JPH0339262Y2 - - Google Patents

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JPH0339262Y2
JPH0339262Y2 JP5800085U JP5800085U JPH0339262Y2 JP H0339262 Y2 JPH0339262 Y2 JP H0339262Y2 JP 5800085 U JP5800085 U JP 5800085U JP 5800085 U JP5800085 U JP 5800085U JP H0339262 Y2 JPH0339262 Y2 JP H0339262Y2
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ink
line
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、プリンターに用いる多色インクリボ
ンに関するものである。
従来の技術 タイプライター、ワードプロセツサー、コンピ
ユーター等の機器のプリンターに用いる多色イン
クリボンとしては、白地の織布の長手方向に、ブ
ラツクとレツドのインク、あるいはブラツク、シ
アン、マゼンダ、イエローなどのインクを互いに
平行に塗布、含浸させたものが使われている。
この場合、隣接するインク含浸帯がその境界部
で混じらないように、境界部にシリコーンオイ
ル、パラフイン、ワツクス、テフロンなどの撥水
剤を塗布し、ボーダーライン(境界線)とするこ
とがが提案されている。(特開昭58−140285号公
報参照) 考案が解決しようとする問題点 ところで、撥水剤を白地のリボンに塗布してボ
ーダーラインを形成する場合、白地のリボンに無
色の撥水剤を塗布したのではラインが見えにくく
工程管理に支障を生じるので、撥水剤に着色剤を
配合して線引きを行うことによりボーダーライン
を鮮明に着色することが望まれる。一方、リボン
にインクを含浸させた後は、ボーダーラインは白
線である方が隣接するインク帯の色が直ちに識別
できるので望ましい。
そこで、上記相反する要望に応えるため、薄色
に着色した撥水剤によりボーダーラインを形成す
ることが行われているが、色が薄いためライン引
きに際してのラインの確認が容易ではなく、一方
形成したボーダーラインは白線ではないためイン
キング後のボーダーラインの識別性が劣り、いず
れの要望にも十分に応えるものとはなつていな
い。
本考案は、このような従来の問題点を解決すべ
くなされたものである。
問題点を解決するための手段 本考案の多色インクリボンは、リボンの長手方
向に、蛍光性物質を配合した撥水または撥油性組
成物によるボーダーラインを設けてなるものであ
り、このような特定の構成のインクリボンを案出
することにより、上記従来の問題点を解決するに
至つた。
以下、本考案を詳細に説明する。
第1図は、本考案の多色インクリボンの一例を
示した平面図である。
1はリボンを構成する織布である。繊維素材と
しては、たとえば、ポリアミド繊維、ポリエステ
ル繊維、アクリル繊維、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリウレタン、ポリビニルアルコール、レーヨ
ン、アセテート、絹などの繊維から製織されたも
のが用いられる。リボンの形状としては、平織り
により得られた織布を所定の巾に裁断した長尺リ
ボンあるいはその端部をつないだエンドレスリボ
ンのほか、袋織りにより得られた継ぎ目のない筒
状の織布を所定の巾に裁断したシームレスリボン
があげられる。
2はボーダーラインであり、適当な塗布具によ
り、蛍光性物質を配合した撥水または撥油性組成
物を塗布、含浸させることにより形成される。
撥水または撥油性組成物としては、シリコーン
オイル、シリコーングリス、オイルコンパウン
ド、シリコーンワニス等のケイ素系樹脂、ポリテ
トラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロ
エチレン、テトラフルオロエチレン−ヘキサフル
オロプロピレン共重合体、ポリフツ化ビニリデ
ン、ポリフツ化ビニル、エチレン−フルオロエチ
レン交互共重合体、テトラフルオロエチレン−パ
ーフルオロビニルエーテル共重合体等のフツ素系
樹脂、植物ロウ、動物ロウ、パラフインワツク
ス、マイクロクリスタリンワツクス、ペトロラタ
ム等のワツクスなどを必要に応じ適当な媒体に溶
解または分散した組成物が用いられる。
撥水または撥油性組成物中には、蛍光性物質を
配合する。蛍光性物質としては、フルオレセイ
ン、エオシン、チオフラビン、ローダミンB等の
蛍光染料、ジアミノスチルベンジスルホン酸誘導
体、イミダゾール誘導体、クマリン誘導体、トリ
アゾール誘導体、カルバゾール誘導体、ピリジン
誘導体、ナフタル酸誘導体、イミダゾロン誘導体
等の蛍光白色染料、Ca、Ba、Mg、Zn、Cdなど
の酸化物、硫化物、ケイ酸塩、リン酸塩、タング
ステン酸塩等を主成分とし、これに少量のMn、
Ag、Cu、Sb、Pb等を活性剤として添加し、焼
成して製造した無機蛍光顔料、上述のような蛍光
染料または蛍光白色染料を尿素樹脂初期重合物等
と共に水に溶解し、重合固化して粉砕した有機蛍
光顔料などが用いられる。これらの蛍光性物質の
中では、顔料系のものよりも染料系のものの方が
塗布作業が円滑に行えるので好ましい。
ボーダーラインの形成は、ノズルからの吐出、
スクリーン印刷などにより行われる。ライン引き
後は、にじみによるラインの拡大を防止するた
め、直ちに乾操することが望ましい。ボーダーラ
インの本数は、2色リボンの場合は1本、3色リ
ボンの場合は2本、4色リボンの場合は3本とい
うように形成する。線巾はできるだけ狭い方が好
ましく、通常は0.1mm〜1mm程度に設定する。
リボンにボーダーラインを形成した後は、ボー
ダーラインにより区分された帯に所望の色のイン
クの塗布、含浸、すなわちインキングを行う。
インクの色は任意であるが、ブラツクとレツド
の2色のほか、ブラツクと絵の具の3原色である
シアン、マゼンダ、イエローの計4色とすること
が多い。後者の場合、ブルーはシアンとマゼンダ
との重ね打ちにより、グリーンはシアンとイエロ
ーとの重ね打ちにより、レツドはマゼンダとイエ
ローとの重ね打ちにより得られ、これら7色とプ
リント紙のホワイトの計8色により、文字、画
像、グラフなどがプリントされるわけである。
本考案の多色インクリボンは、タイプライタ
ー、ワードプロセツサー、コンピユーター等のプ
リンターに用いる多色インクリボンとして有用で
ある。
作 用 本考案の多色インクリボンにおいては、ボーダ
ーラインは、インキングしたインクが隣接するイ
ンク帯に浸透して混じり合うことを防止する作用
を示す。
そして、撥水または撥油性組成物に配合した蛍
光性物質は、ボーダーライン形成工程においては
紫外線に富む光の照射によりボーダーラインを鮮
明に浮かび上がらせる作用を示し、一方通常の光
の下ではボーダーラインを実質上白線となして、
インキング後の隣接インク帯の色の識別を容易に
する作用を示す。
実施例 次に実施例をあげて本考案をさらに説明する。
実施例 1 フツ素系樹脂分散液に蛍光染料を少量配合して
ボーダーライン用の塗布液を調製し、この塗布液
をナイロン製の織布からできた巾16mmのシームレ
スリボンに注射針状のノズルから吐出して塗布
し、線巾0.5mmのボーダーラインを均等な間隔を
おいて3本形成させた。ボーダーライン形成作業
をブラツクライト照射下に行つたところ、ボーダ
ーラインはくつきりと浮かび上がり、鮮明に確認
できた。次にボーダーラインを引いたリボンを走
行させながら、ボーダーラインで区切られた4つ
のゾーンにそれぞれブラツク、シアン、マゼン
ダ、イエローの4種のインクを塗布、含浸させ
た。
得られたインクリボンにおいては、ボーダーラ
インは蛍光灯、白色灯、日光の下では実質上白線
であり、4色のインクゾーンはボーダーラインに
より明確に識別できた。
実施例 2 シリコーンオイルに溶剤を加えて希釈した溶液
に蛍光染料を少量配合してボーダーライン用の塗
布液を調製し、この塗布液をポリエステル繊維製
の織布からできた巾13mmの長尺リボンの中央にシ
ルクスクリーン法により塗布し、線巾0.5mmのボ
ーダーラインを1本形成させた。ボーダーライン
形成作業をアーク灯照射下に行つたところ、ボー
ダーラインはくつきりと浮かび上がり、鮮明に確
認できた。
次にボーダーラインを引いたリボンを走行させ
ながら、ボーダーラインで区切られた2つのゾー
ンにそれぞれブラツク、レツドの2種のインクを
塗布、含浸させた。
得られたインクリボンにおけるボーダーライン
は、蛍光灯、白色灯、日光の下では実質上白線で
あり、2色のインクゾーンはボーダーラインによ
り明確に識別できた。
考案の効果 本考案の多色インクリボンにおいては、インキ
ングに際し、ボーダーラインの存在により隣接す
るゾーンに含浸されたインクが他のゾーンに浸透
することが防止される。
そして、形成したボーダーラインには蛍光性物
質が配合されているため、ボーダーライン形成工
程において紫外線に富む光を照射すればボーダー
ラインは鮮明に浮かび上がるので工程管理が容易
である。一方通常の光の下では実質上白線となる
ので、インキング後の隣接インク帯は白線で区切
られ、インク帯の色の識別が直ちにできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の多色インクリボンの一例を
示した平面図である。 1……リボンを構成する織布、2……ボーダー
ライン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リボンの長手方向に、蛍光性物質を配合した撥
    水または撥油性組成物によるボーダーラインを設
    けてなる多色インクリボン。
JP5800085U 1985-04-17 1985-04-17 Expired JPH0339262Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5800085U JPH0339262Y2 (ja) 1985-04-17 1985-04-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5800085U JPH0339262Y2 (ja) 1985-04-17 1985-04-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61173367U JPS61173367U (ja) 1986-10-28
JPH0339262Y2 true JPH0339262Y2 (ja) 1991-08-19

Family

ID=30583074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5800085U Expired JPH0339262Y2 (ja) 1985-04-17 1985-04-17

Country Status (1)

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JP (1) JPH0339262Y2 (ja)

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Publication number Publication date
JPS61173367U (ja) 1986-10-28

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