・身体の洗浄
の効果を高める為に泡風呂が広く用いられてい
る。
そして、上記泡風呂の為の泡風呂装置として、
噴流圧源からの噴流に、空気入口からの空気を気
泡として混在せしめる為のエジエクタを有し、こ
のエジエクタの噴出口から上記気泡を含む気泡噴
流を浴槽内の温水中に噴出せしめるようにした泡
風呂装置が用いられている。
ここで、従来、上記泡風呂装置は、専用の上記
噴流圧力源としてのポンプ等が上記泡風呂装置内
に内蔵せしめられていた。即ち、例えば上記ポン
プ等と共に充電式のバツテリー等を内蔵している
ものや、電灯線から電源コードによつて内蔵ポン
プ等に給電せしめられるもの等があつた。
以上の例を代表とする、上記泡風呂装置を用い
て給湯機器から上記浴槽内に供給された温水中に
上記気泡噴流を噴出せしめることにより、上記気
泡によつて上記噴流中に乱流が生じ、上記乱流が
上記入浴者に当たつてマツサージ効果を発現せし
めるとされている。また、上記気泡の破壊の際の
衝撃エネルギーが入浴者の身体に伝わり、上記入
浴者を温めるという温熱効果があるとされてい
る。更に、上記気泡の破壊の際の衝撃エネルギー
により上記入浴者の身体表面の老排物等の汚れを
除去するという洗浄効果もあるとされている。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来技術の泡風呂装置により、上記入浴者
に対して上記マツサージ効果及び上記温熱効果並
びに上記洗浄効果を与えることができる。
しかし、上記従来技術の泡風呂装置は上記専用
の噴流圧力源が内蔵せしめられるものであり、即
ち、上記噴流を発生せしめる為のみに使用される
専用の噴流圧力源が必要であつた。そして、上記
エジエクタや装置のケーシング等に、可及的に安
価なものを用いても、上記ポンプ等の噴流圧力源
を安価にしにくいものであるので、上記泡風呂装
置全体を安価にしにくいものであつた。
また、上記エジエクタや装置のケーシング等は
駆動される部分ではないので故障を少なくし易
い。しかし、上記専用のポンプ等の噴流圧力源の
故障は上記エジエクタや装置のケーシング等に比
して多く発生し易いので、上記泡風呂装置全体の
故障を少なくしにくいものであつた。この為、上
記泡風呂装置の保守・管理に要する費用を低く抑
えにくいものであつた。以上のように、従来の泡
風呂装置では泡風呂を実現する為の費用を低く抑
えにくいものであつた。
また、従来の上記専用の噴流圧力源は、上記泡
風呂装置に内蔵されて上記浴槽内に持込まれるも
のであるので、燃焼ガス等を排気しない電気モー
ターを用いたポンプ等が好ましく、実際に多く用
いられている。
しかし、上記浴槽内に持込まれるものであるの
で、上記ポンプに給電される電力が漏電する恐れ
もあり、安全上十分適するとは言い難かつた。
尤も、専用の噴流圧力源を必要としないものと
して、実公昭50−947号公報で提案された泡マツ
サージヤーの如く、湯沸かし器の蛇口とエジエク
タ内蔵の気泡発生器を連結するようにしたものも
知られていた。
然し乍ら、斯る装置は、エジエクタへ空気を導
く為の空気吸入パイプを必要とし、かつこの空気
吸入パイプの先端吸入口を浴槽の温水外に確実に
開口させるべく注意を払う必要があり、使用上、
知識を要する煩ずらわしさがあつた。又、上記気
泡発生器は吸盤などの固着具によつて浴槽内に、
半ば固定的に固着するようにしていたので、浴槽
に蓋をする場合、浴槽の開口部を完全に覆うこと
ができず、蓋による保温効果が半減したり、蓋で
完全に覆う為には固着具による固着を解除する、
めんどうな作業を必要とするなどの欠点もあつ
た。
[目的] 従つて本考案の目的とするところは、上記浴槽
内の上記温水中に上記エジエクタからの上記気泡
噴流を噴出せしめることにより、上記入浴者に対
して上記マツサージ効果及び上記温熱効果並びに
上記洗浄効果を与えることができ、しかも上記噴
流圧力源として上記給湯機器を利用できるように
することにより、上記泡風呂装置の為の専用の噴
流圧力源を要さずとも上記泡風呂を実現でき、も
つて上記泡風呂を実現する為の費用を低く抑え易
く、また安全性にも優れた給湯機器を利用した気
泡ジエツトフイーダを提供するにある。
そして更に、エジエクタの空気入口が特別の注
意を必要とすることなく、確実に浴槽の温水外部
に設定できると共に、使用しない時には浴槽の外
部に簡単に移動でき、蓋で浴槽の開口部を完全に
覆うことができる上記気泡ジエツトフイーダを提
供することも目的としている。
[課題を解決する為の手段] 本考案は上記課題を解決する為に次の技術的手
段を有する。即ち、実施例に対応する添付図面に
使用した符号を用いてこれを説明すると、給湯機
器から浴槽内に供給された温水中に、噴流圧力源
からの噴流に空気入口からの空気を気泡として混
在せしめて、気泡噴流と成して噴出口から噴出せ
しめる為のエジエクタを有する泡風呂装置に於い
て、 上記エジエクタ3の噴流入口6に一端が接続さ
れていると共に他端が上記給湯機器からの上記温
水の吐水口23に接続されていて上記給湯機器か
らの上記温水を上記エジエクタ3に導く為の噴流
パイプ8と、上記気泡噴流の噴出圧による上記エ
ジエクタ3の遊動を抑止すると共に、上記エジエ
クタ3の上記空気入口4を上記浴槽1中の上記温
水Wの水面Hより上方に位置せしめると共に上記
エジエクタ3の上記噴出口5が上記浴槽1中の上
記温水Wの水面Hに対して斜下方に向くように上
記エジエクタ3を保持する為のエジエクタ保持手
段9を有しており、上記エジエクタ保持手段9
は、基端側が、浴槽1の外部に設置した気泡ジエ
ツトフイーダ本体18に回転自在に取着されて、
エジエクタ保持手段9が上記水面Hに対して上下
動可能としてあり、エジエクタ保持手段が最も下
方に回転した時に、上記エジエクタ3の空気入口
4が温水Wの水面Hよりも高く位置するように設
定してあり、かつエジエクタ保持手段9が上方に
回転した時には、エジエクタ保持手段9全体が、
上記浴槽1の上縁1′よりも高い位置に移動可能
に設定してあり、上記噴流圧力源として上記給湯
機器を利用できることを特徴とする給湯機器を利
用した気泡ジエツトフイーダである。
更に、上記エジエクタ保持手段9は、上記エジ
エクタ3を上記水面Hに対して水平に旋回R運動
せしめるように上記気泡ジエツトフイーダ本体1
8に回転自在に取着せしめられていることを特徴
とする上記の給湯機器を利用した気泡ジエツトフ
イーダとすることも望ましい。
[作用] 以上の構成により、まず上記給湯機器から供給
される温水は上記吐出口23から噴出せしめられ
る。次いで上記吐出口23から上記噴流パイプ8
を通つて上記温水が噴流Sとして上記エジエクタ
3の噴流入口6に導かれる。次いで上記エジエク
タ3に於いて、上記噴流S中に上記エジエクタ3
の空気入口4からの空気Aが気泡A′として混在
せしめられて上記気泡噴流Bと成される。次いで
上記気泡噴流Bは上記エジエクタ3の噴出口5か
ら噴出せしめられる。この時、上記エジエクタ3
は上記エジエクタ保持手段9によつて保持せしめ
られている。従つて、上記気泡噴流Bの噴出圧を
受けても遊動することがない。
そしてこの時、上記エジエクタ3は上記エジエ
クタ保持手段9により、上記エジエクタ3の上記
空気入口4が上記浴槽1内の上記温水Wの水面H
より上方に位置するように保持されている。従つ
て上記空気入口4に上記空気Aが入るようにされ
るので、上記噴流S中に上記空気Aを気泡A′と
して混在せしめて気泡噴流Bと成すことができ
る。更にこの時、上記エジエクタ3は上記噴出口
が上記浴槽1内の上記水面Hに対して斜め下方に
向くように保持されている。従つて上記エジエク
タ3の上記噴出口5から噴出せしめられる上記気
泡噴流Bは上記浴槽1内の温水W中に噴出せしめ
られることになる。以上により、本考案を用いて
上記泡風呂が実現でき、上記浴槽1内に入浴した
入浴者に対して上記気泡噴流Bによる上記マツサ
ージ効果及び上記温熱効果並びに上記洗浄効果を
与えることができることは勿論のこと、特にこの
考案によると、上記噴流圧力源として、上記給湯
機器を利用して上記泡風呂を実現できる。この
為、上記気泡ジエツトフイーダ7内に専用の噴流
圧力源を内蔵せしめる必要はない。この為、上記
噴流圧力源を内蔵していた従来の泡風呂装置に比
して本考案の泡風呂装置としての気泡ジエツトフ
イーダ7を安価なものにし易い。また、従来の泡
風呂装置に比して専用の噴流圧力源の保守・管理
の為の費用を必要としない。以上により、本考案
を用いると、上記泡風呂装置を実現する為の費用
を低く抑え易い。
また、本考案の気泡ジエツトフイーダ7は上記
専用の噴流圧力源を必要としないので、当該気泡
ジエツトフイーダ7内に上記充電式バツテリーを
内蔵せしめたり、上記電灯線から電源コード等を
用いて給電したりする等ということは不要であ
る。この為、上記気泡ジエツトフイーダ7から漏
電するということはない。従つて本考案の上記気
泡ジエツトフイーダ7は安全性に優れているとい
うことができる。
又、更に上記エジエクタ保持手段9を上方に回
転すると、エジエクタ保持手段9全体が浴槽1の
上縁1′よりも高い位置に移動するので、浴槽1
の上縁1′を蓋で完全に覆い、保温状態とでき、
かつ作業上の不便を無くすることができる。
[実施例] 次に添付図面に従い本考案の実施例を詳述す
る。
第1図から第4図Bまでの各図は第1実施例を
示している。
ここで上記給湯機器としては、家庭内に設けら
れて家庭内の台所や洗面所等と共に浴室内に温水
を供給する為の、ガス燃焼式や石油燃焼式、また
は電気加熱式の湯沸器及び上記浴室内に設けられ
て上記浴槽内に温水を供給する為のみに使用され
るバランス釜と呼ばれる風呂釜等が代表的なもの
として挙げられる。
また、上記給湯機器の一つとしての湯沸器から
の温水を上記浴槽1内に供給する為の給湯栓の形
式としては壁付き湯水混合水栓や台付き自在湯水
混合水栓、浴槽用コンビネーシヨン湯水混合水栓
等々がある。
そして、この第1実施例では上記給湯機器の一
つとしての上記湯沸器が設置されていると共に上
記給湯栓として壁付き湯水混合水栓20aが用い
られている場合に使用されるに適した例を示して
いる。
この壁付き湯水混合水栓20aは、上記湯沸器
からの温水即ち湯の配管21と冷水としての水道
水の配管21′が接続されていると共に上記温水
の流量を調節する為の温水側バルブ22と上記水
道水の流量を調節する為の冷水側バルブ22′が
配設されており、上記温水に上記水道水を混合さ
せることによつて温度を調節された温水を上記吐
出口としての蛇口23から吐出せしめるものであ
る。この例では上記蛇口23として固定式の蛇口
23aが用いられている。
上記浴槽1は略箱形状で成り、一般に使用され
ているものである。そして上記浴槽1内の上記温
水Wが満水になると、上記浴槽1の上縁1′から
溢れ出るものである。即ち、上記浴槽1内の上記
温水Wの水面Hの高さが上記浴槽1の上縁1′の
高さによつて必然的に定められるものである。
尚、上記浴槽1を使用しない時には、上記浴槽1
の開口部即ち上記浴槽1の上縁1′で囲まれた部
分を覆う為の蓋40,40、…が使用されること
が多いものである。
そして、上記浴槽1内の温水W中に上記気泡噴
流Bを噴出せしめる為のエジエクタ3は、噴流入
口6と噴出口5の間の噴流Sの通路中に空気入口
4を有し、上記噴流Sにより、上記通路内に生ず
る負圧によつて上記噴流S内に上記空気入口4か
ら空気Aを吸入せしめるようにして供給するもの
である。そして、この噴流S内に吸入された上記
空気Aは気泡A′となつて上記噴流S内に混在せ
しめられる。この気泡A′を含んだ気泡噴流Bが
上記エジエクタ3の噴出口5から噴出せしめられ
るのである。
以上は従来と同様の部分であり、本考案にかか
るこの実施例では首記した課題を解決する為に次
のようにしたものである。
即ち、この実施例の泡風呂装置としての気泡ジ
エツトフイーダ7aは、噴流パイプ8と、エジエ
クタ保持腕9aと、上記エジエクタ3を有して成
る。
上記エジエクタ3は、従来と同様の原理で上記
気泡噴流Bを発生せしめるものであるが、この例
のエジエクタ3の構成等を第2図に従つて少し説
明すると、略円筒形状で成る樹脂製のエジエクタ
本体10を有する。このエジエクタ本体10の上
記略円筒形状の一端が噴流入口6と成されている
と共に他端が噴出口5と成されている。上記一端
と他端の間の略中央には周面にフランジ状のカバ
ー取着部13が形成されている。上記エジエクタ
本体10の一端側には周面に凹状のパイプ止め部
11と、フランジ状のパイプ固定部材螺着部12
が形成されている。このパイプ固定部材螺着部1
2の外周には雄ネジ部12が、形成されている。
このエジエクタ本体10の一端側に噴流パイプ8
を挿入した状態で、上記パイプ止め部11との間
で上記噴流パイプ8を固定する為のパイプ固定部
材14を有している。上記パイプ固定部材14は
上記パイプ固定部材螺着部12の雄ネジ部12′
に螺着せしめられる為の雌ネジ部14′が形成さ
れている。上記エジエクタ本体10の他端側には
エジエクタカバー15が配設せしめられるように
成されている。このエジエクタカバー15には嵌
合溝15′が形成されており、上記カバー取着部
13の外周に凹状に形成されたカバー嵌合部1
3′に嵌合せしめられることで上記エジエクタ本
体10の他端側に取着されて配設されるように成
されている。ここで上記カバー取着部13には上
記エジエクタカバー15内部の空間と外部とを連
通せしめる為の空気連通路16が穿設されてい
る。この空気連通路16は上記カバー取着部13
の周方向に複数等間隔で設けられている。
上記エジエクタ3は取付片17によつて上記エ
ジエクタ保持腕9a内に固定されている。このエ
ジエクタ保持腕9aは、素材としての檜で成る板
状体により、略四角筒形状に形成されている。そ
して、この檜板で成るエジエクタ保持腕9aの先
端側に上記エジエクタ3が固定されていると共
に、基端側は気泡ジエツトフイーダ本体18aに
ボルト25,25′及びナツト26,26′によつ
て取着せしめられており、上記先端側を上下動T
自在とするように上記ボルト25,25′を軸と
して回転自在となされている。
上記気泡ジエツトフイーダ本体18aは上記エ
ジエクタ保持腕9aと同様な檜板で略箱形状に成
されており、内部に上記壁付き湯水混合水栓20
aが収納されている。この気泡ジエツトフイーダ
本体18aの、上記壁付き湯水混合水栓20aが
配設された壁部19に当てられる背面板部27に
は、上記壁付湯水混合水栓20aの上記温水の配
管21が貫通せしめられる取付穴28と上記水道
水の配管21′が貫通せしめられる取付穴28′が
穿設されており、固定具29,29′によつて上
記壁部19に固定されるように成されている。上
記気泡ジエツトフイーダ本体18aの上部の上面
板部30には上記バルブ22,22′が貫通して
突出せしめられる為のバルブ用穴31,31′が
穿設されている。上記気泡ジエツトフイーダ本体
18aの上記背面板部27と対向する正面板部3
2及び下部の下面板部33には上記エジエクタ保
持腕9aを配設する為の保持腕配設穴34が形成
されている。上記保持腕配設穴34の位置には保
持腕取着用板部35,35′が設けられている。
これら保持腕取着用板部35,35´により、上
記ボルト25,25′を介して上記エジエクタ保
持腕9aが取着されている。
ここで、上記エジエクタ保持腕9aの一端側が
重力よつて下降し、上記エジエクタ保持腕9aの
下面37が、上記気泡ジエツトフイーダ本体18
aの上記下面板部33の上記保持腕配設穴34の
部分38に当たることにより、上記エジエクタ保
持腕9aの下降限が定められるように成されてい
る。そして、この下降限に於いて、上記エジエク
タ3の上記空気入口4が上記浴槽1内の上記温水
Wの水面Hより上方に位置するように、上記気泡
ジエツトフイーダ7a全体の上記浴槽1に対する
高さが定められており、また上記エジエクタ3の
上記噴出口5が上記温水W中に浸漬せしめられる
と共に上記水面Hに対して所定の角度で斜め下方
を向くように成されている。(第4図A参照) 上記噴流パイプ8は一端が上記エジエクタ3の
上記噴流入口6に接続されていると共に他端が継
手36を介して上記蛇口23aに取着せしめられ
ている。尚、上記噴流パイプ8は素材としての塩
化ビニールで成るものが用いられているが、この
例に限らずゴムやポリエチレンで成るものを用い
ることもできる。
以上の構成により、まず上記壁付き混合水栓2
0の上記温水のバルブ22及び上記水道水のバル
ブ22′を開く。次いで上記湯沸器からの温水が、
上記水道水と混じり合つて上記蛇口23aから吐
出せしめられる。(第3図参照)次いで上記吐出
せしめられた上記温水は噴流Sとして上記噴流パ
イプ8内を通り、上記エジエクタ3の噴流入口6
に導かれる。次いで上記噴流入口6から上記噴出
口5までの上記エジエクタ本体10内を上記噴流
Sが通過する際、上述のように上記空気入口4か
らの空気Aが上記空気連通路16を通つて上記空
気入口4に送られ、上記空気入口4から上記噴流
S内に吸入されるようにして上記噴流S内に気泡
A′として混在せしめられている。次いで上記気
泡A′が混在せしめられた上記気泡噴流Bが上記
エジエクタ3の噴出口5から上記浴槽1内の温水
W中に噴出せしめられる。(第2図参照)ここで、
上記エジエクタ3は上記エジエクタ保持腕9aに
固定されているので、上記噴出口5からの上記気
泡噴流Bの噴出圧を受けても遊動することのない
ように成されている。そして、上記エジエクタ3
の上記空気入口4が上記浴槽1中の温水Wの水面
Hより上方に位置せしめられているので、上記空
気入口4から上記噴流S中に上記空気Aを送るこ
とができる。この時、上記エジエクタカバー15
内には上記空気連通路16から上記浴槽1中の温
水Wが入り込むことがあるが、上記エジエクタ本
体10の上記空気入口4のみを上記水面Hより上
方に位置せしめておけば、上記空気入口4から上
記噴流S中に上記空気Aを送ることができる。更
に、上記エジエクタ3の上記噴出口5が上記水面
Hに対して斜下方に向くように成されているの
で、上記噴出口5からの上記気泡噴流Bは上記温
水W中に噴出せしめられることになる。この時、
上記気泡噴流Bによつて上記浴槽1内の上記温水
Wが攪拌されるので、上記浴槽1内の上記温水W
の温度を均一にし易い。加えて、この例では上記
噴出口5が上記温水W中に浸漬せしめられている
ので、上記気泡噴流Bの噴出の際に生ずる雑音を
可及的に小さくし易いものである。(第4図A参
照)尚、ここで、上記気泡噴流Bが上記浴槽1内
に噴出せしめられるということは即ち上記浴槽1
内に温水が供給されるということでもある。そし
て、上記浴槽1内の上記温水Wの満水時の水面H
の高さは上記浴槽1の上縁1′の高さと等しいも
のである。従つて、上記気泡噴流Bの噴出時には
上記浴槽1内の水面Hの高さが必然的に一定と成
され易い。この為、上記水面Hの高さが上記エジ
エクタ3の上記空気入口4より高くなることはな
く、また、上記エジエクタ3の噴出口5より高く
なり易いものである。
ここで、上記浴槽1内の温水Wの水面Hに、汚
れ等の浮遊物が浮くことがある。そしてこの例
で、上記気泡噴流Bの噴出に伴なつて上記浴槽1
内に上記湯沸器からの上記温水が供給せしめられ
ることにより、上記浴槽1の上縁1´から上記温
水が溢れ出るよう成される。この時、上記水面H
に浮いた上記浮遊物も上記温水と共に上記浴槽1
の上縁1´から流れ出る。従つて、上記浴槽1内
の上記温水Wを清潔に保ち易い。
以上のように、この実施例によつて上記浴槽1
内に上記気泡噴流Bを噴出せしめることができ上
記浴槽1内の温水W中に入浴した入浴者に対して
上記泡風呂による上記マツサージ効果及び温熱効
果並びに洗浄効果を付与せしめることができる。
しかも、上記泡風呂を実現する為の上記噴流圧力
源として、上記給湯機器、この例では上記湯沸器
を利用できる。従つて、上記気泡ジエツトフイー
ダ7a内に上記電気モーターを用いたポンプ等の
噴流圧力源を内蔵せしめる必要はない。そして、
上記気泡ジエツトフイーダ本体18a及び上記エ
ジエクタ保持腕9aを上記桧の板状体等で安価に
製造し易い。また、上記エジエクタ3及び上記噴
流パイプ8等も樹脂により大量生産し易い。この
為、上記気泡ジエツトフイーダ7a全体を安価に
し易いものである。加えて、上記電気モーターを
用いたポンプ等を内蔵せしめる必要はなく、機構
的な可動部分としては上記気泡ジエツトフイーダ
本体18aに対して上記エジエクタ保持腕9aが
回転自在とせしめられている程度であるので、上
記気泡ジエツトフイーダ7a全体の故障の発生を
少なくし易い。従つて上記気泡ジエツトフイーダ
7aの保守・管理の為の費用を低く抑え易い。以
上のことにより、上記泡風呂実現の為に要する費
用を低く抑え易い。そして、当然ながら上記気泡
ジエツトフイーダ7aa内に充電式バツテリーを
内蔵せしめたり、電灯線からの電力を給電したり
する必要はない。この為、この例の気泡ジエツト
フイーダ7aは安全性に優れているということが
できる。
次いで、上記浴槽1に入浴しない時には上記エ
ジエクタ保持腕9aを持ち上げるようにする。
(第4図B参照)この時、上記エジエクタ保持腕
9aは、基端側のボルト25,25´を軸にして
回転せしめられ、上記先端側が上記エジエクタ3
を保持したまま持ち上げられるように上下動Tせ
しめられる。この時、上記エジエクタ保持腕9a
の全体が上記浴槽1の温水Wの水面Hより上方に
位置せしめられることになる。次いで上記浴槽1
を適宜の蓋40,40、…を用いて覆うようにす
る。以上のように、上記浴槽1に上記蓋40,4
0、…を被せることができるので、従来と同様こ
の例に於いても上記蓋40,40…によつて上記
浴槽1内の上記温水Wを保温せしめることができ
るものである。
次に第5図及び第6図並びに第7図A、第7図
Bに従つて第2実施例を説明する。この第2実施
例では第1実施例との差異のみを詳述する。以下
第3実施例及び第4実施例並びに第5実施例も同
様とする。
この第2実施例で、上記給湯機器として上記湯
沸器を用いることは第1実施例と同様であるが、
上記給湯栓として台付き自在湯水混合水栓20b
を用いた例を示している。加えて、この例の気泡
ジエツトフイーダ7bは、上記エジエクタ3を浴
槽1内の温水Wの水面Hに対して水平に旋回Rせ
しめることのできるものと成されている。
ここで上記台付き自在湯水混合水栓20bは全
体が上記浴槽1と壁部19´の間に設けられた給
湯栓台24の上面から突出するように配設されて
いる。(第5図参照)ここで、上記台付き自在湯
水混合水栓20bにも、第1実施例で示した壁付
き湯水混合水栓20aと同様に、上記湯沸器から
の上記温水との配管と上記水道水の配管が接続さ
れている。そして、この例の台付き自在湯水混合
水栓20bの上記蛇口23は自在式の蛇口23b
が配設されている。
上記気泡ジエツトフイーダ7bは気泡ジエツト
フイーダ本体18bとして、下部本体基部41b
と、上部本体41b´を有している。上記下部本体
基部41bは略箱形状で成り上記給湯水栓台24
に固定されていると共に、上部の略中央に上記上
部本体41b´を取着する為の上部本体取着用穴3
9が穿設されている。上記上部本体41b´は略箱
形状で成り、下部に被取着用穴39´が穿設され
ていると共に、上部の保持腕配設穴34に上記エ
ジエクタ保持腕9aが配設されている。上記下部
本体基部41bの上記上部本体取着用穴39と上
記上部本体41b´の被取着用穴39´にスリーブ
状の上部本体取着用部材42が貫設せしめられて
いる。上記台付き自在湯水混合水栓20bの上記
自在式の蛇口23bは上記上部本体取着用部材4
2を貫通して上記上部本体41b´内に突出せしめ
られている。
尚、上記気泡ジエツトフイーダ7bの上述した
部分の他の部分の形状等は図示をもつて説明に替
えるものとしている。
以上の構成により、この第2実施例によると第
1実施例と略同様の作用効果を実現できると共
に、この第2実施例によると第5図及び第6図に
示したように上記上部本体41b´が上記エジエク
タ保持腕9aを保持したまま、上記エジエクタ保
持腕9aと共に上記上部本体取着用部材42を軸
にして旋回R可能と成されている。従つて上記エ
ジエクタ3の上記噴出口5の向きを替えることが
できる。この為、上記気泡噴流Bを上記浴槽1内
の種々の位置に噴出せしめることができ、上記浴
槽1内に入浴した上記入浴者の身体の適宜の部分
に上記気泡噴流を当て易いという新たな利点も有
する。
尚、この第2実施例に於いても上記エジエクタ
保持腕9aの基端側を中心として、上下動可能と
成しているので、上記浴槽1に上記蓋40,4
0、…を被せることができるものである。(第7
図A及び第7図B参照) 次に第8図及び第9図並びに第10図A、第1
0図Bに従い第3実施例を説明する。
この第3実施例で、上記給湯機器として上記バ
ランス釜43を使用した例を説明する。従つて上
記吐出口はバランス釜43の温水吐出口23´と
成されている。(第8図参照) そしてこの例の気泡ジエツトフイーダ7cに於
いても第2実施例と同様上記エジエクタ3を上記
浴槽1内の温水Wの水面Hに対して水平に旋回R
せしめることのできるものと成されている。
上記気泡ジエツトフイーダ7cは気泡ジエツト
フイーダ本体18cとして下部本体基部41cと
上部本体41c´を有している。上記下部本体基部
41cは板状体で成り、上記バランス釜43の上
部に4つのネジ44によつて固定されていると共
に、略中央に上部本体取着用ボルト45が配設さ
れている。この上部本体取着用ボルト45は上記
下部本体基部41cの下方から上方に貫通せしめ
られていて上記下部本体基部41cから上方に突
出せしめられている。上記上部本体41c′は略箱
形状で成り、下部に被取着用穴46が穿設されて
いる。そして、上記、下部本体基部41cの上記
上部本体取着用ボルト45aに上記上部本体41
c´の上記被取着用穴46を挿通せしめ、座金45
´を介して上部本体取着用ナツト45bを螺着せ
しめることで上記下部本体基部41cに上記上部
本体41c´を取着せしめている。上記上部本体4
1c´には保持腕配設穴34にエジエクタ保持腕9
cが配設されている。
尚、上記気泡ジエツトフイーダ7cの上述した
部分の他の部分の形状等は図示をもつて説明に替
えるものとしている。
以上の構成によると、この第3実施例によつて
も第1実施例と略同様な作用及び効果が実現でき
ると共に第2実施例と略同様に上記エジエクタ3
を上記浴槽1の温水Wの水面Hに水平に上記上部
本体取着用ボルト45を軸にして旋回Rせしめ、
第2実施例と略同様の作用及び効果を実現でき
る。(第9図参照)そしてこの第3実施例に於い
ても上記エジエクタ保持腕9aの基端側を中心と
して上下動T可能と成しているので、上記浴槽1
に上記蓋40,40、…を被せることができるも
のである。(第10図A及び第10図B参照) 以上第1実施例及び第2実施例並びに第3実施
例では上述のように桧の板状体を用いるものとし
て説明した。ここで、上記桧には入浴による健康
促進の効果を高めることのできる酵素が含まれる
とされており、従来から桧材を用いた浴槽や桧の
オガ屑を用いた入浴剤等々が用いられている。そ
して上記第1実施例及び第2実施例並びに第3実
施例に於いても上記桧を用いているので、上記桧
に含まれる酵素によつて上記入浴に於ける健康促
進の効果を高めることが期待できる。
次に第11図及び第12図並びに第13図A、
第13図Bに従い第4実施例を説明する。
この第4実施例で、上記給湯機器として上記湯
沸器が用いられていると共に上記給湯栓として上
記壁付き湯水混合水栓20aが用いられている例
を示している。この壁付き湯水混合水栓20a自
体は第1実施例で詳述したものと略同様である。
そしてこの例の気泡ジエツトフイーダ7dの上記
気泡ジエツトフイーダ本体18dは素材としての
樹脂で形成されており、その内部に上記壁付き湯
水混合水栓20aが収納せしめられている。この
気泡ジエツトフイーダ本体18dの上記壁付き湯
水混合水栓20aが設けられた壁部19に当てら
れる背面部47には取付穴48,48´が形成さ
れており、取付穴48には温水の配管21が貫通
せしめられ、上記取付穴48´には水道水の配管
21´が貫通せしめられている。そして固定具2
9,29´によつて上記壁部19に固定されてい
る。上記気泡ジエツトフイーダ本体18dには保
持腕配設穴49が形成されていて、上記保持腕配
設穴49の部分に保持腕取着用板体50,50´
が形成されている。上記エジエクタ保持腕9dは
上記気泡ジエツトフイーダ本体18dと同様の樹
脂で成り、下方に凸となるよう若干湾曲した略円
筒形状と成されている。このエジエクタ保持腕9
dは一方側の内部に上記エジエクタ3が固定され
ていると共に、他方側が上記保持配設穴49の位
置で上記保持腕取着用板体50,50´にボルト
25,25´及びナツト26,26´を介して取
着されており、上記ボルト25,25´を軸にし
て上記一方側が上下動Tするように回転自在と成
されている。
尚、上記気泡ジエツトフイーダ本体18d及び
上記エジエクタ保持腕9dの上述した部分の他の
部分の形状等は図示をもつて説明に替えるものと
している。
以上の構成によると、第1実施例と略同様の作
用及び効果が実現できる。
次に第14図及び第15図並びに第16図A、
第16図Bに従い第5実施例を説明する。
この第5実施例では上記給湯機器として上記湯
沸器が用いられると共に上記給湯栓として上記浴
槽用コンビネーシヨン湯水混合水栓20cを用い
た例を示している。この浴槽用コンビネーシヨン
湯水混合水栓20cは第2実施例で述べた台付き
自在湯水混合水栓20bと略同様な構成で成り、
給湯水栓台24に配設されているが、上記給湯水
栓台24から上記自在式の蛇口23bの部分及び
上記バルブ22,22´のハンドル部分のみが突
出せしめられているものである。
この例の上記気泡ジエツトフイーダ7eの気泡
ジエツトフイーダ本体18e及び上記エジエクタ
保持腕9eは、第4実施例と略同様な樹脂で形成
されている。上記気泡ジエツトフイーダ本体18
eは上記給湯水栓台24に取付ネジ51によつて
取着されていると共に、上記浴槽用コンビネーシ
ヨン湯水混合水栓20cの上記蛇口23bの部分
が貫通して上記気泡ジエツトフイーダ本体18e
内に突出せしめられる為の蛇口貫通穴52が形成
されていて、上記取着ネジ51を軸にして回転自
在と成されている。上記気泡ジエツトフイーダ本
体18eの上記バルブ22,22´の各々に向く
両側部には保持腕取着板体53,53´が形成さ
れている。上記エジエクタ保持腕9eは中空の略
水滴形状と成されており、上記略水滴形状の鋭つ
た部分の一方側の端が開放されていると共に上記
略水滴形状の膨んだ部分の他方側の下部が開放さ
れて被取着穴54と成されている。上記エジエク
タ保持腕9eは、上記一方側に上記エジエクタ3
が固定されていると共に他方側の被取着穴54に
上記気泡ジエツトフイーダ本体18eの上記保持
腕取着用板体53,53´が下方から挿入せしめ
られており、ボルト55,55´及びナツト5
6,56´を介して上記保持腕取着用板体53,
53´に取着せしめられている。即ち、上記エジ
エクタ保持腕9eは、上記一方側が上下動T自在
なように、上記ボルト55,55´を軸にして回
転自在に成されている。
尚、上記気泡ジエツトフイーダ本体18e及び
上記エジエクタ保持腕9eの上述した部分の他の
部分の形状等は図示をもつて説明に替えるものと
している。
以上の構成によりこの第5実施例による第1実
施例及び第2実施例と略同様な作用及び効果を実
現できるものである。
そして、上記第4実施例及び第5実施例のよう
に、上記気泡ジエツトフイーダ本体18d,18
e及び上記エジエクタ保持腕9d,9eを上記樹
脂によつて成るものとしたことにより、上記気泡
ジエツトフイーダ18d,18e及び上記エジエ
クタ保持腕9d,9eを大量生産し易く、製造コ
ストを低く抑え易い。また、上記気泡ジエツトフ
イーダ7d,7eの外観形状として種々の形状を
実現し易い。この為、上記気泡ジエツトフイーダ
7d,7eを使用する入浴者が好みに応じた形状
の上記気泡ジエツトフイーダ7d,7eを用いる
ようにし易く、上記入浴者の精神的な健康の面で
好ましいものである。
尚、上述した給湯機器としては上記湯沸器及び
バランス釜に限らず、太陽熱を利用した温水器等
種々の給湯機器が考慮できる。
また、上記給湯栓としては上記壁付き湯水混合
水栓及び台付き自在湯水混合水栓並びに上記浴槽
用コンビネーシヨン湯水混合水栓に限らず埋込形
湯水混合水栓や壁付きハンドシヤワー式シヤワー
バス水栓等々が考慮され、これら給湯栓の種々に
応じて上記気泡ジエツトフイーダの形状等も種々
に考慮できるものである。
[効果] 以上詳述した通り、本考案によると次の効果が
ある。
請求項第1項の考案によると、上記浴槽内の上
記温水中に上記エジエクタからの上記気泡噴流を
噴出せしめることにより、上記入浴者に対して上
記マツサージ効果及び上記温熱効果並びに上記洗
浄効果を与えることができ、しかも上記噴流圧力
源として上記給湯機器を利用できるようにするこ
とにより、上記泡風呂装置の為の専用の噴流圧力
源を要さずとも上記泡風呂を実現でき、もつて上
記泡風呂を実現する為の費用を低く抑え易く、ま
た安全性にも優れた給湯機器を利用した気泡ジエ
ツトフイーダを提供することができる。
特にエジエクタ保持手段を気泡ジエツトフイー
ダ本体に回転自在に取着して、最も下方に回転し
た時に、エジエクタの空気入口が温水の水面より
も高い位置に確実に設定できるようにしたので、
使用上特別の注意を不要とし、初めての使用者
等、不慣れな人でも、確実に上記マツサージ効果
その他の各種効果を享受することができる効果が
ある。
そして更に、上記エジエクタ保持手段を上記水
面に対して上下動せしめることができるものであ
り、上記気泡ジエツトフイーダの非使用時には上
記エジエクタ保持手段を上記水面に対して上方に
位置せしめることができる。従つて上記浴槽に簡
単な操作で完全に蓋をすることができるので、上
記蓋によつて容易に上記浴槽内の温水の保温を図
ることができる。
更に、請求項第2項の考案によると、上記エジ
エクタを上記水面に対して水平に旋回せしめるこ
とができるので、上記エジエクタから噴出される
気泡噴流の向きを変えることができる。従つて上
記浴槽内に入浴した人の身体の適宜の部分に上記
気泡噴流を当てるように上記気泡噴流の噴出する
方向を定め易いものである。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の実施例を示しており、第1
図から第4図Bまでの各図は第1実施例を示し、
第1図は斜視図、第2図は第1図X−X´線に沿つ
た断面の拡大した断面図、第3図は一部破断面図
を含む平面図、第4図A及び第4図Bは一部破断
面図を含む側面図であり、第4図Aはエジエクタ
保持腕の下降限に於ける側面図、第4図Bはエジ
エクタ保持腕を持ち上げた状態の側面図、第5図
及び第6図並びに第7図A,第7図Bの各図は第
2実施例を示し、第5図は斜視図、第6図は一部
破断面図を含む平面図、第7図A及び第7図Bは
一部断面図を含む側面図であり、第7図Aは上記
エジエクタ保持腕の下降限での側面図、第7図B
は上記エジエクタ保持腕を持ち上げた状態の側面
図、第8図及び第9図並びに第10図A、第10
図Bは第3実施例を示し、第8図は斜視図、第9
図は一部破断面図を含む平面図、第10図A及び
第10図Bは一部破断面図を含む側面図であり、
第10図Aは上記エジエクタ保持腕の下降限で側
面図、第10図Bは上記エジエクタ保持腕を持ち
上げた状態の側面図、第11図から第12図並び
に第13図A、第13図Bは第4実施例を示し、
第11図は斜視図、第12図は一部破断面図を含
む平面図、第13図A及び第13図Bは一部破断
面図を含む側面図であり、第13図Aはエジエク
タ保持腕の下降限での側面図、第13図Bはエジ
エクタ保持腕を持ち上げた状態の側面図、第14
図及び第15図並びに第16図A、第16図Bは
第5実施例を示し、第14図は斜視図、第15図
は一部破断面図を含む平面図、第16図A及び第
16図Bは一部破断面図を含む側面図であり、第
16図Aは上記エジエクタ保持腕の下降限の側面
図、第16図Bは上記エジエクタ保持腕を持ち上
げた状態の側面図、である。 尚図中の符号は、1……浴槽、1´……浴槽の
上縁、3……エジエクタ、4……空気入口、5…
…噴出口、6……噴流入口、7a,7b,7c,
7d,7e……気泡ジエツトフイーダ、8……噴
流パイプ、9a,9b,9c,9d,9e……エ
ジエクタ保持腕、18a,18b,18c,18
d,18e……気泡ジエツトフイーダ本体、23
a,23b……蛇口、23´……温水吐出口、4
0……蓋、A……空気、A´……気泡、B……気泡
噴流、S……噴流、W……温水、H……水面、R
……旋回、T……上下動をそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 浴槽内に噴流圧力源からの噴流に空気入口か
    らの空気を気泡として混在せしめて気泡噴流と
    成して噴出口から噴出せしめる為のエジエクタ
    を有する泡風呂装置に於いて、 上記エジエクタ3の噴流入口6に一端が接続
    されていると共に他端が上記給湯機器からの上
    記温水の吐水口23に接続されていて上記給湯
    機器からの上記温水を上記エジエクタ3に導く
    為の噴流パイプ8と、上記気泡噴流Bの噴出圧
    による上記エジエクタ3の遊動を抑止すると共
    に、上記エジエクタ3の上記空気入口4を上記
    浴槽1中の上記温水Wの水面Hより上方に位置
    せしめると共に上記エジエクタ3の上記噴出口
    5が上記浴槽1中の上記温水Wの水面Hに対し
    て斜下方に向くように上記エジエクタ3を保持
    する為のエジエクタ保持手段9を有しており、
    上記エジエクタ保持手段9は、基端側が、浴槽
    1の外部に設置した気泡ジエツトフイーダ本体
    18に回転自在に取着されて、エジエクタ保持
    手段9が上記水面Hに対して上下動可能として
    あり、エジエクタ保持手段が最も下方に回転し
    た時に、上記エジエクタ3の空気入口4が温水
    Wの水面Hよりも高く位置するように設定して
    あり、かつエジエクタ保持手段9が上方に回転
    した時には、エジエクタ保持手段9全体が、上
    記浴槽1の上縁1′よりも高い位置に移動可能
    に設定してあり、上記噴流圧力源として上記給
    湯機器を利用できることを特徴とする給湯機器
    を利用した気泡ジエツトフイーダ。 上記エジエクタ保持手段9は、更に上記エジ
    エクタ3を上記水面Hに対して水平に旋回R自
    在とせしめるように上記気泡ジエツトフイーダ
    本体18に取着せしめられていることを特徴と
    する請求項第1項記載の給湯機器を利用した気
    泡ジエツトフイーダ。
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