JPH0336725A - 化合物半導体のエッチング方法 - Google Patents

化合物半導体のエッチング方法

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JPH0336725A
JPH0336725A JP1172340A JP17234089A JPH0336725A JP H0336725 A JPH0336725 A JP H0336725A JP 1172340 A JP1172340 A JP 1172340A JP 17234089 A JP17234089 A JP 17234089A JP H0336725 A JPH0336725 A JP H0336725A
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Japan
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etching
sample
gas
room
ion beam
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JP1172340A
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Tetsuya Seki
哲也 関
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、Ir−VI族化合物半導体のエツチング方法
に関するものである。
[従来技術] セレン化亜鉛(ZnSe)、硫化亜鉛(ZeS)など、
およびこれらの混晶より成るII−VI族化合物半導体
の従来の微細加工方法は、フォトレジストあるいは二酸
化シリコンなどの絶縁膜をマスクとするウェットエツチ
ング技術、ドライエ・ノチング技術がある。ウエットエ
・ノチング技術において、エツチング液として主に用い
られているのは、水酸化ナトリウム水溶液、塩酸、硝酸
−塩酸一水の混合液が挙げられ、これらのエツチング液
は、所望のエツチング速度を得るために、適当な温度、
あるいは組成で使用されている。
一方ドライエツチング技術は、平行平板電極を用いたA
rなとの不活性ガスによるイオンエ・ノチング、BCI
sなどの反応性ガスによる反応性イオンエツチング、あ
るいは反応性ガスとして純塩素ガスを用い、マイクロ波
励起・ECRプラズマによりエツチングを行う反応性イ
オンビームエ、、チングが挙げられる。
[発明が解決しようとする課題] しかし、前述の従来技術によるII−VI族化合物半導
体の加工には、以下の問題がある。
ウェットエツチング技術については、−殻内な問題とし
て、再現性にかけることが挙げられる。
温度、エツチング液の組成などをかなり厳密にコントロ
ールしなければ一定したエツチング速度が得られない。
さらに揮発性の物質を含むエツチング液の場合、時間と
共にエツチング液の組成が変化するのでエツチング液を
作製したときと、時間が経過したときとでは、エツチン
グ速度が大きく変わってしまうという問題がある。
さらに、ウェットエツチング技術では、エツチングが等
方向に進行し、サイドエッチが起こるので、マスクの寸
法通りには、パターンを形成することはできない。また
加工断面形状も限られてしまい、例えば、垂直断面の形
成、縦横比の大きい深い溝の形成は、困難である。
■−■族化合物半導体のウェットエツチングは、他のm
−v族化合物半導体などに比べ、問題が多い。例えば、
Zn5eを塩酸−硝酸系エツチング液でエツチングを行
う場合、エツチング液がZn5e中にしみ込み、長時間
の水洗を行っても完全に除去することは困難であり、膜
質の特性を著しく悪化させる。また、Zn5es  Z
n5xSe+−xを、NaOH水溶液でエツチングを行
う場合、表面モホロジーが極端に悪化してしまい、精密
なエツチングに適しているとはいえない。塩酸を用いた
場合は、エツチング速度が非常に遅く、II−VI族化
合物半導体を用いたデバイス作製には実用的ではない。
一方Arなどの不活性ガスを用いたイオンエツチング技
術は、エツチング速度を実用的レベルにするにはプラズ
マ放電のパワーを強くする必要があり、半導体基板に大
きなダメージを与えてしまう。また、BCl3などの反
応性ガスを用いた反応性イオンエツチングは、イオンエ
ツチングに比べれば、多少基板に与えるダメージは低減
できるが、許容される範囲のものではない。単にダメー
ジを低減するには、低い放電パワーでもガス圧力を高く
すれば良いが、イオンシース幅とイオンと中性粒子の平
均自由行程とがほぼ同程度となり、イオンビームに指向
性がなくなるため、サイドエツチングが大きくなり、微
細加工という点からみれば大きな欠点を有する。
純塩素ガス等の反応性ガスを用いた反応性イオンビーム
エツチングは、上記のエツチング方法に比べ、半導体基
板に与えるダメージはかなり低減でき、また異方性エツ
チングに関しても良好であり、微細加工に適している。
しかしながら、実用的レベルのエツチング速度を得るに
は、イオンの引出し電圧を高めなければならず、基板に
与えるダメージはある程度存在し、デバイスの特性を悪
化させることになる。
このように、従来の方法によるIf−VI族化合物半導
体のエツチングは、非常にむずかしく、n−■族化合物
半導体を用いたデバイス作製の大きな障害となっていた
そこで本発明は、上記問題点を解決するもので、その目
的とするところは、再現性、実用性があり、またエツチ
ング後の基板の損傷が極めて小さく、様々な加工形状を
作ることができるII−VI族化合物半導体のエツチン
グ方法を提供するところにある。
[課題を解決するための手段〕 本発明の化合物半導体のエツチング方法は、エツチング
マスクを形成する工程と、反応性ガスを放電室分離型の
マイクロ波励起・ECRプラズマ室で活性化させ、被処
理材料に一様な方向を持ったイオンビームを照射するこ
とによりドライエツチングを行う工程を含む■−■族化
合物半導体の加工手段において、前記被処理材料または
、前記反応性ガスに光照射を行うことをを特徴とする。
[実 施 例] 以下本発明の方法により1l−VI族化合物半導体にエ
ツチング加工を施した実施例を示す。
まず、第8図には本発明の実施例におけるエツチング装
置の構成概略断面図を示す。反応性の強いハロゲン元素
を含むガスをエツチングガスとして用いるため、試料*
a室6とエツチング室7とがゲートバルブ18により分
離された構造となっており、エツチング室7は常に高真
空状態に保たれている。8は電子・サイクロトロン共鳴
(ECR)プラズマ室であり、磁場発生用円筒ドーナッ
ツ型コイル9で囲まれ、マイクロ波導波管10との接続
部には、マイクロ波導入石英窓がある。マイクロ波で電
離・発生した電子は、軸対称磁場によりサイクロトロン
運動を行いながらガスと衝突を繰り返す。この回転周期
は、磁場強度が、例えば875ガウスのときマイクロ波
の周波数、例えば2.45GH2と一致し、電子系は共
鳴的にマイクロ波のエネルギーを吸収する。このため低
いガス圧でも放電が持続し、高いプラズマ密度が得られ
、反応性ガスが長寿命で使用できる。さらに中心部での
高い電解分布により、電子・イオ、ンが中心部に集束す
るので、イオンによるプラズマ室側壁のスパッタ効果が
小さく、高清浄なプラズマが得られる。ECRプラズマ
室8で発生したイオンは、メブシュ状の引出し電極部1
1で加速され、試料12に照射される。サンプルホルダ
ー13は、マニピユレータにより360°回転させるこ
とができ、試料に入射するイオンビームの方向を変える
ことができる。19は水銀ランプで、試料及びエツチン
グガスに光照射を行う構造となっている。
第1図は、第8図の装置により、Zn5eをエツチング
加工したときの一実施例の断面図である。
第1図(a)は、エツチング前の断面図であり、1はZ
n5e、2はエツチングマスクである。エツチングマス
ク2は、フォトレジスト(ポジタイプ)を用いており、
通常のフォトリソ工程によりマスク作製を行ったため、
マスクの断面形状はテーパ状となる。反応性ガスとして
純塩素ガスを用い、ガス圧力1.0XIO−’Pa、 
 マイクロ波入射出力100W、  引出し電圧500
V、試料温度25℃、水銀ランプ出力200 W、  
イオンビームの照射方向は基板に対し垂直方向でエツチ
ングを行った。第1図(b)は、エツチング後の断面図
である。Zn5eのエツチング速度は、約900A/分
、一方フオドレジスト(ポジタイプ)のエツチング速度
は、ポストベークの条件を120℃、30分間としたと
き、約280 A/分である。エツチングマスクの形状
がテーパーを持っておりエツチングマスクもスパッタに
よりエツチングが多少起こるため、加工断面形状は、第
1図(b)に示す形状となり、イオンビームを垂直に入
射しても垂直断面とならない。上記条件で純塩素ガスを
用い、光照射を行わない場合、エツチング速度は600
A/minで、光照射を併用することによりエツチング
速度が1. 5倍になる。すなわち、同じエツチング量
に対して、光照射を併用する方が低プラズマ密度、低加
速電圧でよいわけで、半導体基板に与える損傷をより低
減できることになる。第2図(a)、 (b)は、エツ
チング前の2nSe基板と、上記条件(光照射を行う)
でエツチングを行った後のZn5eの7オトルミネツセ
ンスを比べたものである。 (a)はエツチング前の、
 (b)はエツチング後のフォトルミネッセンスである
。バンド端の発光による相対強度と、深い準位による発
光の相対強度比は、エツチング前後とも約50と変化が
なく、エツチングによる半導体層の損傷はほとんどない
ことがわかる。
エツチング速度の面内分布は、20mmX20mmの基
板内で±5%以下、加工後の表面モホロジーは、加工前
とほとんど変わらないものであうた。
第3図には、Zn5eの垂直断面加工の一実施例につい
て示す。
まず、第3図<a>に示すようにZn5el上に7オト
レジスト3(ポジタイプ)をスピンコードし、200℃
で30〜120分ヘークし、TI4を約1000A、1
!子ビ一ム蒸着法などでフォトレジスト上に形成する。
次に第3図(b)に示すように、通常のフォトリングラ
フィ工程により、フォトレジスト5のパターン形成を行
う。次に第3図(C)に示すようにフォトレジスト5を
マスクとしてT14のエツチングを行う。
エツチング方法は、ウェットエツチングでは、緩衝フッ
酸溶液を用い、ドライエツチングでは、CF4ガスを用
いた反応性イオンエツチング(RIE)法を用いるが、
精密なパターン転写を行うには、サイドエツチング量の
僅少なドライエツチングの方が望ましい。次に第3図(
d)に示すように、T14をマスクとして、フォトレジ
スト3のエツチングを酸素プラズマを用いたRIE法に
より行う。このとき注意しなければならないことは、酸
素ガスの圧力である。テーパを持たない垂直な断面形状
のエツチングマスクの作製には、通常の平行平板型のド
ライエツチング装置を用いた場合、酸素ガスの圧力は5
Pa程度が望ましい。
圧力を高くし過ぎると、エツチングが等方向に進行する
ので、この場合適していない。フォトレジスト3のエツ
チングマスクとして用いたTi4はZn5elのエツチ
ング前に緩衝フッ酸溶液などで除去しておく。
次に、反応性ガスとして純塩素ガスを用い、ガス圧力1
.0xlO−’Pa、  マイクロ波入射出力100W
、  引出し電圧500■、試料温度25℃、水銀ラン
プ出力ioow、  イオンビームの照射方向は基板に
対し垂直方向ででZn5eのエツチングを行えば、第3
図(e)に示すような垂直断面が形成される。この条件
下でのZn5eのエツチング速度は、750A/分であ
った。またこのときサイドエッチはほとんど起こらない
。そのため、多少工程は複雑化するが、異方性エツチン
グに関していえば、第3図の方法は有効な手段といえる
第4図は、イオンビームを、Zn5e基板1の表面に対
して、斜めの方向から入射させ、エツチングを行った実
施例を示すものである。第4図(a)はエツチング前の
状態、第4図(b)は(a)の基板に対し、矢印で示す
方向(基板に対して30度)よりイオンビームを入射さ
せ、エツチングを行ったときの断面図である。エツチン
グ条件は、反応性ガスとして純塩素ガスを用い、ガス圧
力l。
0XIO−’Pa、Vイクロ波入射出六入射出力100
W電圧500 V、 試料温度25℃、水銀ランプ出力
150Wである。イオンビームの入射方向に優先的にエ
ツチングが進行し、斜め方向に溝が形成されている。こ
のときのエツチング速度は、約700 A/分であった
本実施例においては、II−VI族化合物半導体として
Zn5eについて説明を行ったが、Zn5xSe+−x
(0<x≦1)等、他のII−VI族化合物半導体につ
いても有効である。また、光源として、水銀ランプを用
いているが、キセノンランプ、あるいはアルゴンレーザ
など他の光源でも有効である。
エツチングガスとして、純塩素ガスを用いているが、B
r2、HCI、HBr等他0ハロゲン元素を含むガスに
ついても同様の結果が得られた。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば以下の効果が得られ
る。
マイクロ波励起・ECRプラズマによる反応性イオンビ
ームを用いるIf−VI族化合物半導体のエツチング方
法において、試料、あるいはエツチングガスに光を照射
することにより、従来用いられていた方法に対し°て、
約1. 5倍のエツチング速度を得ることができた。こ
れにより、低プラズマ密度、低加速電圧でエツチングを
行うことが可能であり、半導体層に与える損傷をほとん
どなくすことができる。さらに、イオンビーム、エツチ
ングマスクの形状を制御することにより、テーバ状の溝
、垂直断面、斜めの溝などの加工が可能となり、■−■
族化合物半導体を用いたデバイスを、再現性、信頼性よ
く、かつ容易に作製することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、 (b)は、本発明の方法により、フォ
トレジストをエツチングマスクとしてZn5eのエツチ
ングを行った一実施例を示す図。 第2図(a)、 (b)は、それぞれ本発明の方法によ
るエツチングの前後のZn5eJtiのフォトルミネッ
センスを示す図。 第3図(a)〜(e)は、本発明により、Zn5eの垂
直端面加工を行った一実施例を示す図。 第4図(a)、 (b)は、本発明の方法により、Zn
5eの斜め溝の加工を行った一実施例を示す図。 第5図は、本発明の実施例に用いたエツチング装置の概
略図。 1・・・Zn5e基板 2・・・フォトレジスト 3・・・フォトレジスト 4・・・T# 5・・・フォトレジスト 6・・・試料準備室 7・・・エツチング室 8・・・ECRプラズマ発生室 9・・・電磁石 10・・・マイクロ波導波管 11・・・引出し電極 12・・・試料 13・・・サンプルホルダー 14・・・ガス導入部 15・・・搬送棒 16・・・排気系 17・・・排気系 18・・・ゲートパルプ 19・・・水銀ランプ ((ス、ン 第 図 (0,) ゛フ1゛トンエネ→し★ニー(eの (1)) $Z図 (α) 第 図 /6 第 夕 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. エッチングマスクを形成する工程と、反応性ガスを放電
    室分離型のマイクロ波励起・ECRプラズマ室で活性化
    させ、被処理材料に一様な方向を持ったイオンビームを
    照射することによりドライエッチングを行う工程を含む
    II−VI族化合物半導体の加工手段において、前記被処理
    材料または、前記反応性ガスに光照射を行うことを特徴
    とする化合物半導体のエッチング方法。
JP1172340A 1989-02-23 1989-07-04 化合物半導体のエッチング方法 Pending JPH0336725A (ja)

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EP90103252A EP0386518B1 (en) 1989-02-23 1990-02-20 Etching method for compound semiconductors
DE69033151T DE69033151T2 (de) 1989-02-23 1990-02-20 Ätzverfahren für Verbindungshalbleiter
KR1019900002105A KR940002737B1 (ko) 1989-02-23 1990-02-21 화합물 반도체의 에칭 방법
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HK98115552A HK1014297A1 (en) 1989-02-23 1998-12-24 Etching method for compound semiconductors

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007258440A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Hitachi High-Technologies Corp プラズマ処理方法
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