JPH0337060Y2 - - Google Patents
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- JPH0337060Y2 JPH0337060Y2 JP1985016134U JP1613485U JPH0337060Y2 JP H0337060 Y2 JPH0337060 Y2 JP H0337060Y2 JP 1985016134 U JP1985016134 U JP 1985016134U JP 1613485 U JP1613485 U JP 1613485U JP H0337060 Y2 JPH0337060 Y2 JP H0337060Y2
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- pressure
- sensitive sheet
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 7
- 101000579647 Penaeus vannamei Penaeidin-2a Proteins 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 241001422033 Thestylus Species 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
(考案の技術分野)
本考案は、感圧シートを有し、図形、文字等の
入力装置として用いられるタブレツト装置の改良
に関する。
入力装置として用いられるタブレツト装置の改良
に関する。
(考案の技術的背景)
第6図には従来のタブレツト装置の外観が示さ
れており、このタブレツト装置は、枠体1及び入
力ペン2を備えている。枠体1内には、第7図に
示すように、押圧力により抵抗値が変化(減少)
する感圧シート3と、感圧シート3上に配され、
X座標を示す導電路が形成されているX座標電極
4と、感圧シート3下に配され、Y座標を示す導
電路が形成されているY座標電極5とが収容さ
れ、X座標電極4上には該電極4を保護するため
のシート6が重畳されている。
れており、このタブレツト装置は、枠体1及び入
力ペン2を備えている。枠体1内には、第7図に
示すように、押圧力により抵抗値が変化(減少)
する感圧シート3と、感圧シート3上に配され、
X座標を示す導電路が形成されているX座標電極
4と、感圧シート3下に配され、Y座標を示す導
電路が形成されているY座標電極5とが収容さ
れ、X座標電極4上には該電極4を保護するため
のシート6が重畳されている。
X,Y座標電極4及び5の各一端側には、第8
図に示すように、PNPトランジスタ7,9の各
コレクタが接続され、他端側にはNPNトランジ
スタ8,10の各コレクタが接続されている。こ
れらのトランジスタ7乃至10はX及びY座標電
極4,5の位置を検出するための位置検出回路を
構成しており、PNPトランジスタ7及び9のエ
ミツタは共通電源に接続され、NPNトランジス
タ8及び10のエミツタは接地されている。そし
て、X及びY座標電極4,5の他端にはA/D変
換器11が接続され、A/D変換器11の出力は
CPU12に入力されている。
図に示すように、PNPトランジスタ7,9の各
コレクタが接続され、他端側にはNPNトランジ
スタ8,10の各コレクタが接続されている。こ
れらのトランジスタ7乃至10はX及びY座標電
極4,5の位置を検出するための位置検出回路を
構成しており、PNPトランジスタ7及び9のエ
ミツタは共通電源に接続され、NPNトランジス
タ8及び10のエミツタは接地されている。そし
て、X及びY座標電極4,5の他端にはA/D変
換器11が接続され、A/D変換器11の出力は
CPU12に入力されている。
次に、従来のタブレツト装置の動作をCPU1
2の制御動作と共に説明する。
2の制御動作と共に説明する。
先ず、CPU12はYh端子及びYl端子からトラ
ンジスタ9,10の各ベースに“H”と“L”の
信号をそれぞれ出力し、これらのトランジスタ
9,10をOFFすると共に、Xh端子及びXl端子
からトランジスタ7,8の各ベースに“L”と
“H”の信号をそれぞれ出力し、これらのトラン
ジスタ7,8をONする。この場合に感圧シート
3が入力ペン2により押圧されていると、Y座標
電極5に電圧Ryが発生し、この電圧がA/D変
換器11に入力される。従つて、CPU12は
A/D変換器11からのデジタル信号によりX座
標電極4上の位置を検知する。
ンジスタ9,10の各ベースに“H”と“L”の
信号をそれぞれ出力し、これらのトランジスタ
9,10をOFFすると共に、Xh端子及びXl端子
からトランジスタ7,8の各ベースに“L”と
“H”の信号をそれぞれ出力し、これらのトラン
ジスタ7,8をONする。この場合に感圧シート
3が入力ペン2により押圧されていると、Y座標
電極5に電圧Ryが発生し、この電圧がA/D変
換器11に入力される。従つて、CPU12は
A/D変換器11からのデジタル信号によりX座
標電極4上の位置を検知する。
次に、CPU12はXh端子から“H”、Xl端子
から“L”、Yh端子から“L”、Yl端子から
“H”の各信号を出力するので、トランジスタ7,
8はOFFし、トランジスタ9,10はONする。
従つて、感圧シート3が入力ペン2により押圧さ
れていると、X座標電極4に電圧Rxが発生し、
A/D変換器11からのデジタル信号をCPU1
2が読み込み、Y座標電極5上の位置を検出す
る。そして、CPU12がX座標データとY座標
データとをホストコンピユータ13に出力する
と、ホストコンピユータ13はデイスプレイ駆動
回路14にこれらX及びY座標データを出力す
る。
から“L”、Yh端子から“L”、Yl端子から
“H”の各信号を出力するので、トランジスタ7,
8はOFFし、トランジスタ9,10はONする。
従つて、感圧シート3が入力ペン2により押圧さ
れていると、X座標電極4に電圧Rxが発生し、
A/D変換器11からのデジタル信号をCPU1
2が読み込み、Y座標電極5上の位置を検出す
る。そして、CPU12がX座標データとY座標
データとをホストコンピユータ13に出力する
と、ホストコンピユータ13はデイスプレイ駆動
回路14にこれらX及びY座標データを出力す
る。
このように、X及びY座標データがデイスプレ
イ駆動回路14に入力されると、該駆動回路14
はデイスプレイ15を駆動、制御するので、デイ
スプレイ15の画面上ではカーソルが感圧シート
3の押圧位置に対応した座標位置まで移動する。
イ駆動回路14に入力されると、該駆動回路14
はデイスプレイ15を駆動、制御するので、デイ
スプレイ15の画面上ではカーソルが感圧シート
3の押圧位置に対応した座標位置まで移動する。
ところで、上述したように感圧シート3を押圧
し、カーソルを移動させるだけでは、デイスプレ
イ15の画面上のカーソル移動位置に、例えば、
「編集せよ」との情報が表示されていてもデイス
プレイ駆動回路14は編集動作を行うことはな
い。
し、カーソルを移動させるだけでは、デイスプレ
イ15の画面上のカーソル移動位置に、例えば、
「編集せよ」との情報が表示されていてもデイス
プレイ駆動回路14は編集動作を行うことはな
い。
そこで、従来は、第6図に示すように、入力ペ
ン2にスタイラススイツチ2aを設け、又は装置
本体に一つ又はそれ以上のスタイラススイツチを
設け、該スイツチの操作で上記編集動作を行わせ
ていた。即ち、上述したように、カーソルを移動
させると同時又はその後に、第8図及び第9図に
示すように、スタイラススイツチ2aを押圧して
CPU12にフラグをセツトし、このフラグによ
りCPU12にスタイラススイツチ2aが押され
たことを検知させていた。そして、CPU12よ
りホストコンピユータ13に制御信号を出力し、
このホストコンピユータ13にデイスプレイ15
のカーソル移動位置に表示されている処理、例え
ば、編集処理を行わせていた。
ン2にスタイラススイツチ2aを設け、又は装置
本体に一つ又はそれ以上のスタイラススイツチを
設け、該スイツチの操作で上記編集動作を行わせ
ていた。即ち、上述したように、カーソルを移動
させると同時又はその後に、第8図及び第9図に
示すように、スタイラススイツチ2aを押圧して
CPU12にフラグをセツトし、このフラグによ
りCPU12にスタイラススイツチ2aが押され
たことを検知させていた。そして、CPU12よ
りホストコンピユータ13に制御信号を出力し、
このホストコンピユータ13にデイスプレイ15
のカーソル移動位置に表示されている処理、例え
ば、編集処理を行わせていた。
(背景技術の問題点)
しかし、このようにカーソルを移動させるため
の感圧シート3を押圧する操作と、カーソル移動
位置で表示される処理を行うためのスタイラスス
イツチを押す操作とを別個に行うと、入力情報量
が多い場合には入力作業に多大の時間を要してし
まう上に作業者に多大な労力を強いてしまう欠点
がある。
の感圧シート3を押圧する操作と、カーソル移動
位置で表示される処理を行うためのスタイラスス
イツチを押す操作とを別個に行うと、入力情報量
が多い場合には入力作業に多大の時間を要してし
まう上に作業者に多大な労力を強いてしまう欠点
がある。
(考案の目的)
本考案の目的は、一回の操作でカーソル移動及
びカーソル移動位置で表示される処理を行うこと
ができるタブレツト装置を提供することにある。
びカーソル移動位置で表示される処理を行うこと
ができるタブレツト装置を提供することにある。
(考案の概要)
本考案は、押圧されている感圧シートに定電流
を供給し、この定電流と定電流にて感圧シートに
生じる電圧とから押圧時の感圧シートの抵抗値を
演算し、該抵抗値が第1の所定レベル以下である
場合には座標データをコンピユータ等の処理装置
に出力し、デイスプレイ駆動回路を動作させてデ
イスプレイ画面上でカーソルを移動させると共
に、前記抵抗値が第1の所定レベルよりも低い第
2の所定レベル以下である場合には座標データお
よび制御信号を前記処理装置に出力することによ
り、カーソル移動位置で表示される処理等を実行
させることを特徴とする。
を供給し、この定電流と定電流にて感圧シートに
生じる電圧とから押圧時の感圧シートの抵抗値を
演算し、該抵抗値が第1の所定レベル以下である
場合には座標データをコンピユータ等の処理装置
に出力し、デイスプレイ駆動回路を動作させてデ
イスプレイ画面上でカーソルを移動させると共
に、前記抵抗値が第1の所定レベルよりも低い第
2の所定レベル以下である場合には座標データお
よび制御信号を前記処理装置に出力することによ
り、カーソル移動位置で表示される処理等を実行
させることを特徴とする。
(考案の実施例)
以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に
説明する。
説明する。
本考案に係るタブレツト装置は、第3図Aに示
すように、枠体1及び入力ペン2′を備え、入力
ペン2′にはスタイラススイツチは設けられてい
ない。枠体1内には、第3図Bに示すように、感
圧シート3が収容され、感圧シート3の抵抗値
Rcは第3図Cに示すように、押圧力の増加に伴
つて減少する。感圧シート3上にはX座標を示す
導電路が形成されているX座標電極4が配され、
又感圧シート3下にはY座標を示す導電路が形成
されているY座標電極5が配されている。尚、X
座標電極4上には該電極4を保護するためのシー
ト6が重畳されている。
すように、枠体1及び入力ペン2′を備え、入力
ペン2′にはスタイラススイツチは設けられてい
ない。枠体1内には、第3図Bに示すように、感
圧シート3が収容され、感圧シート3の抵抗値
Rcは第3図Cに示すように、押圧力の増加に伴
つて減少する。感圧シート3上にはX座標を示す
導電路が形成されているX座標電極4が配され、
又感圧シート3下にはY座標を示す導電路が形成
されているY座標電極5が配されている。尚、X
座標電極4上には該電極4を保護するためのシー
ト6が重畳されている。
X及びY座標電極4,5の一端側には、第1図
に示すように、PNPトランジスタ7,9の各コ
レクタが接続され、他端側にはNPNトランジス
タ8,10の各コレクタが接続されている。これ
らのトランジスタ7乃至10はX及びY座標電極
4,5の位置を検出するための位置検出回路を構
成し、NPNトランジスタ8,10のエミツタは
接地されている。PNPトランジスタ7及び9の
エミツタにはそれぞれ他のPNPトランジスタ1
7,18の各コレクタが接続され、これらコレク
タは相互に接続されている。一方のPNPトラン
ジスタ18のエミツタには直接又他方のPNPト
ランジスタ17のエミツタには定電流設定用の抵
抗19を介して電源が接続されている。そして、
このPNPトランジスタ17のベースには電源側
にカソードが接続されているツエナー・ダイオー
ド20が接続されている。このツエナー・ダイオ
ード20、抵抗19及びPNPトランジスタ17
は定電流回路を構成している。
に示すように、PNPトランジスタ7,9の各コ
レクタが接続され、他端側にはNPNトランジス
タ8,10の各コレクタが接続されている。これ
らのトランジスタ7乃至10はX及びY座標電極
4,5の位置を検出するための位置検出回路を構
成し、NPNトランジスタ8,10のエミツタは
接地されている。PNPトランジスタ7及び9の
エミツタにはそれぞれ他のPNPトランジスタ1
7,18の各コレクタが接続され、これらコレク
タは相互に接続されている。一方のPNPトラン
ジスタ18のエミツタには直接又他方のPNPト
ランジスタ17のエミツタには定電流設定用の抵
抗19を介して電源が接続されている。そして、
このPNPトランジスタ17のベースには電源側
にカソードが接続されているツエナー・ダイオー
ド20が接続されている。このツエナー・ダイオ
ード20、抵抗19及びPNPトランジスタ17
は定電流回路を構成している。
一方、X及びY座標電極4,5の他端側
(NPNトランジスタ8,10側)にはA/D変換
器11が接続され、A/D変換器11の出力は
CPU12に入力されている。CPU12の出力側
にはホストコンピユータ13が接続され、ホスト
コンピユータ13にはデイスプレイ15を駆動す
るためのデイスプレイ駆動回路14が接続されて
いる。
(NPNトランジスタ8,10側)にはA/D変換
器11が接続され、A/D変換器11の出力は
CPU12に入力されている。CPU12の出力側
にはホストコンピユータ13が接続され、ホスト
コンピユータ13にはデイスプレイ15を駆動す
るためのデイスプレイ駆動回路14が接続されて
いる。
次に、本考案に係るタブレツト装置の動作を
CPU12の制御動作と共に説明する。
CPU12の制御動作と共に説明する。
ところで、感圧シート3を入力ペン2′により
強く押すと、感圧シート3の抵抗値Rcは、第3
図Cに示すように、徐々に減少し、5kΩ以下と
なる。そこで、本考案のタブレツト装置では感圧
シート3を強く押圧し、その抵抗置Rcが第2の
所定レベルである5kΩ以下となつた場合に、第
2図に示すカーソル15aを移動させ、かつ
CPU12からの制御信号でホストコンピユータ
13を処理動作させるようにしている。
強く押すと、感圧シート3の抵抗値Rcは、第3
図Cに示すように、徐々に減少し、5kΩ以下と
なる。そこで、本考案のタブレツト装置では感圧
シート3を強く押圧し、その抵抗置Rcが第2の
所定レベルである5kΩ以下となつた場合に、第
2図に示すカーソル15aを移動させ、かつ
CPU12からの制御信号でホストコンピユータ
13を処理動作させるようにしている。
即ち、先ず、CPU12はA端子から“H”、B
端子から“L”の信号を出力し、トランジスタ1
8をOFFすると共にトランジスタ17をONす
る。また、同時にYh端子及びXl端子に“H”,
“L”の信号を出力してトランジスタ9,8を
OFFし、かつXh端子及びYl端子に“L”,“H”
の信号を出力してトランジスタ7,10をONす
る。この場合に感圧シート3が入力ペン2′によ
り押圧され、その抵抗値Rcが第1の所定レベル
である10kΩ以下となると、電流Icは、抵抗19、
トランジスタ17,17及びX座標電極4、感圧
シート3、Y座標電極5、トランジスタ10を介
して接地端子に流れ込むが、ツエナー・ダイオー
ド20、抵抗19及びトランジスタ17は定電流
回路を構成しているので、電流Icは定電流とな
る。一方、このように定電流Icが流れると、X及
びY座標電極4,5の両端に電圧V1,V2が発生
し、これらの電圧がA/D変換器11に入力され
る。そして、X座標電極4及びY座標電極5に定
電流Icが流れると、該電極4及び5で生じる電圧
V1,V2は感圧シート3の抵抗値Rcによつて決ま
り、これらV1,V2の値がA/D変換器11に入
力される。よつて、A/D変換器11からはV1,
V2の電圧値がデジタル変換されて出力されるの
で、CPU12は、感圧シート3が押圧されてい
ることを検知すると共に、V1,V2及び予め内部
に設定していた定電流Icの値から、感圧シート3
の抵抗値Rcを下記式により演算する。
端子から“L”の信号を出力し、トランジスタ1
8をOFFすると共にトランジスタ17をONす
る。また、同時にYh端子及びXl端子に“H”,
“L”の信号を出力してトランジスタ9,8を
OFFし、かつXh端子及びYl端子に“L”,“H”
の信号を出力してトランジスタ7,10をONす
る。この場合に感圧シート3が入力ペン2′によ
り押圧され、その抵抗値Rcが第1の所定レベル
である10kΩ以下となると、電流Icは、抵抗19、
トランジスタ17,17及びX座標電極4、感圧
シート3、Y座標電極5、トランジスタ10を介
して接地端子に流れ込むが、ツエナー・ダイオー
ド20、抵抗19及びトランジスタ17は定電流
回路を構成しているので、電流Icは定電流とな
る。一方、このように定電流Icが流れると、X及
びY座標電極4,5の両端に電圧V1,V2が発生
し、これらの電圧がA/D変換器11に入力され
る。そして、X座標電極4及びY座標電極5に定
電流Icが流れると、該電極4及び5で生じる電圧
V1,V2は感圧シート3の抵抗値Rcによつて決ま
り、これらV1,V2の値がA/D変換器11に入
力される。よつて、A/D変換器11からはV1,
V2の電圧値がデジタル変換されて出力されるの
で、CPU12は、感圧シート3が押圧されてい
ることを検知すると共に、V1,V2及び予め内部
に設定していた定電流Icの値から、感圧シート3
の抵抗値Rcを下記式により演算する。
Rc=(V1−V2)/Ic
そして、CPU12は、第4図に示すように、
上述の演算結果から、感圧シート3の抵抗値Rc
が5kΩ以下であるか否かを判断し、Rcが5kΩ以
上の場合には内部のフラグをリセツトする。これ
に対して、感圧シート3の抵抗値が5kΩ以下を
判断した場合にはCPU12はフラグをセツトす
る。
上述の演算結果から、感圧シート3の抵抗値Rc
が5kΩ以下であるか否かを判断し、Rcが5kΩ以
上の場合には内部のフラグをリセツトする。これ
に対して、感圧シート3の抵抗値が5kΩ以下を
判断した場合にはCPU12はフラグをセツトす
る。
次に、CPU12はB端子、Yh端子及びYl端子
からトランジスタ17,9,10の各ベースに
“H”,“H”及び“L”の信号をそれぞれ出力し、
これらのトランジスタ17,9,10をOFFす
ると共に、A端子、Xh端子及びXl端子からトラ
ンジスタ18,7,8の各ベースに“L”,“L”
及び“H”の信号をそれぞれ出力し、これらトラ
ンジスタ18,7,8をONする。従つて、上述
したように、感圧シート3が入力ペン2′により
押圧され、その抵抗値Rcが、例えば、10kΩ以下
であると、トランジスタ18,7,8を介してX
座標電極4に電流が流れ、Y座標電極5にX座標
電極4の位置に対応応した電圧Ryが発生し、こ
の電圧がA/D変換器11に入力される。従つ
て、CPU12はA/D変換器11からのデジタ
ル信号によりX座標データを検知し、かつ一時的
に記憶する。
からトランジスタ17,9,10の各ベースに
“H”,“H”及び“L”の信号をそれぞれ出力し、
これらのトランジスタ17,9,10をOFFす
ると共に、A端子、Xh端子及びXl端子からトラ
ンジスタ18,7,8の各ベースに“L”,“L”
及び“H”の信号をそれぞれ出力し、これらトラ
ンジスタ18,7,8をONする。従つて、上述
したように、感圧シート3が入力ペン2′により
押圧され、その抵抗値Rcが、例えば、10kΩ以下
であると、トランジスタ18,7,8を介してX
座標電極4に電流が流れ、Y座標電極5にX座標
電極4の位置に対応応した電圧Ryが発生し、こ
の電圧がA/D変換器11に入力される。従つ
て、CPU12はA/D変換器11からのデジタ
ル信号によりX座標データを検知し、かつ一時的
に記憶する。
次いで、CPU12は、トランジスタ17を
OFFし、トランジスタ18をONした状態で、
Xh端子から“H”、Xl端子から“L”の信号を
トランジスタ7,8のベースに出力し、これらの
トランジスタ7,8をOFFすると共に、Yh端子
から“L”、Yl端子から“H”の信号をトランジ
スタ9,10のベースに出力し、これらトランジ
スタ9,10をONする。従つて、感圧シート3
が上記したように押圧されていると、トランジス
タ18,9及び10を介してY座標電極5に電流
が流れ、X座標電極4にY座標電極5の位置に対
応した電圧Rxが発生し、この電圧がA/D変換
器11に入力される。よつて、CPU12はA/
D変換器11からのデジタル信号によりY座標デ
ータを検知し、取り込む。
OFFし、トランジスタ18をONした状態で、
Xh端子から“H”、Xl端子から“L”の信号を
トランジスタ7,8のベースに出力し、これらの
トランジスタ7,8をOFFすると共に、Yh端子
から“L”、Yl端子から“H”の信号をトランジ
スタ9,10のベースに出力し、これらトランジ
スタ9,10をONする。従つて、感圧シート3
が上記したように押圧されていると、トランジス
タ18,9及び10を介してY座標電極5に電流
が流れ、X座標電極4にY座標電極5の位置に対
応した電圧Rxが発生し、この電圧がA/D変換
器11に入力される。よつて、CPU12はA/
D変換器11からのデジタル信号によりY座標デ
ータを検知し、取り込む。
このように、X及びY座標データを入力した後
には、CPU12は、第4図に示すように、再度
V1及びV2を入力して上述の演算動作を行い、再
び抵抗値Rcが5hΩ以下であるか否かを判断(二
重チエツク)し、Rcが5kΩ以上の場合にはフラ
グがセツトされていないことを確認した後X座標
データとY座標データのみをホストコンピユータ
13に出力する。従つて、感圧シート3の抵抗値
が5kΩ以上の場合にはホストコンピユータ13
からデイスプレイ駆動回路14にこれらの座標デ
ータが出力されるだけなので、カーソル15aの
みが座標データに基づいてデイスプレイ15の画
面上で移動される。
には、CPU12は、第4図に示すように、再度
V1及びV2を入力して上述の演算動作を行い、再
び抵抗値Rcが5hΩ以下であるか否かを判断(二
重チエツク)し、Rcが5kΩ以上の場合にはフラ
グがセツトされていないことを確認した後X座標
データとY座標データのみをホストコンピユータ
13に出力する。従つて、感圧シート3の抵抗値
が5kΩ以上の場合にはホストコンピユータ13
からデイスプレイ駆動回路14にこれらの座標デ
ータが出力されるだけなので、カーソル15aの
みが座標データに基づいてデイスプレイ15の画
面上で移動される。
これに対して、感圧シート3の抵抗値が5kΩ
以下と判断した場合にはCPU12がフラグがセ
ツトされていることを確認し、X座標データ及び
Y座標データをホストコンピユータ13に出力す
ると共に、CPU12は更に制御信号をホストコ
ンピユータ13に出力する。従つて、デイスプレ
イ駆動回路14は、ホストコンピユータ13から
のX及びY座標データによりデイスプレイ15の
画面上でカーソル15aを移動させる。そして、
ホストコンピユータ13はカーソル15aの移動
後に該カーソル15aの移動位置で表示される処
理を実行する。例えば、デイスプレイ15の画面
上に第2図で示す「以下、編集処理する。」の表
示が存在する場合には編集処理を実行する。よつ
て、感圧シート3を強く押圧し、その抵抗値を
5kΩ以下にするだけでカーソル移動及びカーソ
ル移動位置で示される処理を連続的に行うことが
できる。
以下と判断した場合にはCPU12がフラグがセ
ツトされていることを確認し、X座標データ及び
Y座標データをホストコンピユータ13に出力す
ると共に、CPU12は更に制御信号をホストコ
ンピユータ13に出力する。従つて、デイスプレ
イ駆動回路14は、ホストコンピユータ13から
のX及びY座標データによりデイスプレイ15の
画面上でカーソル15aを移動させる。そして、
ホストコンピユータ13はカーソル15aの移動
後に該カーソル15aの移動位置で表示される処
理を実行する。例えば、デイスプレイ15の画面
上に第2図で示す「以下、編集処理する。」の表
示が存在する場合には編集処理を実行する。よつ
て、感圧シート3を強く押圧し、その抵抗値を
5kΩ以下にするだけでカーソル移動及びカーソ
ル移動位置で示される処理を連続的に行うことが
できる。
尚、上記実施例では、感圧シート3の押圧時の
抵抗値Rcが5kΩになつた場合を基準にしてCPU
12を制御動作させているが、感圧シートの種類
によつて基準とすべく感圧シートの抵抗値Rcを
変えるようにするのが好ましい。
抵抗値Rcが5kΩになつた場合を基準にしてCPU
12を制御動作させているが、感圧シートの種類
によつて基準とすべく感圧シートの抵抗値Rcを
変えるようにするのが好ましい。
また、感圧シート3にヒステリシスを保持さ
せ、即ち、押圧した場合の低抗値Rcが5kΩ以下
から10kΩまで戻るのに要する時間を大きくする
と、第5図に示すように、感圧シート3を一回強
く押圧した後は一定時間内において感圧シート3
を軽く押圧するだけでカーソル移動及びカーソル
移動位置での処理を実行することができる。
せ、即ち、押圧した場合の低抗値Rcが5kΩ以下
から10kΩまで戻るのに要する時間を大きくする
と、第5図に示すように、感圧シート3を一回強
く押圧した後は一定時間内において感圧シート3
を軽く押圧するだけでカーソル移動及びカーソル
移動位置での処理を実行することができる。
(考案の効果)
本考案によれば、押圧されている感圧シートに
定電流を供給すると共にこの定電流及び感圧シー
トに生じる電圧とから押圧時の感圧シートの抵抗
値を演算し、得られた抵抗値が第1の所定レベル
以下の場合には座標データを、第1の所定レベル
よりも低い第2の所定レベル以下の場合には座標
データと共に制御信号を制御手段にてコンピユー
タ等の処理装置に出力させるようにしたので、デ
イスプレイの画面上でカーソルを移動させる態様
とカーソル移動位置で表示させる処理等を実行さ
せる態様とが明確となり、スタイラススイツチを
用いることなく、必要に応じて感圧シートを強く
押圧するだけで、両態様による入力を容易に区別
して行うことができる。また、感圧シートの抵抗
値が第1の所定レベルよりも低い第2の所定レベ
ル以下である場合のみ、制御信号を処理装置に出
力させるようにしたため、不用意に制御信号を出
力してしまうことは少なくなり、所望しない処理
を処理装置にさせてしまうという誤入力の防止が
できる。さらに、感圧シートを強く押しながらそ
の押圧点を移動すれば、座標データと共に制御信
号を常に出力させることができ、このような使い
方を必要とするたとえば、絵や文字等をデイスプ
レイの画面上に入力するようなソフトウエアにも
対応できる。従つて、操作が極めて簡単で、かつ
入力作業を短時間で終了させることができ、しか
も汎用性に優れたタブレツト装置を提供すること
ができる。
定電流を供給すると共にこの定電流及び感圧シー
トに生じる電圧とから押圧時の感圧シートの抵抗
値を演算し、得られた抵抗値が第1の所定レベル
以下の場合には座標データを、第1の所定レベル
よりも低い第2の所定レベル以下の場合には座標
データと共に制御信号を制御手段にてコンピユー
タ等の処理装置に出力させるようにしたので、デ
イスプレイの画面上でカーソルを移動させる態様
とカーソル移動位置で表示させる処理等を実行さ
せる態様とが明確となり、スタイラススイツチを
用いることなく、必要に応じて感圧シートを強く
押圧するだけで、両態様による入力を容易に区別
して行うことができる。また、感圧シートの抵抗
値が第1の所定レベルよりも低い第2の所定レベ
ル以下である場合のみ、制御信号を処理装置に出
力させるようにしたため、不用意に制御信号を出
力してしまうことは少なくなり、所望しない処理
を処理装置にさせてしまうという誤入力の防止が
できる。さらに、感圧シートを強く押しながらそ
の押圧点を移動すれば、座標データと共に制御信
号を常に出力させることができ、このような使い
方を必要とするたとえば、絵や文字等をデイスプ
レイの画面上に入力するようなソフトウエアにも
対応できる。従つて、操作が極めて簡単で、かつ
入力作業を短時間で終了させることができ、しか
も汎用性に優れたタブレツト装置を提供すること
ができる。
第1図は本考案に係るタブレツト装置の回路
図、第2図はデイスプレイの画面を示す図、第3
図A,Bは本考案に係るタブレツト装置の斜視図
とその一部を分解して示す斜視図、第3図Cは感
圧シートの抵抗値と押圧力との関係を示す図、第
4図は本考案に係る動作フローチヤート、第5図
は感圧シートにヒステリシスを保持させた場合の
動作フローチヤート、第6図は従来のタブレツト
装置の斜視図、第7図はその一部を分解して示す
斜視図、第8図及び第9図は従来のタブレツト装
置の回路図とその動作フローチヤートである。 3……感圧シート、7,9……PNPトランジ
スタ、17,18……PNPトランジスタ、8,
10……NPNトランジスタ、11……A/D変
換器、12……CPU、13……ホストコンピユ
ータ、14……デイスプレイ駆動回路、15……
デイスプレイ、15a……カーソル、19……抵
抗、20……ツエナー・ダイオード。
図、第2図はデイスプレイの画面を示す図、第3
図A,Bは本考案に係るタブレツト装置の斜視図
とその一部を分解して示す斜視図、第3図Cは感
圧シートの抵抗値と押圧力との関係を示す図、第
4図は本考案に係る動作フローチヤート、第5図
は感圧シートにヒステリシスを保持させた場合の
動作フローチヤート、第6図は従来のタブレツト
装置の斜視図、第7図はその一部を分解して示す
斜視図、第8図及び第9図は従来のタブレツト装
置の回路図とその動作フローチヤートである。 3……感圧シート、7,9……PNPトランジ
スタ、17,18……PNPトランジスタ、8,
10……NPNトランジスタ、11……A/D変
換器、12……CPU、13……ホストコンピユ
ータ、14……デイスプレイ駆動回路、15……
デイスプレイ、15a……カーソル、19……抵
抗、20……ツエナー・ダイオード。
Claims (1)
- 押圧力で抵抗値が変化する感圧シートと、該感
圧シートの押圧を検出する押圧検出手段と、前記
感圧シートの押圧位置を検出する座標検出手段
と、前記押圧検出手段からの検出信号の入力で前
記座標検出手段より出力される座標信号をデコー
ドし、カーソルをデイスプレイ上で移動させるた
めにデイスプレイ駆動回路を駆動すべく座標デー
タを処理装置に出力するデコーダとを備えるタブ
レツト装置であつて、押圧されている感圧シート
に定電流を供給する定電流回路と、前記定電流と
該定電流にて前記感圧シートに生じる電圧とから
前記感圧シートの抵抗値を演算する演算手段と、
該演算結果による前記感圧シートの抵抗値が第1
の所定レベル以下である場合には座標データを、
前記抵抗値が前記第1の所定レベルよりも低い第
2の所定レベル以下である場合には座標データお
よび制御信号を前記処理装置に出力する制御手段
とを含むことを特徴とするタブレツト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985016134U JPH0337060Y2 (ja) | 1985-02-07 | 1985-02-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985016134U JPH0337060Y2 (ja) | 1985-02-07 | 1985-02-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61133836U JPS61133836U (ja) | 1986-08-21 |
JPH0337060Y2 true JPH0337060Y2 (ja) | 1991-08-06 |
Family
ID=30502617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985016134U Expired JPH0337060Y2 (ja) | 1985-02-07 | 1985-02-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0337060Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59168583A (ja) * | 1983-03-16 | 1984-09-22 | Hitachi Ltd | 座標入力方式 |
-
1985
- 1985-02-07 JP JP1985016134U patent/JPH0337060Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59168583A (ja) * | 1983-03-16 | 1984-09-22 | Hitachi Ltd | 座標入力方式 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61133836U (ja) | 1986-08-21 |
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