JPH0335180A - 1接合超伝導量子干渉計及びその駆動・検出方法 - Google Patents
1接合超伝導量子干渉計及びその駆動・検出方法Info
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- JPH0335180A JPH0335180A JP16987689A JP16987689A JPH0335180A JP H0335180 A JPH0335180 A JP H0335180A JP 16987689 A JP16987689 A JP 16987689A JP 16987689 A JP16987689 A JP 16987689A JP H0335180 A JPH0335180 A JP H0335180A
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- Measuring Magnetic Variables (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、ジョセフソン接合で作られる磁束検出器であ
るl接合超伝導量子干渉計およびその駆動・検出方法に
関する。
るl接合超伝導量子干渉計およびその駆動・検出方法に
関する。
(従来の技術)
2個の超伝導体が臨界温度以下の状態、つまり超伝導状
態であるとすると、電流が臨界電流より小さい状態では
、薄い絶縁体障壁たる接合が超伝導物質のように働くこ
とに着目したジョセフソン接合の応用例として、超伝導
量子干渉計(SQU■D=以下スクィッドと表す)が広
く知られている。このスクィッドは、心臓や筋肉、眼球
などの活動に伴って発生する磁気測定、鉱物、地熱源の
探査や気象観測、或いは、物質の磁気的物性計測および
精密電磁気的計測に応用される。
態であるとすると、電流が臨界電流より小さい状態では
、薄い絶縁体障壁たる接合が超伝導物質のように働くこ
とに着目したジョセフソン接合の応用例として、超伝導
量子干渉計(SQU■D=以下スクィッドと表す)が広
く知られている。このスクィッドは、心臓や筋肉、眼球
などの活動に伴って発生する磁気測定、鉱物、地熱源の
探査や気象観測、或いは、物質の磁気的物性計測および
精密電磁気的計測に応用される。
スクィッドはその駆動のために用いられるバイアス方式
の違いにより一つのリング(スクィッドループ)中に一
つのジョセフソン接合を持つものをrr−スクィッド、
二つのジョセフソン接合を持つものをdc−スクィッド
と呼ばれる。本発明は前者のrf−スクィッドについて
の駆動・検出方法に関するものである。
の違いにより一つのリング(スクィッドループ)中に一
つのジョセフソン接合を持つものをrr−スクィッド、
二つのジョセフソン接合を持つものをdc−スクィッド
と呼ばれる。本発明は前者のrf−スクィッドについて
の駆動・検出方法に関するものである。
スクィッドは、前述した如く、駆動のために用いられる
バイアス方式の違いによってスクィッドルーブ中に1つ
のジョセフソン接合を持つものをrf−スクィッド、2
つのジョセフソン接合を持つものをdc−スクィッドと
呼ばれるが、本発明は、前者のrf−スクィッドについ
ての駆動検出方法に関するものである。rf−スクィッ
ドの従来の駆動検出方法の一般的な説明は多くの文献や
専門図書に記載されているが、代表的なものとしては、
「ジョセフソン効果(基礎と応用)」(電気学会編)や
「ジョセフソン効果の物理と応用」(近代科学社)等が
ある。以下その概要について簡単に記述する。基本構成
回路を第1図に示す。
バイアス方式の違いによってスクィッドルーブ中に1つ
のジョセフソン接合を持つものをrf−スクィッド、2
つのジョセフソン接合を持つものをdc−スクィッドと
呼ばれるが、本発明は、前者のrf−スクィッドについ
ての駆動検出方法に関するものである。rf−スクィッ
ドの従来の駆動検出方法の一般的な説明は多くの文献や
専門図書に記載されているが、代表的なものとしては、
「ジョセフソン効果(基礎と応用)」(電気学会編)や
「ジョセフソン効果の物理と応用」(近代科学社)等が
ある。以下その概要について簡単に記述する。基本構成
回路を第1図に示す。
同図においてスイッチ1がrf−発振器2につながれた
状態で(rfモード)その発振器2のレベルの調整と十
分なインピーダンスを与える可変コンデンサ3を調整し
、そしてオシロスコープ6をモニタしなからLC共振回
路4を可変コンデンサ5の調整によって共振状態にせし
め、LC共振回路4のコイルから相互インダクタンスM
を介してスクィッド7をバイアスし、さらにこの後スイ
ッチlを抵抗8側(afモード)に切り替えた状態でa
f−発振器9の信号により外部磁界の変化をスクィッド
に与えることで、LC発振回路4の両端には、外部磁界
の周期φ。(2,07X10−’G・c1&)で変化す
る電圧Vrf (r r−スクィッドの三角波パターン
(■□−φ、f):第2図参照)がオシロスコープ6で
観測される。af−発振器9の振幅を小さくし、さらに
周期変化する電圧の山あるいは谷の部分をその動作点と
すると(ロックするという)、検出コイル10.入力コ
イル11によりスクィッドに導入される外部磁束が変化
することで動作点にずれが生ずる。このずれを検出する
のがrf−増幅器12、検波器13、af−増幅器14
、および位相検波器15の回路系である。af−磁界(
周波数r、)の中心が三角波パターンの山あるいは谷の
部分にロックされているとスクィッドからの応答は、周
波数2foの成分のみとなり位相検波の出力は零である
が、外部磁界が変化しaf−磁界の中心が頂点からずれ
てくると周波数f、の応答成分が現れ、位相検波器15
の出力は、そのずれ方に応じて正負の出力となり、この
出力を積分し、ある時定数で決められる時間内の過去の
振舞いに応じた積分値を帰還増幅器 16を通してLC
共振回路からスクィッドに負帰還させることで外部磁界
の変化を打ち消して常に位相検波出力を零にする、いわ
ゆる零位法を構成している。外部磁界の変化は負帰還さ
せる電流値を抵抗17で電圧に変換して記録することで
磁界変化に比例する線形化した出力を得ている。
状態で(rfモード)その発振器2のレベルの調整と十
分なインピーダンスを与える可変コンデンサ3を調整し
、そしてオシロスコープ6をモニタしなからLC共振回
路4を可変コンデンサ5の調整によって共振状態にせし
め、LC共振回路4のコイルから相互インダクタンスM
を介してスクィッド7をバイアスし、さらにこの後スイ
ッチlを抵抗8側(afモード)に切り替えた状態でa
f−発振器9の信号により外部磁界の変化をスクィッド
に与えることで、LC発振回路4の両端には、外部磁界
の周期φ。(2,07X10−’G・c1&)で変化す
る電圧Vrf (r r−スクィッドの三角波パターン
(■□−φ、f):第2図参照)がオシロスコープ6で
観測される。af−発振器9の振幅を小さくし、さらに
周期変化する電圧の山あるいは谷の部分をその動作点と
すると(ロックするという)、検出コイル10.入力コ
イル11によりスクィッドに導入される外部磁束が変化
することで動作点にずれが生ずる。このずれを検出する
のがrf−増幅器12、検波器13、af−増幅器14
、および位相検波器15の回路系である。af−磁界(
周波数r、)の中心が三角波パターンの山あるいは谷の
部分にロックされているとスクィッドからの応答は、周
波数2foの成分のみとなり位相検波の出力は零である
が、外部磁界が変化しaf−磁界の中心が頂点からずれ
てくると周波数f、の応答成分が現れ、位相検波器15
の出力は、そのずれ方に応じて正負の出力となり、この
出力を積分し、ある時定数で決められる時間内の過去の
振舞いに応じた積分値を帰還増幅器 16を通してLC
共振回路からスクィッドに負帰還させることで外部磁界
の変化を打ち消して常に位相検波出力を零にする、いわ
ゆる零位法を構成している。外部磁界の変化は負帰還さ
せる電流値を抵抗17で電圧に変換して記録することで
磁界変化に比例する線形化した出力を得ている。
電流源18は帰還電流のバイアスのための電流源である
。
。
(本発明が解決しようとする課題)
このような従来の磁界の検出方法では、位相検波器の入
力可能周波数までがaf−変調周波数foの限界であり
通常はI KHz〜50KHzが使われる。仮にfo=
50 KHzとすると変動する被検出磁界に対する検出
系のおよその追従限界周波数はI KHz程度以下にな
り、それを磁束の変化量も併せて磁束量子の単位で表し
たのがスルーレートと呼ばれる量で103〜104φ、
/SEc程度になる。従来の方法における問題点の1
つはスフインド検出系の高周波追従性が位相検波器(ロ
ックインアンプ)の能力で制限される比較的低い値に抑
えられていることである。また従来の方式では、ノイズ
についても次のような問題点がある。外部磁界の変化に
伴う第1図のLC共振回路4の両端に現れる電圧変化は
μV程度で位相検波を行うためには100万倍近い増幅
をrf−増幅器とaf−増幅器とで行うが、この増幅の
プロセスでスクィッドノイズのかなりの部分が導入され
ることである。
力可能周波数までがaf−変調周波数foの限界であり
通常はI KHz〜50KHzが使われる。仮にfo=
50 KHzとすると変動する被検出磁界に対する検出
系のおよその追従限界周波数はI KHz程度以下にな
り、それを磁束の変化量も併せて磁束量子の単位で表し
たのがスルーレートと呼ばれる量で103〜104φ、
/SEc程度になる。従来の方法における問題点の1
つはスフインド検出系の高周波追従性が位相検波器(ロ
ックインアンプ)の能力で制限される比較的低い値に抑
えられていることである。また従来の方式では、ノイズ
についても次のような問題点がある。外部磁界の変化に
伴う第1図のLC共振回路4の両端に現れる電圧変化は
μV程度で位相検波を行うためには100万倍近い増幅
をrf−増幅器とaf−増幅器とで行うが、この増幅の
プロセスでスクィッドノイズのかなりの部分が導入され
ることである。
(課題を解決するための手段とその作用)本発明は前述
した課題を解決するために、rf−スクィッドに外部磁
界に応じた磁場を印加する入力コイル、トンネル接合型
ジョセフソンジャンクションに同位相のバイアス電流を
供給するバ・イアスミ源、ジャンクシランに発生する電
圧に印加される基準電圧源、外部磁界の変化による磁束
変化を打ち消すようスクィッドルーフに磁界を印加する
帰還コイルからなるl接合超伝導量子干渉計を提供する
。
した課題を解決するために、rf−スクィッドに外部磁
界に応じた磁場を印加する入力コイル、トンネル接合型
ジョセフソンジャンクションに同位相のバイアス電流を
供給するバ・イアスミ源、ジャンクシランに発生する電
圧に印加される基準電圧源、外部磁界の変化による磁束
変化を打ち消すようスクィッドルーフに磁界を印加する
帰還コイルからなるl接合超伝導量子干渉計を提供する
。
さらに、本発明は、rf−スクィッドを用い、それへの
バイアス電流としてOと適当な値の間を繰り返す高周波
の電流を外部より供給し、rf−スクィッドリングで生
ずるパルス状の電圧でラッチされるトンネル接合型ジョ
セフソンジャンクションからの出力電圧の積分値が予め
設定されていた基準の電圧に等しくなるように負寿還を
かけてスクィッドに与えられる被検出磁束の変化を検出
することを特徴とする1接合超伝導量子干渉計の駆動・
検出方法を提供する。
バイアス電流としてOと適当な値の間を繰り返す高周波
の電流を外部より供給し、rf−スクィッドリングで生
ずるパルス状の電圧でラッチされるトンネル接合型ジョ
セフソンジャンクションからの出力電圧の積分値が予め
設定されていた基準の電圧に等しくなるように負寿還を
かけてスクィッドに与えられる被検出磁束の変化を検出
することを特徴とする1接合超伝導量子干渉計の駆動・
検出方法を提供する。
本発明で用いるrf−スクィッドは、第3図に示すよう
にスクィッドリングの内部磁界と外部磁界の関係(φ−
φ、特性)がヒステリシスを持つもの、すなわち同図で
外部磁界がP、をこえるとQlに転移が起こりそこから
外部磁界が減少するとR+でS、に転移するものを用い
る。まず検出方法の原理及び特徴について述べる。第4
図に駆動検出回路を示す、同図の検出コイル10で取り
込まれた外部磁界をループ電流で入力コイル11に伝達
し同コイルからスクィッド7に磁場が印加される。この
外部磁場の変化を次のようにして検出する。まず高周波
電源19によりrf−スクィッド7とトンネル型ジッセ
フソン接合(以下:ジャンクション)20に同位相のバ
イアス電流!。
にスクィッドリングの内部磁界と外部磁界の関係(φ−
φ、特性)がヒステリシスを持つもの、すなわち同図で
外部磁界がP、をこえるとQlに転移が起こりそこから
外部磁界が減少するとR+でS、に転移するものを用い
る。まず検出方法の原理及び特徴について述べる。第4
図に駆動検出回路を示す、同図の検出コイル10で取り
込まれた外部磁界をループ電流で入力コイル11に伝達
し同コイルからスクィッド7に磁場が印加される。この
外部磁場の変化を次のようにして検出する。まず高周波
電源19によりrf−スクィッド7とトンネル型ジッセ
フソン接合(以下:ジャンクション)20に同位相のバ
イアス電流!。
−1btF(t)、Ia =14tF (t)を供給す
る。
る。
このF(t)はO〜1の間の値をとる周期関数で例えば
第5図のような矩形波とか図示はしてないがSIN波的
なもので良い。■1の大きさは、それがスクィッドリン
グに作る磁束が第3図に示すrf−スクィッドの内部磁
場−外部磁場特性(φ−φ、特性)のPoからQlに転
移するしきい値に相当する値に設定しである。■□の大
きさはジャンクシラン20が電圧状態にならない値すな
わち臨界電流値よりも少し小さな値とする。rf−スク
ィッドが第3図でPoからQ+に転移が起こるとスクィ
ッドリングに非常に高速パルス(5ピコ秒)が発生し、
そのパルスを抵抗21によって電流I、に変換してジャ
ンクシラン20に流すと、そこに流れる電流はh+I□
となりジャンクションの臨界電流を超え、その両端に電
圧が発生する。この電圧のバイアス電流に対する発生確
率は■1を調整することで、たとえば0.5にすること
ができる。この状態で外部磁界をインプットコイル11
によりrf−スクィッドに導入すると、電圧の発生確率
が0.5からずれる。このずれをある基準値との比較か
ら検出し負帰還をかけて元の確率0.5の状態に戻す。
第5図のような矩形波とか図示はしてないがSIN波的
なもので良い。■1の大きさは、それがスクィッドリン
グに作る磁束が第3図に示すrf−スクィッドの内部磁
場−外部磁場特性(φ−φ、特性)のPoからQlに転
移するしきい値に相当する値に設定しである。■□の大
きさはジャンクシラン20が電圧状態にならない値すな
わち臨界電流値よりも少し小さな値とする。rf−スク
ィッドが第3図でPoからQ+に転移が起こるとスクィ
ッドリングに非常に高速パルス(5ピコ秒)が発生し、
そのパルスを抵抗21によって電流I、に変換してジャ
ンクシラン20に流すと、そこに流れる電流はh+I□
となりジャンクションの臨界電流を超え、その両端に電
圧が発生する。この電圧のバイアス電流に対する発生確
率は■1を調整することで、たとえば0.5にすること
ができる。この状態で外部磁界をインプットコイル11
によりrf−スクィッドに導入すると、電圧の発生確率
が0.5からずれる。このずれをある基準値との比較か
ら検出し負帰還をかけて元の確率0.5の状態に戻す。
この戻すために必要な電流の変化を取り出すことによっ
て外部磁界の変化を検出できるのである。
て外部磁界の変化を検出できるのである。
(実施例)
本発明の一例の1接合超伝導量子干渉計及びその駆動・
検出方法を第4図を用いて説明する。
検出方法を第4図を用いて説明する。
まず、バイアス電源19からのIh、Imを前述した値
になるように可変抵抗22と23により調節する。その
調節はスイッチ30を開いた状態にしてジャンクシラン
20の両端電圧を増幅した増幅器(差動アンプ)24の
出力を端子25でモニタし、そこで観測されるパルスの
発生確率がバイアス電流に対して0.5になるように行
う。さらにそのパルスを積分器27に入力して符号を反
転させた出力を得る。この値に電圧源26からの基準電
圧(リファレンス)を加算器29で加え端子28での値
がOになるように基準電圧源26を調整する。この状態
までは外部磁界はスフィンドループに導入させないで行
う、この後スイッチ30を閉じ、さらに検出コイルlO
および入力コイル11を介して外部磁界をスクィッドル
ープ7に導入するとその変化量に応じて第3図のP、か
らQ。
になるように可変抵抗22と23により調節する。その
調節はスイッチ30を開いた状態にしてジャンクシラン
20の両端電圧を増幅した増幅器(差動アンプ)24の
出力を端子25でモニタし、そこで観測されるパルスの
発生確率がバイアス電流に対して0.5になるように行
う。さらにそのパルスを積分器27に入力して符号を反
転させた出力を得る。この値に電圧源26からの基準電
圧(リファレンス)を加算器29で加え端子28での値
がOになるように基準電圧源26を調整する。この状態
までは外部磁界はスフィンドループに導入させないで行
う、この後スイッチ30を閉じ、さらに検出コイルlO
および入力コイル11を介して外部磁界をスクィッドル
ープ7に導入するとその変化量に応じて第3図のP、か
らQ。
に転移する確率が0.5からずれ、結局はじめにOに設
定さていた端子28での出力が外部磁界の変化に比例し
た出力を与える。この出力(電圧)をV−1変換器31
を通して適当な大きさの電流に変換し、帰還コイル32
でスクィッドループ7に磁界として印加することで外部
磁界の変化による磁束変化を打ち消すようにすることが
できる。これは、いわゆる負帰還による零位法であり、
この負帰還のループによりスクィッド内には一定の磁束
が保存されることになる。
定さていた端子28での出力が外部磁界の変化に比例し
た出力を与える。この出力(電圧)をV−1変換器31
を通して適当な大きさの電流に変換し、帰還コイル32
でスクィッドループ7に磁界として印加することで外部
磁界の変化による磁束変化を打ち消すようにすることが
できる。これは、いわゆる負帰還による零位法であり、
この負帰還のループによりスクィッド内には一定の磁束
が保存されることになる。
本発明での外部磁束変化の検出方法においてその被検出
磁界の変化に対する追従性を決める因子はバイアス電流
!、(1,)の周波数である。本発明のスクィッド駆動
検出回路では従来のような位相検波方式を採っていない
のでロックインアンプなどによる周波数の制限はなくス
クィッド素子自身のスイッチング速度によって決まる上
限で制限される。その値は100GI(z程度の高周波
で従来の方式では100KHz程度が上限とすれば本発
明では、原理的にはこの周波数比で5〜6桁程高周波追
従性が改善されることになる。さらに本発明でのスクィ
ッドからの出力がトンネル型接合の電圧状態へのスイッ
チング電圧で、この値はmVオーダーであり、従来のも
のはμVのオーダーであるため、従来のものと比べると
非常に検出するのが容易でかつ前置増幅器が不要になり
S/N比の向上につながる。
磁界の変化に対する追従性を決める因子はバイアス電流
!、(1,)の周波数である。本発明のスクィッド駆動
検出回路では従来のような位相検波方式を採っていない
のでロックインアンプなどによる周波数の制限はなくス
クィッド素子自身のスイッチング速度によって決まる上
限で制限される。その値は100GI(z程度の高周波
で従来の方式では100KHz程度が上限とすれば本発
明では、原理的にはこの周波数比で5〜6桁程高周波追
従性が改善されることになる。さらに本発明でのスクィ
ッドからの出力がトンネル型接合の電圧状態へのスイッ
チング電圧で、この値はmVオーダーであり、従来のも
のはμVのオーダーであるため、従来のものと比べると
非常に検出するのが容易でかつ前置増幅器が不要になり
S/N比の向上につながる。
(効果)
従来のrf−スクィッド駆動検出回路による高周波追従
性の低さ及びノイズ低減に対する改良を施した本発明の
主たる効果は上述した通りであるがそれ以外に次のよう
な副次的効果も合わせ持つ。
性の低さ及びノイズ低減に対する改良を施した本発明の
主たる効果は上述した通りであるがそれ以外に次のよう
な副次的効果も合わせ持つ。
即ち、従来の駆動・検出回路では重要な要素であった前
置増幅器、ロックインアンプを本発明の回路では不要に
したため回路が単純化され、製作コストを低減するとい
う効果を持つ。
置増幅器、ロックインアンプを本発明の回路では不要に
したため回路が単純化され、製作コストを低減するとい
う効果を持つ。
角波応答、第3図は、rf−スクィッドのヒステリシス
を持った内部磁場−外部磁場(φ−φK)特性、第4図
は、本発明のスクィッド駆動検出回路の基本構成図、第
5図は、バイアス電流及びそのバイアス電流による出力
電圧の一例である。 図中:7−・スクィッド、11−・・入力コイル、バイ
アス電源、 20−ジャンクション、 24・−差動アンプ、 26−基準電圧源、 27・・−積 分器、 32−帰還コイル。
を持った内部磁場−外部磁場(φ−φK)特性、第4図
は、本発明のスクィッド駆動検出回路の基本構成図、第
5図は、バイアス電流及びそのバイアス電流による出力
電圧の一例である。 図中:7−・スクィッド、11−・・入力コイル、バイ
アス電源、 20−ジャンクション、 24・−差動アンプ、 26−基準電圧源、 27・・−積 分器、 32−帰還コイル。
Claims (2)
- (1)rf−スクィッドに外部磁界に応じた磁場を印加
する入力コイル、トンネル接合型ジョセフソンジャンク
ションに同位相のバイアス電流を供給するバイアス電源
、ジャンクションに発生する電圧に印加される基準電圧
源、外部磁界の変化による磁束変化を打ち消すようスク
ィッドルーフに磁界を印加する帰還コイルからなる1接
合超伝導量子干渉計。 - (2)rf−スクィッドを用い、それへのバイアス電流
として0と適当な値の間を繰り返す高周波の電流を外部
より供給し、rf−スクィッドリングで生ずるパルス状
の電圧でラッチされるトンネル接合型ジョセフソンジャ
ンクションからの出力電圧の積分値が予め設定されてい
た基準の電圧に等しくなるように負帰還をかけてスクィ
ッドに与えられる被検出磁束の変化を検出することを特
徴とする1接合超伝導量子干渉計の駆動・検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16987689A JPH0335180A (ja) | 1989-07-03 | 1989-07-03 | 1接合超伝導量子干渉計及びその駆動・検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16987689A JPH0335180A (ja) | 1989-07-03 | 1989-07-03 | 1接合超伝導量子干渉計及びその駆動・検出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0335180A true JPH0335180A (ja) | 1991-02-15 |
Family
ID=15894597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16987689A Pending JPH0335180A (ja) | 1989-07-03 | 1989-07-03 | 1接合超伝導量子干渉計及びその駆動・検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0335180A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07244140A (ja) * | 1994-03-07 | 1995-09-19 | Chodendo Sensor Kenkyusho:Kk | Squid磁束計 |
-
1989
- 1989-07-03 JP JP16987689A patent/JPH0335180A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07244140A (ja) * | 1994-03-07 | 1995-09-19 | Chodendo Sensor Kenkyusho:Kk | Squid磁束計 |
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