JPH0338761Y2 - - Google Patents
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- JPH0338761Y2 JPH0338761Y2 JP9979283U JP9979283U JPH0338761Y2 JP H0338761 Y2 JPH0338761 Y2 JP H0338761Y2 JP 9979283 U JP9979283 U JP 9979283U JP 9979283 U JP9979283 U JP 9979283U JP H0338761 Y2 JPH0338761 Y2 JP H0338761Y2
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- 239000003550 marker Substances 0.000 claims description 11
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 3
- 230000005355 Hall effect Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000001819 mass spectrum Methods 0.000 description 2
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
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- Electron Tubes For Measurement (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本考案は主として磁場形の質量分析装置に適用
されるマスマーカ回路に関する。
されるマスマーカ回路に関する。
(ロ) 従来技術
一般に磁場形の質量分析装置においては、イオ
ン化した試料を磁場内に導き、この磁場走査によ
りイオンを質量分離してマススペクトルを測定す
る。そして、得られたマススペクトルの磁束密度
(これが質量数と関係する)と強度とから物質の
同定等を行なう。
ン化した試料を磁場内に導き、この磁場走査によ
りイオンを質量分離してマススペクトルを測定す
る。そして、得られたマススペクトルの磁束密度
(これが質量数と関係する)と強度とから物質の
同定等を行なう。
ところで、上記走査磁場の検出手段としての従
来よりマスマーカ回路が設けられている。従来の
マスマーカ回路にはホール効果を利用したホール
素子を有し、さらにこのホール素子に定電流を供
給する定電流回路と、磁界の強さに応じて出力さ
れるホール電圧の信号をデジタル化してコンピユ
ータに取り込むためにA/D変換器を備えたもの
がある。この場合、定電流回路とA/D変換器と
は互いに独立しており、それぞれ個別に基準電源
が設けられている。すなわち、上記の定電流回路
には、定電流発生用の基準電源が設けられる一
方、A/D変換器には、該A/D変換器を動作さ
せるための電源が供給されており、この電源電圧
をA/D変換の際の基準電圧として用いている。
来よりマスマーカ回路が設けられている。従来の
マスマーカ回路にはホール効果を利用したホール
素子を有し、さらにこのホール素子に定電流を供
給する定電流回路と、磁界の強さに応じて出力さ
れるホール電圧の信号をデジタル化してコンピユ
ータに取り込むためにA/D変換器を備えたもの
がある。この場合、定電流回路とA/D変換器と
は互いに独立しており、それぞれ個別に基準電源
が設けられている。すなわち、上記の定電流回路
には、定電流発生用の基準電源が設けられる一
方、A/D変換器には、該A/D変換器を動作さ
せるための電源が供給されており、この電源電圧
をA/D変換の際の基準電圧として用いている。
このような従来のマスマーカ回路では、定電流
回路の基準電源又はA/D変換器の基準電源の少
なくとも一方が電圧のドリフトを生じると、この
ドリフトは直接A/D変換器のデジタル出力に影
響し、A/D変換器の安定度が損なわれ、正確な
磁界の測定ができなくなるという問題がある。
回路の基準電源又はA/D変換器の基準電源の少
なくとも一方が電圧のドリフトを生じると、この
ドリフトは直接A/D変換器のデジタル出力に影
響し、A/D変換器の安定度が損なわれ、正確な
磁界の測定ができなくなるという問題がある。
(ハ) 目的
本考案は上述の問題点に鑑みてなされたもので
あり、マスマーカ回路のA/D変換器のデジタル
出力の安定度を向上させることを目的とする。
あり、マスマーカ回路のA/D変換器のデジタル
出力の安定度を向上させることを目的とする。
(ニ) 構成
本考案はこの目的を達成するため、ホール素子
に定電流を供給する定電流回路の基準電源をA/
D変換器の外部電源入力端子に接続している。
に定電流を供給する定電流回路の基準電源をA/
D変換器の外部電源入力端子に接続している。
(ホ) 実施例
以下、本考案を実施例について図面に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
図はこの実施例のマスマーカ回路の回路図であ
る。このマスマーカ回路1がホール効果を有する
ホール素子2を備える。また、このホール素子2
に一定の電流I0を供給する定電流回路4が接続さ
れている。定電流回路4は、基準電圧VREFを設定
するための基準電源6と、演算増幅器8および抵
抗10とで構成される。一方、ホール素子2の磁
界に比例したホール電圧V1を出力する出力端子
は、演算増幅器12の入力端子に接続され、さら
にこの演算増幅器12の出力端子はA/D変換器
14に接続されている。A/D変換器14はホー
ル素子2からの出力信号V1が演算増幅器12で
増幅された後の出力信号V2をデジタル化するも
ので、たとえば、逐次比較型や追従比較型のもの
が適用される。また、このA/D変換器14に
は、外部電源入力端子14aが設けられており、
この外部電源入力端子14aに前記定電流回路4
の基準電源6が接続されている。そして、この外
部電源入力端子14aに加わる基準電源6がA/
D変換器14の動作用の電源になるとともに、
A/D変換器の際の基準電源にもなつている。
る。このマスマーカ回路1がホール効果を有する
ホール素子2を備える。また、このホール素子2
に一定の電流I0を供給する定電流回路4が接続さ
れている。定電流回路4は、基準電圧VREFを設定
するための基準電源6と、演算増幅器8および抵
抗10とで構成される。一方、ホール素子2の磁
界に比例したホール電圧V1を出力する出力端子
は、演算増幅器12の入力端子に接続され、さら
にこの演算増幅器12の出力端子はA/D変換器
14に接続されている。A/D変換器14はホー
ル素子2からの出力信号V1が演算増幅器12で
増幅された後の出力信号V2をデジタル化するも
ので、たとえば、逐次比較型や追従比較型のもの
が適用される。また、このA/D変換器14に
は、外部電源入力端子14aが設けられており、
この外部電源入力端子14aに前記定電流回路4
の基準電源6が接続されている。そして、この外
部電源入力端子14aに加わる基準電源6がA/
D変換器14の動作用の電源になるとともに、
A/D変換器の際の基準電源にもなつている。
このような構成を有するマスマーカ回路1にお
いて、定電流回路4からホール素子2に供給され
る電流I0はI0=k1・VREF(k1は抵抗で決る定数)と
なる。また、ホール素子2に図上紙面に直交する
方向から磁界が加わると、ホール素子2から出力
されるホール電圧V1はV1=k2・I0・B(Bは質量
分析装置の走査磁場の強度)となる。このホール
電圧V1を受ける差動増幅器12からの出力V2は
V2=k3・V1(k3は差動増幅器12の利得)とな
る。A/D変換器14の基準電源は定電流回路4
の基準電源6と共通なので、A/D変換器14が
差動増幅器12から出力される信号V2を受けて
出力するデジタル出力DputはDput=V2・k4/VREF (k4はA/D変換器14で決る定数)となる。す
なわち、A/D変換器14として、たとえば逐次
比較型のものを使用する場合を例にとると、その
内部にはD/A変換器、比較回路、逐次比較レジ
スタなど(いずれも図示省略)が設けられてお
り、このD/A変換器に対する基準電圧がVREFと
なつている。そして、アナログ入力電圧V2が
D/A変換器の出力値と等しくなる場合に逐次比
較レジスタから出力される値をデジタル変換値
Dputとする。したがつて、基準電圧VREFの値がた
とえば小さく設定されておれば、D/A変換器の
出力値も小さくなり、比較回路で比較されるアナ
ログ入力電圧V2と早期に一致するから、デジタ
ル変換値Dputも小さくなる。よつて、一般に、V2
∝VREF・Dputの関係が成立し、ゆえにDput∝V2/
VREFとなる。従つて、Dput=
k1・k2・k3・k4・VREF・B/VREF=k1・k2・k3・k4・ Bとなり、A/D変換器14のデジタル出力Dput
は基準電源6の電圧VREFのドリフトに影響されな
い。
いて、定電流回路4からホール素子2に供給され
る電流I0はI0=k1・VREF(k1は抵抗で決る定数)と
なる。また、ホール素子2に図上紙面に直交する
方向から磁界が加わると、ホール素子2から出力
されるホール電圧V1はV1=k2・I0・B(Bは質量
分析装置の走査磁場の強度)となる。このホール
電圧V1を受ける差動増幅器12からの出力V2は
V2=k3・V1(k3は差動増幅器12の利得)とな
る。A/D変換器14の基準電源は定電流回路4
の基準電源6と共通なので、A/D変換器14が
差動増幅器12から出力される信号V2を受けて
出力するデジタル出力DputはDput=V2・k4/VREF (k4はA/D変換器14で決る定数)となる。す
なわち、A/D変換器14として、たとえば逐次
比較型のものを使用する場合を例にとると、その
内部にはD/A変換器、比較回路、逐次比較レジ
スタなど(いずれも図示省略)が設けられてお
り、このD/A変換器に対する基準電圧がVREFと
なつている。そして、アナログ入力電圧V2が
D/A変換器の出力値と等しくなる場合に逐次比
較レジスタから出力される値をデジタル変換値
Dputとする。したがつて、基準電圧VREFの値がた
とえば小さく設定されておれば、D/A変換器の
出力値も小さくなり、比較回路で比較されるアナ
ログ入力電圧V2と早期に一致するから、デジタ
ル変換値Dputも小さくなる。よつて、一般に、V2
∝VREF・Dputの関係が成立し、ゆえにDput∝V2/
VREFとなる。従つて、Dput=
k1・k2・k3・k4・VREF・B/VREF=k1・k2・k3・k4・ Bとなり、A/D変換器14のデジタル出力Dput
は基準電源6の電圧VREFのドリフトに影響されな
い。
(ヘ) 効果
以上のように本考案によればホール素子に定電
流と供給する定電流回路の基準電源をA/D変換
器の外部電源入力端子に接続し、定電流回路の基
準電源をA/D変換器の動作用兼基準電源として
共通に用いているので、基準電源の電圧にドリフ
トが生じても互いにその影響を打ち消し合うこと
になる。従つて、A/D変換器からのデジタル出
力の安定度が向上し、正確な磁界の測定が可能と
なるという優れた効果が得られる。
流と供給する定電流回路の基準電源をA/D変換
器の外部電源入力端子に接続し、定電流回路の基
準電源をA/D変換器の動作用兼基準電源として
共通に用いているので、基準電源の電圧にドリフ
トが生じても互いにその影響を打ち消し合うこと
になる。従つて、A/D変換器からのデジタル出
力の安定度が向上し、正確な磁界の測定が可能と
なるという優れた効果が得られる。
図面は本考案の一実施例を示すマスマーカ回路
の回路図である。 1……マスマーカ回路、2……ホール素子、4
……定電流回路、6……基準電源、14……A/
D変換器、14a……外部電源入力端子。
の回路図である。 1……マスマーカ回路、2……ホール素子、4
……定電流回路、6……基準電源、14……A/
D変換器、14a……外部電源入力端子。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ホール素子に定電流を供給する定電流回路と、
ホール素子からの出力信号をデジタル化するA/
D変換器とを備え、このA/D変換器は、外部電
源入力端子を有し、かつ、この外部電源入力端子
に加えられる入力電圧をA/D変換用の基準電圧
とするものである、マスマーカ回路において、 前記定電流回路の基準電源がA/D変換器の前
記外部電源入力端子に接続されていることを特徴
とするマスマーカ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9979283U JPS607156U (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | マスマ−カ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9979283U JPS607156U (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | マスマ−カ回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS607156U JPS607156U (ja) | 1985-01-18 |
JPH0338761Y2 true JPH0338761Y2 (ja) | 1991-08-15 |
Family
ID=30236340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9979283U Granted JPS607156U (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | マスマ−カ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS607156U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS635936A (ja) * | 1986-06-26 | 1988-01-11 | 株式会社 森田鐵工所 | 断熱材およびその製造方法 |
JPH0712642B2 (ja) * | 1988-05-31 | 1995-02-15 | 松下電工株式会社 | 気泡性緩衝性シートの製造方法 |
JPH0639971Y2 (ja) * | 1989-05-23 | 1994-10-19 | 宇部興産株式会社 | 薄型の独立気泡型緩衝シート |
-
1983
- 1983-06-27 JP JP9979283U patent/JPS607156U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS607156U (ja) | 1985-01-18 |
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