JPH0335418Y2 - - Google Patents

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JPH0335418Y2
JPH0335418Y2 JP9559285U JP9559285U JPH0335418Y2 JP H0335418 Y2 JPH0335418 Y2 JP H0335418Y2 JP 9559285 U JP9559285 U JP 9559285U JP 9559285 U JP9559285 U JP 9559285U JP H0335418 Y2 JPH0335418 Y2 JP H0335418Y2
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JP
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roller
wall
wall surface
hood
painting
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JP9559285U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、建造物の外壁面が単純な平面でな
く、摺曲面や凹凸面等を有する形状で構成されて
いる場合、及び前記外壁面に対し風の吹く屋外で
吹付け塗装を行う場合等において、塗料ミストの
飛散を防止するとともに人手によらずに自動的に
塗装できるようにした壁面自動塗装装置に関す
る。
〔従来の技術〕
一般に、建造物の外壁面の塗装は外壁にそつて
移動するゴンドラ等の搬送装置に人が搭乗し人手
により行われていた。特に外壁面が摺曲した面や
凹凸面等で構成されている場合の塗装は、まして
人手による塗装作業(手動ローラ塗り、スプレー
塗りその他)が行われていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕 従来の人手による塗装作業にあつては、特に
中・高層建造物の外壁面を塗装する場合、手動ロ
ーラ塗りは極めて能率が悪く且つ作業に危険が伴
う。またスプレー塗りの場合、建造物の外壁は一
般に地平面より風速が大で、従つて塗料ミストが
飛散して塗料損失が大きく、さらに環境に悪影響
を与えるという問題点があつた。
また、壁面が平面で構成されている場合は、ス
プレーガンを内蔵したフードを壁面に沿つて移動
させる装置による自動塗装も考えられるが、壁面
が摺曲していたり、凹凸がある場合の塗装の自動
化は、スプレーと壁面との間の距離を常に一定に
保つことと、塗料ミストの飛散を防止するという
点で、そのような装置の実現は困難であつた。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、このような従来からの問題点に着
目してなされたもので、壁面に並行して移動可能
であり、且つ該壁面に臨む面を開口部としたフー
ド(箱体)の内部にスプレーガン(塗料吹付装
置)を設け、前記開口部の上下縁部には複数の平
ローラを、左右縁部には壁面の形状に対応して自
動的に前進後退可能な追随ローラをそれぞれ設
け、さらに前記平ローラ及び追随ローラのローラ
本体をそれぞれ柔軟な弾性体で形成した壁面自動
塗装装置を提供するものである。
〔作用〕 この壁面自動塗装装置は、ゴンドラ等のレール
に係合して横方向移動可能に吊持されており、ま
た前後方向にも移動可能となつている。
いま、本装置が壁面に対して設置されると、先
ずフードが壁面に向つて前進し、フード上下縁に
互に部分的に重なり合うように設けられた複数の
平ローラが壁面に当接して所定量だけ撓み、撓ん
で平坦になつた各平ローラの端部によつて開口部
の上下縁部が閉塞されるとフードの前進は自動的
に停止する。次いで追随ローラが前進し壁面に当
接して同様に撓み、開口部の左右縁部が閉塞され
ると追随ローラの前進は自動的に停止する。
このように開口部の四周が各ローラによつて閉
塞された状態で吹付け塗装が行われる。
また、フードが横方向に移動する際も、各ロー
ラは撓んだ状態で回動し、開口部の閉塞状態を維
持する。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。第1〜4図はこの考案の一実施例を示す図
である。
先ず構成を説明すると、1はフード(箱体)で
あつて、使用時に壁面と対向する面のみが開口し
た開口部1aを形成している。2はブラケツトで
あつて、サイドローラ3を回動自在に軸支すると
ともに、液圧シリンダ4によつてフード1の側面
に沿つて前後方向に摺動可能に設けられている。
5は補助ローラであつて、サイドローラ3のロー
ラ軸6の両端部に回動可能に設けられたアーム7
に回動自在に軸支されている。8はトルクモータ
であつて、ローラ軸6の両端に設けられ、アーム
7を介して補助ローラ5を壁面Wに一定のトルク
で押圧するようになつている。9は平ローラであ
つて、フード1の開口部1aの縁部及び下縁部に
軸支されてそれぞれ複数個ずつ設けられている。
また、これらの平ローラ9は互に部分的に重なり
合うとともに、補助ローラ5とも部分的に重なり
合うようになつている(第1図参照)。サイドロ
ーラ3、補助ローラ5、平ローラ9のそれぞれロ
ーラ本体は、本実施例においてはすべてスポンジ
(柔軟な弾性体)で形成されている。
また、サイドローラ3、アーム7、補助ローラ
5、トルクモータ8によつて追随ローラRを構成
している。
10は塗料吹付装置のスプレーガンであつて、
駆動モータ11によつて、フード1内に首振り可
能に設けられている。
次に作動を説明する。
本装置Sは、第4図に示すように、ゴンドラG
のレールと係合して矢印X−X方向(横方向)に
移動可能に、また駆動梁Mによつて矢印Y−Y方
向(前後方向)に移動可能に吊持されている。
いま、本装置Sが壁面に向つて前進して壁面
W1に当接し、各ローラの壁面W1に対する押圧力
が所定の大きさになるとフード1の前進は自動的
に停止する。なお、フード1前端と壁面W1との
距離によつて前記停止を行わせてもよい。このと
き、平ローラ9及び追随ローラRは、本装置Sの
上面図である第2図に示すように、それぞれW1
の壁面で押し潰され、各ローラの端面は平坦な平
面となつて互に連続した状態となる。従つてフー
ド1の開口部1aは、平ローラ9及び補助ローラ
5によつて上下縁部を閉塞され、サイドローラ3
によつて左右縁部を閉塞される。そして、この状
態においてスプレーガン10によつて付け塗装が
行われる。
次いで、フード1が壁面W1から壁面W2へ両壁
面の境界である凸部を超えて移動する際は、第2
図において左側のブラケツト2が液圧シリンダ4
によつて、サイドローラ3の壁面W2に対する押
圧力が所定の大きさになるまで自動的に前進す
る。また、補助ローラ5はトルクモータ8によつ
てアーム7を介して壁面W1又はW2に、他のロー
ラと同様な押圧力で押しつけられる。従つて、開
口部1aと壁面W1とW2との間は閉塞空間とな
る。
次に、フード1aと壁面W1からW3へ両壁面の
境界である凹部を超えて移動する際は、第3図お
いて、右側の追随ローラRが自動的に後退し、サ
イドローラ3の壁面W3に対する押圧力が自動的
に所定の大きさに維持される。補助ローラ5はト
ルクモータ8によつて同様の押圧力で壁面W3
押しつけられる。従つて各ローラの端面は平坦に
なつて互に連続した状態となり、第2図の場合と
同様に開口部1aと壁面W1,W2との間は閉塞空
間として維持される。そこで吹付け塗装が行われ
るが、塗料ミストは前記閉塞空間からは飛散しな
い。
なお、本実施例において、フード1及びブラケ
ツト2の前進後退の制御は、ローラの壁面に対す
る接触圧を検知する方式を用いたが、フード1の
前端と壁面Wとの距離を検知して制御する方式と
してもよい。
〔考案の効果〕
以上説明してきたように、この考案によればそ
の構成を、壁面に並行して移動可能であり、且つ
該壁面に臨む面を開口部とした箱体の内部に塗料
吹付装置を設け、前記開口部の上下縁部には作動
時に前記箱体と壁面の間を閉塞する複数の平ロー
ラを、左右縁部には壁面の形状に対応して自動的
に前進後退可能な追随ローラをそれぞれ設け、さ
らに前記平ローラ及び追随ローラのローラ本体を
それぞれ柔軟な弾性体で形成した壁面自動塗装装
置としたため、(1)塗料ミストの飛散を防止して塗
料損失を大幅に低減するとともに環境の汚れを防
止できる。(2)屋外の風の吹きつける環境において
も自動塗装が可能。(3)中・高層建造物の外壁を自
動塗装できる。(4)塗装作業が人手によらないため
安全且つ効率的である、等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る実施例の斜視図、第2図
は第1図の上面図、第3図は第1図の1部破断を
伴う上面図、第4図は本実施例による塗装施工の
説明図である。 1……フード(箱体)、1a……開口部、3…
…サイドローラ、5……補助ローラ、7……アー
ム、]―R……追随ローラ、9……平ローラ、10
……スプレーガン(塗料吹付装置)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 壁面に並行して移動可能であり、且つ該壁面に
    臨む面を開口部とした箱体の内部に塗料吹付装置
    を設け、前記開口部の上下縁部には作動時に前記
    箱体と壁面の間を閉塞する複数の平ローラを、左
    右縁部には壁面の形状に対応して自動的に前進後
    退可能な追随ローラをそれぞれ設け、さらに前記
    平ローラ及び追随ローラのローラ本体をそれぞれ
    柔軟な弾性体で形成した壁面自動塗装装置。
JP9559285U 1985-06-24 1985-06-24 Expired JPH0335418Y2 (ja)

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JP9559285U JPH0335418Y2 (ja) 1985-06-24 1985-06-24

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JP9559285U JPH0335418Y2 (ja) 1985-06-24 1985-06-24

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JPS625849U JPS625849U (ja) 1987-01-14
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01107861A (ja) * 1987-10-20 1989-04-25 Taisei Corp 建物外壁面の自動塗装装置

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JPS625849U (ja) 1987-01-14

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