JPH0334754B2 - - Google Patents

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JPH0334754B2
JPH0334754B2 JP23289586A JP23289586A JPH0334754B2 JP H0334754 B2 JPH0334754 B2 JP H0334754B2 JP 23289586 A JP23289586 A JP 23289586A JP 23289586 A JP23289586 A JP 23289586A JP H0334754 B2 JPH0334754 B2 JP H0334754B2
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JP
Japan
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needle
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work cloth
stitch
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JP23289586A
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JPS6384598A (ja
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Masaaki Yokoe
Yoshikazu Kurono
Koji Hayashi
Miho Hashimoto
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は予め記憶された縫目模様データに基
づいて縫目模様を形成可能なミシンに関するもの
である。
(従来の技術) 従来、この種のミシンとしては、例えば特開昭
61−90691号公報に記載されたものがある。その
従来のミシンにおいては、布送り量を調節するた
ものステツプモータを備え、そのモータの最大駆
動ステツプ数に基づいて予め定められた最大縫目
長さLを超過するような大きな縫目を形成する場
合には、その縫目を形成する前の針落ち位置と、
その縫目を成するための次の針落ち位置との間に
おいて針の上下動を停止するとともに、布送り装
置のみを作動させて、前記の大きな縫目を形成す
るようになつている。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、洗濯等によつてばらけることのない
縫目の長さは実用上6〜8ミリメートルであるに
もかかわらず、前記従来のミシンによつて形成さ
れる縫目長さは前記の限度を超過するという問題
があつた。
そこで、この発明は上記の問題点を解消するた
めになされたものであつて、その目的は記憶手段
に記憶された針と加工布保持手段との相対位置デ
ータよりなる縫目模様データに基づいて拡大され
た縫目模様を形成する場合、妄りに大きな縫目が
形成されることがなく、実用上、洗濯等によつて
ばらけの生じるおそれのない基準長さ(最大間
隔)に基づいて各縫目を形成することができる縫
目模様拡大機能を備えたミシンを提供することに
ある。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、この発明におい
ては、少なくとも一本の針を含み、その針の上下
動に伴つて加工布に縫目を形成するための縫目形
成手段と、前記加工布を保持する加工布保持手段
と、前記針の上下動に同期して加工布保持手段と
針との相対位置を変化させるために、前記縫目形
成手段あるいは加工布保持手段のいずれか一方に
連結された駆動手段と、前記針と加工布保持手段
との相対位置を指示する多数の相対位置データよ
りなる縫目模様データを記憶する記憶手段と、前
記縫目模様の拡大率を設定可能な設定手段と、そ
の設定手段によつて設定された拡大率に基づいて
前記記憶手段に記憶された相対位置データを拡大
して実際の相対位置を決定する第1の演算手段
と、前記第1の演算手段により決定され且つ縫製
経路に沿い隣接した相対位置間の間隔を演算する
第2の演算手段と、その第2の演算手段により演
算された間隔が予め設定された最大間隔を超過し
た時、その超過した間隔を画成する2相対位置間
において、前記最大間隔を超過しない間隔を画成
する新たな相対位置を演算して決定する第3の演
算手段と、前記第1及び第3の演算手段によつて
演算された相対位置のデータに基づいて前記駆動
手段を制御する制御手段とを設けている。
[作用] 従つて、記憶手段に記憶され、かつ針と加工布
保持手段との相対位置を指示する多数の相対位置
データよりなる縫目模様データに基づいて拡大さ
れた縫目模様を形成する場合、まず設定手段によ
つて縫目模様の拡大率が設定される。すると第1
の演算手段は前記拡大率に基づき、前記記憶手段
の相対位置データを拡大した実際の相対位置を決
定し、第2の演算手段は前記第1の演算手段によ
つて決定されるとともに縫製経路に沿つて隣接す
る相対位置間の間隔を演算する。
さらに、前記第2の演算手段によつて演算され
た間隔が予め設定された最大間隔を超過した時、
第3の演算手段はその超過した間隔を画成する2
相対位置間において、前記最大間隔を超過しない
間隔を画成する新たな相対位置を演算して決定
し、制御手段は前記第1及び第3の演算手段によ
つて演算された相対位置のデータに基づいて前記
駆動手段を制御する。
(第1実施例) 以下、この発明を多針刺繍ミシンに具体化した
第1実施例を第1図〜第6図に従て詳細に説明す
る。
さて、第2図に示すように、ミシンアーム1は
テーブル2上に配設され、その前端部には針棒支
持ケース3が左右にスライド可能に支持されてい
る。5本の鉄棒4は前記支持ケース3にそれぞれ
上下動可能に支持され、下端にそれぞれ針5を備
えている。そして、各針5には示しない糸供給源
から針棒支持ケース3上の糸調子器6及び天秤7
を介して種類(色)の異なる糸が供給される。針
選択モータ8はミシンアーム1上に配設され、前
記針棒支持ケース3に駆動連結されている。そし
て、所定の針選択信号が前記針選択モータ8に入
力された時、前記針選択モータは針棒支持ケース
3をスライドさせて、1本の針5を所定の使用位
置に選択配置させるようになつている。
ミシンモータ9はミシンアーム1の後部に配設
され、その動力がミシンアーム1内の動力伝達機
構(図示しない)を介て前記使用位置の針棒4に
伝達されてその針棒4が上下動されるようになつ
ている。ミシンベツド10は前記使用位置に配置
された針棒4に対向してテーブル2に突設され、
前記針棒4との協働により加工布Wに縫目を形成
するための糸輪捕捉器(図示しない)を内蔵して
いる。
一対のY方向移動枠11(一方のみ図示)はテ
ーブル2の左右両側縁においてY方向へ往復移動
可能に配設され、図示しないY方向駆動モータに
よつて駆動される。また、両移動枠11間には支
持棒12が架設されている。X方向移動枠13は
その基端において前記支持棒12に沿つてX方向
へ往復移動可能に配設され、図示しないX方向駆
動モータによつて駆動される。加工布保持枠14
は前記X方向移動枠13に装着され、加工布Wを
着脱可能に保持するようになつている。
なお、前記Y,X方向移動枠11,13、支持
棒12及びY,X方向駆動モータにより前記針5
の上下動に同期して加工布保持枠14と針5との
相対位置を変化させるための駆動手段としての加
工布送り装置15が構成され、加工布保持枠14
と針5との相対移動によつて加工布Wに刺繍等の
縫目模様が形成される。
次に、この実施例におけるミシンの電気的構成
を第1図に従つて説明すると、記憶手段としての
外部記憶装置20は磁気デイスク及びデイスク駆
動装置から構成され、その磁気デイスクには複数
の縫目模様データが記憶されている。各縫目模様
データは例えば第4図に示すように、前記針5と
加工布保持枠14との相対位置を指示する多数の
相対位置データすなわち、針落ち位置の座標〔sn
(dXn,dYn),nは整数(以下、同様)〕によつ
て構成されている。
CPU(中央処理装置)21は第1の設定手段2
2、第2の設定手段23、第1の演算手段24、
第2の演算手段25、第3の演算手段26及び制
御手段27を含んでいる。そして、操作キーボー
ド28上の複数の模様選択キー29が選択操作さ
れた時、前記CPU21はそのキー29に対応す
る縫目模様データをインターフエース30を介し
て外部記憶装置20から読み出し、RAM(ラン
ダムアクセスメモリ)31に一時的に記憶する。
操作キーボード28上の拡大率入力キー32の
操により拡大率Rが入力された時、CPU21の
第1の設定手段22はその拡大率Rのデータをイ
ンターフエース33及び表示駆動回路34を介し
てCRTデイスプレイ35に表示するとともに、
前記RAM31に記憶設定する。また、操作キー
ボード28上の最大間隔入力キー36の操作に基
づき、前記針5と加工布保持手段14との各相対
位置の内、縫製経路に沿つて隣接する2つの相対
位置間で許容される最大間隔(最大縫目長さ)L
が入力された時、CPU21の第2の設定手段2
3はその最同間隔LのデータをRAM31に記憶
設定する。なお、この実施例において、前記最大
間隔Lは洗濯等によつてばらけることのない長
さ、すなわち6〜8ミリメートルに設定されてい
る。
前記拡大率Rが設定された時、CPU21の第
1の演算手段24は前記RAM31に一時記憶さ
れた縫目模様データの相対位置データを拡大処理
する。すなわち、次式に基づいて第5図に示す実
際の相対位置Sn(DXn,DYn)を決定する。
DXn=R・dxn,DYn=R・dYn なお、以下の説明において、拡大前の座標は英
小文字s,dを用いて表し、拡大後の座標は英大
文字S,Dを用いて表すものとする。
また、CPU21の第2の演算手段25は前記
実際の相対位置Sn(DXn,DYn)間の間隔lnを次
式に基づいて演算し、RAM31に記憶する。
ln2=(DXn−DXn-12+(DYn−DYn-12 そして、前記間隔lnが前記最大間隔Lを超過し
た時、CPU21の第3の演算手段26は、その
超過した間隔を画成する2つの相対位置、例えば
第5にS0(DX0,DY0)〔=s0(dX0,dY0)〕,S1
(DX1,DY1)で示す位置間において、前記最大
間隔Lを超過しない間隔を画する新たな相対位置
Anm(AXn,AYn)、例えば第5図にA11,A12,
A13,A14で示す位置を演算して決定する。
また、前記操作キーボード28上に針選択キー
(図示しない)の操作に基づて針選択信号が入力
された時、CPU21はインターフエース33及
び駆動回路37を介して針選択モータ8を駆動す
る。さらに、操作キーボード28上のスタートス
イツチ38が操作された時、CPU21の制御手
段27は前記相対位置Sn,Anmのデータに基づ
き、かつROM(リードオンリーメモリ)39に
記憶された制御プログラムに従い、インターフエ
ース33及び各駆動回路40,41を介してミシ
ンモータ9及び加工布送り装置15の作動を制御
する。
次に、上記のように構成されたミシンの作用を
説明する。さて、第4図に示す縫目模様を拡大し
て第5図に示すような拡大縫目模様の縫製を行う
ために、所定の模様選択キー29を操作して所要
の縫目模様データを選択した後、拡大率入力キー
32の操作により拡大率Rを入力すると、第3図
aに示すステツプ1の判別結果がYESになり、
CPU21はステツプ2でその拡大率データを
RAM31に記憶する。次に、最大間隔入力キー
36の操作により最大間隔Lを入力すると、ステ
ツプ3の判別結果がYESになり、CPU21はス
テツプ4でその最大間隔データをRAM31に記
憶する。
引き続きステツプ5で、CPU21は前記模様
選択キー29の操作によつて選択された第4図に
相当する縫目模様データを、外部記憶装置20か
ら一相対位置毎に読み出す処理を開始する。すな
わち、先ず、拡大前の第1番目の相対位置sn(n
=1)を読み出し、第5図に示す拡大された実際
の相対位置Sn(DXn,DYn)を次式に基づいて演
算する。
DXn=R・dXn,DYn=R・dYn(n=1) 同時に、そのステツプ5で、第5図に示す実際
の相対位置S0(DX0,DY0),S1(DX1,DY1)
間の間隔(拡大縫目長さ)lnを前記の式に基づい
て演算する。
ln2=(DXn−DXn-12+(DYn−DYn-12 ここで、n=1。
そして、次のステツプ6でCPU21は拡大縫
目長さln(n=1)と最大間隔Lとの比率mを演
算する。
次いでステツプ7で、CPU21は前記比率m
が1より大であるか否かを判別し、その判別結果
がNOの場合、即ち比率mが1以下の時には、前
記ステツプ5で演算した相対位置Snのデータを
ステツプ8でRAM31に転送して記憶させる。
一方、前記ステツプ7の判別結果がYESの時
には次のステツプ10において、前記比率mが2
より大であるか否かが判別される。その判別結果
がNOの時、すなわち1<m2(1より大で、
かつ、2以下)の場合には、ステツプ11に進
み、前述した前記最大間隔Lを超過しない新たな
間隔を画成する相対位置Anm、例えば第6図に
示す相対位置A11の座標(AXn,AYn)を次
式に基づいて演算し、例えば前記相対位置A11
を拡大前後の相対位置S0,S0の中間に設定する。
AXn=(1/2)・R・dXn, AYn=(1/2)・R.dYn そしてステツプ12でCPU21は前記ステツ
プ5及びステツプ11における演算結果をを
RAM31に転送して記憶する。
他方、前記ステツプ10の判別結果がYESの
時、即ち、m>2の時はステツプ13に進み、
CPU21は次式で定義される残余縫目長さln′を
先に求めたlnに基づいて演算する。
ln′=ln−LM ここで、Mは比率mの整数部であつて、前記最
大縫目長さLを有する縫目数をを示すものであ
る。例えば、第5図に示す縫目模様において、前
記Mは3である。
次にステツプ14でCPU21は隣接する2つ
の相対位置間において、最大縫目長さLを有する
縫目以外の両側縫目長さlsn,ltnを決定するため
に、次式に基づく演算を行う。
lns=(1/2)・ln′, ltn=(1/2)・ln′ そして、ステツプ15でCPU21は、拡大後
の隣接相対位置間において、前述した各データ
ln,M,lsn,ltnに基づき、前記最大間隔Lを超
過しない新たな間隔を画成する相対位置、例えば
第5図に示すA11……A14,A21……A2
4等の各相対位置の座標を演算して決定する。最
後に、ステツプ16で各相対位置データをRAM
31に転送する。
なお、前記ステツプ1における判別結果がNO
の場合、CPU21はステツプ17において前記
外部記憶装置20から拡大前の縫目模様データを
1相対位置毎に順次読み出し、その相対位置snの
座標(dXn,dYn)を次のステツプ18で順次
RAM31に転送する。また、前記ステツプ3に
おける判別結果がNOの場合、CPU21はステツ
プ19において、拡大前の縫目模様データを読み
出し、前記ステツプ5において説明した式に基づ
いてて拡大後の相対位置の座標(DXn,DYn)
を演算する。そして、次のステツプ20でRAM
31に転送する。
又、前記ステツプ18を除く各ステツプ8,1
2,16,20において拡大された相対位置デー
タがRAM31に転送された後には、第3図cに
示す次のステツプ21で、CPU21は拡大前の
最終相対位置に対する演算処理が終了したか否か
を判別し、NOの場合には次のステツプ22で相
対位置ナンバーをインクリメント処理した後、前
記ステツプ5に戻つて次のデータ処理を行う。
一方、YESの場合にはデータ処理を終了する。
その後、スタートスイツチ38が操作される
と、CPU21は加工布送り装置15及び針5を
を駆動し、前記縫目模様データに応じて加工布W
に縫目模様を形成させる。
従つて、この実施例においては、縫製経路に沿
つて隣接する2つの相対位置、例えば第5図のS
0,S1間において最大間隔Lずつ隔てた4位置
に新たな相対位置A11〜A14を設定して、そ
れら各位置間に最大間隔L分の長さを有する3個
の縫目を形成でき、且つS0,A11間及びA1
4,S1間に前記最大縫目長さより短く、しかも
等しい長さの2つの縫目を形成することができ
る。そのため、ばらけるおそれのない縫目を確実
に形成できるとともに、隣接相対位置間の中央部
分を長さの均一なきれいな縫目で仕上げることが
できる。
(第2実施例) 次に、この発明を具体化した第2実施例を第7
図a,bに従つて説明する。この実施例において
は、第1図に2点鎖線で示すように、前記記操作
キー28上に分割比入力キー50が設けられ、そ
のキー操作によつて入力された分割比rに基づい
て新たな相対位置Anmが設定される点において
前記第1実施例と異なつている。
すなわち、第7図a,bに示すように、前記第
1実施と同様にステツプ1〜4の処理が実行され
た後、この実施例特有のの分割比入力キー50が
操作され、分割比rが入力されると、ステツプ3
1の判別結果がYESになり、CPU21は次のス
テツプ32でその分割比rのデータをRAM31
に記憶する。次いで、前記第1実施例と同様にス
テツプ5〜7の処理が実行された後、ステツプ1
0の判別結果がNOの場合、すなわち前記比率m
が1より大で2より小の場合、ステツププ33に
進む。
このステツプ33で、CPU21は拡大率R及
び分割比rに基づき、次式によつて新たな相対位
置A11,A21……の座標(AXn,AYn)を
演算する。
AXn=r・R・dXn,AYn=r・R・dYn そして、次のステツプ34でCPU21は拡大
前の第1相対位置に対応する拡大処理後の各相対
位置データをRAM31に転送して記憶する。そ
して、前記第1実施例と同様に、すべての座標に
対する処理を行う。
このように、縫目模様データが順次演算処理さ
れた後、スタートスイツチ38が操作されると、
針5及び加工布送り装置15が作動され、第8図
に示すように、前記拡大率R及び分割比rに応じ
た縫目模様が形成される。又、この実施例におい
て、前記ステツプ10の判別結果がYESの場合
は、前記第1実施例のステツプ13,14の処理
に類似した別処理が行われる。すなわち、前記第
1実施例のステツプ13と同様の処理を行つた
後、次式に基づいて両側縫目長さlsn,ltnが演算
される。
lsn=r・ln′,ltn=(1−r)・ln′ そして、この算出データに基づいて前記第1実
施例と同様に新たな相対位置が決定される。
従つて、この実施例においても前記第1実施例
と同様にばらけるおそれのない縫目を確実に形成
することができる。
なお、この実施例ではステツプ7での判別結果
がYESの時、直接ステツプ33の処理を行うよ
うにすることもできる。
(第3実施例) 次に、この発明を具体化した第3実施例を第9
図及び第10図に従つて説明すると、この実施例
では前記第1実施例においてと同様にステツプ6
で比率mが演算されるが、次のステツプ41にお
いて、単位分割長さΔlnが演算される点において
前記各実施例と異なつている。即ち、前記単位長
さΔlnは、拡大された各相対位置の内、互いに隣
接する2つの相対位置S0,S1(第10図参
照、間を前記最大間隔L以下の長さで等分割する
ために次式に従つて設定される。
Δln=ln/(M+1) このステツプ41で前記Δlnが設定された後に
は、前記第1実施例におけるステツプ15,16
と同様の処理が行われて新たな相対位置A11〜
A13,A21〜A24が第10図に示すように
設定される。
従つて、前記相対位置データに基づき、前記各
実施例と同様にばらけるおそれのない縫目模様を
確実に形成することができる。
なお、本発明は前記実施例に限定されるもので
はなく例えば外部記憶装置として光デイスク記憶
装置等を利用することも可能である。その記憶装
置に記憶された相対位置データも縫製原点からの
移動距離を示すデータとしてもよい。又、加工布
保持装置を固定してミシン本体を移動させるよう
にしてもよい。
発明の効果 以上詳述したように、この発明は記憶手段に記
憶された針と加工布保持手段との相対位置データ
よりなる縫目模様データに基づいて拡大された縫
目模様を形成する場合、妄りに大きな縫目が形成
されることがなく、実用上、洗濯等によつてばら
けの生じるおそれのない基準長さ(最大間隔)に
基づいて各縫目をを形成することができるという
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図はこの発明を多針刺繍ミシンに
具体化した第1実施例を示すものであつて、第1
図はミシンの電気的構成を示すブロツク図、第2
図はミシンの斜視図、第3図a,b,cは縫目模
様の拡大処理を示すフローチヤート、第4図は拡
大前の縫目模様を示す説明図、第5図及び第6図
は拡大後の縫目模様を示す説明図である。第7図
a,b及び第8図は第2実施例を示すものであつ
て、第7図a,bはフローチヤート、第8図は縫
目模様を示す説明図である。第9図及び第10図
は第3実施例を示すものであつて、第9図はフロ
ーチヤート、第10図は拡大後の縫目模様の説明
図である。 図において、5は針、14は加工布保持手段と
しての加工布保持枠、15は駆動手段としての加
工布送り装置、20は記憶手段としての外部記憶
装置、22は第1の設定手段、23は第2の設定
手段、24は第1の演算手段、25は第2の演算
手段、26は第3の算手段、27は制御手段、W
は加工布、Rは拡大率、Lは最大間隔、lnは間
隔、Anmは新たな相対位置である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも一本の針5を含み、その針5の上
    下動に伴つて加工布Wに縫目を形成するための縫
    目形成手段と、 前記加工布Wを保持する加工布保持手段14
    と、 前記針5の上下動に同期して加工布保持手段1
    4と針5との相対位置を変化させるために、前記
    縫目形成手段あるいは加工布保持手段14のいず
    れか一方に連結された駆動手段15と、 前記針5の加工布保持手段14との相対位置を
    指示する多数の相対位置データよりなる縫目模様
    データを記憶する記憶手段20と、 前記縫目模様の拡大率Rを設定可能な設定手段
    22と、 その設定手段22によつて設定された拡大率R
    に基づいて前記記憶手段20に記憶された相対位
    置データを拡大して実際の相対位置を決定する第
    1の演算手段24と、 前記第1の演算手段24により決定され且つ縫
    製経路に沿い隣接した相対位置間の間隔lnを演算
    する第2の演算手段25と、 その第2の演算手段25により演算された間隔
    lnが予め設定された最大間隔Lを超過した時、そ
    の超過した間隔を画成する2相対位置間におい
    て、前記最大間隔Lを超過しない間隔を画成する
    新たな相対位置Anmを演算して決定する第3の
    演算手段26と、 前記第1及び第3の演算手段24及び26によ
    つて演算された相対位置のデータに基づいて前記
    駆動手段15を制御する制御手段27と を備えたことを特徴とする縫目模様拡大機能を備
    えたミシン。
JP23289586A 1986-09-29 1986-09-29 縫目模様拡大機能を備えたミシン Granted JPS6384598A (ja)

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JP23289586A JPS6384598A (ja) 1986-09-29 1986-09-29 縫目模様拡大機能を備えたミシン

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JP23289586A JPS6384598A (ja) 1986-09-29 1986-09-29 縫目模様拡大機能を備えたミシン

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Publication Number Publication Date
JPS6384598A JPS6384598A (ja) 1988-04-15
JPH0334754B2 true JPH0334754B2 (ja) 1991-05-23

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ID=16946522

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23289586A Granted JPS6384598A (ja) 1986-09-29 1986-09-29 縫目模様拡大機能を備えたミシン

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JP (1) JPS6384598A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10235052A (ja) * 1997-02-25 1998-09-08 Janome Sewing Mach Co Ltd 刺繍データ生成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10235052A (ja) * 1997-02-25 1998-09-08 Janome Sewing Mach Co Ltd 刺繍データ生成装置

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JPS6384598A (ja) 1988-04-15

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