JPH0333267A - 熱可塑性合成繊維処理用油剤 - Google Patents

熱可塑性合成繊維処理用油剤

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JPH0333267A
JPH0333267A JP16288189A JP16288189A JPH0333267A JP H0333267 A JPH0333267 A JP H0333267A JP 16288189 A JP16288189 A JP 16288189A JP 16288189 A JP16288189 A JP 16288189A JP H0333267 A JPH0333267 A JP H0333267A
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JP
Japan
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acid
thermoplastic synthetic
ester
formula
oil
Prior art date
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Pending
Application number
JP16288189A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Suzuki
信行 鈴木
Junko Nishi
西 順子
Yasuo Ishii
石井 保夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Publication of JPH0333267A publication Critical patent/JPH0333267A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は熱可塑性合成繊維処理用油剤、特に加熱工程を
経る熱可塑性合成繊維処理用油剤に関するものである。
〔従来の技術〕
従来熱可塑性合成繊維を製造する場合、溶融紡糸法によ
り紡出した糸条を延伸するために加熱したり、性質改善
のために熱固定が行われる。
また、仮撚加工工程を経る熱可塑性台tc繊維の場合に
は形態固定のために熱処理されるのが一般的であり、タ
イヤコード糸の如き産業資材に供される合成繊維に対し
ては、高強度糸を得るために過酷な加熱条件のもとて延
伸されるのが通例である。各種製造工程において、繊維
糸条はかなりの高速で処理されることが多く、紡糸、延
伸、加工等の工程を円滑に進めることを目的として繊維
糸条に処理される処理油剤に対し、高度の耐熱性、平滑
性、制電性が要求されている。
これらの要求を満足させるために、従来から乳化剤、帯
電防止剤等と配合する潤滑剤成分として、鉱物油や高級
アルコールと脂肪酸とのエステル類、アジピン酸やセバ
シン酸等の二塩基酸とのエステル類、トリメチロールプ
ロパン、グリセリン等の多価アルコールの脂肪酸エステ
ル類が使用されてきた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、そのような従来から使用されてきている
処理油剤は良好な平滑性を示すものの、熱延伸時や仮撚
加工工程等の特に苛酷な加熱工程を経る熱可塑性合成繊
維糸条に対しては耐熱性が十分でなく、発煙して作業環
境を悪化させたり、ヒーター上でタール状物質を形成し
て糸道の汚れが顕著となり、単糸巻き付きや糸切れが発
生したりする。
その結果、円滑な延伸や仮撚加工が行えなくなり、機械
の運転を停止し、清掃してタール状物質を取り除かなけ
ればならず、工程上のトラブルを起こしたり、能率低下
をきたしていた。
更に、最近の繊維製造工程の高速化とあいまって、繊維
製造メーカーが立地している地域の環境保全(例えば、
発煙によるエアポリューションの問題等)を強化する要
請が益々強くなっており、処理用油剤のなお一層の耐熱
性向上を要することとなった。
〔課題を解決するための手段〕
そこでこの様な状況に鑑み、本発明者らは加熱工程にお
ける発煙やタール状物質の亜酸を抑えるべく鋭意検討を
重ねた結果、特定のエステル化合物を含有する合成繊維
処理用油剤を用いれば上記の問題点の生しないことを見
出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、下記一般式+11 (式中、R,、R,はそれぞれ独立に炭素数1〜4のア
ルキレン基を表す。) で表される2価アルコールと、炭素数8〜24ノ脂肪酸
とのエステルを必須成分とする熱可塑性合成繊維処理用
油剤を提供するものである。
上記エステルの原料となる2価アルコールとしては、 上記エステルの原料となる炭素数8〜24の脂肪酸とし
ては、2−エチルヘキサン酸、n−オクタン酸、カプリ
ン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、エルカ酸等
が挙げられる。脂肪酸の炭素数が8より小さい場合には
発煙防止性が不良となり、また24より大きい場合には
タール化が問題となったり、平滑性が不良となったりす
る。
本発明の前記エステルは一般式+1+で表される2価ア
ルコールと上記脂肪酸とをエステル化反応させることに
よって得られる。本発明の合成繊維処理用油剤中の該エ
ステルの含有量は特に限定されないが、20重量%以上
であることが好ましい。
本発明の熱可塑性合成繊維処理用油剤には必要に応じて
公知の潤滑剤(例えば、ラウリルオレート、オレイルオ
レートの如き脂肪族モノエステル類;ジオレイルアジペ
ート、ジオクチルフタレート、エチレングリコールジオ
レート等の二塩基酸ジエステル類及び二価アルコールジ
エステル類;トリメチロールプロパントリラウレート、
グリセリントリオレート、ペンタエリスリトールテトラ
オレートの如き多価アルコールエステル頻;トリイソス
テアリルトリメリテート等の多塩基酸エステル)や、ポ
リオキシエチレンソルビタンエステル、硬化ヒマシ油の
酸化エチレン付加物、高級アルコール酸化エチレン付加
物、高級脂肪酸酸化エチレン付加物等の乳化剤、更には
アルキルホスフェートカリ塩、オレイン酸カリ、イ旦ダ
ソリン型両性活性剤、ベタイン型両性活性剤等の帯電防
止剤を配合することができる。
斯くして得られた、本発明の熱可塑性合成繊維処理用油
剤は、常法により水中に乳化して水性エマルジョンとし
たり、低粘度の希釈溶剤に溶解してオイリングローラ一
方式、スプレー法、ノズルオイリング方式等により、繊
維糸条に対し0.2ないし2.0重量%給油される。
本発明の処理剤は耐熱性、平滑性、サイジング性に優れ
ているという特徴を有している為、これら特徴を生かし
たものであれば、糊付糸川原糸処理剤、加工糸油剤、無
糊系用油剤、トリコット用油剤、タイヤコード油剤等の
平滑剤成分としても用いることができる。
〔発明の効果〕 本発明の熱可塑性合成繊維処理用油剤で処理された熱可
塑性合成繊維は、非常に優れた強力低下防止性を示し、
熱伸延あるいは熱固定工程において160°Cないし2
50″Cに加熱されたヒータープレート上あるいはロー
ラー上でタール状物質を生成して作業能率を低下させた
りすることはない。また、潤滑性においても従来から使
用されているものと同様良好な潤滑性を示す。
〔実施例〕
以下、実施例をもって本発明を説明するが、本発明はこ
れら実施例に限定されるものではない。
実施例1 下記−形式+l[)で表されるエステル化合物のRlR
t、 Rs、 R4がそれぞれ表−1に示すようなエス
テル化合物及びエステル化合物A、Bを用いて本発明の
熱可塑性合成繊維処理用油剤1〜7を調製し、それぞれ
の耐熱性評価及び摩擦測定を以下の方法によって行った
また、比較品として表−2に示すような従来より使用さ
れている公知の収録を用いた熱可塑性合成繊維処理用油
剤8〜12を調製し、同様の試験を行った。
エステル化合物A エステル化合物B 表 「 油 剤 戒 分 】 注): *化合物C :ラウリン酸残基 (1)耐熱性試験 (i)ガードナー法による試料の色の判定SUS Fi
に直径25m5.深さ5+nmの凹みをっけ、その中に
各評価用油剤100 tiを滴下し、試料温度240 
’Cで10分間ヒータープレート上で加熱した後、ガー
ドナー法により色の判定を行う。
(ii )タール化率の測定 市販のアルミニウム皿に各評価用油剤を約0.5g採取
し、これを熱風式乾燥器に入れ、250°Cで4時間加
熱後取り出す。室温に放冷後アセトンで該アルミニウム
皿を洗浄する。
一般にアセトンに溶解しない残存試料は黒色の樹脂化し
た物質で、この量の多い程タール化率が大きい。
尚、タール化率は以下の式によって計算した。
タール化率(%)= 床取した試料の■盟(g) (2)対金属摩擦試験 評価用油剤1〜lOを、市販の1260 dのナイロン
タイヤコード糸を脱油し乾燥して得た糸に1%付着させ
、走行糸法で200°Cにおける対金属摩擦係数を測定
した。
これらの結果を表−3に示す。
箱二、藍 表−3に示す結果より、本発明の熱可塑性合成繊維処理
用油剤は比較品に比べ非常に優れた耐熱性を示し、ター
ル状物質を形成しないことがわかる。また摩擦係数、す
なわち潤滑性についても従来から使用されている油剤と
同様に良好である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記一般式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2はそれぞれ独立に炭素数1〜4
    のアルキレン基を表す。) で表される2価アルコールと、炭素数8〜24の脂肪酸
    とのエステルを必須成分とする熱可塑性合成繊維処理用
    油剤。
JP16288189A 1989-06-26 1989-06-26 熱可塑性合成繊維処理用油剤 Pending JPH0333267A (ja)

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JP (1) JPH0333267A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006306987A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 New Japan Chem Co Ltd 潤滑油
JP2006306773A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 New Japan Chem Co Ltd 脂環族二価アルコールエステル

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006306987A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 New Japan Chem Co Ltd 潤滑油
JP2006306773A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 New Japan Chem Co Ltd 脂環族二価アルコールエステル

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