JPH0337869Y2 - - Google Patents

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JPH0337869Y2
JPH0337869Y2 JP3940485U JP3940485U JPH0337869Y2 JP H0337869 Y2 JPH0337869 Y2 JP H0337869Y2 JP 3940485 U JP3940485 U JP 3940485U JP 3940485 U JP3940485 U JP 3940485U JP H0337869 Y2 JPH0337869 Y2 JP H0337869Y2
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JP
Japan
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workpiece
clamp
processing table
positioning device
clamps
Prior art date
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JP3940485U
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JPS61154639U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、剛性の小さいワークを切削加工す
る場合に加工用テーブルに該ワークを固定する
際、ワークに歪や応力を発生させないように把持
するワークのクランプ治具に関するものである。
(従来技術とその問題点) 従来、例えば陰極線管用フレーム等上面および
側面が曲げ加工された四角形のフレーム状のワー
クを加工用テーブルに固定する場合は、ワークの
外形に合せて上記テーブルに固着されている複数
のクランプの爪を開いた状態でワークを載置して
水平なテーブル面に対し垂直方向の高さを位置決
めし、次に水平面上でワークを把持する方向Y方
向の位置決め装置と水平でY方向と直交するX方
向の位置決め装置を作動させて三方向の位置決め
を行なつた後、クランプの爪を閉じてワークを把
持していた。しかし、ワークを把持するときの力
で、ワークに歪や応力が発生し、加工が終了して
クランプの爪を開いた際に変形を来し、加工精度
を悪くすることがあつた。また、これを避けるた
めにワークの剛性を大きくすると該ワークの重量
が増加するという問題があつた。
(問題点を解決するための手段) この考案は従来の前記実情に鑑みてなされたも
ので、ワークに歪や応力を発生させないように把
持することを目的とするワークのクランプ治具を
提案するものであり、加工用テーブルにワークを
把持するクランプ治具において、テーブル上のワ
ークを把持するY方向に位置決めする押シリンダ
と、押されたワークを定位置で受けるようY方向
の一方でY方向と水平直交するX方向の両端にそ
れぞれ1個設けられた固定クランプと、X方向の
ワーク位置を決める位置決め装置とを備え、X方
向一方の両端に設けられた固定クランプ間に少く
とも1個以上のクランプをY方向に把持するよう
設け、他方ワーク中心からY方向の対象位置に同
じくY方向に把持するようクランプを設け、2個
の固定クランプ以外の全てのクランプをワークに
沿つて遊動把持可能な構造とし、ワークを加工用
テーブルに把持取付可能な構造としたことを要旨
とする。
(実施例) 以下、この考案の一実施態様を図面に基づいて
説明する。第1図はワークのクランプ治具を示す
平面図、第2図は同上正面図、第3図は同上治具
のクランプ部を示す斜視図、第4図は第3図にお
けるベースを分解して示す縦断斜面図、第5図は
第3図における縦断側面図である。
2は上面が水平な加工用テーブルであり、該テ
ーブル2にはX方向の位置決め装置6と、Y方向
の位置決め装置7および複数個のクランプ3が配
設されている。該X方向の位置決め装置6は、テ
ーブル2の下面中央部に固着されたシリンダ6a
によつて、第2図に示す矢印Aの方向に開閉可能
に支持された一対のL形部材より構成され、該部
材の垂直部がテーブル2の中央X方向側部に相対
して穿設された案内溝内を進退し、かつその上端
部内側をワーク1外周面に当接するようになつて
いる。Y方向の位置決め装置7はテーブル2の上
面に固着されたシリンダ7aによつて、第1図に
示す矢印Bの方向に往復動可能に支持され、その
上端部前面をワーク1内周面に当接するようにな
つている。クランプ3は第3図および第5図に示
す如く、固定爪4と、該固定爪4に対向し、かつ
該固定爪4に挿設された油圧シリンダ9のロツド
先端に下端を支持され、同上爪4の側面に配設さ
れたピン8にて中部を軸支されて第5図に示す矢
印Cの方向に回動し、開閉可能に設けられた可動
爪5とから構成され、両爪4,5によりワーク1
を把持するようになつている。また可動爪5は常
時、固定爪4側壁に穿設された孔内に装着された
スプリング10によつて開放方向に付勢されてい
る。更に固定爪4はその下部をテーブル2上にボ
ルト12で締着固設されたベース11の断面〓部
11aに摺動自在に嵌合され、第5図の矢印Dに
示す如きワーク1を把持する方向、つまり爪4,
5の開閉方向と同方向で、かつ水平に遊動可能に
設けられている。ただしY方向の位置決め装置7
がある側の両端のクランプ3a,3aのみ、固定
爪4はベース11に固着されている。また固定爪
4の可動爪5に対向する側面にはワーク1の下面
を支持し高さ方向の位置決めをする鍵部4aが設
けられている。またクランプ3の爪4,5の中心
線がワーク1の側面の曲率中心点を通るように、
該爪4,5を支持するベース11は各々テーブル
2に取着されている。なお、13はワーク1の上
面を切削する加工刃である。
(作用) 上記構成よりなるワークのクランプ治具におい
て、まず加工用テーブル2に設けられたX方向の
位置決め装置6の一対のL形部材を開いた状態
に、Y方向の位置決め装置7を後退した状態に、
クランプ3の爪4,5を開いた状態にしておく。
次にワーク1をクランプ3の爪4,5の間に載置
する。このときワーク1の下面がクランプ3の固
定爪4の鍵部4aに当接して高さ方向の位置決め
が行なわれる。この状態でシリンダ6a,7aを
作動させると、シリンダ6aによつて前記一対の
L形部材が閉動作されてワーク1をX方向におけ
る中央に位置決めし、またシリンダ7aによつて
Y方向の位置決め装置7が前進してクランプ3
a,3aの固定爪4,4とともにワーク1のY方
向を位置決めする。そこでクランプ3の油圧シリ
ンダ9を作動させると、可動爪5が閉動作され、
固定爪4とともにワーク1を把持する。このとき
固定爪4はベース11の断面〓部11aに沿つて
摺動しワーク1の位置に応じて停止するのでワー
ク1に歪や応力を生じさせることはない。また各
クランプ3の中心線方向が前述の如くワーク1の
側面の曲率中心点を通るようになつているため、
クランプ3の爪4,5にてワーク1を把持した後
はX方向に移動することはないが、必要に応じて
固定爪4をベース11に固定するための装置を付
加してもよい。以上の如く、良好に把持されたワ
ーク1の上面を加工刃13で切削加工した後、ク
ランプ3の爪4,5を開動作すれば該ワーク1は
変形を生ずることなく加工精度の高いものが得ら
れる。
(考案の効果) この考案によれば上記の如く、加工用テーブル
上に複数個のクランプをワークを把持するY方向
に遊動可能に設けたため、剛性の小さいワークを
把持した際にワークに歪や応力を生じさせること
がなく、良好に加工することができる。従つて従
来の如きワークの剛性を大きくして重量の増加を
招くという問題を来すことなく、ワークの変形を
防止でき加工精度を向上せしめるものである。更
に、ワークの所定寸法が多少変更されても治具を
改造することなく対応できる等実用上、多大な効
果を得ることができ極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施態様を示す平面図、
第2図は同上正面図、第3図は同上治具のクラン
プ部を示す斜視図、第4図は第3図におけるベー
スを分解して示す縦断斜視図、第5図は第3図に
おける縦断側面図である。 1……ワーク、2……加工用テーブル、3,3
a……クランプ、4……固定爪、5……可動爪、
6……X方向の位置決め装置、6a,7a……シ
リンダ、7……Y方向の位置決め装置、8……ピ
ン、9……油圧シリンダ、11……ベース、11
a……断面〓部、13……加工刃。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 加工用テーブルにワークを把持するクランプ治
    具において、前記加工用テーブル上のワークを把
    持するY方向の位置を決める位置決め装置を動作
    するシリンダと、前記Y方向の両側に対称的にそ
    れぞれ2個以上配設されかつ固定爪と可動爪から
    なるクランプと、Y方向と水平直交するX方向の
    ワーク位置を決める位置決め装置とを備え、前記
    シリンダにより押されたワークを受けるようY方
    向の一方でX方向の両端に設けられた前記クラン
    プの固定爪は加工用テーブルに対して固定され、
    前記2個のクランプ以外の全てのクランプをワー
    クに沿つて遊動把持可能な構造とし、ワークを加
    工用テーブルに把持取付可能な構造としたことを
    特徴とするワークのクランプ治具。
JP3940485U 1985-03-19 1985-03-19 Expired JPH0337869Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3940485U JPH0337869Y2 (ja) 1985-03-19 1985-03-19

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JP3940485U JPH0337869Y2 (ja) 1985-03-19 1985-03-19

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Publication Number Publication Date
JPS61154639U JPS61154639U (ja) 1986-09-25
JPH0337869Y2 true JPH0337869Y2 (ja) 1991-08-09

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ID=30547317

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JP3940485U Expired JPH0337869Y2 (ja) 1985-03-19 1985-03-19

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JPH074105Y2 (ja) * 1988-10-11 1995-02-01 住友金属鉱山株式会社 テレビフレーム切削加工用クランピング装置
US20200206854A1 (en) * 2017-11-09 2020-07-02 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Processing device and processing method

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JPS61154639U (ja) 1986-09-25

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