JPH0336247Y2 - - Google Patents

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JPH0336247Y2
JPH0336247Y2 JP1985005865U JP586585U JPH0336247Y2 JP H0336247 Y2 JPH0336247 Y2 JP H0336247Y2 JP 1985005865 U JP1985005865 U JP 1985005865U JP 586585 U JP586585 U JP 586585U JP H0336247 Y2 JPH0336247 Y2 JP H0336247Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 この考案は、任意の形の棚を組立てる際に用い
られる棚組立材に関する。
〔考案の背景〕
従来、この種の棚組立材としては第24図の組
立状態の部分斜視図中に図示した所定の長さから
なる複数の杆体101と、これら杆体101を垂
直および水平に組み立てるためのジヨイント10
3と、一定の大きさを有する方形状棚板105
と、棚板105を支持する支持金具104とから
なるものであつた。
このような棚組立材は、前記ジヨイント103
を用い杆体101を垂直および水平に組み立てて
棚フレームを構成し、この棚フレームの任意水平
面に形成される方形の杆体枠内にて、該杆体枠に
組み込んだ支持金具104上に前記棚板105を
載置することによつて、任意形状の棚を形成する
ことができるものである。
しかし、上述した従来の棚組立材は、その構成
部材となる棚板105が、全て一定の同じ大きさ
のものであることから、ある程度の任意性はあつ
ても棚の形状は一定範囲の変化性から脱皮できる
ものではなかつた。
なお、従来例であると棚板105と、支持部材
104との間に第25図図示bの分の段差ができ
てしまい、使用上この段差が品物の上げ下ろしに
支障をきたすという欠点を有していた。
〔考案の目的〕
この考案は、このような事情に基づいてなされ
たものであり、従来よりも種々の棚を自由に組み
立て得る棚組立材を提供するにある。
〔考案の概要〕
このような目的を達成するため、この考案は、
各杆体接続部が互に直角をなすジヨイント群と、
これらジヨイントと接続される杆体と、方形をな
しその方形の角部よりの所定位置における切欠き
の有無によりパターンの異なる複数種の棚板群と
を有するものである。
〔考案の実施例〕
第1図ないし第3図はこの考案による棚組立材
の一実施例を示す構成図である。まず、第1図a
ないしgは各種ジヨイントを示すものである。第
1図aは杆体接続部1が90゜の広きをもつて2方
向に形成されたジヨイント2Aを、第1図bは杆
体接続部1がそれぞれ90゜の広きをもつて3方向
に形成され、かつ同一平面上にあるジヨイント2
Bを、第1図cは杆体接続部1がそれぞれ90゜の
広きをもつて4方向に形成され、かつ同一平面上
にあるジヨイント2Cを、第1図dは杆体接続部
1が同一平面上に90゜の広きをもつて2方向に形
成されているとともに前記平面と垂直に1個形成
されたジヨイント2Dを、第1図eは杆体接続部
1が同一平面上に90゜の広きをもつて3方向に形
成されているとともに前記平面と垂直に1個形成
されたジヨイント2Eを、また、第1図fは杆体
接続部1が同一平面上に90゜の広きをもつて4方
向に形成されているとともに前記平面と垂直に1
個形成されたジヨイント2Fを、さらに、第1図
gは杆体接続部1が同一平面上に90゜の広きをも
つて4方向に形成されているとともに前記平面の
表裏面にそれぞれ垂直に2個形成されたジヨイン
ト2Gを示している。
第2図は杆体3を示すものであり、その断面は
矩形をなし、かつ中空となつているものである。
この杆体3の長さは特定されるものではなく、棚
組み立ての際において定尺の長い杆体から任意の
長さに切断され、または所定の長さのものを選択
できるものである。なお、杆体3と杆体接続部1
との嵌合は静合状態とされる。
第3図aないしhはそれぞれたとえば化粧合板
製の各種棚板を示すものである。同図aは方形状
の板体の相対向する一対の辺部において各角部か
ら一定の位置にてコ字状の切り欠き4が設けられ
た棚板5Aを、第3図bは方形状の板体の一辺部
においてその辺部両端の各角部から一定の位置に
てコ字状の切り欠き4が設けられた棚板5Bを、
第3図cは方形状の板体の相対向する一対の辺部
においてその同方向端の2個の角部から一定の位
置にてコ字状の切り欠き4が設けられた棚板5c
を、第3図dは方形状の板体の一辺部においてそ
の一端の角部から一定の位置にてコ字状の切り欠
き4が設けられた棚板5Dを、また、第3図eは
方形状の板体の一辺部において第3図dに示した
角部と対向する他の角部から一定の位置にてコ字
状の切り欠き4が設けられた棚板5Eを示してい
る。
前記各切り欠き4はいずれも同形をなし、第2
図に示した杆体3の断面においてその半分側にお
ける外輪郭に相当する形状をなしている。すなわ
ち、第2図に示す杆体3の断面が長さLの正四角
形からなる場合、前記各切り欠き4は奥行きが
L/2で幅Lの矩形状切り欠きとして形成され
る。また、前記各切り欠き4とその近傍の角部と
の間隔lは任意に設定されるものとなる。なお、
各切り欠き4は、棚板の棚フレームに対するずれ
止めの作用、効果をも有する。
さらに、第3図fないしhは上述した切り欠き
4を全く有しない棚板を示しているが、前述した
各棚板5Aないし5Eと異なりその裏面において
一体形成された突条からなるずれ止め部を有す
る。すなわち、第3図fは、方形状の板体の裏面
において相対向する一対の各辺からL/2の間隔
を有し、かつ他の一対の各辺からL+lの間隔を
有してそれぞれ4個のずれ止め部6を備えた棚板
5Fを、第3図gは方形状の板体の裏面において
その一辺からL+lの間隔を有し、かつ他の3辺
からL/2の間隔を有してそれぞれ4個のずれ止
め部6を備えた棚板5Gを、第3図hは方形状の
板体の裏面においてその各辺からL/2の間隔を
有してそれぞれ4個のずれ止め部6を備えた棚板
5Hを示している。
なお、第3図aないしhに示した各棚板5Aな
いし5Hはそれぞれ同じ大きさのものを掲げたも
のであるが、たとえば縦方向のみ2倍となる棚
板、横方向のみ2倍となる棚板等のようにその大
きさは特に制限されないものとなる。
以下、上述した各種2Aないし2G、杆体3お
よび各種棚板5Aないし5Hを用いて棚を組み立
てる際の基本構成について説明する。
第4図は、所定の長さを有する杆体3をジヨイ
ント2Aを用いて直角に組み立てる例を掲げたも
のである。前述したように前記ジヨイント2Aは
90゜の広がりをもつて2個の杆体接続部1を有し
ており、これら杆体接続部1のそれぞれを前記杆
体3一端の中空部に木ハンマーでジヨイント2A
をたたく等して強い力で挿入し、静合状態の接続
を得る。
このようにして、前記各杆体3の他端において
も第1図aないしgに掲げたジヨイントを任意に
選択し他の杆体を接続させることにより、格子状
の杆体からなる棚フレームを構成した後は、この
棚フレームの一水平面に形成された杆体枠に前記
各棚板5Aないし5Hのうち任意に選択された棚
板を載置することになる。
この場合、第5図aに示すように、杆体3で杆
体3の中心線位置において棚板の3倍の幅を有
し、かつ棚板の奥行きよりやや短い奥行きを有し
てフレームを構成するとともに、前記幅の1/3の
個所にて相対向する辺間を他の杆体3で接続さ
せ、かつ各杆体の各接続部にて他の杆体が垂直に
配置された棚フレームを例にとる。同図から明ら
かなように、左から右へ順次、前述した棚板5
A,5B,5Bがそれぞれ配置できることが判
る。この場合において、棚フレームの幅方向辺に
おいて杆体3よりも前記各棚板5A,5B,5B
の辺が長さl分だけ突出した状態となる。
また、第5図bに示すように、杆体3で杆体3
の中心線位置において棚板の幅と同じ幅を有し、
棚板2枚分の奥行きよりやや短い奥行きを有して
フレームを構成するとともに、各杆体の各接続部
にて他の杆体が垂直に配置された棚フレームを例
にとる。この場合、第5図aに示したと同時に、
棚フレームの幅方向辺において杆体3よりも棚板
の辺が突出させるためには、棚板5C,5Cが選
択されることになる。
また、第5図cに示すように、杆体3の中心線
位置において棚板の幅の2倍の幅を有し、かつ棚
板2枚分の奥行きよりやや短い奥行きを有してフ
レームを構成するととに、フレームの各角部にお
ける各杆体の各接続部にて他の杆体が垂直に配置
された棚フレームを例にとる。この場合、上述し
たと同様に、棚フレームの幅方向辺において杆体
3よりも棚板の辺が突出させるためには、図から
明らかなように、2枚の棚板5Dと2枚の棚板5
Eが選択されることになる。
さらに、第5図dに示すように、第5図aと同
様のフレームで、ただその角部以外の部分に垂直
に配置される他の杆体がない棚フレームを例にと
る。この場合、両脇に配置される棚板は棚板5
B、また中央に配置される棚板は棚板5Fが選択
される。ここで、前記棚板5Fは前述したように
その裏面においてずれ止め部6を備えたものであ
り、該ずれ止め部は、第5図dのX−X線におけ
る断面図にみられるように杆体枠の内側に位置づ
けられる。
次に、実際に棚を構成する場合について説明す
る。上述した杆体3、および第1図に示すジヨイ
ント群から適当に選択されたジヨイントを用いて
第7図に示す棚フレームを構成したものとする。
同図に示す棚フレームは3段棚からなる。まず、
前記棚フレームの最下段においては、第8図に示
すことから明らかなように、前記棚板5Cを6枚
用いて組合わせることができる。また、前記棚フ
レームの2段目においては、前記第5図cに示し
たものと同様の形態を採り得ることから、第9図
に示すように、2枚の棚板5Dおよび2枚の棚板
5Eを用いて組合わせることができる。さらに、
前記棚フレームの最上段においては、第10図に
示すように、3枚の棚板5C、棚板5D,5E,
5Gを用いて組合わせることができる。
第11図Aは他の形状の棚フレームをも構成で
きる例を示すものである。同図の棚フレームは4
段棚からなるものであり、その最下段は第5図d
に示す棚板の配置をそのまま適用できる。第2段
は第3図aに示す棚板5Aを3枚並設させ、また
第3段は第3図bに示す棚板5Bを2枚並設させ
ることにより適用できる。また、最上段にあつて
は前記最下段に用いた棚と同種のものを同じよう
に配設して適用できる。なお、第11図Bおよび
Cに示すように7は杆体3に嵌合される床面保護
キヤツプ8は杆体3に嵌合される上端閉塞キヤツ
プを示す図である。
上述した棚組立材は杆体が矩形状の断面を有す
るものの例を示したものであるが、円形状の断面
を有したものであつてもよく、その実施例を以下
説明する。
杆体接合のためのジヨイント群を第12図aな
いしjに示す。第12図aは杆体接続部9が3方
向に形成され、そのうちの2つが同一軸線上にあ
り、他の杆体接続部9が前記軸と垂直な面上に形
成されているジヨイント10Aを、第12図bは
杆体接続部9が4方向に形成され、そのうちの2
つが同一軸線上にあり、他の2つの杆体接続部9
が前記軸と垂直な面上に90゜の広がりをもつて形
成されているジヨイント10Bを、第12図cは
杆体接続部9がやはり4方向に形成されている
が、他の2つの杆体接続部9が180゜の広がりをも
つて形成されているジヨイント10Cを、第12
図dは杆体接続部9が6方向に形成され、そのう
ちの2つが同一軸線上にあり、他の4つの杆体接
続部9が前記軸と垂直な面上に90゜の広がりをも
つて形成されている10Dを、また、第12図e
は第12図dのジヨイント10Dにおいて他の4
つの杆体接続部9のうち1つの杆体接続部がない
ジヨイント10Eを示している。なお、上述した
各ジヨイント10Aないし10Eにおいてそれぞ
れ他の杆体接続部9と垂直にかつ同一軸上に配置
される2つの各杆体接続部9の開口部はそれぞれ
他の杆体接続部の円周面の一部と面一になつてい
る。
さらに、第12図fないしjは、それぞれ第1
2図aないしeの各ジヨイントと対応するもの
で、それぞれ他の杆体接続部と垂直にかつ同一軸
上に配置される2つの各杆体接続部のうち一方の
杆体接続部の端部が閉塞され、かつその閉塞面が
前記各地の杆体接続部の円周面の一部と面一にな
つている。
第13図は杆体11を示すものであり、その断
面は円形をなし、かつ中空となつているものであ
る。この杆体11の長さは特定されるものではな
く、棚組み立ての際において定尺の長い杆体から
任意の長さに切断され、または所定の長さのもの
を選択できるものである。
第14図aないしhはそれぞれたとえば合成樹
脂からなる各種棚板を示すものである。各棚板は
それぞれ基本的には上述した第3図aないしhの
棚板と同じ構成を採る。しかし、選択される杆体
11が円形状の断面となつているため、切り欠き
部12が矩形とはならず前記杆体11の断面にお
いてその半分側における外輪郭に相当する半円形
となつている。
すなわち、第14図aは、方形状の板体の相対
向する一対の辺部において各角部から一定の位置
にて半円形状の切り欠き12が設けられた棚板1
3Aを示しており、第3図aに示す棚板5Aに対
応する。そして、この棚板13Aの裏面におい
て、前記4つの切り欠き12から想定される各円
の中心点を結んで仮想される矩形枠上に4つの突
条からなる段差埋め部14が一体成形されて成形
されている。この段差埋め部14の高さは前記ジ
ヨイントの杆体接続部9におけるパイプの肉厚に
相当している。
さらに、この実施例では必ずしも必要とするも
のではないが、棚板13Aの切り欠き12が設け
られていない他の一対の辺部が裏側に向つて垂直
に延在した杆体被い片15を具備している。
第14図bは、第14図aに示す棚板13Aに
おいて切り欠き12が設けられた一対の辺部にあ
つて片方の辺部にまつたく切り欠きが設けられて
いない棚板13Bを示している。
第14図cは、方形状の板体の相対向する一対
の辺部においてその同方向端の2個の角部から一
定の位置にて半円形の切り欠き12が設けられた
棚板13Cを示し、第3図cの棚板3Cに対応す
る。この場合にあつても棚板13Cの裏面にて前
記2つの切り欠き12から想定される各円の中心
点を結んで仮想される直線上に、また他の3辺端
にそれぞれ段差埋め部14が形成されている。そ
して前記各切り欠き12に近接する棚板13Cの
一辺端には杆体被い片15を具備している。
第14図dおよび第14図eは、それぞれ第1
4図cに示す棚板13Cの一方の切り欠き12を
なくした棚板13D,13Eを示す。
第14図fは前記切り欠き12を有しない棚板
13Fを示すもので、その相対向する一対の辺部
には杆体被い片15を具備する。そして、この杆
体被い片15が形成された前記棚板13Fの裏面
には、前記杆体被い片15から前記ジヨイントの
半径に相当する長さ分以上離れて段差埋め部14
が形成されている。また、この段差埋め部14は
前記杆体被い片15が形成されていない他の一対
の辺端にもそれぞれ設けられている。
さらに前記杆体被い片15が形成されていない
他の一対の辺部には、前記段差埋め部14から前
記杆体11の半径に相当する長さ分だけ離れてず
れ止め部16が形成されている。
また、第14図gは、前記杆体被い片15を一
辺部のみに具備する棚板13Gを示している。前
記杆体被い片15が形成された前記棚板13Gの
裏面には前記杆体被い片15から前記杆体11の
半径に相当する長さ分以上離れて段差埋め部14
が形成され、また、この段差埋め部14は他の三
辺端にもそれぞれ形成されている。さらに、前記
杆体被い片15が形成されている辺に対向する辺
を除く他の3辺部には前記各段差埋め部14から
前記杆体11の半径に相当する分だけ離れてずれ
止め部16が形成されている。
さらに、第14図hは、前記杆体被い片15が
全く形成されていない棚板13Hを示すもので、
その裏面の各辺端には段差埋め部14が形成さ
れ、また、この段差埋め部14から前記杆体11
の半径に相当する長さ分だけ離れてずれ止め部1
6が形成されている。
なお、第14図aないしhに示した各棚板13
Aないし13Hはそれぞれ同じ大きさのものを掲
げたものであるが、その大きさは特に制限される
ものでなく、たとえば第15図に示すように、第
14図aに示す棚板13Aを幅方向へ3倍の大き
さを有するように形成した棚板13A′がある。
同様に幅方向に3倍の大きさを有する棚板とし
て、図示省略したが13B′ないし13Hを用意
にすることができる。
以下、上述した各種ジヨイント10Aないし1
0J、杆体11および各種棚板13A,13H,
13A′ないし13H′を用いて棚を組み立てる際
の基本構成について説明する。
第16図は、所定の長さを有する杆体11をジ
ヨイント10Bを用いて、x,y,z方向に組み
立てる例を掲げたものである。3本の各杆体11
の端部をそれぞれ前記ジヨイント10Bの各杆体
接続部9に挿入し、前記杆体接続部9と杆体11
との間隙部に接着剤を注入して固化させる。
このようにして、前記各杆体11の他端におい
ても、第12図aないしjに掲げたジヨイントを
任意に選択し、他の杆体を接続させることにより
格子状の杆体からなる棚フレームを構成した後
は、この棚フレームの一水平面に形成された杆体
枠に前記各棚板13Aないし13H,13A′な
いし13H′のうち任意に選択された棚板を載置
することになる。
この場合、第5図aないしdに示したと同様の
方法を採ればよいことになるが、ジヨイントとこ
のジヨイントに接合される杆体とが、第17図に
示すように、それらの頂部にkすなわちジヨイン
トの杆体接続部の肉厚分の段差が生ずることから
これによる弊害防止について以下説明する。すな
わち、一例として第18図に示すように、棚板の
奥行きよりやや短い奥行きを有し、杆体中心線位
置において棚板の幅の3倍の幅を有する棚フレー
ムを構成し、かつ垂直に配置される杆体は該棚フ
レームの角部のみ存在する場合を掲げる。この場
合中央に棚板13Fをそしてその両脇に棚板13
Bを配列させることによつて棚面を構成すること
ができ、各棚板13B,13Fの裏面に形成され
ている段差埋め部14は第18図のY−Y線にお
ける断面図である第19図に示すようにそれぞれ
杆体11上に位置ずけられることになる。このた
め、前記棚板13B,13Fの表面に物を載置し
その重力が加わつても前記段差埋め部14が各棚
板の変位を規制させることができる。
次に、実際に棚を構成する場合について説明す
る。第20図は、上述した杆体11、および第1
2図に示すジヨイント群から適当なジヨイントを
選択し、第7図と同様に組み立てた棚フレームを
示す。したがつて、第8図ないし第10図に示す
と同様のパターンの棚板を使用し同様の配置をす
ることによつて棚を構成することができる。この
ようにしてできた棚の完成図を第21図に示す。
第22図は他の棚フレームを構成した場合の組
み立て例である。このように構成した場合にあつ
ても第14図aないしhに示す棚板を適当に選択
して配列させることにより、棚を構成できる。こ
こで比較的面積の広い杆体枠上にあつては棚板1
3A′,13B′を適用すればその組み立て作業を
簡単にすることができる。なお、17は床面保護
キヤツプ、18は上端閉塞キヤツプである。
また、第23図も他の棚フレームを構成した場
合の組み立て例である。このような複雑な形状の
棚フレームにあつても上述した各種棚板を用いて
図示する棚板を配列させることで棚を構成でき
る。
以上の実施例から明らかなように、各種パター
ンの棚板を有し、かつ杆体とそれら杆体を接続さ
せるジヨイントとで棚板の組合せのバリエーシヨ
ンに整合させて種々の棚フレームを組み立てるこ
とができ、したがつて種々の棚を自由に組み立て
ることができるようになる。
なお、この考案においては、選択されたジヨイ
ント群と杆体群とにより立方枠状に棚フレームを
構成し、その上面の方形の杆体枠上にのみ棚板を
載置させて台状とした構造物も一実施態様とされ
る。
上述した実施例では棚フレームの構成を3〜4
種述べたに止まるが、このような構成に限定され
ることはなく数100種類に及び得ることはいうま
でもない。
〔考案の効果〕
以上述べたことから明らかなように、本考案に
よる棚組立材によれば、従来よりも種々の棚を自
由に組み立てることができる。また、組立てられ
た棚において、各段の棚面は、段差のない棚面と
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案による棚組立材の
一実施例を示す構成図で、第1図aないしgは各
種ジヨイント、第2図は杆体、第3図aないしh
は各種棚板を示す図、第4図および第5図は本考
案による棚組立材の基本的組み立て例を示す構成
図で、第4図は杆体の組み立てを示す図、第5図
は棚板配置を示す図、第6図は棚板に設けられて
いるずれ止め部の機能を示す断面図、第7図は組
み立てられた棚フレームの一例を示す図、第8図
ないし第10図は前記棚フレームに棚板を載置す
る配列状態を示す図、第11図は組み立てられた
棚の他の例を示す図、第12図ないし第14図は
本考案による棚組立材の他の実施例を示す構成図
で、第12図aないしjは各種ジヨイント、第1
3図は杆体、第14図aないしhおよび第15図
は各種棚板を示す図、第16図ないし第19図は
本考案による棚組立材の基本的な組み立て例を示
す構成図、第20図は組み立てられた棚フレーム
の一例を示す図、第21図は第20図に示す棚フ
レームに棚板を載置して完成した棚を示す図、第
22図および第23図はそれぞれ組み立てられた
棚の他の例を示す図、第24図は従来の棚組立材
による組立状態の部分斜視図、第25図は第24
図の支持金具部分の断面図である。 2A〜2G,10A〜10J……ジヨイント、
3,11……杆体、4,12……切り欠き、5A
〜5H,13A〜13H……棚板、6,16……
ずれ止め、14……段差埋め部、15……杆体被
い片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 各杆体接続部が互に直角をなすジヨイント群
    と、これらジヨイントと接続される杆体と、方形
    をなしその方形の角部よりの所定位置における切
    欠きの有無によりパターンの異なる複数種の棚板
    群を有することを特徴とする棚組立材。
JP1985005865U 1985-01-18 1985-01-18 Expired JPH0336247Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985005865U JPH0336247Y2 (ja) 1985-01-18 1985-01-18

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JP1985005865U JPH0336247Y2 (ja) 1985-01-18 1985-01-18

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JPS61121140U JPS61121140U (ja) 1986-07-30
JPH0336247Y2 true JPH0336247Y2 (ja) 1991-08-01

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ID=30482773

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JP1985005865U Expired JPH0336247Y2 (ja) 1985-01-18 1985-01-18

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