JPH0336083B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0336083B2 JPH0336083B2 JP2463184A JP2463184A JPH0336083B2 JP H0336083 B2 JPH0336083 B2 JP H0336083B2 JP 2463184 A JP2463184 A JP 2463184A JP 2463184 A JP2463184 A JP 2463184A JP H0336083 B2 JPH0336083 B2 JP H0336083B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bridge girder
- transfer machine
- hydraulic
- transfer
- girder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 6
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 4
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、橋桁の移送方法及びその装置に関す
るものである。
るものである。
従来、架橋工事において橋桁を一方の岸から送
り出し途中の橋脚を経て対岸まで移送することが
行われており、その移送手段の一例として第19
図に示した様なものがある。この移送手段は、多
数のローラg1を備えた移送機G上に橋桁Aを載せ
て支持させ、対岸に設置したウインチHで橋桁A
に連結したワイヤh1を巻取り、橋桁Aを引つ張つ
て付勢し移送機G上にスライドさせながら一方の
岸から送り出し、対岸まで移送するようにしたも
のである。
り出し途中の橋脚を経て対岸まで移送することが
行われており、その移送手段の一例として第19
図に示した様なものがある。この移送手段は、多
数のローラg1を備えた移送機G上に橋桁Aを載せ
て支持させ、対岸に設置したウインチHで橋桁A
に連結したワイヤh1を巻取り、橋桁Aを引つ張つ
て付勢し移送機G上にスライドさせながら一方の
岸から送り出し、対岸まで移送するようにしたも
のである。
ところが、上の如き移送手段による時は次の様
な問題点がある。
な問題点がある。
橋桁Aの付勢手段であるウインチHが高い巻
取能力を要求されるため大型化してコストの上
昇を招くと共に、ウインチHが移送機Gから遠
く離れて設置されるため、橋桁Aの送り出し側
の作業者とウインチHを操作する作業者との連
絡が困難で、作業の連繋がうまく行かず作業性
が悪い。
取能力を要求されるため大型化してコストの上
昇を招くと共に、ウインチHが移送機Gから遠
く離れて設置されるため、橋桁Aの送り出し側
の作業者とウインチHを操作する作業者との連
絡が困難で、作業の連繋がうまく行かず作業性
が悪い。
橋桁Aの移送開始時において、ウインチHの
作動に伴いワイヤh1が伸び該ワイヤh1の張力が
高まつてから橋桁Aが動き出し、また橋桁Aの
移送終期及び停止時においては、ウインチHを
停止させても橋桁Aは即座に停止せず、ワイヤ
h1の張力が弱まるまで尚移動動を続けるもので
あり、ウインチHの作動及び停止と橋桁Aの移
動及び停止との間に時間的遅れを生じ、作業の
安全性の面で好ましくない。
作動に伴いワイヤh1が伸び該ワイヤh1の張力が
高まつてから橋桁Aが動き出し、また橋桁Aの
移送終期及び停止時においては、ウインチHを
停止させても橋桁Aは即座に停止せず、ワイヤ
h1の張力が弱まるまで尚移動動を続けるもので
あり、ウインチHの作動及び停止と橋桁Aの移
動及び停止との間に時間的遅れを生じ、作業の
安全性の面で好ましくない。
橋桁Aが移送機Gのローラg1の線接触し、そ
の接触部に応力が集中して橋桁Aの損傷を招く
惧れがある。
の接触部に応力が集中して橋桁Aの損傷を招く
惧れがある。
本発明は上記の様な従来の問題点を解決すべく
なされたもので、橋桁の付勢手段を移送機ととも
に橋桁の送り出し側で操作できるようにし、且つ
同手段を伸縮可能な剛体で構成してその作動及び
停止と橋桁の移動及び停止とを確実に同期させ得
るようにすると共に、橋桁を広い接触面積で受け
ながら抵抗の増大を伴うことなく円滑にスライド
させて送り出せるようにすることを技術的課題と
し、作業性及び作業の安全性に優れた橋桁の移送
機方法及びその装置を提供するものである。
なされたもので、橋桁の付勢手段を移送機ととも
に橋桁の送り出し側で操作できるようにし、且つ
同手段を伸縮可能な剛体で構成してその作動及び
停止と橋桁の移動及び停止とを確実に同期させ得
るようにすると共に、橋桁を広い接触面積で受け
ながら抵抗の増大を伴うことなく円滑にスライド
させて送り出せるようにすることを技術的課題と
し、作業性及び作業の安全性に優れた橋桁の移送
機方法及びその装置を提供するものである。
上記技術的課題を達成する本発明移送方法は、
両岸の一方に、チエーンローラを介して周動する
無限軌道帯を備えた移送機と、この移送機から離
間して配され平行な本のレール上を走行する台車
とを設置し、両岸の間に並ぶ橋脚上には一方の岸
に設置したものと同じ移送機を設置し、前記一方
の岸の移送機及び台車上に橋桁を載せて支持さ
せ、台車を付勢して移動し橋桁を移送機における
無限軌道帯の周面で構成される平坦な受面に面接
触させて同軌道帯の周動によりスライドさせなが
ら送り出し、この送り出し作業の進行に伴つて橋
桁が各橋脚に順次達した時点で同橋桁を橋脚上の
移送機に載せて支持させ、移送作業を継続し橋桁
を対岸まで移送するようにしたものである。
両岸の一方に、チエーンローラを介して周動する
無限軌道帯を備えた移送機と、この移送機から離
間して配され平行な本のレール上を走行する台車
とを設置し、両岸の間に並ぶ橋脚上には一方の岸
に設置したものと同じ移送機を設置し、前記一方
の岸の移送機及び台車上に橋桁を載せて支持さ
せ、台車を付勢して移動し橋桁を移送機における
無限軌道帯の周面で構成される平坦な受面に面接
触させて同軌道帯の周動によりスライドさせなが
ら送り出し、この送り出し作業の進行に伴つて橋
桁が各橋脚に順次達した時点で同橋桁を橋脚上の
移送機に載せて支持させ、移送作業を継続し橋桁
を対岸まで移送するようにしたものである。
同技術的課題を達成する本発明移送装置は、台
座上に起立する支持脚に長い直線部を有した側面
長楕円形の支持体を支持し、且つ該支持体の外周
にチエーンローラを介して無限軌道帯を周動可能
に巻付けてなる移送機と、この移送機の移送方向
前後一方に離間して配置され、台枠の対向する辺
部に夫々油圧ジヤツキを介して複数の車輪を取付
支持すると共に、前記油圧ジヤツキの油圧系を互
いに接続してなり、平行な2本のレール上を走行
する台車と、この台車から離間したレール上にス
ライド可能に載置され、該レールの頭部を挾持す
る油圧クランプと、該クランプ及び台車にわたつ
て連結される油圧シリンダからなる付勢装置とを
備えたものである。
座上に起立する支持脚に長い直線部を有した側面
長楕円形の支持体を支持し、且つ該支持体の外周
にチエーンローラを介して無限軌道帯を周動可能
に巻付けてなる移送機と、この移送機の移送方向
前後一方に離間して配置され、台枠の対向する辺
部に夫々油圧ジヤツキを介して複数の車輪を取付
支持すると共に、前記油圧ジヤツキの油圧系を互
いに接続してなり、平行な2本のレール上を走行
する台車と、この台車から離間したレール上にス
ライド可能に載置され、該レールの頭部を挾持す
る油圧クランプと、該クランプ及び台車にわたつ
て連結される油圧シリンダからなる付勢装置とを
備えたものである。
しかして、上記本発明移送方法及び移送装置の
構成によれば、次の様な作用効果を奏する。
構成によれば、次の様な作用効果を奏する。
橋桁の付勢手段である台車及び付勢装置が移
送機とともに橋桁の送り出し側にあつて操作さ
れるものであり、移送機との連繋操作を行い易
く作業性に優れている。
送機とともに橋桁の送り出し側にあつて操作さ
れるものであり、移送機との連繋操作を行い易
く作業性に優れている。
台車を付勢する付勢装置が油圧クランプと油
圧シリンダとからなる伸縮可能な剛体で構成さ
れ、油圧クランプを閉じてレールに固定した状
態で油圧シリンダを伸張又は収縮動作させるこ
とにより、台車が付勢されてレール上を走行し
橋桁が移動される一方、前記シリンダの動作終
了後台車とともに橋桁が速やかに停止されるも
のであり、橋桁の付勢手段の作動及び停止と橋
桁の移動及び停止とを確実に同期させることが
でき、作業の安全性に優れている。
圧シリンダとからなる伸縮可能な剛体で構成さ
れ、油圧クランプを閉じてレールに固定した状
態で油圧シリンダを伸張又は収縮動作させるこ
とにより、台車が付勢されてレール上を走行し
橋桁が移動される一方、前記シリンダの動作終
了後台車とともに橋桁が速やかに停止されるも
のであり、橋桁の付勢手段の作動及び停止と橋
桁の移動及び停止とを確実に同期させることが
でき、作業の安全性に優れている。
橋桁が移送機における無限軌道帯の周面で構
成される平坦な受面に面接触し、同軌道帯の周
動によりスライドしながら送り出され、且つ面
接触により橋桁の接触面積が増大しても無限軌
道帯がチエーンローラを介して小さな抵抗で周
動するため、従来の様に橋桁が集中応力を受け
ず、橋桁を損傷させることなく円滑に移送する
ことができる。
成される平坦な受面に面接触し、同軌道帯の周
動によりスライドしながら送り出され、且つ面
接触により橋桁の接触面積が増大しても無限軌
道帯がチエーンローラを介して小さな抵抗で周
動するため、従来の様に橋桁が集中応力を受け
ず、橋桁を損傷させることなく円滑に移送する
ことができる。
台車が走行するレールの高さに不均一があつ
ても、台車における各油圧ジヤツキの連動した
伸縮動作により台枠に対する各車輪の取付高さ
位置が上下に変更され、前記レールの高さの不
均一を吸収し、各車輪とレールとの接触が均一
に維持され、各車輪が橋桁の重量を均等に負担
して円滑に回転すると共に、台枠を常に水平状
態にして移送機の受面と同一高さに維持するこ
とができ、橋桁を常時移送機の受面である無限
軌道帯と均一に接触させ、移送作業を安定して
行うことができる。
ても、台車における各油圧ジヤツキの連動した
伸縮動作により台枠に対する各車輪の取付高さ
位置が上下に変更され、前記レールの高さの不
均一を吸収し、各車輪とレールとの接触が均一
に維持され、各車輪が橋桁の重量を均等に負担
して円滑に回転すると共に、台枠を常に水平状
態にして移送機の受面と同一高さに維持するこ
とができ、橋桁を常時移送機の受面である無限
軌道帯と均一に接触させ、移送作業を安定して
行うことができる。
以下、本発明の実施例を図面により説明する。
先ず、本発明移送方法の実施に使用する移送装
置の実施例について説明すると、本実施例の移送
装置は第1図に示す如く架橋される両岸S1,S2の
一方例えばS1から橋桁Aを送り出し、途中の橋脚
T1を経て対岸S2さで移送するもので、前記一方
の岸S1に移送方向前方から後方へ向かつて順次移
送機Bと台車C及び付勢装置Dを設置し、且つ橋
脚T1上に岸S1のものと同じ移送機Bを設置した
ものである。
置の実施例について説明すると、本実施例の移送
装置は第1図に示す如く架橋される両岸S1,S2の
一方例えばS1から橋桁Aを送り出し、途中の橋脚
T1を経て対岸S2さで移送するもので、前記一方
の岸S1に移送方向前方から後方へ向かつて順次移
送機Bと台車C及び付勢装置Dを設置し、且つ橋
脚T1上に岸S1のものと同じ移送機Bを設置した
ものである。
移送機Bは橋桁Aを受けてスライドさせるため
のもので、第2図乃至第5図に示す如く台座b1上
に起立する一対の支持脚b2に支持体b3を支持し、
該支持体b3の外周にチエーンローラb4を介して無
限軌道帯b5を周動可能に巻付けて構成されてい
る。支持脚b2は油圧シリンダで伸縮可能に構成さ
れ、その伸縮動作によつて支持体b3の高さ位置を
調節できるようにしてある。支持体b3は橋桁Aと
無限軌道帯b5との接触面積をより広く確保できる
ように長い直線部を有した側面長楕円形とされ、
且つ軽量化を図るべく中空体とされている。チエ
ーンローラb4は無限軌道帯b5を支持して円滑に周
動させるためのもので、多数のローラ1をエンド
レスチエーン2で連結してなり、支持体b3外周に
周動可能に巻付けられている。無限軌道帯b5は橋
桁Aを受ける受面となり、且つ周動々作によつて
橋桁Aをスライドさせるもので、各帯板3が平板
からなつている。
のもので、第2図乃至第5図に示す如く台座b1上
に起立する一対の支持脚b2に支持体b3を支持し、
該支持体b3の外周にチエーンローラb4を介して無
限軌道帯b5を周動可能に巻付けて構成されてい
る。支持脚b2は油圧シリンダで伸縮可能に構成さ
れ、その伸縮動作によつて支持体b3の高さ位置を
調節できるようにしてある。支持体b3は橋桁Aと
無限軌道帯b5との接触面積をより広く確保できる
ように長い直線部を有した側面長楕円形とされ、
且つ軽量化を図るべく中空体とされている。チエ
ーンローラb4は無限軌道帯b5を支持して円滑に周
動させるためのもので、多数のローラ1をエンド
レスチエーン2で連結してなり、支持体b3外周に
周動可能に巻付けられている。無限軌道帯b5は橋
桁Aを受ける受面となり、且つ周動々作によつて
橋桁Aをスライドさせるもので、各帯板3が平板
からなつている。
台車Cは岸S1に敷設された平行な2本のレール
r1,r2上を走行し橋桁Aを移動するもので、第6
図乃至第8図に示す如く台枠c1の対向する辺部に
夫々油圧ジヤツキc2を介して複数の車輪c3を取付
支持した構造とされている。台枠c1は橋桁Aを直
線又は支持部材を介して間接的に支持するもの
で、その上面が前記移送機B上面と同一高さレベ
ルになるようにしてある。油圧ジヤツキc2は台枠
c1を昇降させる機能と、台枠c1に対する車輪c3の
取付高さ位置を上下に変更する機能とを果すもの
で、その油圧系即ち油圧ホース4が互いに接続さ
れ、且つ一括して1台の電動油圧ポンプ5に接続
されている。
r1,r2上を走行し橋桁Aを移動するもので、第6
図乃至第8図に示す如く台枠c1の対向する辺部に
夫々油圧ジヤツキc2を介して複数の車輪c3を取付
支持した構造とされている。台枠c1は橋桁Aを直
線又は支持部材を介して間接的に支持するもの
で、その上面が前記移送機B上面と同一高さレベ
ルになるようにしてある。油圧ジヤツキc2は台枠
c1を昇降させる機能と、台枠c1に対する車輪c3の
取付高さ位置を上下に変更する機能とを果すもの
で、その油圧系即ち油圧ホース4が互いに接続さ
れ、且つ一括して1台の電動油圧ポンプ5に接続
されている。
付勢装置Dは台車Cの後方へ離間したレール
r1,r2上にスライド可能に一対載置され、台車C
を付勢して走行させるもので、第9図乃至第11
図に示す如く油圧クランプd1と油圧シリンダd2と
により構成されている。油圧クランプd1は付勢装
置Dをレールr1,r2に固定するためのもので、レ
ールr1,r2の頭部外周に嵌め合う作動枠6と、こ
の作動枠6の上面に固定された油圧ジヤツキ7と
を備えている。油圧ジヤツキ7はそのラム7aが
作動枠6の上壁から下方へ突出しレールr1,r2の
頭部上面に係合しており、この油圧ジヤツキ7の
伸長動作により作動枠6が上昇してレールr1,r2
の頭部下面に当接し、レールr1,r2が作動枠6と
ラム7aとで挾持されるものである。
r1,r2上にスライド可能に一対載置され、台車C
を付勢して走行させるもので、第9図乃至第11
図に示す如く油圧クランプd1と油圧シリンダd2と
により構成されている。油圧クランプd1は付勢装
置Dをレールr1,r2に固定するためのもので、レ
ールr1,r2の頭部外周に嵌め合う作動枠6と、こ
の作動枠6の上面に固定された油圧ジヤツキ7と
を備えている。油圧ジヤツキ7はそのラム7aが
作動枠6の上壁から下方へ突出しレールr1,r2の
頭部上面に係合しており、この油圧ジヤツキ7の
伸長動作により作動枠6が上昇してレールr1,r2
の頭部下面に当接し、レールr1,r2が作動枠6と
ラム7aとで挾持されるものである。
油圧シリンダd2は油圧クランプd1の作動枠6と
台車Cの台枠c1とにわたつて連結されており、そ
の油圧系が油圧クランプd1の油圧系とともに台車
Cの電動油圧ポンプ5に接続されている。即ち、
上記電動油圧ポンプ5によつて台車C及び付勢装
置Dの油圧駆動系が集中制御されるものである。
台車Cの台枠c1とにわたつて連結されており、そ
の油圧系が油圧クランプd1の油圧系とともに台車
Cの電動油圧ポンプ5に接続されている。即ち、
上記電動油圧ポンプ5によつて台車C及び付勢装
置Dの油圧駆動系が集中制御されるものである。
以上の様な本実施例の移送装置による橋桁Aの
移送作業は次の様にして行われる。
移送作業は次の様にして行われる。
先ず、第12図に示す如く一方の岸S1の移送機
B及び台車C上に橋桁Aが載せて支持される。次
いで、第13図に示す如く台車Cが付勢装置Dに
より付勢されて走行し、橋桁Aが移送機B上をス
ライドしながら所定量送り出される。
B及び台車C上に橋桁Aが載せて支持される。次
いで、第13図に示す如く台車Cが付勢装置Dに
より付勢されて走行し、橋桁Aが移送機B上をス
ライドしながら所定量送り出される。
付勢装置Dの作動は、油圧シリンダd2が収縮し
た状態で第11図に示す如く油圧クランプd1の油
圧ジヤツキ7が収縮動作し、同クランプd1がレー
ルr1,r2を挾持して該レールr1,r2に固定され、
然る後油圧シリンダd2が伸張動作して台車Cを押
み走行させるものである。
た状態で第11図に示す如く油圧クランプd1の油
圧ジヤツキ7が収縮動作し、同クランプd1がレー
ルr1,r2を挾持して該レールr1,r2に固定され、
然る後油圧シリンダd2が伸張動作して台車Cを押
み走行させるものである。
移送機B上での橋桁Aのスライド動作は、第4
図に示す如く橋桁Aが移送機Bにおける無限軌道
帯b5の周面で構成される平坦な受面に面接触し、
その接触状態を維持しながら無限軌道帯b5がチエ
ーンローラb4を介して周動することにより行わ
れ、橋桁Aが集中応力を受けることなく円滑にス
ライドするものである。
図に示す如く橋桁Aが移送機Bにおける無限軌道
帯b5の周面で構成される平坦な受面に面接触し、
その接触状態を維持しながら無限軌道帯b5がチエ
ーンローラb4を介して周動することにより行わ
れ、橋桁Aが集中応力を受けることなく円滑にス
ライドするものである。
上記付勢装置Dにおける油圧シリンダd2が所定
ストローク伸張動作した後は、その時点で台車C
が停止して橋桁Aの送り出しが一旦停止される。
そして、付勢装置Dにおける油圧クランプd1の油
圧ジヤツキ7が収縮動作し、同クランプd1の固定
状態が解除され、第13図の2点鎖線で示す如く
油圧シリンダd2が収縮動作して油圧クランプd1を
レールr1,r2に沿つてスライドさせ、台車C側へ
引き寄せる。
ストローク伸張動作した後は、その時点で台車C
が停止して橋桁Aの送り出しが一旦停止される。
そして、付勢装置Dにおける油圧クランプd1の油
圧ジヤツキ7が収縮動作し、同クランプd1の固定
状態が解除され、第13図の2点鎖線で示す如く
油圧シリンダd2が収縮動作して油圧クランプd1を
レールr1,r2に沿つてスライドさせ、台車C側へ
引き寄せる。
然る後、前記と同様にして油圧クランプd1をレ
ールr1,r2に固定した状態で油圧シリンダd2が伸
張動作し、台車Cが再び走行して橋桁Aが送り出
されるものである。
ールr1,r2に固定した状態で油圧シリンダd2が伸
張動作し、台車Cが再び走行して橋桁Aが送り出
されるものである。
この様な付勢装置Dの動作を繰り返すことによ
り台車Cが所定量づつ走行し、橋桁Aが間欠的に
送り出されるものである。
り台車Cが所定量づつ走行し、橋桁Aが間欠的に
送り出されるものである。
ところで、台車Cが走行するレールルr1,r2に
は高さに不均一のある場合が多いが、この様にレ
ールr1,r2に高さの不均一があつても橋桁Aの送
り出しは円滑に行われる。即ち、第8図に示す如
く台車Cの油圧ジヤツキc2がレールr1,r2の高さ
の差に応じて伸縮動作し各車輪c3を上下動させ、
前記高さの不均一を吸収し台車Cの走行を円滑に
行わせると共に、台枠c1を水平に保つて移送機B
と同一高さレベルに維持し、橋桁Aがその姿勢を
水平に維持して台車C及び移送機Bと均一に接触
し、安定して送り出されるものである。
は高さに不均一のある場合が多いが、この様にレ
ールr1,r2に高さの不均一があつても橋桁Aの送
り出しは円滑に行われる。即ち、第8図に示す如
く台車Cの油圧ジヤツキc2がレールr1,r2の高さ
の差に応じて伸縮動作し各車輪c3を上下動させ、
前記高さの不均一を吸収し台車Cの走行を円滑に
行わせると共に、台枠c1を水平に保つて移送機B
と同一高さレベルに維持し、橋桁Aがその姿勢を
水平に維持して台車C及び移送機Bと均一に接触
し、安定して送り出されるものである。
上記送り出し作業の進行に伴つて橋桁Aが橋脚
T1に達すると、第1図に示す如くその橋脚T1上
の移送機Bに橋桁Aが載せて支持され、作業を継
続して行うことにより橋桁Aが対岸S2まで移送さ
れるものである。
T1に達すると、第1図に示す如くその橋脚T1上
の移送機Bに橋桁Aが載せて支持され、作業を継
続して行うことにより橋桁Aが対岸S2まで移送さ
れるものである。
次に、第14図乃至第16図に示した移送装置
の第2実施例について説明する。
の第2実施例について説明する。
この実施例のものは台車Cの前後両側に夫々一
対の付勢装置Dを連結したもので、他の構成は前
記第1実施例と同様である。この実施例の様な構
成によれば、橋桁Aの送り出しを連続的に行うこ
とができ移送作業性を向上させ得るものである。
対の付勢装置Dを連結したもので、他の構成は前
記第1実施例と同様である。この実施例の様な構
成によれば、橋桁Aの送り出しを連続的に行うこ
とができ移送作業性を向上させ得るものである。
即ち、第15図に示す如く一方の付勢装置D例
えば前側のものにおいて油圧クランプd1がレール
r1,r2を開放し、且つ油圧シリンダd2が伸張した
状態で、後側の付勢装置Dにおける油圧クランプ
d1をレールr1,r2に固定し、油圧シリンダd2を伸
張動作させることにより、台車Cが付勢されて所
定量走行し、且つ前側の付勢装置Dがレールr1,
r2上をスライドして移動する。そして、この動作
終了と同期して第16図に示す如く前側の付勢装
置Dにおける油圧クランプd1をレールr1,r2に固
定し、油圧シリンダd2を収縮動作させる一方、後
側の装置Dにおける油圧クランプd1の固定状態を
解除し、且つ油圧シリンダd2を収縮動作させるこ
とにより、台車Cが前側の装置Dで引つ張られて
引き続き走行し、後側の装置Dが元の状態に復帰
しつつ台車Cとともにレールr1,r2上を移動され
る。
えば前側のものにおいて油圧クランプd1がレール
r1,r2を開放し、且つ油圧シリンダd2が伸張した
状態で、後側の付勢装置Dにおける油圧クランプ
d1をレールr1,r2に固定し、油圧シリンダd2を伸
張動作させることにより、台車Cが付勢されて所
定量走行し、且つ前側の付勢装置Dがレールr1,
r2上をスライドして移動する。そして、この動作
終了と同期して第16図に示す如く前側の付勢装
置Dにおける油圧クランプd1をレールr1,r2に固
定し、油圧シリンダd2を収縮動作させる一方、後
側の装置Dにおける油圧クランプd1の固定状態を
解除し、且つ油圧シリンダd2を収縮動作させるこ
とにより、台車Cが前側の装置Dで引つ張られて
引き続き走行し、後側の装置Dが元の状態に復帰
しつつ台車Cとともにレールr1,r2上を移動され
る。
以上の様に前後の付勢装置Dを交互に動作させ
ることにより、台車Cが連続して走行し橋桁Aの
送り出しが連続的に行われるものである。
ることにより、台車Cが連続して走行し橋桁Aの
送り出しが連続的に行われるものである。
また、この第2実施例の構成によれば、常に前
後一方の付勢装置Dにおける油圧クランプd1がレ
ールr1,r2を挾持して固定されているので、移送
装置を設置する岸S1の設置面が傾斜面であつても
台車Cが暴走することがなく、橋桁Aを安全且つ
確実に移送できるものである。
後一方の付勢装置Dにおける油圧クランプd1がレ
ールr1,r2を挾持して固定されているので、移送
装置を設置する岸S1の設置面が傾斜面であつても
台車Cが暴走することがなく、橋桁Aを安全且つ
確実に移送できるものである。
次に、第17図及び第18図に示した移送装置
の第3実施例について説明する。
の第3実施例について説明する。
この実施例のものは、岸S1及び橋脚T1上の移
送機Bの前後一側方に隣接して仮受ジヤツキEを
設置したもので、他の構成は前記第1実施例と同
様である。仮受ジヤツキEはその不使用時に収縮
して移送機Bよりも低くなつている。
送機Bの前後一側方に隣接して仮受ジヤツキEを
設置したもので、他の構成は前記第1実施例と同
様である。仮受ジヤツキEはその不使用時に収縮
して移送機Bよりも低くなつている。
しかして、この実施例の構成によれば、第18
図に示す如く移送機Bと接触する橋桁Aの下面に
突部A1がある場合、その突部A1が移送機Bに達
する前に仮受ジヤツキEを伸張させて橋桁Aを移
送機Bより上方へ持ち上げ、突部A1の前後方向
へ夫々スペーサ8を取付け、突部A1による橋桁
A下面の段差をなくす。然る後仮受ジヤツキEを
収縮させて橋桁Aを下降させ、台車Cの走行によ
り橋桁Aを移送しスペーサ8によつて突部A1が
移送機Bの無限軌道帯b5に衝突することなく移送
機Bに乗り越えるものである。尚、突部A1が移
送機Bを通過した後スペーサ8は取外される。
図に示す如く移送機Bと接触する橋桁Aの下面に
突部A1がある場合、その突部A1が移送機Bに達
する前に仮受ジヤツキEを伸張させて橋桁Aを移
送機Bより上方へ持ち上げ、突部A1の前後方向
へ夫々スペーサ8を取付け、突部A1による橋桁
A下面の段差をなくす。然る後仮受ジヤツキEを
収縮させて橋桁Aを下降させ、台車Cの走行によ
り橋桁Aを移送しスペーサ8によつて突部A1が
移送機Bの無限軌道帯b5に衝突することなく移送
機Bに乗り越えるものである。尚、突部A1が移
送機Bを通過した後スペーサ8は取外される。
第1図は本発明移送装置の一実施例を示す側面
図、第2図は移送機を示す側面図、第3図は同平
面図、第4図は第2図の―線断面図、第5図
は第3図の―線断面図、第6図は台車を示す
側面図、第7図は同底面図、第8図は第6図の
―線拡大断面図、第9図は付勢装置を示す平面
図、第10図は第9図の―線に沿える拡大断
面図、第11図は第10図のXI―XI線断面図、第
12図及び第13図は移送装置の作動説明図、第
14図は移送装置の第2実施例を示す側面図、第
15図及び第16図は同作動説明図、第17図は
移送装置の第3実施例を示す側面図、第18図は
同作動説明図、第19図は移送装置の従来例を示
す側面図である。 尚図中、A…橋桁、S1,S2…岸、T1…橋脚、
B…移送機、b1…台座、b2…支持脚、b3…支持
体、b4…チエーンローラ、b5…無限軌道帯、C…
台車、c1…台枠、c2…油圧ジヤツキ、c3…車輪、
r1,r2…レール、D…付勢装置、d1…油圧クラン
プ、d2…油圧シリンダ。
図、第2図は移送機を示す側面図、第3図は同平
面図、第4図は第2図の―線断面図、第5図
は第3図の―線断面図、第6図は台車を示す
側面図、第7図は同底面図、第8図は第6図の
―線拡大断面図、第9図は付勢装置を示す平面
図、第10図は第9図の―線に沿える拡大断
面図、第11図は第10図のXI―XI線断面図、第
12図及び第13図は移送装置の作動説明図、第
14図は移送装置の第2実施例を示す側面図、第
15図及び第16図は同作動説明図、第17図は
移送装置の第3実施例を示す側面図、第18図は
同作動説明図、第19図は移送装置の従来例を示
す側面図である。 尚図中、A…橋桁、S1,S2…岸、T1…橋脚、
B…移送機、b1…台座、b2…支持脚、b3…支持
体、b4…チエーンローラ、b5…無限軌道帯、C…
台車、c1…台枠、c2…油圧ジヤツキ、c3…車輪、
r1,r2…レール、D…付勢装置、d1…油圧クラン
プ、d2…油圧シリンダ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 両岸の一方に、チエーンローラを介して周動
する無限軌道帯を備えた移送機と、この移送機か
ら離間して配され平行な2本のレール上を走行す
る台車とを設置し、両岸の間に並ぶ橋脚上には一
方の岸に設置したものと同じ移送機を設置し、前
記一方の岸の移送機及び台車上に橋桁を載せて支
持させ、台車を付勢して移動し橋桁を移送機にお
ける無限軌道帯の周面で構成される平坦な受面に
面接触させて同軌道帯の周動によりスライドさせ
ながら送り出し、この送り出し作業の進行に伴つ
て橋桁が各橋脚に順次達した時点で同橋桁を橋脚
上の移送機に載せて支持させ、移送作業を継続し
橋桁を対岸まで移送するようにした橋桁の移送方
法。 2 台座上に起立する支持脚に長い直線部を有し
た側面長楕円形の支持体を支持し、且つ該支持体
の外周にチエーンローラを介して無限軌道帯を周
動可能に巻付けてなる移送機と、この移送機の移
送方向前後一方に離間して配置され、台枠の対向
する辺部に夫々油圧ジヤツキを介して複数の車輪
を取付支持すると共に、前記油圧ジヤツキの油圧
系を互いに接続してなり、平行な2本のレール上
を走行する台車と、この台車から離間したレール
上にスライド可能に載置され、該レールの頭部を
挾持する油圧クランプと、該クランプ及び台車に
わたつて連結される油圧シリンダからなる付勢装
置とを備えた橋桁の移送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2463184A JPS60168802A (ja) | 1984-02-10 | 1984-02-10 | 橋桁の移送方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2463184A JPS60168802A (ja) | 1984-02-10 | 1984-02-10 | 橋桁の移送方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60168802A JPS60168802A (ja) | 1985-09-02 |
JPH0336083B2 true JPH0336083B2 (ja) | 1991-05-30 |
Family
ID=12143478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2463184A Granted JPS60168802A (ja) | 1984-02-10 | 1984-02-10 | 橋桁の移送方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60168802A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6294604A (ja) * | 1985-10-21 | 1987-05-01 | 清水建設株式会社 | 橋梁構築装置 |
JP2014047525A (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-17 | Hitachi Ltd | 棟間ブリッジ架設工法 |
-
1984
- 1984-02-10 JP JP2463184A patent/JPS60168802A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60168802A (ja) | 1985-09-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3634644A (en) | Method and apparatus for welding together beam components | |
US4249467A (en) | Mobile apparatus for receiving and laying as assembled track switch or crossing section | |
JP5056608B2 (ja) | 片持架設用移動作業車の後退撤去方法および後退装置 | |
US5961271A (en) | Cars for removing long rails stored on transport cars | |
CN101718066A (zh) | 一种无缝线路快速换轨作业车及其换轨方法 | |
CA2161882A1 (en) | Transport vehicle for track sections | |
HU177489B (en) | Moving apparatus for continuous changing respectively improving track consists of rails and sleepers | |
US4313382A (en) | Setting arrangement for alignment and gap between two rail ends | |
CN110777681B (zh) | 一种整孔梁换架设备 | |
US4773332A (en) | Mobile apparatus for loading, transporting and laying an assembled track section | |
US4152990A (en) | Mobile track tie transport apparatus | |
US1875535A (en) | Assionob to the jeffrey manufactur | |
JPH0336083B2 (ja) | ||
US4608928A (en) | Track-bound carriage for an assembled track section | |
CN201678918U (zh) | 无缝线路快速换轨作业车的钢轨收放装置 | |
JPH1111871A (ja) | 荷役機械の横行装置 | |
JP2808179B2 (ja) | アーチ状移動型枠装置等の移動用台車装置 | |
JP2019124068A (ja) | トンネル用防水シートの展張装置 | |
JPS58523B2 (ja) | キヨウリヨウトウノ ジヨウブコウゾウコウチクソウチ | |
CN221920999U (zh) | 一种基于隧道仰拱栈桥一体的防水铺设结构 | |
JP3132945B2 (ja) | 軌陸車 | |
JPS6358962B2 (ja) | ||
CN101718067B (zh) | 无缝线路快速换轨作业车的钢轨收放装置及钢轨收放方法 | |
CN113756210B (zh) | 跨相邻盖梁自运输安装顶箱梁的装置及方法 | |
JPH07116830B2 (ja) | 型枠装置移動用走行台車 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |