JPH0335480Y2 - - Google Patents

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JPH0335480Y2
JPH0335480Y2 JP1986192732U JP19273286U JPH0335480Y2 JP H0335480 Y2 JPH0335480 Y2 JP H0335480Y2 JP 1986192732 U JP1986192732 U JP 1986192732U JP 19273286 U JP19273286 U JP 19273286U JP H0335480 Y2 JPH0335480 Y2 JP H0335480Y2
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JP
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container body
hanging arm
ladle
pouring spout
container
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JP1986192732U
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば溶解炉から受け取つた溶湯を
鋳造装置に向けて搬送する取鍋の構造に関するも
のである。
(従来の技術) 従来の技術として第4図に示す構造のものがあ
つた。
即ち、1は直方体状に形成された容器本体1で
あり上部の側に注湯口(符号省略)を有する。
上記容器本体1の短辺側両側壁1a,1aの軸
方向中心上に、一対の係止ピン2を水平方向に延
出させて突出固定し、コ字状に屈曲形成した吊り
アーム3を設けるとともにその開放側端部3aを
下方に配置し、これら開放側端部3aを上記各係
止ピン2に回動可能に連結してなる取鍋の構造が
あつた。
なお、第4図中4は容器本体1の上面に設けた
開閉蓋、5は容器本体1を係止ピン2を中心とし
て回動させるハンドルである。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来のものは、容器本体1がその幅方向中
心に位置する係止ピン2を中心として回動するた
め、容器本体1の側部に設けた注湯口が容器本体
1の回動時に係止ピン2の軸心を中心として円弧
運動することになる。
このため鋳造装置に注湯する際に、注湯口から
の湯の落下位置が容器本体1の回動角度とともに
側方に変化し、容器本体1を側方に移動させなが
ら注湯せねばならず、注湯時に危険を伴うととも
に注湯作業に熟練を要する欠点があつた。
また、吊りアーム3の起立部3bが容器本体1
の幅方向中心部から上方に延出していたため、例
えば溶解炉部に配置した容器本体1に対して、添
加剤投入ホツパを接近移動させようとすると、上
記立上り部3bが邪魔となり、添加剤投入ホツパ
の上記接近移動が困難になる欠点があつた。
本考案は、上記欠点を解消した取鍋の構造を得
ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するために以下の如
く構成したものである。
即ち、上部の前部に注湯口を有する容器本体
と、該容器本体の側壁から上方に向かつて延出す
る吊りアームとを有してなる取鍋の構造におい
て、前記吊りアームを剛体により形成し、吊りア
ームの下部を容器本体の上部であつてかつ注湯口
から後部方向に離間した位置に連結ピンを介して
回動可能に連結し、吊りアームの上部を容器本体
の鉛直軸心部に配置し、該吊りアームの上部に懸
垂部材に回動可能に係止される係止部を設け、吊
りアームと容器本体との間に容器本体を前記連結
ピンを中心として前記注湯口が下方に移動する方
向に回動させる回動機構を設ける構成にしたもの
である。
また、前記吊りアームは、その下部を容器本体
の後部側から鉛直方向上方に延出させ、その上部
を容器本体の鉛直軸心部方向に延出させ、該上部
に設けた係止部を前記鉛直軸心部に配置する構成
にしたものである。
(作用) 本考案は上記構成にしたものであるから、回動
機構により容器本体をその注湯口が下方に移動す
る如く回動させると、この回動に伴つて容器本体
の重心が次第に後方(反注湯口方向)に移動し、
この重心の移動によつて容器本体および吊りアー
ムが吊りアームの係止部を中心として前方に揺動
されることになる。
これにより、容器本体の上記回動時には、注湯
口の後方ヘの偏倚が補正され、この注湯口は略鉛
直線に沿つて下方に移動することになる。
また、吊りアームは、その下部を容器本体の後
部側から鉛直方向上方に延出させ、その上部を容
器本体の鉛直軸心部方向に延出させ、該上部に設
けた係止部を前記鉛直軸心部に配置すると、容器
本体の直上方の空間が増大することになる。
(実施例) 以下本考案の実施例を配湯取鍋について図面に
基いて説明する。
第1図は本考案の実施例を示す配湯取鍋の要部
断面側面図、第2図はその平面図である。
第1図および第2図において、Aは配湯用の取
鍋であり、円筒状の側壁10aの下面を底壁10
bで閉塞した有底円筒状の容器本体10と、この
容器本体10の側壁10aの後部(第1図におい
て右部、以下同じ)から上方に延出する吊りアー
ム16とを有する。
容器本体10は、その底部に隔壁11によつて
前後(左右)方向に仕切られた添加剤堆積用の凹
部12と、初期投入時の溶湯を受け止める凹部1
3を形成し、上面の後部に後端を中心としてシリ
ンダ機構15により開閉作動される蓋14を取付
けてなる。
上記吊りアーム16は、容器本体10の側壁1
0aの後部(右部)から上方に向かつて延出する
立上り部16aと、該立上り部16aの上端から
上方にかつ容器本体10の軸心L方向に向かつて
延出する湾曲部16bとを有してなる。
上記立上り部16aは、フオーク状に形成して
その下端部を容器本体10の側壁10aの後部に
水平配置して取付けた連結ピン17に回動可能に
連結する。また、上記湾曲部16bの上端部に
は、走行クレーンのフツク(図示省略)を掛ける
ためのフツク用掛け穴、つまり係止部18が取付
けられ、容器本体10を走行クレーンに懸垂支持
する。
ここで、上記係止部18は容器本体10の鉛直
軸心Lに対して若干後方に偏倚させる。これは、
吊りアーム16、回動機構20等が容器本体10
の後部側に位置し、取鍋Aの重心が上記鉛直軸心
Lよりも若干後方に位置しており、係止部18を
上記取鍋Aの重心の上方に位置させ、これにより
取鍋Aの初期時の姿勢をその上面が略水平になる
如くするためである。
また、連結ピン17は上記鉛直軸心Lに対して
係止部18よりもさらに後方に偏倚させる。
上記吊りアーム16の上下方向中間部には、後
方(右方)に突出するブラケツト19を固定し、
このブラケツト19と容器本体10の後部下部と
の間にシリンダからなる回動機構20を取付け
る。
この回動機構20は、ブラケツト19にシリン
ダケース20aを前後方向に回動可能に連結し、
容器本体10の後部下部にピストンロツド20b
を回動可能に連結し、これにより回動機構20を
伸縮作動させて容器本体10を連結ピン17を中
心として回動制御する。
また、容器本体10の上部前端部に注湯口22
を取付ける。
上記実施例によれば、第1図の状態において、
回動機構20を短縮作動させると、容器本体10
が連結ピン17を中心として下方に回動(左回
動)し、これに伴つて注湯口21が上記連結ピン
17を中心として下方に円弧運動することにな
る。
この場合容器本体10の重心は、上記回動に伴
つて次第に後方(第1図において右方)に移動
し、この重心の移動によつて容器本体10および
吊りアーム16が吊りアーム16の係止部18を
中心として前方に揺動されることになる。
これにより、注湯口21の後方への偏倚が補正
されて略鉛直線に沿つて下方に移動し、注湯口2
1からの湯の落下位置が略一定位置となる。
また、吊りアーム16の立上り部16aが容器
本体10の側壁10a後部に位置するので、容器
本体10の直上方は、後部を除き水平方向の三方
が開放されることになる。
このため、第2図仮想線で示すように、容器本
体10を溶解炉22の出湯口22aの下方に配置
した状態で、添加剤を収容した小型の投入ホツパ
23を容器本体10の直上方にて、その側方から
該容器本体10の投影面積内に移動配置すること
が可能となる。
なお、本考案は、第3図に示すように、吊りア
ーム16′の下部を平面視円弧状に形成し、その
下部両端を容器本体10の直径線上に配置し、該
直径線上にて連結ピン17′により側壁10aに
前後方向回動可能に連結するようにしてもよい。
(考案の効果) 以上の説明から明らかな如く、本考案は、容器
本体を回動させた際に、注湯口が略鉛直線に沿つ
て下方に移動して注湯口からの湯の落下位置が略
一定位置となり、鋳造装置への注湯が正確にかつ
安全に行なえる効果を奏する。
また、容器本体の直上方の空間が増大し、容器
本体内への添加剤の投入が容易になる効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す配湯取鍋の要部
断面側面図、第2図はその平面図、第3図はたの
実施例を示す略画した斜視図、第4図は従来例を
示す略画した斜視図である。 A……取鍋、L……鉛直軸心、10……容器本
体、10a……側壁、10b……底壁、11……
隔壁、12,13……凹部、14……蓋、15…
…シリンダ機構、16……吊りアーム、16a…
…立上り部、16b……湾曲部、17……連結ピ
ン、18……係止部、19……ブラケツト、20
……回動機構、20a……シリンダケース、20
b……ピストンロツド、21……注湯口、22…
…溶解炉、22a……出湯口、23……投入ホツ
パ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 上部の前部に注湯口を有する容器本体と、該
    容器本体の側壁から上方に向かつて延出する吊
    りアームとを有してなる取鍋の構造において、
    前記吊りアームを剛体により形成し、吊りアー
    ムの下部を容器本体の上部であつてかつ注湯口
    から後部方向に離間した位置に連結ピンを介し
    て回動可能に連結し、吊りアームの上部を容器
    本体の鉛直軸心部に配置し、該吊りアームの上
    部に懸垂部材に回動可能に係止される係止部を
    設け、吊りアームと容器本体との間に容器本体
    を前記連結ピンを中心として前記注湯口が下方
    に移動する方向に回動させる回動機構を設けた
    ことを特徴とする取鍋の構造。 2 前記吊りアームは、その下部を容器本体の後
    部側から鉛直方向上方に延出させ、その上部を
    容器本体の鉛直軸心部方向に延出させ、該上部
    に設けた係止部を前記鉛直軸心部に配置したこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の取鍋の構造。
JP1986192732U 1986-12-15 1986-12-15 Expired JPH0335480Y2 (ja)

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JPS63101161U JPS63101161U (ja) 1988-07-01
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