JPS6148085B2 - - Google Patents

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JPS6148085B2
JPS6148085B2 JP56027796A JP2779681A JPS6148085B2 JP S6148085 B2 JPS6148085 B2 JP S6148085B2 JP 56027796 A JP56027796 A JP 56027796A JP 2779681 A JP2779681 A JP 2779681A JP S6148085 B2 JPS6148085 B2 JP S6148085B2
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JP
Japan
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gyro
center
container
gyroscope
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JP56027796A
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JPS57142512A (en
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Takeshi Hojo
Shinichi Kawada
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Tokyo Keiki Inc
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Tokyo Keiki Co Ltd
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Publication date
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Priority to US06/350,254 priority patent/US4471665A/en
Priority to GB8205304A priority patent/GB2094975B/en
Publication of JPS57142512A publication Critical patent/JPS57142512A/ja
Publication of JPS6148085B2 publication Critical patent/JPS6148085B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/02Rotary gyroscopes
    • G01C19/34Rotary gyroscopes for indicating a direction in the horizontal plane, e.g. directional gyroscopes
    • G01C19/38Rotary gyroscopes for indicating a direction in the horizontal plane, e.g. directional gyroscopes with north-seeking action by other than magnetic means, e.g. gyrocompasses using earth's rotation
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/02Rotary gyroscopes
    • G01C19/04Details
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/12Gyroscopes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/12Gyroscopes
    • Y10T74/1289Horizontal gyroscopes

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Gyroscopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は同一発明者による日本特許第885730号
の改良に関するもので、特にジヤイロコンパス製
造時における(振揺)調整時間の短縮に寄与し得
るジヤイロ装置に関するものである。
本発明の詳細な説明に立入る前に、上述の日本
特許を第1乃至第9図を参照して説明する。
第1図に於て、1はその内部に高速にて回転す
るジヤイロロータを内蔵するジヤイロケースで、
之を液密構造となす。2はジヤイロケース1を包
囲するタンクの如き容器、3はジヤイロケース1
を支持する懸吊線で、その上端をタンク2に、下
端をジヤイロケース1に夫々固定する。4N,4
S及び5N,5Sは夫々無接触変位検出装置6の
1次側及び2次側で、1次側4N,4Sは例えば
ジヤイロケース1の表面で、ジヤイロのスピン軸
の延長との交点即ちジヤイロの北及び南側に夫々
取付ける。一方、2次側5N,5Sをタンク2の
1次側4N,4Sの対応する位置に取付ける。7
は高粘性のダンピングオイルの如き液体で、之を
タンク2内に充填する。タンク2の赤道上スピン
軸と直交する位置(東西)に、一対の水平軸8,
8′の一端を取付け、それ等の他端を水平環12
の対応する位置に設けた軸受13,13′に回動
的に嵌合する。10は水平追従用サーボモータ
で、之を水平環12に取付ける。一方の水平軸8
に水平歯車9を取付け、之をサーボモータ10の
回転軸に取付けた水平ピニオン11と噛合せしめ
る。水平環12の前記水平軸々受13,13′と
直交する位置に、ジンバル軸14,14′を夫々
取付け、之等を追従環16の対応する位置に取付
けジンバル軸々受15,15′に夫々回動的に嵌
合する。追従環16の上下に、追従軸17,1
7′を取付け、之等の遊端部を盤器24の対応さ
せる位置に設けた追従軸受25,25′に回動的
に嵌合する。方位歯車21を一方の追従軸17に
取付ける。19は盤器24に取付けた方位追従サ
ーボモータ、20はその回転軸に取付けた方位ピ
ニオンで、之は方位歯車21と噛合する。22は
コンパスカードで、之を追従軸17′に取付け
る。23は盤器24の上面に於てコンパスカード
22と対応する如く取付けた基線板で、その中央
部に引かれた基線26と、コンパスカード22と
により、本器の装備された航行体の針路を読み取
る。尚、第1図に於て、符号27が本発明の要部
である皿状部材で、その詳細は後述する。
次に、上述の無接触変位検出装置6の一具体例
を、第2図及び第3図を参照して説明する。第2
図はN(北)側の一組をとり出したものである。
同図に示す如く、1次側4Nを1個の1次側コイ
ルとなし、その巻き線は、ジヤイロのスピン軸に
直交する平面内にあり、通常ジヤイロ電源PSと
共用の交流で励磁され、破線矢印a1,a1にて示す
交番磁場を作る。2次側5Nも同じく4個の矩形
コイル5NW,5NE,5NU,5NLより構成し、
一対のコイル5NW,5NEを横方向に並列に配
置し、他方の対のコイル5NL,5NUを上下方向
に並べる。コイル対5NW,5NEの巻き始め及
びコイル対5NU,5NLの巻き始めを互に接続す
る。今、1次側コイル4N、即ちジヤイロケース
1が2次側コイル5N、即ちタンク2の中心に位
置している場合を考えると、各4個の各2次側コ
イル5NW,5NE,5NU,5NL中を1次コイル
4Nによる磁束が貫通するので、これに対応して
電圧が4個の各コイルに誘起されるが、各2次コ
イル中の磁束変化は略々同一であり、更に各コイ
ル対は上述の如く差動的に接続せられているの
で、その出力端子2−1及び2−2には、電圧は
何等発生しない。ここで、例えば1次コイル4N
が東方に(同図E)に偏倚した場合を考えると、
コイル5NEを貫通する磁束は増加し、コイル5
NWを貫通する磁束は減少するので、出力端子2
−1には電圧が生ずるが、端子2−2には出力は
ない。一方、1次コイル4Nが西方に(同図W)
を偏倚した場合には、前と逆に、コイル5NWの
誘起電圧が増加し、コイル5NEの誘起電圧が減
少し、東偏した場合とは逆位相の電圧が端子2−
1に発生する。この場合、コイル5NU,5NLは
上下方向に配置されているので、その出力端子2
−2には何等電圧の発生がないのは、上述と同様
である。一方、1次側コイル4Nの上下方向変位
に対しては、横方向に配置されたコイル5NW,
5NEには何等電圧は発生しないが、上下方向に
配置されたコイル5NL,5NUに電圧が発生する
ので、その端子2−2に出力電圧が発生する。即
ち、第2図の構造によつて、ジヤイロケース1の
N端のタンク2に対する東西方向及び上下方向の
変位を検出する事が出来る。
第3図は東西方向の検出装置のみを示したもの
で、ジヤイロケース1を上部より見た配置図であ
る。即ち、S側の変位検出装置を1次側コイル4
S及び2次側コイル5SE,5SWより構成し、ジ
ヤイロケース1が東方に偏倚した時に、コイル5
SEを通る磁束が増加し、コイル5SWの磁界は減
少して、端子3−1に電圧が誘起され、この電圧
の位相はコイル5NW,5NEの端子2−1の発
生電圧のそれと等しくされている。又、第3図に
示す様にコイル5SE,5SW及びコイル5NE,
5NWが更に差動的に結線されているが為に、ジ
ヤイロケース1の東西方向変位に対しては、端子
3−2には全く発生電圧がない代りに、ジヤイロ
ケース1が垂直軸線O(図面に垂直)のまわりに
角変位を生ずると、端子3−2にはその回転方向
に応じ、位相の180゜反転した出力電圧が発生す
る。この出力電圧は、サーボ増巾器30を介し
(又は介さなくてもよい)方位サーボモータ19
の制御巻線に加えられる。サーボモータ19の回
転は方位ピニオン20、方位歯車21、追従環1
6及び水平環12を介して、タンク2に伝達さ
れ、このタンク2は上記垂直軸のまわりの角変位
がゼロとなる様に制御される。即ち、ジヤイロケ
ース1が如何なる方位をとろうとも、このサーボ
系によつて懸吊線3には捩りが全く生せず、これ
により、ジヤイロには垂直軸に関しては如何なる
外乱トルクも印加されることはない。尚第3図に
於て、3−3は誤差修正用信号発生装置で、船舶
の速度或は緯度に対応した電圧を発生し方位追従
系の追従をずらして懸吊線3を捩り、ジヤイロの
垂直軸のまわりにトルクを加えて誤差修正を行
う。
第4図は水平追従系を示したもので、2次側5
N及び5Sのコイル5NU,5NL及び5SU,5
SLが、前述と同様差動的に結線されており、こ
れが為に、コイル5NU,5NLの端子4−1に
は、ジヤイロケース1のタンク2に対する上下方
向並進移動に対しては出力電圧は発生しないが、
水平軸のまわりの角運動に対しては、端子4−1
に電圧が発生し、これはサーボ増巾器31を介し
(又は介さずに)水平追従サーボモータ10の制
御巻線に加えられる。水平追従サーボモータ10
の回転は、水平ピニオン11及び水平歯車9を介
してタンク2を回転し、タンク2の上記角変位を
ゼロとならしめる。
第5図はタンク2以内を略線的に示したもの
で、ジヤイロケース1内のジヤイロのスピン軸の
延長の指北端A側(ジヤイロケース1上にある)
が、水平面H−H′に対して角θだけ上昇してい
る場合である。こゝで、ジヤイロケース1の重心
O1、懸吊線3とジヤイロケース1との結合点を
Q、懸吊線3とタンク2との結合点をP、タンク
2の中心をO2とし、ジヤイロケース1内のロー
タのスピー軸が水平(θ=O)の時、O1とO2
一致しているものとする。又、Aを指北端、Bを
Aと180゜ずれたジヤイロケース1上の点とし、
A′,B′をA,Bに対応するタンク2の点とす
る。扨て、懸吊線3は、実際には剛性がある為
に、同図点線の如き撓み曲線を呈するので、タン
ク2に対するジヤイロケース1の軸方向移動量ξ
(O2〜O1)は極くわずか減少する筈であるが、実
用的な設計ではこの影響が極めて小さく、ここで
は一応懸吊線3は完全に可撓性のものとして説明
を進める。前述の如くサーボ系の作用で、タンク
2上の点A′,B′と、ジヤイロケース1上の点
A,Bとは、常に直線上にある如くなされている
ので、タンク2もジヤイロケース1と同様θだけ
水平面H−H′に対して傾斜する。今、外部の加
速度がないものとすれば、ジヤイロケース1のス
ピン軸方向には下等外力が作用してないので、懸
吊線3は鉛直線に一致する。懸吊線3の張力をT
とし、ジヤイロケース1のダンパー液7による浮
力を除いた残留重量をmgとすれば、懸吊線3の
張力Tが点O1のまわりに M=Tr sinθ=mg r sinθ なるモーメントMを作り、これがジヤイロのトル
クとして、その水平軸(O1を通つて紙面に直
角)のまわりに加わることになる。尚ここでrは
同図に示す如くジヤイロケース1の重心O1と懸
吊線3とジヤイロケース1との結合点Qとの間の
距離である。即ち、この方法によつても、スピン
軸の水平面に対する傾斜に比例したトルクをジヤ
イロの水平軸のまわりに加えることが出来るが故
に、距離r、残留質量mg及びジヤイロの角運動
量を選定して、その指北運動の周期を数十分内至
百数十分とすることで、ジヤイロコンパスを得る
ことが出来る。実際は、懸吊線3の曲げ剛性の為
に、上記rがO1,Q間の実寸法よりごくわずか
長くなつたことと等価になる。又、ジヤイロコン
パスの指北装置は、同時に船体等のローリング及
びピツチング等の周期的な水平加速度に対して動
揺誤差の生じないこと、即ち、所謂充分なるハイ
カツト特性(Low pass特性)を備えていなけれ
ばならぬ。
第6図は静定状態にあるジヤイロに、水平加速
度αHが作用した場合を西側より見た図で、ジヤ
イロケース1内のジヤイロのスピン軸々線A−B
が、水平面HH′及び子午線SNに略略一致してい
るものとする。水平加速度αHは、船体動揺等に
よるもので、その大きさ及び方向が時間に関して
正弦波的に変化するものとし、その南北及び東西
成分を夫々第7図に示す如くαN,αEとする。
第6図に於て、水平加速度αHが極めて長周期で
変化する場合を考える。ジヤイロケース1は、南
北加速度αNに忠実に追従し、懸吊線3が鉛直線
V−V′となす角度σが水平加速度αHと重力加
速度gの作る角度Ψに常に一致する様にタンク2
内で正弦運動を行う。この場合も、前述の如く、
懸吊線3の張力Tは、ジヤイロの水平軸(O1
通つて紙面に垂直)のまわりに M=Tr sinσ≒Tr sinΨ≒mg rαN/g=mr αN なるトルクMが加わる。これはαNが時間に関し
て周期的に変位するのみであるから、このままで
は、何らジヤイロの誤差要因とはならない。
第8図は水平加速度αHをうけているジヤイロ
を、南側より見たもので、タンク2は第1図にて
示した様にジンバル軸14,14′のまわりに下
の重い物理振子構造となつている。又、この振子
系の周期は通常1〜2秒で、船体動揺周期に比し
て充分短いので、懸吊線3もタンク2も同じ様
に、東西加速度αEと、重力加速度gとの合成方
向に、一致して周期的に揺動運動を行うことにな
り、結果として水平軸W′−E′も同じ様に傾斜運
動を繰り返す。即ち、αHが第7図NE象限の時
には、第9図に示すM1なるトルクがジヤイロに
作用し、WS象限の時にM2なるトルクがジヤイロ
に作用する。故に、一周期でMrなる垂直軸のま
わりのトルクが残ることになり、ジヤイロに誤差
を生ぜしめる(動揺誤差)。
所で、実際の動揺加速度の周期は、現在の殆ん
どの船舶で数秒乃至20秒程度であり、ジヤイロケ
ース1と、懸吊線3とが前述の如くN−S方向に
対して一つの単振子を構成しているので、少くと
もこの振子系の自由周期より早い周期の水平加速
度に対しては、ジヤイロケース1は応答出来ない
ことと、更に重要な事はダンピングオイル7のジ
ヤイロケース1に対する粘性抵抗によつて、タン
ク2に対するジヤイロケース1のN−S方向の運
動が極端に制限されている点である。こゝで、粘
性力のジヤイロケース1に対する作用中心は、重
心O1に一致せしめるものとする。これが為に、
通常起り得る船体動揺による周期的水平加速度α
Nに対しては、ジヤイロケース1とタンク2とは
殆んど一体として(即ち、O2とO1が一致して)
運動しており、第6図に於ける角σは殆んどゼロ
であり、これが為に、懸吊線張力Tは水平軸O1
のまわりにモーメントをつくらず、結果として、
いわゆる動揺誤差の生ずることがない。ここで、
ダンピングオイル7による粘性は、ジヤイロコン
パスの指北周期(例えば約84分)等の長い周期速
度に対しては、殆んど影響しない様に選定するこ
とが可能であり、その指北運動には何ら支障をき
たしてはいない。
所で、これまでの説明では、加速度をうけてい
る時のジヤイロケース1の重心10と、ダンピン
グオイル7による粘性力中心O′とは略々一致し
ているものとして取扱つてきたが、詳細にみる
と、これ等は一致しているとは限らない。今、加
速運動中のジヤイロケース1に作用する力の関係
を、第10図に示す。この時、水平加速度をαと
すれば、ジヤイロケース1の重心Oには、右向き
にmαなる慣性力が作用する。この慣性力は、ダ
ンピングオイル7に加わつて、タンク2とジヤイ
ロケース1との上下の間隙のダンピングオイル7
中に、V1及びV2の流れを引き起し、これ等の流
れによる粘性力Fが、粘性力中心O′に作用し、
上記慣性力mαとつり合うことになる。
上述した上下の間隙が完全に等しく、ジヤイロ
ケース1の外周や、タンク2の内周が正しい球面
で、且つ重心Oがジヤイロケース1の中心に正し
く一致していれば、粘性力中心O′と重心Oとは
一致し、何等悪影響を及ぼすことはないが、実際
には上述した上下の間隙も等しいことはあり得
ず、ジヤイロケース1の外周やタンク2の円周も
正しい球ではない為、一般に、第10図に示す如
く、ジヤイロケース1の重心Oと高粘性のダンピ
ングオイル7によりジヤイロケース1に作力する
粘性力中心O′とはεだけ離れているのが普通で
ある。第7図のように、水平加速度αが真北Nか
ら角βの方向に作用した場合、第8図の如く、タ
ンク2は南北軸のまわりにφなる角変位を受け、
同時に、重心Oと粘性力中心O′との不一致量と
に起因するトルクmεrがジヤイロケース1の東
西軸のまわりに作用する為、第9図に示したと同
様のメカニズムにより、トルクの整流作用が生
じ、上述した日本特許のジヤイロ装置に特有な重
心と粘性力中心との不一致に起因する動揺誤差が
もたらされることになり、試験調整時(交番水平
加速度を加えて動揺誤差をゼロにする調整を振動
調整試験と称している。)。重心と粘性力中心とを
完全に一致させることが、実用上必須となる。
この誤差は、上述の通り、重心と粘性力中心と
が上下方向に離れていることが原因であり、例え
ば (i) ジヤイロケース1の上下にウエイトをとりつ
け、その重心Oを粘性力中心O′に合わせる方
法、 (ii) ジヤイロケース1の比重と等しいフインをジ
ヤイロケース1の上下につけて粘性力中心
O′をジヤイロケース1の重心Oに合わせる方
法、 (iii) 懸吊線3の長さを調整して、タンク2に対す
るジヤイロケース1の上下位置を調整し、上述
した上下の間隙を変えることにより、粘性力中
心O′をジヤイロケース1の重心Oに合せる方
法、 等、各種の方法が考えられる。
上述した(i)及び(ii)の方法は、調整の度に高粘性
のダンピングオイル7の中から、ジヤイロケース
1をとり出す必要があり、実用的ではない。(iii)の
方法は上記の欠点はない代りに、懸吊線3の長さ
を捩れを与えずに変化させると云う困難があり、
又、上下位置をかえることで、変位検出装置のゼ
ロ位置誤差等が生じ、この方法も、又、実用的で
はない。
従つて、本発明は、簡単にジヤイロケースの重
心と、粘性力中心とを一致させることができる、
新規なジヤイロ装置を提供せんとするものであ
る。
以下、本発明の一例を、その主要部のみを示す
第11図を参照して説明する。尚、第11図に於
て、第1図と対応する符号は、互に同一素子を示
すものとする。
第11図に示す本発明の例では、タンク2を上
部容器2−1と下部容器2−2とより構成する。
下部容器2−2は、下方中央部に筒状凸部2−3
を有し、この筒状凸部2−3は、開孔2−4,2
−5及びキー状凸部2−6を有する。上述した皿
状部材27は、皿部27−1、ボス27−2、キ
ー溝27−3及びネジ部27−4を有し、それ等
が、上記下部容器2−2の開孔2−4、キー状凸
部2−6等にそれぞれ嵌合する。
又、第11図に於て、28はネジ部材であり、
そのジヤーナル部28−1において、下部容器2
−2の開孔2−5に回動的に嵌合すると同時に、
ネジ部材28のネジ部28−2は、上記皿状部材
27のネジ部27−4にネジ込まれる。
上述した本発明のジヤイロ装置によれば、振揺
調整試験に際しては、振揺試験機によつて加えら
れた交番水平加速度によつて生じた方位誤差(振
揺誤差)に対応して、ネジ部材28を回転させ、
皿状部材27を上下させ、これとジヤイロケース
1との間に形成される間隙を変化させることによ
り、ダンピングオイル7のジヤイロケース1の上
下の間隙における流れを変化させ、粘性力中心
O′をジヤイロケース1の重心Oに合せることが
容易にできる。
尚、第11図に示す本発明の例の各種支持装置
等は、第1図に示す例と全く同様である。
ジヤイロコンパスにおける振揺調整試験は、コ
ンパス起動、静定、振揺、調整からなる一連の手
順を、何回か繰り返すことにより、徐々に正しい
調整量に追い込んでいくという、熟練と時間とを
要する作業であるが、本発明のジヤイロ装置によ
れば、例えばダンピングオイル7の中から、ジヤ
イロケース1をとり出してウエイト等を付け代え
る操作が全く不要となり、又、タンク2は、サー
ボ系により保持されている為、システムを運転し
た状態に於ても、皿状部材の上下、即ち振揺調整
操作が可能の為、調整時間の大巾な短縮化が図ら
れ、トータルコストの低減に大きく寄与するもの
である。
尚、第11図に示す本発明例では、皿部27−
1の形状は、球穀状であるが、これに限定する必
要はなく、要は、ジヤイロケース1と下部容器2
−2との間に間隙を変化せしめ得るものならば、
どの様な形状でもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用されるジヤイロ装置の一
例の一部を切り取つた略線図、第2図はその検出
装置の一例の略線図、第3及び第4図はその追従
系の略線図、第5及び第6図はその原理の説明に
供する説明図、第7は動揺加速度の説明に供する
線図、第8及び第9図は動揺誤差の説明に供する
説明図、第10図はダンピングオイルによりジヤ
イロケースに働く粘性力中心とジヤイロケースの
重心との関係を説明するに供する略線図、第11
図は本発明の一例の重要部を主として示す一部断
面図である。 図に於て、1はジヤイロケース、2は容器、3
は懸吊線、7はダンピングオイル、2−1は上部
容器、2−2は下部容器、2−3は筒状凸部、2
−4及び2−5は開孔、2−6はキー状凸部、2
7は皿状部材、27−1は皿部、27−2はボ
ス、27−3はキー溝、27−4はネジ部、28
はネジ部材、28−1はジヤーナル部、28−2
はネジ部を夫々示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 スピン軸を略々水平にしたジヤイロを内蔵せ
    るジヤイロケースと、該ジヤイロケースを包囲す
    ると共にその内部に液体を収納する容器と、上記
    ジヤイロケースを上記容器内に支持する第1の支
    持装置と、上記容器を3軸の自由度を有するよう
    に支持する第2の支持装置と、上記容器を重力線
    のまわりに上記ジヤイロケースに追従せしめる垂
    直追従装置とより成るジヤイロ装置において、上
    記容器と上記ジヤイロケースの下部との間に、皿
    部と該皿部の下方中央に取付けられ、且つ中心部
    にネジ部を有するボスとよりなる皿状部材を配置
    すると共に、上記容器の下部に上記皿状部材のボ
    スが嵌合する筒状凸部を設けると共に、該筒状凸
    部の中央に設けた開孔に軸承され且つ上記皿状部
    材のネジ部に螺合するネジ部材を設け、上記ネジ
    部材を回転調整して上記容器に対して上記皿状部
    材を上下方向に移動させることにより、上記ジヤ
    イロケースの重心と上記液体により上記ジヤイロ
    ケースに働く粘性力中心とを一致させるようにな
    したことを特徴とするジヤイロ装置。
JP56027796A 1981-02-27 1981-02-27 Gyro device Granted JPS57142512A (en)

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JP56027796A JPS57142512A (en) 1981-02-27 1981-02-27 Gyro device
US06/350,254 US4471665A (en) 1981-02-27 1982-02-19 Gyro apparatus
GB8205304A GB2094975B (en) 1981-02-27 1982-02-23 Gyroscopes

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JP56027796A JPS57142512A (en) 1981-02-27 1981-02-27 Gyro device

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JPS57142512A (en) 1982-09-03
GB2094975A (en) 1982-09-22
GB2094975B (en) 1985-04-24
US4471665A (en) 1984-09-18

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