JPH0335647Y2 - - Google Patents

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JPH0335647Y2
JPH0335647Y2 JP1983189143U JP18914383U JPH0335647Y2 JP H0335647 Y2 JPH0335647 Y2 JP H0335647Y2 JP 1983189143 U JP1983189143 U JP 1983189143U JP 18914383 U JP18914383 U JP 18914383U JP H0335647 Y2 JPH0335647 Y2 JP H0335647Y2
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JP
Japan
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overrider
vehicle
distance
bumper
bellows
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JP1983189143U
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JPS6096147U (ja
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  • Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車などの車両のバンパに取付ける
オーバーライダー装置に関する。
従来の技術 従来から車両のバンパにはオーバーライダーが
取付けられているものがあつたが、これらはバン
パ表面に固定された例えばブロツク状の硬質又は
剛性部材であり、バンパが壁面のような障害物に
直接当たつて表面が傷付いたり凹んだりするのを
防止するためのものである。
考案が解決しようとする課題 このようなオーバーライダーを備えたバンパで
は、車両が低速で障害物にぶつかるような軽衝突
時、オーバーライダーは硬質又は剛性部材で形成
されていて緩衝能力を有していないため、この衝
突による衝撃力はオーバーライダーを介してバン
パに直に伝えられてバンパを変形損傷させる問題
点がある。
本考案は、このような従来の問題点に鑑み、バ
ンパに設けられたオーバーライダーを緩衝能力を
有する構造とすると共に、車両と障害物との距離
が所定値以下に接近した場合にオーバーライダー
を自動的に働かせて、車両が低速で障害物に衝突
するような軽衝突時における衝撃力を吸収あるい
は緩和できるようにした車両のオーバーライダー
装置を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段 本考案は、バンパ前面の左右両側部に設けられ
前端部に厚肉硬質部を有する車両前後方向に伸縮
自在なベローズにより密閉された空気室を形成し
たオーバーライダーと、前記空気室に接続され同
空気室に空気を給排して上記オーバーライダーを
伸縮作動させる流体回路を有すると共に、車両の
前後方向端部に設けられ車両と前記端部前方にあ
る障害物との距離を超音波により測定する超音波
送受信ユニツトと、同超音波送受信ユニツトから
導出される距離信号を受け上記距離が所定以下の
とき上記流体回路へ作動信号を導出し上記空気室
に圧縮空気を供給して上記オーバーライダーを伸
長作動させると共にその状態に保持せしめる距離
センサコントロールユニツトを備えたことを特微
とするものである。
作 用 この本考案の構成によると、オーバーライダー
は通常は収縮した状態にある。そして、車両とそ
の前後にある障害物との距離を超音波利用による
距離センサにより検知し、その距離が所定値以下
に接近した場合、距離センサコントロールユニツ
トがバンパに設けれたオーバーライダーを車両の
前後方向に伸長作動させ、車両が低速で障害物に
衝突するような軽衝突時における衝撃力をオーバ
ーライダーの空気クツシヨン作用によつて吸収あ
るいは緩和する。
実施例 本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
本考案のオーバーライダー装置は自動車の前部
および後部バンパに設けられるが、第1図には後
部バンパに取付けた場合を示してある。オーバー
ライダー装置は、後部バンパ1前面の左右両側部
の2箇所に取付けられ通常は収縮しているが必要
時に伸長するオーバーライダー2,2、各オーバ
ーライダーの両側でバンパに取付けられた超音波
送信ユニツト3,3と受信ユニツト4,4、及び
車体に取付けられた距離センサコントロールユニ
ツト(バツクセンサコントロールユニツト)5を
備えている。そして、自動車の後退時に超音波に
よりその後方の障害物の距離を検知し、距離が所
定値以下に接近した場合距離センサコントロール
ユニツト5によりオーバーライダー2,2を突出
させ、障害物との衝突時の衝撃力を吸収あるいは
緩和することができる。
第2図および第3図には、バンパに取付けられ
る空気圧式自動可変オーバーライダー2が示され
ており、前端部に厚肉硬質部30を有する車両前
後方向に伸縮自在なベローズ31が基板33を介
してバンパフレーム8に取付けてあり、ベローズ
31の内部は密閉した空気室2を形成し、後述す
る流体回路によつてこの空気室32に圧縮空気を
給排することによりオーバーライダー2を第2図
に示すように突出したり、第3図の略図(弁回路
を省略してある。)に示すように収縮状態にした
りすることができる。ベローズには必要に応じて
収縮用のリターンスプリングを設ける。
通常はベローズ31は第3図に示すように収縮
した状態にある。超音波送受信ユニツト3,4に
より障害物の距離が所定値以下であることを検知
すると、距離センサコントロールユニツト5によ
つて空気圧縮ポンプP2の駆動モータMを作動す
ると同時にソレノイド三方弁15を作動し、圧縮
空気をソレノイド三方弁15の通路A、逆止弁1
6の管路17を経てベローズ31の空気室32内
に直ちに充填し、第2図に示すようにベローズ3
1を伸長させバンパの前方に突出させる。オーバ
ーライダー2が突出された状態、つまり、空気室
32に圧縮空気が充填されているときは、空気室
32内の圧縮空気は逆止弁16により排気が阻止
されているため、障害物がベローズ31の前端部
の厚肉硬質部30に衝突すると、同厚肉硬質部に
加わる衝撃力によりベローズ31が収縮変形を起
こし、この変形に伴う空気室32内の空気の圧縮
により得られる空気クツシヨン作用により、衝突
エネルギーをオーバーライダー2全体で吸収ある
いは緩和することとなる。
空気室32内の圧縮空気を排気してオーバーラ
イダー2を収縮した状態に戻すときは、コントロ
ールユニツト5によつてソレノイド三方弁15、
ソレノイド二方弁23を作動し、空気圧縮ポンプ
P2からの圧縮空気をソレノイド二方弁23の管
路24を経てパイロツト圧として逆止弁16に送
り、逆止弁16を開作動させれば、空気室32内
の空気は管路17、ソレノイド三方弁15の通路
B、管路25を経てポンプP2の空気取入側に戻
り、ベローズ31はそれ自身の弾性により収縮し
てオーバーライダー2は収縮した状態になる。
図面中符号26,27はソレノイド三方弁15
をコントロールユニツト5によつて作動するため
の電気回路、28はソレノイド三方弁23をコン
トロールユニツト5によつて作動するための電気
回路、29はポンプP2を駆動するモータMをコ
ントロールユニツト5によつて作動するための電
気回路をそれぞれ示す。
考案の効果 本考案は上記のような構成であるから、車両の
前後少なくとも一方の障害物との距離が所定値以
下になつたときに、距離センサコントロールユニ
ツトが作動してオーバーライダーを伸長させるの
で、車両が低速で障害物に衝突する軽衝突時にお
ける衝撃力をオーバーライダーの空気クツシヨン
作用により吸収しあるいは緩和することができ、
従来におけるバンパ表面の損傷を防ぐ作用に加
え、衝突エネルギーがバンパに伝えられバンパを
変形損傷させることを防止しあるいは抑制できる
効果がある。又、通常の衝突時においても、その
衝突エネルギーがオーバーライダーにより一部吸
収された後にバンパに伝えられて該バンパ全体で
吸収されるので、バンパで直に衝突エネルギーを
吸収する従来のものと比べ、車両の損傷防止の上
から有利となる効果がある。
また本考案では、オーバーライダーが伸長し突
出されているときには、空気室に圧縮空気が充填
された状態に保たれているので、衝突時に前端部
に設けられた厚肉硬質部で衝突物を受け止め、オ
ーバーライダー全体の変形に伴う空気室内の空気
の圧縮により得られる空気クツシヨン作用によ
り、衝撃力を吸収しあるいは緩和させる構造とな
つているため、衝突時の衝撃力がオーバーライダ
ーの前面中心に加わつたときは言うまでもなく、
この前面の中心からずれた部位に衝撃力が加わつ
たとしても、オーバーライダーは厚肉硬質部で衝
突物を受け止めて変形を起こし、この変形に伴う
空気クツシヨン作用によつて衝撃力をオーバーラ
イダー全体で吸収しあるいは緩和することができ
る。つまり、車両が衝突する障害物の衝突面は常
に壁面のような平面とは限らず、凹凸面や突起物
のある場合もあり、これらの障害物に衝突したと
きにも、本考案のオーバーライダー装置は有効に
衝突エネルギーを緩和できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は本考案
のオーバーライダーを取付けた自動車の後部の斜
視図、第2図は空気圧式オーバーライダーのベロ
ーズが伸長した状態を示す流体回路図、第3図は
第2図のベローズが収縮した状態を示す弁回路を
省略した部分的断面図である。 1……バンパ、2……オーバーライダー、3…
…超音波送信ユニツト、4……超音波受信ユニツ
ト、5……距離センサコントロールユニツト、8
……バンパフレーム、15……ソレノイド三方
弁、16……逆止弁、23……ソレノイド二方
弁、30……厚肉硬質部、31……ベローズ、3
2……空気室、33……基板、M……駆動モー
タ、P2……空気圧縮ポンプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バンパ前面の左右両側部に設けられ前端部に厚
    肉硬質部を有する車両前後方向に伸縮自在なベロ
    ーズにより密閉された空気室を形成したオーバー
    ライダーと、前記空気室に接続され同空気室に空
    気を給排して上記オーバーライダーを伸縮作動さ
    せる流体回路を有すると共に、車両の前後方向端
    部に設けられ車両と前記端部前方にある障害物と
    の距離を超音波により測定する超音波送受信ユニ
    ツトと、同超音波送受信ユニツトから導出される
    距離信号を受け上記距離が所定以下のとき上記流
    体回路へ作動信号を導出し上記空気室に圧縮空気
    を供給して上記オーバーライダーを伸長作動させ
    ると共にその状態に保持せしめる距離センサコン
    トロールユニツトを備えたことを特微とする車両
    の自動可変オーバーライダー装置。
JP18914383U 1983-12-09 1983-12-09 車両の自動可変オ−バ−ライダ−装置 Granted JPS6096147U (ja)

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JP18914383U JPS6096147U (ja) 1983-12-09 1983-12-09 車両の自動可変オ−バ−ライダ−装置

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JP18914383U JPS6096147U (ja) 1983-12-09 1983-12-09 車両の自動可変オ−バ−ライダ−装置

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Publication Number Publication Date
JPS6096147U JPS6096147U (ja) 1985-07-01
JPH0335647Y2 true JPH0335647Y2 (ja) 1991-07-29

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JP18914383U Granted JPS6096147U (ja) 1983-12-09 1983-12-09 車両の自動可変オ−バ−ライダ−装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5132173U (ja) * 1974-08-31 1976-03-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5132173U (ja) * 1974-08-31 1976-03-09

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JPS6096147U (ja) 1985-07-01

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