JPH0338292B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0338292B2
JPH0338292B2 JP286382A JP286382A JPH0338292B2 JP H0338292 B2 JPH0338292 B2 JP H0338292B2 JP 286382 A JP286382 A JP 286382A JP 286382 A JP286382 A JP 286382A JP H0338292 B2 JPH0338292 B2 JP H0338292B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
epoxy
epoxy resin
amino group
ammonia
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP286382A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58120629A (ja
Inventor
Takeo Yuasa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP286382A priority Critical patent/JPS58120629A/ja
Publication of JPS58120629A publication Critical patent/JPS58120629A/ja
Publication of JPH0338292B2 publication Critical patent/JPH0338292B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Epoxy Resins (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規なエポキシ樹脂組成物に関し、特
に、本発明は良好な機械物性及び耐薬品性を有す
る硬化物を得ることができるエポキシ樹脂組成物
に関する。 従来、エポキシ樹脂組成物を硬化するための硬
化剤として、種々の脂肪族ポリアミン、芳香族ポ
リアミン、及びそれ等の変性品が用いられてい
る。とりわけ、アンモニアとエポキシ化合物とを
反応させて得られる第一級アミノ基を有する化合
物は、エポキシ樹脂と反応して、アミンブラツシ
ングを起さず、すぐれた耐溶剤性を有する硬化物
を与えると云われている。 しかしながら、上記の第一級アミノ基を有する
化合物とエポキシ樹脂とからなる組成物は、これ
を塗料、接着剤などの用途に応用しようとする場
合、硬化速度があまりにも遅く、非常な困難があ
つた。すなわち常温硬化、例えば25℃、7日間の
硬化条件、もしくは80℃、3時間の加熱下でさえ
も、耐熱性は低く、40℃での引張強度は小さく、
伸度は50%を越し、とても実用に供し得なかつ
た。 そこで、上記化合物とエポキシ樹脂とからなる
組成物の硬化性を改良し、その組成物が本来有す
るすぐれた硬化物の物性を発揮させる新たな組成
物の出現が望まれていた。 従来から硬化性の改良には硬化促進剤が適用さ
れている。 アミン系硬化剤の促進剤としては、フエノール
類、アルコール類、3級アミン類、トリフエニル
フオスフアイト等がよく知られている。 本発明者はこれ等の促進剤につき鋭意研究の結
果、上記化合物とエポキシ樹脂との組成物につい
ては、一分子中にフエノール性水酸基と第3級ア
ミノ基をあわせもつ化合物が特に有効であり、フ
エノール類、アルコール類、3級アミン類、トリ
フエニルフオスフアイトは効果が小さいか、又は
ないこと見出し、本発明を完成するに到つた。 すなわち、本発明は (A) エポキシ樹脂と (B) アンモニアとエポキシ化合物とを反応させて
得られる第一級アミノ基を有する化合物と (C) 一分子中にフエノール性水酸基と第3級アミ
ノ基を有する化合物 とを含有するエポキシ樹脂組成物である。 本発明で使用する(A)エポキシ樹脂は公知であ
り、たとえば日刊工業新聞社昭和53年発行、橋本
邦之著、「エポキシ樹脂」第2章に記載されてい
る。このエポキシ樹脂は1分子あたり少なくとも
2個のエポキシ基をもち、分子の残部は炭素鎖ま
たはエーテル結合で中断された炭素鎖からなると
いう特徴を有する。好適なエポキシ樹脂として
は、グリコール、グリセリン、トリメチロールプ
ロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニ
ル)−プロパン、ハイドロキノンのような多価ア
ルコール、多価フエノールをエピハロヒドリンお
よびアルキレンオキシドのようなエポキシドとの
接触反応によつて得られるものがある。これらエ
ポキシ樹脂については米国特許第2592560号明細
書に多数記載されている。さらに詳しくはビスフ
エノールAとエピクロルヒドリンとの反応により
得られ、式 (式中nは0〜約10の平均値をもち好ましくは0
〜3である。) で表わされるエポキシ樹脂、あるいはノボラツク
樹脂とエピクロルヒドリンとの反応で、式 (式中mは0〜約5の平均値をもつ) で表わされるノボラツクエポキシ樹脂等が特に好
適である。 本発明で使用される(B)アンモニアとエポキシ化
合物とを反応させて得られる第一級アミノ基を有
する化合物とは、アンモニアもしくはアンモニア
水にエポキシ化合物を添加することにより得られ
る。こゝで用いられるエポキシ化合物とは、前記
(A)エポキシ樹脂と同一のものが用いられる。これ
に好ましくはビスフエノールAとエピクロルヒド
リンとから得られるエポキシ樹脂とアンモニアと
から得られる次式で表わされる化合物である。 (式中nは前記と同じ) アンモニアとエポキシ化合物の反応は好ましく
は0〜200℃とりわけ20℃〜150℃で、1時間ない
し10日間、常圧下もしくは加圧下例えば10〜25
Kg/cm2の圧力の下で、アンモニア水、もしくはア
ンモニアを過剰に含む溶剤たとえばメタノール、
テトラヒドロフラン、アセトン、ジオキサン等の
アンモニア溶液中に、同様の溶剤に溶かしたエポ
キシ化合物溶液を添加し、攪拌することにより得
られる。 本発明に使用される(C)一分子中にフエノール性
水酸基と第3級アミノ基を有する化合物とは、例
えばジメチルアミノメチルフエノール、2,4,
6−トリス(ジメチルアミノメチル)フエノール
等をあげることができる。 本発明のエポキシ組成物は上記必須成分の他
に、溶剤、充てん剤、顔料、希釈剤などを含むこ
とができる。それ等はたとえば、テトラヒドロフ
ラン、キシレン、トルエン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、イソプロピルアル
コール、n−ブタノール、エチルセロソルブ、コ
ールタール、ガラス繊維、炭素繊維、石炭粉、雲
母、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、二酸
化メタン、カーボンブラツク、ブチルグリシジル
エーテル、フエニルグリシジルエーテル、アリル
グリシジルエーテル等があげられる。これらはい
ずれもその用途たとえば接着剤分野、塗料分野、
土木建築分野、電気分野に応じ有効に用いること
ができる。 以下に本発明の態様を一層明確にするために、
実施例を挙げて説明する。なお、実施例中部とは
重要部を意味する。 実施例中に用いられる(B)アンモニアとエポキシ
化合物とから得られる第一級アミノ基を有する化
合物は参考例に従つて製造された。 参考例 旭化成工業製エポキシ樹脂AER331(ビスフエ
ノールA型、エポキシ当量185〜195)200部を
1500部のアセトンに溶解させ、28%アンモニア水
中へかきまぜながら徐々に加え、そのまゝ室温で
3日間反応を続ける。赤外線吸収スペクトルによ
り、エポキシ基の吸収が認められなくなつたら反
応を停止し、過剰のアンモニア、水およびアセト
ンを減圧下で留去する。更に70〜80℃で減圧下に
よく乾燥する。得られた半固形の化合物(B)はアミ
ン価240〜250、赤外線吸収スペクトルおよび核磁
気吸収スペクトルより第一級アミノ基の存在を確
認した。 実施例 1 旭化成工業製AER331(ビスフエノールA型、
エポキシ当量185〜195)100部、参考例により得
られた化合物(B)60部を15部のテトラヒドロフラン
にとかした溶液および2,4,6−トリス(ジメ
チルアミノメチル)フエノール3部を混合し、ブ
リキ板上に塗布し、25℃で一週間放置した。比較
として、2,4,6−トリス(ジメチルアミノメ
チル)フエノールを除いた組成物を作成した。そ
の結果を第1表に示す。
【表】 実施例 2 実施例1と同様の組成物を作成し、硬化特性及
び80℃、3時間で硬化させた硬化物の物性を測定
した。比較として、溶剤をTHFのかわりにイソ
プロピルアルコール、エチルセロソルブ、促進剤
として、m−クレゾール、トリフエニルフオスフ
アイト、ベンジルジメチルアミンを用いて、同様
の試験をした。その結果を第2表に示す。
【表】
【表】 実施例 3 2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)
フエノールの量を変えた以外は実施例2と同様の
組成物を作成し、80℃、3時間硬化後の40℃にお
ける伸びを測定した。その結果を図面に示す。 実施例 4 旭化成工業製AER661(エポキシ当量450〜500)
100部、参考例で得られた化合物(B)24部、2,4,
6−トリス(ジメチルアミノメチル)フエノール
3部を混合溶剤(キシレン/イソプロピルアルコ
ール/エチルセロソルブ=6/3/1)に固形分
70%になるように溶解した。比較として、2,
4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フエノ
ールを加えない組成物を作成し、硬化性及び25
℃、7日間硬化後の塗膜物性を測定した。その結
果を第3表に示す。
【表】
【表】 以上にみるように、一分子中にフエノール性水
酸基と第3級アミノ基を有する化合物はすぐれた
促進効果を発揮し、常温硬化後の硬化物の耐熱性
を向上させ、しかも、常温硬化するだけで、40℃
でも十分に使用可能な硬化物物性を示し、塗料、
接着剤などに有用である。
【図面の簡単な説明】
図面は、2,4,6−トリス(ジメチルアミノ
メチル)フエノールの含有量と40℃における硬化
物の伸びとの関係を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A) エポキシ樹脂と (B) アンモニアとエポキシ化合物とを反応させて
    得られる第一級アミノ基を有する化合物と (C) 一分子中にフエノール性水酸基と第3級アミ
    ノ基を有する化合物 とを含有するエポキシ樹脂組成物。
JP286382A 1982-01-13 1982-01-13 エポキシ樹脂組成物 Granted JPS58120629A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP286382A JPS58120629A (ja) 1982-01-13 1982-01-13 エポキシ樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP286382A JPS58120629A (ja) 1982-01-13 1982-01-13 エポキシ樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58120629A JPS58120629A (ja) 1983-07-18
JPH0338292B2 true JPH0338292B2 (ja) 1991-06-10

Family

ID=11541206

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP286382A Granted JPS58120629A (ja) 1982-01-13 1982-01-13 エポキシ樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58120629A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58120629A (ja) 1983-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6336331B2 (ja)
CA1311082C (en) Boron trigluoride-poly (alkylene oxide) amine catalysts for curing epoxy resins
US4605765A (en) Novel polyamine
JPS60210624A (ja) 熱硬化性エポキシ樹脂組成物
US4412064A (en) Metal atom containing epoxy resins
JPS63248825A (ja) 遅延硬化型のuv硬化性エポキシ樹脂組成物
EP0786481B1 (en) Reactive accelerators for amine cured epoxy resins
JPH0195176A (ja) エポキシ接着剤
JP3476994B2 (ja) エポキシ樹脂組成物
JP3892270B2 (ja) 一液湿気硬化型可撓性樹脂組成物
DE1099162B (de) Verfahren zur Herstellung von Kunststoffen auf Grundlage von Polyepoxyden
US3945971A (en) Phenyl urea epoxy resin accelerator
US4879414A (en) Polythiols and use as epoxy resin curing agents
JPS62184027A (ja) 湿分硬化性組成物
JPH04356523A (ja) 潜在性エポキシ樹脂硬化剤
JPH0338292B2 (ja)
US4683281A (en) Organophosphite accelerators for epoxide curing
JP3494722B2 (ja) 一液湿気硬化型エポキシ樹脂組成物
EP0339773A1 (en) A modified epoxy resin and process for preparing the same
JP2884149B2 (ja) エポキシ樹脂硬化剤及び一液型エポキシ樹脂組成物
US4927902A (en) Polythiols and use as epoxy resin curing agents
JP3404385B2 (ja) 一液湿気硬化型エポキシ樹脂組成物
JPS6312678A (ja) 接着剤組成物
JP3783462B2 (ja) 活性エネルギー線カチオン硬化性組成物
JPS6030334B2 (ja) 硬化性混合物