JPH0335454A - ディジタル・オーディオ・テープレコーダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、情報（以下、情報を音楽情報として説明す
る。）の記録レベルに基づいて磁気テープに音楽情報の
先頭を示すスタートＩＤを記録するディジタル・オーデ
ィオ・テープレコーダ（以下、ＤＡＴレコーダという。

）に関するものである。

〔従来の技術〕

従来のＤＡＴレコーダにおいて、メカ部に装填したカセ
ットハーフに収容されている磁気テープを操作部の出力
に基づいて走行させ、磁気テープに音楽情報を記録して
いる状態で音楽情報の記録レベルが所定レベル未満で一
定時間（例えば、３秒）継続した後、記録レベルが所定
レベル以上になると、磁気テープに音楽情報の先頭を示
すスタートＩＤを記録するものがある。

このようなりＡＴレコーダにおいては、音楽情報の記録
レベルを所定レベルと比較することにより、記録する音
楽情報の先頭を示すスタートＩＤを自動的に、磁気テー
プに記録することができる。

したがって、スタートＩＤを音楽情報の番号として用い
ることにより、指定した音楽情報を順次再生することが
できる。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来のＤＡＴレコーダは以上のように構成されているの
で、同一の音楽情報の中に記録レベルが所定レベル未満
で一定時間継続する音楽情報部分があると、その音楽情
報部分の後に記録レベルが所定レベル以上になることに
より、同一の音楽情報であるのにもかかわらず、他の音
楽情報であると判断し、不要なスター１−ＩＤを磁気テ
ープに記録する。

したがって、上述した不要なスタートＩＤを消去して同
一の音楽情報に単一のスター１１Ｄを付するためには、
不要なスタートＩＤが記録されている可能性のある磁気
テープの位置を覚えていれば、その部分の不要なスター
トＩＤを消去することができる。

しかし、通常、不要なスタートＩＤが記録されている可
能性のある磁気テープの位置は分からない（覚えていな
い）ので、磁気テープに記録されている音楽情報を最初
から再生して不要なスタートＩＤが記録されている可能
性のある部分を探し、その部分に不要なスタートＩＤが
あるかを確認して不要なスタートＩＤを消去するため、
不要なスタートＩＤを消去する操作が煩雑になるという
不都合があった。

この発明は、上記したような不都合を解消するためにな
されたもので、不要なスタートＩＤの部分が速く検索で
きるとともに、不要なスタートＩＤが容易に消去できる
ＤＡＴレコーダを提供するものである。

〔課題を解決するための手段〕

この発明にかかるＤＡＴレコーダは、情報の記録時また
は再生時に、不要なスター１１Ｄを消去するために操作
部の絶対番地記録キーを操作した出力に基づき、そのと
きの磁気テープの絶対番地を記憶する絶対番地記憶回路
と、カセットハーフがメカ部に装填されている状態で操
作部の絶対番地検索キーが操作されると、少なくとも絶
対番地記憶回路が記憶している磁気テープの絶対番地の
所定時間前から情報を順次再生するようにメカ部を制御
する制御部を設けたものである。

〔作　用〕

この発明におけるＤＡＴレコーダの制御部は、カセット
ハーフがメカ部に装填されている状態で操作部の絶対番
地検索キーが操作されると、少なくとも絶対番地記憶回
路が記憶している磁気テープの絶対番地の所定時間前か
ら情報を順次再生するようにメカ部を制御する。

したがって、情報を順次再生した部分に不要なスタート
ＩＤを記録する条件が成立し、このスタートＩＤが不要
であると判断して操作部のスタートＩＤ消去キーを操作
すると、制御部の制御によって不要なスタートＩＤを消
去することができる。

〔実施例〕

以下、この発明の実施例を図に基づいて説明する。

第１図はこの発明の一実施例によるＤＡＴレコーダの構
成を示すブロック図である。

第１図において、ｌは操作部を示し、各種動作を指定す
る複数のキーが設けられている。

２は装填されたカセットハーフに収容されている磁気テ
ープを走行させたり、停止させるメカ部を示し、磁気テ
ープを記録モードまたは再生モードで走行させていると
き、磁気テープに音楽情報などを記録したり、記録され
ている音楽情報などを再生したり、音楽情報などを消去
する磁気ヘッド２ａが設けられている。

３は記録する音楽情報が供給される入力端子、４は入力
端子３からの音楽情報（アナログ信号）をディジタル信
号に変換するアナログ・ディジタル変換器（Ａ／Ｄ変換
器）、５は第１の信号処理回路を示し、この第１の信号
処理回路５はＡ／Ｄ変換器４の出力を記録するための処
理をするとともに、各種の情報を付加する処理をもする
。

６は第１の信号処理回路５の出力を増幅する記録アンプ
、７はスイッチ回路を示し、このスイッチ回路７は後述
する制御部１２の制御により、記録時は記録アンプ６の
出力を磁気ヘッド２ａに供給するように切り換えられ、
再生時は磁気ヘッド２ａの読取信号を再生アンプ８に供
給するように切り換えられる。

９は第２の信号処理回路を示し、再生アンプ８の出力を
処理して再生信号（音楽情報）、絶対番地、目次情報、
エラー・レートなどを出力するものであり、再生信号は
後述するディジタル・アナログ変換器１０に出力され、
絶対番地は後述する絶対番地記憶回路１１に出力され、
目次情報、エラー・レートなどは制御部１２に出力され
る。

なお、絶対番地（絶対時間）は磁気テープに記録されて
おり、目次情報は磁気テープの先頭に記録されている。

１０はディジタル・アナログ変換器（Ｄ／Ａ変換器）を
示し、第２の信号処理回路９が出力するディジタル信号
をアナログ信号に変換したオーディオ信号を出力するも
のである。

１１は絶対番地記憶回路を示し、絶対番地記録キーを操
作した操作部１の出力に基づき、そのときの第２の信号
処理回路９が出力する絶対番地を記憶するものである。

１２は制御部を示し、操作部ｌ、メカ部２および第２の
信号処理回路９の出力と、入力端子３からの音楽情報の
記録レベルを所定レベルと比較した比較信号と、絶対番
地記憶回路１１が記憶している絶対番地に基づいてメカ
部２．第１の信号処理回路５．スイッチ回路７および第
２の信号処理回路９を制御するものである。

第２図（ａ）〜（Ｃ）は動作を説明するための説明図で
ある。

第２図において、Ｉ　ｓ＋−ｒ　ｓ３ｔ　Ｉ　ｓ＋＋　
　ｔ　Ｉ　ｓｒｔおよび■、□はスタートＩＤを示し、
スタートＩＤｒ、、〜ｔｓ３は正規な音楽情報の先頭の
位置に対応するものであり、スタートＩＤＩ、、、、Ｉ
□２および■、２．は正規な音楽情報の先頭の位置に対
応しないものである。

Ａ、〜Ａ、は絶対番地を示し、絶対番地記録キーを操作
した操作部ｌの出力に基づいて絶対番地記憶回路１１が
記憶した絶対番地である。

次に、動作について説明する。

まず、メカ部２にカセットハーフを装填した状態で操作
部ｌの記録キーを操作すると、制御部１２はメカ部２を
記録モードとして磁気テープを走行させるとともに、ス
イッチ回路７を制御して磁気へラド２ａを記録アンプ６
に接続させる。

この状態において、制御部１２は、入力端子３に供給さ
れる音楽情報の記録レベルを所定レベルと比較し、記録
レベルが所定レベル未満で、一定時間、例えば３秒以上
継続すると、スタートＩＤを記録させるための信号を第
１の信号処理回路５に出力する。

一方、第１の信号処理回路５は供給される信号を処理し
て出力するので、第１の信号処理回路５から出力される
ディジタル信号は記録アンプ６で増幅された後、スイッ
チ回路７を介して磁気ヘッド２ａに供給される。

したがって、入力端子３に供給される音楽情報などを磁
気テープに記録することができるとともに、第２図（ａ
）に示すように、第１曲目の先頭を示すスタートＩＤ１
□などをも記録することができる。

このように第１曲目の音楽情報を記録しているとき、例
えば第１曲目の中に、前述したようなスタートＩＤとし
て認識できる記録レベルの音楽情報部分が存在すると、
第２図（ａ）に示すように、第２曲目、第３曲目の音楽
情報の先頭を示す位置でないにもかかわらず、第２曲目
、第３曲目とじてのスタートＩ　Ｄ　Ｉ　ｓｚ　　、　
Ｉ　Ｄｓ＋ｚが記録される。

次に、第２曲目の正規な先頭を示す記録レベルの音楽情
報部分が存在すると、正規には第２曲目であるにもかか
わらず、第４曲目としてのスタート１ＤＩｓｉが、第２
図（ａ）に示すように、記録される。

そして、このように第２曲目の音楽情報を記録している
とき、前述したように、スタートＩＤとして認識できる
記録レベルの音楽情報部分が存在すると、第２図（ａ）
に示すように、第５曲目の先頭部分でないにもかかわら
ず、第５曲目としてのスタート１ＤＩｓｉ＋が記録され
る。

次に、第３曲目の正規な先頭部分６としての記録レベル
の音楽情報部分が存在すると、正規には第３曲目である
にもかかわらず、第６曲目としてのスタート１ＤＩｓｉ
が、第２図（ａ）に示すように、記録される。

しかし、上述したように、音楽情報を順次記録している
状態で、正規な音楽情報の先頭部分でないことを認識し
、後でスタートＩＤを消去するために操作部１の絶対番
地記憶キーをその都度操作すると、制御部１２はそのと
きの絶対番地Ａ１〜Ａ、を絶対番地記憶回路１１に記憶
させる。

そして、音楽情報の記録が全て終了した後、操作部ｌの
絶対番地検索キーを操作すると、制’＜１１１部１２は
絶対番地記憶回路１１が絶対番地を記憶しているかを判
定し、絶対番地記憶回路１１が絶対番地を記憶していな
ければ、制御を終了する。

しかし、絶対番地記憶回路１１が、第２図（Ｚｌ）に示
すように、絶対番地Ａ、〜Ａ、を記憶していれば、制御
部１２はメカ部１を巻戻しモード（ＲＥ。

Ｗモード）にしてテープトップを検出すると、第２図（
ｂ）に示すように、絶対番地記憶回路１１が記憶してい
る第１番目の絶対番地Ａ１を検索した後、所定時間、例
えば１０秒間に相当する量の磁気テープを巻き戻して絶
対番地Ａ、の前後にわたる２０秒間音楽情報を再生する
再生モードにメカ部２をセットする。

なお、このとき、絶対番地Ａ、に基づいて０″Ｔ、接絶
対番地ＡＩの１０秒手前の絶対番地を検索してもよい。

この再生状態において、第２図（ａ）に示すように、不
要なスタートＩＤ１．□が記録されていれば、すなわち
所定レベル未満の記録レベルが３秒以上継続してること
を確認して操作部ｌのスタートＩＤ消去キーを操作する
と、制御部１２は、第２図（Ｃ）に示すように、メカ部
２を制御してスタートｌＤ１！１１を消去する。

このような制御を順次絶対番地記憶回路１１が記憶して
いる絶対番地Ａ２５Ａ３に対して行なうことにより、不
要なスタートＩＤｌ５ＩＩ　　＝　ｒｓ＋□、ｌ５ｚｉ
が容易に検索できるので、不要なスタートＩＤＩｓ、、
Ｉｓ＋ｚ　　、Ｉｓ□を前述したように消去し、本当に
音楽情報の先頭を示すスタート１ＤＩｓｉｓ　Ｉｓｇｐ
　Ｉｓｓのみを、第２図（Ｃ）に示すように、残すこと
ができる。

そして、絶対番地記憶回路１１が記憶している絶対番地
の部分を再生する制御が終了すると、絶対番地記憶回路
１１はリセットされる。

なお、上記した実施例では、記録時に操作部ｌの絶時番
地記憶キーを操作して絶対番地記憶回路１１に絶対番地
を記憶させる例で説明したが、再生時であってもよい。

また、制御部１２が絶対番地記憶回路１１に絶対番地を
記憶させる例で説明したが、絶対番地記憶回路１１は絶
時番地記憶キーを操作した操作部１の出力で絶時番地を
記憶する構成としてもよい。

さらに、絶時番地が磁気テープに記録されている例で説
明したが、絶対番地が磁気テープに記録されていない場
合は、メカ部２に設けられているリアルタイムカウンタ
の値を絶対番地として用いればよい。

そして、情報として音楽情報で説明したが、他の情報で
あってもよい。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、記録時または再生時
に操作部の絶対番地記録キーを操作して不要なスタート
ＩＤを消去するために磁気テープの絶対番地を絶対番地
記憶回路に記憶させた後、操作部の絶対番地検索キーを
操作することにより、絶対番地記憶回路が記憶している
絶対番地の部分の情報を順次再生する構成としたので、
不要なスタートＩＤのが速く検索できるとともに、不要
なスタートＩＤの消去が容易にできるという効果がある
。

【図面の簡単な説明】 第１図はこの発明の一実施例によるディジタルオーディ
オ・テープレコーダの構成を 示すブロック図、 第２図（ａ）〜（Ｃ）は動作を説明するための説明図で
ある。 ■・・・操作部、２・・・メカ部、２ａ・・・磁気ヘッ
ド、３・・・入力端子、４・・・アナログ・ディジタル
変換器、５・・・第１の信号処理回路、６・・・記録ア
ンプ、７・・・スイッチ回路、８・・・再生アンプ、９
・・・第２の信号処理回路、１０・・・ディジタル・ア
ナログ変換器、１１・・・絶対番地記憶回路、１２・・
・制御部、ｆｉｌ〜ｔ、３．ｒ□１．Ｉｓ＋ｔおよび１
．・・・スタートＩＤ、Ａ、−Ａ、・・・絶対番地。 第 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 メカ部に装填したカセットハーフに収容されている磁気
   テープを操作部の出力に基づいて走行させ、前記磁気テ
   ープに情報を記録している状態で前記情報の記録レベル
   が所定レベル未満で一定時間継続した後、前記記録レベ
   ルが前記所定レベル以上になると、前記磁気テープに情
   報の先頭を示すスタートＩＤを記録するとともに、前記
   操作部を操作することによって前記スタートＩＤが消去
   できるディジタル・オーディオ・テープレコーダにおい
   て、 前記情報の記録時または再生時に、不要な前記スタート
   ＩＤを消去するために前記操作部の絶対番地記録キーを
   操作した出力に基づき、そのときの前記磁気テープの絶
   対番地を記憶する絶対番地記憶回路と、 前記カセットハーフが前記メカ部に装填されている状態
   で前記操作部の絶対番地検索キーが操作されると、少な
   くとも前記絶対番地記憶回路が記憶している前記磁気テ
   ープの絶対番地の所定時間前から前記情報を順次再生す
   るように前記メカ部を制御する制御部と、 を設けたことを特徴とするディジタル・オーディオ・テ
   ープレコーダ。