JPH0335843B2 - - Google Patents

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JPH0335843B2
JPH0335843B2 JP13535286A JP13535286A JPH0335843B2 JP H0335843 B2 JPH0335843 B2 JP H0335843B2 JP 13535286 A JP13535286 A JP 13535286A JP 13535286 A JP13535286 A JP 13535286A JP H0335843 B2 JPH0335843 B2 JP H0335843B2
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JP
Japan
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flywheel
around
support
horizontal
axis
Prior art date
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Expired
Application number
JP13535286A
Other languages
English (en)
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JPS62291204A (ja
Inventor
Yasuke Onari
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Keiki Inc
Original Assignee
Tokyo Keiki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Keiki Co Ltd filed Critical Tokyo Keiki Co Ltd
Priority to JP13535286A priority Critical patent/JPS62291204A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アンテナ等を水平に保持する水平安
定装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の水平安定装置としては、例えば
第4図に示すようなものがある。これに於ては、
安定台1は、2個のジンバル(X軸,Y軸)を介
して、図示せずも船体に取り付けられた支柱で支
えられている。安定台1には動揺補償のため、フ
ライホイール2が取付けられている。尚、2Aは
フライホイール2を回転させるフライホイールモ
ータである。また、安定台1には(X軸),(Y
軸)回りの傾きを検出する傾斜計3,4を設置し
て、それ等の出力をドリフト補正回路7,8を介
してトルクモータ5,6に供給し、両者を駆動し
て、安定台1を(Y軸)及び(X軸)まわりに回
動し、水平にさせる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の水平安定装置
にあつては、傾斜計を2個、ドリフト補正回路を
2個、トルクモータを2個、ドリフト補正回路用
電源(図示せず)、ジンバルを2個、フライホイ
ール2、フライホイールモータ2Aが必要となつ
ていたため、高価である。又、部品点数が多い
し、故障も多い。更に、安定台1が水平になるま
で時間が掛かるという問題点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記問題点に鑑みなされたものでその
手段は、支柱12にジンバル機構11を介して2
軸の自由度を持つて支持されている安定台10
と、該安定台にヤジロベと同様の機能を与えるウ
エイト10Bと、上記安定台に対して回動自在に
支持され且つ互に直交する軸15Ac,15Bcの
まわりに振れ得るように支持されたフライホイー
ルモータ13A,14Aにより夫々回転される一
対のフライホイール13,14と、上記フライホ
イールモータ13A,14Aの振れ得る軸15
Ac,15Bcと支持部との間に夫々架張されたス
プリングとより成る水平安定装置である。
〔作用〕
上述の構成に於て、モータ13A,14Aを
夫々駆動してフライホイール13,14を回転さ
せるのみで、安定台10にどのような加速度が加
わつても、回転しているフライホイール13,1
4等の作用で、安定台10は、常に水平を保持す
る。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に基づいて説明する。第1
図Aは、本発明の一実施例を示す断面図であり、
同図Bはその上面図である。
同図に於て、10はキヤツプ状に形成された安
定台である。このキヤツプ状の安定台10の筒状
部10Aの下端には、リング状のウエイト10B
がフランジ状に設けられている。又、安定台10
の平らな円板状部10Cの下面の中央部に、下端
に小径のキヤツプ状部10Dを有する支持部又は
ボス部10Eが、下方に伸びる如く設けられてい
る。
安定台10は2個のジンバル(X軸,Y軸)機
構11を介して(2軸の自由度をもつて)支柱1
2で支えられているので、安定台10は、そのウ
エイト10Bにより、「やじろべい」と同様に、
例えば船体に固定されている支柱12が、船体の
動揺等により2軸(X軸,Y軸)回りに傾斜して
も、水平を保つ。しかしながら、支柱12を水平
方向に移動させると、ウエイト10Bに加速度が
加わるため、安定台10は傾斜してしまう。この
加速度の影響を防ぐため、2組のフライホイール
13,14を設ける。即ち、第1図に於て、15
はフライホイール13,14のフライホイールモ
ータ13A,14Aを支持するモータ取付台で、
このモータ取付台15は、安定台10の支持部1
0Eを包囲するリング状部15Cと、その一直径
の両端(180゜離れた位置)に夫々設けられたL字
状及び逆L字状の支持部材15A,15Bとを有
する。モータ取付台15は、ベアリング16,1
7を介して安定台10のキヤツプ状部10Dに対
して回転自在に支持されている。各支持部材15
A,15Bの水平部15Aa,15Ba上には、
夫々支持材15Ab,15Bbが植立され、これ等
により、フライホイールモータ13A,14A
が、互に直角な水平な軸15Ac,15Bcのまわ
りに振れ得るように支持される。従つて、両フラ
イホイール13,14はキヤツプ状部10Dに対
して、互に180゜の角間隔を持つことになる。又、
18は安定台10の支持部10E及びモータ取付
台15のリング状部15Cに夫々取付けたスリツ
プリング及びブラシを全体的に示すもので、これ
を通じて電源(図示せず)よりフライホイールモ
ータ13A,14Aに電力を与え、フライホイー
ル13,14を夫々回転する。尚、詳述せずも、
各部材10D,13,14,15A,15B等の
形状及び寸法は、第1図に示す如く選択されてい
るので、フライホイール13,14は、筒状部1
0Aと支持部材15A,15Bとの間に於て、他
の部材と接すること無く、自転し得るし、キヤツ
プ状部10Dのまわりに回動できるものである。
本発明に於ては、更にセンタスプリング19,
20を、夫々フライホイールモータ13A,14
Aの軸15Ac,15Bcと支持材15Ab,15
Bbとの間に架張する。即ち、一方のフライホイ
ールモータ14Aの部分を示す第2図の如く、セ
ンタスプリング20の一端を軸15Bcに固定す
ると共に、その他端を支持材15Bcに、軸15
Bcの下方に於て固定する。斯くすれば、フライ
ホイール14の回転軸14Bは、常に上方(第1
図に於てZ軸方向)を向く。即ち、フライホイー
ルモータ14Aの軸15Bcに関して、下側を重
くしたと同様の効果が得られ、フライホイールモ
ータ14Aの支持の自由度が増す。尚、他方のス
プリング19と軸15Acとの関係も上述と同様
で、従つて、フライホイール13も、フライホイ
ール14と同様に作用する。
次に、上述した本発明の水平安定装置の動作を
説明する。今、安定台10に第1図に於てY軸方
向に加速度αが加わつたとすると、それに、X軸
回りにトルクT(=mαL,ここで、mは安定台1
0、フライホイール13,14等を含む回動部の
質量、Lはこの回動部の支点(X又はY軸)と回
動部の重心との間の距離)がX軸まわりに発生
し、このトルクTは、軸15Bcを介してフライ
ホイール14に作用する。フライホイール14に
トルクTが加わると、フライホイール14(その
角運動量はH)は、軸15Bc回りに旋回する
(プレセツシヨンする)。フライホイール14が回
転していないとすると、安定台10は、このトル
クTと安定台10が傾斜して戻ろうとするトルク
とが等しくなる所まで傾斜するが、フライホイー
ル14が回転していると、加速度αによりトルク
Tが発生しても、フライホイール14に反作用の
トルクが発生し、安定台10は傾斜せず水平を保
つ。
一方、加速度がX軸方向に加わつた場合も、フ
ライホイール13が回転しているので、Y軸方向
の場合と同様に、安定台10は水平に保たれる。
更に、本発明では、船等の旋回の場合の影響を
無くすため、安定台10は支柱12回り(Z軸回
り)にバランスを取つてある。また、船等の旋回
がフライホイール13,14に影響を与えない様
に、Z軸回りにバランスさせたフライホイールモ
ータ等を有するモータ取付台15は、前述の如く
安定台10の回りを自由に回転出来る様にしてあ
る。
又、フライホイール13,14とフライホイー
ルモータ13A,14Aは、軸15Ac,15Bc
の回りに自由度を持ち、同軸の回りはバランスを
取つてあるが、センタスプリング19,20を上
述の如く設け、フライホイール13,14の回転
軸13B,14Bの向きを上向(Z軸方向)にな
したので、フライホイール13,14を回し初め
の時に、フライホイール13,14の回転軸13
B,14Bは上向になる。
尚、2組のフライホイールモータ13A,14
Aの軸15Ac,15Bcは、X軸,Y軸方向より
の加速度の影響を防ぐため、前述の如く互に直交
する様にしてある。
安定台10に対して、モータ取付台15が第1
図よりθ回動し、第3図に示す位置に来た場合で
も、第1図の例で発生する様なトルクTのベクト
ルは第3図の様にT1,T2に分解されるので、一
方のトルクT1はフライホイール14の反作用で、
他方のトルクT2はフライホイール13の反作用
で打消しあうので、安定台10は、やはり水平を
保つ。尚、上述した本発明の例に於ては、フライ
ホイールモータ13A,14Aは支持部10Eに
対して180゜離れているが、両者の軸15Ac,1
5Bcが相互に直交していれば、両者を180゜以外、
例えば90゜、或はそれ以下に近接配置してもよい。
しかし、この場合、回動部を回転軸、即ち支持部
10Eのまわりにバランスさせるため、モータ取
付台15に、支持部10Eに関して、フライホイ
ールモータ13A,14A等に対向する位置に、
バランスウエイトを設ける必要がある。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、本発明による水平安
定装置は、主として2組のフライホイールとフラ
イホイールモータとで構成されているので、部品
点数が少なく、安価で、故障が少ない。従来の例
では、傾斜計の出力を時定数の大きいフイルタを
通してドリフト補正をしているので、水平になる
まで時間が掛かるが、本例ではその時間は必要で
ないのですぐ使用できる。更に、フライホイール
の回転軸が常に上向きであるので、起動が容易で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図A及びBは本発明の一例の縦断面及び上
面図、第2図は第1図Aの一部の拡大図、第3図
はその動作説明用の上面図、第4図は従来例の略
線図である。 図に於て、10は安定台、11はジンバル機
構、12は支柱、13,14はフライホイール、
13A,14Aはフライホイールモータ、15は
モータ取付台、19,20はセンタスプリングを
夫々示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 支柱にジンバル機構を介して2軸の自由度を
    持つて支持されている安定台と、該安定台に支柱
    を中心に円周上に配置されたヤジロベと同様の機
    能を与えるウエイトと、上記安定台に対して支柱
    を中心に回動自在に支持されたモータ取付台とモ
    ータ取付台に支柱を中心とし対称に取付けられ、
    支柱に対して直交する水平面に於いて互に直交す
    る軸のまわりに振れ得るように支持されたフライ
    ホイールモータにより夫々回転される一対のフラ
    イホイールと、上記フライホイールモータの振れ
    得る軸と支持部との間に夫々架長されたスプリン
    グとより成ることを特徴とする水平安定装置。
JP13535286A 1986-06-11 1986-06-11 水平安定装置 Granted JPS62291204A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13535286A JPS62291204A (ja) 1986-06-11 1986-06-11 水平安定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13535286A JPS62291204A (ja) 1986-06-11 1986-06-11 水平安定装置

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Publication Number Publication Date
JPS62291204A JPS62291204A (ja) 1987-12-18
JPH0335843B2 true JPH0335843B2 (ja) 1991-05-29

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JP13535286A Granted JPS62291204A (ja) 1986-06-11 1986-06-11 水平安定装置

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JPS62291204A (ja) 1987-12-18

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