JPH0338711Y2 - - Google Patents

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JPH0338711Y2
JPH0338711Y2 JP12294182U JP12294182U JPH0338711Y2 JP H0338711 Y2 JPH0338711 Y2 JP H0338711Y2 JP 12294182 U JP12294182 U JP 12294182U JP 12294182 U JP12294182 U JP 12294182U JP H0338711 Y2 JPH0338711 Y2 JP H0338711Y2
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、水中探知用ソーナにより探知され
た特定方向(方位、テイルト角により決定され
る)の水中探知信号を船の進行方向及び深度方向
を基準とする表示器上に経時的に表示する装置に
関する。
水中探知用ソーナの種類としては所定のテイル
ト角方向の全周を傘状に探知するもの、所定の角
度巾を扇状に探知するもの、又所定方向にペンシ
ルビームを送波して探知するもの等が一般的で、
これらの探知信号の表示形態は方位認識の容易性
から主としてPPI方式が採用されている。ところ
で、連続的に得られた探知信号を経時的に表示す
ると魚群や海底状態の認識が容易になるという特
徴に鑑みて上記ソーナの探知信号の内の所望する
方向からの探知信号について前記経時的表示を併
記させ、PPI方式の不足機能を経時的表示により
補なう技術がある(特願昭56−157196号(特公昭
62−037348号))。すなわち、上記技術はラスタ走
査を行わす表示器上においてPPI方式の他に船の
進行方向(Y軸)及び深度方向(X軸)を基準と
する経時的表示方式を採用したものである。
ところが、係る経時的表示においては、探知方
向が一般に斜め下方向であるにも拘らずその探知
信号をX軸方向に表示するから、その表示画像の
みからは探知方向情報は何等得られない。
この考案は上記に鑑みてなされたもので、上記
探知方向をX−Y平面に投影した場合に得られる
角度情報に基づいて経時的表示を行わす装置を提
供するものである。
以下、図面を参照して説明する。
第1図は探知方向のX−Y平面への投影を説明
するための図である。尚、便宜上、深度方向をX
軸、船の進行方向をY軸、船の横方向をZ軸と称
する。今、経時的表示を所望する信号の探知方向
が船首方向(Y軸)から水平方向にθ、垂直方向
にで決定されるOP方向であるものとするとき、
X−Y平面への投影による点Sの座標(x,y)
は、 x=rsin …(1) y=rcos・cosθ …(2) 但し、rはOPの距離 次に、第2図は上記探知方向の信号を、後述の
メモリの各番地へ書込む際の形態を示すもので、
同図イは自船より前方側の探知表示を行わす場
合、ロは後方側の探知表示を行わす場合である。
上記メモリはX−Y平面上の実際点(x,y)
に番地が対応しており、Y軸方向にn列、X軸方
向にm行の記憶容量を有している。
さて、第2図イの場合、送波毎の探知信号の書
込線は点aを始点、点bを終点とする直線として
表わす。そして、点aの列番地をYaとする。又、
点bに対応する実際位置を(xb,yb)及び距離を
rbとすると、xb=XDであるから、前記(1)式は、 rb=XD/sin …(3) (3)式を(2)式に代入して、 yb=X′D/tancosθ …(4) 更に、Yaは Ya/yb=(n−1)/YD …(5) の関係を有するから、(4),(5)式より Ya=XD/YDcosθ/tan(n−1) …(6) 但し、XD、YDはメモリに書込まれる深度及び
進行距離の範囲の実際値である。
と表わせ、この結果書込線のため番地〔X,Y〕
は、 Y=−Ya/m−1X+Ya=−(n−1)/(m−1)
XD/YDcosθ/tanX+XD/YDcosθ/tan(n−1)
…(7) となる。
第2図ロの場合も書込線の始点をC、終点をd
とする直線として表わされ、このとき点dの列番
地をYdとおく(但し、説明の便宜上、Yd=Ya
としておく)と、書込線のための番地〔X,Y〕
は Y=Ya/m−1X=−(n−1)/(m−1)XD/YD
cosθ/tanX…(8) と表わされる。
第3図はこの考案の一実施例を示す回路図で、
図中、1は水中探知用ソーナ本体である。2は後
述するごとく探知信号を所定時間間隔でピークホ
ールドするホールド回路である。このホールド回
路2にはペンシルビームの送波に基づく場合はそ
の探知信号が直接時系列的に送入され、又広範囲
探知の内の所望方向の探知信号のみの場合は前述
の出願(特願昭56−157196(特公昭62−037348
号))に係る発明に示す如く方位ゲート信号に基
づいて取り出された当該所望方向の信号のみが間
欠的に送入されることとなる。本実施例ではホー
ルド回路2に送入される探知信号として、前述し
た方位角θ、テイルト角からの受信信号とす
る。そして、ホールド回路2から送出された信号
は次段のバツフアメモリ3,4に一旦書込まれ
る。このバツフアメモリ3,4はm(行)×1(列)
の記憶容量を有している。そして、この記憶内容
はm(行)×n(列)の記憶容量を有する主メモリ
5に移され、更に読出されてX−Yラスタ走査を
行う表示器6上に表示される。尚、上記表示器6
はソーナ本体1内の表示器を併用しても良いし、
又独立に設けても良い。
上記方位角θ、テイルト角情報は水中探知ソ
ーナ1の送受信部若しくは制御部(図示せず)か
らインターフェイス7に導かれる。これは上記ソ
ーナ本体1がペンシルビーム送波方式の場合であ
つて、前述の傘状又は扇状の送波方式にあつては
テイルト角のみソーナ本体1側から導かれ、方
位角θは操作者が、例えば方位設定器(図示せ
ず)等により任意に設定できるようになされてい
る。この設定角θは同時にソーナ本体1側にも導
かれ、探知信号取り出しのための前記方位ゲート
の形成に使用される。更に、上記扇状送波方式に
あつては扇形の中心方向θ0,θ0方位におけるテイ
ルト角0及び上記設定方位θより、そのθ方向
におけるテイルト角はtan-1cos(θ−θ0)tan0
と表わせることから、インターフェイス7に導か
れる情報としては方位角θ及びテイルト角とな
る。従つて、テイルト角を前記の如く演算する
演算回路がインターフェイス7の前段に必要とさ
れ若しくは後述する中央演算処理装置8(以下、
CPUという)により演算されることとなる。尚、
このときのソーナ本体1からの探知信号の取り出
しのための方位ゲートは、例えば(θ−θ0)に基
づいて形成される。又、船に装備された航法計器
又は超音波を用いた船速計9からの船速データも
同様にインターフェイス7に導かれる。10,1
1は主メモリ5への探知信号書込時の深度XD
進行距離YDなる記憶域を設定するための設定回
路で、設定値XD,YDは同様にインターフェイス
7に導かれる。このように、インターフェイス7
に導かれる各種データはCPU8に送り込まれて
予め定められた前記(7)式及び(8)式、その他後述の
演算プログラムに基づいて種々の演算処理を施こ
され、再びインターフェイス7を介してその結果
を要求する各回路へ送出される。
上記において、以下説明する。
(1) バツフアメモリ3,4への書込 ホールド回路2におけるホールド動作は所定周
期のパルスによりなされ、このホールドパルスは
ソーナ本体1側から送入される。すなわち、ペン
シルビーム送波方式の場合はソーナ本体1内での
探知信号のサンプリング周期と同一若しくは一般
に任意でよく、逆に方位ゲートにより信号が取り
出される場合は方位ゲートの発生と同期させなけ
ればならない。而して方位ゲートの発生期間内の
取り出し信号はホールド回路2によりホールドパ
ルスの1周期間ホールドされるから、あたかも当
該方位からの探知信号の如く連続して得られる。
さて、12は予め定められた基準周囲Tでクロ
ツクパルスを送出するクロツクパルス発生回路
で、このクロツクパルスは分周回路13に送入さ
れる。ところで、X軸方向においては探知信号の
取り込みは水中音速をvcとすれば2rb/vc、すな
わち、2XD/vcsin毎になされればよい。従つ
て、分周回路13において、基準周期Tのクロツ
クパルスを2XD/Tvcsin分周すれば分周出力と
して周期2XD/vcsinの分周パルスを得ることが
できる。すなわち、CPU8は上記演算を実行し
てその結果値を分周回路13に導き分周比として
機能させる。そして分周パルスは書込カウンタ1
4に送入されて計数され、バツフアメモリ3,4
の書込番地として用いられる。書込カウンタ14
は0乃至m−1まで計数動作を行い、ソーナ本体
1からの送信トリガパルスにより最終計数値m−
1が0にリケツトされる如くなされている。又、
上記送信トリガパルスはフリツプフロツプ(以
下、F.Fという)15にも送入され、出力側を交
互に高,低レベルに変化させる。この交互の高低
レベルの変化により切換回路16及び17が切換
えられる。例えば図示の如く、書込カウンタ14
の計数値がバツフアメモリ4に送入されている
時、すなわちホールド回路2の出力信号がバツフ
アメモリ4へ書込まれている時は、バツフアメモ
リ3側が主メモリ5に接続される如く切換えが行
われている。このようにして、バツフアメモリ
3,4には深度XDまでの探知信号がXD/m毎に
サンプリングされて書込まれている。
(2) バツフアメモリ3,4からの読出及び主メモ
リ5への書込 バツフアメモリ3,4からの読出と主メモリ5
への書込はX軸カウンタ18により同期して行わ
れる。そこで、先ず読出について説明する。
19は分周回路13からの分周パルス周期より
も予め短かく設定された周期でクロツクパルスを
送出するクロツクパルス発生回路で、このクロツ
クパルスはX軸カウンタ18で計数されて、図示
の如くF.F15により切換回路16を経てバツフ
アメモリ3に送入され、バツフアメモリ3の読出
番地を指定する。尚、この間信号の書込はバツフ
アメモリ4に行われている。X軸カウンタ18は
0乃至m−1までの計数動作を連続して行うカウ
ンタで、後述の分周回路20からの分周パルスに
より強制的に0にリセツトされる如くなされてい
る。又、計数値がm−1に一致する毎に一致パル
スを送出している。この一致パルスの機能に関し
ては後で詳述する。
次に主メモリ5への書込について説明する。
Y軸方向においては探知信号の書込みは番地1
列につき1送波の探知信号とすると船速計9の検
出値vのときYD/(n−1)v毎になされれば
よい。従つて、分周回路20において、基準周期
TのクロツクパルスをYD/(n−1)vT分周す
れば分周出力として周期YD/(n−1)vの分
周パルスを得ることができる。すなわち、CPU
8は上記演算を実行してその結果値を分周回路2
0に導き分周比として機能させる。このような動
作を行わすための分周回路20及び13として、
例えば任意に初期値設定可能なダウンカウンタ
で、計数値が0に一致する毎に一致パルス(分周
パルス)が送出される方式のものが考えられる。
尚、D−A変換回路21、F.F22、切換回路2
3,24,25及び消去信号発生回路26から成
る消去回路部の動作については後述するものと
し、今、説明の便宜上切換回路24,25は共に
図示の状態にあるものとする。
主メモリ5への書込みのためのX軸方向の書込
番地はX軸カウンタ18からの計数値がそのまま
用いられる。しかしながら、この書込は(7)式若し
くは(8)式に基づいてなされなければならない。そ
こで、X軸カウンタ18の出力計数値Xは切換回
路24を介して乗算回路27へ送入される。この
乗算回路27はCPU8で演算され、インターフ
エイス7から送出された値−(n−1)XDcosθ/
(m−1)YDtanを前記値Xと乗算して(7)式の第
1項若しくは(8)式を求める。更に、28は乗算回
路27の出力値と後述するインターフェイス7か
らの送出値及びY軸カウンタ29の計数値を加算
する加算回路である。上記インターフェイス7か
らの送出値とは、cosθ≧0、すなわち、前方側探
知の場合は(7)式の第2項の値であり、cosθ<0、
すなわち後方側探知の場合は0(なぜなら、(8)式
は第1項のみ)をいい、CPU8により演算され
る。又、Y軸カウンタ29はn−1乃至0までを
計数する減算カウンタで、分周回路20からの分
周パルス送出毎にその計数値が1ずつ減算され
る。そして、計数値0の次はn−1に変化する如
くなされている。従つて、主メモリ5に書込むた
めの書込番地は分周回路20からの分周パルス送
出毎に書込列(正確には列ではなく、(7)式又は(8)
式で表わされる斜直線)が列方向に1番地分ずつ
Y軸方向と反対の方向に移動される。そして、加
算回路28の計数容量をnとすれば、主メモリ5
に書込まれる探知信号としては(7)式又は(8)式で表
わされる斜直線のn個分となる(第4図参照)。
更に、より明確化のために説明すれば、上記n個
分の斜直線において、その内の1本の斜直線の書
込はn回前の分周パルス(分周回路20からの)
により指定された斜直線上の記憶内容を更新しつ
つ新たな書込がなされる。
このようにして、分周パルスn回分に基づく所
定の探知信号が主メモリ5に書込まれる訳である
が、この書込動作のみでは信号を前記X−Yラス
タ走査の表示器6上に表示した際に下記の欠点を
生ずる。すなわち、第2図により説明すれば、同
図イの場合、今、最新の分周パルスによる書込が
斜直線a′b′上でなされたとすると、表示は点b′に
対応するY番地目からY軸方向に順次行われる。
しかし、図中、斜線で示す部分の記憶内容は最も
古い時間帯に含まれる信号であるにも拘らず、表
示面上の最前列に現われることとなる。このため
最新信号からの表示を実現するためには係る斜線
部分の記憶内容を予め又は読出時に消去する必要
が生ずる。
これは、次のように書込時にて行う。
斜直線a′b′上を点a′から書込を開始し、点b′で
終了すると同時にこの点b′に対応するY番地の値
にてXを0乃至m−1まで変化させ、この期間レ
ベル0の消去信号を書込ます。このような斜直線
の書込とX軸方向の消去動作を順次繰り返すこと
により斜線部内を無信号とすることができる。
同様にロの場合は斜直線c′d′上に書込みがなさ
れると同時に点c′に対応するY番地の値にてXを
0乃至m−1まで変化させ、この期間レベル0の
消去信号を書込ます。この動作を繰り返す結果、
斜線部内を無信号にすることができる。
以下、この点につき回路上で説明する。
21はインターフェイス7からのcosθ≧0のと
き1、cosθ<0のとき0なる値を高ベル、低レベ
ルの信号に変化するD−A変換回路で、このD−
A変換回路21によりcosθ≧0のときは切換回路
23は値(m−1)側に接続され、cosθ<0のと
きは値0側に接続される。上記値m−1及び0は
予め数値発生器(図示せず)等により送出されて
いる。22は分周回路20からの分周パルスによ
り高レベルに変化せしめられ、X軸カウンタ18
からの前述の一致パルスにより低レベルに変化せ
しめられるF.Fで、切換回路24を駆動し、高レ
ベル期間中はX軸カウンタ18と乗算回路27を
接続させ、低レベル期間中は切換回路23と乗算
回路27を接続する如くなられている。従つて、
分周パルスが送出された直後からはX軸カウンタ
18の計数値が乗算回路27へ導かれるから前述
したような書込が行われる。そして、この書込が
終了すると、すなわちX軸カウンタ18の計数値
がm−1に一致するとF.F22は低レベルを送出
し、切換回路24を切換える。そして、値(m−
1)又は0の一方を乗算回路27に導く。この結
果、次の分周パルスの発生までのY軸カウンタ2
9の計数値が変化しない期間、加算回路28は一
定のY番地を指定するから、主メモリ5の書込番
地(実際には消去のための指定番地)としては、
Y列目のX番地0乃至m−1までとなる。この指
定はX軸カウンタ18が次にm−1に一致した時
点で停止する構成としても良く、本実施例の如く
次の分周パルスの送出までの間行わせても良い
が、いずれにしてもX軸カウンタ18の計数速
度、すなわちクロツクパルス発生回路19のクロ
ツクパルス周期は分周回路20の分周パルス1周
期間に常時少くとも書込のためのm個と消去のた
めのm個の計2m個発生する如く予め周期が設定
されている。切換回路25は切換回路24と連動
して切換わり、F.F22が低レベル期間中に消去
信号発生回路26からのレベル0の消去信号を主
メモリ5に導く。係る回路構成において () 第2図イの場合(cosθ≧0) 分周回路20からの分周パルスにより、F.F2
2は高レベル出力を送出し切換回路24,25を
図示(第3図)の如く切換える。この状態で、X
軸カウンタ18は出力計数値を0乃至m−1まで
変化させ、この結果X軸カウンタ18と加算回路
28の出力値により指定される書込番地にバツフ
アメモリ3又は4の一方からの信号が主メモリ5
に書込まれる。この書込位置を今、斜直線a′b′と
する。
X軸カウンタ18の計数値がm−1に一致する
と一致パルスによりF.F22は低レベルに変化さ
れ切換回路24,25を逆に切換える。又、cosθ
≧0より切換回路23は値(m−1)を通過さ
せ、更に切換回路24を介して乗算回路27に導
く。すなわち、加算回路28は点b′に対応するY
番地を指定する。係る状態でX軸カウンタ18が
出力計数値を0乃至m−1まで変化させることに
より上記Y番地の1列分が指定される。そして、
この指定された1列分にレベル0の消去信号が書
込まれることにより、当該番地内の記憶内容が消
去される。
係る動作は次に分周パルスが送出されてF.F2
2が高レベルを送出すると共にX軸カウンタ18
の計数値が0にリセツトされるまで継続する。そ
して、分周パルス毎に係る動作を繰り返すことに
より斜線部分の記憶内容を消去した状態にするこ
とができる。
() 第2図ロの場合(cosθ<0) 基本的な動作は前述と同様であるが、消去すべ
きY番地の1列分が点d′の対応するY番地ではな
く点c′の対応するY番地であるという点で相違す
る。従つて、乗算回路27には値0が導かれるこ
ととなり、これにより点c′に対応するY番地の指
定がなされる。
以上、(),()の消去動作を実行すること
により表示の際の前記不具合を解消することがで
きる。
(3) 主メモリ5からの読出及び表示 主メモリ5の記憶内容の表示器6への読出表示
は縦方向掃引により実行される。すなわち、先ず
表示器6の右端列のX方向0乃至m−1行までの
掃引が行われ、次にその左側列という如く行わ
れ、n列分の掃引が行われると復び右端列に復帰
する。
さて、30は上記縦方向の表示読出のための番地
指定を行うX軸カウンタで、クロツクパルス発生
回路31から送出される予め定められた周期パル
スを0乃至m−1まで加算計数することにより上
記読出番地が形成される。そして、上記計数値m
−1は垂直同期パルス発生回路32からのX軸方
向一掃引毎に送出される同期パルスにより0にリ
セツトせしめられる。上記同期パルスはX軸偏向
回路33に送入されて表示器6上で前記X軸方向
の掃引を実行させると共にY軸カウンタ34に送
入される。Y軸カウンタ34は上記同期パルスを
0乃至n−1まで加算計数し、この出力計数値は
後述する如く主メモリ5のY軸方向の読出番地を
指定する基本計数値として働く。又、上記計数値
がn−1から0にリセツトされる毎にY軸偏向回
路35へパルスを送出して表示器6上で経時方向
の掃引が実行される。上記Y軸カウンタ34の出
力数値は加算回路36を介して形成される数値が
読出番地として作用することとなる。加算回路3
6の他の入力端にはY軸カウンタ29の出力計数
値が導入される結果、記憶内容の読出は最新の探
知信号より順次古い方向に行われることになる。
尚、加算回路36の計数容量はnとする。このよ
うにして得られたX軸カウンタ30及び加算回路
36からの出力数値が切換回路37を介して主メ
モリ5に導かれることにより読出が行われる。上
記切換回路36の切換はクロツクパルス発生回路
31からの波形率1/2のクロツクパルスの半周期
毎になされる。
以上説明した如く、この考案によれば表示画像
内に探知方向情報が含まれているから、画像の認
識、更には実際の水中状況の把握に極めて便利で
ある。
尚、表示器6がソーナ本体1の表示器(図示せ
ず)である場合には、 (1) 読出表示のための回路と併用し、ソーナ本来
の探知信号と本考案に基づく探知信号とを所定
の表示列で切換えて表示器6へ導く方式、又は (2) 読出表示回路を個々に設けて、例えばソーナ
本体1側の読出表示回路内(図示せず)で列番
地の指定を(n+1)列目から行わす如き方式 により併記が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、探知方向のX−Y平面への投影を説
明するための幾何学図である。第2図及び第4図
は、探知信号の主メモリ5への書込状態を説明す
るための図である。第3図は、この考案の一実施
例を示す回路図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 水中探知ソーナ装置から、探知方位θ、テイル
    ト角の探知信号を抽出して経時的表示する水中
    探知信号の経時表示装置において、 m個の容量を有する第1及び第2の記憶回路
    と、 上記抽出探知信号を第1,第2の記憶回路に送
    波毎に交互に切換えて導く第1の切換手段と、 上記第1,第2の記憶回路への信号の記憶を表
    示深度をm等分して記憶する記憶制御手段と、 m行n列の容量を有する主メモリと、 第1又は第2の記憶回路の非記憶動作にある記
    憶回路の記憶内容を上記主メモリに導く手段と、 表示のための深度XD及び進行距離YDを設定す
    る設定器と、 船速vを計る船速計と、 上記第1又は第2の記憶回路から主メモリへの
    書込みのための番地を行方向にX、列方向にYと
    するとき、 Y=−(n−1)XDcosθ/(m−1)YDtanX+k
    …(1) 但し、 X=0,1,2, …m−1 k=0,1,2, …n−1 の勾配を有して書込みを行わし、且つ(1)式のkが
    YD/(n−1)v周期で変化する書込番号指定
    手段と、 上記主メモリの記憶内容を消去する消去信号発
    生回路と、 上記(1)式に基づく主メモリへの書込の前後いず
    れか一方の一定時間主メモリと上記消去信号発生
    回路とを切換接続する第2の切換手段と、 上記切換接続状態の一定時間内において、 cosθ≧0のときは前記(1)式のXに(m−1)を
    代入して決定される列番地の1列分に上記消去信
    号を書込み、 cosθ<0のときは前記(1)式のXに0を代入して
    決定される列番地の1列分に上記消去信号を書込
    む消去信号書込回路と、 主メモリの記憶内容をX−Yラスタ走査方式で
    読出す読出回路と、 該読出された信号を上記読出回路と同期するX
    −Yラスタ走査で対応して表示する表示器とを具
    備して成る水中探知信号の経時表示装置。
JP12294182U 1982-08-12 1982-08-12 水中探知信号の経時表示装置 Granted JPS5927482U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12294182U JPS5927482U (ja) 1982-08-12 1982-08-12 水中探知信号の経時表示装置

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JP12294182U JPS5927482U (ja) 1982-08-12 1982-08-12 水中探知信号の経時表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5927482U JPS5927482U (ja) 1984-02-20
JPH0338711Y2 true JPH0338711Y2 (ja) 1991-08-15

Family

ID=30280817

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12294182U Granted JPS5927482U (ja) 1982-08-12 1982-08-12 水中探知信号の経時表示装置

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JP (1) JPS5927482U (ja)

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Publication number Publication date
JPS5927482U (ja) 1984-02-20

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