JPH0338442A - ３面鏡サイドミラー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）（産業上の利用分野） 本発明は自動車輌に用いる１枚のサイドミラーに関し、
特に死角をなくし自動車事故を防止する３面鏡サイドミ
ラーに関する。

（Ｏ）（従来の技術〉 近時において、トラック、クレーン車、ダンプ車等は極
めて大型化され運転席が高くなったことと、運転席が右
側にあることから車の左前方の直下が見えないため、従
来から左側のサイドミラーとして取り付けられているバ
ックミラーの他に前方下部を見るために第２図に示すよ
うなアンダーミラーを取り付けるようになった。同図に
おいて１は左側面と後方を見るためのバックミラー、２
はややその上部に取り付けられ、前下方を見るための凸
面鏡で作られているアンダーミラーである。

ところが近時大型車で発生する事故の大半は、大型車が
左折時に横断中の歩行者或は自転車を巻き込み或は引っ
掛けるという事故である。

これは前記のように座席が高いことと、運転席が右側に
あることにより左下方が死角中に入るからである。これ
がため、行政指導によって第３図及び第４図に示すよう
にアンダーサイドミラーの取り付けが義務付けられるよ
うになった。第３図、第４図において、第２図と同等の
部分には同一の符号を付しである。

図中、３は左側面の下方を見るために設けたサイドアン
ダーミラーである。

〈ハ〉（発明が解決しようとする問題点）ところが、第
３図、第４図に示すサイドミラーは、３個のミラーによ
り死角を防止するという利点があるが、死角をなくすた
めには３個のミラーを瞬間的に略同時に見る必要がある
。併し、左折時僅かな瞬間的時間にバックミラー１、ア
ンダーミラー２及びサイドアンダーミラー３の３個の離
れて取り付けられたこれらミラーを同時に瞬間的に見る
ことは困難である。又、高速道路上で後方の車が追い起
こを駆けた場合（例ば時速８０ｋｍとすると秒速２２ｍ
）において・、僅か数秒の時間で追越型は右後方に到達
するが、この場合左側にある３個のミラーで左を監視し
ながら右後方に来る追越型に対しても注意するのはこれ
も困難なことである。

（この場合には運転台の前方左右のサイドに装着すれば
右後方或は側面からの追越車輌に対しても効果的である
）よって本発明は上記の欠点に鑑みてなされたものでご
その目的は前下方、左側方及び左下方を瞬間的に目視見
渡することのできる３面鏡のサイドミラーを実現するこ
とにある。

（二〉（問題点を解決するための手段）前記の問題点を
解決する本発明は、ハンドル位置の反対側に取り付ける
自動車輌のサイドミラー第１図において、側面後方を見
るための主たる鏡面であるバックミラー１１に下方及び
側面と側面下方の死角を目視見渡し得るよう前記バック
ミラー１１の下方及び側方部の双方に設ける適度の傾斜
角度は５度乃至５０度の範囲内で鏡面を設けたことを特
徴とする３面鏡のサイドミラーである。

（ホ）（作用〉 主たる鏡面のバックミラー１１により取り付は側面の後
方を看視し、或はバックミラーの下方に設けられた鏡面
では前下方を看視し、側方に設けられた鏡面では側面並
にその下方を監視し、上記３か所の方向の障害物、車輌
等を同時に目視観察する。

（へ）（実施例） 以下、第１図面を参照して本考案の実施例を詳細に図に
より説明する。

第１図は本発明の一実施例の左側に取り付けられたサイ
ドミラーの構造図である０本実施例では、右ハンドルの
車輌の左側に取付けたサイドミラーについて述べており
、左ハンドルの車輌用については左と右とを逆にして考
えるものとする。よって第１図において、１０は本実施
例の３面の鏡面を有するサイドミラーである。１１はサ
イドミラー１０の主なる面をなし、主として左後方を監
視するためのバックミラー面である。　１２は車体の前
下方を監視するためにのアンダーミラー面、１３は同じ
車体の左側下方及び後方側面の範囲を広く看視できるサ
イドアンダーミラーであり、これら１２．１３のミラー
を１枚のサイドミラーに統合し１見して被物体を確認で
きるようにした。

次に上記のように構成された実施例の動作を説明する。

サイドミラー１０を車体の左前方に取り付けた時、主と
してバックミラー面１１により左後方を監視するが、前
下方をアンダーミラー面１２により、また左下方をサイ
ドアンダーミラー面１３に反映する視覚面の範囲を適度
の傾斜角度により広くし、死角をなくし被物体を監視す
る。そしてバックミラー面１１゜アンダーミラー面１２
、サイドアンダーミラー面１３は１個のサイドミラー１
０の各面を構成しているので、死角はなくなり一瞬の間
に全ミラー面に映する被物体を確認することができ、左
後方からの車輌の接近、前下方、左下方及び左側方にお
ける歩行者並自転車等すべての物体の確認等を略同時に
行うことができるようになる。

尚、本発明は上記実施例に限定されるものではない、第
１図では鏡面は３面であったが、運転席がさ程高くない
車輌等ではパックミラ−面１１とサイドアンダーミラー
面１３の２面のサイドミラーでもよく、又、実施例では
各面は鈍角で接続される形で示しているが、アンダーミ
ラー１２とサイドアンダーミラー１３は５度乃至５０度
の範囲内にて曲りを持つようにアールをそれぞれバック
ミラーに対し持たせて接続してもよい。なおこの場合前
記有効傾斜角度は約１０度乃至２０度位を理想とする。

（ト）（発明の効果） 以上詳細に説明したように、本発明に係る３面鏡サイド
ミラーによれば、必要に応じて、前下方或は左側方及び
同左下方を１瞬の間に同時にバックミラー面上に被物体
たる車輌等がうつるために早めに看視でき、しかも死角
がないので事故防止に極めて有効的であり、殊に左折時
においては、巻込み事故防止には画期的に役立等本願の
３面鏡ミラーは極めて有効である他死角をなくす角度調
節が簡単にできる等実用上の効果は大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のサイドミラーの楕遣図、第
２図は従来のアンダーミラーを取り付けたサイドミラー
の図、第３図は従来のアンダーミラーとサイドアンダー
ミラーを取り付けたサイドミラーの図、第４図は従来の
アンダーミラーとサイドアンダーミラーとを取り付けた
第３図とは異なるサイドミラーの図である。 １バツクミラー　　　　　　２アンダーミラー３サイド
アンダーミラー　１０サイドミラー１１バツクミラー面
　　　　１２アンダ一ミラー面１３サイドアンダーミラ
ー面

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ハンドル位置の反対側に取り付けた自動車輌のサ
   イドミラー第１図において、側面後方を見るための主た
   る鏡面であるバックミラー１１に下方及び側面と側面下
   方の死角を目視見渡し得るように、前記バックミラー１
   １の下方及び側方部の双方に適度の傾斜角度をもって鏡
   面を設けたことを特徴とする３面鏡サイドミラー。
2. （２）適度の傾斜角度は５度乃至５０度の範囲内である
   特許請求の範囲第１項記載の３面鏡サイドミラー。