JPH0337475A - 流体継手のスリップ制御装置 - Google Patents

流体継手のスリップ制御装置

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JPH0337475A
JPH0337475A JP17058089A JP17058089A JPH0337475A JP H0337475 A JPH0337475 A JP H0337475A JP 17058089 A JP17058089 A JP 17058089A JP 17058089 A JP17058089 A JP 17058089A JP H0337475 A JPH0337475 A JP H0337475A
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JP
Japan
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lock
slip
clutch
state
condition
Prior art date
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Pending
Application number
JP17058089A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Kimita
来見田 進
Kazuo Sasaki
和夫 佐々木
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ポンプインペラー等の入力要素、タービンラ
ンナー等の出力要素及びロックアツプクラッチを備えた
流体継手におけるロックアツプクラッチがとる、入力要
素と出力要素とを相対回転可能な状態で係合させるスリ
ップ締結状態についての制御を行う流体継手のスリップ
制御装置に関する。
(従来の技術) 車両に搭載されたエンジンに接続される流体継手、所謂
、l・ルクコンハータとして、エンジンの出力軸に連結
される入力要素を構成するポンプインペラー及び出力要
素を構成するタービンランチ−に力I+えて、ポンプイ
ンペラーに摩擦係合する状態をとるロックアップクラッ
チが設けられたものが知られている。そして、斯かるロ
ックアツプクラッチイリのトルクコンバータを備えた自
動変速機が搭載された車両において、所定の走行状態に
あるとき、エンジンから自動変速機を介して車輪駆動系
にトルクが伝達されるにあたってのトルクコンバータに
おけるエネルギー損失の低減と、エンジンのトルク変動
が自動変速機を介して車輪駆動系に伝達されて生しる車
体振動の低減とを両立させるへく、トルクコンバータに
おけるロックアツプクラッチに、ポンプインペラーとタ
ービンランナーとの間に回転数差を生じさせるようにポ
ンプインペラーに係合する締結状態、即ち、スリップ締
結状態をとらせるスリップ制御を行うようになすことが
提案されている。
このようなトルクコンバータにおけるロックアツプクラ
ッチについてのスリップ制御は、通常、実際のポンプイ
ンペラーとタービンランナーとの間の回転数差、即ち、
実際のロックアツプクラッチのスリップ量と、ポンプイ
ンペラーとタービンランナーとの間の目標回転数差、即
ち、ロックアツプクラッチの目標スリップ量との間の差
に基づいて設定される制御量をもってのフィートバンク
制御とされる。
(発明が解決しようとする課題) 上述の如くにフィードバック制御の態様がとられるトル
クコンバータにおけるロックアツプクラッチについての
スリップ制御は、例えば、エンジン負荷及び車速が所定
の条件を満たすことになる車両の走行状態のもとで行わ
れるが、スリップ制御が行われているもとで、例えば、
エンジンの加速が要求されてスロットル開度が急激に変
化せしめられる場合、あるいは、自動変速機内の抽温の
上昇に起因して、設定された制御量か不適正なものとさ
れる場合等において、実際のスリップ量が目標スリップ
量から大幅に低減される事態がまねかれ、それにより、
トルクコンバータが、スリップ制御状態にされたもとで
、ロックアツプクラッチがポンプインペラーとタービン
ランナーとのmlに回転数差を生じさせないよう乙こポ
ンプインペラーに係合するものとされるロックアツプ状
態に近い状態で作動するものとされて、フィードバンク
制御に伴われるハンチング現象が生じ、エンジンが発生
ずるトルクの伝達系にショックが生じることになる虞が
ある。
なお、実際のスリップ量と目標スリップ量との差に基づ
く制御信号をもってなされるフィードバック制御の態様
で行われる、トルクコンパ−タムこおけるロックアツプ
クラッチについてのスリップ制御として、例えば、特公
昭62−7430号公報にも示される如(、実際のスリ
ップ量が目標スリップ量を越えて増大せしめられ、かつ
、その増大せしめられたスリップ量がとられる状態が所
定期間以上継続された場合には、トルクコンバータがス
リップ制御状態から解除されて、ロックアツプクラッチ
がポンプインペラーとタービンランナーとを非係合状態
となすものとされるコンバータ状態がとられるものとな
るようにされ、それによって、トルクコンバータがスリ
ップ制御が行われるもとでコンバータ状態に近い状態で
作動するものとされることに起因して生しる不都合を回
避するようにしたものも提案されているが、斯かるもの
にあっても、前述された如くの、トルクコンバータがス
リップ制御状態のもとてロックアツプ締結状態に近い状
態で作動するものとされることに起因する、フィードバ
ック制御に伴われるハンチング現象を回避することはで
きない。
斯かる点に鑑み、本発明は、エンジンに連結される入力
要素、出力要素及びロックアツプクラッチを備えた流体
継手におけるロックアツプクラッチがとる、入力要素と
出力要素とを相対回転可能な状態で係合させるスリップ
締結状態についての制御をフィードバック制御の態様を
もって行うにあたり、エンジンの動作状態の急激な変化
等に起因して、ロックアツプクラッチについてのスリッ
プ量が目標スリップ量から大幅に低減される事態がまね
かれても、流体継手におけるフィードバック制御に伴わ
れるハンチング現象の発生等の不都合を回避できるよう
にされた、流体継手のスリッブ制御装置を提供すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成すべく、本発明に係る流体継手のスリ
ップ制御装置は、第1図にその基本構成が示される如く
、入力要素、出力要素、及び、入力要素と出力要素とを
相対回転可能な状態で係合させるスリップ締結状態をと
り得るロックアツプクラッチを有した流体継手における
ロックアップクラッチに、入力要素と出力要素とを係合
状態となす動作及び入力要素と出力要素とを非係合状態
となす動作を選択的にとらせるための作動油圧を供給す
る油圧供給手段と、ロックアツプクラッチがスリップ締
結状態をとるもとにおけるスリップ量を検出するスリッ
プ量検出手段と、油圧供給手段に対する制御を行う油圧
制御手段とを備え、油圧制御手段が、ロックアツプクラ
ッチがスリップ締結状態をとるもとで、スリップ量検出
手段により検出されたスリップ量が、予め設定された目
標スリップ量より小なる所定のスリップ量未満のものと
される状態が予め設定された所定の態様をもって得られ
るとき、油圧供給手段に、ロックアツプクラッチのスリ
ップ締結状態が解除されてロックアツプクラッチが流体
継手の入力要素と出力要素とを非係合状態となす動作状
態が得られることになる作動油圧をロックアツプクラッ
チに供給する動作を行わせるものとされて、構成される
(作 用) 上述の如くに構成される本発明に係る流体継手のスリッ
プ制御装置においては、ロックアツプクラッチがスリッ
プ締結状態をとるもとで、スリップ量が、エンジンの動
作状態の急激な変化等に起因して、目標スリップ量から
大幅に低減される事態がまねかれた場合には、ロックア
ツプクラッチがスリップ締結状態から流体継手の入力要
素と出力要素とを非係合状態とする動作状態に移行せし
められて、流体継手がコンバータ状態にされる。
それにより、ロックアツプクラッチがスリップ締結状態
にあるとき、スリップ量が目標スリップ量から大幅に低
減される場合にも、流体継手が、スリップ制御状態のも
とで、ロックアツプクラッチが入力要素と出力要素とを
相対回転を生じさせないように係合するものとされるロ
ックアツプ状態に近い状態で作動するものとされる事態
が回避されて、流体継手におけるフィードバック制御の
態様で行われるスリップ制御に伴われるハンチング現象
の発生等の不都合が防止され、エンジンが発生するトル
クの伝達系にショックが生じることになる盾が低減され
る。
(実施例) 第2図は、本発明に係る流体継手のスリップ制御装置の
一例を、それが適用された車両のパワープラントと共に
示す。
第2図に示されるパワープラントは、エンジン本体10
と自動変速機20とから戒り、エンジン本体10は、例
えば、4つの気筒を有し、4つの気筒の夫々には、スロ
ットル弁11が配設された吸気通路12からの吸入空気
と吸気通路12に配された燃料噴射弁から噴射される燃
料とで形成される混合気が供給され、混合気は、各気筒
において点火系の作動によって燃焼せしめられて排気道
路に排出される。そして、斯かる混合気の燃焼によって
得られるエンジン本体10からのトルクが、自動変速機
20を含んで構成される動力伝達経路を介して車輪駆動
系に伝達される。
自動変速a20は、トルクコンバータ21と、多段歯車
式の変速機構22と、それらの制御に用いられる作動油
圧を形成して供給するロックアツプ制御用ソレノイド弁
2及び調圧用ソレノイド弁3等の各種ソレノイド弁及び
シフ1〜弁が備えられた油圧回路部40とを有するもの
とされる。
トルクコンバータ21は、第3図において油圧回路部4
0におけるトルクコンバータ21の動作制御に関与する
部分を伴って詳細に示される如く、エンジン本体10に
おける出力部10aによって回転駆動されるドライブプ
レート23と、ドライブプレート23に接合されてそれ
と共に回転するポンプインペラー24と、エンジン本体
10からのトルクがポンプインペラー24を介して伝達
されるタービンランナー25と、ポンプインペラー24
とタービンランナー25との間に配されたス0 データ26と、ステータ26とトルクコンバータ21に
おける固定部分との間に配されたワンウェイクラッチ2
7とを備え、さらに、ドライブプレート23とタービン
ランナー25との間に配設され、タービンハブ28にス
プライン嵌合せしめられたトーションダンパ29及びト
ーションダンパ29にコイルスプリング29aを介して
連結されたロックアツプクラッチ30を備えるものとさ
れる。ロックアツプクラッチ30は、その全体がドライ
ブプレート23に対して近接及び離隔するものとされ、
かつ、タービンランナー25と共に回転するようにされ
ている。
トルクコンバータ21にお番ノるドライブプレー123
とタービンランナー25との間には、ロックアップクラ
ッチ30が介在せしめられることにより背圧室31及び
内圧室32が形成されていて、背圧室31には、油圧回
路部40から油路41を通して、ロックアツプクラッチ
30をドライブプレート23から離隔させる方向に押圧
する油圧が供給され、また、内圧室32には、油圧回路
部41 0から油路42を通して、ロックアツプクラッチ30を
ドライブプレー1−23に近接させる方向に押圧する油
圧が供給される。そして、ロックアツプクラッチ30は
、内圧室32内の油圧の値が背圧室31内の油圧の値よ
り所定の値以上高いときには、第3図において右方に押
動されてドライブプレート23に摩擦係合せしめられ、
ポンプインペラー24とタービンランナー25とを係合
状態にする締結状態をとり、また、内圧室32内の油圧
の値が背圧室31内の油圧の値より所定の値以上低いと
きには、第3図において左方に押動されてドライブプレ
ー1・23との摩擦係合状態が解除せしめられ、ポンプ
インペラー24とタービンランナー25とを非係合状態
にする解放状態をとるものとされる。さらに、ロックア
ツプクラッチ30は、内圧室32内の油圧と背圧室31
内の油圧との差圧が所定の範囲内にあるときには、ポン
プインペラー24とタービンランナー25とを相対回転
可能な状態で係合させることになる、ドライブプレー1
−23に対するスリップ締結状態をとる2 ものとされて、その差圧が大である程ドライブプレー1
・23に対するスリップ率が小となるようにされている
。なお、内圧室32は、逆止弁43が配された油路44
を通じてオイルクーラ45に接続されている。
油圧回路部40におけるトルクコンバータ21の動作制
御に関与する部分には、ロックアツプシフト弁51.ロ
ックアツプ調圧弁55.ロックアツプ制御用ソレノイド
弁2及び調圧用ソレノイド弁3か備えられている。ロッ
クアツプシフト弁51は、ランド部52a及び52bが
設けられた第1のスプール52と、受圧面積がランド部
52a及び52bと等しいものとされたランド部53a
及び53b、それらより受圧面積が大なるものとされた
ランド部53cが設けられた第2のスプール53と、第
1のスプール52を第3図において右方tこ付勢するス
プリング5−4と、第1のスプール52及び第2のスプ
ール53により開閉されるボートミルhと、3つのドレ
インボートとを有している。また、ロックアツプ調圧弁
55は、ラン3 ド部56a、56b及び56cが設けられたスプール5
6と、スプール56を第3図において右方に付勢するス
プリング57と、スプール56により開閉されるボート
i = nと、2つのドレインボートとを有している。
そして、ロックアツプシフト弁51においては、ボート
a及びdが、夫々、調圧用ソレノイド弁3が配された油
路46及び47から一定圧形成部58を介してオイルポ
ンプ50に、ポートhがロックアツプ制御用ソレノイド
弁2が配された油路48を介してオイルポンプ50に、
ポートbが油路49を介してロックアツプ調圧弁55に
おけるポーl−j及びkに、ポーl−cが油路41を介
して背圧室31に、ポートe及びfが、夫々、油路61
及び油路62を介してオイルクーラ45に、ポートgが
油路63を介してレギュレータ弁59に接続されている
。一方、ロックアツプ調圧弁55においては、ボー1−
 iが油路64を介してスロットル弁11の開度が小で
ある程低い値をとるスロットル圧を形成するスロットル
圧形成部60に、ボートl及びmが、夫々、油4 路65及び66を介してレギュレータ弁59に。
ボートI’lが油路67を介して油路46における調圧
用ソレノイド弁3が配された部分より下流側に接続され
ている。そして、スロットル圧形成部60はレギュレー
タ弁59に、また、レギュレータ弁59及び一定圧形成
部58はオイルポンプ50に接続されている。さらに、
各油路46,474B、61.64及び67の各所定位
置にはオリフィスか設けられている。
変速機構22においては、前進4段後退1段を得るため
の遊星歯車部及びクラッチあるいはブレーキ等の各種の
摩擦係合要素が備えられており、それら各種の摩擦係合
要素には、作動油圧あるいは解除油圧が、油圧回路部4
0内に設けられた種々の制御弁もしくはシフト弁を介し
て適宜選択的に供給される。それにより、各摩擦係合要
素が締結状態もしくは解放状態をとるようにされて、P
レンジ(パーキングレンジ)、Rレンジ(リバースレン
ジ)、Nレンジにュートラルレンジ)、及び、フォワー
ドレンジを構成するDレンジ(ド5 ライブレンジ)、2レンジ及び1レンジの各レンジと、
フォワードレンジにお番ノる1速〜4速の変速段とを得
ることができる。
また、上述の構成に加えて、第2図に示される如く、制
御ユニット70が備えられている。制御ユニット70に
は、スロットル弁11の開[−検出するスロットル開度
センサ33から得られる検出出力信号St、車速を検出
する車速センサ34から得られる検出出力信号Sv、運
転者により操作されるシフトレバ−の操作位置を検出す
るシフトポジションセンサ35から得られる検出出力信
号Ss、 エンジン回転数を検出するエンジン回転数セ
ンサ36から得られる検出出力信号Sn、タービンラン
ナー25の回転数を検出するタービン回転数センサ37
から得られる検出出力信号Sm、及び、自動変速機20
に供給される作動油の温度を検出する油温センサ38か
ら得られる検出出力信号Suが供給されるとともに、自
動変速a20の制御に必要な他の検出出力信号Sxも供
給される。
6 制御ユニット70は、上述の各種検出出力信号に基づい
て、油圧回路部40に備えられた各種ソレノイド弁に駆
動パルス信号を選択的に供給して、自動変速機20にお
ける変速制御を行うとともに、油圧回路部40に備えら
れたロックアツプ制御用ソレノイド弁2に駆動パルス信
号Caを、また、調圧用ソレノイド弁3に駆動パルス信
号cbを選択的に供給して、ロックアツプクラッチ30
の動作制御を行うものとされる。
制御ユニット70による、自動変速機20の変速制御及
びロックアツプクラッチ30の動作制御が行われるにあ
たっては、制御ユニット70の内蔵メモリにマツプ化さ
れて記憶されている、第4図に示される如(の、縦軸に
スロットル弁11の開度Thがとられ、横軸に車速■が
とられてあられされる変速特性線図における、変速線U
a、Ub、Uc、Ud、Ue及びUfに、検出出力信号
Stがあられすスロットル弁11の開度及び検出出力信
号Svがあられす車速が照合されて、シフトアンプ条件
もしくはシフトダウン条件が成立し7 たか否かが判断される。また、ロックアツプ作動線Lg
及びLi、及び、ロックアツプ解除&’A L h及び
Ljに、検出出力信号Stがあられすスロットル弁11
の開度及び検出出力信号Svがあられす車速が照合され
て、ロックアツプ作動条件もしくはロックアツプ解除条
件が成立したか否かが判断される。さらに、スリップ制
御実行線Rj及びスリップ制御解除線Rkに、検出出力
信号Stがあられすスロットル弁11の開度及び検出出
力信号Svがあられす車速が照合されて、それらスロッ
トル弁11の開度と車速とが、ロックアツプクラッチ3
0についてのスリップ制御が行われるべき領域にあるか
否かが判断される。
なお、第4図において示される変速線Ua、Ub及びU
cは、夫々、■速から2速へ、2速から3速へ及び3速
から4速へのシフトアップに関するものであり、変速線
Ud、Ue及びUfは、夫々、2速から1速へ、3速か
ら2速へ及び4速から3速へのシフトダウンに関するも
のであり、ロックアツプ作動線Lg及びLiは、夫々、
3速及8 び4速でのロックアツプの作動に関するものであり、ロ
ックアツプ解除線Lh及びLiは、夫々、3速及び4速
でのロックアツプの解除に関するものであり、さらに、
スリップ制御実行線Rjは、ロックアツプクラッチ30
についてのスリップ制御を開始する判断に用いられ、ス
リップ制御解除線Rkは、ロックアツプクラッチ30に
ついてのスリップ制御が開始された後において斯かる制
御を解除する判断に用いられるものである。
そして、制御ユニット70は、シフトアップ条件もしく
はシフトダウン条件が成立したことを検知した場合には
、変速機構22における変速段を切換えるべく、油圧回
路部40における成立した条件に対応するソレノイド弁
に駆動パルス信号を送出して、自動変速機20における
変速制御を行う。
また、制御ユニット70は、ロックアツプ作動1件及び
後述されるスリップ制御条件の何れもが成立していない
ことが検知された場合には、抽圧回路部40におけるロ
ックアツプ制御用ソレノイ1つ ド弁2に対する駆動パルス信号Caの供給及び調圧用ソ
レノイド弁3に列する駆動パルス信月Cbの供給を停止
する。
それにより、ロックアツプ制御用ソレノイド弁2が閉状
態とされて、油路48を通してロックアンプシフト弁5
1におけるポー1− k+にオイルポンプ50からの油
圧が低下せしめられることなく供給されるとともに、調
圧用ソレノイド弁3が閉状態とされて、油路46を通し
てロックアツプシフト弁51におけるポートa1及び、
油路67を通して口・ノクアップ調圧弁55におけるポ
ー1− nに、夫々、一定圧形成部58からの油圧が供
給される。
その結果、ロックアツプシフト弁51におレノるランド
部53cが他のランド部52a、52b、53a及び5
3bに比してその受圧面積が大とされているため、第1
及び第2のスプール52及び53がスプリング54の付
勢力に抗する方向に移動せしめられて、第3図において
実線で示される如くの第1の位置をとり、また、スロッ
トル圧形成部60からロックアツプ調圧弁55における
ボ0 1・1に供給される油圧に比してロックアンプ調圧弁5
5におけるボー)nに供給される油圧の方が高いので、
スプール56がスプリング57の付勢力に抗する方向に
移動せしめられて、第3図において実線で示される如く
の第1の位置をとる。それにより、ロックアツプシフト
弁51におけるボートbとボー)Cとが連通状態にされ
るとともに、ロックアツプ調圧弁55におけるポートに
とボー1− nとが連通状態とされて、レギュレータ弁
59により調圧された油圧がそのまま油路65.油路4
9及び油路41を通して背圧室31に供給されるととも
に、ロックアツプシフト弁51におけるボートcとポー
1− fとが連通状態とされるので、内圧室32内の油
圧が油路42を通してオイルクーラ45に排除される。
従って、斯かる場合には、ロックアツプクラッチ30が
ト′ライブプレー1〜23から離隔せしめられて解放状
態におかれ、トルクコンハーク21がコンバータ状態を
とるものとされる。
また、制御ユニット70は、ロックアツプ作動1 条件が成立していることが検知された場合には、ロック
アツプ制御用ソレノイド弁2に駆動パルス信号Caを供
給するとともに、調圧用ソレノイド弁3に対する駆動パ
ルス信号cbの供給を停止する。それにより、ロックア
ノプ制御用ソレノイド弁2が開状態とされて、ロックア
ツプシフト弁51におけるポー1− hに供給される油
圧が低下せしめられるとともに、調圧用ソレノイド弁3
が閉状態とされて、ロックアツプシフト弁51における
ポートa及びロックアツプ調圧弁55におiノるボーl
−nに油圧が供給される。その結果、ロックアツプシフ
ト弁51における第1及び第2のスプール52及び53
がスプリング54の付勢力に従う方向に移動せしめられ
て、第3図において一点鎖線で示される如くの第2の位
置をとり、また、ロックアツプ調圧弁55におけるスプ
ール56がスプリング57の付勢力に抗する方向に移動
せしめられて、第1の位置をとる。それにより、ロック
アツプシフI・弁51におけるボー)gとポー1− e
とが連通状態にされるとともに、ロックアンプ調2 圧弁55にお8ノるボートにとボートルとが連通状態と
されて、レギュレータ弁59により調圧された油圧か油
路63及び42を通して内圧室32に供給され、背圧室
31内の油圧が油路41を通してラン1一部52bによ
って開閉されるドレインボートからオイルパンに排除さ
れる。従って、斯かる場合には、ロックアツプクラッチ
30が、ドライブプレート23に押し付けられて、ポン
プインペラー24とタービンランナー25との間に相対
回転を口1−シさせない締結状態におかれ、トルクコン
バータ21がロックアツプ状態をとるものとされる。
さらに、制御ユニット70は、検出出力信号St及びS
vがあられすスロットル弁11の開度及び車速か、第4
図に示される如くの変速特性線図におけるスリップ制御
実行線Rj及びスリップ制御解除線Rkで規定されるス
リップ制御領域にあることか検知されるとともに、例え
ば、検出出力信号Suがあられす作動油の温度が所定の
範囲内にあり、かつ、ロックアツプ作動条件が成立して
3 いないことが検知された場合、スリップ制御条件が成立
したとして、トルクコンバータ21におけるロックアツ
プクラッチ30についてのスリップ制御を行うべく、駆
動パルス信号Caをロックアツプ制御用ソレノイド弁2
に供給するとともに駆動パルス信号cbが有するデユー
ティを変化させて調圧用ソレノイド弁3に供給する。
斯かるもとでは、オイルポンプ50から一定圧形成部5
8及び油路47を通してロックアツプシフト弁51にお
けるポートdに供給される油圧により、ロックアツプシ
フト弁51における第1のスプール52が、第3図にお
いて実線で示される如くの第1の位置をとるとともに、
第2のスプール53が、第3図において一点鎖線で示さ
れる如くの第2の位置をとり、また、ロックアツプ調圧
弁55におけるスプール5Gが、ボートiに供給される
油圧と、駆動パルス信号cbのデユーティが大なる程低
い値をとってボー1−nに供給される油圧との差圧に応
した距離だけ、第3図において実線で示される如くの第
1の位置から右方に移動4 せしめられて、ボートiの実効開口面積が縮小される。
その結果、内圧室32には、レギュレータ弁59により
調圧された油圧が油路63を通してそのまま供給される
のに対し、背圧室31には、レギュレータ弁59におい
て調圧された油圧が、ロックアツプ調圧弁55により駆
動パルス信号Cbのデユーティに応して減圧せしめられ
て供給されることになるので、ロックアツプクラッチ3
0は、ドライブプレート23に対して、内圧室32に供
給される油圧から背圧室31に供給される油圧を滅して
得られる差圧に応じた回転数差をポンプインペラー−2
4とタービンランナー25との間に生しさせる、スリッ
プ締結状態をとるものとされる。
斯かるポンプインペラー24とタービンランナ25との
間における回転数差、即ち、ロックアップクラッチ30
のスリップ量を決定する駆動パルス信号cbのデユーテ
ィDDが制御ユニット70により設定されるにあたって
は、先ず、検出出力信号Snがあられすエンジン回転数
に応したも5 のとされるポンプインペラー24の回転数から検出出力
信号Smがあられずタービンランナー25の回転数が滅
しられて実際の回転数差ΔNが算出される。一方、予め
設定されている目標スリップ量、即ち、目標回転数差Δ
NOより小とされた規定スリップ量、即ち、規定回転数
差ΔNMが予め実験等により設定されていて、その規定
回転数差ΔNMど算出された回転数差ΔNとが比較され
る。
そして、回転数差ΔNが規定回転数差ΔNM以上とされ
る場合には、回転数差ΔNと目標回転数差ΔNOとの差
ΔNSが求められ、変数S Hが、式:5H−K(A・
ΔN5−B・ΔNS”)に従って算出される。なお、K
、 A及びBは定数であり、ΔNS’ は差ΔNSが得
られる直前における、差ΔNSに対応する差である。
このようにして算出された変数S Hが、予め制御ユニ
ット70に内蔵されたメモリに記憶されている、第5図
に示される如くの、変数SHと補正デユーティ値Duと
の関伜がデータ化されたデータマツプに照合されて、変
数S Hに対応する補正6 デユーティ値Duが求められ、スロットル開度及びター
ヒン回転数等に応して算出された基本デユーティ値をも
とにしてそのとき得られているデユーティ値Dyが、補
正デユーティ値Duが加算されることにより補正されて
新たなデユーティ値Dyが設定される。
そして、新たに設定されたデユーティ値Dyに対応する
デユーティDDを有した駆動パルス信号cbを形威して
それを調圧用ソレノイド弁3に送出する。それにより、
調圧用ソレノイド弁3は、例えば、駆動パルス信号cb
が有するデユーティDDに応した期間開状態とされて、
背圧室31に供給される油圧が低減せしめられる。
一方、実際の回転数差ΔNが規定回転数差ΔNM未満と
され、かつ、その状態が所定の期間以上継続された場合
には、ロックアツプ制御用ソレノイド弁2に対する駆動
パルス信号Caの供給、及び、調圧用ソレノイド弁3に
対する駆動パルス信号cbの供給が共に停止されて、ト
ルクコンバータ21が、スリップ制御状態からコンバー
タ状態7 におかれるようにされる。
このように、ロックアツプクラッチ30に対するスリッ
プ制御が行われているもとで、ロックアツプクラッチ3
0のスリップ量が極めて小となって、予め設定された目
標スリップ量より小なる規定スリップ量未満のものとさ
れ、トルクコンバータ21が、スリップ制御状態のもと
で、ロックアツプ状態に近い状態で継続的に作動する虞
のある場合には、スリップ制御が停止せしめられるとと
もに、トルクコンバータ21がコンバータ状態とされ、
それにより、トルクコンバータ21において、フィード
バック制御の態様で行われるスリップ制御に伴われるハ
ンチング現象が生しることが回避される。
上述の如くの制御を行う制御ユニット70は、マイクロ
コンピュータが用いられて構成されるが、斯かるマイク
ロコンピュータが実行するロックアツプクラッチ30に
ついてのスリップ制御を行うに際してのプログラムの一
例を、第6図のフローチャートを参照して説明する。
8 第6図のフローチャートにおいては、スタート後、ステ
ップS1において、各種検出出力信号を取り込み、続く
ステップS2において、ロックアツプ作動条件が成立し
ているか否かを判断し、ロックアツプ作動条件が成立し
ていないときには、ステップS3において、スリップ制
御条件が成立しているか否かを判断する。その結果、ス
リップ制御条件が成立しているときには、ステップS4
において、検出出力信号Snに基づいて得られるポンプ
インペラー24の回転数から、検出出力信号Smに基づ
いて得られるタービンランナー25の回転数を減しるこ
とにより回転数差ΔNを算出し、ステップS5において
、回転数差ΔNが予め設定されている規定回転数差ΔN
M以上であるか否かを判断する。その判断の結果、回転
数差ΔNが規定回転数差ΔNM以上であるときには、ス
テップS6において、フラッグFTが1か否かを判断し
、フラッグFTが1であれば、ステップS7において内
蔵するタイマーの作動を停止させ、続くステップS8に
おいてフラッグFTを0に設定9 した後、ステップS9に進め、また、ステップS6での
判断の結果、フラッグFTが1でなzノれば、直接、ス
テップS9に進む ステップS9においては、予め設定されている目標回転
数差ΔNoと回転数差ΔNとの差ΔNSを算出し、続く
ステップSIOにおいて、変数SHを、式; 5H=K
 (A・ΔN5−B・ΔNS)に従って算出する。そし
て、ステップS1lにおいて、第5図に示される如くの
データマツプにステップSIOにおいて算出された変数
S Hを照合して補正デユーティ値Duを求め、ステッ
プS12において、そのとき得られているデユーティ値
Dyに補正デユーティ値Duを加算して新たなデユーテ
ィ値Dyを設定し、ステップS13に進む。そして、ス
テップS13においては、ロックアツプ制御用ソレノイ
ド弁2に駆動パルス信号Caを送出し、さらに、ステッ
プS14において、ステップS12で設定された新たな
デユーティ値Dyに対応するデユーティDDを有した駆
動パルス信号cbを形威し、それを調圧用ソレノイド弁
0 3に送出して、元に戻る。
一方、ステップS2における判断の結果、ロックアンプ
作動条件が成立したときには、ステップS15において
、フラッグFTが1か否かを判断し、フラングFTが1
であれば、ステップS16において内蔵するタイマーの
作動を停止させ、続くステノブS17においてフラッグ
FTをOに設定した後、ステップ318に進み、また、
ステップS15での判断の結果、フラッグFTがlでな
ければ、直接、ステップ318に進む。そして、ステッ
プS18においては、ロックアツプ制御用ソレノイド弁
2に駆動パルス信号Caを送出し、ステップS19にお
いて、調圧用ソレノイド弁3に対する駆動パルス信号c
bの送出を停止して、元に戻る。それにより、トルクコ
ンバータ21はロックアンプ状態とされる。
さらに、ステップS3における判断の結果、スリップ制
御条件が成立していないときには、ステップS20にお
いて、フラッグFTが1か否かを判断し、フラソグFT
が1であれば、ステップG1 21において内蔵するタイマーの作動を停止させ、続く
ステップS22においてフラッグFTを0に設定した後
、ステップS23に進み、また、ステップS20での判
断の結果、フラッグFTが1でなければ、直接、ステッ
プS23に進む。そして、ステップS23においては、
ロックアツプ制御用ソレノイド弁2に対する駆動パルス
信号Caの送出を停止するとともに、ステップS24に
おいて、調圧用ソレノイド弁3に対する駆動パルス信号
Cbの送出を停止して、元に戻る。それにより、I・ル
クコンハータ21はコンバータ状態とされる。
また、ステップS5における判断の結果、回転数差ΔN
が規定回転数差ΔNM未満である場合には、ステップS
25において、フラッグFTが1であるか否かを判断し
、フラッグFTがOであるときには、ステップS26に
おいて内蔵するタイマーをスタートさせ、続くステップ
S27においてフラッグFTを1に設定して、ステップ
328に進む。また、ステップS25において、フラッ
グFTが1であるときには、直接にステップS22 8に進む。ステップ32Bにおいては、タイマーがスタ
ートされた後所定の期間Taが経過したか否かを判断す
る。その判断の結果、期間Taが経過していないときに
は、ステップS9に進んでスリップ制御を続行し、また
、期間Taが経過したと判断されたときには、ステップ
S29においてタイマーの作動を停止させ、続くステッ
プ330においてフラッグFTを0に設定して、ステッ
プS23に進メ、トルクコンハーク21をコンバータ状
態にする。
上述の例におけるスリップ制御においては、回転数差Δ
Nが規定回転数差ΔNM未満とされる状態が所定の期間
Ta以上継続されたとき、トルクコンバータ21のスリ
ップ制御状態が解除されて、トルクコンバータ21がコ
ンバータ状態とされるようになされているが、本発明に
係る流体継手のスリップ制御装置にあっては、トルクコ
ンバータ21において回転数差ΔNが規定回転数差ΔN
M未満とされる状態が断続的に生しるような場合には、
回転数差ΔNが規定回転数差ΔNM以上から3 規定回転数差ΔNM未満に移行する回数を、制御ユニッ
ト70に内蔵されたカウンタで計数し、所定の期間内に
、所定以上の回数をもって回転数差ΔNの規定回転数差
ΔNM以上から規定回転数差ΔNM未満への移行が生し
るとき、トルクコンバーク21のスリップ制御状態を解
除して、トルクコンバータ21をコンバータ状態とする
ようにされ、斯かる場合において制御ユニット70を構
成するマイクロコンピュータが実行する、Iコックアッ
プクラッチ30についてのスリップ制御を行うに際して
のプログラムの一例を、第7図のフローチャートを参照
して説明する。
第7図のフローチャートにおいては、スター1〜後、ス
テップG1において、各種検出出力信号を取り込み、続
くステップG2において、ロックアツプ作動条件が成立
しているか否かを判断し、ロックアツプ作動条件が成立
していないときには、ステップG3において、スリップ
制御条件が成立しているか否かを判断する。その結果、
スリップ制御条件が成立しているときには、ステップG
44 においで、ポンプインペラー24の回転数から、タービ
ンランナー25の回転数を減じることにより回転数差Δ
Nを算出し、ステップG5において、回転数差ΔNが予
め設定されている規定回転数差ΔNM以上であるか否か
を判断する。その結果、回転数差ΔNが規定回転数差Δ
NM以上であるときには、ステップG6においてフラソ
グFTが1であるか否かを判断し、フラッグFTが1で
なければ、ステップ011に進み、また、フラッグFT
が1であれば、ステップG7において、内蔵するタイマ
ーの計数値下が所定の時間TN以上か否かを判断する。
ステップG7における判断の結果、タイマーの計数値′
Fが所定の時間TN未満であれば、ステップG11に進
み、また、カウンタの計数値下が所定の時間TN以上で
あれば、ステップG8においてタイマーの作動を停止さ
せ、ステップG9においてフラッグFTを0に設定し、
さらに、ステップG11において、内蔵するカウンタの
計数値Cを0に設定した後、ステップGllに進む。
5 ステップGllにおいては、フラッグFNが1であるか
否かを判断し、フラッグFNが1でない場合には、ステ
ップG12においてフラッグFNを1に設定した後、ス
テップG13からステップG18までを、第6図のフロ
ーチャートにおけるステップS9からステップS14ま
でと同様に実行してスリップ制御を行い、元に戻る。ま
た、ステップG11での判断の結果、フラッグFNが1
である場合には、ステップG ]、 3からステップ0
18までを、第6図のフローチャートにおけるステップ
S9からステップS14までと同様に実行してスリップ
制御を行い、元に戻る。
一方、ステップG2における判断の結果、ロックアツプ
作動条件が成立したときには、ステップ19においてフ
ラッグFTが1であるか否かを判断し、フラッグFTが
1でなければステップG23に進み、また、フラッグF
Tが1であれば、ステップ02Bにおいてタイマーの作
動を停止させ、ステップG21・においてフラッグFT
を0に設定し、さらに、ステップG22において、内蔵
する6 カウンタの計数値Cを0に設定した後、ステップG23
に進む。ステップG23においては、ロソクアノプ制御
用ソレノイド弁2に駆動パルス信号Caを送出し、続く
ステップG24において、調圧用ソレノイド弁3に対す
る駆動パルス信号cbの送出を停止して、元に戻る。そ
れにより、トルクコンバータ21はロックアツプ状態と
される。
さらに、ステップG3における判断の結果、スリップ制
御条件が成立していないときには、トルクコンバータ2
1はコンバータ状態とされるべき状態にあるので、ステ
ップ25においてフラッグFTか1であるか否かを判断
し、フラッグFTが1でなければステップG29に進み
、また、フラッグFTが1であれば、ステップG26に
おいてタイマーの作動を停止させ、ステップG21にお
いてフラッグFTを0に設定し、さらに、ステップ02
Bにおいて、内蔵するカウンタの計数値CをOに設定し
た後、ステップG29に進む。ステップ629において
は、ロソクアップ制御用ソレノイド弁2対する駆動パル
ス信号Caの送出を停7 止し、続くステップG30において、調圧用ソレノイド
弁3に対する駆動パルス信号cbの送出を停止して、元
に戻る。それにより、トルクコンバータ21はコンハー
ク状態とされる。
また、ステップG5における判断の結果、回転数差ΔN
が規定回転数差ΔNM未満である場合には、ステップG
31において、フラッグFNが1であるか否かを判断し
、フラッグFTが1であるときには、ステップG32に
おいて、フラッグFTが1であるか否かを判断する。そ
の判断の結果、フラッグFTが1でなければ、ステップ
G33において、タイマーをスタートさせ、続くステッ
プG34においてフラッグFTを1に設定して、ステッ
プ035に進む。一方、ステップG32における判断の
結果、フラッグFTが1であるときには、直接にステッ
プG35に進む。そして、ステップ035においては、
カウンタの計数値Cに1を加算し、続くステップG36
において、カウンタの計数値Cが所定の値CNであるか
否かを判断し、計数値Cが所定の値CNに等しい場合に
は、8 ステップG37において、タイマーの計測値下が所定時
間TN以上であるか否かを判断する。ステップG37に
おける判断の結果、計測値Tが所定1171、jl″F
N未満であるときには、ステップ13f3において、タ
イマーの作動を停止するとともに、ステップG39にお
いてフラッグFTをOに設定し、ステップG410にお
いてカウンタの計数値CヲOに設定し、さらに、ステッ
プG41において、フラノグFNをOに設定してステッ
プG29に進み、トルクコンバータ21をコンバータ状
態にする。
また、ステップ031において、フラッグFNか1でな
いと判断された場合には、ステップ1゛3に進み、さら
に、ステップ036において、カウンタの計数値Cが所
定の(ti! CNでないと判断された場合、及び、ス
テップG37において、タイマーの計測値下が所定時間
TN以上であると判断された場合には、ステップG42
においてフラッグFNをOに設定した後、ステップ13
に進んで、スリ・ノブ制御を続行する。
(発明の効果) 9 以」二の説明から明らかな如く、本発明に係る流体継手
のスリップ制御装置によれば、ロックアツプクラッチが
スリップ締結状態をとるもとで、スリップ量が、エンジ
ンの動作状態の急激な変化等に起因して、目標スリップ
量から大幅に低減される事態がまねかれた場合には、ロ
ックアツプクラッチがスリップ締結状態から流体継手の
入力要素と出力要素とを非係合状態とする動作状態に移
行せしめられて、流体継手がコンバータ状態にされるこ
とにより、流体継手が、スリップ制御状態のもとで、ロ
ックアツプクラッチが入力要素と出力要素とを相対回転
を生しさせないように係合するものとされるロックアツ
プ状態に近い状態で作動するものとされる事態が回避さ
れるので、流体継手におけるフィードバック制御の態様
で行われるスリップ制御に伴われるハンチング現象の発
生等の不都合か防止されで、エンジンが発生するトルク
の伝達系にショックが生しることになる店が低減される
【図面の簡単な説明】
0 第1図は本発明に係る流体継手のスリップ制御装置を特
許請求の範囲に対応して示す基本槽1v、図、第2図は
本発明に係る流体継手のスリップ制御装置の一例を、そ
れが適用された車両のパワープラントと共に示す概略構
成図、第3図は第2図に示される例の主要部を示す概略
構成図、第4図及び第5図は第2図に示される例の動作
説明に供される特性図、第6図及び第7図は第2図に示
される例における制御ユニットにマイクロコンピュータ
が用いられた場合における、斯かるマイクロコンピュー
タが実行するプログラムの一例及び他の例を示すフロー
チャートである。 図中、2はロックアツプ制御用ソレノイド弁、3は調圧
用ソレノイド弁、10はエンジン本体、11 +;lス
ロットル弁、20ば自動変速機、21はトルクコンハー
ク、24はポンプインペラー、25はクーヒンランナー
、30はロックアツプクラッチ、31は背圧室、32は
内圧室、33はスロットル開度センサ、34は車速セン
サ、36はエンジン回転数センサ、37はタービン回転
数セン1 ザ、 40は油圧回路部、 70は制御ユニソ 1へであ る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  入力要素、出力要素、及び、該入力要素と出力要素と
    を相対回転可能な状態で係合させるスリップ締結状態を
    とり得るロックアップクラッチを有した流体継手におけ
    る上記ロックアップクラッチに、上記入力要素と出力要
    素とを係合状態となす動作及び上記入力要素と出力要素
    とを非係合状態となす動作を選択的にとらせるための作
    動油圧を供給する油圧供給手段と、 上記ロックアップクラッチが上記スリップ締結状態をと
    るもとにおけるスリップ量を検出するスリップ量検出手
    段と、 上記ロックアップクラッチが上記スリップ締結状態をと
    るもとで、上記スリップ量検出手段により検出されたス
    リップ量が、予め設定された目標スリップ量より小なる
    所定のスリップ量未満のものとされる状態が予め設定さ
    れた所定の態様をもって得られるとき、上記油圧供給手
    段に、上記ロックアップクラッチのスリップ締結状態を
    解除させることになる作動油圧を上記ロックアップクラ
    ッチに供給する動作を行わせる油圧制御手段と、を具備
    して構成される流体継手のスリップ制御装置。
JP17058089A 1989-06-30 1989-06-30 流体継手のスリップ制御装置 Pending JPH0337475A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07268521A (ja) * 1994-03-29 1995-10-17 Nippon Steel Corp 酸化雰囲気中で接合可能な耐熱材料用液相拡散接合合金箔

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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