JP2003154908A - 車両のバンパー装置 - Google Patents

車両のバンパー装置

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JP2003154908A
JP2003154908A JP2001352063A JP2001352063A JP2003154908A JP 2003154908 A JP2003154908 A JP 2003154908A JP 2001352063 A JP2001352063 A JP 2001352063A JP 2001352063 A JP2001352063 A JP 2001352063A JP 2003154908 A JP2003154908 A JP 2003154908A
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damping force
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Ryozo Yoshizawa
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 車両のバンパー装置10は、バンパービ
ーム15と、可変ダンパ14と、衝突物を検知する衝突
物検知手段11と、制御手段13と、を備える。バンパ
ービーム15は、車幅方向中央に設ける中央バンパー体
24と、車幅方向左部に設ける左バンパー体25と、同
右部に設ける右バンパー体26と、からなり、可変ダン
パ14は、中央ダンパ手段21,21と、左部ダンパ手
段22と、右部ダンパ手段23と、からなり、制御手段
13は、衝突物および衝突物がバンパービームに衝突す
る際の衝突形態に応じて、中央ダンパ手段、左部ダンパ
手段および右部ダンパ手段の減衰力をそれぞれ変化させ
る。 【効果】 対車両衝突時に衝撃吸収を行うことができ、
対歩行者に対する安全性に対応することができ、軽衝突
時における車両の修理費用を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は衝撃吸収能力を条件
に応じて変える車両のバンパー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】衝撃吸収能力を条件に応じて変える車両
のバンパー装置には、例えば、特開平10−2034
10号公報「自動車の衝撃吸収車体構造」、特開平1
1−291845号公報「車両用可動バンパー装置」、
特開平10−281209号公報「衝撃緩和バンパ構
造」および特開2000−25540号公報「車両用
前部構造」に示されたものがある。
【0003】上記の構造は、同公報の図2によれば、
フロントクロスメンバ13(符号は公報記載のものを使
用した。以下同様。)とフロントバンパー4との間に設
けた伸縮機構(スクリューロッド20、アーム部材26
i,26o、他)で車速の増加に応じてフロントバンパ
ー4を前方へ移動させ、車体前部の潰れ代を拡大し、衝
突時の衝撃吸収能力を増加させる。
【0004】上記の装置は、同公報の図1によれば、
距離検出手段4のデータと走行状態検出手段5のデータ
に基づいて衝突予測手段6aがロック機構3を解除する
と、バンパー本体2(図4参照)が車体前方へ衝突前に
突出する。従って、バンパー本体2とコイルばね10に
よって衝突時の衝撃を緩和することができる。
【0005】上記のバンパ構造は、同公報の図1によ
れば、バンパ10と車体11との間に衝撃吸収ダンパー
12を設け、この衝撃吸収ダンパー12の減衰力を制御
回路82で調整する。制御回路82は、前方監視カメラ
88の信号に基づいて、前方の対象物が交通弱者である
か、交通強者であるかの判断を行い、交通弱者の場合に
は、減衰力を低下させ、逆の場合には、減衰力を増加さ
せる。
【0006】上記の前部構造は、同公報の図2によれ
ば、車両のサイドフレーム3に支持材5、アクチュエー
タ6を取付け、このアクチュエータ6をコントロールユ
ニット20(図6参照)の信号で伸長させ、バンパーア
ウター11の内面にバンパーインナ12を嵌合して一体
化し、バンパー2の剛性を高める。すなわち、バンパー
インナ12を嵌合して他の車両の衝突に対して衝突性能
を発揮し、一方、アクチュエータ6を作動させずに、バ
ンパーアウター11のみとすることで、バンパー2の剛
性を低下させて歩行者に対する保護性能を発揮する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の衝撃吸収車体
構造では、衝突物が例えば歩行者の場合、歩行者が受け
る衝撃は大きくなりやすい。
【0008】上記の装置では、対自動車を考慮してバ
ンパー本体2とコイルばね10の特性値を設定すると、
特性値は大きくなりがちで、衝突物が例えば歩行者の場
合、歩行者の受ける衝撃力は大きくなりやすい。逆に、
歩行者を考慮してバンパー本体2とコイルばね10の特
性値を小さく設定すると、対自動車との衝突の際に、乗
員の安全性が低下する。
【0009】上記のバンパ構造では、交通弱者(例え
ば、人)に対応して減衰力を低下させたつもりが、実は
減衰力が低すぎたということも考えられる。例えば、前
方の交通弱者が交通強者に近い(例えば、電柱や柵)場
合、車体の損傷度合が大きくなることがあり、補修費が
嵩む。
【0010】上記の前部構造では、交通弱者(例え
ば、人)に対応してバンパーアウター11の特性値を決
定すると、交通弱者に近似する例えば、電柱の場合、バ
ンパーアウター11の潰れ量が大きく、車体の損傷度合
が大きくなることがあり、補修費が嵩む。
【0011】そこで、本発明の目的は、対車両衝突時に
衝撃吸収を行い、対歩行者に対する安全性に対応し、軽
衝突時における車両の修理費用を低減する車両のバンパ
ー装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1では、長尺状のバンパービームと、このバン
パービームと車体との間に設けた減衰力の調整可能な可
変ダンパと、衝突物を検知する衝突物検知手段と、この
衝突物検知手段からの情報に基づいて可変ダンパの減衰
力を変化させる制御手段と、を備える車両のバンパー装
置において、バンパービームは、長手方向に分割可能な
複数のバンパー体で構成するとともに、これらのバンパ
ー体の車外側の表面を覆うバンパーカバーを有し、可変
ダンパは、車幅方向に分離配置した複数のダンパ手段で
構成し、制御手段は、衝突物検知手段からの情報に基づ
いて判断される衝突物および衝突物がバンパービームに
衝突する際の衝突形態に応じて、複数のダンパ手段の減
衰力をそれぞれ変化させることを特徴とする。
【0013】複数のダンパ手段の減衰力の初期値を弱く
設定することで、対歩行者に対する安全性に対応する。
また、バンパービームは、長手方向に分割可能な複数の
バンパー体なので、衝突の際にはバンパービームが全体
的に変位することなく、歩行者衝突の衝撃が加わる部分
のバンパー体が主に変位する。従って、歩行者の受ける
衝撃力は小さくなる。
【0014】一方、所定の条件によって軽衝突であると
判断した場合には、複数のダンパ手段の内、衝撃が加わ
るダンパ手段の減衰力を強く設定し、他のダンパ手段の
減衰力を中程度に設定するので、衝撃が加わる部分の車
両の損傷は軽度になり、軽衝突時における車両の修理費
は少額となる。
【0015】所定の条件によって高速衝突であると判断
した場合には、複数のダンパ手段の全ての減衰力を強く
設定することで、高速衝突時の衝撃力を吸収しつつ、十
分な剛性を確保し、乗員の保護を図る。
【0016】所定の条件によってオフセット衝突である
と判断した場合には、オフセット側に位置して最初に衝
撃が加わるダンパ手段の減衰力を強に設定し、次に衝撃
が加わるダンパ手段の減衰力を中に設定することで、効
果的に衝撃を吸収し、車両の損傷を防止または損傷の程
度を軽度に抑えて、軽衝突時における車両の修理費の低
額化を図る。
【0017】請求項2では、バンパービームは、車幅方
向中央に設ける中央バンパー体と、車幅方向左部に設け
る左バンパー体と、同右部に設ける右バンパー体と、か
らなり、可変ダンパは、中央バンパー体ならびに車体間
に介在させた中央ダンパ手段と、左部バンパー体ならび
に車体間に介在させた左部ダンパ手段と、右部バンパー
体ならびに車体間に介在させた右部ダンパ手段と、から
なり、制御手段は、衝突物および衝突物がバンパービー
ムに衝突する際の衝突形態に応じて、中央ダンパ手段、
左部ダンパ手段および右部ダンパ手段の減衰力をそれぞ
れ変化させることを特徴とする。
【0018】バンパービームは分割した左右バンパー体
を有し、左右バンパー体におのおの左右部ダンパ手段を
接続する。そして、左右部ダンパ手段を車体の左右のサ
イドフレームに取付けて、衝撃を受け止めることができ
る。その結果、左右部ダンパ手段に中央ダンパ手段の減
衰力より大きな減衰力を有するものを用いて、衝突時に
十分な剛性を確保しつつ、衝撃力を吸収する。
【0019】請求項3では、バンパービームは、バンパ
ー体を車外側から囲うとともに、バンパー体を前後に移
動可能に保持する外側バンパー体を有し、外側バンパー
体と車体側との間に弾性手段を介在させたことを特徴と
する。衝突物が衝突する際に、最初に外側バンパー体に
当たり、その衝撃力を弾性手段で吸収する。従って、歩
行者が衝突した際の衝撃力を効果的に吸収することがで
きる。
【0020】請求項4では、バンパービームの変位量を
検知するバンパー変位検知手段を有し、制御手段は、バ
ンパー変位検知手段からの信号に基づいて、可変ダンパ
の減衰力を変化させることを特徴とする。衝突によって
バンパービームの変位量が所定値より大きく変位した場
合には、可変ダンパの減衰力を大きくして大きな衝撃力
に対応する。すなわち、大きな衝撃力のときは、例え
ば、電柱に衝突した場合であり、対歩行者用の減衰力か
ら対剛体用の減衰力へ変更することで、対歩行者に対す
る安全性に対応しつつ、電柱などの剛体に対して、乗員
の保護を図る。
【0021】請求項5は、高速衝突時に、バンパービー
ムを衝突物に向って突出させるバンパー突出手段を設け
たことを特徴とする。高速衝突に至る条件では、衝突直
前にバンパー突出手段が作動してバンパービームを衝突
物に向って突出する。その結果、突出したバンパービー
ムおよびバンパー突出手段によってクラッシャブルゾー
ンを大きく設定し、より乗員の保護を図る。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。「左」「右」は運転者から見た方向、
「前」は前進側、「後」はその逆側をいう。
【0023】図1は本発明に係るバンパー装置のブロッ
ク図であり、バンパー装置10は、車両前方の衝突物を
検知する衝突物検知手段11と、バンパーの変位量を検
知するバンパー変位検知手段12,12と、これらの情
報に基づいて所定の処理を行う制御手段13と、制御手
段13の信号に基づいて駆動する可変ダンパ14と、こ
の可変ダンパ14によって移動するバンパービーム15
と、で主な構成をなす。
【0024】可変ダンパ14は、中央ダンパ手段21,
21と、左部ダンパ手段22と、右部ダンパ手段23
と、からなる。後で詳述する。バンパービーム15は、
中央バンパー体24と、左バンパー体25と、右バンパ
ー体26と、で主な構成をなす。後で詳述する。
【0025】図2は本発明に係るバンパー装置を採用し
た車両の斜視図であり、車両27は、車体31と、この
車体31の前方に設けフード32、左右のフロントフェ
ンダ33,33、中央のフロントグリル34、バンパー
装置10と、を有する。Xは車幅方向、Eは車体31の
中心軸線を示す。
【0026】図3は本発明に係るバンパー装置の斜視図
であり、バンパー装置10の可変ダンパ14と、バンパ
ービーム15と、エンジンルーム側に配置した衝突物検
知手段11と、室内側に配置した制御手段13とを示
す。36は車体31の左サイドフレーム、37は右サイ
ドフレームを示す。
【0027】可変ダンパ14は、左右部ダンパ手段2
2,23のロッド22a,23aに移動部材38を一体
的に取付け、移動部材38に弾性手段41,41を取付
け、移動部材38の中央にバンパー突出手段42を設
け、中央に中央ダンパ手段21,21を配置し、これら
の中央ダンパ手段21,21のロッド21a,21aを
移動部材38の中央の孔に通したものである。左部ダン
パ手段22には、バンパー変位検知手段12を設け、右
部ダンパ手段23には、バンパー変位検知手段12を設
けた。
【0028】バンパービーム15は、車幅方向Xの中央
に設けた中央バンパー体24と、車幅方向Xの左部に設
けた左バンパー体25と、車幅方向Xの右部に設けた右
バンパー体26と、中央バンパー体24を嵌合するとと
もに、前後に移動可能に保持するための嵌合部43を形
成した外側バンパー体44と、外側バンパー体44の車
外側の表面44aならびに左右バンパー体25,26の
車外側の表面25a,26aを覆うバンパーカバー45
と、からなる。中央バンパー体24は、後部に連結部4
6,46を有し、この連結部46は、所定値以上の力が
作用した場合に破断するものである。
【0029】次にバンパー装置10の取付け要領の一例
を簡単に説明する。まず、左サイドフレーム36のフラ
ンジ部36aに左部ダンパ手段22を取付け、右サイド
フレーム37のフランジ部37aに右部ダンパ手段23
を取付る。続けて、左サイドフレーム36のヒンジ部3
6bに中央ダンパ手段21を揺動可能に連結し、右サイ
ドフレーム37のヒンジ部37bに中央ダンパ手段21
を揺動可能に連結する。その次に、中央ダンパ手段2
1,21に中央バンパー体24の連結部46,46を連
結する。
【0030】引き続き、中央バンパー体24に外側バン
パー体44を嵌合するとともに、外側バンパー体44に
弾性手段41,41を取付け、左部ダンパ手段22のロ
ッド22aに左バンパー体25を取付け、右部ダンパ手
段23のロッド23aに右バンパー体26を取付ける。
最後に、外側バンパー体44ならびに左右バンパー体2
5,26にバンパーカバー45を取付ける。また、中央
のフロントグリル34(図2参照)の内側に衝突物検知
手段11を配置する。
【0031】図4は本発明に係る車両のバンパー装置の
模式図である。衝突物検知手段11は、距離と映像を検
知する、例えば、レーダーや車載カメラであり、距離L
に位置する衝突物Jの衝突方向(矢印の方向)の 投
影面積Aおよび衝突物Jとの間の距離を計測する。
【0032】ここで、Vcは衝突物検知手段11の情報
および図に示していない車速計測器の情報に基づいて制
御手段13で算出する衝突物Jと車両27との相対速度
で、車両の衝突速度を示す。Caは左オフセット衝突、
Crは右オフセット衝突を示す。
【0033】中央ダンパ手段21は、減衰力の調整が可
能で、図に示していない、流体と、バブル機構を有し、
バブル機構でオリフィスを増減することで、減衰力は
「弱」、「中」、「強」の3段階に変わる。左右部ダン
パ手段22,23はともに、中央ダンパ手段21と同様
であり、減衰力が「弱」、「中」、「強」の3段階に変
わる。
【0034】なお、中央ダンパ手段21および左右部ダ
ンパ手段22,23の構成はバブル機構に限定するもの
ではなく、例えば、封入流体の粘性特性を電気的手段ま
たは磁気的手段で変化さ、減衰力を変える構成にしても
よい。
【0035】弾性手段41は、例えば、コイルばねであ
り、中央ダンパ手段21および左右部ダンパ手段22,
23の「弱」の特性より弱い「最弱」の特性に設定した
ものである。バンパー突出手段42は、例えば、エアバ
ック装置である。
【0036】バンパー変位検知手段12は、バンパービ
ーム15が所定の変位量に達したか否かを検知するもの
で、ロッド22a,23aの移動量を非接触で検知する
センサである。例えば、移動部材38が前進限Sfか
ら、ストロークSsだけ後退して所定位置Spに達した
時点で信号を出力する。例えば、バンパービーム15が
50mmストロークしたときの移動部材38の変位量を
Ssであるとしたとき、移動部材38がストロークSs
(変位量Ss)以上変位した場合、すなわち、バンパー
ビーム15が50mmストロークした場合、信号を出力
することで、衝突物は剛体であると判断する。
【0037】なお、バンパー変位検知手段12の構成は
任意であり、例えば、バンパービーム15の変位を直接
リミットスイッチで検知してもよい。また、非接触セン
サやリミットスイッチなどのセンサを用いずに、バンパ
ービーム15の変位する速度・加速度によって衝突物は
剛体であると判断することも可能である。
【0038】図5は本発明に係る車両のバンパー装置の
第1フローチャートであり、ST××はステップ番号を
示す。なお、図中の(A)は続きがあることを示し、続
きを図6に示す。 ST01:中央ダンパ手段の減衰力の初期値を「弱」、
左部ダンパ手段の減衰力の初期値を「弱」、右部ダンパ
手段の減衰力の初期値を「弱」に設定する。
【0039】ST02:衝突物検知手段からの検知情報
を読み込む。 ST03:検知情報と車速情報から衝突速度Vcを演算
する。車速情報は、車両に常備した車速センサから得
る。 ST04:検知情報から衝突物Jの投影面積Aを算出す
る。投影面積Aは、所定距離L前方(図4参照)の衝突
物の投影面積である。
【0040】ST05:投影面積Aの大きさを判別す
る。すなわち、投影面積Aが予め設定した投影面積しき
い値より小さいか否かを判別し、投影面積Aが投影面積
しきい値より小さい時には処理を終了する。引き続き、
投影面積Aが予め設定した投影面積しきい値の範囲内か
否かを判別し、投影面積Aが投影面積しきい値の範囲内
であればST06へ進む。最後に、投影面積Aが予め設
定した投影面積しきい値より大きいか否かを判別し、投
影面積Aが投影面積しきい値より大きい時にはST09
へ進む。
【0041】ST06:投影面積Aが投影面積しきい値
の範囲内であればバンパービームの変位量Ssを読み込
む。 ST07:バンパービームの変位量Ssが予め設定した
バンパービームの変位量しきい値Sより大きいか否かを
判定し、「NO」なら処理を終了し、「YES」ならS
T08へ進む。
【0042】「NO」で処理を終了した場合について説
明する。図7は本発明に係る車両のバンパー装置の第1
作用図である。投影面積しきい値の範囲内である投影面
積Amの衝突物Jが外側バンパー体44に当たると、弾
性手段41,41のみによって衝撃力を吸収することが
できる。つまり、バンパービーム15がバンパービーム
の変位量しきい値(例えば、50mm)未満で衝撃力を
吸収する投影面積Amの衝突物Jは歩行者Mに相当し、
ここでは歩行者衝突であり、減衰力が「最弱」の弾性手
段41,41によって衝撃力を吸収するので、歩行者M
が受ける衝撃を小さくすることができる。従って、対歩
行者Mに対する安全性に対応することができる。
【0043】また、中央ダンパ手段21,21の減衰力
の初期値を「弱」、左部ダンパ手段22の減衰力の初期
値を「弱」、右部ダンパ手段23の減衰力の初期値を
「弱」に設定したので、減衰力が「弱」の中央ダンパ手
段21,21および左右部ダンパ手段22,23によっ
て弾性手段41,41で吸収できない衝撃力を吸収する
ことができ、歩行者Mが受ける衝撃を小さくすることが
できる。
【0044】図5に戻り、ST08で中央ダンパ手段お
よび左右部ダンパ手段の減衰力を「弱」から「強」に変
更する。図8は本発明に係る車両のバンパー装置の第2
作用図である。衝突物Jの衝突によってバンパービーム
15の変位量Ssがバンパービームの変位量しきい値
(例えば、50mm)以上になると、衝突物Jは歩行者
以外の剛体、例えば電柱Qであり、制御手段13はバン
パー変位検知手段12,12の信号で衝突形態を剛体衝
突に設定する。
【0045】図9は本発明に係る車両のバンパー装置の
第3作用図である。衝突物Jが例えば電柱Qの場合、制
御手段13はバンパー変位検知手段12,12の信号に
基づいて中央ダンパ手段21,21および左右部ダンパ
手段22,23の減衰力を「弱」から「強」に変更す
る。すなわち、電柱Qに相当するものの剛体衝突に対し
て減衰力が「強」の可変ダンパ14によって衝撃力を吸
収するので、衝撃力を吸収しつつ、十分な剛性を確保
し、乗員の保護を図ることができる。
【0046】図6は本発明に係る車両のバンパー装置の
第2フローチャートである。 ST09:投影面積Aが予め設定した投影面積しきい値
より大きいので、中央ダンパ手段のみ減衰力を「弱」か
ら「強」に変更する。 ST10:衝突速度Vcの程度を判別する。すなわち、
衝突速度Vcが予め設定した衝突速度しきい値より低速
か否かを判別し、衝突速度Vcが衝突速度しきい値より
低速の時にはST11へ進む。引き続き、衝突速度Vc
が予め設定した衝突速度しきい値の範囲内の中速であれ
ばST12へ進む。最後に、衝突速度Vcが予め設定し
た衝突速度しきい値より高速か否かを判別し、衝突速度
Vcが衝突速度しきい値より高速の時にはST13へ進
む。
【0047】ST11:検知情報から車体の中心軸線に
対する衝突物のオフセット量Cfを演算する。 ST14:オフセット量Cfが予め設定したオフセット
量しきい値CCより大きいか否かを制御手段13で判定
し、「NO」ならST15へ進み、「YES」ならST
16へ進む。
【0048】ST15:左部ダンパ手段および右部ダン
パ手段の減衰力を「弱」から「中」に変更する。 図10は本発明に係る車両のバンパー装置の第4作用図
である。減衰力が「強」の中央ダンパ手段21,21お
よび減衰力が「中」の左右部ダンパ手段22,23で衝
撃を吸収するので、速度の遅い衝突速度Vs(例えば、
相対速度8Km/h以下)の軽衝突であっても、効果的
に衝撃を吸収しつつ、車両27のフード32(図2参
照)やフロントグリル34の損傷を防止または損傷の程
度を軽度に抑えることができ、軽衝突時における車両の
修理費用を低減することができる。
【0049】図6に戻り、ST16でオフセットの方向
を判別する。すなわち、衝突物が中心軸線E(図4参
照)より左寄りか否かを判別し、衝突物が中心軸線より
左寄りの時にST17へ進む。逆に、衝突物が中心軸線
より右寄りの時にはST18へ進む。
【0050】ST17:左部ダンパ手段の減衰力を
「弱」から「中」に変更する。図11は本発明に係る車
両のバンパー装置の第5作用図である。投影面積Amを
越えた投影面積の衝突物Jが左オフセット衝突Caで衝
突すると、まず、弾性手段41,41ならびに減衰力が
「強」の中央ダンパ手段21,21で衝撃を吸収し、続
けて、「強」の中央ダンパ手段21,21、減衰力が
「中」の左部ダンパ手段22および減衰力が「弱」の右
部ダンパ手段23で衝撃を吸収するので、衝突速度Vs
(相対速度8Km/h以下)で且つ左オフセット衝突C
aであっても、効果的に衝撃を吸収しつつ、車両27の
フード32(図2参照)や左のフロントフェンダ33の
損傷を防止または損傷の程度を軽度に抑えることがで
き、軽衝突時における車両の修理費用を低減することが
できる。
【0051】図6に戻り、ST18で右部ダンパ手段の
減衰力を「弱」から「中」に変更する。ここでの衝突
は、右オフセット衝突Crであり、図11に示す形態と
同様の作用をなすとともに、同様の効果を発揮すること
ができる。
【0052】図6に戻り、ST12で左部ダンパ手段お
よび右部ダンパ手段の減衰力を「弱」から「強」に変更
する。図12は本発明に係る車両のバンパー装置の第6
作用図であり、中央ダンパ手段21,21の減衰力を
「強」に設定し、左部ダンパ手段22および右部ダンパ
手段23の減衰力を「強」に設定したことを示す。
【0053】このように、中央ダンパ手段21,21の
減衰力を「強」に設定し、左部ダンパ手段22および右
部ダンパ手段23の減衰力を「強」に設定したので、減
衰力が「強」の可変ダンパ14によって対剛体(例え
ば、対車両)との衝突速度Vt(例えば、相対速度20
Km/h未満〜8Km/h越)で発生した中衝突時の衝
撃力を効果的に吸収しつつ、十分な剛性を確保し、乗員
の保護を図ることができる。
【0054】図6に戻り、ST13で左部ダンパ手段お
よび右部ダンパ手段の減衰力を「弱」から「強」に変更
する。図12に示すように、中央ダンパ手段21,21
の減衰力を「強」に設定し、左部ダンパ手段22および
右部ダンパ手段23の減衰力を「強」に設定すること
で、対剛体(例えば、対車両)との高速の衝突速度Vm
(例えば、相対速度20Km/h以上)で発生した高速
衝突時の衝撃力を吸収しつつ、十分な剛性を確保し、乗
員の保護を図ることができる。
【0055】図6に戻り、ST19で検知情報から距離
L1を演算する。距離L1は、衝突物までの距離であ
る。ST20:衝突物までの距離L1が予め設定した距
離しきい値L0より小さいか否かを判定し、「NO」な
らST19に戻り、「YES」ならST21へ進む。
【0056】ST21:バンパー突出手段を作動する。
図13は本発明に係る車両のバンパー装置の第7作用図
である。バンパー突出手段42が作動すると、バンパー
突出手段42によって中央バンパー体24の連結部4
6,46は破断して中央ダンパ手段21,21から離れ
るとともに、中央バンパー体24は外側バンパー体44
ならびにバンパーカバー45を前方に突出すので、バン
パービーム15が距離L2だけ前方に突出し、クラッシ
ャブルゾーンを大きく確保することができ、対剛体(例
えば、対車両)との高速衝突時の衝撃をより効果的に吸
収することができる。従って、より乗員の保護を図るこ
とができる。
【0057】尚、本発明の実施の形態に示した図5およ
び図6の条件は一例であり、条件を変更することも可能
である。可変ダンパ14(中央ダンパ手段21,21、
左部ダンパ手段22、右部ダンパ手段23)の減衰力を
3段階(弱、中、強)に切り換えたが、4段階以上に切
り換えることも可能である。
【0058】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1では、バンパービームは、長手方向に分
割可能な複数のバンパー体で構成するとともに、これら
のバンパー体の車外側の表面を覆うバンパーカバーを有
し、可変ダンパは、車幅方向に分離配置した複数のダン
パ手段で構成し、制御手段は、衝突物検知手段からの情
報に基づいて判断される衝突物および衝突物がバンパー
ビームに衝突する際の衝突形態に応じて、複数のダンパ
手段の減衰力をそれぞれ変化させるので、バンパービー
ムと衝突物との衝突形態に応じて衝撃力を効果的に吸収
することができる。
【0059】すなわち、複数のダンパ手段の減衰力の初
期値を弱く設定することで、対歩行者に対する安全性に
対応することができる。また、バンパービームは、長手
方向に分割可能な複数のバンパー体なので、衝突の際に
はバンパービームが全体的に変位することなく、歩行者
衝突の衝撃が加わる部分のバンパー体が主に変位する。
従って、バンパービームが一体に構成した重量物となっ
ている場合より衝撃吸収量を大きくすることができ、歩
行者の受ける衝撃力を小さくすることができる。
【0060】一方、所定の条件によって軽衝突であると
判断した場合には、複数のダンパ手段の内、衝撃が加わ
るダンパ手段の減衰力を強く設定し、他のダンパ手段の
減衰力を中程度に設定すので、衝撃が加わる部分の車両
の損傷を軽度に抑えることができ、軽衝突時における車
両の修理費用を低減することができる。
【0061】所定の条件によって高速衝突であると判断
した場合には、複数のダンパ手段の全ての減衰力を強く
設定することで、高速衝突時の衝撃力を吸収しつつ、十
分な剛性を確保し、乗員の保護を図ることができる。
【0062】所定の条件によってオフセット衝突である
と判断した場合には、オフセット側に位置して最初に衝
撃が加わるダンパ手段の減衰力を強に設定し、次に衝撃
が加わるダンパ手段の減衰力を中に設定することで、効
果的に衝撃を吸収し、車両の損傷を防止または損傷の程
度を軽度に抑えることができ、軽衝突時における車両の
修理費用を低減することができる。
【0063】請求項2では、バンパービームは、車幅方
向中央に設ける中央バンパー体と、車幅方向左部に設け
る左バンパー体と、同右部に設ける右バンパー体と、か
らなり、可変ダンパは、中央バンパー体ならびに車体間
に介在させた中央ダンパ手段と、左部バンパー体ならび
に車体間に介在させた左部ダンパ手段と、右部バンパー
体ならびに車体間に介在させた右部ダンパ手段と、から
なり、制御手段は、衝突物および衝突物がバンパービー
ムに衝突する際の衝突形態に応じて、中央ダンパ手段、
左部ダンパ手段および右部ダンパ手段の減衰力をそれぞ
れ変化させるので、左部ダンパ手段および右部ダンパ手
段を車体の左右のサイドフレームに取付けて、衝撃を受
け止めることができる。その結果、左右部ダンパ手段に
中央ダンパ手段の減衰力より大きな減衰力を有するもの
を用いて、衝突時に十分な剛性を確保しつつ、衝撃力を
吸収することができる。
【0064】請求項3では、バンパービームは、バンパ
ー体を車外側から囲うとともに、バンパー体を前後に移
動可能に保持する外側バンパー体を有し、外側バンパー
体と車体側との間に弾性手段を介在させたので、衝突物
が衝突すると、最初に外側バンパー体に当たり、その衝
撃力を弾性手段で吸収することができ、特に歩行者が衝
突した際の衝撃力を効果的に吸収することができる。従
って、対歩行者に対する安全性に対応することができ
る。
【0065】請求項4では、バンパービームの変位量を
検知するバンパー変位検知手段を有し、制御手段は、バ
ンパー変位検知手段からの信号に基づいて、可変ダンパ
の減衰力を変化させるので、衝突によってバンパービー
ムの変位量が所定値より大きく変位した場合には、可変
ダンパの減衰力を大きくして大きな衝撃力に対応するこ
とができる。すなわち、大きな衝撃力のときは、例え
ば、電柱に衝突した場合であり、対歩行者用の減衰力か
ら対剛体用の減衰力へ変更することで、対歩行者に対す
る安全性に対応しつつ、電柱などの剛体に対して、乗員
の保護を図ることができる。
【0066】請求項5では、高速衝突時に、バンパービ
ームを衝突物に向って突出させるバンパー突出手段を設
けたので、高速衝突に至る条件では、衝突直前にバンパ
ー突出手段が作動してバンパービームを衝突物に向って
突出する。その結果、突出したバンパービームおよびバ
ンパー突出手段によってクラッシャブルゾーンを大きく
確保することができ、より乗員の保護を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバンパー装置のブロック図
【図2】本発明に係るバンパー装置を採用した車両の斜
視図
【図3】本発明に係るバンパー装置の斜視図
【図4】本発明に係る車両のバンパー装置の模式図
【図5】本発明に係る車両のバンパー装置の第1フロー
チャート
【図6】本発明に係る車両のバンパー装置の第2フロー
チャート
【図7】本発明に係る車両のバンパー装置の第1作用図
【図8】本発明に係る車両のバンパー装置の第2作用図
【図9】本発明に係る車両のバンパー装置の第3作用図
【図10】本発明に係る車両のバンパー装置の第4作用
【図11】本発明に係る車両のバンパー装置の第5作用
【図12】本発明に係る車両のバンパー装置の第6作用
【図13】本発明に係る車両のバンパー装置の第7作用
【符号の説明】
10…バンパー装置、11…衝突物検知手段、12…バ
ンパー変位検知手段、13…制御手段、14…可変ダン
パ、15…バンパービーム、21…中央ダンパ手段、2
2…左部ダンパ手段、23…右部ダンパ手段、24…中
央バンパー体、25…左バンパー体、25a…左バンパ
ー体の表面、26…右バンパー体、26a…右バンパー
体の表面、31…車体、41…弾性手段、42…バンパ
ー突出手段、44…外側バンパー体、44a…外側バン
パー体の表面、45…バンパーカバー、J…衝突物、S
s…バンパービームの変位量(ストローク)、X…車幅
方向。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状のバンパービームと、このバンパ
    ービームと車体との間に設けた減衰力の調整可能な可変
    ダンパと、衝突物を検知する衝突物検知手段と、この衝
    突物検知手段からの情報に基づいて前記可変ダンパの減
    衰力を変化させる制御手段と、を備える車両のバンパー
    装置において、 前記バンパービームは、長手方向に分割可能な複数のバ
    ンパー体で構成するとともに、これらのバンパー体の車
    外側の表面を覆うバンパーカバーを有し、 前記可変ダンパは、車幅方向に分離配置した複数のダン
    パ手段で構成し、 前記制御手段は、前記衝突物検知手段からの情報に基づ
    いて判断される衝突物および衝突物がバンパービームに
    衝突する際の衝突形態に応じて、前記複数のダンパ手段
    の減衰力をそれぞれ変化させることを特徴とする車両の
    バンパー装置。
  2. 【請求項2】 前記バンパービームは、車幅方向中央に
    設ける中央バンパー体と、車幅方向左部に設ける左バン
    パー体と、同右部に設ける右バンパー体と、からなり、 前記可変ダンパは、前記中央バンパー体ならびに車体間
    に介在させた中央ダンパ手段と、前記左部バンパー体な
    らびに車体間に介在させた左部ダンパ手段と、前記右部
    バンパー体ならびに車体間に介在させた右部ダンパ手段
    と、からなり、 前記制御手段は、衝突物および衝突物がバンパービーム
    に衝突する際の衝突形態に応じて、前記中央ダンパ手
    段、前記左部ダンパ手段および前記右部ダンパ手段の減
    衰力をそれぞれ変化させることを特徴とする請求項1記
    載の車両のバンパー装置。
  3. 【請求項3】 前記バンパービームは、前記バンパー体
    を車外側から囲うとともに、前記バンパー体を前後に移
    動可能に保持する外側バンパー体を有し、 前記外側バンパー体と車体側との間に弾性手段を介在さ
    せたことを特徴とする請求項2記載の車両のバンパー装
    置。
  4. 【請求項4】 前記バンパービームの変位量を検知する
    バンパー変位検知手段を有し、 前記制御手段は、前記バンパー変位検知手段からの信号
    に基づいて、前記可変ダンパの減衰力を変化させること
    を特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の車
    両のバンパー装置。
  5. 【請求項5】 高速衝突時に、前記バンパービームを衝
    突物に向って突出させるバンパー突出手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項
    4記載の車両のバンパー装置。
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