JPH0338593Y2 - - Google Patents

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JPH0338593Y2
JPH0338593Y2 JP1982112312U JP11231282U JPH0338593Y2 JP H0338593 Y2 JPH0338593 Y2 JP H0338593Y2 JP 1982112312 U JP1982112312 U JP 1982112312U JP 11231282 U JP11231282 U JP 11231282U JP H0338593 Y2 JPH0338593 Y2 JP H0338593Y2
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JP
Japan
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electromagnetic coil
refrigerant
flow path
positive temperature
temperature characteristic
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JP1982112312U
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JPS5916952U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の分野 本考案は冷凍サイクル中の冷媒の流路を変更す
る流路制御装置に関する。
(ロ) 背景及び背景技術の問題点 従来比種冷凍サイクルに於いては冷凍サイクル
を流れる冷媒の流路を制御する際には配管中に電
磁コイルによつて動作せられる弁を流路制御装置
として挿入している。この電磁コイルが吸着する
時には通常比較的大なる電流を必要とする為電磁
コイルには動作中吸着時に必要な比較的大なる電
流が流れるので消費電力が大きく、又、この大電
流によつて電磁コイルが発熱するので、この熱が
配管に伝達され冷媒を加熱して冷凍サイクルの冷
却効率が低下する欠点を有していた。
(ハ) 考案の目的 冷凍サイクル中で使用される電磁式流路制御装
置の電磁コイルの消費電力を減少せしめると共に
発熱を抑えた冷媒流路制御装置を提供する事にあ
る。
(ニ) 考案の概要 本考案は電磁コイルが吸着時には比較的大なる
電流を必要とし、その後保持電流は比較的小なる
電流でよい点に着目し、電磁コイルに正温度特性
サーミスタと保持電流設定用の固定抵抗との並列
回路を直列接続し、常温での正温度特性サーミス
タと固定抵抗の合成抵抗値を電磁コイルの吸着時
に必要な電流が電磁コイルに流れる値とし通電後
の正温度特性サーミスタの自己発熱による抵抗値
の増大によつて通電から少許経過後は実質的に固
定抵抗のみが電磁コイルに接続さる様にし、電磁
コイルの吸着後は比較的小なる保持電流が流れる
様構成したものである。
(ホ) 考案の実施例 第1図は実施例である冷蔵庫Aの側断面図を示
している。冷蔵庫Aの庫内は仕切壁1によつて上
下に冷凍温度に維持される冷凍室2と氷点以上に
制御される冷蔵室3とに区形されている。4は仕
切壁1と冷凍室底板5との間に形成された冷却室
6に設置される主冷却器である。7は主冷却器4
により冷却された空気を循環する送風機で冷凍室
2へは前面より、冷蔵室3へは冷気通路8を降下
して図中矢印の如く送られる。9は冷蔵室3内の
温度を感知して冷蔵室3への冷気吐出口の開口面
積を変化せしめるダンパーサーモである。10は
冷凍室2内に棚状に設けられる補助冷却器であ
り、11は冷凍サイクルに含まれる電動圧縮機、
12は同じく凝縮器である。
第2図は冷凍サイクルの冷媒回路を示しており
電動圧縮機11から吐出された冷媒は凝縮器12
に流入する。凝縮器12は蛇行状に屈曲された配
管に多数の放熱フインを固定したもので、ここで
高温冷媒は放熱して凝縮される。凝縮器12を経
た冷媒は流路制御装置としての三方電磁弁13に
達する。三方電磁弁13の一方の出口は第1キヤ
ピラリチユーブ14を経て補助冷却器10へ接続
し、補助冷却器10は主冷却器4へ接続される。
三方電磁弁13の他方の出口は第2キヤピラリチ
ユーブ15を経て主冷却器4へ接続され主冷却器
4を経た冷媒は電動圧縮機11に吸入される。こ
こで三方電磁弁13は非通電状態で冷媒を第2キ
ヤピラチユーブ15へ流し通電されて冷媒を第1
キヤピラチユーブ14へ流すものとする。
第3図は本考案の概略電気回路を示している。
16は例えば冷凍室2内温度を感知して電動圧縮
機11のモータ11Mの運転を制御するサーモス
タツトである。17は切換スイツチで通常はサー
モスタツト16に接続される接点bに閉じてお
り、セツトによつてサーモスタツト16の電源側
に接続される接点aに切換わる。18は切換スイ
ツチ17のセツトと共に閉じる常開スイツチで一
端をサーモスタツト16の電源側に接続される。
13Aは三方電磁弁13の動作用電磁コイルであ
る。19は正温度特性サーミスタであり温度が上
昇するとそれに応じて抵抗値の増加する半導体素
子で常温では非常に低抵抗値であるが、温度がキ
ユーリー点である例えば80℃等の(T℃)に達す
ると急激に増大し例えば数十万倍にも達するもの
である。20は正温度特性サーミスタ19と並列
に接続される固定抵抗であり、前述の正温度特性
サーミスタ19との合成抵抗特性を第4図に示
す。この並列回路と電磁コイル13Aが直列に常
開スイツチ18に接続される。正温度特性サーミ
スタ19と固定抵抗20は冷凍サイクルからの温
度影響を避ける様庫外適所に設けられた図示しな
い電装箱内に収納される。ここで電磁コイル13
Aは動作して三方電磁弁13内の図示しない移動
桿を吸着する瞬間は比較的大なる電流を必要とす
るが吸着後はその約1/2等の小なる保持電流で良
い。従つて正温度特性サーミスタ19の無い場合
に常開接点18を閉じた時に電磁コイル13Aを
流れる電流が前述の保持電流となる様固定抵抗2
0の抵抗値を設定しておく。即ち第4図のキユー
リー点T℃以降の抵抗値は略固定抵抗20の抵抗
値に等しくなる。
次に動作を説明する。今、通常の冷却状態では
切換スイツチ17は接点bに閉じており、又、常
開スイツチ18も開いている。この時三方電磁弁
13は冷媒を第2図中実線矢印の如く第2キヤピ
ラリチユーブ15から主冷却器4に流入せしめて
いる。従つて庫内はサーモスタツト16によつて
制御され主冷却器4からの冷気を送風機7にて循
環して冷却されている。この状態で冷凍食品の凍
結や製氷を短時間で達成せしめる必要が生じた場
合にはそれらの物品を冷凍室2内の補助冷却器1
0上に載置して切換スイツチ17をセツトする。
これによつて接点aへ切り替わると共に常閉スイ
ツチ18が閉じ、電動圧縮機11のモータ11M
と送風機7のモータ7Mがサーモスタツト16に
無関係に連続運転される。又、この時正温度特性
サーミスタ19の温度も常温であるからその抵抗
値は非常に小さく正温度特性サーミスタ19と固
定抵抗20による合成抵抗値は殆ど無視出来電磁
コイル13Aには吸着に必要な比較的大なる電流
が流れて第2図の流路が図中点線矢印の方向へ切
り替わる。これによつて凝縮器12にて放熱して
凝縮された液冷媒は三方電磁弁13を経て第1キ
ヤピラリチユーブ14にて減圧されて補助冷却器
10に流入して一部蒸発した後主冷却器4に流入
し蒸発して電動圧縮機11に戻る即ち補助冷却器
10上の部品は補助冷却器10からの直接冷却と
主冷却器4からの冷気による間接冷却によつて急
速に冷却され凍結せられる。これによつて物品の
急速冷凍、急速製氷が達成される。この後任意時
刻に於いて切換スイツチ17のセツトを解けば接
点bに復帰して電動圧縮機11のモータ11Mの
強制運転は解かれ常開接点18が開いて電磁コイ
ル13Aへの通電が解かれて三方電磁弁13が冷
媒を第2キヤピラリチユーブ15へ流れる様にな
り冷蔵庫Aは通常の冷却運転状態に戻る。ここで
電磁コイル13Aに通電された当初は正温度特性
サーミスタ19は非常に低抵抗値を示しており従
つて電磁コイル13Aに流れる比較的大なる電流
は殆ど正温度特性サーミスタ19に流れる。この
電流によつて正温度特性サーミスタ19は自己発
熱して温度が上昇して行き、常開接点18が閉じ
てから少許時間経過後にT℃に達し正温度特性サ
ーミスタ19の抵抗値が急激に増大し、それによ
つて固定抵抗20と正温度特性サーミスタ18と
の合成抵抗値は増大して結果的に固定抵抗20の
みが実質的に電磁コイル13Aに接続される形と
なつて電流値は約1/2となり電磁コイル13Aに
は保持電流のみが流れる様になる。これによつて
三方電磁弁13の消費電力が抑えられ、又、電磁
コイル13Aの発熱量も少なくなる。
(ヘ) 考案の応用例 本考案は実施例の如き冷蔵庫に限らず他の冷凍
装置或いは他の冷凍サイクルに種々適用可能であ
る。更に実施例では三方電磁弁に適用したが冷媒
の流通を遮断する一般的な二方電磁弁であつても
何等差支えないものである。
(ト) 効果 本考案によれば冷凍サイクル中に用いられ冷媒
の流路を制御する電磁式流路制御装置の消費電力
を削減出来るので節エヌルギを達成すると共に電
磁コイルの発熱量も減少しこの発熱が配管に伝達
されて冷媒が加熱されて冷凍サイクルの冷却効率
が低下する事を防止出来る等の実用的効果を発揮
する。特に、流路制御装置は冷凍サイクルの凝縮
器下流側の比較的温度の低い位置に接続したの
で、電磁コイルの非常電時に正温度特性サーミス
タの抵抗値を十分低い値に維持でき、電磁コイル
の吸着時に必要な電流を容易に確保できる。従つ
て、並列抵抗の存在と合わせ、電磁コイルの吸着
から保持に渡る一連の動作が確実となる等実用的
効果の大なるものである。
【図面の簡単な説明】
各図は本考案の実施例を示すもので、第1図は
冷蔵庫の側断面図、第2図は冷媒回路図、第3図
は概略電気回路図、第4図は正温度特性サーミス
タと固定抵抗との合成抵抗の特性図である。 13……三方電磁弁、13A……電磁コイル、
19……正温度特性サーミスタ、20……固定抵
抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷凍サイクル中の凝縮器と冷却器の間の配管に
    接続され、該冷凍サイクルを流れる冷媒の流路を
    制御する電磁式の流路制御装置と、該流路制御装
    置を動作する電磁コイルと、該電磁コイルと電源
    に対して直列に接続される正温度特性サーミスタ
    と、該正温度特性サーミスタと並列に接続され前
    記電磁コイルの所定の保持電流を設定する抵抗と
    から成る冷媒流路制御装置。
JP11231282U 1982-07-23 1982-07-23 冷媒流路制御装置 Granted JPS5916952U (ja)

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JP11231282U JPS5916952U (ja) 1982-07-23 1982-07-23 冷媒流路制御装置

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JP11231282U JPS5916952U (ja) 1982-07-23 1982-07-23 冷媒流路制御装置

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Publication Number Publication Date
JPS5916952U JPS5916952U (ja) 1984-02-01
JPH0338593Y2 true JPH0338593Y2 (ja) 1991-08-14

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62169396U (ja) * 1986-04-16 1987-10-27

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5919256Y2 (ja) * 1979-01-31 1984-06-04 株式会社東芝 冷凍サイクル
JPS5667707U (ja) * 1979-10-29 1981-06-05

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JPS5916952U (ja) 1984-02-01

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