JPH0332974Y2 - - Google Patents

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JPH0332974Y2
JPH0332974Y2 JP1984200597U JP20059784U JPH0332974Y2 JP H0332974 Y2 JPH0332974 Y2 JP H0332974Y2 JP 1984200597 U JP1984200597 U JP 1984200597U JP 20059784 U JP20059784 U JP 20059784U JP H0332974 Y2 JPH0332974 Y2 JP H0332974Y2
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level sensor
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Level Indicators Using A Float (AREA)
  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、液面モニタ装置、特に車両用液体タ
ンクのための液面モニタ装置に関する。
(従来技術) 一般に、自動車や建設機械用車両等の各種車両
においては、エンジン冷却水やエンジンオイルが
不足するとエンジンが著しいダメージを蒙ること
から、ラジエータのアツパタンクやエンジンオイ
ルタンク・などの各種液体タンクの液面をモニタ
する液面モニタ装置を設け、これら液体タンクの
液面が所定値以下に低下しないようにモニタして
いる。
従来では、通常各液体タンクに液面の規定レベ
ルを検出する1個のレベルセンサが設けられてい
たが、近年においてはアツパレベルを検出するア
ツパレベルセンサとアツパレベルよりも低いロア
レベルを検出するロアレベルセンサを設け、始動
点検時にはアツパレベルセンサでアツパレベルの
チエツクを行うとともに始動後にはロアレベルセ
ンサで突発的な異常による液位低下をチエツクす
るようにしたものが知られている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のように、アツパレベルセンサとロアレベ
ルセンサとを設け、これらセンサが正常に作動す
る限り特に問題はないけれども、これらセンサの
何れかに異常を来たした場合には液面が所定のレ
ベル以下に低下していなくともアラームランプに
点灯したりするが、このような場合に従来装置で
は液面を実際に調べたりセンサの機能をチエツク
してみない限りセンサ異常を発見することは出来
ないという問題が生じ、また液面が所定レベル以
下に低下したにも拘らずアラームランプに点灯さ
れないという問題が生じる。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係る液面モニタ装置は、車両用液体タ
ンクに液面のアツパレベルを検出するアツパレベ
ルセンサとアツパレベルよりも低いロアレベルを
検出するロアレベルセンサを設け、電源ON時に
はアツパレベルセンサからの信号でアツパレベル
のチエツクを行うとともにエンジン始動後ロアレ
ベルセンサからの信号でロアレベルのチエツクを
行うようにした液面モニタ装置において、上記ロ
アレベルセンサの異常を表示する為のアラーム表
示器と、アツパレベルセンサからの信号とロアレ
ベルセンサからの信号とを受け、ロアレベルセン
サからの信号とアツパレベルセンサからの信号と
が液面レベルに対して矛循する組み合わせになつ
たときにアラーム表示器に通電させる異常判定回
路とを備えたものである。
(作用) 本考案は、以上のように構成されるから、電源
ON時にはアツパレベルセンサからの信号でアツ
パレベルのチエツクを行うとともにエンジン始動
後にはロアレベルセンサからの信号でロアレベル
のチエツクを行うことが出来る。
そして、異常判定回路はアツパレベルセンサか
らの信号とロアレベルセンサからの信号とを受
け、ロアレベルセンサからの信号とアツパレベル
センサからの信号とが液面レベルに対して矛循す
る組み合わせになつたときにアラーム表示器に通
電させるので、アラーム表示器の作動からロアレ
ベルセンサの信号線の断線などの異常を知ること
が出来る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
本実施例は、本考案をホイールローダのラジエ
ータのアツパタンクの液面をモニタする液面モニ
タ装置に適用した場合の実施例であり、第1図は
液面モニタ装置の概略結線図、第2図はモニタコ
ントローラ1の回路構成図を示すものである。
第1図において、符号2はエンジンの停止中に
はOFFでエンジンの始動後にはオルタネータか
らの電流でONに切換えられるエンジン始動検出
スイツチであり、符号3はラジエータのアツパタ
ンクTの液面のアツパレベルを検出するアツパレ
ベルセンサであつて、液面がアツパレベル以上の
ときにはONまた液面がアツパレベルより低下し
たときにはOFFとなるスイツチからなり、符号
4は上記液面のロアレベルを検出するロアレベル
センサであつて、液面がロアレベル以上のときに
はONまたは液面がロアレベルより低下したとき
にはOFFとなるスイツチからなるものである。
上記エンジン始動検出スイツチ2、アツパレベ
ルセンサ3及びロアレベルセンサ4の各一端は所
定の低電位の低電位ライン10に接続され、それ
らの各他端はモニタコントローラ1の各端子2
a,3a,4aに接続され、上記低電位ライン1
0は、イグニツシヨンスイツチ6を介して直流電
源7の一端子に接続されている。
上記モニタ装置の表示器としては、アツパレベ
ルアラームランプ3A、ロアレベルアラームラン
プ4A、ロアレベルアラームブザー4B及びセン
サ異常アラームランプ8Aが設けられ、これら一
端はモニタコントローラ1の各端子3b,4b,
8bに接続され、これらの各他端は高電位ライン
20に接続され、高電位ライン20は直流電源7
の+端子に接続されている。
上記アツパレベルセンサ3とロアレベルセンサ
4は、例えば第3図に示すようなレベルセンサで
構成される。
即ち、アツパレベルセンサ3は永久磁石11a
を有するアツパフロート11とアツパリードスイ
ツチ12とからなり、ロアレベルセンサ4は永久
磁石13aを有するロアフロート13とロアリー
ドスイツチ14とからなり、上記アツパフロート
11とロアフロート13はガイド15に上下動自
在に外嵌されていて、上記アツパリードスイツチ
12は所定のアツパレベルの高さ位置に設けら
れ、上記ロアリードスイツチ14は上記アツパレ
ベルよりも低い所定のロアレベルの高さ位置に設
けられている。
上記アツパリードスイツチ12の位置でアツパ
フロート11を受止めるアツパストツパ16がガ
イド15の中段部に設けられるとともに、上記ロ
アリードスイツチ14の位置でロアフロート13
を受止めるロアストツパ17がガイド15の下端
部に設けられている。
タンクT内の液面がアツパレベル以下に低下す
るとアツパフロート11が下降してアツパストツ
パ16に受止められアツパフロート11の永久磁
石11aの磁力でアツパリードスイツチ12が
OFFとなり、またタンクT内の液面がロアレベ
ル以下に低下するとロアフロート13が下降して
ロアストツパ17に受止められロアフロート13
の永久磁石13aでロアリードスイツチ14が
OFFとなるようになつている。
但し、レベルセンサ3,4としては、上記以外
の既存の各種のレベルセンサを用いてもよいこと
は勿論である。
次に、上記モニタ装置のモニタコントローラ1
について第2図により説明する。
上記エンジン始動検出スイツチ2からの端子2
aはNANDゲート19の一方の入力端子に接続
され、アツパレベルセンサ3からの端子3aは
NANDゲート19の他方の入力端子に接続され、
NANDゲート19の出力端子はANDゲート21
の入力端子に接続され、ANDゲート21の出力
端子はアツパレベルアラームランプ3Aに接続さ
れる。
上記ロアレベルセンサ4からの端子4aはタイ
マ回路23の入力端子に接続され、タイマ回路2
3の出力端子は自己保持回路としてのR−Sフリ
ツプフロツプ24のS端子に接続され、上記フリ
ツプフロツプ24のR端子は接地され、フリツプ
フロツプ24のQ端子はANDゲート25の入力
端子に接続され、ANDゲート25の出力端子は
ロアレベルアラームランプ4A及びロアレベルア
ラームブザー4Bに接続される。
上記タイマ回路23はチヤタリング防止のため
に設けられたもので所定の設定時間T1秒間だけ
遅れて信号を出力するものである。
上記アツパレベルセンサ3やロアレベルセンサ
4のセンサ異常検出のため、上記端子3aがイン
バータ22を介してNANDゲート26の一方の
入力端子に接続されるとともに上記端子4aが
NANDゲート26の他方の入力端子に接続され、
NANDゲート26の出力端子はANDゲート27
の入力端子に接続され、ANDゲート27の出力
端子はセンサ異常アラームランプ8Aに接続され
る。
上記各種アラームランプ3A,4A,8A等の
ランプチエツクのためのライン5が高電位ライン
20からモニタコントローラ1へ接続され、その
端子5aはライン32でNANDゲート28の一
方の入力端子に接続されるとともにタイマ29と
インバータ30とが介装されたライン31で
NANDゲート28の他方の入力端子に接続され、
NANDゲート28の出力端子はANDゲート2
1,25,27の各入力端子へ接続される。
次に、上記モニタ装置の作動について説明す
る。
先ず、始動時イグニシヨンスイツチ6がONさ
れると、高電位ライン20の電圧が「H」となる
が、第4図に示すようにt=0の時点でイグニシ
ヨンスイツチ6がONされるものとすると、ライ
ン32からの出力は実線aのように「L」から
「H」へ切換えられ、ライン31からの出力は点
線bのようにタイマ29にセツトされた所定の時
間T2秒の時間遅れを伴つて「H」から「L」へ
切換えられるため、NANDゲート28の出力は
上記T2秒間だけ「L」となる。従つて、上記T2
秒間だけANDゲート21,25,27の出力が
「L」となつて各アラームランプ3A,4A,8
A及びアラームブザー4Bへ通電され、ランプチ
エツクとブザーチエツクがなされ、上記T2秒間
経過後にはNANDゲート28の出力は再び「H」
となる。
次に、上記T2秒経過後エンジンが始動してい
ない状態においてはエンジン始動検出スイツチ2
がOFFであるから端子2aの電圧は「H」とな
る。そして、タンク内液面がアツパレベルより低
下しているときにはアツパレベルセンサ3が
OFFであるため端子3aの電圧は「H」となる
からNANDゲート19の出力は「L」、ANDゲ
ート21の出力は「L」となつてアツパレベルア
ラームランプ3Aへ通電され点灯することにな
る。
但し、上記とは反対に、液面がアツパレベル以
上のときにはアツパレベルセンサ3がONで、端
子3aの電圧は「L」、NANDゲート19の出力
は「H」となり、アツパレベルアラームランプ3
Aへは通電されない。
エンジン始動後には一定条件下に液面のレベル
をチエツクすることができないので、液面のアツ
パレベルについては上記のようにエンジンが始動
していないことを条件としてチエツクするように
してある。
次に、液面がロアレベル以上のときには、ロア
レベルセンサ4がONであるため端子4aの電圧
は「L」、タイマ回路23の出力は「L」、フリツ
プフロツプ24の出力は「H」、ANDゲート25
の出力は「H」となるから、ロアレベルアラーム
ランプ4Aやロアレベルアラームブザー4Bへ通
電されることはない。
上記液面が低下して来てロアレベルより低下し
てくると、ロアレベルセンサ4がOFFとなるた
め、上記とは反対に端子4aの電圧は「H」とな
るが、この状態がタイマ回路23の設定時間T1
秒間以上継続するとタイマ回路23の出力が
「H」となり、フリツプフロツプ24の出力も
「L」に切換えられて自己保持され、ANDゲート
25の出力が「L」となるので、ロアレベルアラ
ームランプ4A及びロアレベルアラームブザー4
Bに通電される。そして、このロアレベルアラー
ムランプ4Aは、電源OFFによりリセツトされ
るまで点灯し続けロアレベルアラームブザー4B
も鳴り続けることになる。
NANDゲート26及びセンサ異常アラームラ
ンプ8Aは、アツパレベルセンサ3からの信号と
ロアレベルセンサ4からの信号を用いてアツパレ
ベルセンサ3やロアレベルセンサ4の異常を検出
するために設けたものである。
即ち、アツパレベルセンサ3が正常で液面がア
ツパレベル以上のときには、アツパレベルセンサ
3がONであるため、端子3aの電圧は「L」で
あるが、このときロアレベルセンサ4が断線して
いたり或いはロアフロート13に付着した水垢な
どにより下限位置にロツクされるような場合には
ロアレベルセンサ4がOFFであるため、端子4
aの電圧は「H」、インバータ22の出力は「H」
となることから、NANDゲート26の入力は全
て「H」となつてその出力は「L」、ANDゲート
27の出力も「L」となつて、センサ異常アラー
ムランプ8Aに通電され点灯することになる。
尚、アツパレベルセンサ3が異常でもロアレベ
ルセンサ4が正常であれば、特に大きな問題は生
じないし、またアツパレベルセンサ3とロアレベ
ルセンサ4とが両方とも同時に異常となる確率は
極めて小さくなるので、これらの場合について特
に対策を講じてもそれ程有効でなく、要はロアレ
ベルセンサ4の異常を検出できればよい。
もつとも、上記回路のみでは、例えばロアレベ
ルセンサ4が何らかの障害物で上方位置にロツク
され、液面低下とともに下降しなくなるような異
常状態を検出することはできないが、ロアレベル
センサ4の下方に第3のレベルセンサを設けれ
ば、上記同様の論理回路で検出することが出来
る。但し、タンクは常にエンジン振動も加わるの
で、上記のような異常状態は殆ど起こり得ないも
のと考えられる。
尚、上記タイマ回路23はチヤタリング防止用
に設けたものであるが、第3図においてレベルセ
ンサ3,4の周囲を仮想線で図示のように小形の
タンク33で囲繞し、このタンク33の下部に小
さな連通孔34をまた上部に空気孔35を設ける
場合には、上記連通孔34の作用でチヤタリング
を防止できるのでタイマ回路23を省略すること
が出来るし、また必要に応じてフリツプフロツプ
24を省略してもよい。
(考案の効果) 本考案においては、以上説明したように、ロア
レベルセンサの異常を表示する為のアラーム表示
器を設け、車両用液体タンクのアツパレベルセン
サからの信号とロアレベルセンサからの信号とを
受け、ロアレベルセンサからの信号とアツパレベ
ルセンサからの信号とが液面レベルに対して矛盾
する組み合わせになつたときにアラーム表示器に
通電させる異常判定回路を設けたので、ロアレベ
ルセンサの断線や水垢の付着などに起因する作動
不良などの異常状態を早期に検出して対策を講ず
ることが出来る。
このように、車両用液体タンクに設けたレベル
センサの異常を早期に検出して対策を講ずること
により、レベルセンサの異常でエンジン等を著し
く損傷するのを未然に防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
液面モニタ装置の結線図、第2図はモニタコント
ローラの回路構成図、第3図はラジエータアツパ
タンクの縦断面図、第4図はNANDゲート28
へ出力される信号の波形図である。 T……タンク、1……モニタコントローラ、3
……アツパレベルセンサ、4……ロアレベルセン
サ、8A……センサ異常アラームランプ、22…
…インバータ、26……NANDゲート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車両用液体タンクに液面のアツパレベルを検出
    するアツパレベルセンサとアツパレベルよりも低
    いロアレベルを検出するロアレベルセンサを設
    け、電源ON時にはアツパレベルセンサからの信
    号でアツパレベルのチエツクを行うとともにエン
    ジン始動後ロアレベルセンサからの信号でロアレ
    ベルのチエツクを行うようにした液面モニタ装置
    において、 上記ロアレベルセンサの異常を表示する為のア
    ラーム表示器と、 アツパレベルセンサからの信号とロアレベルセ
    ンサからの信号とを受け、ロアレベルセンサから
    の信号とアツパレベルセンサからの信号とが液面
    レベルに対して矛盾する組み合わせになつたとき
    にアラーム表示器に通電させる異常判定回路とを
    備えたことを特徴とする液面モニタ装置。
JP1984200597U 1984-12-28 1984-12-28 Expired JPH0332974Y2 (ja)

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JP1984200597U JPH0332974Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

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Publication Number Publication Date
JPS61115919U JPS61115919U (ja) 1986-07-22
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ID=30761597

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