JPH0337544A - 非球面レンズの偏心測定装置及び測定方法 - Google Patents

非球面レンズの偏心測定装置及び測定方法

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JPH0337544A
JPH0337544A JP17169589A JP17169589A JPH0337544A JP H0337544 A JPH0337544 A JP H0337544A JP 17169589 A JP17169589 A JP 17169589A JP 17169589 A JP17169589 A JP 17169589A JP H0337544 A JPH0337544 A JP H0337544A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、非球面レンズにおける非球面軸の傾きを測定
するための非球面レンズの偏心測定装置および測定方法
に関するものである。
(従来の技術) 非球面レンズの製作に当たり、これら製作されたレンズ
が所定の設計値通りに製作されているか否かを検査する
必要がある。
かかるレンズの検査を行う装置として、特願昭63−1
26866号に開示されている非球面レンズの偏心測定
装置が提案されている。この非球面レンズの偏心測定装
置は、被検レンズ保持用のレンズ受け部を有するととも
に回転駆動自在に構成された回転レンズ支持部材と、回
転レンズ支持部材」二の被検レンズの位置を前記回転レ
ンズ支持部材の回転軸に対し垂直方向に移動調整するた
めの機構部と、被検レンズにおける非球面の近軸曲率中
心の回転軸に対する偏心量を検出するための近軸偏心測
定部と、前記回転軸以外の軸を検出軸として前記レンズ
受け部側の面とは反対側のレンズ面における非球面軸の
回転軸に対する傾き角を検出するための非球面軸測定部
とより構成されている。
この構成において、被検レンズを前記回転支持部材上に
支持し、回転させて、被検レンズにおける前記レンズ受
け部側とは反対側のレンズ面の近軸曲率中心の回転軸に
対する偏心量を前記近軸偏心測定部で検出しながら偏心
量が0になるように前記被検レンズの移動調整機構部に
より心調整する。
この状態において、被検レンズにおける前記レンズ受け
部とは反対側のレンズ面における非球面軸の回転軸に対
する傾き角を非球面軸測定部により測定するようにして
いる。
(発明が解決しようとする課題) 」二記特願昭63−126866号明細書の非球面レン
ズの偏心測定装置において、被検レンズに於けるレンズ
受け部とは反対側のレンズ面の近軸曲率中心の回転軸に
対する心出し作業は作業者の熟練を要し、少なくとも偏
心量を1/1000mm以下に心出しする必要性がある
ため極めて困難な作業であり、この近軸曲率中心の回転
軸に対する偏心のために非球面軸測定部による非球面軸
の回転軸に対する傾き角の検出値に誤差を生じる。
本発明は上述した従来技術の欠点を克服し、より高精度
に非球面軸の傾き角を測定しうるようにした非球面レン
ズの偏心測定装置および測定方法を提供することを目的
とする。
(課題を解決するための手段) 本発明非球面レンズの偏心測定装置は被検レンズ保持用
のレンズ受け部を有すると共に回転駆動自在に構成され
た回転レンズ支持部材と、この回転レンズ支持部材上の
被検レンズの位置を回転レンズ支持部材の回転軸に対し
垂直方向に移動調整するための機構部と、被検レンズに
おける非球面の近軸曲率中心の回転軸に対する偏心量を
検出するための近軸偏心測定部と、前記回転軸以外の軸
を検出軸として前記レンズ受け部側の面とは反対側のレ
ンズ面における非球面軸の回転軸に対する傾き角を検出
するための非球面軸測定部と、前記回転軸の回転角を検
出するための回転角測定部と、前記近軸偏心測定部、前
記非球面軸測定部および前記回転角測定部の夫々測定値
を演算する演算部とより構成したことを特徴とする。
本発明非球面レンズの偏心測定方法は上記弁球面レンズ
の偏心測定装置において、被検レンズにおける前記レン
ズ受け部側の面とは反対側のレンズ面の近軸曲率中心の
回転軸に対する偏心量を前記近軸偏心測定部で検出しな
がら、偏心量を小さくするように前記被検レンズの移動
調整機構部により心調整を行う際に、僅かながら残る近
軸曲率中心の偏心量が前記非球面軸測定部の検出値に誤
差を与えるため、前記近軸偏心測定部により検出された
近軸曲率中心の偏心量を求め、また前記回転角測定部に
より近軸曲率中心の偏心方向を求め、前記演算部におい
て近軸曲率中心の偏心による前記非球面軸測定部への誤
差量を演算し、前記非球面軸測定部の検出値を補正する
ことを特徴とする。
第1図に示す本発明に係る非球面レンズの偏心測定装置
1においては、被検レンズ2として上面(第1面)2a
が非球面、下面(第2面)2bが球面である非球面レン
ズを測定する場合を例示する。図に示すように測定装置
1は被検レンズ2を回転ホルダー3と、回転ホルダーの
回転角を検出する回転角検出部9と、第1面2aの近軸
曲率中心2cの回転軸4に対する偏心量を検出するため
の近軸偏心測定部5と、回転軸4に対する第1面2aの
非球面軸6の傾き角を測定するための非球面軸測定部7
と、前記回転角検出部9、前記近軸偏心測定部5、およ
び前記非球面軸測定部7より、第1面の近軸曲率中心2
cと第2面の近軸曲率中心2dを結ふ軸である基準軸1
2に対する非球面軸6の傾き角ε+Asを計算するため
の演算部15とより構成しである。
また、回転ホルダー3における被検レンズ2との接触部
は回転軸4に対して同心加工しである。
(作用) 上記構成において、被検レンズ2を回転ホルダー3の上
に乗せると、被検レンズ2の第2面2bの曲率中心2d
は理論的に常に回転軸4の軸線上となる。又、近軸偏心
測定部5を介して第1面2aの近軸曲率中心2cの回転
軸4に対する偏心量を検出し、この偏心量ができるかぎ
り小さくなるように被検レンズ2の位置を調整すること
により、第1面2aの曲率中心2cを、第2面2bの曲
率中心2dと同様に回転軸4の軸線上にほぼ一致させる
ことができる。ここで、非球面軸測定部7にて回転軸4
に対する第1面2aの非球面軸6の傾き角度ε′1A8
を測定する。
また、第1面2aの近軸曲率中心2cの偏心方向θ1並
びに、非球面軸6の傾き方向θ、は回転角検出部より求
めることができる。
ここで第1面2aの近軸曲率中心2cのわずかな偏心量
を61とすると、偏心量δ、とその方向θ1、ならびに
非球面軸6の傾き角度ε JASとその方向θ、より、
演算部15において基準軸12に対する第1面2aの非
球面軸6の傾き角度εIASを計算する。
同様にして、第1面2a、第2面2bともに非球面であ
る場合にも、第1面と同様に第2面2bの非球面軸の傾
きを測定できる。又、第2面2bが平面である場合にも
、第1面2aの近軸曲率中心2cを通る第2面への垂線
を基準軸とすることにより傾きεIAsを測定すること
ができる。
(第1実施例) 第2図〜第4図は、本発明に係る非球面レンズの偏心測
定装置1の第1実施例を示すものであり、第2図は構成
説明図、第3図(a)、(b)および第4図はその要部
の説明図である。
図に示すように測定装置1は被検レンズ2を回転自在に
保持するための回転ホルダー3と、第1面2aの近軸曲
率中心2cの回転軸4に対する偏心量を検出するための
近軸偏心測定部5と、被検レンズ2の回転に伴う第1面
2aの測定点の変位量を検出して回転軸4に対する非球
面軸の傾きを測定するための変位検出部IO等より構成
しである。
回転ホルダー3における被検レンズ2との接触部は回転
軸4に対して同心加工してあり、回転ホルダー3は図示
を省略している回転駆動部を介して回転駆動されるよう
に構成する。
近軸偏心測定装置5は第2図にて示すごとく光学系12
、増幅器13、アライメントモードと測定モードとの切
替部14、演算部15、表示部16、及びレンズデータ
入力部17により構成する。
光学系12の構成について説明すると、18で示すのは
半導体レーザで、この半導体レーザ18からのレーザ光
はコリメータレンズ】9を介して平行光となり、偏光プ
リズム20に入射されるように構成している。そして、
偏光プリズム20からの透過光は1/4波長板21を経
て第1の集光レンズ22に入射されるように構成してい
る。集光レンズ22からの出射光は、第1の集光レンズ
22の焦点位置に集光されるようにし、したがって、被
検レンズ2における第1面2aの近軸曲率中心2Cを第
1の集光レンズ22の焦点位置にセットすれば第1面2
aに入射される光束は第1面2aにて反射されて偏光プ
リズム20に入射されるように設定しである。そして、
偏光プリズム20に入射した被検レンズ2からの反射光
は、偏光面で反射されて第2の集光レンズ23に入射さ
れ、定位置に集光されるようになっている。24で示す
のは第2の集光レンズ23にて結像された点像を拡大す
るための拡大レンズで、拡大レンズ24からの出射光は
拡大像の重心位置を検出するための光位置検出素子25
上に集光されるように設定しである。
光位置検出素子25は増幅器13と接続して、光位置検
出素子25にて検出した光位置に対応した信号0 (電圧信号)が増幅器13にて増幅されるように構成し
ている。この増幅器13からの出力信号は、切替部(ア
ライメントモードと測定モードとに切替えるもの)14
を経て表示部16に入力されるように設定しであるが、
この場合、アライメントモード切り替時には信号26に
より直接表示部16に人力され、又、測定モード切り替
時には信号27により演算部15を経て表示部16に人
力されるように設定しである。そして、表示部16にて
各モード時での検出値、即ち、アライメントモード時の
検出値、測定モード時の検出値(最終測定値)がそれぞ
れ切り替表示されるように設定しである。
レンズデータ入力部17は、被検レンズ2の測定面の形
状や屈折率等を測定時にあらかじめ入力するためのもの
で、このレンズデータ入力m17には、被検レンズ2に
おける第1面(非球面)2aの形状Z=f 1(x)、
第2面(非球面)2bの形状Z=ft(x)(但し、z
Xは非球面軸を2軸、非球面の面頂を通りZ軸に直交す
る軸をX軸とする2次元座標系の変数とする)、面間隔
d、屈折率n、第1面2aの基準測定点Pの回転1 軸からの距離hl、回転ホルダー3の半径り、を入力し
うるように設定しである。
変位検出部10は、被検レンズ2の回転に伴う第1面2
aの測定点(変位検出軸28と第1面2aとの交点)P
の変位検出軸28方向の変位量Δ、を検出するためのも
ので、この検出値が演算部15に入力されこの演算部1
5にて非球面軸と回転軸4との傾きが演算処理されるよ
うになっている。演算部15における演算処理構成につ
いては、説明の都合上作用説明において説明する。
なお、上記表示部16における表示手段は、いわゆるx
−y座標におけるX方向、y方向の座標値をそのまま表
示する手段でもよいが、この座標値を座標軸とともに表
示する手段とするのが良好である。又、回転半径り、を
表示するようにすればより都合がよい。
次に、上記構成にもと好き両面2a、2bが非球面であ
る被検レンズ2における非球面軸30.31の傾きを検
出、測定する作用について説明する。
まず、切替部14をアライメントモードに設定す2 る。
次に、レンズデータ入力部17に被検レンズ2の第1面
2a及び第2面2bの形状Z=f+(x)、Z=r2(
x)、両間隔d、屈折率n、第1面2aの基準測定点(
例えばP点)の回転軸4からの距離hl、回転ホルダー
3の半径h2を入力する。
次に、回転ホルダー3にセットされた被検レンズ2に対
して半導体レーザ18からのレーザ光を照射させて測定
を開始する。この場合、半導体レーザ18からのレーザ
光はコリメータレンズ19を介して平行光となり、この
平行光は偏光プリズム20,1/4波長板21を経て第
1の集光レンズ22に入射される。
そして、第1の集光レンズ22からの出射光は、第1の
集光レンズ2の第1面2aの近軸曲率中心2Cが第1の
集光レンズ22の焦点位置となるように、換言すれば、
第1の集光レンズ22からの出射光が第1面2aの近軸
曲率中心2cに集光するように第1の集光レンズ22も
しくは装置全体を上下に移動調節すれば、第1の集光レ
ンズ22からの集光光束は第1面2aで反射され、入射
光路を逆進して再び偏3 光プリズム20に入る。そして偏光プリズム20に入射
した反射光は偏光面で反射され、第2の集光レンズ23
を経て定位置に集光される。この場合、第1面2aから
の反射光は、174波長板21、偏光プリズム20の作
用によりほぼ100%第2の集光レンズ23にて定点に
集光された点像は拡大レンズ24にて拡大され、この拡
大レンズ24にて拡大された点像は光位置検出素子25
上に集光される。そして、この光位置検出素子25は、
素子上に集光される点像の光位置に対応した電圧信号を
出力信号として出し、この出力信号は増幅器13にて増
幅される。ここで、切替部17はアライメントモードに
セットしであるので、増幅器13からの出力信号はその
まま表示部16に人力され、検出信号に対応した検出値
を表示する。
ここで、被検レンズ2における第1面2aの近軸曲率中
心2cを回転軸4上に調心する作用について説明する。
即ち、一般的に、被検レンズ2を回転ホルダー3上に載
せただけでは第1面2a及び第2面2bの近軸曲率中心
2 c、 2 dは第4図に示すごとく両中心共回転軸
4上には存在しないのが通例で4 ある。従って、この状態で被検レンズ2を回転ホルタ−
3を介して回転させれば第1面2aの近軸曲率中心2c
が回転軸4の回りを回転することになり、この回転半径
がオートコリメーション法の原理により表示部16に表
示される。この回転半径の測定は、次のようにして行う
ことができる。即ち、第1面2a及び第2面2bのそれ
ぞれの近軸1111率をC1、C3とすると、 で表され、従って、第1面2aの近軸曲率中心2Cが回
転ホルダー3の基準面りよりSIだけ下方にあるものと
すれば、 S、 −(1/C,) −f2(h2) −d    
 ・・・ (3)となる。従って、」二記SIの位置に
第1の集光レンズ22からの光束が集光するように近軸
偏心測定部5の光学系12を回転軸4の軸線方向に調整
することにより上記回転半径を測定できる。そこで、表
示部16に表示されている回転半径を確認しつつ被検レ
ンズ2を図示を省略している移動機構により回転ホルダ
ー3上に滑らせ、回転半径が出来る限り小さくなるよう
に位置調整をする。以上の手順にて、第1面2aの近軸
曲率中心2cが第3図(a)にて示すごとく回転軸4に
ほぼ位置することになる。
次に、切替部14を測定モードに切り替え、変位検出部
10により被検レンズ2の回転に伴う第1面2aの測定
点Pの変位量Δ、を検出する。この検出時には、変位検
出軸28が測定面にたいして直角であるのが望ましく、
又、距離り、の点で検出するためには、回転軸4上で回
転ホルダー3の基準面りから下方に次の(4)式でもと
められる2゜の点を通り、かつ、回転軸4に対して次の
(5)式で求められるθ。なる傾きをもつ変位検出軸2
8となるように配置する必要がある。ここで2゜及びθ
。は次式により求めることができる。
20 : r+(h+)→h/[r+’(h+)〕−r
2(h2)−d−=  (4)Q  = tan−’(
r1’(h+)l           −(5)今、
第3図(a)にて示すごとく、測定点Pにおける1つの
変位ピーク点p、の回転軸4からのX座標(距離)をx
P+、他方のピーク点P2の回転軸4に対する対称点の
X座標をXP+’、第1面2aと回転軸4との交点のX
o−、第1面2aの非球面軸30と回転軸4との傾きを
εlal!’、変位検出部10による検出値(変位量)
をΔ′。
とすると、解析幾何学上次の5つの式が戊り立つ。
tan(ε、A、’十θo)=L’(xp+)    
  +・・  (6)jan(εlAs−θo)−f’
+’(xp+’)   ・・・(7)tanεlAl1
’−f+’ (Xo)       ・・・ (8)(
(4,(xP、’) −f、(xp+))cosεIA
s(Lp+” Xp+)Sjnε1Asi2”[(Xp
+ −Xp+  2xo)cosε貫^8→(f+(x
p+’)  + L(xp+)2L(xo)lsinε
IAI+’)’・Δ、′ Δ1゛−δ、5in(θ。−OI+02)cos”(θ
。−θ、−1−02)−R1−Δ1・・・ (9) 汗、2−5.Q ・・・ (10) 7 ここでδ、は第1面2aの近軸曲率中心2co偏心量、
RIは第1面2aの近軸曲率半径を示す。
尚、支持基体(10)の第2項〜第4項は、第1面2a
の近軸曲率中心2cが位置調整後もわずかながら偏心量
δが存在するために、変位検出部lOによる検出値(変
位量)に影響を与えるため、これに対する補正項である
上記(6)式よりXP+′を、(7)式よりXpz’を
、そして(8)式によりX。を各々ε1A8′の関数と
して表せるので、これを(9)式に代入することにより
ε、A8′をΔ、の関数として表わすことができる。即
ち、εJAS′・g+(Δ8.θ。)    ・・・ 
(11)従って、(10)式により、第1面2aの非球
面軸30と回転軸4との傾きεIAS’を求めることが
できる。
次に、第1面2aの近軸曲率中心2cの回転半径(偏心
量)の検出との同様にして、近軸偏心測定部5を用いて
第2面2bの近軸曲率中心2dの回転軸4回りの回転半
径δ、(第3図(a)、(b)参照)を検出する。この
場合、近軸偏心測定部5の光学系12を回転軸4の軸線
方向に調整し、第1の集光レンズ228 からの光束を回転軸4上の特定点に集光させる必要があ
る。今、この集光点を、回転ホルダー3の基準面りより
S、たけ下方にあるものとすれば、近軸理論によδ2は
次式で与えられる。
そして、検出光学系の横倍率をβ、近軸偏心測定部5で
測定される反射像の回転反射像をΔ、とすれば第2面2
bの近軸曲率中心2dの回転半径δ2は次式で与えられ
る。
β1 ・(Δ2/nβ)fn −(n−1)(C,/C
,)(1,C3d)1(14) ここで、式(13)の平方根の中の第1項は第1面2a
の近軸曲率中心2cが位置調整後も、わずかながら、偏
心量δ1が存在会つるために、近軸偏心測定部5による
第2面2bの近軸曲率中心2dの回転軸回りの回転半径
の検出値Δ、に影響を与えるため、これ9 に対する補正項である。
次に、(12)式で獲られたδ2の値から、第2面2b
の非球面軸31と回転軸4との角度を求める方法を説明
する。
回転軸4と、第2面2bの非球面軸31を含む面を断面
内での回転ホルダー3と、第2面2bとの2つの接点の
X座標をXP2及びXp、’(但し、Xpt<Xpt゛
とする)、第2面2bと、回転軸4との交点のX座標を
X。′とし、さらに第2面2bの非球面軸31と回転軸
4との角度をε、A8′とすれば、解幾何学」二次の4
つの式が戊り立っ XP2−xpt=2h2cosεa^s       
−(15)Xp2+Xp2’=2〔Xp2Sin’ε2
AS’ ” Xo’CO8’ 82AS+(ft(xo
’)−f、(xp、)lsinε2AS’CO8ε2A
s’〕・・・ (16) Xp2”Xp2”’2〔Xp2’5irl’ε、As’
 + Xo’CO8’ε2AS+(ft(xo’)−L
(xpt’)lsinε2AS″cosε2AS′:]
・・・ (17) δ−= l[1+f2’(xo’)”)/[f−’(x
o’))(fz’(xo)・cosε2^s″−5in
8tAs’l l     ・・・ (18)0 従って、(15)式、(16)式及び(17)式により
Xp2及びXP2Xを消去し、x0′を求め、この値を
(18)式に代入すればδ、が求まることになる。逆に
、δ、が(13)式により算出できれば、ε、A8゛を
求めることができる。即ち、ε7A8′は次式のごとく
表すことができる。
εZAS = lh(δ7.h2)−(19)さて、こ
こで、第1面2a及び第2面2bの2つの近軸曲率中心
2c、2dを結ぶ直線を非球面レンズ2の基準軸40と
称することとすれば、回転軸4に対する、この基準軸4
0の傾きε。は次式で求めることができる。
ε、 = cos−’ ((R+−R7+d)/δ、′
+δ、′−2δ、δ、・cos θ、−〇+)+(R,
Rt+d)″)  ・・・ (20)従って、基準軸4
0に対する第1面2a及び第2面2bの非球面次式で3
0.31の傾きεIAs及びε、Asは次式により求め
ることができる。
II: lA8 = 5in−’ SinεIA8″S
jn”ff +”(Sln8 HAs”1 ε2AS = Sin ’ Sin”εtAs′sin
’ff 、+(sinεtAsCoS8 ocOF;(
:l t−Co5IE t^s Sjnε2)″・・・
 (22) ここで(21)式のα1は基準軸4oに対する第1面2
aの非球面偏心方位であり(22)式のα、は基準軸4
゜に対する第2面2bの非球面偏心方位である。α1゜
α、は以下の式で求められる。
α1−θ、−jan−’ ((δ、sinθ2−δ+s
inθ1)バδ、・eO8θ2−δ+ Cosθ、))
      ・・・ (23)α、−θz−jan−’
 ((δtBinθ、−δ+sinθ1)/(δ、・c
osθ2−δ+ cosθ*)       −(24
)これらの演算はすべて演算部15で行うことになる。
以上のように、本実施例によれば、第1面2aの近軸曲
率中心2cが回転軸4上に完全に一致しなくても、極め
て正確に、非球面軸30.31の傾きεIAS及びε2
ASを測定することができる。
なお、上記実施例においては、両面とも非球面の被検レ
ンズ2の測定例について説明したが、これに限定される
ものではなく、片面非球面のレンズに対しても球面側の
非球面軸の傾き(εlA+s、ε2AS2 のいずれか)が0として検出されるだけであるので上記
と同様にして非球面側の非球面軸の傾きを測定できる。
(第2実施例) 第5図(a)、(b)、第6図(a)、(b)に本発明
の第2実施例を示す。本実施例の特徴は、被検レンズ2
における第1面2aに、第1面2aの非球面軸30を中
心とする同心の輪帯状マークを2j設け、この輪帯状マ
ーク2jの開店に伴う振れ量Δ−3′を対物レンズ60
、テレビカメラ61、及び画像処理部62により検出し
、この検出結果を演算部15にて演算処理することによ
り、被検レンズ2の非球面軸30.31の傾きを測定し
うるように構成した点である。輪帯状マーク2jは第1
面2aとは同一型で成型することが容易なことから、輪
帯状マーク2jの中心を非球面軸30上に位置させるこ
とも、又、容易にできる。
本実施例ではこの殊に着目し、球面に近い非球面の測定
精度の悪さをこの輪帯状マーク2jの中心を検出するこ
とにより、高精度化を意図したものである。
被検レンズ2の回転に伴う輪帯状マーク2jの振れ量Δ
−3′を対物レンズ60、テレビカメラ61及び画像処
理部62により検出する。このときの照明方法について
は、外部照明でも通常顕微鏡で使用する落射照明でもど
ちらでもよい。第1実施例ではじしきにより算出する。
ε+As’=jan(C+Δ)     −(24)Δ
3=   cosθ3−δ、 cosθ+)”+(Si
nθ2−δ+5in01)2 ・・・ (25) 但しく25)式の03は輪帯状マーク2jの最大振れ方
向である。ここで、Δ3は第1面2aの近軸曲率中心2
cが位置調整後もわずかながら偏心量δ、が存在するた
めに振れ量Δ3゛に影響を与えるために、補正した後の
輪帯状マーク2jの回転軸4に対する偏心量である。
従って、第1面2a上の輪帯状マーク2jの振れ量Δ−
3゛、第2面2bの近軸曲率調整後も2dの回転じしき
により4に対する偏心量δ6、雨検出に於ける偏心方位
差α、及び両面の形状データL(x)、r2(x)に基
づき、演算部15で各面の基準軸40に対する非球面軸
30.31のなす角度εJAS及びεff1Asを第1
実施例と同様にして算出し表示部16でこれらの値を表
示する。なお、表示部16ではアライメント用の第1面
2aの近軸曲率中心2cの回転軸4に対する偏心量の表
示を兼ねるものとする。
本実施例によれば、輪帯状マーク2jの振れ量Δ1′を
検出して基準面40に対する非球面軸30.31のなす
角度εIA8、ε、A8を検出、測定して射るので、第
1実施例に比してより高精度の測定がかのうとなる利点
がある。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、非球面レンズにおける非
球面軸の傾き偏心を、極めて性格かつ高精度に検出、測
定することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明非球面レンズの偏心測定装置の構成を示
す概念図、 第2図は本発明非球面レンズの偏心測定装置の1実施例
の構成を示す説明図、 第3図(a)、 (b)および第4図は同じくその要部
5 を夫々示す説明図、 第5図(a)、(b)および第6図(a)、(b)は本
発明非球面レンズの偏心測定装置の他の実施例の構成を
夫々示す説明図である。 2 ・・・ 被検レンズ、 2b ・・・ 第2面、 4 ・・・ 回転軸、 5 6 ・・・ 非球面軸、 7 9 ・・・ 回転角検出部、 2a ・・・第1面 3 ・・・ 回転ホルダー ・・・ 近軸偏心測定部 ・・・ 非球面軸測定部 15  ・・・ 演算部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、被検レンズ保持用のレンズ受け部を有すると共に回
    転駆動自在に構成された回転レンズ支持部材と、この回
    転レンズ支持部材上の被検レンズの位置を回転レンズ支
    持部材の回転軸に対し垂直方向に移動調整するための機
    構部と、被検レンズにおける非球面の近軸曲率中心の回
    転軸に対する偏心量を検出するための近軸偏心測定部と
    、前記回転軸以外の軸を検出軸として前記レンズ受け部
    側の面とは反対側のレンズ面における非球面軸の回転軸
    に対する傾き角を検出するための非球面軸測定部と、前
    記回転軸の回転角を検出するための回転角測定部と、前
    記近軸偏心測定部、前記非球面軸測定部および前記回転
    角測定部の夫々測定値を演算する演算部とより構成した
    ことを特徴とする非球面レンズの偏心測定装置。 2、請求項1に記載の非球面レンズの偏心測定装置にお
    いて、被検レンズにおける前記レンズ受け部側の面とは
    反対側のレンズ面の近軸曲率中心の回転軸に対する偏心
    量を前記近軸偏心測定部で検出しながら、偏心量を小さ
    くするように前記被検レンズの移動調整機構部により心
    調整を行う際に、僅かながら残る近軸曲率中心の偏心量
    が前記非球面軸測定部の検出値に誤差を与えるため、前
    記近軸偏心測定部により検出された近軸曲率中心の偏心
    量を求め、また前記回転角測定部により近軸曲率中心の
    偏心方向を求め、前記演算部において近軸曲率中心の偏
    心による前記非球面軸測定部への誤差量を演算し、前記
    非球面軸測定部の検出値を補正することを特徴とする非
    球面レンズの偏心測定方法。
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