JPH0337437A - テンショナ - Google Patents

テンショナ

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JPH0337437A
JPH0337437A JP1173549A JP17354989A JPH0337437A JP H0337437 A JPH0337437 A JP H0337437A JP 1173549 A JP1173549 A JP 1173549A JP 17354989 A JP17354989 A JP 17354989A JP H0337437 A JPH0337437 A JP H0337437A
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JP
Japan
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coil spring
belt
tension rod
coil
tensioner
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JP1173549A
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Inventor
Juji Kojima
小島 銃二
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NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
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Publication date
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、テンションロットの進出でベルトあるいはチ
ェンを適宜の張設状態に維持するテンショナに関する。
[従来の技術] この種のテンショナは駆動トルクの変動等てヘルドある
いはチェンが振れてテンションロットか進み過ぎて戻ら
なくなると、ヘルドあるいはチェンが張過ぎの状態にな
り、うなり音を発生したり、ヘルドあるいはチェンの著
しい劣化を伴う点に鑑みて、テンションロットに戻り特
性を(−J与したテンショナ100が開発されている(
実開昭62−13257)。
このテンショナ100は第4図に示すようにチェンを押
圧するテンションロッド]、 01かコイルばね105
によって進出可能にテンションケース104内に装着さ
れ、かつテンションロッド101の一側にはラチェツト
爪102が噛合うようになっていると共に、ラチェツト
爪102の支軸103はテンションケース104の長孔
106に挿通され、ラチェツト爪102が回動じて爪位
置を変えることができるようになっている。そして、こ
のテンショナ100は、通常時チェンか弛むとテンショ
ンロッド101か前進してチェンを適正な張りに保つが
、テンションロッド101の戻り方向はラチェツト爪1
02によって規制されている。一方、テンションロッド
101が進み過ぎてチェンが張過ぎるときは、ラチェツ
ト爪102の支軸103が長孔106の範囲内で後退で
きチェンの張過ぎを防止できるようになっている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、テンショナ100は、テンションロッド
101の戻り量が長孔105によって規制されているの
で、ベルトあるいはチェンの共振により過度に進出した
テンションロッド101の戻り量はその分減少し、つい
にはラチェツト爪の支軸103が長孔106の最大戻り
点である長孔106の下端部に当接してテンションロッ
ドl○1はベルトやチェンからの反力に対して剛体とな
ってベルト等の張過ぎを防止する機能を喪失するという
問題点と、上記ベルトあるいはチェンの共振の際この共
振を吸収するものがないのでベルトあるいはチェンのハ
タ付きを防止することかできないという問題点を有して
いた。
本発明は上記した事情に鑑みてなされたものであり、ベ
ルトあるいはチェンの弛みに対する速やかな応答性を有
し、これらヘルド等の共振を減衰させると共に張り過ぎ
を防止することがてき、かつ簡単な構造でコンパクトな
テンショナを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本発明は、テンションロッドの
進出でベルトあるいはチェンを適宜の張設状態に維持す
るテンショナにおいて、上記テンションロッドの進出及
びこの進出状態の維持を、隣接するコイルばねの巻方向
が相互に逆向きとなるように複数のコイルばねを同軸状
に多重にした多重コイルばねによって行うことを特徴と
している。
前記多重コイルばねは各構成要素のコイルばねが単に当
接しているばかりではなく、コイル径方向の付勢力を有
して相互に密接されていものてあっても良い。
[作 用] 本発明はベルトあるいはチェンを張設状態に維持するテ
ンションロッドの進出及びこの進出状態の維持をコイル
ばねで行うようにしたので、ベルトあるいはチェンから
の過大な反力に対してはコイルばねが撓んでテンション
ロッドが後退し、ベルトあるいはチェンの張り過ぎを防
止するようにイ乍用する。
また、多重コイルばねはベルトあるいはチェンの共振の
際、隣接するコイルばね間のコイル間摩擦によるヒステ
リシスを生じ、このヒステリシスによって上記共振を防
止するように作用する。
さらに、多重コイルばねは隣接するコイルばねの巻方向
が相互に逆向きとなっているので、一方のコイルばねの
コイル線間に他方のコイルばねのコイルが食込むことな
く多重状態での作動が確保てきる。
[実施例コ 以下、図示した実施例により本発明をより具体的に説明
する。
第1図は本発明に係るテンショナ1の正面図(第1図(
a))及び側断面図(第1図(b))である。
テンショナ1にはテンションロッド2が有底円筒状のケ
ーシング3に進退自在に内挿されている。テンションロ
ッド2にはケーシング3の底部3aに対向する開口部を
有する断面コ字形の跨貫き孔4の孔底4aに一端が当接
され、他端がケーシング3の底部3aに当接されてコイ
ルばね5が装着されている。そして、テンションロッド
2はケーシング3とテンションロッド2とに透通された
ストッパー6によってコイルばね5の付勢力にも拘らず
ケーシング3から脱落することなくケーシング3内に装
着されている。
尚、図中7はケーシング3の両側から突出形成されたテ
ンショナー1を適宜の固定部材に固定するための取付片
であり、この取付片7には取付用孔7aが穿設されてい
る。また、図中8はケーシング3の円筒内壁の円環溝内
に嵌着されたOリングであり、テンションロッド2の摺
接部分のシールを図っている。
そして、このテンショナ1は例えば第2図に示すように
定位置に設置された3個のプーリA、 B及びCに懸は
渡された無端状ベルトEを適宜の張力状態で維持して張
設するために使用される。ベルトEはテンションプーリ
Dによる抑圧によって適宜の張力が付与されるようにな
っており、このテンションプーリDの抑圧をテンショナ
1によって行うようになっている。即ち、テンションプ
ーリDはアームFを介して固定軸0回りに揺動自在に取
り付けられており、このアームFにコイルばね5の付勢
力で進出するテンションロッド2の先端を当接させるこ
とによってテンションプーリDをベルトEに押圧するよ
うになっている。テンションロッド2の進出はストッパ
ー6を外すことによって行われる。
コイルばね5は隣接するコイルばねの巻方向が相互に逆
向きとなるように複数のコイルばねを同軸状に多重にし
た多重コイルばねが用いられる。
本実施例ではアウタコイルばね5aとこのアウタコイル
ばね5aに密接状態に挿入されたインナコイルばね5b
とからなる二重のコイルばね5が用いられている。そし
て、アウタコイルばね5aとインナコイルばね5bとは
コイルの巻方向が相互に逆向きとなっており、両者のコ
イルが相互に食込むことがないようになっている。
このコイルばね5はアウタコイルばね5aとインナコイ
ルばね5bとの相互のコイル径を管理して相互に密接す
るように組付ければ良いが次の様にすることによって容
易に得ることができる。
アウタコイルばね5aとインナコイルばね5bとのコイ
ル巻方向の相違を利用して、インナコイルばね5bを回
転させながらアウタコイルばね5aに挿入させる。
即ち、アウタコイルばね5aのコイル内径よりもやや大
きいコイル外径を有するインナコイルばね5bをコイル
径が縮径する方向に回転させながらアウタコイルばね5
aに内挿する。このインナコイルばね5bの縮径方向の
回転はアウタコイルばね5aにとってはコイル径を拡径
する方向になり、」二記内挿が可能となる。内挿後、ア
ウタコイルばね5aには縮径方向の力が残留し、インナ
コイルばね5bには拡径方向の力が残留し、両コイルば
ね5a、5bは密接状態に組付けられてコイルばね5を
得ることができる。
また、他の組付手段として両コイルばね5a5bの素材
の相違に起因する熱伸縮を利用して組付けることもでき
る。
即ち、例えばインナコイルばね5bはSUS材でコイリ
ング成形したものを用い、アウタコイルばね5aはsw
p、sw等のカーボン炭素鋼材でコイリング成形したも
のを用い、かつインナコイルばね5bはアウタコイルば
ね5aに容易に内挿可能なコイル径を有して成形される
。これらのコイルばね5a、5bを同軸状に組合せた後
、低温焼鈍することによって、両コイルばね5a、5b
が互に密接した二重のコイルばね5を得ることができる
これは低温焼鈍の際に、残留応力が除去されてSUS材
からなるインナコイルばね5bのコイル径が大きくなり
、カーボン炭素鋼材からなるアウタコイルばね5aのコ
イル径が小さくなり、所謂坑底め現象が起ることによる
このようなコイルばね5を装着したテンショナ1は2個
のコイルばね5a、5bの総和のばね力でテンションロ
ッド2を進出させてテンションプーリDをベルトEに押
圧し、この押圧力とベルトEからの反力とが釣り合うこ
とによってベルトEを所望の緊張状態に維持する。前記
押圧力を上回るベルトEからの過大な反力に対しては、
テンションロッド2は剛体となることなくコイルばね5
の撓みを伴ってケーシング3内に後退する戻り特性が付
与されるのでベルトEの張り過ぎが防止できる。
また、ベルトEの共振の際、コイルばね5のアウタコイ
ルばね5aとインナコイルばね5bとの間にコイル間摩
擦が起こり、このコイル間摩擦によるヒステリシスによ
って上記共振が有効に減衰される。
このコイルばね5は上記したテンショナ■の構造に限っ
て用いられるものではなく、コイルばねによってテンシ
ョンロッドを付勢するテンションであればいずれの構造
のものにも適用できる。
第3図に他の実施例であるテンショナ10を示す。
テンショナ10は支持部材11と、この支持部材1↑に
摺動自在に支持されたテンションロッド12と、支持部
材11とテンションロッド12との間に装着されたコイ
ルはね50とにより大略構成されている。支持部材11
は板金を略コ字形に形成すると共にコ字形の両起立壁1
1a、llbにそれぞれボス13.14を形成し、かっ
コ字形の底部11cに取付用孔15,1.5を形成して
構成されている。テンションロッド12の進出側の起立
壁11aに形成されたボス13は起立壁11aと対向す
る起立壁11bに形成されたボス14よりも大径に形成
されている。
テンションロッド12は大径軸部12aとこの大径軸部
12aに軸方向に連設された小径軸部12bとからなる
段付軸体からなり、該神体の大径軸部12aの先端には
テンションプーリD(第2図参照)に当接する球面を備
えた当接端部12cが設けられており、上記軸体の小径
軸部に12bの後端側には軸方向と直交する方向に透通
孔16が軸方向に適宜の間隔を有して複数穿設されてい
る。このテンションロット2は小径軸部]、 2 bを
先頭にして支持部材11のホス13側から挿入し、大径
軸部12aがホス13で軸支され、小径軸部12bがボ
ス14で軸支されて支持部材11に摺動自在に支持され
ている。
コイルばね50は外コイルばね50aと内コイルばね5
0cとの間にコイルばね50bが存在している三重のコ
イルばねであり、これらコイルばね50a、50b、5
0cは隣接するコイルばねの巻方向が相互に逆向きとな
るように形成され、かつ密接状態で組付けられている。
このコイルばね50はテンションロッド12の小径軸部
12bに外挿されると共に一端側を大径軸部12aと小
径軸部12bとの段部で軸方向の」  1 移動を規制された受板17に当接させ、他端側を支持部
材11の起立壁11bの内側面に当接させてテンション
ロッド12を進出方向へ付勢している。このようにテン
ションロッド12はコイルばね50によって進出するが
、この進出を阻止して組付は状態を維持するためボス1
4から外方へ突出している小径軸部12bの透通孔16
にストッパービン18が係合されている。なお、第3図
中符号19は小径軸部12bの後端部に軸方向に直交す
る方向に植設されたスプリングビンであり、このスプリ
ングビン19と当接端部12cとによりテンションロッ
ト2のストロークが規制される。
このような構造を有するテンショナ10は前述したテン
ショナ1と同様にして使用される。
即ち、テンショナ10は当接端部12cをテンションプ
ーリD側に向けて取付用孔15.15・・・を介して適
宜の固定部材に固定され、ストッパビン18を取り外し
てテンションロッド12を進出させると共にテンション
プーリDを介してベルト 2 Eを押圧し、ベルトEを所望の緊張状態に維持する。
また、テンショナ10はベルトEからの過大な反力に対
してはテンションロット12は剛体となることなく、コ
イルばね50の撓みを伴って反力方向に後退し、ベルト
Eの張り過ぎを防止できる。
その上、ベルトEの共振の際、コイルばね50の外コイ
ルばね50aと中コイルばね50b1及び中コイルばね
50bと内コイルばね50cとの間にコイル間摩擦が起
りこのコイル間摩擦によるヒステリシスによって上記共
振が有効に減衰される。
さらに、テンショナ10はテンションロッド12をボス
13.14で軸支しており、このスパンを大きくとれる
のでテンションロッド12の摺動が安定化すると共に、
ダイカスト製ケーシングが不要て板金で容易に製造でき
るので安価であるというメリットがある。
また、本発明のテンショナは前記した実施例に限定され
るものではなく、種々の変更か考えられる。例えばテン
ションロットの戻り特性を緩和するダンパ手段を設けて
も良く、あるいはコイルばねな四重以上の多重コイルば
ねにしても良い。
[発明の効果] 以上述へたように本発明のテンショナはテンションロッ
ドの進出及びこの進出状態の維持を、隣接するコイルば
ねの巻方向か相互に逆向きとなるように複数のコイルば
ねを同軸状に多重にした多重コイルばねによって行うよ
うにしたので、ベルトあるいはチェンの弛みに対する速
やかな応答性を有し、これらベルト等の共振をコイル間
摩擦に起因するヒステリシスにより有効に減衰させるこ
とかできると共に張り過ぎを防止できる。
また、本発明は構造簡単で組立てが容易であると共に、
軽量でコンパクトなテンショナを提供することができる
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、及び(b)は本発明に係るテンショナの
一実施例を示す正面図、及びx−X線断 5 面図、第2図は同上テンショナの使用の一例を示す使用
状態図、第3図(a)、及び(b)は他の実施例を示す
側面図及びY−Y線断面図、第4図は従来のテンショナ
の断面図である。 ]、10・・・テンショナ、 212・・・テンションロット、 5.50・・・多重コイルばね、 5a・・・アウタコイルばね、 5b・・・インナコイルはね、 50a・・・外コイルばね、 50b・・・中コイルばね、 50C・・・内コイルばね。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)テンションロッドの進出でベルトあるいはチェン
    を適宜の張設状態に維持するテンショナにおいて、 上記テンションロッドの進出及びこの進出状態の維持を
    、隣接するコイルばねの巻方向が相互に逆向きとなるよ
    うに複数のコイルばねを同軸状に多重にした多重コイル
    ばねによって行うことを特徴とするテンショナ。
  2. (2)前記多重コイルばねは各構成要素のコイルばねが
    コイル径方向の付勢力を有して相互に密接されているこ
    とを特徴とする請求項(1)項記載のテンショナ。
JP1173549A 1989-07-05 1989-07-05 テンショナ Pending JPH0337437A (ja)

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