JPH0337909B2

JPH0337909B2 -

Info

Publication number: JPH0337909B2
Application number: JP57060850A
Authority: JP
Inventors: Uaare Gyuntaa; Fuirutaa Uirii
Original assignee: Hauni Werke Koerber and Co KG
Current assignee: Koerber AG
Priority date: 1981-04-14
Filing date: 1982-04-12
Publication date: 1991-06-07
Also published as: IT8220698A0; JPS57177692A; US4484591A; GB2096448A; US4901860A; GB2096448B

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、煙草加工産業の棒状物品特にシガレ
ツト乃至フイルタ付きシガレツトを製造中又は製
造後に少なくとも２つの特性について検査して、
前記特性の所定標準に合致していない欠陥物品を
選別する方法に関する。

更に又、本発明は、煙草加工産業の棒状物品を
製造中又は製造後に、夫々１つの特性を検出する
少なくとも２つの検査装置によつて検査しかつ前
記特性の所定標準に合致していない欠陥物品を選
別装置によつて選別する装置にも関するものであ
る。

「煙草加工産業の棒状物品」という概念には、
フイルタ付きのシガレツト及びシガー、フイルタ
無しの両切りシガレツト及びシガー並びにフイル
タロツドが含まれる。

シガレツト特にフイルタ付きシガレツトを製造
する場合、種々の検査が行なわれる。例えばカバ
ー（シガレツトの巻き紙、煙草本幹部とフイルタ
栓とを結合するための結合紙片）の不都合な漏洩
個所や空気ポケツトの有無が検査される。またシ
ガレツト端部の煙草充填度が充分であるか否か、
あるいは、パーフオレーシヨンによつて形成され
た所謂「通気ゾーン」における空気通過度が充分
であるか否かがチエツクされる。更には又、シガ
レツトの重量や巻き紙に印刷された印字スタンプ
の位置やインキ染みも検査すべき重要な特性であ
る。

これらすべての特性を検査するために自動的に
稼働する検査装置がすでに公知になつており、該
検査装置は、特定の欠陥を検出した場合に欠陥信
号を送出する。１基の製造機にかかる検査装置を
複数配置した場合、共通の空気式放出ノズルに至
るまでの欠陥シガレツトの走行時間に相当する遅
延時間を経過したのち前記欠陥信号は放出ノズル
の電磁弁の電磁石に供給される。これによつて惹
起された正圧パルス（衝撃圧力波）によつて欠陥
シガレツトは不良品捕集容器内へ放出される。

本発明の課題は、個々の検査装置によつて検出
された欠陥を、欠陥シガレツトの選別のためだけ
でなく、製造・加工機械及び検査装置自体の作業
機能についての評価基準としても使用することで
ある。

この課題を解決する本発明の方法は、物品を検
査フイールドにおいて検査し、しかも、物品が関
係標準から外れた欠陥を有する場合には欠陥信号
を選択的に、つまり物品特性の欠陥種に応じて
別々に形成し、前記標準に合致した無欠陥物品
と、該標準から外れた欠陥物品とを検査後に共通
の搬送経路で選別フイールドへ向つて搬送し、か
つ、関係欠陥物品が前記選別フイールドに達する
まで前記欠陥信号を時間的に遅延させ、延時され
た欠陥信号によつて、該欠陥信号を惹起させた欠
陥物品の選別を選別フイールドにおいて選択的に
制御し、欠陥物品が選別フイールドに到達したの
ち欠陥物品を夫々選択的に、特定欠陥種毎に類別
された仕分け容器へ抽出する点にある。

煙草ストランド製造・加工機械であれ、フイル
タ装着機械であれ、無欠陥シガレツトの搬送経路
内には、シガレツトの製造又は加工のための多数
の機器が設けられている。従つてそこには、シガ
レツトを個々の欠陥種に応じて選択的に抽出する
ために割当てられた仕分け容器を配置するための
スペースが比較的少ない。この難点を避けるため
に本発明の有利な実施態様では欠陥物品は制御さ
れて無欠陥物品の搬送経路から分岐され、かつ前
記搬送経路から空間的に離隔した選別フイールド
へ供給される。

本発明の方法のその他の有利な実施態様は、従
属項としての特許請求の範囲第５項乃至第９項に
記載した通りである。

上記の方法を実施するための本発明の装置は、
欠陥信号を発生させる信号発生器を備えた検査装
置が検査フイールドに配置されており、該検査フ
イールドと選別フイールドとの間には、無欠陥物
品と欠陥物品とを搬送するための搬送装置が設け
られており、かつ、関係欠陥物品が前記選別フイ
ールドに到達した時点に出力信号を送出する延時
素子が前記信号発生器に後置されており、かつ前
記選別フイールドには、前記欠陥信号に応じて各
欠陥物品から分離するための選別装置が設けられ
ており、該選別装置が検査フイールドの関係検査
装置に、所属の延時素子を介して接続されてお
り、しかもこれらの選別装置には、各欠陥種の物
品を別々に捕集するために夫々１つの仕分け容器
が所属している点にある。また物品の製造及び加
工をできるだけ妨げないようにするために本発明
の実施態様では、無欠陥物品の搬送経路から欠陥
物品を分岐させるために検査装置によつて延時素
子を介して制御される分岐部並びに欠陥物品を選
別フイールドへ搬送するための搬送装置が設けら
れている。

本発明の装置のその他の有利な実施態様は、従
属項としての特許請求の範囲第１２項乃至第２１
項に記載した通りである。

次に図面につき本発明の実施例を詳説する。

第１図乃至第３図には本発明によるシガレツト
製造機械が示されており、しかも第１図ではシガ
レツト産業界で周知のハウニイ社GARANT型シ
ガレツト製造機械の終端区分が示されている。該
シガレツト製造機械の終端区分は各シガレツトス
トランド２から個々のシガレツトを裁断するカツ
ター１を有している。検査フイールドP₁におい
て質量を調べられたシガレツトは先ずプリズム型
トラフ１０上へ搬送され、次いで回転式加速器３
によつて引渡しドラム４へ押込まれ、該引渡しド
ラムによつて先ず選別フイールドA₁へ搬送され、
ここから後加工のために吸口フイルタを装着する
ためのフイルタ装着機械へ搬出される。カツター
１の手前の検査フイールドP₁にはシガレツトス
トランド２の煙草質量検査装置５が設けられてお
り、該煙草質量検査装置には、測定値に相当する
電気信号を送出する信号発生器６が後置されてい
る。質量検査装置５は、β線照射器と電離箱とか
ら成る公知の検査装置であるのが有利であり、こ
の検査装置の出力信号は、シガレツトストランド
２内に含まれた煙草質量に関連している。例えば
積分によつて前記出力信号の瞬時値を合計する
と、シガレツトの質量ひいては重量に相当する信
号が得られる。例えば米国特許第4024394号明細
書及び図面には１つの検査装置と積分回路装置が
例示されている。

第３図に詳細に示したように出力信号は、重量
過不足のシガレツトを検出して選別フイールド
A₁（引渡しドラム４）で選別できるようにするた
めに目標値と比較される。

選別機構として構成された引渡しドラム４は第
２図に断面図で示されている。多条溝リング７は
軸８を中心として回転可能に配置されており、し
かも多条溝リング７と軸８との間には定置の制御
リング９が介在している。多条溝リング７はシガ
レツトZ₁を受容するために夫々孔１２を有する受
け溝１１を多数備え、前記の孔１２は、シガレツ
トZ₁を固定的に保つために吸引空気で負荷される
環状の負圧室１３と受け溝１１とを連絡してい
る。前記負圧室１３は、制御リング９内の穿設口
１５ａを介して室１５と連通しており、該室１５
内には常時負圧が支配している。制御リング９の
外向きリブ状のウエブ９ａ，９ｂ，９ｃ，９ｄは
制御室１４ａ，１４ｂ，１４ｃ，１４ｄを制限し
ており、該制御室は夫々導管１６ａ，１６ｂ，１
６ｃ，１６ｄを介して電磁弁（第３図）により負
圧空気源又は正圧空気源と連通可能である。引渡
しドラム４の下位にガイドプレート１７が設けら
れており、これらのガイドプレートは、受け溝１
１から離れたシガレツトZ₁を仕分け容器１８ａ，
１８ｂ，１８ｃ，１８ｄ内へ到達させる。

第３図には、欠陥信号を形成するために煙草質
量検査装置５及び信号発生器６の出力信号を処理
する素子、シガレツトの搬送と同期的に欠陥信号
を延時伝送するための遅延素子及び引渡しドラム
４の調整素子（電磁弁）を有する回路装置が示さ
れている。

信号発生器６から送出された信号は２つの比較
部２１ｂと２１ｃに供給され、該比較部におい
て、目標値発生器２２ｂ，２２ｃから送出された
目標値信号と比較される。煙草質量検査装置５に
よつて測定され、後に所定長に裁断されるシガレ
ツトZ₁に相当するストランド区分が重量不足と認
定された場合には、比較部２１ｂは欠陥信号を送
出し、該欠陥信号は、シフトレジスタ２３ｂとし
て構成された遅延素子に供給される。シフトレジ
スタ２３ｂのシフト・セル２４ｂは線路２６ｂを
介してシフトパルスをパルス発生器２７から受取
る。該パルス発生器２７は実質的にパルスカム２
９を有するカム付き円板２８とアプローチ・イニ
シエータ３１とから成つている。カム付き円板２
８は機械速度と同期駆動可能である。アプロー
チ・イニシエータ３１は、パルスカム２９が傍を
通過する毎に、しかも１本のシガレツトが先行シ
ガレツトの場所を占める距離だけ搬送された場合
に常に個々のシフトパルスを送出する。前記距離
はカム付き円板２８のパルスカム２９の相互間隔
に相応している。従つてシフトレジスタ２３ｂ
は、機械速度に比例した遅延時間を有する遅延素
子である。

シフト・セル２４ｂの数は、煙草質量検査装置
５から制御室１４ｂへ至る途上のシガレツト本数
に相応している。要するに検査フイールドP₁に
おいて或るシガレツトZ₁が煙草質量検査装置５に
よつて質量不足と認定された場合には、前記シガ
レツトに関係した欠陥信号は、前記シガレツトが
選別フイールドA₁に達するまで、機械速度に関
連してシフトレジスタ２３ｂによつて遅延される
訳である。次いで該シフトレジスタ２３ｂから増
幅器３２ｂを介して１つの信号が電磁弁３３ｂへ
送出される。該電磁弁３３ｂの不作用位置では、
負圧空気源３６から導管３４を経て供給される吸
引空気が導管１６ｂを介して引渡しドラム４の制
御室１４ｂへ導かれる。電磁弁３３ｂが欠陥信号
によつて励磁されると、該電磁弁は切換わり導管
３８を介して正圧空気源３７を導管１６ｂと連通
させる。引渡しドラム４の１つの受け溝１１内に
位置していて重量不足のゆえに前以て欠陥信号を
トリガしていたシガレツトZ₁は次いで正圧空気に
よつて前記受け溝１１から放出されて仕分け容器
１８ｂ内へ移される。従つて、重量不足と認定さ
れたシガレツトZ₁は前記仕分け容器１８ｂにすべ
て捕集される。

同じように、重量超過のシガレツトによつてト
リガされた欠陥信号は、シフト・セル２４ｃを有
するシフトレジスタ２３ｃと増幅器３２ｃとを経
て電磁弁３３ｃへ導かれる。該電磁弁は、重量超
過のシガレツトZ₁が制御室１４ｃの範囲に到達し
た時に導管１６ｃを介して制御室１４ｃへ正圧空
気パルスを送出する。前記シガレツトはその受け
溝１１から吹払われて仕分け容器１８ｂへ移され
る。重量超過のシガレツトはすべて該仕分け容器
１８ｂに集められる。

欠陥のないシガレツトが制御室１４ｂ及び１４
ｃを通過する場合、これらのシガレツトは吹払わ
れることはない。それというのは、この場合電磁
弁３３ｂ及び３３ｃは、受け溝１１を負圧空気源
３６と連通した状態に保つからである。

生産再検査のために、目標重量に合致したシガ
レツトを特定本数選別することが所望される場合
がある。この目的のために手動押しボタン４１ｂ
が設けられており、該手動押しボタンは、予め設
定可能なカウンタ４２ｄの作動入力端子ａを導通
にする。前記カウンタ４２ｄの入力端子ｂにはパ
ルス発生器２７からのクロツクパルスが供給さ
れ、該クロツクパルスは前記カウンタ４２ｄによ
つて計数され、しかも該カウンタの出力端子ｃ
は、各計数パルスが書込まれる毎に増幅器３２ｄ
を介して電磁弁３３ｄへ、かつ又、リセツト入力
端子ｄへ制御パルスを送出する。制御パルスを受
ける毎に前記電磁弁３３ｄは導管１６ｄを介して
正圧空気パルスを制御室１４ｄに与え、その都度
１本のシガレツトが受け溝１１から仕分け容器１
８ｄへ移される。予め設定された数の制御パルス
がカウンタ４２ｄのリセツト入力端子ｄに達する
と、カウンタ４２ｄは再びリセツトされ、かつ欠
陥のないシガレツトの選別は終了する。欠陥のな
いシガレツトと欠陥のないシガレツトとの間に、
重量不足又は重量超過のシガレツトが位置する場
合には、これらの欠陥シガレツトは仕分け容器１
８ｂ又は１８ｃに捕集されるので、仕分け容器１
８ｄに達するシガレツトの本数が、カウンタ４２
ｄで予め設定された数に必ずしも等しいとは限ら
ない。しかしこれは欠点ではない。それというの
は試料抽出の場合シガレツト本数はほぼ合致して
いればよいからである。また、きまつた本数の試
料が要求される場合、パルス発生器２７からカウ
ンタ４２ｄの入力端子ｂへの線路２６ｄ内におい
て、重量不足又は重量超過のシガレツトによりト
リガされた欠陥信号によつてカウンタ４２ｄへの
クロツクパルスの供給を阻止させる簡単な阻止手
段を設けることが可能である。前記のことから判
るように仕分け容器１８ｄでは欠陥のないシガレ
ツトだけが捕集される。

本発明は、シガレツトの前記欠陥種（重量の過
不足）に限定されるものではない。例えばシガレ
ツトストランドのためのその他周知の検査装置に
よつて欠陥信号を形成して同等の方式で処理し、
別の欠陥種を附随した後刻裁断されるシガレツト
を前記欠陥信号によつて選択的にそれ相応の仕分
け容器へ放出させうるようにすることも可能であ
る。シガレツトストランドの硬さ検査装置は米国
特許第3959067号明細書に基づいて、シガレツト
巻紙上のプリント位置と品級のための検査装置は
米国特許第3688620号明細書に基づいて公知であ
り、またシガレツト巻紙に生じた欠隔小孔や染み
のための検査装置も公知である。

往々にして、重量不足か重量超過か無欠陥かの
別なしにシガレツトから試料の無差別抽出検査を
行なうことが所望される場合がある。このような
試料抽出のためには、手動押しボタン４１ａ及
び、パルス発生器２７と接続した予め設定可能な
カウンタ４２ａが使用される。その制御過程は、
無欠陥シガレツトからの試料抽出について説明し
たのと同様である。カウンタ４２ａから送出され
る制御パルスは増幅器３２ａを経て電磁弁３３ａ
に達し、該電磁弁は導管１６ａを介して正圧空気
パルスを引渡しドラム４内の制御室１４ａに与え
る。前記正圧空気パルスは、設定数に等しい本数
のシガレツトを引渡しドラム４の受け溝１１から
無差別容器１８ａ内へ吹払い、該無差別容器に
は、無差別に抽出されたシガレツト試料が捕集さ
れる。

このようにすれば操工員は、重量不足又は重量
超過のシガレツト要するに欠陥シガレツトがどれ
位生産されていたか迅速に認識することができ
る。逆に又、これら欠陥シガレツトの検査によつ
て煙草質量検査装置５及び信号発生器６が正しく
機能しているか否かを再検討することが可能であ
る。シガレツトにおける異なつた欠陥数は夫々、
破線で図示したカウンタ４３ｂ，４３ｃによつて
数値で正確に把握されるが、これは必ずしも必要
ではない。

更に又、前記装置は、異なつた品種のシガレツ
トから試料を抽出するためにも極めて有利に使用
することができる。

第４図乃至第６図には、シガレツト産業界にお
いて公知のハウニイ社MAX−Ｓ型フイルタ装着
機械における本発明の実施例が示されている。第
４図に全体的な略示図で示したフイルタ装着機械
について以下説明する。

引渡しドラム４は、第１図及び第２図に示した
シガレツト製造機械で生産されたシガレツトを２
つの段付けドラム５２に引渡し、両段付けドラム
は、段階状に供給されるシガレツトの段階を最終
的に解消しかつ各横列に２本ずつ並べて、しかも
シガレツト間に間隙をあけた状態でシガレツトを
組合せドラム５３に送出する。フイルタロツドは
マガジン５４からカツタドラム５６に達し、２つ
の回転ナイフ５７によつて２倍の使用長さのフイ
ルタ栓に切断され、段付けドラム５８上で段付け
され、シフトドラム５９によつて相前後して位置
するフイルタ栓列に整列され、加速ドラム６１に
よつて前記組合せドラム５３に送出される。組合
せドラム５３上で形成されたシガレツト−フイル
タ−シガレツト組は、シフトドラム６２上で押合
わされるので軸方向で密接して位置する。結合用
カバー紙テープ６３はカバー紙ボビン６４から引
出しロール対６６によつて引出されるが、第２の
カバー紙ボビン６４ａは予備として保持される。
カバー紙テープ６３は、鋭利なエツジを有する予
備ブレーカー６７をめぐつてガイドされ、糊付け
装置６８によつて糊付けされかつカバー紙胴６９
上でナイフドラム７１によつて切断される。切断
されたカバー紙片はシフトドラム６２上で、前記
のシガレツト−フイルタ−シガレツト組に貼付さ
れかつ巻付けドラム７２上で巻付けハンド７３を
介してシガレツト−フイルタ−シガレツト組の周
面に巻付けられる。製造済みの２本分のフイルタ
付きシガレツト組は乾燥ドラム７４を経てカツタ
ドラム７６に供給され、該カツタドラム上でフイ
ルタ栓の真中を切断することによつて単個のフイ
ルタ付きシガレツトに２分割され、それと同時に
欠陥フイルタ付きシガレツトは排出される。引渡
しドラム７７及び、集めドラムとして働く検査ド
ラム７８と協働する転回装置７９は一方のフイル
タ付きシガレツト列を転回すると同時に、引渡し
ドラム７７及び検査ドラム７８を経て通過する転
回されなかつたフイルタ付きシガレツト列内へ前
記転回済みフイルタ付きシガレツト列を移して合
流させる。検査フイールドP₂には、ただ１つの
検査機能しか有していない検査ドラム７８の傍
に、３つの検査機能を有する検査ドラム８１も位
置している。搬送ドラム８２の形の搬送装置F₂
を経てフイルタ付きシガレツトZ₂は、（所望の基
準に合致している場合、要するに無欠陥である限
り）排出ベルト８３に達するか、あるいは、所望
の標準に合致していない場合、要するに欠陥があ
る限り）分岐部Ｗを経て選別フイールドA₂に達
する。試料抽出のために抽出しようとするフイル
タ付きシガレツトも選別フイールドA₂に達する
のは勿論である。

略示したにすぎない検査ドラム７８は、米国特
許第3993194号明細書に例示されているような、
シガレツト端部を検査するための公知の検査ドラ
ムである。符号８６は本来の（容量）検査装置、
符号８７は欠陥信号を送出する信号発生器であ
り、該信号発生器は、例えば煙草充填度の不充分
な端部を有するフイルタ付きシガレツトが検査装
置８６の傍を通過する際に電気出力信号を送出す
る。

検査ドラム８１には、信号発生器８９を有する
検査装置８８、信号発生器９２を有する検査装置
９１及び信号発生器９４を有する検査装置９３、
要するに全部で３つの検査装置が所属している。

検査装置８８は、煙草本幹部巻紙範囲における
フイルタ付きシガレツト巻紙の漏洩度（乃至は欠
陥孔）を検査するために使用される。検査装置９
１は、シガレツトとフイルタとの結合紙範囲にお
いてパーフオレーシヨンによつて生ぜしめられる
通気ゾーンを検査するために使用される。フイル
タ付きシガレツトの、たつた今述べた２つの特性
を検査して、巻紙と通気ゾーンに関して標準から
偏れた場合にその都度欠陥信号を送出せしめる検
査装置の例は米国特許第4177670号明細書並びに
第４図及び第５図に開示されている。

煙草本幹部とフイルタ栓との結合部、特に結合
紙による正しい糊接合部を選択的に検査する検査
装置９３は米国特許第4020675号明細書に基づい
て容易に推考することができる。

第４図では図示を簡単にするために、全部で３
つの検査装置８８，９１，９３に対して１つの検
査ドラム８１が示されている。しかし検査フイー
ルドP₂において、夫々１つの検査装置を所属さ
せた３つの別個の検査ドラムを設けることもでき
るのは勿論である。

第５図には搬送ドラム８２の詳細及び選別フイ
ールドA₂における選別機構として役立つ放出ド
ラム１０４の細部が示されている。

搬送ドラム８２は軸９６を中心として回転しか
つフイルタ付きシガレツトZ₂を受容する多数の受
け溝９７を有している。該受け溝９７は夫々１つ
の孔９８を介して環状の負圧室９９と連通し、該
負圧室は内側では定置の制御リング１０１によつ
て制限されかつ内部には負圧が支配している。負
圧室９９は複数の穿設口１００ａを介して室１０
０と連通し、該室内にも負圧が常時支配してい
る。制御リング１０１の外向きに延びる２つのウ
エブ１０１ａ間に制御室１０２が形成されてお
り、しかもフイルタ付きシガレツトZ₂を選択的
に、つまり制御により搬送ドラム８２から放出ド
ラム１０４に受け渡すための分岐部Ｗを成してい
る。制御室１０２は第６図に示した電磁弁１３
３．０により（搬送ドラム８２に把持されたフイ
ルタ付きシガレツトZ₂を分岐部Ｗに沿つて通過搬
送しようとする場合には、導管１０３ａを介し
て）負圧空気源１３６に、あるいは（前記フイル
タ付きシガレツトZ₂を搬送ドラム８２から放出ド
ラム１０４へ引渡そうとする場合にはやはり導管
１０３ａを介して）正圧空気源１３７に連通可能
である。

放出ドラム１０４は、軸１０８を中心として回
転可能に配置された多条溝リング１０７を有し、
該多条溝リングはフイルタ付きシガレツトZ₂を受
容するために、孔１１２と夫々連通した受け溝１
１１を有している。前記孔１１２は環状の負圧室
１１３に通じ、該負圧室は穿設口１１５ａを介し
て室１１５と連通しており、該室内には負圧が常
時付勢されている。分岐部Ｗの範囲における外向
きのリブ状ウエブ１０５ａは制御室１０５を制限
し、該制御室は電磁弁１３３．０により導管１０
３ｂを介して（搬送ドラム８２に把持されたフイ
ルタ付きシガレツトZ₂を分岐部Ｗに沿つて通過搬
送しようとする場合には）正圧空気源１３７に、
あるいは（前記フイルタ付きシガレツトZ₂を搬送
ドラム８２から放出ドラム１０４へ引渡そうとす
る場合には）負圧空気源１３６に連通可能であ
る。

制御リング１０９の外向きリブ状のウエブ１０
９ａ，１０９ｂ，１０９ｃ，１０９ｄ，１０９ｅ
は制御室１１４ａ，１１４ｂ，１１４ｃ，１１４
ｄ，１１４ｅを制限し、これらの制御室は電磁弁
１３３ａ，１３３ｂ，１３３ｃ，１３３ｄ，１３
３ｅ（第６図）によつて導管１１６ａ，１１６ｂ，
１１６ｃ，１１６ｄ，１１６ｅを介して負圧空気
源１３６又は正圧空気源１３７と連通可能であ
る。放出ドラム１０４の下位には複数のガイドプ
レート１１７が設けられており、これらのガイド
プレートは、受け溝１１１から吹き払われたフイ
ルタ付きシガレツトZ₂を仕分け容器１１８ａ，１
１８ｂ，１１８ｃ，１１８ｄ，１１８ｅへガイド
する。放出ドラム１０４は図示の実施例とは異な
つて、フイルタ付きシガレツトの本来の製造・加
工フイールドから離間させて配置されていてもよ
い。この場合は、選別及び（場合によつては）
個々の欠陥種に関係した仕分け容器１１８ａ〜１
１８ｅのトラブルをできるだけ生ぜしめないよう
な選別フイールドA₂へフイルタ付きシガレツト
を移送できるようにするために、搬送ドラム８２
と放出ドラム１０４との間には別の移送ドラム又
はその他適当なコンベヤが設けられている。

第６図には、検査フイールドP₂において欠陥
信号を形成するために検査装置８６，８８，９
１，９３及び所属の信号発生８７，８９，９２，
９４の出力信号を処理する素子、シガレツト搬送
と同期的に欠陥信号を延時伝送するための遅延素
子及び選別フイールドA₂における放出ドラム１
０４の調整素子（電磁弁を有する回路装置が示さ
れている。

検査装置８６の出力信号を比較部（図示せず）
の目標値と比較することによつて得られて信号発
生器８７から送出される欠陥信号はシフトレジス
タ１２３ｂの形の遅延素子に供給される。前記シ
フトレジスタのシフト・セル１２４ｂはパルス発
生器１２７から線路１２６ｂを介してシフトパル
スを受取り、前記パルス発生器は主として、パル
スカム１２９を有するカム付き円板１２８とアプ
ローチ・イニシエータ１３１とから成つている。
カム付き円板１２８は機械速度と同期駆動され
る。アプローチ・イニシエータ１３１は、パルス
カム１２９が傍を通過する毎に、しかも１本のシ
ガレツトが先行シガレツトの場所を占める距離だ
け搬送された場合に、個々のシフトパルスを送出
する。前記距離はカム付き円板１２８のパルスカ
ム１２９の相互間隔に相応している。従つてシフ
トレジスタ１２３ｂは、機械速度に比例した遅延
時間を有する遅延素子である。

シフト・セル１２４ｂの数は検査装置８６から
放出ドラム１０４の制御室１１４ｂへ至る途上の
シガレツト本数に相応している。要するに検査フ
イールドP₂において或るフイルタ付きシガレツ
トZ₂が検査装置８６によつて欠陥品と認定された
場合、つまり当該フイルタ付きシガレツト端部に
煙草が充分に充填されていない場合には、関係欠
陥信号は、前記フイルタ付きシガレツトが選別フ
イールドA₂に達するまで、機械速度に関連して
シフトレジスタ１２３ｂによつて遅延される訳で
ある。次いで該シフトレジスタ１２３ｂの最終シ
フト・セル１２４．ｌから増幅器１３２ｂを経て
１つの信号が電磁弁１３３ｂへ送出される。この
電磁弁１３３ｂの不作用位置では、負圧空気源１
３６から導管１３４を経て供給される吸引空気が
導管１１６ｂを介して放出ドラム１０４の制御室
１１４ｂへ導かれる。電磁弁１３３ｂが欠陥信号
によつて励磁されると、該電磁弁は切換わり導管
１３８を介して正圧空気源１３７を導管１１６ｂ
と連通させる。放出ドラム１０４の１つの受け溝
１１１内に位置していて端部不良のゆえに前以て
欠陥信号をトリガしていたフイルタ付きシガレツ
トZ₂は次いで正圧空気によつて前記受け溝１１１
から放出されて仕分け容器１１８ｂ内へ移され
る。従つて欠陥端部を有するフイルタ付きシガレ
ツトZ₂はすべて前記仕分け容器１１８ｂに集めら
れる。

欠陥品として設定されたフイルタ付きシガレツ
トZ₂は、前記のように制御されて仕分け容器１１
８ｂに到達できるようにするために搬送ドラム８
２から放出ドラム１０４へ移されねばならない。

このためにシフトレジスタ１２３ｂの１つのシ
フト・セル１２４．２から制御信号が分岐部Ｗへ
供給される。前記シフト・セル１２４．２は、制
御室１１４ｂと分岐部Ｗとの間に位置するフイル
タ付きシガレツトZ₂の本数に等しいシフト・セル
数だけ最終シフト・セル１２４．ｌから隔たつた
シフト・セルである。要するに信号発生器８７で
欠陥信号をトリガした欠陥のあるフイルタ付きシ
ガレツトが分岐部Ｗに到達すると、タクト正し
く、つまり時間正しくかつ機械速度に関連して遅
延された欠陥信号も前記シフト・セル１２４．２
に到達している訳である。該シフト・セルは次い
で制御信号を線路１３０及び増幅器１３２．０を
介して電磁弁１３３．０に送出する。該電磁弁は
励磁されて切換わるので、導管１０３ａを経て制
御室１０２へ供給されていた吸引空気は遮断され
て正圧空気が接続されるのに対して、制御室１０
５へ導管１０３ｂを介して供給される正圧空気は
吸引空気に切換わる。これによつて搬送ドラム８
２の受け溝９７から放出ドラム１０４の受け溝１
１１への欠陥フイルタ付きシガレツトZ₂の受け渡
し行なわれる。次いでシフトレジスタ１２３ｂの
残りのシフト・セル１２４．２〜１２４．ｌは、
欠陥シガレツトが制御室１１４ｂに達して前記形
式で放出が行なわれるまで欠陥信号を遅延させ
る。

同じように検査フイールドP₂において、煙草
本幹部巻紙を検査する検査装置８８の欠陥信号、
通気ゾーンを検査する検査装置９１の欠陥信号及
び煙草本幹部とフイルタ栓との正しい結合を検査
する検査装置９３の欠陥信号は各標準に合致した
目標値と比較した上で所属の信号発生器８９，９
２，９４によつて送出されるが、シフトレジスタ
１２３ｃ〜１２３ｅの形の遅延素子によつて遅延
せしめられる。欠陥のある関係フイルタ付きシガ
レツトが選別フイールドA₂において放出ドラム
１０４の制御室１１４ｃ〜１１４ｅに到達する
と、この時点で増幅器１３２ｃ〜１３２ｅを経て
電磁弁１３３ｃ〜１３３ｅに達した欠陥信号は欠
陥種に応じて選択的に放出を制御する。従つて導
管１１６ｃ〜１１６ｅへ供給される正圧空気によ
つて吹き払われたフイルタ付きシガレツトは、欠
陥種毎に別々に仕分け容器１１８ｃ〜１１８ｅに
集められる。分岐部Ｗを介して搬送ドラム８２か
ら放出ドラム１０４への欠陥フイルタ付きシガレ
ツトの受け渡しは、信号発生器８７から送出され
る欠陥信号について述べたのと同様に行なわれ
る。このことは取りも直さず、シフトレジスタ１
２３ｃ〜１２３ｅが、関係制御室１１４ｃ，１１
４ｄ，１１４ｅと分岐部Ｗとの間のフイルタ付き
シガレツト本数に等しいシフト・セル数だけ関係
最終シフト・セル１２４．ｌから隔たつたシフ
ト・セル１２４．３，１２４．４，１２４．５を
有していることを意味している。前記シフト・セ
ルから分岐部Ｗの制御素子へ送出された制御信号
は関係線路１２５．２〜１２５．５を経て共通の
線路１３０に至り、ここから増幅器１３２．０及
び電磁弁１３３．０に達する。このようにすれば
欠陥種には関係なく、欠陥のあるフイルタ付きシ
ガレツト全部に対して共通の分岐部Ｗを設けてお
くことができる。

本発明の思想はフイルタ付きシガレツトの前記
欠陥種（シガレツト端部、巻紙、通気ゾーン、接
着結合部）に制限されるものではない。例えば、
同じような形式で処理されかつその他の欠陥種を
もつたシガレツトをそれ相応の仕分け容器に選択
的に放出させる欠陥信号を、別の公知の検査装置
によつて形式することもできる。フイルタ付きシ
ガレツトの硬さ検査装置は米国特許第3395570号
明細書に基づいて、またフイルタ付きシガレツト
の通気抵抗検査装置は同じく米国特許第3395570
号明細書に基づいて公知になつている。

往々にしてシガレツトを個別的に欠陥があるの
か、欠陥がないのかの別なしにシガレツトから試
料の無差別抽出検査を行なうことが所望される場
合がある。このような試料抽出のためには手動押
しボタン１４１ａ及び、パルス発生器１２７と接
続した予め設定可能なカウンタ１４２ａが使用さ
れる。先ず手動押しボタン１４１ａによつて、予
め設定可能なカウンタ１４２ａの作動入力端子ａ
が導通にされる。前記カウンタ１４２ａの入力端
子ｂにはパルス発生器１２７の出力パルスが供給
され、該クロツクパルスは前記カウンタ１４２ａ
によつて計数され、しかも該カウンタの出力端子
ｃは、各計数パルスが書込まれる毎にシフトレジ
スタ１２３ａの形の遅延素子を介して、かつまた
増幅器１３２ａを介して電磁弁１３３ａへ、かつ
固有のリセツト入力端子ｄへも制御パルスを送出
する。電磁弁１３３ａは、制御パルスを受ける毎
に導管１１６ａを介して正圧空気パルスを制御１
１４ａに与え、その都度１本のフイルタ付きシガ
レツトが受け溝１１１から仕分け容器１１８ａへ
移される。予め設定された数がカウンタ１４２ａ
のリセツト入力端子ｄに達すると、該カウンタは
再びリセツトされ、フイルタ付きシガレツト試料
の選別は終了する。シフトレジスタ１２３ａは、
線路１３０を経て制御パルスによつて分岐部Ｗに
おいて放出ドラム１０４へ移されていたフイルタ
付きシガレツトが選別部位に達するまで、仕分け
容器１１８ａ内への放出制御開始を遅延させる。
従つてシフトレジスタ１２３ａのシフト・セル１
２４ａの数は分岐部Ｗと制御室１１４ａとの間の
フイルタ付きシガレツトの本数に等しい。従つて
選出された試料のフイルタ付きシガレツトは仕分
け容器１１８ａ内に集められる。

前記のようにして操作員は、生産された欠陥の
あるフイルタ付きシガレツトの本数及び個々の欠
陥種別の不良品の分配形式を迅速に認識すること
ができる。本発明の装置が特に有利であるのは、
夫々特定の欠陥種をもつたシガレツトを検査する
ことによつて、関係検査装置がどのように作動し
たか、結果から原因を推論することが可能になる
ことである。例えば１つの仕分け容器１１８ａ〜
１１８ｅ内に、その欠陥を全く又は殆んど認識で
きない比較的多数のシガレツトが集められた場合
には、関係検査装置が正規の作動を行なつていな
いことを迅速に認識して該検査装置を新たに調整
することが可能である。長い時間間隔をおいて試
料抽出によつて行なわれる検査装置の従来公知の
チエツク方式では装置の誤機能は長いあいだ発見
されないままになる。シガレツトにおける異なつ
た欠陥数はカウンタ１４３ｂ〜１４３ｅ（破線で
図示）によつて数値的に正確に検出されるが、こ
れは必ずしも必要であるとは限らない。

【図面の簡単な説明】

第１図はシガレツトストランド製造機械の終端
区分を示す図、第２図はシガレツトストランド製
造機械からフイルタ装着機械へシガレツトを引渡
しかつ選別ドラムとしても働く引渡しドラムの断
面図、第３図はシガレツト搬送と同期的に引渡し
ドラムへ欠陥信号を延時伝送するための回路装置
の構成図、第４図はフイルタ付きシガレツトを製
造するために、結合紙によつて煙草本幹部とフイ
ルタ栓とを結合するためのフイルタ装着機械の略
示全体図、第５図はフイルタ装着機械の選別ドラ
ムの断面図、第６図はシガレツト搬送と同期的に
第５図に示した選別ドラムへ欠陥信号を延時伝送
するための回路装置の構成図である。 P₁……検査フイールド、A₁……選別フイール
ド、Z₁……シガレツト、１……カツター、２……
シガレツトストランド、３……回転式加速器、４
……引渡しドラム、５……煙草質量検査装置、６
……信号発生器、７……多条溝リング、８……
軸、９……制御リング、９ａ，９ｂ，９ｃ，９ｄ
……ウエブ、１０……トラフ、１１……受け溝、
１２……孔、１３……負圧室、１４ａ，１４ｂ，
１４ｃ，１４ｄ……制御室、１５……室、１５ａ
……穿設口、１６ａ，１６ｂ，１６ｃ，１６ｄ…
…導管、１７……ガイドプレート、１８ａ……無
差別容器、１８ｂ，１８ｃ，１８ｄ……仕分け容
器、２１ｂ，２１ｃ……比較部、２２ｂ，２２ｃ
……目標値発生器、２３ｂ，２３ｃ……シフトレ
ジスタ、２４ｂ，２４ｃ……シフト・セル、２６
ｂ，２６ｃ，２６ｄ……線路、２７……パルス発
生器、２８……カム付き円板、２９……パルスカ
ム、３１……アプローチ・イニシエータ、３２
ａ，３２ｂ，３２ｃ，３２ｄ……増幅器、３３
ａ，３３ｂ，３３ｃ，３３ｄ……電磁弁、３４…
…導管、３６……負圧空気源、３７……正圧空気
源、３８……導管、４１ａ，４１ｄ……手動押し
ボタン、４２ａ，４２ｄ……カウンタ、ａ……作
動入力端子、ｂ……入力端子、ｃ……出力端子、
ｄ……リセツト入力端子、４３ｂ，４３ｃ……カ
ウンタ、５２……段付けドラム、５３……組合せ
ドラム、５４……マガジン、５６……カツタドラ
ム、５７……回転ナイフ、５８……段付けドラ
ム、５９……シフトドラム、６１……加速ドラ
ム、６２……シフトドラム、６３……カバー紙テ
ープ、６４，６４ａ……カバー紙ボビン、６６…
…引出しロール対、６７……予備ブレーカー、６
８……糊付け装置、６９……カバー紙胴、７１…
…ナイフドラム、７２……巻付けドラム、７３…
…巻付けハンド、７４……乾燥ドラム、７６……
カツタドラム、７７……引渡しドラム、７８……
集めドラムとしての検査ドラム、７９……転回装
置、８１……検査ドラム、８２……搬送ドラム、
８３……排出ベルト、P₂……検査フイールド、
F₂……搬送装置、Z₂……フイルタ付きシガレツ
ト、Ｗ……分岐部、A₂……選別フイールド、８
６……（容量）検査装置、８７……信号発生器、
８８……検査装置、８９……信号発生器、９１…
…検査装置、９２……信号発生器、９３……検査
装置、９４……信号発生器、９６……軸、９７…
…受け溝、９８……孔、９９……負圧室、１００
……壁、１００ａ……穿設口、１０１……制御リ
ング、１０１ａ……ウエブ、１０２……制御室、
１０３ａ，１０３ｂ……導管、１０４……放出ド
ラム、１０５……制御室、１０５ａ……リブ状の
ウエブ、１０７……多条溝リング、１０８……
軸、１０９……制御リング、１０９ａ，１０９
ｂ，１０９ｃ，１０９ｄ，１０９ｅ……外向きの
ウエブ、１１１……受け溝、１１２……孔、１１
３……負圧室、１１４ａ，１１４ｂ，１１４ｃ，
１１４ｄ，１１４ｅ……制御室、１１５……室、
１１５ａ……穿設口、１１６ａ，１１６ｂ，１１
６ｃ，１１６ｄ，１１６ｅ……導管、１１７……
ガイドプレート、１１８ａ，１１８ｂ，１１８
ｃ，１１８ｄ，１１８ｅ……仕分け容器、１２３
ａ，１２３ｂ，１２３ｃ，１２３ｄ，１２３ｅ…
…シフトレジスタ、１２４ａ，１２４ｂ，１２４
ｃ，１２４ｄ，１２４ｅ……シフト・セル、１２
４．ｌ……最終シフト・セル、１２４．２，１２
４．３，１２４．４，１２４．５……１つのシフ
ト・セル、１２５．２，１２５．３，１２５．
４，１２５．５……関係線路、１２６ａ，１２６
ｂ，１２６ｃ，１２６ｄ，１２６ｅ……線路、１
２７……パルス発生器、１２８……カム付き円
板、１２９……パルスカム、１３０……線路、１
３１……アプローチ・イニシエータ、１３２．
０，１３２ａ，１３２ｂ，１３２ｃ，１３２ｄ，
１３２ｅ……増幅器、１３３．０，１３３ａ，１
３３ｂ，１３３ｃ，１３３ｄ，１３３ｅ……電磁
弁、１３４……導管、１３６……負圧空気源、１
３７……正圧空気源、１３８……導管、１４１ａ
……手動押しボタン、１４２ａ……カウンタ、１
４３ｂ，１４３ｃ，１４３ｄ，１４３ｅ……カウ
ンタ。

Claims

【特許請求の範囲】１煙草加工産業の棒状物品を製造中又は製造後
に少なくとも２つの特性について検査して、前記
特性の所定標準に合致していない欠陥物品を選別
する方法において、物品を検査フイールドにおい
て検査し、しかも、物品が関係標準から外れた欠
陥を有する場合には欠陥信号を選択的に、つまり
物品特性の欠陥種に応じて別々に形成し、前記標
準に合致した無欠陥物品と、該標準から外れた欠
陥物品とを検査後に共通の搬送経路で選別フイー
ルドへ向つて搬送し、かつ、関係欠陥物品が前記
選別フイールドに達するまで前記欠陥信号を時間
的に遅延させ、延時された欠陥信号によつて、該
欠陥信号を惹起させた欠陥物品の選別を、選別フ
イールドにおいて選択的に制御し、欠陥物品が選
別フイールドに到達したのち欠陥物品を夫々選択
的に、特定欠陥種毎に類別された仕分け容器へ抽
出することを特徴とする、煙草加工産業の棒状物
品を検査して選別する方法。２欠陥物品を無欠陥物品の搬送経路から制御に
より分岐させ、かつ前記搬送経路から空間的に離
隔した選別フイールドへ供給する、特許請求の範
囲第１項記載の方法。３選別フイールドにおいて各欠陥物品を放出ド
ラムの受け溝から、特定の欠陥種に割当てられた
関係仕分け容器内へ夫々選択的に移す、特許請求
の範囲第２項記載の方法。４物品の巻き紙が所望の標準に合致していない
場合に欠陥信号を形成する、特許請求の範囲第１
項から第３項までのいずれか１項記載の方法。５物品の端部が所望の標準に合致していない場
合に欠陥信号を形成する、特許請求の範囲第１項
から第４項までのいずれか１項記載の方法。６物品重量が所望の標準に合致していない場合
に欠陥信号を形成する、特許請求の範囲第１項か
ら第５項までのいずれか１項記載の方法。７結合紙片によつて互に結合された煙草本幹部
とフイルタ栓とから成る物品が、所望の標準に合
致していない結合部を有している場合に欠陥信号
を形成する、特許請求の範囲第１項から第６項ま
でのいずれか１項記載の方法。８シガレツトとして形成された物品が、被覆紙
に鑚設されたパーフオレーシヨンによつて形成さ
れた通気ゾーンを有し、該通気ゾーンが所望の標
準に合致していない場合に欠陥信号を形成する、
特許請求の範囲第１項から第７項までのいずれか
１項記載の方法。９試料抽出のための一時的な選別信号を形成す
る、特許請求の範囲第１項から第８項までのいず
れか１項記載の方法。１０煙草加工産業の棒状物品を製造中又は製造
後に、夫々１つの特性を検出する少なくとも２つ
の検査装置によつて検査しかつ前記特性の所定標
準に合致していない欠陥物品を選別装置によつて
選別する装置において、欠陥信号を発生させる信
号発生器６；８７，８９，９２，９４を備えた検
査装置５；８６，８８，９１，９３が検査フイー
ルドＰ１，Ｐ２に配置されており、該検査フイー
ルドと選別フイールドＡ１，Ａ２との間には、不
規則に分配された無欠陥物品と欠陥物品とを共通
の経路に沿つて搬送するための搬送装置１０，
４；８２が設けられており、かつ、当該欠陥物品
が前記選別フイールドに到達した時点に出力信号
を送出する延時素子２３ｂ，２３ｃ；１２３ｂ〜
１２３ｅが前記信号発生器に後置されており、か
つ前記選別フイールドには、前記欠陥信号に応じ
て各欠陥種毎に欠陥物品を無欠陥物品から分離す
るための選別装置４，３３ａ〜３３ｄ，１６ａ〜
１６ｄ；１０４，１３３ａ〜１３３ｅ，１１６ａ
〜１１６ｅが設けられており、該選別装置が検査
フイールドの関係検査装置に、所属の延時素子を
介して接続されており、選別フイールドでは各欠
陥種のための選別装置に、各欠陥種の物品を別々
に捕集するために夫々１つの仕分け容器１８ａ〜
１８ｅ；１１８ａ〜１１８ｅが所属していること
を特徴とする、煙草加工産業の棒状物品を検査し
て選別する装置。１１無欠陥物品の搬送経路８２から欠陥物品を
分岐させるために検査装置によつて延時素子を介
して制御される分岐部Ｗ並びに欠陥物品を選別フ
イールドへ搬送するための搬送装置１０４が設け
られている、特許請求の範囲第１０項記載の装
置。１２物品の搬送経路に接する物品受け溝付き放
出ドラム１０４が分岐部として構成されており、
前記物品受け溝付き放出ドラムの受け溝１１１内
には、欠陥物品を引取るために吸引空気が制御に
よつて接続される、特許請求の範囲第１１項記載
の装置。１３物品受け溝付き放出ドラム４；１０４が選
別機構として構成されており、前記物品受け溝付
き放出ドラムの受け溝１１；１１１内の吸引空気
が欠陥物品を放出するために制御によつて遮断さ
れる、特許請求の範囲第１０項から第１２項まで
のいずれか１項記載の装置。１４放出ドラム４；１０４の円周に沿つて、
夫々同一欠陥種の物品を捕集するための仕分け容
器１８ａ〜１８ｅ；１１８ａ〜１１８ｅが配置さ
れている、特許請求の範囲第１３項記載の装置。１５延時素子としてシフトレジスタ２３ｂ，２
３ｃ；１２３ｂ〜１２３ｅが設けられている、特
許請求の範囲第１０項から第１４項までのいずれ
か１項記載の装置。１６物品の巻き紙を検査する検査装置８８が設
けられている、特許請求の範囲第１０項から第１
５項までのいずれか１項記載の装置。１７物品端部を検査する検査装置８６が設けら
れている、特許請求の範囲第１０項から第１６項
までのいずれか１項記載の装置。１８物品重量を検査する検査装置５が設けられ
ている、特許請求の範囲第１０項から第１７項ま
でのいずれか１項記載の装置。１９結合紙片によつて互に結合された煙草本幹
部とフイルタ栓との結合部を検査する検査装置９
３が設けられている、特許請求の範囲第１０項か
ら第１８項までのいずれか１項記載の装置。２０被覆紙に鑚設されたパーフオレーシヨンに
よつて形成された物品の通気ゾーンを検査する検
査装置９１が設けられている、特許請求の範囲第
１０項から第１９項までのいずれか１項記載の装
置。２１物品から試料を抽出するための選別信号を
発生させるための信号発生器４１ａ，４１ｄ；１
４１ａが設けられている、特許請求の範囲第１０
項から第２０項までのいずれか１項記載の装置。