JPH0336362A - 床構造 - Google Patents

床構造

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JPH0336362A
JPH0336362A JP16873089A JP16873089A JPH0336362A JP H0336362 A JPH0336362 A JP H0336362A JP 16873089 A JP16873089 A JP 16873089A JP 16873089 A JP16873089 A JP 16873089A JP H0336362 A JPH0336362 A JP H0336362A
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JP
Japan
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floor
base material
wet base
floor finishing
finishing material
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Application number
JP16873089A
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English (en)
Inventor
Shuji Takemoto
竹本 周二
Tasuku Hiraki
平木 佐
Satoru Osawa
大沢 悟
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Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、コンクリート5モルタル等の湿式下地材の上
部に樹脂製の床仕上材を配置してなる床構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、体育館等の床構造は、館内の美観、館内において
競技等をし易くする等のため、コンクリート、モルタル
等からなる湿式下地材の上部に樹脂製の床仕上材が配置
されて構成されている。
第16図は、このような従来の体育館等の床構造を示す
もので、符号11は、体育館等のコンクリート、モルタ
ル等の湿式下地材を示している。
この湿式下地材11の上部には、樹脂製の床仕上材13
が配置され、この床仕上材13は、所定個所を接着剤等
により接着されている。この床仕上材13は、広大な館
内に一枚あるいは複数枚配置される長尺シートとされて
いる。
この床仕上材13は、独立した気泡が形成される2層の
発泡スポンジ15と、発泡スポンジ15の上部に形成さ
れる塩ビ表面材17とから構成されている。
発泡スポンジ15の表面にはグラスファイバーが格子状
に配置され、発泡スポンジ15と塩ビ表面材17は接着
剤により接着されている。また、塩ビ表面材17の表面
には、滑り止め、美観向上のための凹凸が形成されてい
る。
このような床構造では、表面に耐摩耗性を有する塩ビ表
面材17が形成されているので、室内で競技等を行って
も傷がつきにくく、また、塩ビ表面材17と湿式下地材
11との間には発泡スポンジ15が配置されているので
、弾力性を有しており、体育館等において競技等をし易
くすることができる。
〔発明が解決しようとする!it!1fi)しかしなが
ら、このような床構造では、床仕上材13でコンクリー
ト等の湿式下地材11を覆っていたため、湿式下地材1
1の湿気が上昇し、この湿気により、床仕上材13と湿
式下地材11とを接着している接着剤が変質して、床仕
上材13が湿式下地材11から剥がれてしまう虞があっ
た。
また、このような床構造では、床仕上材13と下地材1
1との間に生じた湿気の逃げ道がなかったので、床仕上
材13と湿式下地材11との接着が弱い所に湿気が集中
し、第17図に示すように、水19となって溜まり、接
着の弱い部分の床仕上材13を膨らませる虞があった。
これにより、館内における競技等が困難になったり、館
内の美観を悪化させるという問題があった。
特に、湿式下地材11の内部に温水を流通させる等して
、床を暖房する暖房床においては、床仕上材13と湿式
下地材11との間に多量の湿気が生じ易いという問題が
あった。
本発明は上記のような問題点を解決するためになされた
もので、床仕上材と湿式下地材との間に発生した湿気を
、確実に外部に導出することができる床構造を提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 請求項1記載の床構造は、湿式下地材の上部に樹脂製の
床仕上材を配置してなる床構造において、前記床仕上材
に、この床仕上材の上面と下面を連通ずる縦通気孔を形
成してなるものである。
請求項2記載の床構造は、湿式下地材の上部に樹脂製の
床仕上材を配置してなる床構造において、前記床仕上材
に、この床仕上材の側面に少なくとも一端が開口する横
通気孔を形成し、この横通気孔に、一端が前記床仕上材
の下面に開口する連通孔の他端を連通してなるものであ
る。
請求項3記載の床構造は、湿式下地材の上部に樹脂製の
床仕上材を配置してなる床構造において、前記床仕上材
を、通気性を有さない硬質層部と、その下部に形成され
る通気性を有する通気層部とから構成してなるものであ
る。
請求項4記載の床構造は、湿式下地材の上部に樹脂製の
床仕上材を配置してなる床構造において、前記床仕上材
の所定位置に、この床仕上材の上面と下面を連通ずる縦
通気孔を集中して形成してなるものである。
請求項5記載の床構造は、湿式下地材の上部に樹脂製の
床仕上材を配置してなる床構造において、前記床仕上材
を通気性を有しない材料により形成するとともに、この
床仕上材を、通気性を有する通気材を介して前記湿式下
地材に配置してなるものである。
請求項6記載の床構造は、湿式下地材の上部に樹脂製の
床仕上材を配置してなる床構造において、前記床仕上材
を、支持材を介して前記湿式下地材に配置するとともに
、前記支持材の下部に凹溝を形成し、この凹溝の少なく
とも一端を前記支持材の側面下部に開口してなるもので
ある。
請求項7記載の床構造は、湿式下地材の上部に樹脂製の
床仕上材を配置してなる床構造において、前記湿式下地
材の上面に凹溝を形成し、この凹溝の少なくとも一端を
前記湿式下地材の側面上部に開口してなるものである。
請求項8記載の床構造は、請求項7記載の床構造の凹溝
に、通気性を有する支持部材を収容してなるものである
請求項9記載の床構造は、請求項7記載の床構造の凹溝
に、下部に湿気導出通路が形成された支持部材を収容し
、この支持部材と湿式下地材との間に隙間を形成してな
るものである。
〔作 用〕
請求項1記載の床構造は、床仕上材に、この床仕上材の
上面と下面を連通ずる縦通気孔を形成したので、床仕上
材と湿式下地材との間に発生した湿気が、床仕上材の縦
通気孔を介して上方に導出される。
請求項2記載の床構造は、床仕上材に、この床仕上材の
側面に少なくとも一端が開口する横通気孔を形成し、こ
の横通気孔に、一端が床仕上材の下面に開口する連通孔
の他端を連通したので、床仕上材と湿式下地材との間に
発生した湿気が、連通孔、横通気孔を介して床仕上材の
側方に導出される。
請求項3記載の床構造は、床仕上材を、通気性を有さな
い硬質層部と、その下部に形成される通気性を有する通
気層部とから構成したので、床仕上材と湿式下地材との
間に発生した湿気が、通気層部を介して上昇し、硬質層
部の下面に沿って床仕上材の側方に導出される。
請求項4記載の床構造は、床仕上材の所定位置に、この
床仕上材の上面と下面を連通ずる縦通気孔を集中して形
成したので、床仕上材と湿式下地材との間に発生した湿
気が縦通気孔に向けて集中し、この縦通気孔から床仕上
材の上方に導出される。
請求項5記載の床構造は、床仕上材を通気性を有しない
材料により形成するとともに、この床仕上材を、通気性
を有する通気材を介して湿式下地材に配置したので、通
気材と湿式下地材との間に発生した湿気が、通気材を上
昇し、床仕上材の下面に沿って床仕上材の側方に導出さ
れる。
請求項6記載の床構造は、床仕上材を、支持材を介して
湿式下地材に配置するとともに、支持材の下部に凹溝を
形成し、この凹溝の少なくとも一端を支持材の側面下部
に開口したので、支持材と湿式下地材との間に発生した
湿気が、支持材の凹溝を介して支持材の側方に導出され
る。
請求項7記載の床構造は、湿式下地材の上面に凹溝を形
成し、この凹溝の少なくとも一端を湿式下地材の側面上
部に開口したので、床仕上材と湿式下地材との間に発生
した湿気が、湿式下地材の凹溝を介して湿式下地材の側
方に導出される。
請求項8記載の床構造は、請求項7記載の床構造の凹溝
に、通気性を有する支持部材を収容したので、床仕上材
と湿式下地材との間に発生した湿気が、湿式下地材の凹
溝に収容された支持部材を介して湿式下地材の側方に導
出されるとともに、湿式下地材の凹溝に対応する部分の
床仕上材が支持部材により支持される。
請求項9記載の床構造は、請求項7記載の床構造の凹溝
に、下部に湿気導出通路が形成された支持部材を収容し
、この支持部材と湿式下地材との間に隙間を形成したの
で、床仕上材と湿式下地材との間に発生した湿気が、湿
式下地材の凹溝に収容された支持部材の湿気導出通路を
介して湿式下地材の側方に導出されるとともに、湿式下
地材の凹溝に対応する部分の床仕上材が支持部材により
支持される。
〔実施例〕
以下、本発明の詳細を図面に示す実施例について説明す
る。
第1図は、本発明の床構造の第1実施例を示すもので、
図において、符号31は、コンクリート。
モルタル等からなる体育館等の湿式下地材を示している
この湿式下地材31の上面には樹脂製の床仕上材33が
配置され、この床仕上材33は、所定個所を接着剤等に
より接着されている。この床仕上材33は、広大な館内
に一枚あるいは複数枚配置される長尺シートとされてい
る。
また、床仕上材33は、第2図に示すように、例えば、
厚さ3〜5 mm程度の二層の発泡スポンジ35と、発
泡スポンジ35上部に形成される厚さ2ffi11程度
の塩ビ表面層37とから構成されている。
そして、床仕上材33には、この床仕上材33の上面と
下面を連通ずる縦通気孔39が、例えば、15c!1間
隔をおいて多数形成されている。これらの縦通気孔39
は床仕上材33の厚さ方向に形成されており、その直径
は、例えば、1mm程度とされている。
即ち、縦通気孔39は、その上端が、床仕上材33の塩
ビ表面材37の上面に開口しており、その下端が発泡ス
ポンジ35の下面に開口している。
このような床構造は、先ず、湿式下地材31の上面の所
定個所に接着剤を塗布し、この上部に、工場で製造され
た床仕上材33を配置することにより形成される。
以上のようにI威された床構造では、床仕上材33によ
り、室内の美観、室内において競技等をし易くすること
ができる。
しかして、以上のように構成された床構造では、床仕上
材33に、この床仕上材33の上面と下面を連通ずる縦
通気孔39を形成したので、・床仕上材33と湿式下地
材31との間に生じた湿気が、第2図に示したように、
床仕上材33の縦通気孔39を介して上方に導出される
ことにより、床仕上材33と湿式下地材31との間に発
生した湿気を、確実に外部に導出することができる。従
って、湿式下地材31の内部に温水を流通させる等して
、床を暖房する暖房床においても、床仕上材33と湿式
下地材31との間に発生する多量の湿気を、外部に確実
に導出することができる。
これにより、床仕上材33と湿式下地材31とを接着し
ている接着剤を変質させることがないため、接着剤の接
着効果を妨げることがない。
また、床仕上材33と湿式下地材31との間に水が溜ま
り、床仕上材33が局部的に膨らむことを確実に防止す
ることができる。
尚、上記実施例では、縦通気孔39を、床仕上材33の
厚さ方向に形成した例について説明したが、本発明は上
記実施例に限定されるものではなく、縦通気孔を、床仕
上材の厚さ方向に対して斜めに形成しても、上記実施例
とほぼ同様の効果を得ることができる。
また、上記実施例では、発泡スポンジ35を二層積層し
た例について説明したが、本発明は上記実施例に限定さ
れるものではなく、発泡スポンジを一層あるいは三層以
上積層しても上記実施例とほぼ同様の効果を得ることが
できる。
第3図は本発明の床構造の第2実施例を示すもので、図
において、符号41は、湿式下地材を示している。
この湿式下地材41の上面には床仕上材43が接着剤等
により接着され、この床仕上材43は、二層の発泡スポ
ンジ45.47と、発泡スポンジ47の上部に形成され
る塩ビ表面層49とから構成されている。
そして、床仕上材43に、この床仕上材43の側面に一
端が開口する横通気孔51が形成され、この横通気孔5
1に、一端が床仕上材43の下面に開口する連通孔53
の他端が連通されている。
この横通気孔51は、第4図に示すように、二層の発泡
スポンジ45.47の対向面に半円状凹部55をそれぞ
れ形成し、これらの発泡スポンジ層45.47同士を当
接することにより形成されている。
以上のように構成された床構造でも、床仕上材43と湿
式下地材41との間に発生した湿気が、連通孔53.横
通気孔51を介して床仕上材43の側方に導出されるた
め、床仕上材43と湿式下地材41との間に発生した湿
気を、確実に外部に導出することができる。
尚、上記実施例では、横通気孔51を、二層の発泡スポ
ンジ45.47の対向面にそれぞれ形成された半円状凹
部55を合わせて形成した例について説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば、発
泡スポンジに連続した気泡を形成して、横通気孔及び連
通孔を形成しても、上記実施例とほぼ同様の効果を得る
ことができる。
また、上記実施例では、横通気孔51の一端を床仕上材
43の側面に開口させた例について説明したが、本発明
は上記実施例に限定されるものではなく、横通気孔の両
端を、床仕上材の側面に開口させても、上記実施例とほ
ぼ同様の効果を得ることができる。
第5図は本発明の床構造の第3実施例を示すもので、図
において、符号51は、湿式下地材を示している。
この湿式下地材51の上面には床仕上材53が接着剤等
により接着されている。
そして、床仕上材53が、例えば、塩ビ樹脂からなる通
気性を有さない硬質層部55と、その下部に形成される
通気性を有する通気層部57とから構成されている。
この通気層部57は、例えば、グラスファイバーを格子
状に編んで形成され、その厚さは、例えば、1鴫程度と
されている。
以上のように構成された床構造でも、床仕上材53と湿
式下地材51との間に発生した湿気が、通気層部57を
介して上昇し、硬質層部55の下面に沿って床仕上材5
3の側方に導出されるため、床仕上材53と湿式下地材
51との間に発生した湿気を、確実に外部に導出するこ
とができる。
尚、上記実施例では、通気層部57を、グラスファイバ
ーを格子状に編んで形成した例について説明したが、本
発明は上記実施例に限定されるものではなく、通気層部
を、例えば、連続気泡が形成された発泡スポンジにより
形成しても、上記実施例とほぼ同様の効果を得ることが
でき。
第6図は本発明の床構造の第4実施例を示すもので、図
において、符号61は、湿式下地材を示している。
この湿式下地材61の上部には床仕上材63が接着剤等
により接着されている。
そして、床仕上材63の所定位置には通気部65が形成
されている。この通気部65は、床仕上材63の上面と
下面を連通ずる縦通気孔67を集中して形成することに
より形成されている。
以上のように構成された床構造でも、床仕上材63と湿
式下地材61との間に発生した湿気が、通気部65に向
けて集中し、この通気部65の縦通気孔67から床仕上
材63の上方に導出され、床仕上材63と湿式下地材6
1との間に発生した湿気を、確実に外部に導出すること
ができる。
第7図は本発明の床構造の第5実施例を示すもので、図
において、符号71は、湿式下地材を示している。
この湿式下地材71の上部には、通気性を有する通気材
73を介して床仕上材75が配置されている。この通気
材73は、例えば、グラスファイバーを格子状に編んで
形成され、また、床仕上材75は、通気性を有しない、
例えば、塩化ビニールにより形成されている。
このような床構造は、先ず、湿式下地材71に通気材7
3を接着剤により接着し、この後、通気材73の上面に
接着剤を塗布し、工場で製造された床仕上材75を配置
することにより形成される。
以上のように構成された床構造でも、床仕上材75と湿
式下地材71との間に発生した湿気が、通気材73を介
して上昇し、床仕上材75の下面に沿って、かつ通気材
73を介して床仕上材75の側方に導出され、床仕上材
75と湿式下地材71との間に発生した湿気を、確実に
外部に導出することができる。
尚、上記実施例では、通気材73を、グラスファイバー
を格子状に編んで形成した例について説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、通気材を、
例えば、連続気泡が形成された発泡スポンジにより形成
しても、上記実施例とほぼ同様の効果を得ることができ
る。
第8図は本発明の床構造の第6実施例を示すもので、図
において、符号77は、湿式下地材を示している。
この湿式下地材77の上部には、通気性を有さない支持
材79が接着剤等により接着され、この支持材79の上
部には、床仕上材81が接着剤等により接着されている
そして、支持材79の下面には、第9図に示すように、
格子状に凹溝83が形成され、これらの凹溝83の一端
が支持材79の側面下部に開口されている。
以上のように構成された床構造でも、支持材79と湿式
下地材77との間に発生した湿気が、支持材79の凹溝
83を介して支持材79の側方に導出されるため、床仕
上材81と下地材77との間に発生した湿気を、確実に
外部に導出することができる。
尚、上記実施例では、凹溝83の一端を支持材79の側
面下部に開口させた例について説明したが、本発明は上
記実施例に限定されるものではなく、凹溝の両端を、支
持材の側面下部に開口させても、上記実施例とほぼ同様
の効果を得ることができる。
第1O図は本発明の床構造の第7実施例を示すもので、
図において、符号85は、湿式下地材を示している。
この湿式下地材85の上部には、床仕上材B7が接着剤
等により接着されている。
そして、湿式下地材85の上面には、第11図に示すよ
うに、格子状に凹溝89が形成され、この凹溝89の一
端が湿式下地材85の側面上部に開口されている。
以上のよう・に構成された床構造では、床仕上材87と
湿式下地材85との間に発生した湿気が、湿式下地材8
5の凹溝89に収容され、この凹溝89を介して湿式下
地材85の側方に導出されるため、床仕上材87と湿式
下地材85との間に発生した湿気を、61実に外部に導
出することができる。
第12図は本発明の床構造の第8実施例を示すもので、
図において、符号91は、湿式下地材を示している。
この湿式下地材91の上面には、格子状に凹溝93が形
成され、この凹溝93の一端が湿式下地材91の側面上
部に開口されている。この湿式下地材91の上部には、
床仕上材95が接着剤により接着されている。
そして、湿式下地材91に形成された格子状の凹溝93
には、通気性を有する支持部材97が収容されている。
以上のように構成された床構造では、床仕上材95と湿
式下地材91との間に発生した湿気が、支持部材97を
浸透して凹溝93に収容され、この凹溝93の支持部材
97を介して湿式下地材91の側方に導出されるため、
床仕上材95と湿式下地材91との間に発生した湿気を
、確実に外部に導出することができる。
また、湿式下地材91の凹溝93に対応する部分の床仕
上材95が支持部材97により支持されるので、湿式下
地材91の凹溝93の床仕上材95に上載荷重が作用し
ても、床仕上材95を支持部材97により確実に支持す
ることができ、床仕上材97が凹むことを確実に防止す
ることができる。
第13図は本発明の床構造の第9実施例を示すもので、
図において、符号99は、湿式下地材を示している。
この湿式下地材99の上面には格子状に凹溝101が形
成され、これらの凹溝101の一端が湿式下地材99の
側面上部に開口されている。この湿式下地材99の上部
には、床仕上材103が接着剤により接着されている。
そして、湿式下地材99に形成された格子状の凹溝10
1には、第14図及び第15図に示すように、下面に凹
溝状の湿気導出通路105が形成された通気性を有さな
い支持部材107が収容されている。この支持部材10
7の側面及び下面には突起109が多数形成され、これ
らの突起109により、支持部材107と湿式下地材9
9との間に隙間111が形成されている。
以上のように構成された床構造では、床仕上材103と
湿式下地材99との間に発生した湿気または水が、支持
部材107と湿式下地材99との間の隙間111から湿
式下地材99の凹溝101に流入し、支持部材107の
湿気導出通路105を介して湿式下地材99の側方に導
出されるため、床仕上材103と湿式下地材99との間
に発生した湿気または水を、確実に外部に導出すること
ができる。
また、湿式下地材99の凹溝101に対応する部分の床
仕上材103が支持部材107により支持されるので、
湿式下地材99の凹溝101の床仕上材103に上載荷
重が作用しても、床仕上材103を支持部材107によ
り確実に支持することができ、床仕上材103が凹むこ
とを確実に防止することができる。
尚、第7実施例乃至第9実施例では、凹溝89゜93.
101の一端を、湿式下地材85.91゜99の側面上
部に開口させた例について説明したが、本発明は上記実
施例に限定されるものではなく、凹溝の両端を、湿式下
地材の側面上部に開口させても、上記実施例とほぼ同様
の効果を得ることができる。
また、第1実施例乃至第9実施例では、床仕上材33.
43.53.63.75.81.8795.103を、
湿式下地材31.41.51゜61.71,77.85
.91.99に接着剤により接着した例について説明し
たが、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく
、床仕上材を、湿式下地材に単に置敷きしても、上記実
施例とほぼ同様の効果を得ることができる。
〔発明の効果〕
請求項1記載の床構造は、床仕上材に、この床仕上材の
上面と下面を連通ずる縦通気孔を形成したので、床仕上
材と湿式下地材との間に発生した湿気が、床仕上材の縦
通気孔を介して上方に導出されることにより、床仕上材
と下地材との間に発生した湿気を、確実に外部に導出す
ることができる。
請求項2記載の床構造は、床仕上材に、この床仕上材の
側面に少なくとも一端が開口する横通気孔を形成し、こ
の横通気孔に、一端が床仕上材の下面に開口する連通孔
の他端を連通したので、床仕上材と湿式下地材との間に
発生した湿気が、連通孔、横通気孔を介して床仕上材の
側方に導出されることにより、床仕上材と下地材との間
に発生した湿気を、確実に外部に導出することができる
請求項3記載の床構造は、床仕上材を、通気性を有さな
い硬質層部と、その下部に形成される通気性を有する通
気層部とから構成したので、床仕上材と湿式下地材との
間に発生した湿気が、通気層部を介して上昇し、硬質層
部の下面に沿って床仕上材の側方に導出されることによ
り、床仕上材と下地材との間に発生した湿気を、確実に
外部に導出することができる。
請求項4記載の床構造は、床仕上材の所定位置に、この
床仕上材の上面と下面を連通ずる縦通気孔を集中して形
成したので、床仕上材と湿式下地材との間に発生した湿
気が縦通気孔に向けて集中し、この縦通気孔から床仕上
材の上方に導出されることにより、床仕上材と下地材と
の間に発生した湿気を、確実に外部に導出することがで
きる。
請求項5記載の床構造は、床仕上材を通気性を有しない
材料により形成するとともに、この床仕上材を、通気性
を有する通気材を介して湿式下地材に配置したので、通
気材と湿式下地材との間に発生した湿気が、通気材を上
昇し、床仕上材の下面に沿って床仕上材の側方に導出さ
れることにより、床仕上材と下地材との間に発生した湿
気を、確実に外部に導出することができる。
請求項6記載の床構造は、床仕上材を、支持材を介して
湿式下地材に配置するとともに、通気材の下部に凹溝を
形成し、この凹溝の少なくとも一端を支持材の側面下部
に開口したので、支持材と湿式下地材との間に発生した
湿気が、支持材の凹溝を介して支持材の側方に導出され
ることにより、床仕上材と下地材との間に発生した湿気
を、確実に外部に導出することができる。
請求項7記載の床構造は、湿式下地材の上面に凹溝を形
成し、この凹溝の少なくとも一端を湿式下地材の側面上
部に開口したので、床仕上材と湿式下地材との間に発生
した湿気が、湿式下地材の凹溝を介して湿式下地材の側
方に導出されることにより、床仕上材と下地材との間に
発生した湿気を、確実に外部に導出することができる。
請求項8記載の床構造は、請求項7記載の床構造の凹溝
に、通気性を有する支持部材を収容したので、床仕上材
と湿式下地材との間に発生した湿気が、湿式下地材の凹
溝に収容された支持部材を介して湿式下地材の側方に導
出されことにより、床仕上材と下地材との間に発生した
湿気を、確実に外部に導出することができるとともに、
湿式下地材の凹溝に対応する部分の床仕上材が支持部材
により支持され、床仕上材が凹むことを確実に防止する
ことができる。
請求項9記載の床構造は、請求項7記載の床構の凹溝に
、下部に湿気導出通路が形成された支持部材を収容し、
この支持部材と湿式下地材との間に隙間を形成したので
、床仕上材と湿式下地材との間に発生した湿気が、湿式
下地材の凹溝に収容された支持部材の湿気導出通路を介
して湿式下地材の側方に導出されることにより、床仕上
材と下地材との間に発生した湿気を、確実に外部に導出
することができるとともに、湿式下地材の凹溝に対応す
る部分の床仕上材が支持部材により支持され、床仕上材
が凹むことを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る床構造の第1実施例を示す斜視図
である。 第2図は第1図の■−■線に沿う縦断面図である。 第3図は本発明に係る床構造の第2実施例を示す縦断面
図である。 第4図は第3図の横通気孔を形成する状態を示す斜視図
である。 第5図は本発明に係る床構造の第3実施例を示す縦断面
図である。 第6図は本発明に係る床構造の第4実施例を示す縦断面
図である。 第7図は本発明に係る床構造の第5実施例を示す縦断面
図である。 第8図は本発明に係る床構造の第6実施例を示す縦断面
図である。 第9図は第8図の通気材の下面に格子状に凹溝が形成さ
れた状態を示す斜視図である。 第10図は本発明に係る床構造の第7実施例を示す縦断
面図である。 第11図は第10図の湿式下地材の凹溝及びその近傍を
示す斜視図である。 第12図は本発明に係る床構造の第8実施例を示す縦断
面図である。 第13図は本発明に係る床構造の第9実施例を示す縦断
面図である。 第14図は第13図の湿式下地材の凹溝及びその近傍を
示す斜視図である。 第15図は第13図の支持部材を示す斜視図である。 第16図は従来の床構造を示す縦断面図である。 第17図は床仕上材と湿式下地材との間に発生した湿気
により床仕上材が膨れた状態を示す縦断面図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 33,43,53,63.75,81゜95.103・
・・床仕上材 31.41,51,61.71.77゜91.99・・
・湿式下地材 39.67・・・縦通気孔 51・・・横通気孔 53・・・連通孔 55・・・硬質層部 57・・・通気層部 73・・・通気材 79・・・支持材 83.89,93,101・・・凹溝 97.107・・・支持部材 105・・・湿気導出通路 111・・・隙間。 87゜ 85゜ 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 3 II 10 図 8日 第12図 第 6 図 7

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)湿式下地材の上部に樹脂製の床仕上材を配置して
    なる床構造において、前記床仕上材に、この床仕上材の
    上面と下面を連通する縦通気孔を形成してなることを特
    徴とする床構造。
  2. (2)湿式下地材の上部に樹脂製の床仕上材を配置して
    なる床構造において、前記床仕上材に、この床仕上材の
    側面に少なくとも一端が開口する横通気孔を形成し、こ
    の横通気孔に、一端が前記床仕上材の下面に開口する連
    通孔の他端を連通してなることを特徴とする床構造。
  3. (3)湿式下地材の上部に樹脂製の床仕上材を配置して
    なる床構造において、前記床仕上材を、通気性を有さな
    い硬質層部と、その下部に形成される通気性を有する通
    気層部とから構成してなることを特徴とする床構造。
  4. (4)湿式下地材の上部に樹脂製の床仕上材を配置して
    なる床構造において、前記床仕上材の所定位置に、この
    床仕上材の上面と下面を連通する縦通気孔を集中して形
    成してなることを特徴とする床構造。
  5. (5)湿式下地材の上部に樹脂製の床仕上材を配置して
    なる床構造において、前記床仕上材を通気性を有しない
    材料により形成するとともに、この床仕上材を、通気性
    を有する通気材を介して前記湿式下地材に配置してなる
    ことを特徴とする床構造。
  6. (6)湿式下地材の上部に樹脂製の床仕上材を配置して
    なる床構造において、前記床仕上材を、支持材を介して
    前記湿式下地材に配置するとともに、前記支持材の下部
    に凹溝を形成し、この凹溝の少なくとも一端を前記支持
    材の側面下部に開口してなることを特徴とする床構造。
  7. (7)湿式下地材の上部に樹脂製の床仕上材を配置して
    なる床構造において、前記湿式下地材の上面に凹溝を形
    成し、この凹溝の少なくとも一端を前記湿式下地材の側
    面上部に開口してなることを特徴とする床構造。
  8. (8)凹溝には、通気性を有する支持部材が収容されて
    いる請求項7記載の床構造。
  9. (9)凹溝には、下部に湿気導出通路が形成された支持
    部材が収容され、この支持部材と湿式下地材との間には
    隙間が形成されている請求項7記載の床構造。
JP16873089A 1989-06-30 1989-06-30 床構造 Pending JPH0336362A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0562639U (ja) * 1992-02-04 1993-08-20 株式会社タジマ 合成樹脂製床材
KR100887603B1 (ko) * 2007-09-14 2009-03-11 동화자연마루(주) 강화 마루용 발포재 및 이의 제조 방법
JP2009102976A (ja) * 2008-07-02 2009-05-14 Toto Ltd 浴室の洗い場床
JP2011017216A (ja) * 2009-07-10 2011-01-27 Kumagai Gumi Co Ltd 床の補修方法及び床
US7905382B2 (en) 2006-04-26 2011-03-15 Senju Metal Industry Co., Ltd. Wave soldering tank

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