JPH0336669Y2 - - Google Patents

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JPH0336669Y2
JPH0336669Y2 JP11342185U JP11342185U JPH0336669Y2 JP H0336669 Y2 JPH0336669 Y2 JP H0336669Y2 JP 11342185 U JP11342185 U JP 11342185U JP 11342185 U JP11342185 U JP 11342185U JP H0336669 Y2 JPH0336669 Y2 JP H0336669Y2
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floor
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plywood
room
board
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JP11342185U
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  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、床下暖房を行なう対象室の床面に敷
設する床板として、強度、安全性、機能性を具備
するとともに、温風等の暖房用熱エネルギーが該
床板から円滑かつ効果的に暖房対象室へ伝達され
るようにしたものに関する。
(従来技術) 暖房対象室の床下に暖房用熱源を配設し、該熱
源からの温風その他の熱エネルギーによつて、対
象室の床部伝熱を会して室内を暖房することは、
例えば地下蓄熱槽方式、温水床暖房方式等があ
る。地下蓄熱槽方式は、昭和55年12月25日発行に
係る「ソーラーハウスの設計の実際」(著者中島
康孝氏他1名、発行所株式会社オーム社)によつ
て開示されるように、第4図についてその概要を
説示すれば、暖房対象室11の直下、またはその
近傍に地下蓄熱槽12を上部のみが床下地面上に
露呈するように埋設し、図示省略してあるが建物
屋根等に設置した集熱器により集めた太陽熱を水
(不凍液)を媒体として、地下蓄熱槽12内の蓄
熱タンク13に移送し、潜熱蓄勢材に蓄熱させ、
潜熱蓄勢材が27℃付近で潜熱域に入ることによつ
て長時間に亘り、安定した熱の供給源となること
により、溝内で温まつた空気(温風)を、対象室
11の床部14に吹付け、伝熱作用によつて該室
11を床部14からの熱移動を介して暖房し、更
には供給管15戻り管16を利用したサーモサイ
フオンにより、直接温風を室11内に供給する方
式である。また温水床暖房方式は、第5図に概略
を示すように、温水チユーブ17等を用いた温水
暖房器18を、暖房対象室11における床板19
と根太20による床部14の裏面、即ち根太20
間に設置し、同様に床部14からの熱移動を介し
て室11を暖房するものである。これら床下暖房
手段を用いる対象室11の床部構造は、何れも第
5図で示すように、床架構体である根太20上に
合板その他による木製床板19を張設するのが通
例であり、場合によつては根太20の下部に直交
状に大引材を架設する架構体型式もあるが、床板
19自体は所要厚さを持つ天然木板乃至は加工合
板を用いている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のような床下暖房を行なう対象室の床部1
4に用いる床板としては、荷重に耐える充分な強
度と、熱に対して変形、歪曲しない安全性が要求
されるとともに、機能的には床下からの暖房用熱
を室内側に熱移動させるための熱伝達性の良好で
あることが必要である。この点について従来の床
板においては、強度、安全性の面から分厚な板を
用いるため、熱伝達の面において問題点があり、
また重量的にも床組架構体側に余分な負荷をもた
らすおそれもある。
(問題点を解決するための手段) 本考案はかかる問題点を解決するために、床板
として要求される強度、安全性に欠けることがな
いとともに、厚さの割りにその重量を軽減して機
能性を備え、特に熱伝達性において良好な結果が
得られるようにしたものであり、具体的には、そ
の全面に多数の透通孔を設けた下地板と、該下地
板の室内に向う上面に貼設されかつ下地板よりそ
の厚さを小さくした仕上表板とから成る点にあ
る。
(作用) 本考案の技術的手段によれば、第1図および第
2図に示すように、その全面に多数の透通孔2を
穿設した積層合板等による下地板2と、該下地板
2の室内に向う上面側に、接着剤等で一体に貼設
され、かつ下地板2よりもその厚さを小さくした
仕上表板6とによつて、床合板1を形成すること
によつて、次のような作用が得られる。下地板2
に設けられた透通孔3が全面に存在することによ
つて、床下暖房による温風等は全ての透通孔3内
に進入して、透通孔3の全周面を介して下地板2
に熱エネルギーの伝達を行なうとともに、透通孔
3の上面を塞いでいる仕上表板6の裏面にも伝達
することになり、床合板1全体の熱伝導性はきわ
めて良化され、更に仕上表板6の厚さは下地板2
に比して薄いため、室内側への熱移転もきわめて
迅速かつロスなく得られることになる。このさい
下地板2の厚さを大とすることにより、かつ孔の
ない仕上表板6を下地板2の一面に貼設して透通
孔3を、床合板1全体として見る時、これを盲孔
構造と化することによつて、床板としての必要な
強度や安全性を充分に維持できることになり、仕
上表板6の厚さを小さくし、かつ熱伝導性の良い
材料を用いることによつて、室内側への熱移動は
きわめて良好かつ均一、均質化されるのであり、
しかも床合板1全体の厚さに比し、重量は軽減化
が可能となるのであり、下地板2を堅牢、強靱な
材質のものとすることにより、床板としての強度
や安全性は、仕上表板6の一面閉塞状の貼合せと
相まつて充分に確保できるのであり、またその下
地板2側の長手方向両側に突合せ係合用の凸部4
と凹部5とを形成して置くことにより、第1図に
示した帯板状の床合板1の多数を突き合せ列設し
て、床面の構成が容易に得られるのである。
(実施例) 第1,2,3図について、本考案の適切な実施
例を説示する。長さL、幅員bを持つ床合板1に
おける下地板2は、例えばラワン等の積層合板を
例示でき、その全面に形成する透通孔3の口径φ
は、第2図に例示した1/7.5b程度の大径から、
第3図に例示した1/30b程度の小径のものま
で、下地板2の材質その他によつて大小自由に設
計可能であり、また、下地板2の厚さtに対し、
仕上表板6の厚さt1は、t=12〜20mmに対し、t1
=5mmのようにt+t1による床合板1の板厚の15
〜30%程度のものとすることが適当であり、仕上
表板6の材質としては、桜材、楢材あるいは塩ビ
マツト等の素材を用いることができるが、下地板
2に比し、熱伝達性の良好なものが適当とされ
る。また仕上表板6の表面に何等かの仕上塗層乃
至仕上被膜等をコーテイングすることは、熱伝導
性を阻害しない限り自由である。また下地板2の
長手方向両側に形成する凹部4凹部5の断面形状
はいうまでもなく自由に設計可能であり、また透
通孔3の断面形状も丸、角自由である。
(考案の効果) 本考案によれば、床下暖房を行なう対象室の床
部に用いる床板として、従来技術において特に問
題点とされる熱伝達性を著しく向上させ、室内側
への熱移動をロスなく迅速円滑に行なえる点で有
利である。即ち透通孔3を全面に備えた下地板
2、前期透通孔3の開口一面を被覆して下地板2
側に一体に貼設される仕上表板6の一体化による
床合板であるため、温風等の暖房用熱エネルギー
は、従来よりも速やかに下地板2仕上表板6全般
に伝達され、厚さの小さな表板6側から室内側へ
の熱移動がロスなく効果的に得られ、しかも床板
としての強度と安全性は仕上表板6による透通孔
3の一面閉塞によつて充分に得られ、このさい床
合板1全体の厚さを従来のものより厚くしても、
その重量は従来の床板よりも軽量化されるのであ
り、暖房床合板として利点大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の平面図、第2図は第1
図A−A線断面図、第3図は変形実施例の同断面
図、第4図と第5図はそれぞれ従来例を示し、第
4図は地下蓄熱槽方式の断面図、第5図の温水床
暖房方式の断面図である。 1…床合板、2…下地板、3…透通孔、4…凸
部、5…凹部、6…仕上表板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 床下暖房を行なう対象室の床面に敷設する合板
    であつて、該合板は、その全面に多数の透通孔を
    設けた下地板と、該下地板の室内に向う上面に貼
    設されかつ下地板よりその厚さを小さくした仕上
    表板とから成ることを特徴とする暖房床合板。
JP11342185U 1985-07-23 1985-07-23 Expired JPH0336669Y2 (ja)

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JP11342185U JPH0336669Y2 (ja) 1985-07-23 1985-07-23

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Publication Number Publication Date
JPS6221244U JPS6221244U (ja) 1987-02-07
JPH0336669Y2 true JPH0336669Y2 (ja) 1991-08-02

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