JPH0334872B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0334872B2
JPH0334872B2 JP60128666A JP12866685A JPH0334872B2 JP H0334872 B2 JPH0334872 B2 JP H0334872B2 JP 60128666 A JP60128666 A JP 60128666A JP 12866685 A JP12866685 A JP 12866685A JP H0334872 B2 JPH0334872 B2 JP H0334872B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chip
holder
lead frame
resin
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60128666A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61284978A (ja
Inventor
Masumi Nakamichi
Tsuneo Matsumura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP60128666A priority Critical patent/JPS61284978A/ja
Publication of JPS61284978A publication Critical patent/JPS61284978A/ja
Publication of JPH0334872B2 publication Critical patent/JPH0334872B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Magnetic Variables (AREA)
  • Hall/Mr Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、強磁性体薄膜の磁気抵抗効果を利用
した磁気センサーに関するものである。
〈発明の概要〉 本発明は同出願人の昭和60年6月4日付け特願
昭60−121789号〓磁気センサー〓の改良構造に係
り、簡単な構成で高性能、高品質で低価格にも寄
与する実用価値の高い磁気センサーを提供でき、
さらにMRチツプの固定用ホルダーを硬質フエラ
イト粉等の磁性粉を混入して成形し、その抗磁力
より大きい磁界中で着磁することによつてホルダ
ー自体を永久磁石化し、これの作り出す磁界によ
りMRチツプに磁気バイアスを与えるものであ
る。
〈従来の技術〉 強磁性体磁気抵抗効果型センサーは、周知の如
く、該センサー内部の自発磁化が、外部磁界の作
用により回転し、この時センサー抵抗値が変化す
る現象を利用している。
第2図は従来の磁気抵抗効果型磁気センサーの
要部斜視図である。第2図において、1はMRチ
ツプであり、外部回路との結線用にフレキシプル
フイルム基板2が半田ボンデイングまたは熔接等
により接続されている。また、MRテツプ1の下
面にはMRチツプ1に磁気バイアスをかけるため
の永久磁石3が取付けられている。
第3図は、他の従来例を示す要部斜視図であ
る。これの基本構造は第2図のものと同様であ
り、第3図において、1はMRチツプであり、外
部回路との結線用にリード線4が接続されてい
る。5はチツプ1とリード線4を半田付けまたは
電気熔接等でつないだ後、機械的強度の向上及び
外部からの保護のためにポツテイングされた樹脂
コートである。また、チツプ1の下面には、前述
と同様、磁気バイアス目的の永久磁石3が取付け
られている。
上記した如く、この種のセンサーでは、MRチ
ツプ1に磁気バイアスをかけることによつて、セ
ンサー出力におけるヒステリシスまたは不連続性
が改善される。したがつて、従来、磁気センサー
はMRチツプ1の下面に、MRチツプ1に磁気バ
イアスを与えるための永久磁石3を取付けて一体
化した後、これをさらにMRチツプ固定用ホルダ
ー(図示せず)に取付けて用いられていた。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし、従来の磁気センサーでは、該センサー
に永久磁石3を取付けて一体化したものをさらに
ホルダー(図示せず)で固定して用いる為、セン
サー組立ての工程が複雑となりコストアツプを招
来するという欠点があつた。さらに、永久磁石3
を取付けることによりセンサー全体の厚みが増す
ので、該センサーをビデオ,テレビ等の装置へ組
み込む場合、取扱いがしにくく、センサーの機械
的強度、及び品質の向上を実施する上で支障をき
たす惧れがあつた。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明は上記問題点を解決するために、樹脂に
より一体成型され、一辺の底壁及び該底壁につな
がる両側壁からなる組み込み部の形成により、前
記MRチツプの端子となるリードフレームを、前
記樹脂中に一体に組み込み固定するとともに前記
組み込み部内方に前記リードフレームの一部を露
出させた樹脂成形体からなるホルダーを設け、前
記ホルダーの主面に前記MRチツプを貼り付け接
着し、前記組み込み部内方に露出させたリードフ
レームと前記MRチツプの電極を電気的に結線し
て、かつ、前記組み込み部の底壁及び両側壁を樹
の流れ止め壁として、前記リードフレームとMR
チツプの電極との結線部を、補護用の樹脂により
被覆し、また前記ホルダーは硬質フエライト粉等
の磁性粉を混入して成形し、これに着磁させてホ
ルダー自体を永久磁石化させることにより、ホル
ダーにMRチツプを固定する機能とチツプに磁気
バイアスを与える機能をもたせる構成としたもの
である。
〈作用〉 本発明は上記構成により、ホルダーはリードフ
レームの組み込み用を兼用して容易に作製できる
とともに、このリードフレーム組み込み部の底壁
及び側壁は、補強用、保護用樹脂のポツテイング
時に、リードフレームを伝つてホルダー外方にま
た側方に樹脂が流れ出すのを防止する利点があ
り、さらにホルダーは自身が永久磁石化されて
MRチツプ等に永久磁石を取付けて一体化する必
要がなく、MRチツプを直接、着磁したホルダー
に取付けることによつて、該ホルダーの作り出す
磁界によりMRチツプに磁気バイアスを与えるこ
とができるという作用を得た。
〈実施例〉 以下、本発明の一実施例に従つて詳細に説明を
行なう。
第1図は本発明に係る磁気センサーの一実施例
の斜視図である。1はMRチツプ、6はリードフ
レーム7とともに一体成形し、磁気バイアス機能
を付与したホルダー、5はMRチツプ1の電極部
とリードフレーム7間を結線した後、この部分に
ポツテイングされた補強用、保護用樹脂である。
上記構造を第4図においてさらに詳しく説明す
る。第4図は理解を容易にするため一部を切欠い
て示している。
ホルダー6はリードフレーム7とともに樹脂に
より一体成形されたものである。これは例えばト
ランスフアモールド方式としてよく知られている
一封止すべきリードフレームをセツトして金型を
閉じ、高周波プレヒーターで予熱した樹脂をポツ
トに投入し、プランジヤで加圧、注入してキヤビ
テイに充填、硬化させる成形方式等によつて容易
に作成し得るものである。すなわち、リードフレ
ーム7は、ホルダー6の一体成型時、その一辺に
底壁9とこれにつながる両側壁10,10からな
る組み込み部を形成することにより、先端の一部
をワイヤボンド部7a,7aとして、この組み込
み部内方に露出させて最初からホルダー6の中に
組み込まれて構成される。このホルダー6の主面
にMRチツプ1が接着剤等により貼り付けられ、
チツプ電極1a,1a,…とリードフレーム7の
ワイヤポンド部7a,7a,…間はワイヤー線8
により結線される。なお、結線はチツプ電極1
a,1a,…部とリードフレーム7のワイヤボン
ド部7a,7a,…を重ね合わせて半田付けによ
り行なつてもよい。樹脂5は、この部分の機械的
強度の向上及び保護を目的として、さらにポツテ
イング、硬化されたものである。
このように、リードフレーム7とMRチツプ1
間の機械的強度はホルダー6自身、特にリードフ
レーム組み込み部の形成によつて与えられ、ポツ
テイング樹脂5の材質によることなく、従来品に
比較して一層の機械的強度の向上が図れる。また
ホルダー6はリードフレーム7の組み込み用を兼
用して容易に作製できるとともに、MRチツプ1
は外部回路結線用部材を付けることなく、チツプ
のままでホルダー6に貼り付けるだけであるの
で、チツプの物理的衝撃力の弱さにも拘わらず取
り扱いが容易である。さらにリードフレーム組み
込み部の底部9及び側壁10,10は、補強用、
保護用樹脂5のポツテイング時に、リードフレー
ム7を伝つてホルダー6外方にまた側方に樹脂が
流れ出すのを阻止する利点があり、かつリードフ
レーム7を下にしてポツテイングするようにすれ
ば、MRチツプ1の表面へのはい上がりを防止で
き、センサー感度を向上できる。
上記実施例では、ホルダー6の作成時に、上記
ホルダー6を硬質フエトライト粉等の磁性粉を充
分混入した樹脂により成形しておき、例えばこれ
にMRチツプ1を搭載して一体化した後、該ホル
ダー6の抗磁力より大きい磁界中にて着磁するこ
とによりホルダー6自体を永久磁石化している。
なお、ホルダーを磁化させる時期は上記に限ら
ず、ホルダー6にMRチツプ1を取付ける前でも
構わない。
従つて第1図に示す構造を利用すれば、センサ
ーに永久磁石3を取付ける必要もなく、ホルダー
6自体の作り出す磁界によりMRチツプ1に磁気
バイアスを与えることが可能である。また、磁気
バイアスの方向は着磁方向を変えることにより自
由に選択することができ、さらに磁性粉のホルダ
ー6への混入量を制御することにより、磁気バイ
アスの強度を調整することも可能である。
尚、本発明に係る磁気センサーを用いれば、
MRチツプ1を固定する機能とチツプ1に磁気バ
イアスを与える機能を兼ね備えたホルダー6を使
用することによつて、より取扱い性が向上し、か
つ全体の厚さを薄くできるのでより小さい部分に
コンパクトに収納することが可能となり、装置全
体の小型化が図れる。
〈発明の効果〉 本発明によればMRチツプのホルダーへの組立
て及び外部への結線が容易でさらにホルダーが永
久磁石を兼ねるものであつて歩留りを向上でき、
一方センサ全体の厚さを薄くできるので磁気セン
サーの装置への組み込みが容易になり、機械的強
度及び品質の向上が図れるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る磁気センサーの一実施例
を示す斜視図、第2図は従来例を示す要部斜視
図、第3図は他の従来例を示す要部斜視図、第4
図は第1図を詳細に示す1部切欠き斜視図であ
る。 1:MRチツプ、5:樹脂、6:ホルダー、
7:リードフレーム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基板上に強磁性体薄膜で素子形成したMRチ
    ツプと、 樹脂により一体成型され、一辺の底壁及び該底
    壁につながる両側壁からなる組み込み部の形成に
    より、前記MRチツプの端子となるリードフレー
    ムを、前記樹脂中に一体に組み込み固定するとと
    もに前記組み込み部内方に前記リードフレームの
    一部を露出させた樹脂成形体からなるホルダーと
    を備え、 前記ホルダーの主面に前記MRチツプを貼り付
    け接着し、前記組み込み部内方に露出させたリー
    ドフレームと前記MRチツプの電極を電気的に結
    線して、かつ、前記組み込み部の底壁及び両側壁
    を樹の流れ止め壁として、前記リードフレームと
    MRチツプの電極との結線部を、補強用、保護用
    の樹脂により被覆するとともに、 前記ホルダーは硬質フエライト粉等の磁性粉を
    混入して成形され、その抗磁力より大きい磁界中
    で着磁することにより、前記ホルダー自体を永久
    磁石化してなることを特徴とする磁気センサー。
JP60128666A 1985-06-11 1985-06-11 磁気センサ− Granted JPS61284978A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60128666A JPS61284978A (ja) 1985-06-11 1985-06-11 磁気センサ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60128666A JPS61284978A (ja) 1985-06-11 1985-06-11 磁気センサ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61284978A JPS61284978A (ja) 1986-12-15
JPH0334872B2 true JPH0334872B2 (ja) 1991-05-24

Family

ID=14990436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60128666A Granted JPS61284978A (ja) 1985-06-11 1985-06-11 磁気センサ−

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61284978A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4055609B2 (ja) 2003-03-03 2008-03-05 株式会社デンソー 磁気センサ製造方法
JP4221578B2 (ja) * 2003-03-31 2009-02-12 株式会社デンソー 磁気検出装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5515326U (ja) * 1978-07-17 1980-01-31

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57150963U (ja) * 1981-03-18 1982-09-22

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5515326U (ja) * 1978-07-17 1980-01-31

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61284978A (ja) 1986-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5883567A (en) Packaged integrated circuit with magnetic flux concentrator
JP3603406B2 (ja) 磁気検出センサおよびその製造方法
JPH0334872B2 (ja)
JPS61209376A (ja) 磁界センサ
JPH0814617B2 (ja) 磁気センサの製造方法
JPS61295679A (ja) 磁気センサ−
JPS61279183A (ja) 磁気センサ−
US4907346A (en) Terrestrial magnetic sensor
JP2000114615A (ja) 磁歪検出型力センサ
JPS6128314Y2 (ja)
JPH0331384B2 (ja)
JPS6320000Y2 (ja)
JP2002204001A (ja) 磁気信号検出素子及びその製造方法
JPH0438484A (ja) 磁気センサ及びその製造方法
JPH0990007A (ja) 磁気センサ及びそのパッケージング方法
JPH0644084Y2 (ja) チップ型コイル
JPS5934681A (ja) ホ−ル素子
JPS5936392A (ja) 磁気バブルメモリ装置
JP2926950B2 (ja) 電磁誘導式回転センサ
JP2968007B2 (ja) 磁気センサー固定用ホルダーおよび磁気センサー固定用ホルダーの製造法
JPS6020143A (ja) Isfetセンサ−
JPS61280688A (ja) 磁気センサ−
JPH0333937U (ja)
JPH02118282U (ja)
JPS63226085A (ja) 磁気抵抗素子