JPH0336181Y2 - - Google Patents

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JPH0336181Y2
JPH0336181Y2 JP2440083U JP2440083U JPH0336181Y2 JP H0336181 Y2 JPH0336181 Y2 JP H0336181Y2 JP 2440083 U JP2440083 U JP 2440083U JP 2440083 U JP2440083 U JP 2440083U JP H0336181 Y2 JPH0336181 Y2 JP H0336181Y2
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JP
Japan
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protective cover
tube
hose
voltage
fitting
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JP2440083U
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JPS59131695U (ja
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Publication of JPH0336181Y2 publication Critical patent/JPH0336181Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は架線作業などの耐電圧性高圧ホースに
関する。
昨今の電線工事は、停電をさせずに架線作業を
行なう形態に移行しつつある。
活線工事は電線を連結させるため、連結箇所は
油圧にて加締め作業を実施し、電線圧着機という
工具を使用する。
電線圧着機の油圧圧力は700Kg/cm2の超高圧で
ある(一般の油圧機械の圧力は140〜210Kg/cm2
ある。)。また、電線に通電した状態にて作業する
ので、(6600Vの高電圧)、100%の安全性が要求
される。しかも電線圧着機は作業者が耐電圧性手
袋を嵌めて手に持つて作業する。以上の理由か
ら、最近に至り、軟質塩ビを用いた絶縁保護カバ
ーを電線圧着機への油圧ホースの取付部に被覆し
て、作業の安全を図つている。
すなわち、第1図、第2図を援用して説明する
と、従来は継手金具2のソケツト7の先端をめ
て、ニツプル8の間に油圧ホース1を挟持し、ホ
ース1を継手金具に接続する。その際、油圧の超
高圧に対抗するためソケツト7の先端をめて金
属可撓管3をそのめた先端に嵌挿し、継手キヤ
ツプ6との間に軟質塩ビ保護カバー4を挟持し、
継手金具2に固定している。しかし、この軟質塩
ビを用いた耐電圧保護カバー4は、塩ビの耐電圧
性に限界があり、絶対安全とは言えないうらみが
ある。といつて、あまり、塩ビカバーを厚くする
と、弾力性が低下する難点が発生する。
なお、作業者は耐電圧性手袋を嵌めて、電線圧
着機を手で握るが、軟質塩ビ保護カバー4を握る
頻度が最も多いのでこの部分の耐電圧性を更に高
める必要がある。
本考案は上記のような耐電圧保護カバーの従来
の問題点に鑑み、ホース1の継手金具2側の端部
に継手金具2に接続する、軟質塩ビ保護カバー4
内に、ポリオレフインからなる収縮した収縮チユ
ーブ5を金属可撓管3の延在範囲にわたつて挿入
し、絶縁保護カバーAを形成したものである。
このようにして本考案は耐電圧保護カバーAの
耐電圧性を一段と向上せしめたものである。
以下本考案の実施例について説明する。
(実施例の説明) 図面において、1は電線圧着機に圧油を供給
するホース、2は電線圧着機にホース1を取付
ける継手金具である。
本考案に用いる耐電圧保護カバーAは金属可
撓管3、軟質塩ビ保護カバー4、該塩ビ保護カ
バー4の中に挿入されたポリオレフインの収縮
チユーブ5からなり、締付けキヤツプ6でホー
ス1に締付け固定される。
金属可撓管3は従来の一般例としては継手金
具2のソケツト7をカバーするためのもので、
ソケツト7先端より一般には約30m/mだけ長
くなつている。(もちろん管径により長さは異
なる)。過去において、ホースバースト事故す
なわちホース内の油圧によるホース破壊の100
%がソケツト先端部xにおいて起こつている。
したがつて、この部分以外は圧力がかからない
ので、金属可撓管は必要がない。
因みに油圧力は700Kg/cm2であるのに対し、
金属可撓管3は120Kg/cm2の油圧力まで耐えら
れる。
耐電圧性保護カバーAは次のように製造され
る。
まづ、デイツプ成型用金型に塩ビベーストレ
ジンを付着させ、これを乾燥固化する。つぎに
収縮性ポリオレフインを巻き付け、加熱冷却し
て収縮させ、収縮チユーブ5を形成する。そし
て最後に再びデイツプ成型用金型に塩ビベース
トレジンを付着させ、加熱固化し、求むる軟質
塩ビ保護カバー4内に収縮チユーブ5を埋め込
んだ耐電圧性保護カバーAが形成される。金属
可撓管3は軟質塩ビ保護カバー4内に別工程で
嵌め込まれる。
なお金属可撓管3は瞬時湯沸器に用いられる
配管のようなもので、自在に曲げることがで
き、一般にアルミ製である。なお収縮チユーブ
5は金属可撓管3と重合する部分だけに挿入さ
れる。もし、収縮チユーブ5を金属可撓管3の
部分を越えて延在せしめると、塩ビ保護カバー
4の弾力性が著るしく減少し、活線作業が極め
てやり難くなる。
また、実際に電圧がかかつてくるのは、金属
可撓管3の部分までであるので、収縮チユーブ
5が金属可撓管3の部分だけを覆いさえすれ
ば、耐電圧性は充分に保証できる。実際には安
全性を考慮して図面に示すように収縮チユーブ
5は塩ビ保護カバー4の基端部を出発点とし、
金属可撓管3の基端部の反対側端部より約10mm
長くなるようにする。このようにすることによ
り、高電圧による絶縁破壊を防止する。このよ
うにポリオレフインの収縮チユーブ5を挿入す
ることにより、耐電圧性は著るしく向上し、
20K.V.A.C.で10分間の耐電圧テストに異常な
く耐えることができた。
また、収縮チユーブ5をこのように塩ビ保護
カバー4の中に埋め込んだ理由は次の通りであ
る。すなわち、収縮チユーブ5の収縮性を充分
に金属可撓管3に伝達するためには、なるべく
収縮チユーブ5を金属可撓管3に接近した位置
に配置することが望ましい。しかし、もし収縮
チユーブ5を塩ビ保護カバー4の内周面に設け
ると、金属可撓管3の表面に接触して、傷付く
恐れがある。したがつて、収縮チユーブ5は塩
ビ保護カバー4の中に埋込んだのである。
なお収縮チユーブ5はポリオレフインすなわ
ち、ポリエチレンあるいはポリプロピレンを用
いる。ポリオレフインは塩ビに比べ耐電圧性が
著るしく大きく、かつ、コストが安いからであ
る。
(本考案の作用効果) (a) 収縮チユーブ5を軟質塩ビ保護カバー4の中
に挿入して、絶縁保護カバーAを形成したこと
により、耐電圧性が著るしく向上した。
(b) 収縮チユーブ5は金属可撓管3の部分のみを
覆うので、塩ビ保護カバー4の弾力性を損なう
ことがない。また耐電圧性も特に減少は生じな
い。
(c) 収縮チユーブ5の収縮力により、可撓性のあ
る金属可撓管3とが一体的に密着し、構造的に
も強固となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は金属可撓管3、ニツプル8を破断しな
い断面図、第2図は要部断面図である。 1:ホース、2:継手金具、3:金属可撓管、
4:軟質塩ビ保護カバー、5:収縮チユーブ、
6:締付キヤツプ、7:ソケツト、8:ニツプ
ル、x:先端部、A:絶縁保護カバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ホース1の継手金具2側のまわりを軟質塩ビ保
    護カバー4を被覆し、該軟質塩ビ保護カバー4の
    内周面に沿つてホース1の継手金具2に接続する
    金属可撓管3を嵌挿し、ホース1の保護カバーを
    形成した高圧ホースにおいて、 軟質塩ビ保護カバー4をポリオレフインからな
    る収縮した収縮チユーブ5を金属可撓管3の延在
    範囲にわたつて埋設し、耐電圧保護カバーAを形
    成した、 ことを特徴とする耐電圧性高圧ホース。
JP2440083U 1983-02-23 1983-02-23 耐電圧性高圧ホース Granted JPS59131695U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2440083U JPS59131695U (ja) 1983-02-23 1983-02-23 耐電圧性高圧ホース

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2440083U JPS59131695U (ja) 1983-02-23 1983-02-23 耐電圧性高圧ホース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59131695U JPS59131695U (ja) 1984-09-04
JPH0336181Y2 true JPH0336181Y2 (ja) 1991-07-31

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ID=30155443

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JPS59131695U (ja) 1984-09-04

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