JPH033687A - サーボモータにより駆動される被駆動体の衝突破損防止方法 - Google Patents

サーボモータにより駆動される被駆動体の衝突破損防止方法

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JPH033687A
JPH033687A JP1136212A JP13621289A JPH033687A JP H033687 A JPH033687 A JP H033687A JP 1136212 A JP1136212 A JP 1136212A JP 13621289 A JP13621289 A JP 13621289A JP H033687 A JPH033687 A JP H033687A
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JP
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servo motor
driven
value
torque
speed
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Application number
JP1136212A
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English (en)
Inventor
Nobutoshi Torii
信利 鳥居
Susumu Ito
進 伊藤
Masayuki Hamura
羽村 雅之
Tamotsu Sakai
保 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/49Nc machine tool, till multiple
    • G05B2219/49143Obstacle, collision avoiding control, move so that no collision occurs
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/49Nc machine tool, till multiple
    • G05B2219/49147Retract on collision with moving object, tool follows, yields to object

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、産業用ロボットや産業機械等のサーボモータ
で駆動される機械において、被駆動体が異物と衝突した
とき、被駆動体及び衝突した異物の破損を極力小さくす
る方法に関する。
従来の技術 産業用ロボットや産業機械等のサーボモータで駆動され
る機械においては、サーボモータで駆動され、移動中の
被駆動体が、その移動途中において異物と衝突したこと
を検出する方法として、被駆動体表面にタッチセンサを
設け、該タッチセンサからの信号によって衝突を検出す
る方法、または、サーボモータの駆動電流値即ちトルク
指令値に上限値を設け、この上限値を越えた場合アラー
ムを出力し、被駆動体が異物に衝突したことを検出する
方法が採用されている。侵者のこの方法は、指令された
位置までサーボモータは被駆動体を移動させ被駆動体を
位置決めさせるが、この移動途中で、異物に被駆動体が
衝突し被駆動体が移動しなかったとき、位置指令と実位
置との差である位置偏差値、速度指令と実速度との差で
ある速度偏差値が大きくなるから、サーボモータへの駆
動電流値も大きくなり被駆動体を大きな力で駆動しよう
とする。そのため、この駆動電流値を監視し、ある上限
値を越えると被駆動体が異物に衝突したものとして検出
するものである。
また、サーボモータの駆動で移動する被駆動体が移動途
中で異物に衝突しその移動が停止することから、速度偏
差の変化呂、トルク指令値の変化量を検出し衝突を検出
する方法も、本願出願人によって特願昭63−3288
66号で提案されている。
衝突を上述した各方法で検出した後の被駆動体の停止方
法としては、衝突検出後サーボ駆′@電源を切断し、サ
ーボモータに生じる逆起電力によるダイナミックブレー
キ、または、サーボモータに取付けられたブレーキや被
駆動体に取付けられたブレーキを利用して移動を停止さ
せる方法が一般的に採用されている。
また、衝突が検出されると、以後トルク指令値を「0」
にする方法や衝突検出侵、サーボモータに出力する速度
指令をrOJにし、これにより衝突前の実速度とは逆方
向のトルク指令が出力されるように制御する方法が上記
特願昭63−328866号等で提案されている。
発明が解決しようとする課題 被駆動体が移動中異物に衝突し、この衝突を検出してサ
ーボ駆動電源を切断しても、また、特願昭63−328
866号で提案されたように、トルク指令値を「0」に
したり、速度指令値をrOJにすることによって被駆動
体を停止させようとしても、衝突検出が所定周期毎に行
われるため、衝突時の被駆動体の実速度と衝突から衝突
検出までの時間遅れ分に応じて被駆動体の停止するまで
の移動距離が決まり、衝突点より行きすぎた点で停止す
ることとなり、被駆動体及び異物は互いに応力がかかり
、これらが損傷してしまうことがある。
また、上述したような、モータ駆動電流、即ち、トルク
指令値が設定された上限値を超えることによって、衝突
を検出する方法では、衝突面のサーボモータの出力トル
クが小さいとぎに(モータ駆動電流が小さいときに)、
衝突が生じた場合にはトルク指令値が上限値に達し、衝
突を検出するまでに時間を要し、かつ、設定された上限
値までトルク指令値(モータ駆動電流)が出力されるこ
とになるため、被駆動体及び衝突した異物には大きな応
力が加わることになる。
特に、被駆動体の駆動方向によってサーボモータの出力
トルクが異なる場合、例えば被駆動体を上下方向に駆動
する場合、被駆動体を上方向に駆動する場合には重力方
向とは逆に駆動することからサーボモータのトルク指令
値(駆動電流)は大きく、下方向に駆動する場合にはサ
ーボモータのトルク指令値(駆動電流)は上方向への駆
動と比べ小さなものとなる。
しかし、サーボモータへのトルク制限値は、被駆動体を
駆動するに必要な最大トルク指令値によって決定される
ため、上下方向に被駆動体を駆動する場合には、被駆動
体を上方向に駆動するとき必要な最大トルク指令値に若
干のマージンをとった値がトルク制限値として設定され
ている。そして、このトルク制限値はサーボモータの回
転方向に関係なく設定され、例えば、トルク制限値が△
であったとすると、プラス方向のトルク指令値をA以下
に制限し、マイナス方向のトルク指令値を−A以上に制
限する。即ち、トルク指令値の絶%j値がA以下になる
ように制限する。
その結果、被駆動体が上方向に駆動されているときに衝
突が生じた場合は、衝突からさらにサーボモータが、ト
ルク制限値までトルクを出力するまでの時間は短く、か
つ、衝突によって、衝突した異物及び被駆動体に生じる
応力も大きなものとはならない。しかし、下方向に被駆
動体が駆動されているときに衝突が生じると、下方向へ
駆動するサーボモータの出力トルクはもともと小さいの
で、衝突が生じてトルク制限値まで達するのに時間を要
し、かつ、摩擦抵抗等を差し引いたサーボモータの全ト
ルクが被駆動体に加わり、また、異物へも加わることに
なり、被駆動体及び異物を損傷させる可能性が大きくな
る。
そこで、本発明の目的は、被駆動体の移動途中において
異物への衝突が生じたとき、被駆動体及び異物に作用す
る外力(応力)を軽減させ、衝突破損を防止する方法を
提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明は、サーボモータで被駆動体を駆動中、被駆動体
が異物と衝突したことを検出すると、該衝突検出時のサ
ーボモータの実速度とは逆方向の所定速度指令を所定時
間与えてサーボモータを逆転させることによって被駆動
体を異物から引き離し、衝突によって生じた外力を被駆
動体及び異物から取り除く。
また、駆動方向によって、サーボモータに必要な最大ト
ルク指令値(駆動°電流)が異なる場合、駆動方向に応
じて、その駆動方向に必要な最大トルク指令値に基きト
ルク制限値を夫々設定することにより、衝突が生じた場
合、過大なる力(応力)が被駆動体及び衝突した異物に
加わらないようにして破損を防止する。
作  用 被駆動体と異物の衝突が検出された時点においては、衝
突検出遅れに応じた分の速度偏差値により出力されるサ
ーボモータのトルクによって、被駆動体及び異物は互い
に圧接し、応力が生じ、また、変形が生じている。そこ
で、衝突が検出されると、衝突前のり一ボモータの実速
度とは逆方向の所定速度指令を所定時間与えることによ
り、サーボモータを逆転させ、被駆動体を異物から引き
離す。これにより被駆動体及び異物の破損を防止する。
また、被駆動体の駆動方向によってサーボモータが出力
するに必要な最大トルク指令値が異なるような場合(例
えば被駆動体を上下方向に駆動するような場合)、被駆
動体の駆動方向に応じて、その駆動方向に必要な最大ト
ルク指令値に基いてサーボモータのトルク制限値を夫々
設定することによって、被駆動体がどちらの方向に駆動
されていようとも、その駆動途中において衝突が生じた
場合、直ちにトルク制限値にサーボモータの出力トルク
が達し、それ以上のトルクを出力しないから、被駆動体
及び異物には過大な力が作用することはない。
実施例 第2図は本発明を実施する一実施例のデジタルサーボ制
御におけるブロック図である。
、図中、符号2はサーボモータを有するロボットや産業
用機械を制御する数値制御装置(以下、NC装置という
)で、該NC装置2から各サーボ七−夕への移動指令を
共有メモリ4を介してデジタルサーボ回路6に出力し、
デジタルサーボ回路6はプロセッサ等で構成され、共有
メモリ4を介して入力された移動指令に対し、位置ルー
プ制御。
速度ループ制御等を行い、サーボアンプ8にトルク指令
値(駆動電流値)を出力し、サーボアンプ8はサーボモ
ータ10を駆動する構成となっている。なお、符号12
はサーボモータ1oの1回転当りに所定数のフィードバ
ックパルスを出力するパルスコーダである。
上記デジタルサーボ制御の構成は従来から公知の構成と
何ら変るものではない。
また、第3図は、デジタルザーボ回路6.サーボアンプ
12.サーボモータで構成されるサーボ制御系のブロッ
ク線図であり、伝達関数20のKpはデジタルサーボ回
路6で実行される位置ループ制御処理の位置ループ・ゲ
イン、伝達関数24のKVはデジタルサーボ回路6で実
行される速度ループ制御処理の比例ゲイン、また、伝達
関数22は速度偏差値εVを積分する積分手段の伝達関
数でに1はその積分ゲイン、伝達関数26はサーボモー
タに対するものでKtはモータのトルク定数、Jはモー
タ軸にかかる全イブ−シャである。また、伝達関数28
はデジタルサーボ回路6内で行われるサーボモータ10
の速度Vを積分して位置を求めるための積分手段の伝達
関数を意味している。
デジタルサーボ回路6は、共有メモリ4を介して受信す
るNC装置2からの当該軸への位置指令Pcと、当該軸
のサーボモータに取付けられたパルスコーダで検出され
る現在のモータ速度Vを積分処理(28)I、て得られ
る現在位置Pfとの差である位置偏差値εp(εp=・
Pc−Pf)を求め、位置ループ制御処理(20)を行
って速度指令値ycを求め、速度ループ制御処理(22
)。
(24)では、この求められた速度指令[Vcとパルス
コーダで検出される現在速度Vとの差である速度偏差値
εVに比例する値を求め、該値と速度偏差値ε■を積分
(22)t、て得られる値を加算してトルク指令値TC
を求め、このトルク指令値TCに基き、サーボアンプで
はインバータ制御を行い入力されたこのトルク指令ic
[Tcに応じてサーボモータに駆動電流を流し、サーボ
モータを速度■で駆動する。
以上は、従来から行われているサーボ制御の動作である
が、本発明においては、さらにサーボモータ10の駆動
中の被駆動体の異物への衝突検出処理をデジタルサーボ
回路6のプロセッサが行う。
第1図はこの衝突検出処理を含む制御処理の一実施例の
フローヂャートであり、デジタルサーボ回路6のプロセ
ッサは速度ループ制御処理周期毎に第1図に示す処理を
行う。
まず、フラグFが「1」にセットされているか否か判断
する(ステップS1)。なお、このフラグFはNC装置
2がリセットされたとき「0」にリセットされている。
フラグFが[0,1であると、位置ループ制御処理(2
0)で従来と同様にして求められた速度指令値VCから
当該サーボモータに取付けられたバルスコーダ12から
の検出速度、即ち、サーボモータの実速度Vを減じて速
度偏差値ε■を求める(ステップ82)。この求められ
た速度偏差値ε■から前周期の速度偏差値εV′を減じ
、その絶対値が設定記憶されている所定値ERRより小
さいか否か判断する(ステップS3)。
ステップS3で所定値ERRより1ε■−εV゛が小さ
いとアキュムレータAに速度指令+tn v cから実
速度■を減じた値(即ち、速度偏差値ε■)に積分ゲイ
ンに1を乗じた値(Vc−V)XK1を加算する(ステ
ップ84)。なお、このステップS4の処理が第3図に
おける積分処理(22)に対応する。
次に、速度指令値Vcから実速度Vを減じた値に比例ゲ
インKVを乗じ(この処理が第3図の比例処理(22)
に対応する)、アキュムレータAの値を加算しトルク指
令値Tcを求め、サーボアンプ12へ出力する(ステッ
プ85)。
次に、速度指令値VCから実速度■を減じた値をレジス
タに格納し、次周期のステップS3で使用する前周期の
速度偏差値εV′として記憶する(ステップ86)。以
下、デジタルサーボ回路のプロセッサの速度周期毎上記
処即を行ってサーボモータを駆動制御する。
上述のように、サーボモータが駆動制御されている中で
、サーボモータで駆動される被駆動体が異物と衝突する
と、位置偏差εpは増大し速度指令1fiVcは増大す
ると共にサーボモータの実速度はrOJまたは低速度と
なる。
その結果、ステップS2で求められる速度偏差値ε■の
値は大きくなり、ステップS3で、この速度偏差値ε■
と前周期での速度偏差値εV′の差の絶対1iilεv
−εv’  lは、所定値ERRに以上になったことが
検出される。すると、プロセッサはフラグFを「1」に
セットし、アラーム表示しくステップS7)、位置ルー
プ制御処理によって出力されている現在の速度指令値V
cが正か負か判断しくステップS8)、正ならば設定さ
れている所定値■aの負の値−Vaを速度指令値を記憶
するレジスタR(Vc)に格納しくステップS9)、速
度指令値VCが負ならば、上記所定値■aの正の値十V
aを上記レジスタR(VC)に格納する(ステップ51
0)。即ち、現在の速度指令値VCとは逆方向の所定値
yaの速度指令をレジスタR(Vc)に格納する。そし
て、アキュムレータA及びカウンタmの値を1゛0」に
しくステップ511)、カウンタmを「1」インクリメ
ントし、レジスタR(VC)に格納された速度指令+V
aまたは−Vaを、速度指令VCとして出力する(ステ
ップ513)。カウンタmの値が設定値M以上でなけれ
ば(ステップ814)、ステップS5へ移行し、設定さ
れたアギュムレータAの値(△−0)、速度指令Vc 
(=+Vaまたは−Va)と現右の実速度Vよりトルク
指令値TCを求め出力する。その結果、サーボモータ1
0は衝突前までの回転方向とは逆方向に回転することと
なる。そして、速度指令VCから実速度Vを減じて速度
偏差値ε■′を記憶しくステップ85)、当該処理周期
の処理を終了する。
次の速度ループ制御処理周期からは、フラグFが111
にセットされていることから、ステップS1からステッ
プ812へ移行し、カウンタmを「1」インクリメント
し、速度指令(iQVcをレジスタR(Vc)に格納さ
れた値としてカウンタmが設定値Mに達するまで、レジ
スタR(Vc)に格納された速度指令値(Vc=+Va
又は−Va)によりトルク指令値Tcを求め出力し、速
度偏差値εV′を記憶する処理を繰返すこととなる(ス
テップSl、812〜814.S5.S6)。そして、
ステップS14でカウンタmの値が設定値M以上になる
と、従来と同様の非常停止処理を行ってサーボモータの
駆動を停止する(ステップS15)。
なお、本実施例はステップ814からステップS5へ移
行するようにしたが、ステップ314からステップS4
へ移行し衝突が生じ、サーボモータの回転方向を逆転さ
せたときにも積分制御を行うようにしてもよい。また、
このときは、アキュムレータAをステップS11で1゛
0」にセットしなくてもよい。
第5図(a)〜(C)は本実施例の動作状態の一例を示
す説明図で、サーボモータ10の駆動力をプーリ51.
タイミングベルト52.プーリ53を介して軸受57.
58で軸支されたボールネジ54へ伝達し、ボールネジ
54と螺合するポールナツト55に取付けられた被駆動
体7を上下動させる機構を示すもので、サーボモータ1
0を駆動し被駆動体7を速度■で下降させているとき、
その移動途中で第5図(b)に示すように異物59に衝
突すると、この衝突を検出してサーボモータ10は逆転
し、被駆動体56を設定速度Vaで所定時間(カウンタ
mの値が設定値Mに達するまで)駆動する。その結果被
駆動体56と異物59は離れ、第5図(C)に示す状態
で停止することになる。
なお、衝突が検出されてサーボモータ10を逆転させず
に、従来のように衝突を検出して単にサーボモータ10
の駆動を停止させる方法では、衝突検出遅れをtL笥突
を検出してから被駆動体の速度が「0」になるまでの時
間をt2とすると、異物59への衝突から被駆動体56
の移動路MLは次式のようになる。
その結果、衝突検出後、停止した状態は第5図(d)に
示すように、被駆動体56.異物59には互いに外力が
加わり、被駆動体56及び異物59は変形し損傷、破損
を生じることとなる。
また、第5図に示すように被駆動体56が上下方向に駆
動される場合、被駆動体56を上方向に駆動する場合と
下方向に駆動する場合では、サーボモータ10が出力す
るのに必要な上方向の最大トルクと下方向の最大トルク
は異なる。被駆動体56の移動を停止させている状態に
おいてでも、被駆動体56を停止状態に保持するため、
サーボモータ10は上方向へのトルクを出力し続ける必
要がある。
そして、重力に逆らって上方向に被駆動体56を駆動す
るのに必要なトルクは、下方向に駆動させるときに必要
なトルクより大きなトルクを必要とする。
そのため、従来のように、被駆動体56を移動させるの
に必要な最大トルク値をトルク制限として設定すると、
被駆動体56を下降させるとき異物59への衝突が生じ
ると上行時に必要なトルクに合せて設定されたトルク制
限値までサーボモータ10がトルクを出力するおそれが
あり、被駆動体56.異物59を損傷させる可能性が大
きい。
そこで本発明は、このように被駆動体の移動方向によっ
て必要とする最大トルクが異なる場合、移動方向毎にト
ルク制限を行う。
第4図は、このようなトルク制限を行うときのデジタル
サーボ回路6が行うサーボ制御のブロック線図で、第3
図の従来のブロック線図と比較し、トルク制限を行う項
30が付加されている。
移動方向に応じてトルク制限値+Ta、−Tbを設定し
、速度ループ制御処理によって算出されるトルク指令値
TCが設定値+Taを超えるならば、トルク指令(aT
cを設定値+Taとし、設定値−Tbより負の値が人ぎ
ければトルク指令値をTbとし、設定値−Tbと+Ta
間であれば、速度ループ制御処理で算出されたトルク指
令値Tcをそのまま出力するようにする。
例えば、第5図に示す例において、被駆動体56を上昇
させる方向がサーボモータ10をプラス方向に回転する
方向であれば、1冒させる方向に被駆動体56を駆動す
るのに必要な最大トルクに若干のマージンを付加したト
ルク制限値+Taを設定し、被駆動体56を下降させる
のに必要な負の最大トルクに若干のマージンを付加して
トルク制限値−Tbとして設定する。この場合、Ta>
Tbとなる。また逆に、サーボモータ10をプラス方向
に回転する方向が被駆動体56を下降させる場合には、
Ta<Tbとなる。
なお、トルク制限を行うデジタルサーボ回路6のブロセ
ッリの処理については省略するが、第1図に示す速度ル
ープ制御処理において、ステップS5で求められたトル
ク指令値Tcに対し、該トルク指令値TCffiTC>
 Taならば設定値Taをトルク指令値として出力し、
Tc  <  −Tbならば設定値−Tbをトルク指令
値として出力し、−Tl)  ≦ TO≦ Taであれ
ば、弾出されたトルク指令値TCをそのまま出力すれば
よく、上記判断出力処理をステップ$5とステップ86
間に入れればよい。
発明の効果 本発明では、被駆動体が移動途中において異物と衝突し
た際、被駆動体を駆動するり一ボを−9の駆動を逆転さ
せ、被駆動体を異物から引き離して停止させるようにし
たから、被駆動体及び遺物に長時間衝突による外力が加
わることがなく、被駆動体及び異物を損傷させることが
少なくなる。
また、被駆動体の移動方向に応じて、必要とする最大ト
ルクが異なる場合、移動方向に応じてその移動方向の必
要最大トルクに応じて夫々トルク制限を行うようにした
から、衝突が生じても、被駆動体及び異物に加わる力は
大きくならず(被駆動体を移動させる力士衝突により移
動を阻止する力=サーボモータの出力トルク)、被駆動
体及び異物を損傷させることは少なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を実施したデジタルサーボ
サーボ回路のブロセッ1ノの速度ループ制御処理のフロ
ーヂャート、 第2図は、本発明を実施する一実施例のデジタルサーボ
制御のブロック図、 第3図は、サーボ制御系のブロック線図、第4図は、本
発明の駆動方向に応じてトルク制限値を変える一実施例
のサーボ制御系のブロック線図、 第5図(a)〜(C)は、本発明の動作状態の一例を示
す図、 第5図((j)は、従来の衝突停止状態を示す図である
。 2・・・数値制御装置(NG装置)、4・・・共有メモ
リ、6・・・デジタルサーボ回路、8・・・リーボアン
ブ、10・・・サーボモータ、12・・・パルスコーダ
、51.53・・・プーリ、52・・・タイミングベル
ト、56・・・被駆動体、59・・・異物。 第 5 0(d)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)サーボモータで被駆動体を駆動中、被駆動体が異
    物と衝突したことを検出すると、該衝突検出時のサーボ
    モータの実速度とは逆方向の所定速度指令を所定時間与
    えてサーボモータを逆転させることを特徴とするサーボ
    モータにより駆動される被駆動体の衝突破損防止方法。
  2. (2)被駆動体の駆動方向によつて、該被駆動体を駆動
    するサーボモータが出力する最大トルク指令値が異なる
    場合、被駆動体の駆動方向に応じ、各駆動方向に必要な
    最大トルク指令値に基いて、サーボモータの出力トルク
    を制限するトルク制限値を設定することを特徴とするサ
    ーボモータにより駆動される被駆動体の衝突破損防止方
    法。
JP1136212A 1989-05-31 1989-05-31 サーボモータにより駆動される被駆動体の衝突破損防止方法 Pending JPH033687A (ja)

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