JPH0340262A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JPH0340262A
JPH0340262A JP17535089A JP17535089A JPH0340262A JP H0340262 A JPH0340262 A JP H0340262A JP 17535089 A JP17535089 A JP 17535089A JP 17535089 A JP17535089 A JP 17535089A JP H0340262 A JPH0340262 A JP H0340262A
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JP
Japan
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magnetic disk
disk
magnetic head
convex portion
flexible magnetic
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JP17535089A
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Tsutomu Isobe
勤 磯部
Atsushi Ishikawa
篤 石川
Michihide Yamauchi
山内 通秀
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フレキシブル磁気ディスクを用いる磁気ディ
スク装置の構造に関する。特に電子スチルカメラ等に使
用する小型のフレキシブル磁気ディスクに適する磁気デ
ィスク装置の摺接部品に関する。
なお、本明細書では摺接部品とフレキシブル磁気ディス
クとが接する、接触あるいは当接すると表現しているが
、実際には動作中のフレキシブル磁気ディスクは回転に
よって生ずる空気流がその表面に生ずるため、摺接部品
には、常時接触しているのではない。本明細書でいう接
する、接触あるいは当接は、フレキシブル磁気ディスク
と摺接部品とが近接しフレキシブル磁気ディスクの位置
が規制されて接触したり、接触しない状態をいう。
〔ヰ既要〕
本発明は、磁気ディスク装置のフレキシブル磁気ディス
クを回転駆動し、磁気ヘッドと一体であるフレキシブル
磁気ディスクの位置規制を行う摺接部品を備えた磁気デ
ィスク装置において、この摺接部品の規制面に所定の輪
廓の複数の凸部を設けその表面を複曲面とすることによ
り、磁気ヘッドとディスクとの当接状態を安定化してフ
レキシブル磁気ディスクと摺接部品との損傷を少なくし
、良好な記録再生特性を実現するものである。
〔従来の技術〕
フレキシブル磁気ディスクはコンピュータ等の記録媒体
として広く用いられている。この磁気ディスク装置は、
フレキシブル磁気ディスクの記録再生を行うときは、フ
レキシブル磁気ディスクを磁気ヘソドとフェルト等の軟
質性のパッドとで挟持したり、あるいはジンバルスプリ
ングにより磁気ヘッドをフレキシブル磁気ディスクの両
側から挟持するなどして行っている。
一方、近年フレキシブル磁気ディスクを用いる電子スチ
ルカメラが開発されている。この電子スチルカメラは、
映像をフレキシブル磁気ディスクに記録するため、電子
スチルカメラに使用するフレキシブル磁気ディスクは小
型でありながら映像を記憶するに十分な容量を必要とし
ており、かつ高速書込みが可能であることが必要である
。また、電子スチルカメラに使用される磁気ディスク装
置は、カメラの部品として小型化、高速化が必要とされ
る。このため、電子スチルカメラに使用される磁気ディ
スク装置では、その映像の記録時あるいは再生時には、
記録媒体であるフレキシブル磁気ディスクを高速回転さ
せる必要がある。
この電子スチルカメラに使用する磁気ディスク装置では
、フレキシブル磁気ディスクが高速回転を行うため、磁
気ヘッドを接近させるとフレキシブル磁気ディスクの回
転によって生ずる空気流により、磁気ヘッドとディスク
との当接状態が安定かつ良好に保持することができなく
なるので、磁気ヘッドに対しフレキシブル磁気ディスク
の裏面に磁気ヘッドに対向する形で磁気ヘッドの移動方
向に凹部溝が設けられた摺接部品を介して、フレキシブ
ル磁気ディスクを磁気ヘッドと摺接部品とで挟み込むよ
うにして記録再生している。
その具体的な従来例(特開昭61−180962号公報
)での磁気ディスク装置の主要部の斜視図を第13図、
摺接部品2をフレキシブル磁気ディスク1に向いた方向
から見た斜視図を第14図、第13図のII−U方向に
見たときのフレキシブル磁気ディスク1、摺接部品2、
磁気ヘッド3との当接関係を示す断面図を第15図に示
す。
この例では、磁気ヘッド3がフレキシブル磁気ディスク
1をその摺接部品2の凹部溝22内に押しつける形でフ
レキシブル磁気ディスク1に当接して記録再生が行われ
る。摺接部品2の凹部溝22と回転面に平行な面24と
の間の角部25a、25bがフレキシブル磁気ディスク
1の規制部分である。このようにしてフレキシブル磁気
ディスク1が矢印Rの方向に回転しているときにフレキ
シブル磁気ディスク1に接して、磁気ヘッド3との当接
状態を安定したものとする。
さらに第16図に示すように、磁気ヘッド3を囲むよう
に第17図に示す安定化部品5を配置し、フレキシブル
磁気ディスク1が高速回転する際にフレキシブル磁気デ
ィスク1の位置規制を行うものがある〈特開昭64−3
873号公報)。この安定化技術は、第18図の断面図
に示されるように、フレキシブル磁気ディスクlが高速
回転する際に安定化面54は磁気へラド3の周囲でフレ
キシブル磁気ディスクlとの間で負圧の空気流を生じて
フレキシブル磁気ディスク1を安定化面54側に吸引し
て、フレキシブル磁気ディスクlを磁気ヘッド3に押し
つけ安定な走行状態とするものである。また、第19図
に示すように、コア部13Aと摺接部品13Bとを一体
化した磁気ヘッドのフレキシブル磁気ディスクとの摺接
面に符号13Cおよび13Dのような凸部を設けてこの
面に流れる空気流に第20図に示す圧力分布を与え、そ
の正圧域Pおよび負圧域Nを利用して、磁気ヘッドとフ
レキシブル磁気デーイスクとの間隔を規制するようにし
たものがある(特開昭55−157161号公報、特開
昭62−33380号公報)さらに、第21図に示すよ
うに、摺接部品13Bの摺接面に溝部13Eを形成し、
第22図に示すような空気流の負圧域を生成し当接力を
得るものく特開昭59−24423号公報)等がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし前述の従来例では、例えば、第15図に示すよう
に凹部を有する摺接部品を磁気ヘッドと対向するように
配し、フレキシブル磁気ディスクを磁気ヘッドと摺接部
品とで挟み込む方法では、図から明らかなように、摺接
部品の凹部からみてフレキシブル磁気ディスクの回転方
向下流側の規制面の規制部分の位置より回転方向下流側
の位置で、フレキシブル磁気ディスクの回転方向に対し
フレキシブル磁気ディスクと下流側の規制面との間隙が
急に広がるため負圧の空気流が発生し、フレキシブル磁
気ディスクがこの規制面に吸引されて接触し、この両方
の規制面に損傷が発生する。
このように規制面に傷が発生した場合、フレキシブル磁
気ディスクの走行が不安定になるばかりでなく、発生し
た摩擦粉が磁気ヘッド対向面に回り込み良好な記録再生
特性が得られにくくなる。
また、フレキシブル磁気ディスクが、磁気ヘッドの押し
つけ方向と逆方向に引き寄せられるため、磁気ヘッドの
フレキシブル磁気ディスク方向への突出量をより大きく
せねばならず、磁気ヘッドおよびフレキシブル磁気ディ
スクの記録面への耐久性に悪影響を及ぼす。さらに、こ
れらの要因はスピンドルモータに大きなトルクを発生さ
せるため、スピンドルモータの負荷電流を大きくせねば
ならず電力を多く費やす。
一方、磁気ヘッドを囲むように安定化部品を配しフレキ
シブル磁気ディスクが高速回転する際にディスクと安定
化面との間で負圧の空気流を発生させディスクを吸引し
て磁気ヘッドに押しつけて記録再生する方法では、第1
8図から判るように、フレキシブル磁気ディスクの回転
方向上流側の安定化面の回転方向上流側の端部で、フレ
キシブル磁気ディスクと安定化面とのスペーシングが最
も小さく、その端部からみてフレキシブル磁気ディスク
の回転方向下流側で空気流の負圧が発生している。
一般に、フレキシブル磁気ディスクが高速回転すると、
フレキシブル磁気ディスクはある程度の剛性を有してい
るので、その回転面の上下方向に振動する。したがって
安定化面上では負圧によりフレキシブル磁気ディスクは
安定走行しているが、フレキシブル磁気ディスクの進入
側の安定化面の端部ではフレキシブル磁気ディスクの走
行が不安定となる。このため、フレキシブル磁気ディス
クが安定化面の端部に衝突しその表面が損傷する。
また、前記振動を抑えるため安定化面をフレキシブル磁
気ディスクに対して余分に突出すると、最も間隙の小さ
い前記端部にフレキシブル磁気ディスクへの押圧力が集
中し、フレキシブル磁気ディスクに傷を生せしめる。
また、摺接部品に所定の輪郭の凸部を設け、この凸部に
よって生ずる溝部が形成された場合、従来例による溝部
の形状では磁気ヘッドのコア部近傍に空気流の負圧を発
生させてはいるが、このコア部に対向する部分空気流の
負圧だけでは、フレキシブル磁気ディスクを吸引しスペ
ーシングを極く微少にしかも安定に保つに不十分である
。特に、磁気ヘッドの当接面のフレキシブル磁気ディス
クとの対向面の形状が第19図に示す場合、第20図に
示すようにコア部の回転方向の下流側では、空気流の負
圧力が弱く安定な当接状態が得られにくい。
また、第21図の場合では、第22図に示すように、矢
型状の溝部に空気流の負圧が発生するが、矢型状の溝部
の回転方向上流端および矢型状の溝部からみてフレキシ
ブル磁気ヘッドの半径方向にある両凸部において、空気
流の正圧が発生し、かつ、コア部近傍においても正圧が
発生するためコア部でのディスクとのスペーシングが大
きくなってしまい高出力が得られにくい。
本発明は、これらの問題点を解決して、フレキシブル磁
気ディスクと摺接部品との当接面間に発生する空気流の
正圧と負圧との分布を適当なものとして、フレキシブル
磁気ディスクの走行状態を安定化し、良好な記録および
再生特性を得るとともに、フレキシブル磁気ディスクお
よび摺接部品のそれぞれの摺接面における損傷を防止で
きる磁気ディスク装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上述の問題を解決するために、磁気ヘッ
ドとフレキシブル磁気ディスクとの当接面間において、
フレキシブル磁気ディスクの回転面に対する上下方向の
振動から生ずる走行不安定性と、当接面間で生ずる空気
流の負圧による規制面への吸引とそれにより生ずる接触
に着目して検討を行い、空気流の正圧と負圧との現象を
バランス良く利用できる磁気ヘッドと一体化された摺接
部品とフレキシブル磁気ディスクとの当接機構を見出し
てフレキシブル磁気ディスクの走行を安定化し、ディス
クへの損傷の防止が可能な本発明を得た。
本発明の特徴とするところは、磁気ヘッドと一体に形成
された摺接部品の摺接面にコア部を含む第一の凸部と、
この第一の凸部の上流側にディスクの半径方向に延びる
第二の凸部と、第一の凸部に連接しその輪廓が下流側で
拡がる9字状の第三の凸部とを形成することにより、フ
レキシブル磁気ディスクと摺接部品との当接面間に生ず
る空気流を制御し、摺接部品とフレキシブル磁気ディス
クとの衝突を防止してフレキシブル磁気ディスクを安定
走行させるものである。
前記形状の摺接面を有する磁気ヘッドと一体の摺接部品
では、フレキシブル磁気ディスクが磁気ヘッドに進入す
る際、第二の凸部で空気流の正圧が発生するが、その後
に続く第一の凸部との間にある溝部では負圧が生じ、こ
の負圧がコア部すなわち第一の凸部の両側で、コア部か
ら見てディスクの半径方向の中心側と外周側との溝部ま
で広がる。さらに、第一の凸部と連接している9字状の
第三の凸部のディスクの回転方向の下流側の溝部でも負
圧が生ずる。このため磁気ヘッドのコア部はこれらの負
圧に取り囲まれ、ディスクはコア部に吸引され押しつけ
られるようになる。一方、磁気ヘッドのコア部は第一の
凸部により凸部形状を有するため空気流の正圧を発生し
、ディスクとコア部とは微少な間隙を保っている。
前述の当接状態では、従来に比べ空気流の負圧による吸
引力のためディスクは磁気ヘッドのコア部への押圧力が
大きく、かつ、磁気ヘッドのコア部ではディスクが極く
微かに浮上しているため、安定で高い記録再生特性が得
られる。
特に、磁気ヘッドの第一の凸部とこれに連接している第
三の凸部とを延長する面が複曲面であると、空気流の正
圧の発生が安定でありディスクや磁気ヘッドの摺接面の
損傷を防止することができる。また、磁気ヘッドのコア
部ではディスクとの間に最小のスペーシングが得られ易
く、そのスペーシング値も小さくできるので良好な記録
再生特性が得られる。
さらに、摺接部品の第一および第二の保護基板の双方ま
たは一方を規制面が摺動特性の良好なセラミックス材料
、炭素材料およびそれらの複合材料で形成し、あるいは
それらの薄膜を形成することで、良好な記録再生特性を
得ることができ、しかも、摩擦抵抗が軽減され、フレキ
シブル磁気ディスクと摺接部品とのトルクを低減でき、
フレキシブル磁気ディスクの損傷を防止して摺接部品の
高耐久性を達成することができる。このような材料とし
て、■〜■族の酸化物、窒化物、炭化物およびこれらの
うちの2種以上のものの複合体、さらにそれらの炭素、
窒化ホウ素、二硫化モリブデン等の固体潤滑剤を複合し
た複合セラミックスが挙げられる。なかでもガラス状カ
ーボンをマトリックスとしたセラミックス微粒子との複
合材料、マグネシア、炭化硅素、酸化ニッケル、酸化マ
ンガン、ジルコニア、およびこれらをマトリックスとし
たカーボンとの複合材料等がより適当である。
〔作用〕
本発明では、磁気ヘッドのフレキシブル磁気ディスクと
の当接面に、そのほぼ中央部に位置するコア部を含む第
一の凸部と、この第一の凸部に対しディスクの回転方向
の上流方向に位置しディスクの半径方向に延びる第二の
凸部と、第一の凸部に連接し回転方向下流側にその回転
方向に向かって漸次幅の拡がるV字状の第三の凸部とが
形成された摺接部品が磁気ヘッドと一体化されたもので
あり、かつ、前述のように第一の凸部と第三の凸部とは
連接されているので、フレキシブル磁気ディスクが高速
回転した場合において磁気ヘッドの当接面間の凸部と溝
部とでそれぞれ発生する空気流の正圧と負圧との現象を
バランス良く利用し、フレキシブル磁気ディスクの走行
を安定化し良好な記録再生特性が得られ、それぞれの摺
接面の損傷を防止し高耐久化をはかることができる。
〔実施例〕
次に本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本発明第一実施例の構成概要図で、フレキシ
ブル磁気ディスク1は駆動軸4により矢印Rの方向に回
転される。コア部3Aを含む磁気ヘッド3は摺接部品と
一体となっており、フレキシブル磁気ディスク1の下面
に当接し、駆動軸の半径方向すなわちフレキシブル磁気
ディスクの半径方向に移動可能である。
第2図はこの第一実施例の磁気ヘッド3を矢印Rで示す
回転方向に対し斜め右上から見下した状態の斜視図であ
る。
ここに本発明の特徴とするところは、磁気ヘッドと一体
化された摺接部品の摺接面には、磁気ヘッドのコア部3
Aを含む第一の凸部3Bと、この第一の凸部の回転方向
Rの上流側に位置し図外のフレキシブル磁気ディスクの
半径方向に延びる第二の凸部3Cと、前記第一の凸部3
Bと連接しその輪廓が回転方向Rの下流側で拡がるV字
状の第三の凸部3Dとが形成され、したがってこれらの
凸部間に溝部3Eおよび3Fが存在することにある。
また第一および第三の凸部3B、3Dの各表面は回転方
向Rの下流側で図外のフレキシブル磁気ディスクの当接
面から遠ざかるように複曲面である。
磁気ヘッドと一体の摺接部品の摺接面は、まずコア部3
Aが中心になるように、即ち、最も高くなるように球面
に加工され、さらに、コア部3Aから見て回転方向Rの
上流側にディスクの半径方向に伸長した第二の凸部3C
と、コア部3Aを含んでその近傍の第一の凸部3Bと、
第一の凸部と連接し、且つ、コア部から見て回転方向R
の下流側に回転方向に向かって漸次幅の拡がるV字状の
第三の凸部3Dを残すように溝部3E、3Fを切削する
加工がなされている。
第3図は、前述のように形成された摺接面を備えた磁気
ヘッドとフレキシブル磁気ディスクとの当接面間に生ず
る空気流の正圧域P+ 、P2と負圧域Nl 、N2 
との圧力分布図である。図中に示す破線は磁気ヘッドの
コア部3A、第一、第二および第三の凸部3B、3Cお
よび3Dならびに溝部3Eおよび3Fの輪廓を示す。
第3図に示すように、第二の凸部3C上では正圧域P、
となるので、ディスクと摺接部品の第二の凸部3Cとは
衝突しない。コア部3Aを含む第一の凸部3Bの周囲の
溝部3Eと3Fとにはそれぞれ大きな負圧域NlとN2
とが分布するので、ディスクはコア部の方に吸い寄せら
れる。しかし第−の凸部3B上に正圧域P2が分布する
ので、ディスクはコア部に触れない。
この圧力分布状態はディスクの回転駆動にさいしてほぼ
安定して発生する。ことに正圧域P2は静圧値は小さい
が、安定したものである。
このような形状の摺接面を有する摺接部品と一体となっ
た磁気ヘッドを備えた磁気ディスク装置では、フレキシ
ブル磁気ディスクの安定した走行が得られ易く、良好で
高出力特性が得られる。また、ディスクや磁気ヘッドの
摺接面への損傷もほとんど言返められなかった。
第4図は、本発明の第二実施例の磁気ヘッドの斜視図で
ある。本実施例の磁気ヘッドの本体3は第一実施例に比
べ第二の凸部の大きさだけ小さくなっている。磁気ヘッ
ドの対向面は、コア部が最も高くなるようにほぼ球面状
に加工され、さらに、コア部を含んでその近傍の第一の
凸部と、この第一の凸部と連接しコア部から見て回転方
向下流側に向かって漸次幅の広がるV字状の第三の凸部
とを懲戒するように溝入れ加工がなされている。その後
、第二の凸部を有する部材3Gを、コア部から見て回転
方向Rの上流側の磁気ヘッド側面に高さ調整をして精密
に接着する。
本第二実施例においては、第5図に示すような圧力分布
図が得られ良好な出力特性が得られ、フレキシブル磁気
ディスクおよび磁気ヘッドの摺接面にほとんど損傷が認
められなかった。
第6図は本発明の第三実施例の斜視図で、本第三実施例
は、第6図に示すように第三の凸部のV字状の股の部分
で第一の凸部と連接する部分3Hの輪廓を、ディスクの
半径方向と平行にしたものである。第7図は、本第三実
施例の空気流の圧力分布図である。
本第三実施例ではコア部から見て回転方向Rの下流側の
溝部3Fの面積が大きくなり、コア部3Aで最/J)ス
ペーシング位置となるほか、コア部から見て回転方向R
の下流側に所定の幅を有する溝部があるため、より一層
大きな空気流の負圧域N2が生じ安定で良好な出力特性
が得られる。第8図に、本発明第四実施例の斜視図を示
す。本第四実施例では、摺接面の溝部3E、3Fの溝入
れ加工を容易とするため第一の凸部3Bが第三の凸部3
Dの逆V字形状中に取り込まれたものである。第9図は
この第四実施例による空気流の圧力分布図である。この
場合も、第3図と同様の効果を示す。
さらに、第10図に示す第五実施例では、磁気ヘッド3
Kが一枚の磁性薄膜構造の場合で、この磁気ヘッド3K
を両側から保護基!ff13Lと3Mとで挟んだ構成と
したものである。本実施例では保護基板3L、3Mの双
方が炭化硅素を複合したガラス状炭素を材料として使用
したものである。
このガラス状炭素の複合材料は、ガラス状炭素の原料で
あるフェノールやフラン樹脂に微小粉末の炭化硅素を均
一混合した後、焼成したものである。複合するセラミッ
クスとしては他に微小粉末のアルミナ、酸化窒素、ジル
コニア等でも良い。
第11図は、本発明第六実施例の斜視図で、前述のよう
に磁気ヘッド3には磁性薄膜構造のものである。この例
では保護基板3Mは炭化硅素を複合したガラス状炭素を
材料として使用し、保護基板3Lはチタン酸バリウムを
材料として使用している。
第12図は本発明第七実施例の斜視図で、磁気ヘッド3
には磁性薄膜構造であり、保護基板3Mはフェライトを
材料として使用し、保護基板3Lは炭化硅素を複合した
ガラス状炭素を材料として使用する。
これらの場合においては、良好な記録再生特性を得るば
かりでなく、フレキシブル磁気ディスクおよび摺接部品
の摺接面の損傷を一層防止できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、磁気ヘッドとフレ
キシブル磁気ディスクとの当接面間の凹凸部における空
気流の正圧と負圧との現象をバランス良く利用し、フレ
キシブル磁気ディスクの走行を安定化し良好な記録再生
特性が得られるとともに、フレキシブル磁気ディスクお
よび磁気ヘッドのそれぞれ摺接面の損傷を防止できた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第一実施例の構成概要図。 第2図は、本発明第一実施例の斜視図。 第3図は、同第一実施例の圧力分布図。 第4図は、本発明第二実施例の斜視図。 第5図は、同第二実施例の圧力分布図。 第6図は、本発明第三実施例の斜視図。 第7図は、同第三実施例の圧力分布図。 第8図は、本発明第四実施例の斜視図。 第9図は、同第四実施例の圧力分布図。 第10図は、本発明第五実施例の斜視図。 第11図は、本発明第六実施例の斜視図。 第12図は、本発明第七実施例の斜視図。 第13図は、従来例の構成概要図。 第14図は、従来例の摺接部品の斜視図。 第15図は、第13図に示す■−■視断面断面図16図
は、別の従来例の構成概要図。 第17図は、別の従来例の磁気ヘッドの斜視図。 第18図は、第16図に示すII[−[[面断面図。 第19図は、摺接面を備えた従来例の磁気ヘッド。 第20図は、第19図に示す従来例の圧力分布図。 第21図は、摺接面を備えた別の従来例の磁気ヘッド。 第22図は、第21図に示す従来例の圧力分布図。 1・・・フレキシブル磁気ディスク、2.13B・・・
摺接部品、3.13・・・磁気ヘッド、3A、13A・
・・コア部、3B、3C; 3D・・・それぞれ第一、
第二および第三の凸部、3E、3F、13E、53・・
・溝部、3G・・・第二の凸部を有する部材、3H・・
・V字状の股部の連接する部分、3K・・・磁性薄膜構
造の磁気ヘッド、3L、3M・・・保護基板、4・・・
駆動軸、5・・・安定化部品、6・・・ヘッドキャリッ
ジ、22・・・凹部溝、24・・・面、25・・・角部
、54・・・安定化面、55a・・・端部、N、N+ 
、N2・・・空気流の負圧域、P、P、、P2・・・空
気流の正圧域、R・・・フレキシブル磁気ディスクの回
転方向。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、フレキシブル磁気ディスクを回転駆動する駆動軸と
    、 この駆動軸に装着されたディスクの一面に当接し前記駆
    動軸の半径方向に移動可能なコア部を含む磁気ヘッドと
    、 この磁気ヘッドと一体でありディスクの回転方向の上流
    側および下流側に位置し、前記磁気ヘッドがディスクに
    当接する面のディスクの位置を規制する摺接部品と を備えた磁気ディスク装置において、 前記摺接部品の摺接面には、 前記コア部およびその近傍を含む第一の凸部と、この第
    一の凸部のフレキシブル磁気ディスクの回転方向の上流
    側に位置し前記ディスクの半径方向に延びる第二の凸部
    と、 前記第一の凸部に連接しその輪廓が前記回転方向の下流
    側で拡がるV字状の第三の凸部とが形成されたことを特
    徴とする磁気ディスク装置。 2、第一の凸部および第三の凸部の表面は回転方向の下
    流側でディスクから遠ざかる複曲面である請求項1記載
    の磁気ディスク装置。 3、第二の凸部が形成された当接部は第一の凸部および
    第三の凸部が形成された当接部とは別体に成形され相互
    に接着された構造である請求項1記載の磁気ディスク装
    置。 4、摺接部品は、 コア部に連なる一枚の磁性薄膜構造の磁気ヘッドと、 この磁気ヘッドを両側からはさむ第一および第二の保護
    基板とを含み、 前記第一の保護基板および第二の保護基板の双方または
    一方が、セラミック材料炭素材料これらの複合材料のい
    ずれかで形成された請求項1記載の磁気ディスク装置。
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