JPH0340162B2 - - Google Patents

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JPH0340162B2
JPH0340162B2 JP23591183A JP23591183A JPH0340162B2 JP H0340162 B2 JPH0340162 B2 JP H0340162B2 JP 23591183 A JP23591183 A JP 23591183A JP 23591183 A JP23591183 A JP 23591183A JP H0340162 B2 JPH0340162 B2 JP H0340162B2
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expansion
sealing body
concrete
tube
gap
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JP23591183A
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、道路橋伸縮装置の固定操作を容易
に且つ迅速に、経済的に行ないうる道路橋伸縮装
置設定工法に関するものである。 そもそも、該伸縮装置は、橋の温度変化、コン
クリートのクリープおよび乾燥収縮、荷重等によ
るけた(桁)端の変位に対して、車が橋面を支障
なく走行できるようにするための装置であつて、
道路橋の床版コンクリート間や桁端に形成される
遊間を跨いで設定されるものであり、また、この
遊間は、各種の設計条件による伸縮量等の総和の
必要量に対応して、通常は、10〜300mmの広範囲
にわたる各種の遊間が、それぞれの場合に必要遊
間として設定されているものである。 また、この遊間は、全道路幅にわたる相当な長
尺に形成されているものである。また、伸縮装置
にも各種の型式や構造があり、一定ではないが、
伸縮装置の載置台用の無収縮モルタル又は伸縮装
置を固定するコンクリートの遊間流入を阻止する
ため、たとえば、鋼フインガージヨイントの場
合、従来は、桁端の遊間(20mm以上の例のとき、
部分的誤差10〜20mm)に板の型枠または角型の発
泡スチロールを、伸縮装置の載置台としての無収
縮モルタル板を遊間の両端に形成する形枠とし
て、また、遊間へのモルタル流入の阻止用として
設定した後に、無収縮モルタルを打設(一応の硬
化まで約1日)、硬化後、後打ちコンクリートを
流し込んで伸縮装置を固定した後、この装置の上
部のフエースプレート面とレベルを合わせるよう
にアスフアルト舗装が行なわれるものである。 以上のとおり、無収縮モルタルの打設または後
打ちの固定用打設コンクリートが遊間に流出しな
いように、道路橋の全幅にわたる遊間に板の型枠
を組み立てるか、又は、発泡スチロールのブロツ
クを、その都度、遊間幅に合わせて製作し、それ
を詰め込んでいたものである。しかし、この遊間
寸法には相当な部分的な誤差があり、この誤差も
考慮して製作の必要があり、非常に設定が困難な
ものであつた。さらに、伸縮装置を固定後、道路
幅全長にわたる長い距離の遊間に詰め込んだ発泡
スチロールブロツク又は板の型枠を撤去する必要
がある。特に撤去の場合は、高所で且つ狭隘部に
おける撤去作業であり、また、発泡体も木板もす
べて疎水性でなく、吸水性であり、モルタルやコ
ンクリートとの接着力も相当なもので、破壊除去
の外なく、また、撤去作業に要する工数は大きく
無視出来ないものであつた。すなわち、この従来
方法では、遊間は、それぞれの道路橋によつて相
違し、又部分的誤差も大きく、その都度、板の枠
組を行なう必要があり、再使用は不可能で、その
材料ロスと工数は相当な増大を招来するものであ
る。 また、発泡スチロールブロツクも同様、その都
度、遊間に見合つて適合するような寸法のものを
作製する必要があり、また、この発泡スチロール
ブロツクは、撤去において容易に破壊されやす
く、再使用は不可能である。 従つて、その都度、遊間に適合する材料の製作
工数並びに遊間に適合する寸法の作成工数および
設定の工数を加算すると相当な比重となるもので
ある。 以上のおり、伸縮装置の固定におけるモルタル
やコンクリートの流し込み工数に比して、遊間の
詰め込みや枠組並びにその撤去に相当な工数を費
消するものであつた。従つて、伸縮装置の取付け
作業において、遊間関係の作業が大きなネツクと
なつていたものである。 因つて、この伸縮装置設定工法の改良は、各道
路橋において、それぞれ異なる設計値に設定され
る遊間の範囲に対応して容易に膨脹収縮する自由
な封止性と型枠的作用をなす技術的構成と撥水性
を有する素材によつて、モルタルやコンクリート
との接着を阻止し、きわめて撤去をも容易にする
技術的背景を必要とするものである。 すなわち、各寸法の大小に関係なく遊間を容易
に封止することが可能で、設定並びに撤去が即座
に実施可能な方法として、ゴム系およびプラスチ
ツクを含む弾性高分子物質であるエラストマーの
長いチユーブ状封止体を製作し、端部にバルブを
設けて、低圧の水または空気等の流体を導入して
膨脹することによつて遊間において楕円形に設定
し、従来の板の型枠と同様の作用とモルタルやコ
ンクリートの遊間流入封止作用を行ない且つモル
タル等との非接着性素材の使用と相俟つて、流体
を排出するだけで容易に撤去出来るようにするも
のである。しかし、遊間の間隔が大きい場合い
は、複数本のチユーブ状封止体を並列して用いる
ことも出来る。 使用するエラストマーは、耐候性にすぐれたも
ので且つ現場で遭遇する諸条件を勘案して適正な
エラストマーを選定するものであるが、エラスト
マーは、もともと、疎水性(撥水性)であり、モ
ルタル等との接着力は小さいものである。また、
エラストマーの配合剤には、撥水性材料たとえ
ば、パラフインやロウその他剥離粉末として用い
られるステアリン酸亜鉛等が配合されうるため、
外皮に配合するとブルーミング現象によつてより
一層離型性を発揮するのである。さらに、離型剤
として、使用時にシリコン油や非接着性樹脂等の
離型剤を塗布すれば、完全な離型性を発揮するも
のである。 なお、このチユーブ状封止体は、長さ方向に引
張つて設定並びに撤去されるものであり、且つ、
容易に膨脹される必要のものである関係上、チユ
ーブの肉厚内に、長手方向に繊維コードを平行に
配置すると、長さ方向には、非伸張性的強度が付
与され、径方向には容易に膨脹することが出来、
耐久性増大上有効である。また、補強コードを交
差状に配置し、コード角度を静止角度に設定して
もよい。あるいは、消防ホースに類似の薄手の編
織ホースの内外をエラストマーにて被覆した構造
であれば耐久上好ましいものである。しかし、通
常は低圧たとえば、0.5Kg/cm2程度か、それ以下
の流体圧で行なわれうるため、補強材がなくとも
適当な肉厚とすることによつて充分効果的に使用
されうるものである。但し、保管、移動等取り扱
い上、消防ホースの様に容易に巻き取られる耐久
性構造が好ましいものである。 次に、伸縮装置の概要とその設定工法につい
て、例示の図面に基づいて説明する。 第1図は、鋼フインガージヨイントの伸縮装置
の一例の設定を断面にて示したもので、第2図
は、同斜視図を示し、第3図はチユーブ状封止体
の一例を示す断面図である。 この例示の伸縮装置(略号ECE)の設定は、
道路橋の道路基盤となる、桁G上に形成される鉄
筋コンクリートの床版1と床版2間(又は桁G
間)、すなわち、床版下部1lと2l間の遊間3
上の床版上部1uと2u間に設定されるものであ
り、道路幅の全長に形成される遊間3には、道路
幅の全長にわたつて、遊間幅に対して充分な円周
を有するチユーブ状封止体を挿入し、チユーブ
の強度に対応した低圧の流体を導入して膨脹さ
せ、遊間の両側面上下に、型枠のように壁状態を
形成するようなほぼ楕円状に設定する。このチユ
ーブ状封止体は、第3図に例示のものは、中空
体の一方端を封鎖し、他方端にエアーホース4a
を連結し、その端部にバルブ4bを設けたもので
あるが、両端部にエアーホース4aとバルブ4b
を連結してもよい。 次に、伸縮装置ECEのフエースプレート9を
道路面とレベルを合わせて、その状態に一時的に
つり装置のような状態に保持し、該装置のウエブ
(web)6の下部フランジ6aと、その下部の鉄
筋コンクリートの床版1と床版2の床版下部1
l,2lとの間に既定の間隔部を形成し、この状
態下において、伸縮装置ECEの据付け基盤とし
て、下部フランジ6aの下に無収縮モルタルを打
設して、無収縮モルタルの伸縮装置の載置台5
を、遊間3の両側に道路幅の全長にわたり設定す
る。この無収縮モルタルが、乾燥固定してから、
このチユーブ状封止体4を撤去してもよく、ま
た、工事の最終段階において行なつてもよい。 この例示の伸縮装置ECEは、図示のとおり、
上面は左右のフエースプレート9と伸縮部9aか
らなり、下部には、ウエブ6の左右に、後打ちの
固定用打設コンクリートにて強固に固定されるた
めに各種の補強材が設けられている。6aはウエ
ブ6の下部フランジ、6bは左右の補強板、7は
アンカープレート、8はアンカーボルトであり、
RIは、床版と床版の鉄筋コンクリートの鉄
筋で、床版上部1u,2uから伸縮装置の設定空
間に突出した部分の鉄筋である。この様に構成さ
れているため、伸縮装置ECEの固定および床版
1と床版間において床版及び床版とも強固
に固定されるものである。 因つて、上記の無収縮モルタルの載置台5が固
定された後、上部から後打ちの固定用打設コンク
リート10を打設して伸縮装置ECEを固定する
ものである。 但し、伸縮装置の型式には種種なものがあり、
無収縮モルタルを使用することなく、直接コンク
リートにて固定するもの等色色である。この場合
は、遊間にコンクリートの流出することを阻止す
るためにチユーブ状封止体を使用するものであ
る。 上記のとおり、伸縮装置ECEが固定された後
は、伸縮装置ECEのフエースプレート9と同一
レベルに舗装材11にて道路全面舗装が施工され
るものである。舗装完了後又は無収縮モルタル固
定の段階において、遊間の封止体(従来において
は、板枠組又は発泡スチロールブロツク、この発
明においてはチユーブ封止体)の撤去が行なわれ
るのであるが、上記のような構造のため、道路上
面よりの撤去は不可能であり、横から引き出す
か、あるいは、下から取り出すかのいずれかであ
る。しかし桁端には横桁があるため、桁間の部分
は非常に狭隘となつており且つ高所のため、板の
枠組や発泡スチロールブロツクの撤去は極めて困
難な作業で、多くの労力と時間を浪費するもので
あつた。 これに引き換え、チユーブ状封止体の場合は、
圧力流体を排出するとほぼシート状になり、どの
ような変動による狭隘な部分があつても横から容
易に引き出すことができ、瞬時にして撤去され
る。 以上のとおり、この発明の道路橋伸縮装置設定
工法は、使用されるチユーブ状封止体が、遊間距
離の相異に関係なく使用することができ、また、
遊間の部分的誤差にも関係なく、自由に、容易に
封止することが可能であり、さらに、モルタルや
コンクリートに接触する外周面は、エラストマー
のため封止性にすぐれ且つ撥水性で、非接着性を
有し、容易に撤去されるため、設定工数が大幅に
減少されるばかりでなく、設定が容易で、狭隘な
場所や高所においても作業が容易である。また、
長期に再使用が可能で、従来の様に、各遊間寸法
に合わせて、その都度製作、加工、設定使用する
必要がなく、材料的にも大きく節減出来、全体的
な設定日数も短縮され、大幅な経済性を招来する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、道路橋伸縮装置の一例の設定状態を
断面にて示した説明図、第2図は、第1図の部分
的斜視図、第3図は、チユーブ状封止体の概要断
面図である。 ECE……伸縮装置、3……遊間、……チユ
ーブ状封止体、5……載置台(無収縮モルタル)、
10……固定用打設コンクリート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 伸縮装置の下部の両桁端の間あるいは両床版
    コンクリート端の間の、道路幅の全長にわたる遊
    間に、チユーブ状封止体を挿入し、空気または水
    等の流体を導入しほぼ楕円状に膨脹させ、伸縮装
    置の載置台用モルタル又は固定用打設コンクリー
    ト等の型枠兼遊間流入阻止体としてチユーブ状封
    止体を設定し、伸縮装置の固定完了後、上記封止
    体の流体を排出し、該封止体を容易に撤去するこ
    とを特徴とする道路橋伸縮装置設定工法。
JP23591183A 1983-12-13 1983-12-13 道路橋伸縮装置設定工法 Granted JPS60126402A (ja)

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JP23591183A JPS60126402A (ja) 1983-12-13 1983-12-13 道路橋伸縮装置設定工法

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JP23591183A JPS60126402A (ja) 1983-12-13 1983-12-13 道路橋伸縮装置設定工法

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JPS60126402A JPS60126402A (ja) 1985-07-05
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JP5766545B2 (ja) * 2011-08-12 2015-08-19 ニッタ株式会社 橋梁用伸縮継手
JP5902468B2 (ja) * 2011-12-21 2016-04-13 株式会社ネクスコ東日本エンジニアリング 埋設ジョイント構造の施工方法および埋設ジョイント構造ならびに埋設ジョイント施工金具組立体

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JPS60126402A (ja) 1985-07-05

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