JPH0335420A - 斜め配向方法及び斜め配向装置 - Google Patents

斜め配向方法及び斜め配向装置

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JPH0335420A
JPH0335420A JP16881789A JP16881789A JPH0335420A JP H0335420 A JPH0335420 A JP H0335420A JP 16881789 A JP16881789 A JP 16881789A JP 16881789 A JP16881789 A JP 16881789A JP H0335420 A JPH0335420 A JP H0335420A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁性塗膜中に含まれる磁性粉を磁性塗膜面に
対して斜めに配向する斜め配向方法及び斜め配向装置に
関するものである。
〔発明の概要〕
本発明は、磁性塗膜中に含まれる磁性粉を磁性塗膜面に
対して斜めに配向させる斜め配向方法において、磁性塗
膜面と略垂直な磁界成分と磁性塗膜面と略平行な磁界成
分とを同時に印加することにより、これら各磁界成分の
ベクトルの和による斜め方向の磁界で当該磁性粉を斜め
配向しようとするものである。
さらに本発明は、磁性塗膜中に含まれる磁性粉を磁性塗
膜面に対して斜めに配向させる斜め配向装置において、
磁性塗膜面に略垂直な磁界成分を印加するマグネットと
磁性塗膜面に略平行な磁界成分を印加するマグネットと
の共働によって磁性塗膜面に対して斜め方向の磁界を発
生せしめ、この斜め方向の磁界の傾きを低角度側より高
角度側に亘って精度よく@御しようとするものである。
〔従来の技術〕
磁気記録は一般に磁気記録媒体の面内長手方向の磁化を
用いる方式が主流である。しかし、この方式で記録密度
のより一層の向上を図ろうとすると、媒体内の減磁界が
増加するため記録密度に限界を生じ、それ程記録密度を
向上させることができない、すなわちこの方式では、長
波長域での特性は向上するものの、短波長域での特性が
劣るという欠点を有する。
このため従来、磁気記録媒体の磁気記録層の厚さ方向の
磁化により記録を行う垂直磁気記録方式が提案されてい
る。垂直磁気記録方式によれば、記録密度が高密度にな
るに従いfjIi磁界が小さくなることから、特に高密
度記録、短波長記録において上述の面内長手方向磁化に
よる記録よりも優れていることが知られている。
ところが、針状磁性粉末等を磁気記録層に対して垂直方
向に配向させた場合には、短波長域での特性は向上する
が、長波長域での特性が落ちてしまうという欠点がある
そこで、これら面内長手記録方式と垂直磁気記録方式の
各欠点を改善して長波長域から短波長域に亘って高出力
を発揮せしめることが可能な斜め配向技術が提案されて
いる。
斜め配向技術は、塗布型の磁気記録媒体にあっては、磁
性粉を磁性塗膜面に対して斜め方向に配向させることに
よって、電磁変換特性を向上せしめ、長波長域から短波
長域に亘って高出力を発揮させようとするものである。
また、塗布型の磁気記録媒体以外でも、Co−Cr等を
斜方から蒸着させることによって斜方蒸着膜を形成する
蒸着型の磁気記録媒体もあるが、斜方蒸着膜を形成する
には蒸着装置やスパッタリング装置等の装置を使用して
作製する必要があるため、製造コストがどうしても高く
なり、塗布型の磁気記録媒体に比べて不利である。した
がって、塗布型の磁気記録媒体で斜め配向したものが望
ましい。
塗布型の磁気記録媒体に対して斜め配向をするには、こ
れまでは一対のマグネットを磁性塗膜面に対して所定の
角度に傾けて斜めの磁界を発生させ、この磁界で磁性塗
膜中の磁性粉を当該磁性塗膜面に対して斜めに傾けるよ
うにして行われている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、このようにした場合には、低角度側の磁界(
磁性塗膜の面内方向を0度5垂直方向を90度とした場
合、低角度とはO度〜30度程度をさす、)が発生し難
いばかりでなく、所望の角度に応じて媒体を挾んで配設
される一対のマグネットの傾きを変える必要があるため
に、装置が大型になってしまうという問題がある。また
、マグネットを傾けて使用するため、実質的に磁性粉を
配向させる領域が狭くなってしまうという問題もある。
そこで本発明は、かかる従来の実情に鑑みて提案された
ものであって、低角度側の磁界発生を容易ならし廿める
ことか可能な斜め配向方法を提供しようとするものであ
る。
さらに本発明は、低角度側の磁界発生を容易ならしめる
とともに、斜め方向に発生する磁界の傾きを広範囲に亘
って精度よく制御することができ、且つ装置の小型化が
図れ、しかも磁性粉を配向させる領域が確保できる斜め
配向装置を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の斜め配向方法は、上記の目的を達成するために
提案されたものであって、磁性塗膜面に略垂直な磁界成
分と磁性塗膜面に略平行な磁界成分を同時に印加し、当
該磁性塗膜に含まれる磁性粉を前記磁性塗膜面に対して
斜めに配向させることを特徴とするものである。
さらに本発明の斜め配向装置は、磁性塗膜面に略垂直な
磁界成分を印加する第1のマグネットと、磁性塗膜面に
略平行な磁界成分を印加する第2のマグネットを有して
なり、これらマグネットの共働によって当該磁性塗膜に
含まれる磁性粉を前記磁性塗膜面に対して斜めに配向す
ることを特徴とするものである。
本発明においては、゛磁性塗膜面に略垂直な磁界成分と
磁性塗膜面に略平行な磁界成分を同時に印加し、これら
磁界成分のベクトルの和によって前記磁性塗膜面に対し
て斜め方向の磁界を発生させ、この斜め方向の磁界によ
り磁性塗膜中の磁性粉を当該磁性塗膜面に対して斜め方
向に配向させようとするものである。したがって、配向
装置としては磁性塗膜面に略垂直な磁界成分を印加させ
るマグネットと、磁性塗膜面に略平行な磁界成分を印加
させるマグネットの二つを組み合わせて使用する。これ
ら二つのマグネットの配置位置は、少なくとも略垂直な
磁界成分と略平行な磁界成分とのベクトルの和によって
磁性塗膜面に対して斜め方向に磁界が発生する必要があ
ることから、垂直な磁界成分を印加するマグネットの間
に平行な磁界成分を印加するマグネットが配置された構
成が望ましい、もちろん、これとは逆に平行な磁界成分
を印加するマグネットの間に垂直な磁界成分を印加する
マグネットを配置するようにしてもよい。
上記磁性塗膜面に略垂直な磁界成分を印加させるマグネ
ットには、例えば電磁石や永久磁石等が使用できる。一
方、磁性塗膜面に略平行な磁界成分を印加するマグネッ
トには、ソレノイドコイルや永久磁石等が使用できる。
また、本発明が適用される磁気記録媒体としては、塗布
型の磁気記録媒体であり、非磁性支持体上に塗布される
磁性塗膜中の磁性粉は従来公知のものがいずれも適用で
き何ら限定されるものではない0例示するとすれば、r
−FetO,、FezO41r  F e t03とF
e5O4とのヘルドライド化合物、Co含有7−F62
0. 、Co含有Fe。
04、coを含有するy  FegOxとFe30mと
のベルトライド化合物、Cry、に1種又はそれ以上の
金属元素1例えばTe、Sb、Fe。
Bi等を含有させた酸化物、Fe、Co、Ni等の金属
、Fe−Co、Fe−Ni、Fe−Co−Nt、 Fe
−Co−B、  Fe−Co−Cr−B。
Mn−B1. Mn−Al1. Fe−Co−V等の合
金、窒化鉄等の針状微粒子等が挙げられる。
〔作用〕
本発明においては、磁性塗膜面に略垂直な磁界成分と磁
性塗膜面に略平行な磁界成分を同時に印加させると、こ
れら各磁界成分のベクトルの和によって磁性塗膜面に対
して斜め方向の磁界が発生する。
また本発明においては、磁性塗膜面に略垂直な磁界成分
を印加する第1のマグネットと、磁性塗膜面に略平行な
磁界成分を印加する第2のマグネットとの共働によって
磁性塗膜中に含まれる磁性粉を前記磁性塗膜面に対して
斜めに配向させるものであるので、これら各マグネット
で発生する磁界の強さを適宜選択して発生させると、斜
め方向の磁界の傾きがこれに応じて低角度側より高角度
側あるいはこれと逆に高角度側より低角度側に亘って変
化する。
〔実施例〕 以下、本発明を適用した斜め配向方法及び斜め配向装置
の具体的な実施例について説明する。
先ず、本実施例の斜め配向装置について図面を参照しな
がら説明する。
本実施例の斜め配向装置は、第1図に示すように、長尺
状の磁気記録媒体(1)を挾んで上下方向に配設される
第1のマグネット(2) 、 (3) と、上記第1の
マグネット(2) 、 (3)間に配設される第2のマ
グネット(4)から構成されている。
上記第1のマグネッl−(2) 、 (3)は、前記磁
気記録媒体(1)の磁性塗膜面(1a)と媒体裏面(1
b)にそれぞれ対向して直交配置される一対の磁性コア
(5)(6)からなっている、これら磁性コア(5) 
、 (6)は、例えば側面形状が矩形状とされた鉄心等
からなり、対向面長さが少なくともこの間を通る間に磁
性粉の配向が完了し得る程度の長さとされている。上記
磁性コア(5) 、 (6)には、それぞれコイル(7
) 、 (8)が所定数巻回され、該コイル(7) 、
 (8)の両端に共通電源として直流電源(9)が接続
されている。なお、上記直流電源(9)は、各磁性コア
(5) 、 (6)に巻回されるコイル(7) 、 (
8)にそれぞれ別個に接続するようにしてもよい、この
結果、上記一対の磁性コア(5) 、 (6)間には、
上記直流電g (9)より供給される電流によって磁性
塗膜面(la)に略直交する磁界が発生する。なお本実
施例では、媒体裏面(1b〉側に配設される一方のマグ
ネット(3)よりこれに対向して配設される他方のマグ
ネット(2)へ向かう磁界を発生させる。
一方、第2のマグネット(4)は、磁気記録媒体走行方
向(図中矢印a方向)にコイルが延在するように複数巻
回されてなるソレノイドコイル(10)よりなっている
、上記ソレノイドコイル(10)は、前記第1のマグネ
ッ) (2) 、 (3)間に配設され、当該コイルの
延在方向を上記第1のマグネット(2)。
(3)と直交させている。また、上記ソレノイドコイル
(10〉は、前記磁気記録媒体(1)をその内部に走行
させ得る大きさとなされるとともに、先の第1のマグネ
ット(2) 、 (3)と同様当1亥コイル(10)中
を走行する間に磁性粉の配向が完了し得る長さとなされ
ている。さらに上記ソレノイドコイル(10)の両端に
は、当該ソレノイドコイル(10)に直流電流を供給す
るための直流電源(11)が接続されている。したがっ
て、上記ソレノイドコイル(10)に所定の大きさの電
流が供給されると、当該ソレノイドコイル(lO)の中
心軸方向、すなわち磁性塗膜面(1a)と略平行な磁界
が発生する。なお本実施例では、磁気記録媒体走行方向
へ向かう磁界を発生させる。
このように構成される斜め配向装置において、第1のマ
グネッ) (2) 、 (3)と第2のマグネット(4
)によってそれぞれ同時に磁性塗膜面(1a)に略垂直
な磁界と磁性塗膜面(1a)に略平行な磁界を発生させ
ると、第2図に示すように、これら垂直な磁界成分Hl
と平行な磁界成分H2のベクトルの和として磁性塗膜面
(la)に対して斜め方向に磁界Hlが発生する。この
斜め方向の磁界H3の傾き〔すなわち、磁性塗膜面(l
a)と斜め方向の磁界H3とのなす角度θ〕は、磁性塗
膜面(la)に略垂直な磁界成分H3の大きさと、磁性
塗膜面(1a)に略平行な磁界成分H1の大きさによっ
て変化する。すなわち、磁性塗膜面(1a)に垂直な磁
界成分Hlを磁性塗膜面(1a)に平行な磁界成分H8
に対して大きくすれば、これらベクトルの和として発生
する斜め方向の磁界H3の傾きは大きくなる。すなわち
、磁性塗膜面(1a)に対して垂直方向に傾く、逆に、
磁性塗膜面(la)と略平行な磁界成分H8を磁性塗膜
面(1a)に略垂直な磁界成分H6に対して大きくすれ
ば、今度は斜め方向の磁界Hlの傾きは小さくなり、磁
性塗膜面(la)と平行な方向に傾く。
したがって、本実施例の装置によれば、第1のマグネッ
ト(2) 、 (3)と第2のマグネット(4)に供給
する電流の大きさを適宜選択して供給すれば、各方向の
磁界成分の大きさを変えることができ、結果として斜め
方向の磁界H4の傾きを低角度側から高角度側に亘り広
範囲に変化させることが可能となる。もちろん、これら
第1のマグネット(2)。
(3)と第2のマグネット(4)に供給する電流の向き
を変え、それぞれに供給するt流の大きさを変えれば、
斜め方向の磁界Hlの傾きを0度〜360度の範囲で変
化させることも可能である。
また、本実施例の装置においては、装置を動かさなくと
も斜め方向の磁界H,の傾きを変化させることができる
ので、当該装置の小型化が図れ、しかも斜め配向する8
1域が広くとれる。
なお、本発明においては、第1のマグネット(2)(3
)と第2のマグネット(4)でそれぞれ発生する磁界成
分のベクトルの和によって斜め方向の磁界を発生させる
ことができれば、上記の例に限定される必要はない0例
えば、磁性塗膜面(1a)に略平行な磁界成分を印加す
る第2のマグネノド(4)、すなわちソレノイドコイル
(10)内に前記第1のマグネット(2) 、 (3)
を収容するようにしてもよい。
もちろん、この場合においても同様に磁性塗膜面(la
)に対して斜め方向の磁界を発生させることができる。
次に、本実施例の斜め配向方法について説明する。なお
、本実施例では先の斜め配向装置を使用して磁性粉を磁
性塗膜面に対して斜めに配向した例として説明する。
先ず、第1のマグネッ) (2) 、 (3)と第2の
マグネット(4)にそれぞれ所定の大きさの電流を供給
して磁性塗膜面(1a)に略垂直な磁界と、磁性塗膜面
(la)に略平行な磁界を発生させる。
次いで、磁性粉を含んだ磁性塗膜が形成されてなる磁気
記録媒体(1)を磁性塗膜が未だ乾燥する前の流動し得
る状態のときに、先の第2のマグネット(4)のソレノ
イドコイル(10)内へ挿入し、第1図中a方向に走行
させる。
すると、磁性粉はこれら磁性塗膜面(1a)と略垂直な
磁界成分H3と磁性塗膜面(1a)と略平行な磁界酸分
H2の両方の磁界を受ける。この結果、上記磁性粉はこ
れら垂直な磁界成分H1と平行な磁界+m分Hzのベク
トルの和によって、当咳合戊ヘクトル方向へ配向される
0本実施例では、磁性塗膜面(la)となす角度θの傾
きに応して磁性塗膜面()a)上に配設されるマグネッ
ト(2)側へ向かって斜め向きに配向される。
この後、一連の工程中で乾燥を行えば斜め配向された磁
気記録媒体が得られる。
次に、前述の斜め配向装置を用いて実際に斜め配向を行
い、磁気記録媒体を作製した。
尖朕班 磁性塗料の組成 Fe             100重量部ポリウレ
タン樹脂       10重量部塩化ビニル系樹脂 
      10重量部アルミナ          
  6重量部カーボン            3重量
部硬化剤(商品名コロネートL)   4重量部溶剤 
           250重量部以上の原材料をボ
ールミルにて48時間混合した後、フィルターを通して
磁性塗料とした。この磁性塗料をロールコータ−により
ポリエチレンテレフタレートフィルムに塗布しカレンダ
ー処理を施した後硬化させ、さらにバックコート層を形
成して所定幅に裁断しサンプルテープとした。
そして、上記サンプルテープを先の第1図に示す斜め配
向装置を用いて斜め配向した。
なお、本実験例では磁性粉を磁性塗膜面より垂直方向へ
30度傾けて配向した。
北本u4よ りンプルテーブは実験例と同じものを使用し、このサン
プルテープに対して長手配向を行った。
長手配向は、電磁石による磁界を媒体長手方向に印加す
ることで行った。
北本0建i サンプルテープは実験例と同じものを使用し、このサン
プルテープに対して垂直配向を行った。
垂直配向は、永久磁石に巻回されたコイルに直流電流を
供給して発生する磁界を媒体垂直方向に印加することで
行った。なお、垂直磁界の強さは5 KGauss と
した。
そして、上記実験例及び比較例1.比較例2で得られた
サンプルテープの電磁変換特性(再生出力特性)を測定
した。その結果を第3図に示す。
なお第3図中、実線は実験例を、破線は比較例1を、−
点M線は比較例2をそれぞれ示す。
この結果かられかるように、長手配向を行ったサンプル
テープでは長波長域での再生出力特性は優れるものの短
波長域では再生出力特性が劣化していることがわかる。
一方、垂直配向を行ったサンプルテープでは短波長域で
の再生出力特性は優れるが長波長域での再生出力特性に
劣化がみられる。他方、斜め配向を行ったサンプルテー
プでは、長波長域より短波長域に亘って広範囲に高出力
が得られていることがわかる。したがって、斜め配向を
行えば再生出力特性を長波長域から短波長域に亘って高
出力化することができ、またC/N比も向上させること
ができる。
〔発明の効果〕
以上の説明からも明らかなように、本発明の方法におい
ては、磁性塗膜面に略垂直な磁界成分と磁性塗膜面に略
平行な磁界成分とを同時に印加するので、これら各磁界
成分のベクトルの和によって磁性塗膜中に含まれる磁性
粉を前記磁性!t!膜面に対して斜めに配向することが
できる。
また、これら磁界成分の大きさを適宜選択して発生させ
れば、低角度側の磁界を容易に発生させることができる
また、本発明の装置においては、磁性塗膜面に略垂直な
磁界成分を印加するマグネットと磁性塗膜面に略平行な
磁界成分を印加するマグネットとの共働によって斜め方
向の磁界を発生せしめることができるので、両磁界成分
の大きさを適宜選択して発生させれば、斜め方向の磁界
の傾きを低角度側より高角度側に亘って精度よく制御す
ることができる。
また、本発明の装置においては、斜め方向の磁界の傾き
を各磁界成分の大きさを変化させることのみで変えるこ
とができるので、いちいち装置を動かす必要はない、し
たがって、装置自体の小型化を図ることができ、しかも
斜め配向する領域を十分確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した斜め配向装置の一実施例を示
す模式図、第2図はその装置で発生する磁界の状態を示
す模式図である。 第3図は記録波長に対する再生出力依存性を示す特性図
である。 ・磁気記録媒体 ・・第1のマグ不ツ ・第2のマグネット ト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)磁性塗膜面に略垂直な磁界成分と磁性塗膜面に略
    平行な磁界成分を同時に印加し、当該磁性塗膜に含まれ
    る磁性粉を前記磁性塗膜面に対して斜めに配向させるこ
    とを特徴とする斜め配向方法。
  2. (2)磁性塗膜面に略垂直な磁界成分を印加する第1の
    マグネットと、磁性塗膜面に略平行な磁界成分を印加す
    る第2のマグネットを有してなり、これらマグネットの
    共働によって当該磁性塗膜に含まれる磁性粉を前記磁性
    塗膜面に対して斜めに配向することを特徴とする斜め配
    向装置。
JP16881789A 1989-06-30 1989-06-30 斜め配向方法及び斜め配向装置 Expired - Fee Related JP2822212B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6261647B1 (en) 1995-01-02 2001-07-17 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method and apparatus for manufacturing magnetic recording medium

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6261647B1 (en) 1995-01-02 2001-07-17 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method and apparatus for manufacturing magnetic recording medium

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