JPH0333915Y2 - - Google Patents
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- JPH0333915Y2 JPH0333915Y2 JP1983120245U JP12024583U JPH0333915Y2 JP H0333915 Y2 JPH0333915 Y2 JP H0333915Y2 JP 1983120245 U JP1983120245 U JP 1983120245U JP 12024583 U JP12024583 U JP 12024583U JP H0333915 Y2 JPH0333915 Y2 JP H0333915Y2
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- Japan
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- wire
- pulley
- rail plate
- winding
- window glass
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- 239000005357 flat glass Substances 0.000 claims description 22
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 claims 1
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 7
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- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 4
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
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Landscapes
- Window Of Vehicle (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ワイヤの伸びを吸収する機構を備え
る自動車用窓昇降装置に関する。
る自動車用窓昇降装置に関する。
従来のワイヤを使用した自動車用窓の昇降装置
においては、荷重によつてワイヤに永久的な伸び
が生じるために、種々の不具合が生じる。
においては、荷重によつてワイヤに永久的な伸び
が生じるために、種々の不具合が生じる。
例えば、伸びたワイヤがたるんでガラスと干渉
したり、ワイヤの油が窓ガラスに付着したりす
る。また、操作ハンドルの遊びが多くなると、窓
ガラスを閉めても、ワイヤの遊び量だけ窓ガラス
が自重で落下し、窓の上部に隙間を生じる等の不
具合が生じる。
したり、ワイヤの油が窓ガラスに付着したりす
る。また、操作ハンドルの遊びが多くなると、窓
ガラスを閉めても、ワイヤの遊び量だけ窓ガラス
が自重で落下し、窓の上部に隙間を生じる等の不
具合が生じる。
そのため、例えば特開昭58−20885号公報に開
示されているように、ワイヤを巻取るプーリーの
一端面と、それに対向する駆動用のギヤの端面と
に、互いに噛合することにより、プーリーのワイ
ヤ巻取り方向と反対方向の回転を阻止するように
したラチエツト歯を設けるとともに、プーリーを
ワイヤ巻取り方向に常時付勢するうず巻バネと、
プーリーをその軸線方向であつて、両ラチエツト
歯が互いに噛み合う方向に付勢するワツシヤバネ
とを設け、ワイヤに伸びが生じた場合、うず巻バ
ネの付勢力により、プーリーが駆動用のギヤに先
行してワイヤ巻取り方向に回転するようにしたも
のがある。
示されているように、ワイヤを巻取るプーリーの
一端面と、それに対向する駆動用のギヤの端面と
に、互いに噛合することにより、プーリーのワイ
ヤ巻取り方向と反対方向の回転を阻止するように
したラチエツト歯を設けるとともに、プーリーを
ワイヤ巻取り方向に常時付勢するうず巻バネと、
プーリーをその軸線方向であつて、両ラチエツト
歯が互いに噛み合う方向に付勢するワツシヤバネ
とを設け、ワイヤに伸びが生じた場合、うず巻バ
ネの付勢力により、プーリーが駆動用のギヤに先
行してワイヤ巻取り方向に回転するようにしたも
のがある。
しかし、このものにおいては、プーリーが駆動
用のギヤに先行して、ワイヤ巻取り方向に回転す
るとき、両ラチエツト歯が互いに山を乗越えるた
めに、プーリーはワツシヤバネの付勢力に抗して
軸線方向に移動しなければならない。
用のギヤに先行して、ワイヤ巻取り方向に回転す
るとき、両ラチエツト歯が互いに山を乗越えるた
めに、プーリーはワツシヤバネの付勢力に抗して
軸線方向に移動しなければならない。
そのため、プーリーのワイヤ巻取り状態に乱れ
が生じたり、プーリーが軸線方向にがたついたり
するおそれがあるとともに、構造が複雑になる等
の問題点がある。
が生じたり、プーリーが軸線方向にがたついたり
するおそれがあるとともに、構造が複雑になる等
の問題点がある。
また、特開昭55−30095号公報には、窓ガラス
を支持するキヤリヤプレートに、ワイヤの伸びを
吸収する圧縮ばねを設けたものが開示されてい
る。
を支持するキヤリヤプレートに、ワイヤの伸びを
吸収する圧縮ばねを設けたものが開示されてい
る。
しかし、このものにおいては、圧縮ばねが伸長
したり、圧縮させられたりすることにより、ワイ
ヤの回走と窓ガラスの昇降との間に作動のずれが
生じ、ワイヤの巻取装置を作動させても即座に窓
ガラスが昇降せず、追従性が悪い等の問題点があ
る。
したり、圧縮させられたりすることにより、ワイ
ヤの回走と窓ガラスの昇降との間に作動のずれが
生じ、ワイヤの巻取装置を作動させても即座に窓
ガラスが昇降せず、追従性が悪い等の問題点があ
る。
本考案は、従来の技術が有する上記のような問
題点を解決するとともに、ワイヤの伸びを微小ピ
ツチでより正確に吸収することができ、かつワイ
ヤの巻取り操作をより円滑に行えるようにした自
動車用窓昇降装置を提供することを目的としてい
る。
題点を解決するとともに、ワイヤの伸びを微小ピ
ツチでより正確に吸収することができ、かつワイ
ヤの巻取り操作をより円滑に行えるようにした自
動車用窓昇降装置を提供することを目的としてい
る。
以下、本考案を図示の一実施例に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
1はレール板で、正面から見てほぼ矩形板状を
なす本体の上下端部より左方に突出するガイド板
1a,1bを連設するとともに、本体の右側縁
に、前方に突出するレール部1cを設けたもの
で、適宜の取付部材をもつて、図示しない自動車
ドアのインナーパネルの内面側に固着されてい
る。
なす本体の上下端部より左方に突出するガイド板
1a,1bを連設するとともに、本体の右側縁
に、前方に突出するレール部1cを設けたもの
で、適宜の取付部材をもつて、図示しない自動車
ドアのインナーパネルの内面側に固着されてい
る。
2は、正面から見てほぼ逆台形状をなすキヤリ
ヤプレートで、その裏面に設けられた上下一対の
溝部材2a,2aをもつて、前記レール板1のレ
ール部1cに摺動自在に係合されるとともに、上
縁左右両端部には、自動車ドアの窓ガラス3の下
端部が止着されている。
ヤプレートで、その裏面に設けられた上下一対の
溝部材2a,2aをもつて、前記レール板1のレ
ール部1cに摺動自在に係合されるとともに、上
縁左右両端部には、自動車ドアの窓ガラス3の下
端部が止着されている。
キヤリヤプレート2の裏面中央におけるレール
板1と対向する面には、外周面に2条の環状溝を
備えるプーリー4が、水平軸5をもつて、回転自
在に支承されている。
板1と対向する面には、外周面に2条の環状溝を
備えるプーリー4が、水平軸5をもつて、回転自
在に支承されている。
このプーリー4を挟むように、レール板1の上
端部及び下端部には、それぞれ水平な軸6,7を
もつて、固定プーリー8,9が回転自在に取付け
られている。
端部及び下端部には、それぞれ水平な軸6,7を
もつて、固定プーリー8,9が回転自在に取付け
られている。
上方の固定プーリー8に近接して、伸び吸収機
構10を構成する巻取り方向にのみ回転自在に付
勢された巻取りプーリー11が、ガイド板1aに
支承された水平軸12をもつて、回転自在に取付
けられている。
構10を構成する巻取り方向にのみ回転自在に付
勢された巻取りプーリー11が、ガイド板1aに
支承された水平軸12をもつて、回転自在に取付
けられている。
13は巻取装置で、ほぼ有底円筒状をなすケー
ス14と、このケース14の中心部を貫通する軸
15に止着され、かつケース14内に収納された
ワイヤの巻取りドラム16と、上記軸15の突出
端部に装着された操作ハンドル17とからなつて
いる。
ス14と、このケース14の中心部を貫通する軸
15に止着され、かつケース14内に収納された
ワイヤの巻取りドラム16と、上記軸15の突出
端部に装着された操作ハンドル17とからなつて
いる。
ケース14には、上下縁にワイヤ挿通口14
a,14bが穿設され、このワイヤ挿通口14
a,14bに対向するガイド板1a,1bの左端
部には、筒状のワイヤガイド18,18が、それ
ぞれ取付けられている。
a,14bが穿設され、このワイヤ挿通口14
a,14bに対向するガイド板1a,1bの左端
部には、筒状のワイヤガイド18,18が、それ
ぞれ取付けられている。
窓ガラス3を引き上げ、あるいは引き下げるた
めの第1ワイヤ19及び第2ワイヤ20は、基端
部が前記巻取りドラム16に互いに逆向きに巻回
された後、その端末を巻取りドラム16に止着さ
れ、かつ遊端部は、それぞれ上記ワイヤ挿通口1
4a,14bからケース14外へ引き出され、キ
ヤリヤプレート2と連係されている。
めの第1ワイヤ19及び第2ワイヤ20は、基端
部が前記巻取りドラム16に互いに逆向きに巻回
された後、その端末を巻取りドラム16に止着さ
れ、かつ遊端部は、それぞれ上記ワイヤ挿通口1
4a,14bからケース14外へ引き出され、キ
ヤリヤプレート2と連係されている。
すなわち、窓ガラス引下げ用の第2ワイヤ20
の先端部は、前記ワイヤガイド18及び固定プー
リー9を通つた後、上方に向かいプーリー4の上
半部を半回して、再び下方に向かい、その端末
は、ガイド板1bの立上り壁1dを貫通した後、
該立上り壁1dに、止め具21をもつて係止され
ている。
の先端部は、前記ワイヤガイド18及び固定プー
リー9を通つた後、上方に向かいプーリー4の上
半部を半回して、再び下方に向かい、その端末
は、ガイド板1bの立上り壁1dを貫通した後、
該立上り壁1dに、止め具21をもつて係止され
ている。
窓ガラス引上げ用の第1ワイヤ19は、前記ワ
イヤガイド18及び固定プーリー8を通つた後、
下方に向かい、プーリー4の下半部を半回して、
上方に向かい、その端末は、巻取りプーリー11
の外周部の適所に止着されている。
イヤガイド18及び固定プーリー8を通つた後、
下方に向かい、プーリー4の下半部を半回して、
上方に向かい、その端末は、巻取りプーリー11
の外周部の適所に止着されている。
次に、ワイヤの伸び吸収機構10について説明
する。
する。
第3図に示すように、巻取りプーリー11の水
平軸12のレール板1の裏面に突出した部分に
は、外周面に一方向に係合自在な歯22aを備え
るつめ車22が相対回転不能に装着されている。
23は付勢手段である渦巻きばねで、その中心部
の一端23aは、上記水平軸12に係止され、か
つ他端23bは、水平に延出され、ガイド板1a
の左端下方に設けられた後方を向く突片24の下
縁に係止されることによつて、つめ車22を第2
図中反時計方向に付勢している。
平軸12のレール板1の裏面に突出した部分に
は、外周面に一方向に係合自在な歯22aを備え
るつめ車22が相対回転不能に装着されている。
23は付勢手段である渦巻きばねで、その中心部
の一端23aは、上記水平軸12に係止され、か
つ他端23bは、水平に延出され、ガイド板1a
の左端下方に設けられた後方を向く突片24の下
縁に係止されることによつて、つめ車22を第2
図中反時計方向に付勢している。
固定プーリー8の軸6のレール板1の裏面に突
出した部分には、左右を向くストツプレバー25
の中間部が回動自在に枢着されている。
出した部分には、左右を向くストツプレバー25
の中間部が回動自在に枢着されている。
ストツプレバー25の左側のつめ25aは、前
記つめ車22の歯22aに係脱自在に係合され、
かつ右側の基端部には、後方を向く折曲片25b
が連設されている。このストツプレバー25とつ
め車22とにより、ラチエツト機構が形成されて
いる。
記つめ車22の歯22aに係脱自在に係合され、
かつ右側の基端部には、後方を向く折曲片25b
が連設されている。このストツプレバー25とつ
め車22とにより、ラチエツト機構が形成されて
いる。
26は渦巻きばねで、その中心部の一端26a
は、軸6に係止され、かつ他端26bは、前記ス
トツプレバー25の折曲片25bの下縁に係止さ
れることによつて、ストツプレバー25を第2図
中反時計方向に付勢している。そのためつめ車2
2は、巻取り方向にのみ回転可能となつている。
は、軸6に係止され、かつ他端26bは、前記ス
トツプレバー25の折曲片25bの下縁に係止さ
れることによつて、ストツプレバー25を第2図
中反時計方向に付勢している。そのためつめ車2
2は、巻取り方向にのみ回転可能となつている。
次に、本考案の自動車用窓昇降装置の作動につ
いて説明する。
いて説明する。
操作ハンドル17を第1図反時計方向に回わす
と、第1ワイヤ19は巻取りドラム16に巻取ら
れ、移動滑車作用をなすプーリー4を介して、キ
ヤリヤプレート2が上方に引き上げられ、自動車
用ドアの窓が閉じられる。
と、第1ワイヤ19は巻取りドラム16に巻取ら
れ、移動滑車作用をなすプーリー4を介して、キ
ヤリヤプレート2が上方に引き上げられ、自動車
用ドアの窓が閉じられる。
この第1ワイヤ19の巻取りとともに、第2ワ
イヤ20は解きほぐされる。
イヤ20は解きほぐされる。
逆に、操作ハンドル17を、第1図時計方向に
回わすと、第2ワイヤ20は巻取りドラム16に
巻取られ、プーリー4を介して、キヤリヤプレー
ト2が下方に引き下げられ、自動車用ドアの窓が
開けられる。
回わすと、第2ワイヤ20は巻取りドラム16に
巻取られ、プーリー4を介して、キヤリヤプレー
ト2が下方に引き下げられ、自動車用ドアの窓が
開けられる。
長年の使用によつて生じる第1ワイヤ19自体
の永久伸び、あるいは固定プーリー8,9や巻取
りドラム16等の遊び等により、第1ワイヤに緩
みが生じた場合、この緩みは、ワイヤの伸び吸収
機構10によつて吸収される。
の永久伸び、あるいは固定プーリー8,9や巻取
りドラム16等の遊び等により、第1ワイヤに緩
みが生じた場合、この緩みは、ワイヤの伸び吸収
機構10によつて吸収される。
この緩みにより、ワイヤ19の張力が小さくな
ると、渦巻きばね23の付勢力によつて、つめ車
22が第2図中反時計方向に回動させられる。す
なわち、巻取りプーリー11が第1ワイヤ19を
巻取る方向に回動させるため、第1ワイヤ19の
緩みが吸収され、元の状態に復帰し、張力が保た
れる。
ると、渦巻きばね23の付勢力によつて、つめ車
22が第2図中反時計方向に回動させられる。す
なわち、巻取りプーリー11が第1ワイヤ19を
巻取る方向に回動させるため、第1ワイヤ19の
緩みが吸収され、元の状態に復帰し、張力が保た
れる。
つめ車22は、反時計方向(ワイヤを巻き取る
方向)へ回る場合には、ストツプレバー25のつ
め25aを押し上げて、この係止状態を解くこと
ができるが、時計方向(ワイヤを緩ませる方向)
への回動は、ストツプレバー25のつめ25aが
歯22aに係合するため阻止される。
方向)へ回る場合には、ストツプレバー25のつ
め25aを押し上げて、この係止状態を解くこと
ができるが、時計方向(ワイヤを緩ませる方向)
への回動は、ストツプレバー25のつめ25aが
歯22aに係合するため阻止される。
また、第2ワイヤ20側に緩みが生じた場合で
も、この緩みは、キヤリヤプレート2上のプーリ
ー4を介して第1ワイヤ19側に伝わり、これを
巻取りプーリー11が巻き取るので、第2ワイヤ
20の緩みも、伸び吸収機構10によつて吸収さ
れ、適当な張力が保たれる。
も、この緩みは、キヤリヤプレート2上のプーリ
ー4を介して第1ワイヤ19側に伝わり、これを
巻取りプーリー11が巻き取るので、第2ワイヤ
20の緩みも、伸び吸収機構10によつて吸収さ
れ、適当な張力が保たれる。
なお、上記実施例においては、ワイヤの伸び吸
収機構を、窓ガラス引き上げ用のワイヤの端末に
設け、引き下げ用のワイヤの端末は、レール板に
止着したが、引き上げ用のワイヤの端末と引き下
げ用のワイヤの端末との両方に、上記と同様の伸
び吸収機構を設けてもよく、又は引き下げ用のワ
イヤの端末のみに伸び吸収機構を設け、引き上げ
用のワイヤの端末は、レール板に止着するだけと
してもよい。
収機構を、窓ガラス引き上げ用のワイヤの端末に
設け、引き下げ用のワイヤの端末は、レール板に
止着したが、引き上げ用のワイヤの端末と引き下
げ用のワイヤの端末との両方に、上記と同様の伸
び吸収機構を設けてもよく、又は引き下げ用のワ
イヤの端末のみに伸び吸収機構を設け、引き上げ
用のワイヤの端末は、レール板に止着するだけと
してもよい。
本考案は、上述のような構成としたので、次の
ような効果を奏することができる。
ような効果を奏することができる。
(a) 引き上げ用のワイヤと引き下げ用のワイヤと
を、キヤリヤプレートに枢着したプーリーをほ
ぼ半回させて方向を反転させることにより、各
ワイヤの引き上げ量又は引き下げ量の2分の1
だけ窓ガラスが昇降させられるようにした自動
車用窓昇降装置において、引き上げ用のワイヤ
又は引き下げ用のワイヤの端末に、伸び吸収装
置を設けたので、伸び吸収装置により吸収出来
ないワイヤの最大伸び量、すなわち、つめ車の
歯の1ピツチ分に相当するワイヤの伸び量が、
窓ガラスの昇降に及ぼす悪影響を半減すること
ができる。
を、キヤリヤプレートに枢着したプーリーをほ
ぼ半回させて方向を反転させることにより、各
ワイヤの引き上げ量又は引き下げ量の2分の1
だけ窓ガラスが昇降させられるようにした自動
車用窓昇降装置において、引き上げ用のワイヤ
又は引き下げ用のワイヤの端末に、伸び吸収装
置を設けたので、伸び吸収装置により吸収出来
ないワイヤの最大伸び量、すなわち、つめ車の
歯の1ピツチ分に相当するワイヤの伸び量が、
窓ガラスの昇降に及ぼす悪影響を半減すること
ができる。
したがつて、たとえつめ車の歯のピツチを大
としても、窓ガラスの昇降に大きな悪影響を及
ぼすことはない。
としても、窓ガラスの昇降に大きな悪影響を及
ぼすことはない。
(b) つめ車の外周に外向きの歯を設け、その歯
に、レール板に枢着したストツプレバーが噛合
することにより、つめ車と巻取りプーリーとの
ワイヤ巻取り方向と反対方向の回転のみを阻止
しうるようにしたので、巻取りプーリーがワイ
ヤ巻取り方向に回転するときに、巻取りプーリ
ーを軸線方向に移動させる必要はない。
に、レール板に枢着したストツプレバーが噛合
することにより、つめ車と巻取りプーリーとの
ワイヤ巻取り方向と反対方向の回転のみを阻止
しうるようにしたので、巻取りプーリーがワイ
ヤ巻取り方向に回転するときに、巻取りプーリ
ーを軸線方向に移動させる必要はない。
したがつて、巻取りプーリーの支持構造を簡
素化できるとともに、巻取りプーリーががたつ
くことはなく、また巻取りプーリーへのワイヤ
の巻取り状態に乱れが生じることはない。
素化できるとともに、巻取りプーリーががたつ
くことはなく、また巻取りプーリーへのワイヤ
の巻取り状態に乱れが生じることはない。
(c) つめ車の外径を巻取りプーリーの外径と無関
係に大とすることができ、それによつて、つめ
車の歯のピツチ(つめ車の中心からの1歯分の
角度)を小とし、吸収できないワイヤの最大伸
び量を著しく小として、ワイヤの伸び吸収精度
を高めることができ、また、上記a及びbの効
果と関連して、窓ガラスの昇降を、巻取装置の
作動に対してずれが生じることなく、円滑に行
うことができるとともに、装置全体の薄型化を
図ることができる。
係に大とすることができ、それによつて、つめ
車の歯のピツチ(つめ車の中心からの1歯分の
角度)を小とし、吸収できないワイヤの最大伸
び量を著しく小として、ワイヤの伸び吸収精度
を高めることができ、また、上記a及びbの効
果と関連して、窓ガラスの昇降を、巻取装置の
作動に対してずれが生じることなく、円滑に行
うことができるとともに、装置全体の薄型化を
図ることができる。
(d) なお、上記実施例のように、ストツプレバー
を、固定プーリーの枢軸と同軸をもつて、レー
ル板に枢着すると、構造をより簡素化でき、製
造コストを低減することができる。
を、固定プーリーの枢軸と同軸をもつて、レー
ル板に枢着すると、構造をより簡素化でき、製
造コストを低減することができる。
また、ワイヤが緩みを生じないため、窓ガラス
が自重で落下することもなく、窓ガラスの昇降に
際して支障が生じない利点がある。
が自重で落下することもなく、窓ガラスの昇降に
際して支障が生じない利点がある。
第1図は、本考案の一実施例を示す正面図、第
2図は、第1図のレール板上端部を一部欠切した
示す拡大正面図、第3図は、第1図のA−A線に
沿う横断面図である。 1……レール板、2……キヤリヤプレート、3
……窓ガラス、4……プーリー、8,9……固定
プーリー、11……巻取りプーリー、13……巻
取装置、16……巻取りドラム、17……操作ハ
ンドル、19……第1ワイヤ、20……第2ワイ
ヤ、22……つめ車、23,26……渦巻きば
ね、25……ストツプレバー。
2図は、第1図のレール板上端部を一部欠切した
示す拡大正面図、第3図は、第1図のA−A線に
沿う横断面図である。 1……レール板、2……キヤリヤプレート、3
……窓ガラス、4……プーリー、8,9……固定
プーリー、11……巻取りプーリー、13……巻
取装置、16……巻取りドラム、17……操作ハ
ンドル、19……第1ワイヤ、20……第2ワイ
ヤ、22……つめ車、23,26……渦巻きば
ね、25……ストツプレバー。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ドア内に設けたほぼ上下方向を向くレール板
に、窓ガラスを支持するキヤリヤプレートを摺
動自在に装着するとともに、ドア内に設けた巻
取装置に基端部が互いに逆向きに巻取られた窓
ガラス引き上げ用のワイヤと引き下げ用のワイ
ヤとを、レール板の上下部に枢着した固定プー
リーよりキヤリヤプレートに向かつて下方及び
上方に延出し、かつキヤリヤプレートに枢着し
たプーリーをほぼ半回させることにより方向を
反転し、各端末がレール板の上部及び下部に至
るようにそれぞれ案内し、かつ引き上げ用のワ
イヤと引き下げ用のワイヤとの各端末を、レー
ル板に装着してなる自動車用窓昇降装置におい
て、 前記引き上げ用のワイヤと引き下げ用のワイ
ヤとの少なくともいずれか一方の端末を、レー
ル板に枢着した伸び吸収用の巻取りプーリーに
止着し、レール板と巻取りプーリーとの間に、
巻取りプーリーをワイヤの巻取り方向に付勢す
る付勢手段を設けるとともに、巻取りプーリー
に固着され、かつ外周部に外向きの歯を有する
つめ車と、レール板に枢着され、つめ車と噛合
することにより、つめ車のワイヤ巻取り方向と
反対方向の回転のみを阻止するストツプレバー
とからなるラチエツト機構を設けたことを特徴
とする自動車用窓昇降装置。 (2) ストツプレバーを、固定プーリーの枢軸と同
軸をもつて、レール板に枢着してなる実用新案
登録請求の範囲第(1)項に記載の自動車用窓昇降
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12024583U JPS6028178U (ja) | 1983-08-03 | 1983-08-03 | 自動車用窓昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12024583U JPS6028178U (ja) | 1983-08-03 | 1983-08-03 | 自動車用窓昇降装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6028178U JPS6028178U (ja) | 1985-02-26 |
JPH0333915Y2 true JPH0333915Y2 (ja) | 1991-07-18 |
Family
ID=30275661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12024583U Granted JPS6028178U (ja) | 1983-08-03 | 1983-08-03 | 自動車用窓昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6028178U (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5530095A (en) * | 1978-08-19 | 1980-03-03 | Gofra Entwicklung Fertigung | Device for moving pane up and down |
JPS5820885A (ja) * | 1981-07-27 | 1983-02-07 | 日本ケ−ブル・システム株式会社 | ワイヤの伸び自動吸収機構 |
JPS5894578A (ja) * | 1981-11-20 | 1983-06-04 | ブロ−ゼ−フエルヴアルツングスゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | ロ−プ式ウインドリフタ |
-
1983
- 1983-08-03 JP JP12024583U patent/JPS6028178U/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5530095A (en) * | 1978-08-19 | 1980-03-03 | Gofra Entwicklung Fertigung | Device for moving pane up and down |
JPS5820885A (ja) * | 1981-07-27 | 1983-02-07 | 日本ケ−ブル・システム株式会社 | ワイヤの伸び自動吸収機構 |
JPS5894578A (ja) * | 1981-11-20 | 1983-06-04 | ブロ−ゼ−フエルヴアルツングスゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | ロ−プ式ウインドリフタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6028178U (ja) | 1985-02-26 |
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