JPH0339851A - スポットエアコン - Google Patents

スポットエアコン

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JPH0339851A
JPH0339851A JP1175088A JP17508889A JPH0339851A JP H0339851 A JPH0339851 A JP H0339851A JP 1175088 A JP1175088 A JP 1175088A JP 17508889 A JP17508889 A JP 17508889A JP H0339851 A JPH0339851 A JP H0339851A
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Naofumi Takenaka
竹中 直文
Masashi Sagara
相良 正志
Ken Takigawa
憲 瀧川
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、局所冷房等を行うスポットエアコンに関する
ものである。
(従来の技術) 一般に、各種工場などにおいては局所冷房を行うスポッ
トエアコンが設けられて作業環境の向上が図られつつあ
る。このようなスポットエアコンは、ワゴンに搭載され
たハウジング内に圧縮機、凝縮器、蒸発器及び膨張機構
を備えた冷媒回路が収納されると共に、凝縮用ファン及
び蒸発用ファンが収納されてなり、上記蒸発器で熱交換
した冷風はハウジングの上部に連結された吹出ダクトよ
り作業者に向って吹出され、局所冷房を行うようにして
いる。さらに、上記吹出ダクトは揺動筒に連結され、該
揺動筒は直径方向のピンによってハウジングに枢支され
ると共に、モータがリンク機構を介して連結されている
。そして、該モータを駆動して吹出ダクトを揺動させ、
広範囲の冷房を確保するようにしている。
上述したスポットエアコンにおいて、吹出ダクトは揺動
スイッチによってモータを駆動又は停止させて固定モー
ドと揺動モードとに切換えるようにしている。
しかしながら、このスポットエアコンにおいては空調対
象者である作業者の移動については何ら考慮されておら
ず、この作業者が移動すると、固定モードでは冷風を不
必要な方向に吹出していることになり、空調が無駄とな
ると共に、空調による快適性が何ら発揮されない。また
、上記揺動モードにあっては、作業者の移動等とは無関
係に冷風吹出方向が変化しているため、冷風を作業者に
向って間欠的に吹付けるのみであり、十分な快適性が図
られていない。
そこで、出願人は、空調対象者を人検知手段で検知して
吹出ダクトを空調対象者の移動に追従して移動させるよ
うにし、空調による快適性の向上を図ったスポットエア
コンを開発し、別途出願している(特願昭63−293
079号参照)。
ところで、人検知センサとしては、赤外線発光素子から
発光された赤外線の反射を赤外線受光素子が受光し、赤
外線反射強度が設定値以上となることにより、反射物が
存在することを検出する赤外反射式センサが知られてい
る。
また、そのようなセンサの改良として、出願人は、背景
の鏡面反射体による人体の誤検知を防止するために、1
つの赤外線受光素子の両側に1対の赤外線発光素子を、
その発光指向角度領域と赤外線受光素子の受光指向領域
とが重なるように、かつ発光素子同士の指向角度領域が
重ならないように配置して、両発光素子からの赤外線反
射強度が所定値以上のときのみ人検知信号を出力するよ
うにした人検知センサを先に提案している(特願平1−
82916号参照)。
(発明が解決しようとする課題) ところが、前述したような赤外反射式センサや人検知セ
ンサを用いて空調対象者を検出しようとしても、人検知
を赤外線反射強度でもって判定しているので、センサの
取付位置から空調対象者の位置までの距離が短いと、空
調対象者の人体幅の影響を受けて、吹出ダクトが空調対
象者の人体の幅方向中心で停止せず、人体の脇で停止し
てしまい、快適性に劣ることになる。
具体的には、例えば前述した人検知センサを、スポット
エアコンの回動可能な吹出ダクトに設けた場合を考える
と、発光素子の指向角を10″とすると、Illの距離
においては発光素子の照射する範囲は、1m Xtan
 10°−17,6mとなり、例えば空調対象者の人体
幅を35cmεすれば、吹出ダクトが空調対象者の人体
幅方向中心に向くように上記1対の発光素子の両方につ
いて反射強度が設定値以上になるときに人検知と判定す
ることが可能となる。従って、上記場合には吹出ダクト
が人体の幅方向中心に停止することになるが、距離が1
g+以下のとき、例えば50cmでは、発光素子の照射
する幅は50cmXtan 10@−8,3cmと小さ
くなり、吹出ダクトの向きが人体幅方向の中心から外れ
た脇の位置でも、1対の発光素子の両方について反射強
度が設定値以上になり、結果として吹出ダクトが人体幅
方向の中心に停止しないことになる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、人検知手段
と空調対象者との距離や空調対象者の人体幅による影響
を受けず、空調風を空調対象者に向けて確実に吹付けて
、快適性を向上させたスポットエアコンを提供すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、第2図及び第3図に示すように、室内空気を
吸込み空調空気を生成する空調機本体(12)と、該空
調機本体(12)に取付けられ上記空調空気を吹出す回
動自在な吹出ダクト(16)と、該吹出ダクト(16)
を回動駆動するダクト駆動手段(2)とを有するスポッ
トエアコンを前提とする。
しかして、請求項(1)の発明は、第1図に示すように
、空調対象者までの距離を検出する距離測定手段(8)
と、上記吹出ダクト(16)に配設され空調対象者を検
出する人検知手段(9)と、上記距離測定手段(8)及
び人検知手段(9)よりの信号を受け人検知時に空調対
象者までの距離に応じて吹出ダクト(16)の停止位置
を角度補正する角度補正手段(75a)とを有すること
を特徴とするものである。請求項(′2Jの発明は、角
度補正手段(75a)は、空調対象者までの距離が所定
距離以下のときのみ、上記距離に反比例して角度補正す
る。
請求項(3)の発明は、上記吹出ダクト(16)に配設
され空調対象者を検出する人検知手段(9A)と、該人
検知手段(9A)よりの出力を受け出力が最大となる位
置で吹出ダクト(16)を停止させる停止制御手段(7
5b)とを有する。
また、請求項(4)の発明は、上記吹出ダクト(16)
に配設され空調対象者を検出する人検知手段(9A)と
、該人検知手段(9A)よりの出力を受け出力が所定値
以上の範囲で吹出ダクト(16)を往復回動させる回動
範囲制御手段(75b)とを有する。
(作用) 請求項(1)の発明によれば、距離測定手段(8)及び
人検知手段(9)よりの信号を受けて角度補正手段(7
5a)が、人検知時に吹出口から空調対象者までの距離
に応じて吹出ダクト(16)の停止位置を特徴とする 請求項(′2Jの発明によれば、空調対象者までの距離
が所定距離以下のときのみ、上記距離に反比例して角度
補正される。
請求項(3)の発明によれば、停止制御手段(75b)
が人検知手段(9A)よりの出力を受け、その出力が最
大となる位置すなわち空調対象者の人体の幅方向中心で
、吹出ダクト(16)を停止させる。
請求項(4)の発明によれば、回動範囲制御手段(75
c)にて、人検知手段(9A)よりの出力が所定値以上
の範囲すなわち空調対象者の人体幅に相当する範囲で吹
出ダクト(16)を往復回動させる。、 (実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
スポットエアコンの全体構成を示す第2図及び第3図に
おいて、(1)はスポットエアコンであって、各種工場
などに設けられ、作業者等の空調対象者に冷風を吹き付
けて局所冷房を行うものである。
上記スポットエアコン(1)は、キャスタ(11a)を
有するワゴン(11)に空調機本体(12)が搭載され
て移動自在に構成されており、該ワゴン(11)は上段
部(11b)と下段部(11c)との2段に形成されて
いる。
そして、上記空調機本体(12)は圧縮機(l2a)、
凝縮器(12b)、膨張機構(図示省略)及び蒸発器(
12c)が冷媒配管で接続されて成る冷媒回路(図示省
略)を備えており、該圧縮機(12a)は上記ワゴン(
11)の下段部(11C)に設置され、該ワゴン(11
)の下段部(11c)には圧縮機(12a)の他にドレ
ンタンク(13)及び電気ボックス(14)等が空調機
本体(12)のハウジング(15)内に収納されて設置
されている。
上記ワゴン(11)の上段部(1,1b)にはハウジン
グ(15)内の両側部に上記凝縮器(12b)と蒸発器
(12c)とが設けられると共に、中央部には1台のモ
ータ(12d)に凝縮用のファン(12e)と蒸発用の
ファン(12f)とが連結されて収納されている。更に
、上記ハウジング(15)の上面板(15a)には凝縮
側排気口(15b)が開設されると共に、吹出ダクト(
16)がダクト駆動手段(2)を介して回動自在に取付
けられ、該吹出ダクト(16)は風向が変更自在なフレ
キシブルパイプで形成されていて上記蒸発用のファン(
12f)の吐出口(12g)に上記ハウジング(15)
の上面板(15a)を介して連通されている。
そして、上記両ファン(12e)、(12f)の駆動に
よりハウジング(15)の−側面より流入した室内空気
は凝縮器(12b)で熱交換して温風となり、排気口(
15b)より上方に排出される一方、ハウジング(15
)の他側面より流入した室内空気は蒸発器(12c)で
熱交換して冷風となり、吹出ダクト(16)より空調対
象者に向って吹出すように構成されている。
なお、(17)は蒸発器(12c)の下部に設けられた
ドレンパンであって、上記ドレンタンク(13)に連通
されて上記蒸発器(12c)のドレンをドレンタンク(
13)に導いている。
上記ダクト駆動手段(2)は、第4図及び第5図に示す
ように、上記ハウジング(15)の上面板(15a)に
取付けられたケーシング(3)内に収納された駆動機構
(4)と回動機構(5)とにより構成されている。
上記ケーシング(3)は、具体的には、第8図において
、右半部に側壁C31)、(32)。
(33)にて囲まれた駆動機構収納部(21)が配設さ
れ、左半部に略半円状の側壁(34)で囲まれた回動機
構収納部(22)とが形成され、該駆動機構収納部(2
1)と回動機構収納部(22)との間及び回動機構収納
部(22)の冷風吹出側の4つの取付ボス部(22a)
、(22b)。
(22c)、  (22d)において、上記ケーシング
(3)がハウジング(15)に取付固定されている。
また、上記駆動機構収納部(21)は、ギャードモータ
よりなるダクトモータ(41)が取付けられるモータ取
付部(21A)と、電子制御ユニット(25)、設定ス
イッチ板(26)及び中継ぎハーネス(27A)等が配
設される制御部(21B)とから構成され、中空状のカ
バ一部材(61)にて上側が覆われている。
上記カバ一部材(61)の内部は、第6図及び第7図に
示すように、下方になるにしたがって薄くなった隔R(
61a)にて、モータ取付部(2IA)と制御部(21
B)に対応してモータ室としての第1室(62)と制御
室εしての第2室(63)とに2分割され、1つの壁部
(6l b)の外側下部には、ケーシング(3)への取
付けのための取付部(64)、(64)が突設されてい
る。
また、カバ一部材(3)の土壁(65)の第1室(62
)側の部分は、隔壁(61a)に平行に延びる空気排気
口としての複数のスリット(66)が形成され、下部に
は、取付部(64)、  (64)が突設されている壁
部(61b)を除く他の2つの壁部(61c)、(61
,d)に空気取入口(67)、  (68)が排気口(
15b)に隣接するように開設されている。一方、土壁
(65)の第2室(63)側の部分には凹部(69)が
形成され、該凹部(69)内に内部の設定スイッチ板(
26)のつまみ(26a)が突出する開孔(69a)。
(69a)が開設されている。
上記ケーシング(3)の上面壁(35)には回動機構(
5)が貫通する開口(35a)が前部に穿設されると共
に、上面壁(35)の内面(下面)には回動機構(5)
の案内壁(36)がやや下方に突出して形成されている
。案内壁(36)は開口(35a)に近接し、上記前方
の側壁(34)と連続して案内壁(36)と前方の側壁
(34)の上端部とにより回動機構(5)の環状ガイド
部(37)を構成している。(38)はカバ一部材(6
1)の取付部(64)が取付けられるケーシング(3)
の固定部である。
また、上記各側壁(31)〜(34)及び案内壁(36
)には駆動機構(4)及び回動機構(5)の下部受板(
23)を固定する複数個の固定柱(図示せず)が連続し
て形成されており、該下部受板(23)には蒸発用のフ
ァン(12f)の吐出口に連通ずる開口(23a)が穿
設されている。
開口(23a)は上記上面壁(35)の開口(35a)
と同心上に形成されると共に、該下部受板(23)の開
口(23a)周縁には上方に屈曲されて環状の折返片(
23b)がL字状に形成されている。
上記駆動機構(4)は、第4図に示すように、ダクトモ
ータ(41)の出力軸(41b)に連結軸(42)及び
ベルト伝動機構(43)が連結されてなり、該ダクトモ
ータ(41)はギヤヘッド(41c、)が上記上部壁(
35)に固定支持されると共に、出力軸(4l b)が
上面壁(35)に略直交するように立設されている。
これによって、ダクトモータ(41)が収納される第1
室(62)は、隔壁(61a)によって第2室(θ3)
と、モータ取付面(41d)によって回動機構(5)の
あるケーシング(3)の内部空間と隔離されている。な
お、第8図において、(35b)はモータ取付孔、(3
5c)は電子制御ユニット取付孔である。
上記連結軸(42)は、第9図に示すように、出力軸(
41b)に六角穴付止めネジ(44)にて取付固定され
るモータ側上側軸(45)と、ベルト伝動機構(43)
のタイミングプーリ(46)が摺動可能に嵌挿されるプ
ーリ側下側軸(47)とに2分割されている。
上記ブーり測子側軸(47)の下端突出軸部(47a)
は下部受板(23)に軸受(48)を介して上下方向に
支持されている。したがって、連結軸(42)は1つの
軸受(48)のみで支承されていることになる。
また、上側軸(45)は、第10図に示すように、大径
部(45a)と小径部(45b)とからなり、大径部(
45a)から小径部(45b)の途中まで、出力軸(4
1b)が嵌挿される嵌挿孔(45c)が設けられ、小径
部(45b)側端面(45d)から上記嵌挿孔(45c
)端部まで下側に開口する切欠き(45e)が形成され
ている。
しかして、上記嵌挿孔(45c)に嵌挿された出力軸(
41b)は、ネジ孔(45f)に螺合される止めネジ(
44)にて固定され、切欠き(45e)には下側軸(4
7)に嵌挿されたピン部材(4つ)が嵌合され、上側軸
(45)と下側軸(47)との連結の際、切欠き(45
e)と後述の空転機構(7)のピン部材(49)との関
係で、両軸(45)、(47)の軸心のずれを吸収する
自在継ぎ手機構(6)が構成されている。
さらに、上記ブーり測子側軸(47)には下端部のフラ
ンジ(47b)に嵌合載置して上記ベルト伝動機構(4
3)のタイミングプーリ(46)が嵌合されている。タ
イミングプーリ(46)には外周面に歯部(46a)が
形成されて歯付ベルト(28)が掛入されると共に、下
側軸(47)の外周でかつタイミングプーリ(46)の
内側凹部(47c)と上部に嵌挿されピン部材(4つ)
にて規制されたスプリング座(2つ)との間に圧縮スプ
リング(30)が介設されており、該圧縮スプリング(
30)のバネ力によってタイミングプーリ(46)が下
側軸(47)のフランジ(47b)に圧接され、該タイ
ミングプーリ(46)が下側軸(47)に対してスリッ
プ可能に嵌合され、ダクトモータ(41)の空転機構(
4a)が構成されている。なお、(27B)は中継ぎハ
ーネスである。
一方、上記回動機構(5)は、回転筒(51)にエルボ
(52)を介して上記吹出ダクト(16)が連結されて
なり、該回転筒(51)は回転筒本体(51a)の上部
が上記環状ガイド部(37)に嵌合されると共に、下部
が上記下部受板(23)の折返片(23b)に外嵌され
て上下方向に支持されている。
そして、上記回転筒本体(51a)の上端面内周部には
上記開口(35a)に臨む環状延長片(51b)が上方
に連続形成される一方、上部外周面には帯状突起(51
c)が、下部外周面には歯部(51d)が夫々形成され
ており、該歯部(51d)には上記ベルト伝動機構(4
3)の歯付ベルト(28)が掛入されている。
更に、上記回転筒本体(51a)の上部とケーシング(
3)との間には上部スライディングシート(53)が、
回転筒本体(51a)の下部と下部受板(23)との間
には下部スライディングシート(54)が夫々介設され
、回転筒本体(5]a)が上記下部受板(23)のバネ
力で上方に押圧されて上下両端面が密封されている。
また、上記エルボ(52)は第4図に示すように、回転
筒(51)より斜め前方上部に向って延び、下端部が回
転筒(51)の環状延長片(51b)に嵌合されるとと
もに、上端部に吹出ダクト(16)が嵌合されている。
なお、吹出ダクト(16)、の内周面上側には中継ぎハ
ーネス(27C)がブツシュリベット(59)、  (
59)によって取付られている。
また、上記回転筒本体(51a)の後側外周部には、第
4図に示すように、角度位置部材(81)が一体に設け
られており、該角度位置部材(81)は、下方に向って
延び上記吹出ダクト(16)の回動角度に対応して設け
られた複数個の凸部を備えている。
一方、上記ケーシング(3)には吹出ダクト(16)の
回動角度装置を検出する位置検出手段であるフォトイン
タラプタ(82)がプリント基板(83)を介して取付
けられている。該フォトインクラブタ(82)は、発光
素子及び受光素子とが所定空間(所定間隔)を存して並
設されており、該画素子間の所定空間内を角度位置部材
(81)の凸部が通過するようになっており、該凸部に
よって発光素子の出射光が遮蔽されると、それが光学的
に非接触で検出され、それによって吹出ダクト(16)
の回動角度を検出するように構成されている。
さらに、第1細及び第2図に示すように、上記吹出ダク
ト(16)の先端上部には超音波センサからなる測距セ
ンサ(8)と赤外反射式センサからなる人検知センサ(
9)が上下に配置されて取付けられている。なお、測距
センサ(8)の側方には、人検知動作中に点灯するパイ
ロットランプ(7)が配設されている。
上記人検知センサ(9)は、第11図及び第12図に示
すように、互いに所定角度(θ3)の開き角度でセンサ
ホルダ(図示せず)に固定された1対の発光素子(H+
 )、  (H2)と、該1対の発光素子(H+ )、
(H2)の中央に、つまり画素子(H+ )、  (H
2)とそれぞれ一定の設定角(θ1)、 (θ2)を有
するようにセンサホルダに固定された受光素子(J)と
よりなり、上記発光素子(H+ )、  (H2)から
発光された赤外線の反射が受光素子(J)で検出される
ようになされている。
ただし、本実施例では、θ1−02−〇、したがって1
.θ3−20に設定されている。
ここで、上記発光素子(H+ )、(H2)は、第12
図に示すように、いずれも所定の指向角度(±θH)を
有するようにつまり発光する赤外線の一定レベル以上の
強度を有する方向が一定角度(±θ1.I)以内に限定
されるようになされた指向性を有している。また、上記
受光素子(J)も同様に赤外線を検知し得る入光方向の
範囲が所定の指向角度(±θJ)に限定される指向性を
有するものである。そして、上記設定角度(θ)と指向
角度(±θH)、 (±θJ)との関係は、θ目くθく
θH+θJ となるように定められている。
つまり、両光光素子(H+ )、(H2)と受光素子(
J)との位置関係が、両者の指向角度(±θJ)と(±
θ日)の範囲が重なりあっていて発光素子(Hl)また
は(Hl)から発光された赤外線が受光素子(J)の指
向角度(±θJ)の範囲に反射されるような少くとも1
つの平滑平面が存在するようになされるとともに、両光
光素子(Hl )、(Hz )の指向角度(±θH)の
範囲が互いに重なりあうことがなく、両光光素子(Hl
)、(Hl)からの赤外線が同時に受光素子(J)に反
射されるような平滑平面が存在しないようになされてい
る。
上記スポットエアコン(1)の制御ブロック図を示す第
1図において、上記人検知センサ(9)が出力する人検
知信号及び超音波センサからなる測距センサ(8〉が出
力する距離信号は制御ユニット(73)に含まれるA/
D変換器(74A)。
(74B)でそれぞれデジタル信号に変換されてCPU
(75)に入力されるように構成されている。
さらに、上記CPU (75)には、フォトインタラプ
タ(82)が出力する吹出ダクト(16)の角度位置信
号が人力されると共に、上記吹出ダクト(16)を固定
モードと自動首振モードと人追尾モードとに切換えるモ
ード切換スイッチ(76)が出力するモード信号が人力
されるようになっている。
しかし、て、上記CPU (75)は、上記測距センサ
(8)及び人検知センサ(9)よりの信号を受け人検知
時に空調対象者までの距離に応じて吹出ダクト(16)
の停止位置を角度補正する角度補正手段(75g)を有
する。
また、上記制御ユニット(73)には、後述する制御フ
ローを実現するためのプログラムデータを予め記憶した
ROM及び処理データを記憶するRAMよりなるメモリ
(77)がCPU (75)に接続されて設けられてい
る。
さらに、また、上記制御ユニット(73)には上記ダク
トモータ(41)の右回転用駆動回路(78)及び左回
転用駆動回路(79)と、空調制御手段(72)を構成
する第1リレー(RYl)及び第2リレー(RY2)の
リレー駆動回路(8O)とがCPU(75)に接続され
て設けられている。
そして、上記ダクトモータ(41)はCPU(75)の
出力信号に基づいて右回転用及び左回転用駆動回路(7
8)、(79)により正逆転制御される一方、上記両リ
レー(RYI)、  (RY2)はCPU (75)の
出力信号に基づいてリレー駆動回路(80)により0N
−OFF制御されるように構成されている。
さらに、上記両リレー(RYl)、  (RY2)によ
り上記空調制御手段(72)に含まれるファン制御用リ
レー(Xl)及び圧縮機制御用リレー(X2)がON・
OFF制御されてファンモータ(12d)及び圧縮機モ
ータ(12h)が駆動制御されるように構成されている
。そして、上記空調制御手段(72)はファン(12e
)、  (12f)及び圧縮機(12a)を制御して空
調動作を制御するように構成されている。
次に、このスポットエアコン(1)の空調制御動作につ
いて第13図に示す制御フローに基づき説明する。以下
、吹出ダクト(16)が一定方向に向いたまま固定され
ている固定モードと、吹出ダクト(16)が自動的に首
振りする自動首振モードと、吹出ダクト(16)が空調
対象者の移動に追従して回動する人追尾モードとを順に
説明する。
そこで、先ず、固定モードについて説明すると、電源を
投入した後、ステップST1においてイニシャライズが
行われ、ステップST2に移り、ファン(12e)、 
 (12f)及び圧縮機(12a)が駆動する。つまり
、CPU (75)の出力信号によりリレー駆動回路(
80)が第1及び第2リレー(RYI)、  (RY2
)をONL、、ファン制御用及び圧縮機制御用リレー(
Xi)、  (X2)がONL、て、ファンモータ(1
2d)及び圧縮機モータ(12h)が駆動することにな
る。
その後、ステップST2よりステップST3に移り、モ
ードが判別され、現在、モード切換スイッチ(76)に
より固定モードに設けられているので、ステップST4
に移り、吹出ダクト(16)を回動させるダクトモータ
(41)が駆動している場合には停止させた後、ステッ
プST5に移り、人検知フラグ(HKF)、入来検知フ
ラグ(MKF)及び各タイマ(TMl)〜(7M4)を
リセットする。
続いてステップST6に移り、ファン(12e)(12
f)が停止している場合にはファン制御用リレー(Xl
)をONさせて駆動させた後、ステップST7に移り、
圧縮機(12a)が停止して3分間経過したか否かを判
定する。つまり、圧縮機(12a)の連続発停を防止す
るため、−旦停止すると、3分間は再起動しないように
しており、3分間経過していないときはステップST7
よりステップST8に移り、圧縮機(12a)を停止状
態にしたままステップST3に戻る一方、3分間経過し
ている場合にはステップST7よりステップST9に移
り、圧縮機(12a)が停止している場合には圧縮機制
御用リレー(X2)をONさせて圧縮機(12a)を駆
動してステップST3に戻ることになる。
そして、このステップST3からステップST9までの
動作を繰り返し、冷風を常に一定方向に吹出しており、
その際、吹出方向は吹出ダクト(16)がフレキシブル
パイプであるので、作業者等が吹出ダクト(16)を適
宜湾曲させて手動で設定す、ることになる。
次に、自動首振モードについて説明する。
電源投入後、ステップSTIからステップST3まで固
定モードと同様に動作し、このステップST3において
、モード切換スイッチ(76)が自動首振モードに設定
されているので、この自動首振モードを判別してステッ
プ5TIOに移ることになり、自動首振り制御となり、
ダクトモータ(41)を駆動して吹出ダクト(16)を
往復回動させる。
その後、上記ステップ5TIOよりステップST5に移
り、ステップST8及びSr1まで固定モードと同様に
動作してステップST3に戻ることになる。そして、上
述の動作を繰り返して吹出ダクト(16)が自動的に首
振動作し、空調対象者の人体幅でに冷風を吹出している
次に、人追尾モードについて説明する。
先ず、吹出ダクト(16)の方向制御等の基本となる人
検知センサ(9)の信号処理動作について、第14図の
制御フローに基づき説明する。
先ずステップ5T101で右側の発光素子(Hz)をオ
ン状態にして赤外線を発光させ、ステップ5T102で
受光素子(J)の出力信号vlが設定値Vs以上か否か
を判別する。
そして、設定値(Vs )以上であればステップ5T1
03で左側の発光素子(Hl)をオン状態にして赤外線
を発光させ、ステップ5T104で受光素子(J)の出
力(vl)が設定値(Vs )以上か否かをさらに判別
する。その判別がYESの場合には、受光素子(J)の
前方に空調対象者が存在していると判断して、ステップ
5T105で人検知動作を開始し、ステップ106で人
検知信号を出力した後、ステップ5T107で両光光素
子(H+ )、(Hz )からの信号が同時に受光素子
(J)l−人力状態になっていることを示すセンサフラ
グ(STF)を「1」にセットした後、ステップ5TI
OIに戻る。
その後、上記フローを繰り返し、上記ステップS T 
1.04における判別が変化して受光素子(J)の出力
(Vl)が設定値(Vs )よりも低いN。
になった場合には、空調対象者が左側の発光素子(Hl
)の指向角度範囲(±θ1−1)外にあると判断して、
さらに、ステップ5T108でセンサフラグ(STF)
が「1」か否かを判別し、YESであれば空調対象者が
受光素子(J)の前方に存在していた状態からの変化で
前方から右方への人移動であると判断して、ステップ5
T109で空調対象者が右に移動した右移動動作を開始
し、ステップSTI 10で右移動信号を出力する。
一方、上記ステップ5T102における判別が受光素子
(J)の出力(Vl)が設定値(Vs )よりも低いN
oの場合には、ステップ5T110で左側の発光素子(
Hl)をオン状態にして、ステップ5T112で受光素
子(J)の出力(Vl)が設定値(Vs )以上か否か
を判別する。
そして、判別結果がYESの場合には、さらにステップ
5T113でセンサフラグ(STF)が「1」か否かを
判別し、「1」であれば、空調対象者が受光素子(J)
の前方に存在していた状態からの変化であると判断して
、ステップSTI 14で空調対象者が左方に移動した
左移動動作を開始し、ステップ5T115で左移動信号
を出力する。
以上の他の場合、つまり、ステップ5T102および5
T112における判別がいずれもNoで両売光素子(H
+ )、  (Hl )のオン状態時にも受光素子(J
)の出力(V+ )、(V2 )が設定値(Vs )以
上でない場合、あるいは、上記ステップ5T108,5
T113における判別がそれぞれNoで人検知状態でな
い時における一方の発光素子(Hl)又は(Hl)から
の赤外線が入光した場合には、ステップ5T116で「
人検知なし」の動作を開始し、ステップ5T117で入
来検知信号を出力する。
そして、上記フローを終えると、ステップ5T118で
センサフラグ(STF)を「0」にして、ステップ5T
101に戻って上記フローを繰り返す。
続いて、上述した人検知センサ(9)の信号処理動作に
基づく人追尾モードの制御動作を第15図に従っ、て説
明するが、それに先立って距離による補正の原理を説明
する。
左右の発光素子の開き角度は(2θ)、指向角は(θH
)であるから(第12図参照)、中心軸に対して左側の
発光素子の指向角は−(θ+θ1−1)となり、右側の
発光素子の指向角は(θ十θH)となる。
従って、左右の発光素子に対する受光素子の検出値がと
もに設定値(K)以上である人検知条件成立となるのは
、 ■空調対象者(P)の人体幅がセンサ照射幅よりも大き
い場合は、−(θ+θH)〜(θ十〇H)の範囲全部が
人体幅内に入ったとき(第16図及び第17図参照)、
■人体幅がセンサ照射幅より小さい場合(第18図参照
)であるが、第18図の場合には、左右の検出値が設定
値以上でかつバランスする点を利用することで人体の幅
方向中心とすることができる。
そこで、第19図に示すように、空調対象者(P)の人
体の幅を(M)、人検知センサ(9)から空調対象者(
P)までの距離を(L)とすると、人検知センサ(9)
から向かって人体幅の占有する角度は、 −tan’(M/2 L) 〜tan−’(M/2 L
)となる。
従って、tan” (M/ 2 L ) >θ十θ目ノ
場合、吹出ダクト(16)の角度補正が必要である。す
なわち、 M/2L<tan  (θ+θH) よって、 L<M/2jan  (θ+θ口) 従って、測距センサ(8)による測定距離(L)がM/
2jan  (θ+θH)より小さいときには、fta
n  (M/2L) −(θ十〇H))だけ吹出ダクト
(16)の停止位置をシフトさせることで、空調対象者
の人体のほぼ幅方向中心に吹出ダクト(16)を向ける
ことができる。
そのための具体的な制御は、第15図に示すようになる
スタートすると、ステップ5T41で吹出ダクト(16
,)を駆動し、ステップ5T42で人検知センサ(9)
の出力より人検知であるか否かを判定し、人検知であれ
ば、ステップ5T43に移る一方、人検知でなければ、
ステップ5T41に戻る。
ステップ5T43で、測距センサ(8)によるlpj定
距離りがM/2tan  (θ+θ)−1)より小さい
か否かを判定し、小さければ、補正の必要があるので、
ステップ5T44で吹出ダクト(16)を駆動して該吹
出ダクト(16)の停止位置をtan−(M/2L)−
(θ+θ1−1)だけシフトさせステップ5T45にて
吹出ダクト(16)を停止する一方、ステップ5T43
における判定で小さくなければ、ただちにステップ5T
45に移る。
それから、人検知センサ(9)よりの信号にょり人移動
条件が成立したか否かを判定しくステップ5T46)、
人移動条件が成立すれば、空調対象者の移動方向に吹出
ダクト(16)を回動させ(ステップ5T47)、ステ
ップ5T41に戻る一方、人移動条件が成立しなければ
、ステップ5T45に戻る。
また、第20図に示すように、吹出ダクト(16)の人
体幅方向中心よりのずれが測定距離(L)に反比例する
ものと仮定して、その測定距離(L)に反比例した角度
だけ吹出ダクト(16)の回動角度(d)を補正するよ
うにしてもよい。その場合、スタートすると、ステップ
5T51でダクトモータ(41)が駆動されて、吹出ダ
クト(16)が回動し、ステップ5T52で人検知セン
サ(9)で人検知条件が成立したか否かが判定され、人
検知条件が成立していれば、ステップ5T53に移り、
人検知条件が成立していなければ、ステップ5T51に
戻る。
ステップ5T53では測距センサ(8)の出力によりチ
エツクを行い、それからステップ5T54で空調対象者
までの距M (L)が設定路M(LO)以下であるか否
かを判定し、設定距離(L o)以下であれば、ステッ
プ5T55において距離(L)に反比例する角度d度だ
け、吹出ダクト(16)を駆動して補正し、ステップ5
T56に移る一方、設定距離を越える場合は、ステップ
5756に直ちに移る。
しかして、ステップ5T56でダクトモータ(41)を
駆動停止して吹出ダクト(16)を停止し、それからス
テップ5T57に移り、人検知センサ(9)で人移動条
件が成立したか否かが判定され、人移動条件が成立して
いれば、ステップ5T51に戻る一方、人移動条件が成
立していなければ、空調対象者は停止しているので、ス
テップ5T56に戻り、吹出ダクト(16)を回動させ
ることなく、停止状態を維持する。
これにより、常に空調作業者の人体幅方向中心で吹出ダ
グ1−(16)が停止し、快適性が向上する。
一実施例2− 本例では、第21図に示すように、上記吹出ダクト(1
6)の先端上部には前方の空調対象者を検知する人検知
手段である1つの人検知センサ(9A)が取付けられて
おり、該人検知センサ(9A)は、具体的に図示してい
ないが、1つの発光素子と1つの受光素子とが上下に配
設されてなり、上記発光素子から発光された赤外線の反
射が受光素子で検出されるようになされている。ただし
、本実施例では、画素子は同一方向に配置され、指向角
は(±04)となっている。
第22図に示すように、kす御ユニット(73A)のC
PU (75A)は、上記人検知センサ(9A)よりの
出力を受け出力が最大となる位置で吹出ダクト(16)
を停止させる停止制御手段(75b)と、上記人検知セ
ンサ(9A)よりの出力を受け出力が所定値以上の範囲
で吹出ダクト(16)を往復回動させる回動範囲制御手
段(75c)とを有する。
本例も、固定モード、自動首振りモード及び人追尾モー
ドを有し、固定モード及び自動首振りモードは実施例1
と同様であるので、人追尾モードの制御についてのみ説
明する。
先ず、電源投入後、ステップSTIからステップST3
まで固定モードと同様に動作し、このステップST3に
おいて、モード切換スイッチ(76)が人追尾モードに
設定されているので、この人追尾モードを判別してステ
ップ5TIIに移り、人追尾制御を行う。
人追尾制御は、第23図に示すように、スタートすると
、先ず、ステップ5T21においてダクトモータ(41
)が駆動して、吹出ダクト(16)が回動する。それか
ら、ステップ5T22にて人検知センサ(9A)の出力
が認識され、ステップ5T23で人検知センサ(9A)
の出力が設定値以上であるか否かが判定され、設定値以
上であれば、ステップ5T24に移る一方、設定値未満
であればステップ5T21に戻る。
ステップ5T24では、人検知センサ(9A)の出力が
前回ループ通過時の認識データ(Hn−1)と今回のデ
ータ(Hn)を比較し、今回が前回よりも大きいか否か
を判定する。
今回の方が大きければ、人検知条件が成立しているが、
吹出ダクト(16)の向きが空調対象者の人体幅方向中
心となっていないと考えられるので、ステップ5T21
に戻り、ダクトモータ(41)の駆動により吹出ダクト
(16)の回動を続行する一方、ステップ5T24で前
回の方が大きくなるとすなわちデータの大きさが反転す
ると、空調対象者のほぼ人体中心軸となっていると判断
されるので、ステップ5T25に移り、吹出ダクト(1
6)を停止し、ステップ5T26で人検知センサ(9A
)の出力を再び認識する。
それから、ステップ5T27で人検知センサ(9A)の
出力が設定値以下であるか否かを判定し、設定値以下で
あれば、空調作業者が移動したと判断されるので、ステ
ップ5T21に戻り、吹出ダクト(16)を駆動する一
方、設定値未満であれば、空調作業者が停止していると
判断されるので、ステップ5T25に戻り、吹出ダクト
(16)は停止したままである。
このように、吹出ダクト(16)を回転させた場合、吹
出ダクト(16)は空調作業者の人体幅方向中心に位置
したとき、人検知センサ(9A)の照射面積が最大とな
るため、受光素子(受光部)での出力レベルが最大とな
る。この値を検出して、吹出ダクト(16)を停止させ
ることで、吹出ダクト(16)を空調作業者の人体中心
軸に停止させている。
なお、この場合、第19図に示すように、空調対象者P
の人体幅を(M)、人検知センサ(9A)から空調対象
者までの距離を(L)とすると、人検知センサ(9A)
の指向角(θ4)は、tan”(M/2L)以上に設定
しておく必要がある。
ここで、空調対象者を検知すると吹出ダクト(16)を
停止するようにしているが、次のように人体幅の範囲で
首振りするようにすることもできる。
その制御は、第24図に示すように、スタートすると、
まず、ステップ5T31でダクトモータ(41)を駆動
して、吹出ダクト(16)を回動し、ステップ5T32
で人検知センサ(9A)の出力が設定値以上であるか否
かが判定される。人検知センサ(9A)の出力が設定値
以上であれば、ステップ5T33で人検知フラグHKF
−1とし、ステップ5T31に戻る一方、設定値未満で
あれば、ステップ5T34に移り、人検知フラグHKF
が1であるかOであるかを判定する。
HKF−1であれば、ステップ5T35で吹出ダクト(
16)を停止後逆転し、ステップ5T36でHKF−0
としてステップ5T37に戻る一方、HKF−0であれ
ば、直ちにステップ5T31に戻る。
このようにすれば、空調対象者の人体の幅全体に常に空
調風が吹き付けられることとなり、快適性が高まる。
(発明の効果) 請求項(1)及び請求項(3の発明によれば、空調対象
者までの距離に応じて吹出ダクトの停止位置を補正する
するようにしたから、はぼ空調対象者の人体幅方向中心
で常に吹出ダクトが停止することと〃力、快適性が向上
する。
請求項(3)の発明によれば、人検知手段は吹出ダクト
による吹出方向と空調対象者の人体幅方向中心とが一致
したときに信号出力が最大となり、該人検知手段よりの
信号出力が最大となったときに吹出ダクトを停止させる
ようにしたから、常にほぼ空調対象者の人体幅方向中心
に向けて吹出ダクトが停止することとなり、快適性が向
上する。
また、請求項(4)の発明は、人検知手段よりの信号に
基づき空調対象者の人体幅を検出し、該空調対象者の人
体幅の範囲内で吹出ダクトを首振り動作させるようにし
たから、空調対象者に対してのみその左右全体に冷却風
が吹付けられ、快適性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第20図は本発明の実施例1を示し、第1図
はスポットエアコンの制御ブロック図、第2図はスポッ
トエアコンの横断面正面図、第3図は同縦断側面図、第
4図はダクト駆動手段の拡大縦断面図、第5図は吹出ダ
クト及びダクト駆動手段の平面図、第6図及び第7図は
カバ一部材の平面図及び縦断面図、第8図はケーシング
の平面図、第9図はモータとタイミングブーりとの間の
連結構造の断面図、第10図は上側軸の断面図、第11
図は人検知センサの各素子の配置の説明図、第12図は
人検知センサの各素子の指向角の説明図、第13図は空
調の基本制御を示す制御フロー図、第14図は人検知を
検知した場合の処理を示す制御フロー図、第15図は角
度補正の制御フロー図、第16図乃至第18図は人体幅
と照射幅との関係を示す図、第19図は制御原理の説明
図、第20図は別の角度補正の制御フロー図である。 第21図乃至第24図は本発明の実施例2を示し、第2
1図は吹出ダクト先端部の概略図、第22図は制御ユニ
ットのブロック図、第23図及び第24図はスポットエ
アコンの空調処理を示す制御フロー図である。 1・・・・・・スポットエアコン 2・・・・・・ダクト駆動手段 8・・・・・・測距センサ(測定距離手段)9.9A・
・・・・・人検知センサ(人検知手段)12・・・・・
・空調機本体 16・・・・・・吹出ダクト 75a・・・・・・角度補正手段 75b・・・・・・停止制御手段 75、C・・・・・・回動範囲RilJga手段ばか2
名 第2図 第3図 も6起 鄭 68 1 篤7図 〜 もS図 第9図 名16図 第24図 第17回 第18図 第12図 第11図 第15図 ろ20図 第23回 祐21図 第19回

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)室内空気を吸込み空調空気を生成する空調機本体
    (12)と、 該空調機本体(12)に取付けられ上記空調空気を吹出
    す回動自在な吹出ダクト(16)と、該吹出ダクト(1
    6)を回動駆動するダクト駆動手段(2)とを有するス
    ポットエアコンにおいて、 空調対象者までの距離を検出する距離測定手段(8)と
    、 上記吹出ダクト(16)に配設され空調対象者を検出す
    る人検知手段(9)と、 上記距離測定手段(8)及び人検知手段(9)よりの信
    号を受け人検知時に空調対象者までの距離に応じて吹出
    ダクト(16)の停止位置を補正する角度補正手段(7
    5a)とを有することを特徴とするスポットエアコン。
  2. (2)角度補正手段(75a)は、空調対象者までの距
    離が所定距離以下のときのみ、上記距離に反比例して角
    度補正するところの請求項(1)記載のスポットエアコ
    ン。
  3. (3)室内空気を吸込み空調空気を生成する空調機本体
    (12)と、 該空調機本体(12)に取付けられ上記空調空気を吹出
    す回動自在な吹出ダクト(16)と、該吹出ダクト(1
    6)を回動駆動するダクト駆動手段(2)とを有するス
    ポットエアコンにおいて、 上記吹出ダクト(16)に配設され空調対象者を検出す
    る人検知手段(9A)と、 該人検知手段(9A)よりの出力を受け出力が最大とな
    る位置で吹出ダクト(16)を停止させる停止制御手段
    (75b)とを有することを特徴とするスポットエアコ
    ン。
  4. (4)室内空気を吸込み空調空気を生成する空調機本体
    (12)と、 該空調機本体(12)に取付けられ上記空調空気を吹出
    す回動自在な吹出ダクト(16)と、該吹出ダクト(1
    6)を回動駆動するダクト駆動手段(2)とを有するス
    ポットエアコンにおいて、 上記吹出ダクト(16)に配設され空調対象者を検出す
    る人検知手段(9A)と、 該人検知手段(9A)よりの出力を受け出力が所定値以
    上の範囲で吹出ダクト(16)を往復回動させる回動範
    囲制御手段(75c)とを有することを特徴とするスポ
    ットエアコン。
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CN112212478A (zh) * 2020-10-19 2021-01-12 珠海格力电器股份有限公司 智能吹风的空调控制方法及空调机组

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